JP2019158161A - 砕氷装置及び冷蔵庫 - Google Patents

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裕也 生田
貴博 堀
Takahiro Hori
貴博 堀
香菜子 市毛
Kanako Ichige
香菜子 市毛
佑介 中西
Yusuke Nakanishi
佑介 中西
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Abstract

【課題】氷を、鋭利な部材を用いることなく、効率よく破砕できる砕氷装置を提供する。【解決手段】砕氷装置は、回転軸Jを中心に回転し、回転軸Jに対して放射方向へ延びる回転砕氷体42を有する回転部と、回転軸Jが通り、回転部を収納する開口部52を有し、開口部52の内周面52aに、回転軸Jに向かって延びる固定砕氷体54を有する固定部とを備える。回転砕氷体42は、その回転砕氷体42が延びる方向に垂直な方向で、回転部の回転方向Y1の向きに突出する第1突出部43を有する。固定砕氷体54は、その固定砕氷体54が延びる方向に垂直な方向で、回転部の回転方向Y1の向きと反対の向きに突出する第2突出部55を有する。第1突出部43と第2突出部55は、平面又は凸曲面の先端面を有し、氷を挟み込んで破砕する。【選択図】図2

Description

本発明は、砕氷装置及び砕氷装置を備える冷蔵庫に関する。
氷を製造する製氷機は、一般に、一定の大きさの氷を製造する。そこで、製氷機が製造した氷よりも小さな氷が必要とされる場合、製氷機が製造した氷を、砕氷装置によって、所望の大きさの氷に粉砕する。
例えば、特許文献1は、鋭利な回転刃と櫛形の固定刃によって、氷を挟んで粉砕する砕氷機を開示している。
特開平7−248169号公報
特許文献1の砕氷機では、氷を破砕するために、鋭利な回転刃を用いなければならない。さらに、回転刃と氷が線状に接触するので、氷に十分な力が加わらず、氷を効率的に破砕できないという課題もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、氷を、鋭利な部材を用いることなく、効率よく破砕できる砕氷装置を提供することを目的としている。
本発明に係る砕氷装置は、回転軸を中心に回転し、回転軸に対して放射方向へ延びる回転砕氷体を有する回転部と、回転軸が通り、回転部を収納する開口部を有し、開口部の内周面に、回転軸に向かって延びる固定砕氷体を有する固定部とを備える。回転砕氷体は、その回転砕氷体が延びる方向に垂直な方向で、回転部の回転方向の向きに突出する第1突出部を有する。固定砕氷体は、その固定砕氷体が延びる方向に垂直な方向で、回転部の回転方向と反対の向きに突出する第2突出部を有する。第1突出部と第2突出部は、平面又は凸曲面の先端面を有し、氷を挟み込んで破砕する。
本発明によれば、氷を挟み込んで破砕する第1突出部と第2突出部が、平面又は凸曲面の先端面を有するので、氷を、鋭利な部材を用いることなく効率よく破砕できる。
本発明の実施の形態1に係る砕氷装置の要部を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る砕氷部を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る砕氷部を示す正面図 図2に示された砕氷軸部と回転砕氷体と固定砕氷体とを左方向から見た図 本発明の実施の形態1に係る、回転軸方向から見て回転砕氷体と固定砕氷体が重なった状態における、回転砕氷体と固定砕氷体の並びを示す模式図 本発明の実施の形態1に係る氷の大きさを示す模式図 本発明の実施の形態1に係る、回転砕氷体と固定砕氷体との間に進入した氷を示す模式図 本発明の実施の形態1に係る氷の破砕を示す模式図 本発明の実施の形態1に係る破砕された氷の排出を示す模式図 本発明の実施の形態1、2に係る第1突出部と第2突出部の形状を示す模式図 本発明の実施の形態2に係る第1突出部と第2突出部の形状を示す模式図 本発明の実施の形態2に係る第1突出部と第2突出部の形状を示す模式図 本発明の実施の形態3に係る回転部を示す斜視図 本発明の実施の形態4に係る回転部を示す斜視図 本発明の実施の形態5に係る冷蔵庫を示す正面図 本発明の実施の形態6に係る冷蔵庫を示す斜視図 本発明に係る固定砕氷体の変形例を示す模式図 本発明に係る第1突出部の変形例を示す模式図
