JP2019158127A - 多方弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の供給先に燃料等の流体を供給可能な多方弁を提供すること。【解決手段】球状のバルブボディ20と、バルブシート30と、を備える多方弁1であって、バルブシート30には、シート側第1出口穴311と、シート側第2出口穴321と、が形成され、バルブボディ20は、ボディ側入口穴21と、ボディ側出口穴22と、を備え、ボディ側出口穴22、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321は、ボディ側出口穴22の開口部がシート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321と連通しない非連通状態、ボディ側出口穴22の開口部がシート側第1出口穴311と連通する第1連通状態、及びボディ側出口穴22の開口部がシート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321と連通する第2連通状態の順に流通状態が切り替わるように、相対的な位置関係及び形状が設定される。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の流体出口を有する多方弁に関する。
従来、ボイラ等の燃焼装置において、燃料を噴射する複数のノズルを備え、燃料を供給するノズルの数を変更することで、燃焼装置の燃焼状態を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−147558号公報
このような燃焼装置では、燃料を噴射するノズルに対応して燃料の供給を調整する弁を配置する必要があり、燃焼装置を構成するための部品点数が増加してしまっていた。
従って、本発明は、複数の供給先に燃料等の流体を供給可能な多方弁を提供することを目的とする。
本発明は、バルブケーシングと;中心軸周りに回転可能な状態で前記バルブケーシング内に収容される球状のバルブボディと;前記バルブボディに接触した状態で前記バルブケーシング内に配置されるバルブシートと、を備える多方弁であって、前記バルブケーシングは、流体入口流路と;第1流体出口流路と;第2流体出口流路と、を備え、前記バルブシートは、前記第1流体出口流路側に配置され、シート側第1出口穴が形成された第1バルブシートと;前記第2流体出口流路側に配置され、シート側第2出口穴が形成された第2バルブシートと、からなり、前記バルブボディは、球面に開口すると共に前記中心軸に沿って延びるボディ側入口穴と;球面に開口すると共に該ボディ側入口穴に連続して形成される1個又は2個のボディ側出口穴と、を備え、前記ボディ側出口穴、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴は、前記バルブボディを前記中心軸周りに正転させた場合に、(i)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴のいずれとも連通しない非連通状態;(ii)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴とのみ連通する第1連通状態;及び、(iii)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴の両方と連通する第2連通状態の順に流通状態が切り替わるように、前記ボディ側出口穴の個数、並びに各出口穴の相対的な位置関係及び形状が設定される多方弁に関する。
また、前記ボディ側出口穴、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴は、前記第1連通状態が、(a)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴とのみ連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化するに従って、前記シート側第1出口穴から吐出される流体の流量が比例的に増加する連通状態A;及び、(b)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴とのみ連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化しても、前記シート側第1出口穴から吐出される流体の流量が変化しない連通状態Bを含み、前記第2連通状態が、(c)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴の両方と連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化するに従って、前記シート側第2出口穴から吐出される流体の流量が比例的に増加する一方、前記シート側第1出口穴から吐出される流体の流量が変化しない連通状態C;及び、(d)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴の両方と連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化しても、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴から吐出される流体の流量が変化しない連通状態Dを含むように、前記ボディ側出口穴の個数、並びに各出口穴の相対的な位置関係及び形状が設定されることが好ましい。
