JP2019154085A - 光無線給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光無線給電システムにおいて、エネルギーの供給源であるレーザーが放射するエネルギーを環境に応じて制御することができるようにすること。【解決手段】本発明の一態様は、光を放射する光源と、前記光を受光して発電可能な受光部と、前記受光部が発電した電気を蓄電する蓄電部と、前記蓄電部の蓄電量を取得する蓄電量取得部と、前記光源の近傍の環境に関する情報を取得するセンサと、前記環境に関する情報と、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量とに基づいて、前記光源の放射強度を制御する放射強度制御部とを備える光無線給電システムである。【選択図】図1

Description

本発明は、光無線給電システムに関する。
近年、ワイヤレス給電の分野において、電磁誘導による給電方式や、磁界共鳴による給電方式ではなく、赤外線のレーザーと太陽電池等の光電変換素子を用いて蓄電池にエネルギーを供給する給電方式が注目されている。以下、この給電方式を光無線給電という。光無線給電は、電磁誘導による給電方式や、磁界共鳴による給電方式と比較して、エネルギーの供給源から離れた場所にある蓄電池へのエネルギーの伝送効率が高いという特徴を有する。そのため、電気自動車や携帯端末等への応用が積極的に行われている(特許文献1、2、3及び4を参照)。例えば、蓄電池に充分な電力が充電されるとレーザーによる電力の供給を停止する技術が提案されている(特許文献5を参照)。
特開平4−285406号公報 特開2010−166675号公報 特開2016−123179号公報 特開平10−108386号公報 特開2016−174514号公報
しかしながら、従来の光無線給電においては、人への安全性を考慮した弱い強度のレーザーによって蓄電池の充電が行われていた。そのため、充電に時間がかかる場合があった。
このように、従来の無線給電システムにおいては、エネルギーの供給源であるレーザーが放射するエネルギーを環境に応じて制御することができなかった。
上記事情に鑑み、本発明は、光無線給電システムにおいて、エネルギーの供給源である光が放射するエネルギーを環境に応じて制御することができるようにすることを目的としている。
本発明の一態様は、光を放射する光源と、前記光を受光して発電可能な受光部と、前記受光部が発電した電気を蓄電する蓄電部と、前記蓄電部の蓄電量を取得する蓄電量取得部と、前記光源の近傍の環境に関する情報を取得するセンサと、前記環境に関する情報と、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量とに基づいて、前記光源の放射強度を制御する放射強度制御部とを備える光無線給電システムである。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記放射強度制御部は、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量が所定の量以上であった場合に、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量が所定の量未満であった場合よりも弱い所定の強度にまで、前記光源が放射する光の強度を弱める。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記放射強度制御部は、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量が所定の量以上であった場合に、前記光源による光の放射を停止させる。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記センサは、前記環境に関する情報として、前記光源の近傍に人がいるか否かを示す情報を取得し、前記放射強度制御部は、前記光源が前記光を放射している場合には、前記環境に関する情報が前記光源の近傍に人がいることを示す情報であった場合に、前記環境に関する情報が前記光源の近傍に人がいないことを示す情報であった場合と比較して弱い所定の強度にまで、前記光源の放射強度を弱める。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記センサは、前記環境に関する情報として、前記光源の近傍の温度を示す情報を取得し、前記放射強度制御部は、前記光源が前記光を放射している場合には、前記環境に関する情報が前記光源の近傍の温度が所定の温度以上であることを示す情報であった場合に、前記光源の動作を停止させる。