以下、本発明の実施の形態に係る砕氷装置と冷蔵庫について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1〜9を参照して、本発明の実施の形態1に係る砕氷装置1を説明する。図1に示すように、砕氷装置1は、製氷された氷Aを貯める貯氷部10と、貯氷部10に貯蔵されている氷Aを移送する移送部20と、移送部20と後述する回転部40とを回転させる駆動部30と、回転部40と固定部50とを有し、移送部20が移送した氷Aを破砕する砕氷部60と、を備える。砕氷装置1は、図示しない筐体に収容される。筐体は、氷を投入するための投入口と、砕氷装置1が破砕した氷を排出するための排出口とを備える。なお、理解を容易にするために、図1の手前方向を砕氷装置1の前方、奥方向を砕氷装置1の後方とし、図1の上下方向を砕氷装置1の上下方向、図1の左右方向を砕氷装置1の左右方向、として説明する。
貯氷部10は、例えば合成樹脂製である。貯氷部10は、上方と前方とが開放された箱型状に形成される。ユーザによりアイススコップですくわれた氷Aが、貯氷部10の上方に形成された開放部から貯氷部10内に投入され、貯氷部10に貯められる。また、貯氷部10内の氷Aは、移送部20によって、貯氷部10の前方に形成された開放部から、砕氷部60の回転部40と固定部50との間に移送される。
移送部20は、移送軸部21と、移送軸部21に取り付けられた螺旋羽根22とを有する。移送部20の移送軸部21は、例えば金属製である。移送軸部21は、棒状であり、前後方向の長さが貯氷部10の前後方向の長さよりも長い。移送軸部21は、貯氷部10の後壁10aに形成された図示しない挿通孔を挿通する。移送軸部21の貯氷部10の後壁10aから突出した一端は、連結具32を介して、駆動部30の回転軸Jを中心に回転する駆動軸31に連結される。これにより、移送軸部21は、回転軸Jを中心に回転する。また、移送軸部21の他端は、貯氷部10から前方へ突出する。移送軸部21の貯氷部10の前方へ突出した他端は、砕氷部60の回転部40に連結する。
移送部20の螺旋羽根22は、例えば合成樹脂製である。螺旋羽根22は、移送軸部21が前方から見て反時計方向に、すなわち、図1の回転方向Y1の方向に回転した場合に、前方へと移動する螺旋形状を有している。これにより、移送部20は、回転方向Y1の方向に回転して、貯氷部10に貯蔵されている氷Aを、砕氷部60の回転部40と固定部50との間に移送する。
図1に示すように、砕氷部60は、回転軸Jを中心に回転方向Y1の方向に回転する回転部40と、回転軸Jが通り回転部40を収納する開口部52を有する固定部50と、を有する。
砕氷部60の回転部40は、固定部50の開口部52に収納される。回転部40は、図1に示すように、砕氷軸部41と回転砕氷体42とを有する。砕氷軸部41は、例えば、合成樹脂製である。砕氷軸部41は、図2に示すように、円柱体である。砕氷軸部41は、一方の底面において、移送部20の移送軸部21に連結する。これにより、回転部40は、駆動部30によって、移送部20の移送軸部21と共に、回転軸Jを中心に回転方向Y1の方向に回転する。
回転砕氷体42は、例えば金属製であり、回転軸Jを中心に回転方向Y1の方向に回転する。回転砕氷体42は、砕氷軸部41の外周面41aに設けられる。回転砕氷体42は、回転軸Jに対して放射方向へ延びる。また、回転砕氷体42は、その回転砕氷体42が延びる方向に垂直な方向で、回転部40の回転方向Y1の向きに突出する第1突出部43を有する。本実施の形態では、図2に示すように、3つの回転砕氷体42が、回転軸J方向に一列に等間隔に並んで、外周面41aに設けられている。また、回転砕氷体42は、回転軸Jに対して放射方向へ延びる、面取りされた直方体であり、回転方向Y1に対して垂直で回転方向Y1に位置する面42aに、半球状の第1突出部43を有している。
