JP2019153394A - 光源ユニット及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 導電片同士の結合力を高めることができる光源ユニット及び当該光源ユニットを備える照明装置を提供する。【解決手段】光源ユニット3は、離間する2個の導電片34,35を1組の配線路として複数組以上備える1個又は複数個の配線体33と、1個又は複数個の配線体33を搭載する絶縁性のトレイ37と、配線路を構成する2個の導電片34,35におけるトレイと反対側に跨るように実装された1個又は複数個の光源素子32とを備える。【選択図】図12

Description

本発明は、離間する複数個の導電片を配線路として備える光源ユニット及び照明装置に関する。
近年、光源である光源素子を備える光源ユニットとして、隣接する2つの導電片を1組として、複数組の導電片に跨るように複数個の光源素子を実装したものが提案されている(例えば特許文献1)。
国際公開第2017/115862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光源ユニットでは、光源素子の実装による導電片同士の結合が弱く、光源ユニットの形態を維持できない場合がある。
本発明は、導電片同士の結合力を高めることができる光源ユニット及び当該光源ユニットを備える照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光源ユニットは、離間する2個の導電片を1組の配線路として複数組以上備える1個又は複数個の配線体と、前記1個又は複数個の配線体を搭載する絶縁性のトレイと、前記配線路を構成する前記2個の導電片における前記トレイと反対側に跨るように実装された1個又は複数個の光源素子とを備える。
本発明に係る照明装置は、光源素子を備える光源ユニットと、前記光源ユニットを表面に搭載する器具本体とを備え、前記光源ユニットが上記の光源ユニットである。
上述の構成によれば、トレイを備えるため、導電片同士の結合力を高めることができる。
実施形態に係る照明装置の斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 照明装置の断面図である。 照明装置の分解状態を表側から見た斜視図である。 照明装置の分解状態を裏側から見た斜視図である。 吊り部材の斜視図であり、(a)は裏側から見た図であり、(b)は表側から見た図である。 (a)は器具本体を表側から図であり、(b)は器具本体を裏側から見た図である。 器具本体を表側から見た斜視図であり、一部を切り欠いている。 器具本体を裏側から見た斜視図であり、一部を切り欠いている。 (a)は吊り部材が器具本体に係合する前の状態を裏側から見た斜視図であり、(b)は吊り部材が器具本体に固定された状態を裏側から見た斜視図である。 (a)は照明装置における光源カバーが器具本体に係合している周辺の断面を裏側から見た図であり、(b)は照明装置における光源カバーが表カバーに係合している周辺の断面を表側から見た図であり、(c)は照明装置における光源カバーが器具本体に固定されている周辺の断面を表側から見た図である。 (a)は器具本体に光源ユニット等を装着した状態を表側から見た斜視図であり、(b)は器具本体にさらに電源ユニットを装着した状態を表側から見た斜視図である。 光源ユニットの分解状態を表側から見た斜視図である。 光源ユニットの斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 (a)は光源ユニットとケーブルとの接続状態を示す図であり、(b)は光源ユニットの器具本体の取付状態を示す図である。 電源カバーを裏側から見た斜視図であり、(a)は第1の方向から見た図であり、(b)は第1の方向と反対側から見た図である。 表カバーを裏側から見た斜視図である。 表カバーに電源カバーを装着した状態を裏側から見た斜視図であり、(a)は第1の方向から見た図であり、(b)は第1の方向と反対側から見た図である。 裏カバーを表側から見た斜視図である。 表カバーと裏カバーとが結合する前の状態を示す図であり、(a)は係合部での断面であり、(b)は係合部の手前での断面である。 裏カバーの器具本体への装着前の状態を示す斜視図である。 表カバーと裏カバーとの厚みを説明するための図であり、(a)は第1の方向から見た図であり、(b)は第2の方向から見た図である。