また、前記ボディ側出口穴は、前記第1連通状態及び前記第2連通状態において前記シート側第1出口穴と連通するボディ側第1出口穴と、前記第2連通状態においてのみ前記シート側第2出口穴と連通するボディ側第2出口穴と、を備えることが好ましい。
また、前記シート側第1出口穴の周囲のシート面の曲率、及び前記シート側第2出口穴の周囲のシート面の曲率は、前記バルブボディの球面の曲率よりもわずかに小さく設定されることが好ましい。
また、多方弁は、前記バルブボディを回転させるバルブステムを更に備え、前記バルブボディ及び前記バルブステムは一体的に成形されることが好ましい。
本発明によれば、複数の供給先に燃料等の流体を供給可能な多方弁を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る多方弁を示す図である。 第1実施形態の多方弁におけるバルブボディを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は上面図、(d)はボディ側第1出口穴側から視た側面図を示す。 第1実施形態の多方弁における第1バルブシートを示す図であり、(a)は外側から視た正面図、(b)は(a)の部分拡大図、(c)は(a)のA−A線断面図を示す。 第1実施形態の多方弁における第2バルブシートを示す図であり、(a)は外側から視た正面図、(b)は側面図、(c)は(a)の部分拡大図、(d)は(a)のB−B線断面図を示す。 第1実施形態の多方弁の動作を説明する図であり、(a)は非連通状態を、(b)は第1連通状態を、(c)は第2連通状態を示す。 第2実施形態に係る多方弁を具備する弁装置を示す図である。
以下、本発明の多方弁の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
本発明の多方弁は、例えば、複数の燃料噴射ノズルを有するボイラ装置等の燃焼装置において、これら複数の燃料噴射ノズルへの燃料の供給を調整する場合に用いられる。
まず、第1実施形態の多方弁について、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の多方弁1を示す図である。
第1実施形態の多方弁1は、一つの流体入口(流体入口流路112)と、二つの流体出口(第1流体出口流路131及び第2流体出口流路141)を有し、流体入口から流入する流体の流体出口からの流出を調整する。多方弁1は、バルブケーシング10と、バルブボディ20と、バルブシート30と、バルブステム40と、付勢部材50と、バルブボディ20を回転させる駆動機構91と、バルブボディ20の基準位置を検出する位置検出部92と、を備える。
バルブケーシング10は、中空部を有する箱状に形成される。バルブケーシング10は、ケース本体11と、一対の側部ケース13,14と、を備える。
ケース本体11は、両端部が開口すると共に、中央部にも開口が形成された断面T字状に形成される。ケース本体11の中央部の開口は、流体入口流路112を構成する。
側部ケース13は、ケース本体11の一端側の開口を塞ぐ。側部ケース13には、第1流体出口流路131が形成される。側部ケース14は、ケース本体11の他端側の開口を塞ぐ。側部ケース14には、第2流体出口流路141が形成される。
ケース本体11及び一対の側部ケース13,14は、Oリング等を介して水密に組み立てられる。
バルブケーシング10(ケース本体11)には、バルブステム40が配置されるステム挿通穴111が形成される。ステム挿通穴111は、流体入口流路112と同軸上に形成される。第1実施形態では、ステム挿通穴111は、ケース本体11の上面に形成され、流体入口流路112は、ケース本体11の下面に形成される。
バルブボディ20は、図1及び図2に示すように、球状に形成され、バルブケーシング10の内部に収容される。バルブボディ20は、ステム挿通穴111の中心軸と一致する中心軸Xを回転中心として、バルブケーシング10に対して回転可能にバルブケーシング10の内部に配置される。
バルブボディ20には、ボディ側入口穴21と、ボディ側出口穴22としてのボディ側第1出口穴221及びボディ側第2出口穴222と、ステム連結部23と、が形成される。
ボディ側入口穴21は、バルブボディ20の球面における流体入口流路112に対向する位置に開口すると共に、中心軸Xに沿って延びる。
ボディ側第1出口穴221は、バルブボディ20の球面に開口すると共に、バルブボディ20の中心に向かって延び、ボディ側入口穴21に連続する。ボディ側第2出口穴222は、バルブボディ20の球面に開口すると共に、バルブボディ20の中心に向かって延び、ボディ側入口穴21に連続する。