本実施の形態では、図3に示すように、2つの第1突出部43が、間隔L1で回転砕氷体42が延びる方向に並んで、設けられる。第1突出部43と後述する固定部50の固定砕氷体54の第2突出部55は、氷Aを挟み込んで破砕する。第1突出部43は、半球形であるので、鋭利ではなく、また、氷Aに狭い面積の領域で接触して、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができる。したがって、第1突出部43は効率よく氷Aを破砕できる。なお、第1突出部43の間隔L1については、後述する。
砕氷部60の固定部50は、図1に示すように、回転軸Jが通り回転部40を収納する開口部52を有する固定筐体51と、開口部52に設けられる固定砕氷体54とを、有する。
固定筐体51は、例えば合成樹脂製である。固定筐体51は、図2に示すように、開口部52を有する筒状体である。具体的には、固定筐体51は、回転軸Jに垂直な断面において、外周が四角形、内周が円形の筒状体である。また、破砕された氷を筐体に排出する排出開口53が、固定筐体51の下面に設けられている。固定筐体51は、開口部52の中心軸を回転軸Jに一致させ、開口部52と貯氷部10の前方に形成された開放部との位置を合わせた状態で、貯氷部10に接続される。これにより、回転軸Jは、開口部52を通り、固定筐体51は、移送部20の移送軸部21に連結する回転部40を開口部52に収容できる。また、移送部20によって移送された氷Aが、回転部40と固定部50との間に移送される。
固定砕氷体54は、例えば金属製である。固定砕氷体54は、図2に示すように、開口部52の内周面52aに設けられる。また、固定砕氷体54は、回転軸J方向、例えば砕氷装置1の前方から見て、開口部52の内周面52aから回転軸Jに向かって延びる。固定砕氷体54は、その固定砕氷体54が延びる方向に垂直な方向で、回転部40の回転方向Y1と反対の向きに突出する第2突出部55を有する。本実施の形態では、図2に示すように、3つの固定砕氷体54が回転軸J方向に等間隔に並んだ列が、内周面52aに、90°間隔で4列、設けられている。また、固定砕氷体54は、回転軸Jに向かって延びる、面取りされた直方体である。固定砕氷体54は、回転方向Y1に対して垂直で回転方向Y1と反対方向に位置する面54bに、半球状の第2突出部55を有している。
本実施の形態では、図3に示すように、2つの第2突出部55が、間隔L2で固定砕氷体54が延びる方向に並んで、設けられる。第2突出部55と回転砕氷体42の第1突出部43は、氷Aを挟み込んで破砕する。第2突出部55は、第1突出部43と同様に、半球形であるので、鋭利ではなく、また、氷Aに狭い面積の領域で接触して、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができ、効率よく氷Aを破砕できる。
ここで、回転砕氷体42と固定砕氷体54の位置関係と、第1突出部43の間隔L1と第2突出部55の間隔L2について、説明する。
まず、回転砕氷体42と固定砕氷体54の位置関係を説明する。本実施の形態では、図4に示すように、固定砕氷体54は回転砕氷体42の回転軌跡CT上に位置しない。これにより、回転部40は、回転砕氷体42を固定部50の固定砕氷体54に衝突させずに回転できる。また、回転砕氷体42と固定砕氷体54は、回転軸J方向から見て、回転砕氷体42と固定砕氷体54が重なった状態において、回転軸J方向に、互いに隣接する位置に並べられる。具体的には、回転砕氷体42と固定砕氷体54は、回転軸J方向から見て、回転砕氷体42と固定砕氷体54が重なった状態において、図5に示すように、回転軸J方向に交互に並べられる。これにより、第1突出部43と第2突出部55が、氷Aを挟み込むことができる。
