JP2019158767A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料に含まれる対象物の数を求める測定装置を提供する。【解決手段】測定装置は、対象物の体積と個数との関係を第1の情報として記憶するメモリと、数が未知である前記対象物を含む対象物群の三次元形状を測定する形状測定装置と、計測された前記三次元形状に基づいて前記対象物群の体積を第2の情報として算出し、前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、前記対象物群に含まれる前記対象物の数を算出するプロセッサとを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、測定装置に関する。
例えば微粒子の集合といった試料に含まれる微粒子の数を測定する測定装置が知られている。その一例として、試料の画像を取得し、当該画像に含まれる微粒子の輪郭を抽出し、抽出された輪郭に基づいて微粒子の数を測定する方法が知られている。
特開2016−503489号公報
試料に含まれる対象物の数を求める測定装置を提供する。
実施形態によれば、測定装置は、対象物の体積と個数との関係を第1の情報として記憶するメモリと、数が未知である前記対象物を含む対象物群の三次元形状を測定する形状測定装置と、計測された前記三次元形状に基づいて前記対象物群の体積を第2の情報として算出し、前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、前記対象物群に含まれる前記対象物の数を算出するプロセッサとを備える。
図1は、一実施形態に係る測定システムの構成例の概略を示す図である。 図2は、測定システムの動作の一例の概略を示すフローチャートである。 図3Aは、測定ユニットによる試料の3次元情報の取得について説明するための図である。 図3Bは、測定ユニットによる試料の3次元情報の取得について説明するための図である。 図3Cは、測定ユニットによる試料の3次元情報の取得について説明するための図である。 図4Aは、比較例としての、試料の2次元画像に基づく測定の対象物の個数を求める方法について説明するための図である。 図4Bは、比較例としての、試料の2次元画像に基づく測定の対象物の個数を求める方法について説明するための図である。 図4Cは、比較例としての、試料の2次元画像に基づく測定の対象物の個数を求める方法について説明するための図である。 図4Dは、比較例としての、試料の2次元画像に基づく測定の対象物の個数を求める方法について説明するための図である。 図5は、第1の変形例に係る測定システムの構成例の概略を示す図である。 図6は、第2の変形例に係る測定システムの構成例の概略を示す図である。 図7Aは、測定の対象物である粒子が凝集して隙間が形成された試料について説明するための図である。 図7Bは、測定の対象物である粒子が凝集して隙間が形成された試料について説明するための図である。
本実施形態は、測定の対象物の総数をカウントする測定システムに関する。測定システムは、既知の大きさを有する対象物を複数含む対象物群の全体の体積を測定し、既知である対象物1個の体積で除算することで、対象物の数を算出する。対象物としては、例えば粒子であり得る。
〈システムの構成〉
図1は、本実施形態に係る測定システムの構成例の概略を示す。測定システム1は、測定装置2を備える。測定装置2は、制御ユニット10と、ステージユニット20と、測定ユニット40と、カメラ60とを備える。制御ユニット10は、測定システム1の各部の動作を制御する。ステージユニット20は、試料90が配置されるステージ21を備える。測定ユニット40は、ステージ21上の試料90の外形を計測する。カメラ60は、ステージ21上の試料90を撮影する。測定システム1は、測定装置2の外部に設けられたモニタ80を備える。モニタ80は、測定システム1の状態、及び計測結果等を表示する。
制御ユニット10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13とを備える。プロセッサ11は、例えばCentral Processing Unit(CPU)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、又はField Programmable Gate Array(FPGA)といった集積回路を含む。プロセッサ11は、1つの集積回路で構成されてもよいし、複数の集積回路が組み合わされて構成されてもよい。プロセッサ11は、ストレージ13又はプロセッサ11に記録されたプログラムに従って動作する。