ボディ側第1出口穴221は、バルブボディ20を回転させた場合に、設定された回転角度で後述するシート側第1出口穴311を介して第1流体出口流路131に連通する位置に開口部が形成される(図5参照)。ボディ側第2出口穴222は、バルブボディ20を回転させた場合に、設定された回転角度で後述するシート側第2出口穴321を介して第2流体出口流路141に連通する位置に開口部が形成される(図5参照)。
第1実施形態では、ボディ側出口穴22は2個形成され、ボディ側第1出口穴221及びボディ側第2出口穴222は、図2(b)に示すように、ボディ側入口穴21の延びる方向(中心軸X)に対して90度の角度で延びる。また、図2(c)に示すように、ボディ側第1出口穴221及びボディ側第2出口穴222は、互いの成す角度θが鈍角(例えば、160度)となるように延びる。
ステム連結部23は、バルブボディ20の球面におけるステム挿通穴111に対向する位置に形成される。ステム連結部24は、バルブボディ20の球面の一部が上面視において矩形となるように凹んだ形状に形成される。
バルブシート30は、バルブボディ20に接触した状態でバルブケーシング10の内部に配置される。バルブシート30の内面は、バルブボディ20の球面に略対応した曲面形状を有し、これにより、バルブシート30は、バルブボディ20を摺動可能に支持する。第1実施形態では、バルブシート30は、図1に示すように、一方の側部ケース13側に配置される第1バルブシート31と、他方の側部ケース14側に配置される第2バルブシート32と、を備える。即ち、第1実施形態では、第1バルブシート31と第2バルブシート32とによってバルブボディ20を挟み込んで支持する。
第1バルブシート31には、シート側第1出口穴311が形成される。シート側第1出口穴311は、第1流体出口流路131に連通する。シート側第1出口穴311は、図3(a)及び(b)に示すように、開口面積の小さい部分311aと、開口面積の大きい部分311bと、を備える。開口面積の小さい部分311aは、バルブボディ20を後述する正転方向に回転させた場合に、ボディ側第1出口穴221と最初に連通する側に配置され、開口面積の大きい部分311bは、ボディ側第1出口穴221と開口面積の小さい部分311aとが連通した後に連通する側に配置される。
第1実施形態では、第1バルブシート31におけるシート側第1出口穴311の周囲のシート面312の曲率は、バルブボディ20の球面の曲率よりもわずかに小さく設定される。
第2バルブシート32には、シート側第2出口穴321が形成される。シート側第2出口穴321は、第2流体出口流路141に連通する。シート側第2出口穴321は、図4(a)及び(c)に示すように、開口面積の小さい部分321aと、開口面積が拡大していく部分321bと、開口面積の大きい部分321cと、を備える。開口面積の小さい部分321aは、バルブボディ20を正転方向に回転させた場合に、ボディ側第2出口穴222と最初に連通する側に配置され、開口面積が拡大していく部分321bは、ボディ側第2出口穴222と開口面積の小さい部分321aとが連通した後に連通する側に配置される。そして、開口面積の大きい部分321cは、ボディ側第2出口穴222と開口面積が拡大していく部分321bとが連通した後に連通する側に配置される。
第1実施形態では、第2バルブシート32におけるシート側第2出口穴321の周囲のシート面322の曲率は、バルブボディ20の球面の曲率よりもわずかに小さく設定される。
バルブステム40は、円柱状に形成され、ケース本体11のステム挿通穴111に挿入された状態でバルブボディ20に連結される。バルブステム40は、ステム挿通穴111に配置されたベアリング113を介して、バルブケーシング10に対して回転可能にステム挿通穴111に配置される。バルブステム40は、このバルブステム40の中心軸Xを回転中心としてバルブボディ20を回転させる。
付勢部材50は、バルブシート30と側部ケース13,14との間に配置される。第1実施形態では、付勢部材50は、第1バルブシート31と一方の側部ケース13との間、及び第2バルブシート32と他方の側部ケース14との間のそれぞれに配置される。付勢部材50は、バルブシート30をバルブボディ20側に付勢し、バルブシート30とバルブボディ20との間の密着性(シール性)を高める。付勢部材50は、例えば、異形線バネにより構成される。
駆動機構91は、ステッピングモータ及び駆動回路を含んで構成される。駆動機構91は、減速機構93を介してバルブステム40に連結される。駆動回路は、入力されたバルブボディ20の回転に関する指示信号に対応付けられた回転角度(ステップ数)でバルブボディ20を回転させるよう、ステップ数に対応した回数のパルス信号をステッピングモータに出力する。そして、ステッピングモータは、所定の回転角度(ステップ数)バルブステム40を回転させることで、バルブボディ20を、中心軸Xを回転中心として回転させる。
位置検出部92は、バルブボディ20の基準位置を検出する。位置検出部92は、スリットが形成された回転板921と、光透過検出部922と、原点位置判定部923と、を備える。