次に、図3に戻り、第1突出部43の間隔L1と第2突出部55の間隔L2を説明する。第1突出部43の間隔L1は、氷Aの大きさより狭いことが好ましい。これにより、複数の第1突出部43が氷Aに容易に接触し、氷Aをより確実に破砕できる。また、第2突出部55の間隔L2も、第1突出部43の間隔L1と同様に、氷Aの大きさより狭いことが好ましい。これにより、氷Aをより確実に破砕できる。なお、氷Aの大きさとは、氷Aが概ね多面体であれば最も短い辺の長さを、氷Aが概ね球形であれば直径を、氷Aが概ね楕円体であれば短軸直径を指す。例えば、氷Aが、図6に示すように、上面における短辺の長さa1、上面における長辺の長さa2、下面における短辺の長さa3、下面における長辺の長さa4、斜辺の長さa5の四角錐台であり、a4>a3>a5>a2>a1である場合、氷Aの大きさはa1となる。
図1に戻り、駆動部30はモータである。駆動部30は、連結具32を介して移送部20に連結し、回転軸Jを中心に回転する駆動軸31を有する。駆動部30は、図示しない操作ボタンが押圧されている間、駆動軸31を回転方向Y1の方向に回転させる。これにより、連結具32を介して連結された移送部20と、移送部20に連結された回転部40とを、回転軸Jを中心に、回転方向Y1の方向に回転させることができる。
次に、上記の砕氷装置1によって氷Aを破砕する一連の流れを説明する。
まず、ユーザによって、製氷機で製氷された氷Aが貯氷部10に投入される。投入された氷Aは、砕氷装置1が操作されるまで貯氷部10内に貯められる。
次に、ユーザによって図示しない操作ボタンが押圧されることにより、駆動部30の駆動軸31が、回転軸Jを中心に回転方向Y1の方向に回転すると共に、移送部20と回転部40が、回転軸Jを中心に回転方向Y1の方向に回転する。移送部20の回転に伴い前方へと移動する螺旋羽根22は、貯氷部10内の氷Aを前方へと移動させ、氷Aを回転部40と固定部50との間に移送する。
次に、図7〜9を参照して、氷Aの破砕を説明する。回転部40と固定部50との間に移送された氷Aは、図7に示すように、回転軸J方向から見て、回転砕氷体42と固定砕氷体54との間に進入する。回転砕氷体42と固定砕氷体54との間に進入した氷Aは、図8に示すように、回転部40の回転により、第1突出部43と第2突出部55に挟み込まれ破砕される。これにより、破砕された氷Bが生成される。破砕された氷Bは、図9に示すように、排出開口53から排出される。これらの工程が繰り返されて、破砕された氷Bが、次々と生成され、排出開口53から排出される。
ユーザが操作ボタンから指を離すと、駆動部30は停止する。これにより、移送部20による氷Aの移送と、回転部40と固定部50による氷Aの破砕とが停止する。
このように、ユーザは、砕氷装置1に氷を投入し、必要な量の破砕された氷Bが排出されるまで操作ボタンを押圧する。操作ボタンを押圧している最中に、貯氷部10内の氷がなくなった場合には、貯氷部10に氷Aをさらに投入して、再度操作ボタンを押圧すればよい。
以上のように、本実施の形態の砕氷装置1は、半球形の第1突出部43と第2突出部55が氷Aを挟み込んで破砕するので、鋭利な部材を用いることなく、氷Aを破砕できる。また、氷Aと、第1突出部43と第2突出部55とが接触する面積が狭くなるので、砕氷装置1は、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができ、より小さな力で、効率よく氷Aを破砕できる。したがって、駆動部30に出力の小さなモータを用いることができ、より安価な砕氷装置1を提供できる。