メモリ12は、起動プログラム等を記録しているRead Only Memory(ROM)、及びプロセッサ11の主記憶装置として機能するRandom Access Memory(RAM)等を含む。RAMには、例えば、Dynamic RAM(DRAM)、Static RAM(SRAM)等が用いられ得る。
ストレージ13には、例えば、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、Embedded Multi Media Card(eMMC)等が用いられる。ストレージには、CPUで用いられるプログラム、パラメータ等各種情報が記録されている。ストレージ13には、測定ユニット40で計測されたデータ、カメラ60で取得された画像、及びこれらに基づく解析結果などが記録される。
制御ユニット10は、ステージユニット20の動作の制御のための演算を行う。制御ユニット10は、測定ユニット40の動作の制御のための演算、及び測定ユニット40を用いて得られたデータの解析等を行う。制御ユニット10は、カメラ60の動作の制御のための演算、及びカメラ60を用いて得られた画像の解析等を行う。制御ユニット10は、モニタ80の表示を制御する。
ステージユニット20は、ステージ21と、アクチュエータ23と、X軸ステージ25と、Y軸ステージ26と、Z軸ステージ27と、試料配置機構29とを備える。ステージ21には、上述のとおり試料90が配置される。本実施形態では、水平方向にX軸及びY軸が設定され、鉛直上向きにZ軸が設定される。後述するカメラ60は、その光軸がZ軸と一致するように設けられている。ステージユニット20は、ステージ21を移動させる機構を有する。
アクチュエータ23は、制御ユニット10の制御下で、ステージ21を測定位置31と配置位置32との間で移動させる。測定位置31は、測定ユニット40を用いた試料90の測定、及びカメラ60を用いた試料90の撮影が行われるステージ21の位置である。配置位置32は、後述する試料配置機構29を用いたステージ21上への試料90の配置が行われるステージ21の位置である。ここで、試料90は、大きさが既知である複数の粒子等を含む。
X軸ステージ25は、制御ユニット10の制御下で、ステージ21をX軸に沿って移動させる機構を有する。Y軸ステージ26は、制御ユニット10の制御下で、ステージ21をY軸に沿って移動させる機構を有する。Z軸ステージ27は、制御ユニット10の制御下で、ステージ21をZ軸に沿って移動させる機構を有する。
試料配置機構29は、配置位置32に設けられている。試料配置機構29は、図示しない試料容器と、当該試料容器に接続されたピペットとを備える。測定前に、試料は、試料容器に入れられる。試料は、ピペットを介して、配置位置32に位置するステージ21の上に配置される。
測定ユニット40は、測定の対象物の3次元形状を測定するためのユニットである。測定ユニット40は、レーザダイオード(LD)41と、第1の光学系43と、第2の光学系45と、位置検出素子であるPSDセンサ47とを備える。LD41は、制御ユニット10の制御下で、レーザ光を放射する。LD41から放射されたレーザ光は、第1の光学系43を介して、測定位置31にある試料90に照射されるように、測定ユニット40は構成されている。試料90で反射した光は、第2の光学系45を介してPSDセンサ47に入射し、PSDセンサ47で受光されるように、測定ユニット40は構成されている。
試料90のZ軸に沿った高さが異なるとき、PSDセンサ47において、レーザ光の検出位置が異なる。すなわち、PSDセンサ47を用いれば、試料90までの距離が計測され得る。言い換えると、PSDセンサ47を用いれば、試料90の表面のZ座標の情報が得られる。
測定時においては、測定ユニット40は、制御ユニット10の制御下で、X軸ステージ25及びY軸ステージ26を用いて試料90をX軸の方向及びY軸の方向に移動させる。このときに、PSDセンサ47は、検出結果を制御ユニット10へ送信する。この検出結果は、試料90の表面のZ座標に関係する情報を含む。制御ユニット10は、X軸ステージ25及びY軸ステージ26を用いて変更されたステージ21のX座標及びY座標の情報と、PSDセンサ47の検出結果とを取得する。制御ユニット10は、取得した情報に基づいて、試料90の表面形状を取得することができる。
ここでは、測定ユニット40として、LDとPSDセンサとの組み合わせを用いる場合を例として示した。しかしながらこれに限らない。測定ユニット40は、試料90の表面形状を取得できる装置であればどのようなものが用いられてもよい。例えば、PSDセンサに代えてCMOSセンサなどのセンサが用いられても、測定ユニット40は、上述の場合と同様に機能する。また、LDに限らず、各種の光源が用いられ得る。このように、光を用いた各種測定ユニットが用いられ得る。また、試料90を走査するプローブ等を用いて試料90の表面形状を測定する測定ユニットが用いられてもよい。