回転板921は、スリット(図示せず)が形成された円板状に形成され、板面がバルブステム40の軸方向に直交する方向に沿うようにバルブステム40に取り付けられる。これにより、回転板921は、バルブステム40及びバルブボディ20と同期して回転する。スリットは、回転板921の回転方向に所定角度離間した2つの縁部で挟まれた形状に回転板921が切り欠かれて形成される。
光透過検出部922は、回転板921による透光及び遮光を検出する。光透過検出部922は、発光素子及び受光素子を含んで構成される。光透過検出部922は、発光素子及び受光素子が回転板921を挟むように配置される。
以上の光透過検出部922によれば、回転板921は、バルブステム40の回転と同期して回転する。そして、光透過検出部922は、回転板921のスリットの位置を、受光素子による発光素子からの光の受光の有無により検出することで、バルブステム40及びバルブステム40と同期して回転するバルブボディ20の基準位置を検出する。
原点位置判定部923は、光透過検出部922により検出されたスリットの縁部の位置をバルブボディ20の原点位置として判定する。
次に、第1実施形態の多方弁1の動作について、図5を参照しながら説明する。第1実施形態の多方弁1は、バルブボディ20の回転角度によって、(i)非連通状態、(ii)第1連通状態、(iii)第2連通状態の3つの連通状態が、この順番で切り替わるように、ボディ側出口穴22の個数(第1実施形態では2個)、並びにボディ側出口穴22、シート側第1出口穴311、及びシート側第2出口穴321の相対的な位置関係及び形状が設定される。
より具体的には、多方弁1は、バルブボディ20が非連通状態にある位置を起点として、バルブボディ20を、中心軸Xを回転中心として所定方向に回転させることで、(i)非連通状態、(ii)第1連通状態、(iii)第2連通状態、の順で連通状態(つまり、流体の流通状態)が切り替わる。以下、非連通状態から第1連通状態、第2連通状態に切り替わる側の回転方向を正転方向という。
(i)非連通状態
非連通状態は、図5(a)に示すように、ボディ側出口穴22(ボディ側第1出口穴221及びボディ側第2出口穴222)の開口部が、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321のいずれとも連通しない状態である。第1実施形態では、非連通状態では、ボディ側第1出口穴221の開口部は、第1バルブシート31及びバルブケーシング10により塞がれる。また、ボディ側第2出口穴222の開口部は、第2バルブシート32及びバルブケーシング10により塞がれる。これにより、流体入口流路112から流入する流体は、第1流体出口流路131及び第2流体出口流路141のいずれからも流出しない。即ち、非連通状態は、多方弁1の閉位置に対応する。
(ii)第1連通状態
第1連通状態は、図5(b)に示すように、ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311とのみ連通する状態である。第1実施形態では、第1連通状態では、ボディ側第1出口穴221の開口部がシート側第1出口穴311と連通し、ボディ側第2出口穴222の開口部はシート側第2出口穴321と連通していない。これにより、第1連通状態では、流体入口流路121から流入する流体は、第1流体出口流路131のみから流出する。第1実施形態では、第1連通状態は、(a)連通状態A、及び(b)連通状態Bを含む。
(a)連通状態A
連通状態Aは、ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311とのみ連通し、バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化するに従って、シート側第1出口穴311から吐出される流体の流量が比例的に増加する範囲の状態を示す。
第1実施形態では、ボディ側第1出口穴221の開口部がシート側第1出口穴311の開口面積の小さい部分311a(図3参照)と連通しているバルブボディ20の回転角度の範囲において、連通状態Aとなる。
(b)連通状態B
連通状態Bは、ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311とのみ連通し、バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化しても、シート側第1出口穴311から吐出される流体の流量が変化しない範囲の状態を示す。
第1実施形態では、ボディ側第1出口穴221の開口部がシート側第1出口穴311の開口面積の大きい部分311bと連通しているバルブボディ20の回転角度の範囲において、連通状態Bとなる。
このように、第1実施形態では、第1連通状態が連通状態Aを含むことで、第1連通状態において、第1流体出口流路131から流出される流体の流量を、比例的に調整できる。
(iii)第2連通状態