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記受光部の位置を示す情報を取得する位置取得部と、前記光源が光を放射する放射方向を制御する放射方向制御部と、をさらに備え、前記放射方向制御部は、前記位置取得部が取得した前記位置を示す情報に基づいて、前記光源が前記光の放射方向を制御する。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記受光部と前記蓄電部とを備える携帯端末が複数個ある場合に、前記蓄電量取得部は、前記位置取得部が取得した位置を示す情報が示す位置に存在する前記携帯端末、が備える前記蓄電部の蓄電量を前記携帯端末ごとに取得し、前記放射方向制御部は、前記蓄電量取得部が取得した蓄電量と、前記位置取得部が取得した位置を示す情報とに基づいて、所定の順番で前記光を放射するように前記光源が光を放射する方向を制御し、前記放射強度制御部は、前記蓄電量取得部が取得した蓄電量と、前記位置取得部が取得した位置を示す情報とに基づいて、前記位置取得部が取得した位置を示す情報が示す位置に存在する前記携帯端末ごとに、前記光源が光を放射する強度を制御する。
本発明の一態様は、上記の光無線給電システムであって、前記受光部が光電変換素子、熱電変換素子等が挙げられる。前記光電変換素子は、特に限定されず、シリコン系太陽電池、色素増感型太陽電池等が例示される。これらが組み合わされてもよい。
前記熱電変換素子は、特に限定されず、P型化合物とN型化合物とを含む素子等が例示される。熱電変換素子が用いられる場合は、エネルギー変換可能光のエネルギーを熱に変換する構成を有することが好ましい。
光電変換素子や熱電変換素子等の変換特性は、変換素子前記エネルギー変換可能光の波長等に応じて選択することが出来る。
本発明により、光無線給電システムにおいて、前記光源が放射するエネルギー変換可能光を環境に応じて制御することが可能となる。
エネルギー変換可能光は、レーザー、発光ダイオード等が例示できる。
エネルギー変換可能光は、前記光電変換素子の特性に合わせて選択することが出来る。
第1の実施形態の光給電システム100の具体的なシステム構成を示す図。 第1の実施形態における携帯端末2の機能構成の具体例を示す図。 第1の実施形態における電力供給装置3の機能構成の具体例を示す図。 第1の実施形態における電力供給装置3が放射強度を制御する具体的な処理の流れを示す図。 第2の実施形態の光給電システム100aの具体的なシステム構成を示す図。 第2の実施形態における携帯端末2aの機能構成の具体例を示す図。 第2の実施形態における電力供給装置3aの機能構成の具体例を示す図。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の光給電システム100の具体的なシステム構成を示す図である。光給電システム100は、端末情報取得装置1、携帯端末2及び電力供給装置3を備える。
端末情報取得装置1は、携帯端末2の位置を示す情報(以下「端末位置情報」という。)を取得する。端末情報取得装置1は、どのような方法で端末位置情報を取得してもよい。例えば、端末情報取得装置1が、光学的に所定の範囲の空間の風景の画像を取得するものを備える場合には、端末情報取得装置1は、取得した画像に表示された携帯端末2の位置に基づいて、端末位置情報を取得してもよい。光学的に所定の範囲の空間の風景の画像を取得するものは、例えば、カメラである。以下、簡単のため、端末情報取得装置1は、カメラを備え、カメラが撮影した画像によって端末位置情報を取得すると仮定する。
端末情報取得装置1は、取得した端末位置情報を電力供給装置3に送信する。端末情報取得装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。端末情報取得装置1は、プログラムの実行によって端末位置情報を取得する装置として機能する。
携帯端末2は、光を受光し、受光した光によって供給されたエネルギーによって動作する。携帯端末2は、光を受光し、受光した光によって供給されたエネルギーによって動作するものであれば、どのようなものであってもよい。携帯端末2は、例えば、携帯電話であってもよいし、電気自動車であってもよい。
図2は、第1の実施形態における携帯端末2の機能構成の具体例を示す図である。