さらに、駆動部30の駆動軸31が、移送部20の移送軸部21と回転部40の砕氷軸部41に連結しているので、砕氷装置1は、移送部20による回転部40と固定部50との間への氷Aの移送と、第1突出部43と第2突出部55による氷Aの破砕と、破砕された氷Bの排出とを並行して行うことができる。これにより、前動作が完了していないために次動作を行うことができないといった事態を避けられ、砕氷装置1は、氷Aを効率よく破砕できる。また、氷Aの移送と破砕が、1つの駆動部30によって行われるので、砕氷装置1に複数の駆動部を設ける必要がなく、砕氷装置1の構成を簡素化できる。これにより、砕氷装置1の製造コストを抑制できる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、第1突出部43と第2突出部55の形状は半球形であるが、第1突出部43と第2突出部55の形状は、半球形に限られない。
第1突出部43と第2突出部55は、先端面43a、55aが平面又は凸曲面で、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができる形状であればよい。第1突出部43と第2突出部55の先端面43a、55aが平面又は凸曲面であるので、第1突出部43と第2突出部55の先端は鋭利ではなく、また、第1突出部43と第2突出部55は、氷Aに局所的に高い応力を作用させることにより、より小さな力で、効率よく氷Aを破砕できる。
具体的には、第1突出部43と第2突出部55は、図10に示す半球形の他に、図11に示す四角錐台、円錐台等の錐台形状、三角柱、四角柱等の柱形状であってもよい。さらに、第1突出部43と第2突出部55は、図12に示すように、先端が丸められた錐形状であってもよい。
また、第1突出部43と第2突出部55の先端面43a、55aが凸曲面である場合、凸曲面の曲率半径は、2.5mm以上であることが好ましい。さらに、第1突出部43と第2突出部55の形状は、ユーザが先端に触れた場合に、先端に掛かる力が分散される、半球形、錐台形状、先端が丸められた錐形状等が好ましい。これらにより、例えば、ユーザの指の引っかかりを防ぐことができる。
実施の形態3.
実施の形態1においては、回転砕氷体42は第1突出部43を有するが、回転砕氷体42は他の構成を有してもよい。
本実施の形態においては、図13に示すように、回転砕氷体42は、第1突出部43と第3突出部45とを有する。その他の構成は、実施の形態1の砕氷装置1と同様である。
本実施の形態における第1突出部43は、実施の形態1の第1突出部43と同様に、半球形であり、回転砕氷体42が延びる方向に垂直な方向で、回転部40の回転方向Y1の向きに突出する。具体的には、2つの半球形の第1突出部43が、回転砕氷体42の面42aに、間隔L1で回転砕氷体42が延びる方向に並んで設けられる。また、第1突出部43と固定砕氷体54の第2突出部55が、回転部40の回転によって、氷Aを挟み込んで破砕する。
第3突出部45は、半球形であり、回転軸J方向に突出する。具体的には、2つの半球形の第3突出部45が、回転砕氷体42の回転軸Jに対して垂直な面42c、42dに回転砕氷体42が延びる方向に並んで設けられる。なお、第3突出部45は、半球形であるので、凸曲面の先端面45aを有している。
第3突出部45と固定砕氷体54の第2突出部55は、第1突出部43と固定砕氷体54の第2突出部55と同様に、回転部40の回転によって、氷Aを挟み込んで粉砕する。
半球形の第1突出部43と第3突出部45は、鋭利ではなく、また、氷Aに狭い面積の領域で接触して、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができ、効率よく氷Aを破砕できる。
また、第1突出部43と第2突出部55と、第3突出部45と第2突出部55とが氷Aを破砕するので、砕氷装置1は、より効率よく氷Aを破砕できる。さらに、第3突出部45が、回転軸J方向に突出し、固定砕氷体54の第2突出部55と共に氷Aを破砕するので、回転軸J方向に並ぶ回転砕氷体42の間隔と、回転軸J方向に並ぶ固定砕氷体54の間隔とを広くし、回転砕氷体42と固定砕氷体54の数を減らすこともできる。これにより、砕氷装置1の製造コストを抑制できる。なお、第3突出部45の間隔は、第1突出部43の間隔L1と同様に、氷Aの大きさより狭いことが好ましい。
実施の形態4.