第2連通状態は、図5(c)に示すように、ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の両方と連通する状態である。第1実施形態では、第2連通状態では、ボディ側第1出口穴221の開口部がシート側第1出口穴311と連通し、ボディ側第2出口穴222の開口部がシート側第2出口穴321と連通する。これにより、第2連通状態では、流体入口流路121から流入する流体は、第1流体出口流路131及び第2流体出口流路141の両方から流出する。第1実施形態では、第2連通状態は、(c)連通状態C、及び(d)連通状態Dを含む。
(c)連通状態C
連通状態Cは、ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の両方と連通し、バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化するに従って、シート側第2出口穴321から吐出される流体の流量が比例的に増加する一方、シート側第1出口穴311から吐出される流体の流量が変化しない範囲の状態を示す。
第1実施形態では、ボディ側第1出口穴221の開口部がシート側第1出口穴311の開口面積の大きい部分311bと連通し、かつ、ボディ側第2出口穴222の開口部がシート側第2出口穴321の開口面積の小さい部分321aと連通しているバルブボディ20の回転角度の範囲において、連通状態Cとなる。
(d)連通状態D
連通状態Dは、ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の両方と連通し、バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化しても、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321から吐出される流体の流量が変化しない範囲の状態を示す。
第1実施形態では、ボディ側第1出口穴221の開口部がシート側第1出口穴311の開口面積の大きい部分311bと連通し、かつ、ボディ側第2出口穴222の開口部がシート側第2出口穴321の開口面積が拡大していく部分321b又は開口面積の大きい部分321cと連通しているバルブボディ20の回転角度の範囲において、連通状態Dとなる。
このように、第1実施形態では、第2連通状態が連通状態Cを含むことで、第2連通状態において、第2流体出口流路141から流出される流体の流量を、比例的に調整できる。
以上説明した第1実施形態の多方弁1によれば、以下のような効果を奏する。
多方弁1を、球面に開口すると共に中心軸Xに沿って延びるボディ側入口穴21、及び球面に開口すると共にボディ側入口穴21に連続して形成される1個又は2個のボディ側出口穴22を有する球状のバルブボディ20と、シート側第1出口穴311が形成された第1バルブシート31及びシート側第2出口穴321が形成された第2バルブシート32を有するバルブシート30と、を含んで構成した。そして、ボディ側出口穴22の個数、並びにボディ側出口穴22、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の相対的な位置関係及び形状を、(i)ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321のいずれとも連通しない非連通状態;(ii)ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311とのみ連通する第1連通状態;及び(iii)ボディ側出口穴22の開口部が、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の両方と連通する第2連通状態、の順に流通状態が切り替わるように設定した。これにより、バルブボディ20を回転させることで、(i)非連通状態、(ii)第1連通状態、(iii)第2連通状態を切り替えられる。よって、一つの多方弁1により複数の供給先に流体を供給させられる。
第1連通状態が、(a)バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化するに従って、シート側第1出口穴311から吐出される流体の流量が比例的に増加する連通状態A;及び、(b)バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化しても、シート側第1出口穴311から吐出される流体の流量が変化しない連通状態Bを含み、第2連通状態が、(c)バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化するに従って、シート側第2出口穴321から吐出される流体の流量が比例的に増加する一方、シート側第1出口穴311から吐出される流体の流量が変化しない連通状態C;及び(d)バルブボディ20の正転方向への回転角度が変化しても、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321から吐出される流体の流量が変化しない連通状態Dを含むように、ボディ側出口穴22、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の相対的な位置関係及び形状を設定した。これにより、第1連通状態においてシート側第1出口穴311から吐出される流体の流量、及び第2連通状態においてシート側第2出口穴321から吐出される流体の流量を、それぞれ比例的に変化させられる多方弁1を実現できる。