<概要>
実施形態の一態様に係る光源ユニットは、離間する2個の導電片を1組の配線路として複数組以上備える1個又は複数個の配線体と、前記1個又は複数個の配線体を搭載する絶縁性のトレイと、前記配線路を構成する前記2個の導電片における前記トレイと反対側に跨るように実装された1個又は複数個の光源素子とを備える。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいては、前記配線体は、複数個あり、当該複数個の配線体は、配線路の端部に位置する導電片を他の配線体の配線路の端部に位置する他の導電片に重ねた状態で、結合されている。これにより、複数個の配線体を容易に電気接続できる。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいて、前記トレイは、可塑性樹脂材料により構成され、前記トレイは、前記導電片側に延伸する延伸部を有し、前記配線体は、前記延伸部の溶融部分により前記導電片が係止されることで、前記トレイに固定されている。これにより、配線体をトレイに容易に固定できる。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいて、前記延伸部は、隣接する前記導電片間又は前記導電片の貫通孔を挿通している。これにより、簡単な構造で配線体をトレイに固定できる。
実施形態の一態様に係る光源装置は、光源素子を備える光源ユニットと、前記光源ユニットを表面に搭載する器具本体とを備え、前記光源ユニットが上記の光源ユニットである。
実施形態の別態様に係る光源ユニットにおいて、前記器具本体は、前記光源ユニットが前記器具本体に載置された状態で移動することで前記トレイに係合する係合部を有する。これにより、光源ユニットを器具本体に容易な構造で係合できる。
実施形態の別態様に係る光源装置において、前記器具本体は、係合状態の前記トレイの貫通孔又は欠け部を挿通するねじ用のねじ部を有する。これにより、光源ユニットを器具本体に容易な構造で固定できる。
<実施形態>
実施形態では、天井等の被取付面に吊り部材を介して取り外し可能に取り付けられる照明装置Aの一例として、図1に示すように、被取付面のローゼットや引掛シーリング等の配線器具(図示省略)用のコード(吊り部材1)10を備えるペンダントライトについて説明する。
1.全体
主に図2〜図4を用いて説明する。
照明装置Aは、少なくとも器具本体2と光源ユニット3とを備える。照明装置Aは、電源ユニット4を備えてもよく、電源ユニット4を覆う電源カバー5を備えてもよい。照明装置Aは、光源ユニット3を覆う光源カバー6を備えてもよい。照明装置Aは、器具本体2を被取付面(天井)側から覆うシェード7を備えてもよい。
ペンダントライトとしての照明装置Aは、吊り部材1、器具本体2、光源ユニット3、電源ユニット4、電源カバー5、光源カバー6及びシェード7を備える。照明装置Aは、さらに、点灯・消灯を操作する操作ユニットの一例としてのプルスイッチ8を備える。
ここで、照明装置Aの主光主射方向を表側とし、主光出射方向と反対側、つまり、被取付面側を裏側とする。
吊り部材1は、コード10の一端(裏側端)に引掛けシーリング(図示省略)を、コード10の他端(表側端)にコードハウジング11を備え、コードハウジング11が器具本体2に着脱可能に取り付けられる。
器具本体2は、裏面が吊り部材1に取り付けられ、表面に光源ユニット3と電源ユニット4とを搭載する。ここでは、光源ユニット3は環状をし、その中央部分に電源ユニット4が配される。
電源カバー5は器具本体2の中央部に配されている電源ユニット4を覆う。光源カバー6は器具本体2の周辺部(中央部の外周部)に配されている光源ユニット3を表裏側から覆う。
以下、各部について説明する。
2.吊り部材
図5を用いて説明する。
吊り部材1は、被設置面に設けられている配線器具(図示省略)に接続して、配線器具から受電する機能と照明装置Aを吊り下げ状態で支持する機能とを有する。