実施の形態1においては、回転砕氷体42は面取りされた直方体であるが、回転砕氷体42は他の形状であってもよい。また、回転砕氷体42の第1突出部43は環状であってもよい。
本実施の形態においては、図14に示すように、回転砕氷体42は円柱形である。また、第1突出部43は、円環状であり、回転砕氷体42が延びる方向から見て回転砕氷体42の全周に突出し、先端面43aは凸曲面となっている。その他の構成は、実施の形態1の砕氷装置1と同様である。
第1突出部43の先端面43aが凸曲面であるので、第1突出部43は鋭利ではない。また、第1突出部43は、氷Aに狭い面積の領域で接触するので、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができ、小さな力で、効率よく氷Aを破砕できる。
さらに、第1突出部43は、回転砕氷体42が延びる方向から見て回転砕氷体42の全周に突出しているので、第1突出部43と第2突出部55は、氷Aをより容易に挟み込むことができ、より効率よく氷Aを破砕できる。また、第1突出部43は、回転軸J方向に突出することになるので、実施の形態3と同様に、回転砕氷体42の間隔と固定砕氷体54の間隔とを広くし、回転砕氷体42と固定砕氷体54の数を減らすこともできる。これにより、砕氷装置1の製造コストを抑制できる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4の砕氷装置1は単独で使用される独立した装置であるが、砕氷装置1は他の装置に組み込まれて使用されてもよい。本実施の形態においては、実施の形態1の砕氷装置1を備える冷蔵庫100を、図15を参照して説明する。なお、発明の理解を容易にするために、図15の上下方向を冷蔵庫100の上下方向、左右方向を冷蔵庫100の左右方向として説明する。
冷蔵庫100は、図15に示すように、複数の空間に区分けされた箱形状の断熱筐体101を備える。冷蔵庫100は、区分けされた最も上方の空間に冷蔵室110を有し、冷蔵室110の下に左右に並んで配置された空間に製氷室120及び切替室130を有する。冷蔵庫100は、その他に、野菜室140と冷凍室150とを有する。また、操作パネル111が冷蔵室110の一方の扉に設けられる。操作パネル111は、砕氷装置1を動作させる図示しない操作ボタン、各室の温度情報と設定温度を表示する図示しない表示パネル等を有している。
製氷室120は、引き戸式の製氷室扉121を備える。実施の形態1の砕氷装置1と製氷機160が、製氷室120の内部に、左右に並んで配置される。また、砕氷装置1の下方に、砕氷装置1により破砕された氷Bを貯める貯氷ボックス180が、配置される。
ユーザは、製氷機160によって製氷された氷Aより小さな氷を必要とする場合、氷Aをアイススコップですくい、砕氷装置1の貯氷部10に投入する。そして、ユーザは、操作パネル111の砕氷装置1を動作させる操作ボタンを押下して、砕氷装置1を動作させる。これにより、砕氷装置1により破砕された氷Bが、貯氷ボックス180に排出され、貯められる。
以上のように、砕氷装置1は冷蔵庫100に組み込まれて使用される。また、砕氷装置1を製氷室120に配置することにより、貯氷ボックス180に貯められた氷Bの溶解を防ぐことができる。
実施の形態6.