携帯端末2は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。携帯端末2は、プログラムの実行によって光電変換部21、蓄電部22、蓄電量取得部23、通信部24及び送信部25を備える装置として機能する。
光電変換部21は、所定の周波数の光を受光し、受光した光のもつエネルギー(以下「光エネルギー」という。)を電気エネルギーに変換する。電気エネルギーは電子によって運ばれるエネルギーである。光電変換部21は、光エネルギーを電気エネルギーに変換可能なものであればどのようなものであってもよい。すなわち、光電変換部21は、受光して、発電可能なものであればどのようなものであってもよい。光電変換部21は、例えば、太陽電池であってもよい。所定の周波数の光は、光電変換部21が取得した光エネルギーを電気エネルギーに変換可能な周波数の光であればどのような光であってもよい。所定の周波数の光は、例えば、赤外線であってもよい。以下、所定の周波数の光を、エネルギー変換可能光という。
蓄電部22は、電池を備え、光電変換部21によって光エネルギーから電気エネルギーに変換されたエネルギーを蓄積する。すなわち、蓄電部22は、電池を備え、光電変換部21が発電した電気を蓄積する。蓄電部22は、電気エネルギーを蓄積可能なものであればどのようなものであってもよい。蓄電部22は、例えば、リチウムイオン電池を電池として備えてもよい。以下、蓄電部22が電気エネルギーを蓄積することを蓄電という。
蓄電量取得部23は、蓄電部22に蓄電されたエネルギーの量(以下「蓄電量」という。)を取得する。通信部24は、携帯端末2を端末情報取得装置1と通信可能に接続するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部24は、周波数が通信帯域にある光によって端末情報取得装置1と通信する。送信部25は、蓄電量取得部23が取得した蓄電量を示す情報(以下「蓄電量情報」という。)を、通信部24を介して端末情報取得装置1に送信する。
図1の説明に戻る。電力供給装置3は、エネルギー変換可能光を放射する。
図3は、第1の実施形態における電力供給装置3の機能構成の具体例を示す図である。電力供給装置3は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。電力供給装置3は、プログラムの実行によって光源部31、通信部32、受信部33、センサ34、光強度決定部35、放射方向制御部36及び放射強度制御部37を備える装置として機能する。
光源部31は、レーザー等の光源を備えエネルギー変換可能光を放射する。通信部32は、周波数が通信帯域にある光によって、端末情報取得装置1及び携帯端末2と通信する。受信部33は、通信部32を介して、携帯端末2の送信部25が送信した蓄電量情報と、端末情報取得装置1が取得した端末位置情報とを取得する。光源部31が放射する光は、CW(Continuous Wave)光であってもよいし、パルス光であってもよい。
センサ34は、電力供給装置3の近傍の環境を示す情報(以下「環境情報」という。)を取得するセンサを備え、センサによって環境情報を取得する。環境情報は、電力供給装置3の近傍の環境に関する情報であれば、どのような情報であってもよい。環境情報は、例えば、電力供給装置3の近傍に人がいるか否かを示す情報であってもよい。
以下、簡単のため、環境情報が電力供給装置3の近傍に人がいるか否かを示す情報であると仮定して説明を行う。この場合、センサ34は、人感センサを備え、人感センサによって電力供給装置3の近傍に人がいるか否かを示す情報を取得する。
光強度決定部35は、受信部33が受信した蓄電量情報と、センサ34が取得した環境情報とに基づいて、光源部31が放射するエネルギー変換可能光の単位時間当たりの放射強度を決定する。
放射方向制御部36は、受信部33が受信した端末位置情報が示す位置に向けてエネルギー変換可能光を放射するように光源部31を制御する。
放射強度制御部37は、光強度決定部35が決定した放射強度でエネルギー変換可能光を放射するように、光源部31を制御する。
図4は、第1の実施形態における電力供給装置3が放射強度を制御する具体的な処理の流れを示す図である。