カメラ60は、測定位置31にある試料90を撮影して、試料90の画像を取得するように構成されている。カメラ60は、撮影ユニット61と、レンズユニット65とを備える。撮影ユニット61は、画像センサ63を有する。レンズユニット65は、レンズ66を有する。レンズユニット65は、上述のとおりレンズユニット65の光軸がZ軸に沿うように設けられている。レンズユニット65は、測定位置31にあるステージ21上の物体の像を、拡大して撮影ユニット61の画像センサ63のセンサ面に結像させる。撮影ユニット61は、画像センサ63を用いて、制御ユニット10の制御下で、ステージ21上の画像を取得する。撮影ユニット61は、取得した画像を制御ユニット10へと送信する。制御ユニット10は、画像を取得する。制御ユニット10は、取得した画像に基づいて、各種解析を行うことができる。
測定ユニット40は、カメラ60によって撮影された画像に基づいて特定された試料90の情報を用いて、試料90の三次元形状の測定を行ってもよい。例えば、測定ユニット40は、画像に基づいて特定された試料90が存在する範囲について、測定を行ってもよい。また、ステージユニット20の動作も、カメラ60によって撮影された画像を利用して行われてもよい。また、LD41とPSDセンサ47を含む測定ユニット40で計測している試料90における位置を、カメラ60によって撮影された画像に基づいて特定してもよい。この場合、試料90における計測位置を、ステージ21のX座標及びY座標の情報から得なくてもよい。
〈システムの動作〉
測定システム1の動作について説明する。ユーザは、測定の対象物を複数含む対象物群を用意する。ここで、測定の対象物の大きさは既知である。一方、対象物群が含む対象物の個数は未知である。この対象物群が試料90である。ユーザは、測定システム1を用いることで、この試料90に含まれる対象物の数を知ることができる。
対象物は、例えば粒子状である。この対象物は、例えば生体物質又は菌等を分離又は抽出するために用いられる磁性ビーズを含み得る。この場合、試料は、例えば分離又は抽出したい生体物質又は菌が結合した磁性ビーズの集合であり得る。あるいは、この対象物は、単離された菌等の微生物であり得る。試料は、微生物の集合であり得る。あるいは、この対象物は、プリンターで用いられるトナーであり得る。試料は、トナーの集合であり得る。あるいは、対象物は、その他の各種の微粒子であり得る。試料は、当該微粒子の集合であり得る。ユーザは、上記のような試料を、試料配置機構29の試料容器に入れて、測定システム1を動作させる。
図2は、測定システム1の制御ユニット10によって行われる測定時の動作の一例である。
ACT1において、制御ユニット10は、試料90に含まれる対象物の単位当たりの体積を取得し、その値をメモリ12に記憶させる。単位あたりの体積は、試料90に含まれる対象物1個の体積であり得る。制御ユニット10は、単位あたりの体積は、所定個数の対象物の体積であってもよい。対象物が抗原抗体反応を用いて微生物がビーズに固定されたものである場合、微生物とビーズとが結合したものを1個と数えて、その体積を単位あたりの体積とすることができる。
制御ユニット10は、この体積の情報をユーザによる入力から取得してもよい。この場合、制御ユニット10は、モニタ80に、単位当たりの体積を入力するように表示させる。この表示を見たユーザは、図示しない入力装置を用いて、その値を入力する。制御ユニット10は、入力された値を取得することができる。あるいは、試料90の単位あたりの体積の情報は、予めストレージ13に記録されていてもよい。この場合、制御ユニット10は、予めストレージ13に記録された体積の情報を、ストレージ13から読み出す。あるいは、試料90の単位あたりの体積の情報は、ネットワークを介して取得されてもよい。
制御ユニット10は、試料90の単位当たりの体積を、第1の情報として、メモリ12に保持する。
ACT2において、制御ユニット10は、ステージユニット20に、ステージ21をゼロ点の位置に移動させる。このとき、制御ユニット10は、測定ユニット40を用いて、ステージ21の位置を測定しながら、ステージユニット20に、ステージ21の移動を行わせてもよい。制御ユニット10は、測定ユニット40のLD41から照射されたレーザがステージ21上で焦点を結ぶように、Z軸ステージ27を動作させてもよい。
ACT3において、制御ユニット10は、ステージユニット20に、ステージ21を配置位置32へ移動させる。ACT4において、制御ユニット10は、試料配置機構29に、試料容器内の試料90をステージ21に配置させる。ACT5において、制御ユニット10は、ステージユニット20に、ステージ21を測定位置31へ移動させる。