砕氷装置1を備える冷蔵庫の種類は、実施の形態5の冷蔵庫100に限定されない。また、氷Aは、ユーザによらず、製氷機から砕氷装置1の貯氷部10に投入されてもよい。本実施の形態においては、実施の形態1の砕氷装置1を備える冷蔵庫200を、図16を参照して説明する。なお、発明の理解を容易にするために、図16の手前方向を冷蔵庫200の前方、奥方向を冷蔵庫200の後方とし、上下方向を冷蔵庫200の上下方向、左右方向を冷蔵庫200の左右方向として説明する。
冷蔵庫200は、冷凍室210と冷蔵室220が左右に並んで配置されているサイドバイサイド(Side by Side)方式の冷蔵庫である。本実施の形態では、冷凍室210が冷蔵庫200の左側に設けられ、冷蔵室220と野菜室230が冷蔵庫200の右側に設けられている。また、冷凍室210は冷凍室扉211を、冷蔵室220は冷蔵室扉221を、野菜室230は野菜室扉231を備えている。
実施の形態1の砕氷装置1と製氷機240が、冷凍室210に配置される。本実施の形態では、砕氷装置1が製氷機240の下方に配置され、製氷機240で製氷された氷Aが、砕氷装置1の貯氷部10に落下して貯氷部10に投入され、貯氷部10に貯められる。なお、貯氷部10に投入された氷Aの量は、図示しない検氷レバーにより検出可能であり、氷Aが貯氷部10から溢れることを防止できる。
操作パネル212と、破砕された氷Bが砕氷装置1から供給されるブース213とが、冷凍室扉211の外面に設けられる。操作パネル212は、砕氷装置1を動作させる図示しない操作ボタン、各室の温度情報と設定温度を表示する図示しない表示パネル等を有する。
ユーザは、製氷機240によって製氷された氷Aより小さな氷を必要とする場合、容器をブース213に載置し、操作パネル212の操作ボタンを押圧する。これにより、砕氷装置1が動作して、砕氷された氷Bが容器に供給される。したがって、ユーザは、操作パネル212の操作ボタンを押下する操作のみによって、砕氷された氷Bを得ることができる。
以上、本発明の複数の実施の形態を説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、移送部20は、螺旋羽根22により氷Aを移送する構成に限定されない。移送部20は、例えば、ベルトコンベヤにより氷Aを移送してもよい。
また、砕氷軸部41は円柱体に限られず、四角柱、六角柱等であってもよい。砕氷軸部41に設けられる回転砕氷体42の数は、任意であり、1個であってもよい。
回転砕氷体42の形状は、直方形、円柱形に限らず任意である。例えば、回転砕氷体42は六角柱であってもよい。さらに、実施の形態1〜4の回転砕氷体42は、回転軸J方向に一列に並んでいるが、回転砕氷体42は、回転軸Jに沿って放射状に配列されてもよい。
固定砕氷体54の形状は、直方形に限らず、任意である。固定砕氷体54は、円柱形、六角柱等であってもよい。また、固定砕氷体54の列の数は、4列に限らず任意である。さらに、固定砕氷体54は、1つであってもよい。固定砕氷体54は、図17に示すように、回転軸J方向に突出する半球形の第4突出部56を有してもよい。第4突出部56は、凸曲面の先端面56aを有し、回転砕氷体42の第1突出部43又は第3突出部45と共に氷Aを挟み込んで、氷Aを破砕する。これにより、砕氷装置1は、より効率よく氷Aを破砕できる。さらに、回転砕氷体42の間隔と固定砕氷体54の間隔とを広くし、回転砕氷体42と固定砕氷体54の数を減らすこともできる。
第2突出部55は、第1突出部43と同様に、環状であってもよい。なお、環状とは、始点と終点が一致するループ状を意味し、円環状に限定されない。さらに、第1突出部43と第2突出部55は、突条状であってもよい。例えば、第1突出部43は、図18に示すように、円柱形の回転砕氷体42の周方向に延び、突出方向の断面が円弧状の突条であってもよい。
第3突出部45と第4突出部56は、第1突出部43と第2突出部55と同様に、先端面45a、56aが平面又は凸曲面で、氷Aに局所的に高い応力を作用させることができる形状であればよい。具体的には、第3突出部45と第4突出部56は、錐台形状、柱形状、先端が丸められた錐形状等であってもよい。これにより、砕氷装置1は、鋭利な部材を用いることなく、より小さな力で、より効率よく氷Aを破砕できる。
第1突出部43と第2突出部55と第3突出部45と第4突出部56の数は、任意であり、1個であってもよい。また、第1突出部43と第2突出部55と第3突出部45と第4突出部56の形状は、互いに異なっていてもよい。さらに、実施の形態1〜4において、各突出部は一列に並んでいるが、各突出部は、複数列に並んでもよく、さらに、例えば千鳥配置に配列されてもよい。