受信部33が、蓄電量情報を取得する(ステップS101)。センサ34が、環境情報を取得する(ステップS102)。受信部が、端末位置情報を取得する(ステップS103)。光強度決定部35が、取得された蓄電量情報が示す蓄電量が所定の量(以下「閾値」という。)未満か否かを判定する(ステップS104)。閾値は、エネルギーの供給によって電池の劣化が生じ始める量(以下「劣化開始量」という。)である。劣化開始量は、例えば、蓄電部22が蓄電可能なエネルギーの8割の量である。
蓄電量情報が示す蓄電量が閾値未満である場合(ステップS104:YES)、光強度決定部35は、ステップS102において取得された環境情報が、電力供給装置3の近傍に人がいるか否かを示すか否かを判定する(ステップS105)。環境情報が、電力供給装置3の近傍に人がいないことを示す情報である場合(ステップS105:NO)、放射強度制御部37は、第一の強度でエネルギー変換可能光を放射するように光源部31を制御する。放射方向制御部36が、ステップS103において取得された端末位置情報が示す位置に向けて、エネルギー変換可能光を放射するように、光源部31を制御する(ステップS106)。
一方、ステップS105において、環境情報が、電力供給装置3の近傍に人がいることを示す情報である場合(ステップS105:YES)、放射強度制御部37は、第一の強度よりも弱い強度である第二の強度でエネルギー変換可能光を放射するように光源部31を制御する。放射方向制御部36が、ステップS103において取得された端末位置情報が示す位置に向けて、エネルギー変換可能光を放射するように、光源部31を制御する。第二の強度は0であってもよく、この場合、光源部31は、エネルギー変換可能光を放射しない。この場合、放射方向制御部36は、必ずしも光源部31を制御しなくてもよい。
一方、蓄電量情報が示す蓄電量が閾値以上である場合(ステップS104:NO)、放射強度制御部37は、第一の強度よりも弱い強度である第三の強度でエネルギー変換可能光を放射するように光源部31を制御する。放射方向制御部36が、ステップS103において取得された端末位置情報が示す位置に向けて、エネルギー変換可能光を放射するように、光源部31を制御する(ステップS108)。第三の強度は0であってもよく、この場合、光源部31は、エネルギー変換可能光を放射しない。この場合、放射方向制御部36は、必ずしも光源部31を制御しなくてもよい。
このように、光給電システム100は、蓄電量が劣化開始量を超えた場合に、光源部31が放射する光エネルギーの量を下げるため、蓄電部22の劣化を抑制することができる。
光給電システム100は、周囲に人がいるか否かに応じて、光源部31が放射する光エネルギーの量を変化させるため、安全性と充電効率とを両立させることができる。
このように構成された実施形態の光給電システム100は、蓄電量情報及び環境情報に基づいて、光源部31が放射するエネルギー変換可能光の放射強度を決定するため、エネルギーの供給源である光源が放射するエネルギーを環境に応じて制御することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の光給電システム100aの具体的なシステム構成を示す図である。光給電システム100aは、端末情報取得装置1に代えて端末情報取得装置1aを備える点と、携帯端末2に代えて携帯端末2a−1〜2a−N(Nは整数)を備える点と、電力供給装置3に電力供給装置3aを備える点とで、光給電システム100と異なる。
以下、携帯端末2a−1〜2a−Nをそれぞれ区別しない場合、携帯端末2aという。以下、光給電システム100と同様の機能をもつものには、同じ符号を付すことで説明を省略する。
図6は、第2の実施形態における携帯端末2aの機能構成の具体例を示す図である。
携帯端末2aは、通信部24及び送信部25に代えて、蓄電量取得部23が取得した蓄電量を示す情報(以下「蓄電量情報」という。)を表示するする表示部26(不図示)を備える点で携帯端末2と異なる。
端末情報取得装置1aは、携帯端末2a−1〜2a−Nのそれぞれの位置を示す情報と、それぞれの携帯端末2aの充電量を示す情報とをカメラ等によって光学的に取得する。以下、携帯端末2aの位置を示す情報を、簡単のため、第1の実施形態における携帯端末2の位置を示す情報と同様に端末位置情報という。端末情報取得装置1aはカメラ等によって光学的に携帯端末2aの画像を取得することで、端末位置情報を取得する。端末情報取得装置1は、端末位置情報が示す位置に存在する携帯端末2aの表示部(不図示)が表示する蓄電量情報を、カメラ等によって光学的に取得された携帯端末2aの画像に基づいて取得する。端末情報取得装置1aは、このようにして、携帯端末2a−1〜2a−Nのそれぞれについて、端末位置情報と充電量情報とを取得し、各携帯端末2aの端末情報を電力供給装置3に送信する。端末情報は、端末位置情報と充電量情報とを含む情報である。