ACT6において、制御ユニット10は、測定ユニット40を用いて、試料90に含まれる対象物の全体の体積を測定する。すなわち、制御ユニット10は、X軸ステージ25及びY軸ステージ26に、試料90が載ったステージ21をX−Y平面上で移動させる。このとき、測定ユニット40は、LD41からレーザ光を放射させ、ステージ21上で反射したレーザ光をPSDセンサ47に検出させる。測定ユニット40は、検出結果を制御ユニット10へ送信する。制御ユニット10は、取得した検出結果に基づいて、試料90の外形を3次元的に求める。制御ユニット10は、この3次元情報に基づいて、試料90に含まれる対象物の全体の体積を算出する。制御ユニット10は、算出された体積を、第2の情報として、メモリ12に保持する。
図3Aは、ステージ21上に試料90として12個の粒子が配置されている例を模式的に示す。この例の場合には、3個の粒子が一塊となっており、9つの粒子が一塊となっている。図3Bは、測定ユニット40を用いて得られる試料90の外形をステージ21の上方から見た図を模式的に示す。図3Cは、測定ユニット40を用いて得られる試料90の外形をステージ21の側面から見た図を模式的に示す。線92のような外形が検出される。これらの図に示すように、制御ユニット10は、測定ユニット40を用いることで、試料90の3次元情報を得ることができる。
ACT7において、制御ユニット10は、試料に含まれる対象物の数を算出する。この際、制御ユニット10は、第1の情報であるACT1で記憶された試料90に含まれる対象物の単位当たりの体積と、第2の情報であるACT6で記憶された対象物の全体の体積とを用いる。より具体的には、制御ユニット10は、対象物の全体の体積を、対象物1個あたりの体積で除することで、対象物の個数を算出できる。制御ユニット10は、算出した個数をストレージ13に記憶させる。制御ユニット10は、算出結果をモニタ80に表示させてもよい。
以上のようにして、測定システム1は、試料90に含まれる対象物の個数を求めることができる。
従来から、カメラ60が取得した試料90の2次元画像に基づいて、対象物の個数を求める方法が知られている。この方法では、まず画像における対象物の輪郭が特定される。次に輪郭に囲まれた物体を1つの対象物として、対象物の個数が特定される。
例えば図4Aに示すように、画像112に12個の対象物114が写っている場合を考える。図4Aの例では、対象物114は、ばらばらに存在する。このとき、画像112に対してエッジ抽出といった画像処理を行い、図4Bに示すエッジ抽出画像122が得られる。エッジ抽出画像122のように、対象物114の輪郭124は、太線で示すように特定される。輪郭124に囲まれた物体を1つの対象物とすると、対象物の個数は12個と特定される。
一方、例えば図4Cに示すように、画像132に12個の対象物114が写っている場合を考える。図4Cの例では、3個及び9個の対象物134が、それぞれ重なりあって固まって存在する。このとき、図4Dに示すエッジ抽出画像142のように、対象物134の輪郭144は、線で示すように特定される。輪郭144に囲まれた物体を1つの対象物とすると、対象物の個数は2個と特定される。
このように、2次元画像のエッジ抽出に基づいて対象物の個数を特定する場合、対象物が重なり合って存在したり、固まって存在したりすると、正しい情報が得られないことがある。これに対して、本実施形態の測定システム1のように、対象物の3次元形状に基づく体積と対象物1個の体積とに基づいて、対象物の個数を求めると、対象物が重なり合って存在したり、固まって存在したりする場合であっても、正しい情報が得られる。
例えば液体に粒子を分散させた試料について、その液体を蒸発させて取り除いたとき、粒子は凝集しやすい。本実施形態の測定システム1は、このように調製する試料の粒子数をも計測することができる。
なお、上述の図2に示した例では、制御ユニット10は、ACT2でステージ21をゼロ点の位置に移動させた後に、ACT4で試料をステージ21に配置させている。しかしながら、これに限らない。制御ユニット10は、試料をステージ21に配置させた後に、ステージ21をゼロ点の位置に移動させてもよい。
[第1の変形例]
第1の変形例について説明する。上述の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。本変形例に係る測定システム1の構成例の概略を図5に示す。本変形例に係る測定システム1は、上述の実施形態の測定システム1の構成に加えて、次の構成を有している。
LD41にはLD移動機構51が設けられている。LD移動機構51は、X軸移動機構52、Y軸移動機構53、Z軸移動機構54を備える。X軸移動機構52は、LD41をX軸に沿って移動させる。Y軸移動機構53は、LD41をY軸に沿って移動させる。Z軸移動機構54は、LD41をZ軸に沿って移動させる。