吊り部材1は、配線器具と接続する引掛シーリング(図示省略)と、引掛けシーリングの外観を覆う樹脂製の引掛けカバー(図示省略)と、一端が引掛けシーリングの引掛刃と接続するコード10と、コード10の端部の余剰部分を収容するコードハウジング11とを備える。
コード10は、図2に示すように、電源ユニット4に接続され且つ器具本体2に取付けられたコネクタ47と接続するためのコネクタ12Aを他端に備える。コード10は、長さ調整可能であり、折り重ねられた状態で拘束具12Bにより固定されている。なお、この折り重ねられた部分がコードハウジング11内に収容される。
コードハウジング11は耐候性の高反射のポリカーボネイト(PC)により構成されている。これにより、料理等の油脂による材料劣化を防止でき、照明装置Aが落下するようなことを防止できる。
コードハウジング11は、有蓋筒状のハウジング本体13と、ハウジング本体13の蓋部14の貫通孔14a(図2参照)に設けられたブッシュ15とを有している。
コードハウジング11は、ハウジング本体13を筒軸廻りに相対的に回転させることにより器具本体2と係合するハウジング側係合部16と、係合回転時の回転止め部17と、係合状態で器具本体2に固定するためのハウジング側固定部18とを有する。
ハウジング側係合部16は、ハウジング本体13の開口側端部から径方向の外方に張り出し、周方向に間隔をおいて複数個(例えば4個)ある。回転止め部17は各ハウジング側係合部16における係合時の回転方向と反対側の端部から裏側へと突出する。ハウジング側固定部18は、ハウジング側係合部16の少なくとも1個に設けられたねじ91(図9の(b)参照)用の貫通孔により構成されている。
ハウジング本体13の開口側部分は外拡がりの段差部19となっており、ハウジング側係合部16が設けられている段差部分の内面にリブ16aが設けられている。リブ16aは周方向に間隔をおいてリブ16a毎に複数個(例えば3個)ある。
段差部19の外周端部は、図2に示すように、シェード7の鍔部77の開口79(図3参照)よりも大きく、段差部19はシェード7の鍔部77の開口79の周辺部分を支持する。これにより、シェード7が器具本体2に着脱可能に装着される。
3.器具本体
器具本体2は、吊り部材1を着脱可能に装着するための吊り部材装着部と、電源ユニット4を装着するための電源ユニット装着部と、光源ユニット3を装着するための光源ユニット装着部と、電源カバー5を装着するための電源カバー装着部と、光源カバー6を装着するための光源カバー装着部と、プルスイッチ8を装着するためのスイッチ装着部とを有する。
ここでの器具本体2は樹脂材料により構成されている。樹脂材料として、例えば、透光性を有するポリプロピレン(PP)等がある。これにより、軽量化、コストダウン、光源の拡散を図ることができる。また、絶縁性の樹脂材料を利用することで、例えば、電源ユニット4、光源ユニット3との絶縁性も確保しやすくなる。
図7及び図8を用いて説明する。
(1)有底筒状部
器具本体2は裏側に有底筒状に凹入する有底筒状部20を中央に有する。有底筒状部20の底壁201は貫通孔202を有している。貫通孔202は、図11の(a)に示すように、コネクタ47用である。コネクタ47は、電源ユニット4に接続されるケーブル48の一端に接続され、吊り部材1側のコネクタ12Aと接続する。なお、有底筒状部20の横断面形状は円環状をし、底壁201の中心とコードハウジング11の筒軸とが一致する状態で、器具本体2にコードハウジング11が装着される。
有底筒状部20はスイッチ装着部を構成する。有底筒状部20は表側に板状に延伸する延伸板部分203を底壁201の表面に有する。延伸板部分203は、図11の(a)に示すように、プルスイッチ8の外面に当接又は近接するように設けられている。これにより、プルスイッチ8が位置決めされる。なお、プルスイッチ8は直方体状をし、延伸板部分203は、プルスイッチ8の対向する2面と、当該2面に直交する1面との合計3面に当接又は近接する。有底筒状部20は、底壁201におけるプルスイッチ8の裏側部分に貫通孔204a,204bを有している。
貫通孔204aには、プルスイッチ8の裏面のねじ穴8a(図4参照)に螺合するねじ92(図3及び図4参照)が裏側から挿通する。つまり、有底筒状部20の底壁201と貫通孔204aとでスイッチ装着部が構成される。貫通孔204bにはプルスイッチ8の裏面の凸部8b(図4参照)が嵌合する。これにより、プルスイッチ8が器具本体2に対して位置決めと回転規制とがされる。