シート側第1出口穴311を、開口面積の小さい部分311a及び開口面積の大きい部分311bを含んで構成し、シート側第2出口穴321を、開口面積の小さい部分321a、開口面積が拡大していく部分321b、及び開口面積の大きい部分321cを含んで構成した。そして、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の形状により、吐出される流体の流量を変化させた。これにより、バルブボディ20に比して加工が容易なバルブシート30に対しての特殊な形状の穴あけ加工を施すことで、比例的に吐出流量を変化させられる多方弁1を実現できるので、多方弁1の製造を容易に行える。
ボディ側出口穴22を、ボディ側第1出口穴221と、ボディ側第2出口穴222と、を含んで構成した。これにより、ボディ側出口穴22の配置の自由度を高められる。
シート側第1出口穴311の周囲のシート面312の曲率、及びシート側第2出口穴321の周囲のシート面322の曲率を、バルブボディ20の球面の曲率よりもわずかに小さく設定した。これにより、シート側第1出口穴311の周囲及びシート側第2出口穴321の周囲において、バルブボディ20との密着性を高められる。よって、シート側第1出口穴311の周囲及びシート側第2出口穴321の周囲において、バルブシート30とバルブボディ20との間に隙間を生じにくくできるので、形成される隙間を通じた流体の意図せぬ流出を抑制でき、吐出される流体の流量をより高い精度で調整できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る多方弁につき、図6を参照しながら説明する。第2実施形態の多方弁1Aは、バルブケーシング、バルブボディ及びバルブステムの構成において第1実施形態と異なる。尚、第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態では、図6に示すように、球状のバルブボディ20A、バルブステム40A及びバルブボディ20Aの球面におけるバルブステム40Aの反対側からバルブステム40Aと同軸上に突出する突出部25Aがステンレス等の金属部材を切削加工等することにより一体的に形成される。突出部25Aは、円柱状に突出する。そして、ボディ側入口穴21Aは、突出部25Aからバルブボディ20Aの中心に向かって延びる。
また、第2実施形態では、バルブケーシング10Aは、流体入口流路112Aがケース本体11Aとは別体で構成される。具体的には、バルブケーシング10Aは、ケース本体11A、及び一対の側部ケース13,14に加え、流体入口流路112Aが形成された下部ケース15Aを備える。第2実施形態では、ケース本体11Aには、バルブボディ20Aの直径よりも大きな径の開口が形成される。そして、下部ケース15Aは、このケース本体11Aの開口に取り付けられる。
第2実施形態では、バルブボディ20Aは、ケース本体11Aのステム挿通穴111にバルブステム40Aが挿通され、また突出部25Aが下部ケース15Aの流体入口流路112A部分に挿入されることで、バルブケーシング10Aに位置決めされる。
第2実施形態の多方弁1Aによれば、第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
バルブボディ20A及びバルブステム40Aを一体的に形成した。これにより、多方弁1Aを構成する部品点数を減らせる。
[変形例]
以上、本発明の多方弁の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、バルブボディ20に、ボディ側第1出口穴221及びボディ側第2出口穴222の2個のボディ側出口穴22を形成したが、これに限らない。即ち、バルブボディに、1個のボディ側出口穴を形成して、この1個のボディ側出口穴からシート側第1出口穴及び/又はシート側第2出口穴に流体を流出させてもよい。即ち、(i)非連通状態、(ii)第1連通状態;及び(iii)第2連通状態の順に流通状態が切り替わるように、ボディ側出口穴の個数、並びにボディ側出口穴、シート側第1出口穴及びシート側第2出口穴の相対的な位置関係及び形状を設定できれば、ボディ側出口穴は1個であってもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、付勢部材50を、第1バルブシート31と一方の側部ケース13との間、及び第2バルブシート32と他方の側部ケース14との間のそれぞれに配置したが、これに限らない。即ち、付勢部材を、第1バルブシートと一方の側部ケースとの間、又は第2バルブシートと他方の側部ケースとの間の一方のみに配置してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の形状により、連通状態A〜連通状態Dを実現したが、これに限らない。即ち、ボディ側出口穴の形状により連通状態A〜連通状態Dを実現してもよい。また、シート側第1出口穴311及びシート側第2出口穴321の形状も、実施形態の形状に限らない。