端末情報取得装置1aは、取得した端末情報を電力供給装置3aに送信する。端末情報取得装置1aは、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。端末情報取得装置1aは、プログラムの実行によって端末情報を取得する装置として機能する。
電力供給装置3aは、各携帯端末2aの端末情報に基づいて、各携帯端末2aにエネルギー変換可能光を供給する。
図7は、第2の実施形態における電力供給装置3aの機能構成の具体例を示す図である。電力供給装置3aは、通信部32に代えて通信部32aを備える点と、受信部33に代えて受信部33aを備える点と、光強度決定部35に代えて光強度決定部35aを備える点と、放射方向制御部36に代えて放射方向制御部36aを備える点と、放射強度制御部37に代えて放射強度制御部37aを備える点とで、電力供給装置3と異なる。
通信部32aは、周波数が通信帯域にある光によって、端末情報取得装置1aと通信する。受信部33aは、通信部32aを介して、端末情報取得装置1aが送信した端末情報を取得する。
光強度決定部35aは、受信部33aが受信した各携帯端末2aの端末情報と、センサ34が取得した環境情報とに基づいて、光源部31が携帯端末2aに向けて放射するエネルギー変換可能光の単位時間当たりの放射強度を、携帯端末2aごとに決定する。
具体的には、光強度決定部35aは、取得した各携帯端末2aの端末情報に基づいて、携帯端末2aごとに図4の処理と同様の処理を行う。光強度決定部35aは、図4と同様の処理を行うことで、携帯端末2aごとに、光源部31が放射するエネルギー変換可能光の単位時間当たりの放射強度を決定する。
放射方向制御部36aは、光強度決定部35aの決定と、端末情報とに基づいて、所定の順番で、各携帯端末2aに光強度決定部35aが決定した放射強度のエネルギー変換可能光を放射するように光源部31を制御する。放射強度制御部37aは、放射方向制御部36aにおける所定の順番と同じ順番で各携帯端末2aにエネルギー変換可能光を放射するように、光源部31を制御する。
所定の順番は、どのような順番であってもよく、例えば、光源部31に近い携帯端末2aに近い順番であってもよいし、蓄電量が少ない順番であってもよい。
このように構成された実施形態の光給電システム100aは、携帯端末情報、蓄電量情報及び環境情報に基づいて、各携帯端末2aの蓄電量に応じた放射強度で、各携帯端末2aに向けてエネルギー変換可能光を放射することができる。
(変形例)
閾値は、必ずしも劣化開始量でなくてもよく、例えば、蓄電部22が蓄電可能なエネルギーの10割の量であってもよい。この場合、光給電システム100は、過充電による蓄電部22の劣化を抑制することができる。このことは、光給電システム100aについても同様である。
閾値は必ずしもひとつでなくてもよく、複数個であってもよい。この場合、光給電システム100は、蓄電量に応じて段階的に光源部31が放射する光エネルギーを変換させるため、蓄電部22の劣化を、閾値が一つの場合よりもより一層抑制することができる。このことは、光給電システム100aについても同様である。
センサ34は、温度センサを備え、環境情報として、光源部31の近傍の温度を示す情報を取得してもよい。この場合、光給電システム100は、光源部31の近傍の温度が所定の温度以上になった場合に、光源部31の動作を停止させてもよい。この場合、光給電システム100は、光源部31の近傍が高温になることによる光源の劣化を抑制することができる。このことは、光給電システム100aについても同様である。
光電変換部21は、受光部の一例である。端末情報取得装置1及び1aは、位置取得部の一例である。