実施の形態1において、氷Aは、ユーザによって砕氷装置1の貯氷部10に投入されるが、製氷機によって製氷された氷Aが、貯氷部10に落下して投入される構成としてもよい。また、実施の形態5、6では、実施の形態1の砕氷装置1が冷蔵庫100、200に備えられているが、実施の形態2〜4の砕氷装置1が冷蔵庫100、200に備えられてもよい。さらに、冷蔵庫100、200における砕氷装置1の配置は、任意である。
1 砕氷装置、10 貯氷部、10a 後壁、20 移送部、21 移送軸部、22 螺旋羽根、30 駆動部、31 駆動軸、32 連結具、40 回転部、41 砕氷軸部、41a 外周面、42 回転砕氷体、42a,42c,42d 面、43 第1突出部、43a 先端面、45 第3突出部、45a 先端面、50 固定部、51 固定筐体、52 開口部、52a 内周面、53 排出開口、54 固定砕氷体、54b 面、55 第2突出部、55a 先端面、56 第4突出部、56a 先端面、60 砕氷部、100 冷蔵庫、101 断熱筐体、110 冷蔵室、111 操作パネル、120 製氷室、121 製氷室扉、130 切替室、140 野菜室、150 冷凍室、160 製氷機、180 貯氷ボックス、200 冷蔵庫、210 冷凍室、211 冷凍室扉、212 操作パネル、213 ブース、220 冷蔵室、221 冷蔵室扉、230 野菜室、231 野菜室扉、240 製氷機、A 破砕される氷、B 破砕された氷、a1 上面における短辺の長さ、a2 上面における長辺の長さ、a3 下面における短辺、a4 下面における長辺の長さ、a5 斜辺の長さ、L1 第1突出部の間隔、L2 第2突出部の間隔、J 回転軸、Y1 回転方向

Claims (10)

  1. 回転軸を中心に回転し、前記回転軸に対して放射方向へ延びる回転砕氷体を有する回転部と、
    前記回転軸が通り、前記回転部を収納する開口部を有し、前記開口部の内周面に、前記回転軸に向かって延びる固定砕氷体を有する固定部と、を備え、
    前記回転砕氷体は、該回転砕氷体が延びる方向に垂直な方向で、前記回転部の回転方向の向きに突出する第1突出部を有し、
    前記固定砕氷体は、該固定砕氷体が延びる方向に垂直な方向で、前記回転部の回転方向と反対の向きに突出する第2突出部を有し、
    前記第1突出部と前記第2突出部は、平面又は凸曲面の先端面を有し、氷を挟み込んで破砕する、
    砕氷装置。
  2. 前記氷を貯める貯氷部と、
    前記貯氷部に設けられ、前記氷を前記回転部と前記固定部との間へ移送する移送部と、を備える、
    請求項1に記載の砕氷装置。
  3. 前記移送部は、移送軸部と、前記移送軸部に取り付けられ、前記移送軸部が回転することにより前記貯氷部の前記氷を移送する螺旋羽根とを有する、
    請求項2に記載の砕氷装置。
  4. 前記移送部の移送軸部は、前記回転部に連結し、
    前記移送部の移送軸部と前記回転部とを回転させる駆動部を備える、
    請求項3に記載の砕氷装置。
  5. 前記回転砕氷体は、前記回転軸の方向に突出する第3突出部を有し、
    前記第3突出部は、平面又は凸曲面の先端を有し、前記第2突出部と前記氷を挟み込んで破砕する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の砕氷装置。
  6. 前記固定砕氷体は、前記回転軸の方向に突出する第4突出部を有し、
    前記第4突出部は、平面又は凸曲面の先端面を有し、前記第1突出部と前記第3突出部の少なくとも一方と前記氷を挟み込んで破砕する、
    請求項5に記載の砕氷装置。
  7. 前記第1突出部と前記第2突出部の少なくとも一方は、突条状である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の砕氷装置。
  8. 前記第1突出部と前記第2突出部の少なくとも一方は、環状である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の砕氷装置。
  9. 前記回転部は、前記回転軸に沿って複数の前記回転砕氷体を有し、
    前記固定部は、前記回転軸に沿って複数の前記固定砕氷体を有する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の砕氷装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の砕氷装置を備える、
    冷蔵庫。
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