PSDセンサ47にはセンサ移動機構56が設けられている。センサ移動機構56は、X軸移動機構57、Y軸移動機構58、Z軸移動機構59を備える。X軸移動機構57は、PSDセンサ47をX軸に沿って移動させる。Y軸移動機構58は、PSDセンサ47をY軸に沿って移動させる。Z軸移動機構59は、PSDセンサ47をZ軸に沿って移動させる。
上述の実施形態の測定装置2では、測定ユニット40による試料90の3次元形状の測定にあたって、ステージユニット20が、ステージ21の位置をX−Y平面に沿って移動させている。これに対して、本変形例では、測定ユニット40による試料90の3次元形状の測定にあたって、ステージユニット20は、ステージ21を移動させない。代わりに、測定ユニット40による試料90の3次元形状の測定にあたって、LD移動機構51がLD41をX−Y平面に沿って移動させ、センサ移動機構56がPSDセンサ47をX−Y平面に沿って移動させる。LD移動機構51の動作とセンサ移動機構56の動作とは、同期する。
より詳細には、図2を参照して説明した処理が次のように変更される。ACT2において、制御ユニット10は、LD移動機構51及びセンサ移動機構56を用いて、LD41から照射されたレーザがステージ21上のゼロ点で焦点を結ぶように、LD41及びPSDセンサ47を移動させる。
ACT6において、制御ユニット10は、測定ユニット40を用いて、試料90に含まれる対象物の全体の体積を測定する。このとき、LD移動機構51及びセンサ移動機構56を用いて、LD41及びPSDセンサ47をX−Y平面上で移動させる。測定ユニット40は、LD41からレーザ光を放射し、ステージ21上で反射したレーザ光をPSDセンサ47検出する。測定ユニット40は、検出結果を制御ユニット10へ送信する。制御ユニット10は、取得した検出結果に基づいて、試料90の外形を3次元的に求める。制御ユニット10は、この3次元情報に基づいて、試料90に含まれる対象物の全体の体積を算出する。算出された体積は、メモリ12に記憶される。
なお、制御ユニット10は、ACT2でLD41及びPSDセンサ47をゼロ点の位置に移動させた後に、ACT4で試料をステージ21に配置させている。しかしながら、これに限らない。制御ユニット10は、試料をステージ21に配置させた後に、LD41及びPSDセンサ47をゼロ点の位置に移動させてもよい。
その他の動作は、上述の実施形態の場合と同様である。本変形例によっても、測定システム1は、上述の実施形態と同様に機能し、同様の効果を得ることができる。
[第2の変形例]
第2の変形例について説明する。上述の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。本変形例に係る測定システム1の構成例の概略を図6に示す。本変形例に係る測定システム1は、上述の実施形態の測定システム1の構成において、測定ユニット40の構成を欠く。
上述の実施形態の測定装置2では、試料90の対象物の体積の計測に測定ユニット40が用いられている。これに対して本変形例では、体積の測定にカメラ60が用いられる。本変形例では、制御ユニット10は、Z軸ステージ27を用いてステージ21をZ軸に沿って移動させながら、複数の試料90の画像を取得する。制御ユニット10は、これらの画像において、試料90の対象物の輪郭に焦点が合っている画像を特定する。制御ユニット10は、その画像が得られた際のステージ21のZ軸方向についての位置情報を特定する。焦点が合っている輪郭の位置とそのZ軸位置とに基づけば、制御ユニット10は、対象物の形状を特定できる。制御ユニット10は、対象物の形状に基づいて、対象物の体積を特定することができる。その他の動作は、上述の実施形態の場合と同様である。
ここでは、合焦位置変更機構の一例として、ステージ21のZ軸位置を変更することで、画像センサ63に焦点を結ぶ被写体の位置を変更させる例を示した。しかしながら、画像センサ63に焦点を結ぶ被写体の位置を変更させる合焦位置変更機構は他の構成を有していてもよい。例えば、レンズユニット65の焦点調整用のレンズを移動させて、レンズユニット65の光学系の焦点位置が変更されてもよい。また、カメラ60のZ軸位置が変更されてもよい。
本変形例によっても、測定システムは、上述の実施形態と同様に機能し、同様の効果を得ることができる。
第1の変形例及び第2の変形例のように、試料90の対象物の3次元形状の測定には、どのような方法が用いられてもよい。すなわち、測定装置2は、試料90の3次元形状を測定できる形状測定装置を有していればよい。上述の実施形態では、測定ユニット40とステージユニット20とが、形状測定装置として機能する。第1の変形例では、測定ユニット40とLD移動機構51とセンサ移動機構56とステージユニット20とが、形状測定装置として機能する。第2の変形例では、カメラ60とステージユニット20とが、形状測定装置として機能する。