端末情報取得装置1及び1aと、携帯端末2及び2aと、電力供給装置3及び3aの各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。制御プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、蓄電量情報及び環境情報に基づいて光源部31が放射するエネルギー変化可能光の放射強度を決定するため、エネルギーの供給源である光源が放射するエネルギーを環境に応じて制御することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…端末情報取得装置、2…携帯端末、3…電力供給装置、21…光電変換部、22…蓄電部、23…蓄電量取得部、24…通信部、25…送信部、31…光源部、32…通信部、33…受信部、34…センサ、35…光強度決定部、36…放射方向制御部、37…放射強度制御部、100…光給電システム、1a…端末情報取得装置、2a…携帯端末、3a…電力供給装置、26…表示部、32a…通信部、33a…受信部、35a…光強度決定部、36a…放射方向制御部、37a…放射強度制御部、100a…光給電システム

Claims (8)

  1. 光を放射する光源と、
    前記光を受光して発電可能な受光部と、
    前記受光部が発電した電気を蓄電する蓄電部と、
    前記蓄電部の蓄電量を取得する蓄電量取得部と、
    前記光源の近傍の環境に関する情報を取得するセンサと、
    前記環境に関する情報と、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量とに基づいて、前記光源の放射強度を制御する放射強度制御部と、
    を備える光無線給電システム。
  2. 前記放射強度制御部は、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量が所定の量以上であった場合に、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量が所定の量未満であった場合よりも弱い所定の強度にまで、前記光源が放射する光の強度を弱める、
    請求項1に記載の光無線給電システム。
  3. 前記放射強度制御部は、前記蓄電量取得部が取得した前記蓄電量が所定の量以上であった場合に、前記光源による光の放射を停止させる、
    請求項1に記載の光無線給電システム。
  4. 前記センサは、前記環境に関する情報として、前記光源の近傍に人がいるか否かを示す情報を取得し、
    前記放射強度制御部は、前記光源が前記光を放射している場合には、前記環境に関する情報が前記光源の近傍に人がいることを示す情報であった場合に、前記環境に関する情報が前記光源の近傍に人がいないことを示す情報であった場合よりも弱い所定の強度にまで、前記光源の放射強度を弱める、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の光無線給電システム。
  5. 前記センサは、前記環境に関する情報として、前記光源の近傍の温度を示す情報を取得し、
    前記放射強度制御部は、前記光源が前記光を放射している場合には、前記環境に関する情報が前記光源の近傍の温度が所定の温度以上であることを示す情報であった場合に、前記光源の動作を停止させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の光無線給電システム。
  6. 前記受光部の位置を示す情報を取得する位置取得部と、
    前記光源が光を放射する放射方向を制御する放射方向制御部と、
    をさらに備え、
    前記放射方向制御部は、前記位置取得部が取得した前記位置を示す情報に基づいて、前記光源が前記光の放射方向を制御する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の光無線給電システム。
  7. 前記受光部と前記蓄電部とを備える携帯端末が複数個ある場合に、
    前記蓄電量取得部は、前記位置取得部が取得した位置を示す情報が示す位置に存在する前記携帯端末、が備える前記蓄電部の蓄電量を前記携帯端末ごとに取得し、
    前記放射方向制御部は、前記蓄電量取得部が取得した蓄電量と、前記位置取得部が取得した位置を示す情報とに基づいて、所定の順番で前記光を放射するように前記光源が光を放射する方向を制御し、
    前記放射強度制御部は、前記蓄電量取得部が取得した蓄電量と、前記位置取得部が取得した位置を示す情報とに基づいて、前記位置取得部が取得した位置を示す情報が示す位置に存在する前記携帯端末ごとに、前記光源が光を放射する強度を制御する請求項6に記載の光無線給電システム。
  8. 前記受光部が太陽電池である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の光無線給電システム。
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