1,1A 多方弁
10,10A バルブケーシング
20,20A バルブボディ
21 ボディ側入口穴
22 ボディ側出口穴
30 バルブシート
31 第1バルブシート
32 第2バルブシート
40,40A バルブステム
112,112A 流体入口流路
131 第1流体出口流路
141 第2流体出口流路
221 ボディ側第1出口穴
222 ボディ側第2出口穴
311 シート側第1出口穴
321 シート側第2出口穴

Claims (5)

  1. バルブケーシングと;中心軸周りに回転可能な状態で前記バルブケーシング内に収容される球状のバルブボディと;前記バルブボディに接触した状態で前記バルブケーシング内に配置されるバルブシートと、を備える多方弁であって、
    前記バルブケーシングは、流体入口流路と;第1流体出口流路と;第2流体出口流路と、を備え、
    前記バルブシートは、前記第1流体出口流路側に配置され、シート側第1出口穴が形成された第1バルブシートと;前記第2流体出口流路側に配置され、シート側第2出口穴が形成された第2バルブシートと、からなり、
    前記バルブボディは、球面に開口すると共に前記中心軸に沿って延びるボディ側入口穴と;球面に開口すると共に該ボディ側入口穴に連続して形成される1個又は2個のボディ側出口穴と、を備え、
    前記ボディ側出口穴、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴は、前記バルブボディを前記中心軸周りに正転させた場合に、
    (i)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴のいずれとも連通しない非連通状態;
    (ii)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴とのみ連通する第1連通状態;及び、
    (iii)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴の両方と連通する第2連通状態の順に流通状態が切り替わるように、前記ボディ側出口穴の個数、並びに各出口穴の相対的な位置関係及び形状が設定される多方弁。
  2. 前記ボディ側出口穴、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴は、
    前記第1連通状態が、(a)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴とのみ連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化するに従って、前記シート側第1出口穴から吐出される流体の流量が比例的に増加する連通状態A;及び、(b)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴とのみ連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化しても、前記シート側第1出口穴から吐出される流体の流量が変化しない連通状態Bを含み、
    前記第2連通状態が、(c)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴の両方と連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化するに従って、前記シート側第2出口穴から吐出される流体の流量が比例的に増加する一方、前記シート側第1出口穴から吐出される流体の流量が変化しない連通状態C;及び、(d)前記ボディ側出口穴の開口部が、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴の両方と連通し、前記バルブボディの正転方向への回転角度が変化しても、前記シート側第1出口穴及び前記シート側第2出口穴から吐出される流体の流量が変化しない連通状態Dを含むように、
    前記ボディ側出口穴の個数、並びに各出口穴の相対的な位置関係及び形状が設定される、請求項1に記載の多方弁。
  3. 前記ボディ側出口穴は、
    前記第1連通状態及び前記第2連通状態において前記シート側第1出口穴と連通するボディ側第1出口穴と、
    前記第2連通状態においてのみ前記シート側第2出口穴と連通するボディ側第2出口穴と、を備える請求項1又は2に記載の多方弁。
  4. 前記シート側第1出口穴の周囲のシート面の曲率、及び前記シート側第2出口穴の周囲のシート面の曲率は、前記バルブボディの球面の曲率よりもわずかに小さく設定される請求項1〜3のいずれかに記載の多方弁。
  5. 前記バルブボディを回転させるバルブステムを更に備え、
    前記バルブボディ及び前記バルブステムは一体的に成形される請求項1〜4のいずれかに記載の多方弁。
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