なお、図7Aのように対象物である粒子が凝集した試料90を考える。図7Bは、図7Aに示した切断線における断面図である。図7Bに示すように、第1の粒子191と第2の粒子192と第3の粒子193との間には、隙間196が存在する。ACT1で設定される試料90に含まれる対象物の単位当たりの体積として、対象物同士が接触した際にできる隙間が考慮された1個の体積が設定されるとよい。図7Bには横断面を示したが、もちろん縦断面を見ても隙間は存在する。隙間の体積は3次元的に考慮されるべきである。例えば、対象物の形状が定まっていれば、対象物が凝集したときにできる隙間も定まり得る。この隙間の体積を、隙間を形成する対象物の個数で割ることで対象物1個あたりの隙間の体積が得られる。得られた値を用いることで、隙間が考慮された対象物1個の体積が得られる。このような設定により、試料に含まれる対象物の数の算出の精度はより向上する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…測定システム、2…測定装置、10…制御ユニット、11…プロセッサ、12…メモリ、13…ストレージ、20…ステージユニット、21…ステージ、23…アクチュエータ、25…X軸ステージ、26…Y軸ステージ、27…Z軸ステージ、29…試料配置機構、31…測定位置、32…配置位置、40…測定ユニット、41…LD、43…第1の光学系、45…第2の光学系、47…PSDセンサ、51…LD移動機構、52…X軸移動機構、53…Y軸移動機構、54…Z軸移動機構、56…センサ移動機構、57…X軸移動機構、58…Y軸移動機構、59…Z軸移動機構、60…カメラ、61…撮影ユニット、63…画像センサ、65…レンズユニット、66…レンズ、80…モニタ。

Claims (5)

  1. 対象物の体積と個数との関係を第1の情報として記憶するメモリと、
    数が未知である前記対象物を含む対象物群の三次元形状を測定する形状測定装置と、
    計測された前記三次元形状に基づいて前記対象物群の体積を第2の情報として算出し、前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて、前記対象物群に含まれる前記対象物の数を算出するプロセッサと
    を備える測定装置。
  2. 前記形状測定装置は、
    前記対象物群を含む試料が配置されるように構成されたステージと、
    前記ステージの上に配置された前記対象物群までの距離を測定するように構成された、光を前記対象物群に照射する光源と前記対象物群からの光を受光するセンサとを含む測定ユニットと
    前記ステージを移動させるステージユニットと前記測定ユニットを移動させる移動機構とのうち少なくとも何れか一方と、
    を備え、
    前記三次元形状は、前記距離と、前記ステージ又は前記測定ユニットの位置とに基づいて算出される、
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記形状測定装置は、
    前記対象物群を含む試料が配置されるように構成されたステージと、
    前記ステージの上に配置された前記対象物群までの距離を測定するように構成された、光を前記対象物群に照射する光源と前記対象物群からの光を受光するセンサとを含む測定ユニットと
    前記ステージを移動させるステージユニットと前記測定ユニットを移動させる移動機構とのうち少なくとも何れか一方と、
    前記対象物群の画像を取得するように構成された光学系及び画像センサを有するカメラと
    を備え、
    前記三次元形状は、前記距離と、前記画像から特定されると前記対象物群の位置とに基づいて算出される、
    請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記形状測定装置は、
    前記対象物群の画像を取得するように構成された光学系及び画像センサと、
    前記画像センサに焦点を結ぶ被写体の位置を変更させる合焦位置変更機構と
    を備え、
    前記三次元形状は、前記画像と前記画像センサに焦点を結ぶ被写体の位置とに基づいて算出される、
    請求項1に記載の測定装置。
  5. 前記第1の情報は、凝集した前記対象物の塊に含まれる隙間が考慮された値である請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の測定装置。
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