(2)内側平坦部
器具本体2は、図7に示すように、有底筒状部20の開口端縁から径方向の外方へと広がる内側平坦部21を有している。ここでの内側平坦部21は表側から見ると円環状をしている。
器具本体2は、有底筒状部20と内側平坦部21との裏面に凹凸部分を有する。凹凸部分は例えばシボ加工により形成されている。これにより、電源基板41が装置外部から透けて見えるのを防止できる。
(3)裏側凹入部
器具本体2は、図7に示すように、内側平坦部21から裏側に凹入する裏側凹入部22を有している。裏側凹入部22は、有底筒状部20の筒軸を中心とした内側平坦部21の周方向に間隔をおいて複数個(例えば9個)設けられている。
図8を用いて説明する。
複数個の裏側凹入部22は、裏側又は表側から見たときに、全体として1つの円状となるように構成されている。
裏側凹入部22は主に吊り部材装着部の一部を構成する。裏側凹入部22は、底壁221の外周縁から裏側に張り出す張出部分222と、張出部分222の張り出し先端から有底筒状部20の筒軸に向かって板状に延伸する延伸板部分223とを有する。
ここでの張出部分222は、周方向に連続した円状をしているが、延伸板部分223が存在する部分と、周方向に隣接する延伸板部分223間に少なくともあればよい。
延伸板部分223は、周方向に間隔をおいて複数個(例えば4個)設けられている(図6の(b)参照)。延伸板部分223は、内側平坦部21と平行な方向に、換言すると有底筒状部20の筒軸と直交する方向に延伸している。
図9を用いて、吊り部材1の装着について説明する。
吊り部材1のハウジング側係合部16が器具本体2の裏側凹入部22の底壁221(同図の(b)参照)と対向するように吊り部材1を器具本体2に載置する。この状態が図9の(a)である。この際、底壁221は、吊り部材1のハウジング側係合部16を表側から支持する支持機能を有する。
この状態で、図9の(a)に示す矢印方向にコードハウジング11を相対的に回転させると、吊り部材1のハウジング側係合部16が、器具本体2の延伸板部分223の表側に入り込み、図9の(b)に示すように、ハウジング側係合部16と延伸板部分223とが係合する。このように延伸板部分223は器具側係合部を構成する。
延伸板部分223におけるコードハウジング11の係合時の回転方向側の端部(223b)は、裏側凹入部22における周方向と直交する端壁224と連結されている。
なお、延伸板部分223の周方向の長さは、ハウジング側係合部16の周方向の長さに略等しく、周方向に隣接する延伸板部分223の間隔は、入れ込むためにハウジング側係合部16の周方向の長さよりも大きい。
図8に示すように、少なくとも1つの延伸板部分223に欠け部223aが設けられている。欠け部223aに対応する内側平坦部21には、図6の(b)に示すように、裏側に延伸するボス212と、ボス212と内壁225とを連結するリブ213とが設けられ、ボス212にねじ穴212a(図8参照)が設けられている。なお、欠け部223aの引き出し線は連結壁228を示す引き出し線と区別するために先端を矢印としている。
ねじ穴212aには、図9に示すように、吊り部材1のハウジング側係合部16に設けられたハウジング側固定部18(貫通孔)を挿通するねじ91が螺合する。このように、内側平坦部21のボス212とねじ穴212aとは吊り部材装着(固定)部の一部を構成する。
以下、図8を用いて説明する。
複数個の裏側凹入部22は、内壁225及び外壁226が連結壁227,228により周方向に隣接する他の裏側凹入部22と連結されている。これにより、裏側から器具本体2を見ると、裏側凹入部22の内壁225及び外壁226並びに連結壁227,228により周方向に連続する円形状をそれぞれ構成する。これにより、器具本体2の機械的強度特性を向上させることができる。
器具本体2は、内側平坦部21から立設して裏側凹入部22の内壁225と有底筒状部20の筒壁205とを連結する連結部分214を有する。これにより、器具本体2の機械的強度特性を向上させることができる。なお、連結部分214は周方向に間隔をおいて複数個設けられている。
器具本体2は、複数個の裏側凹入部22の内、少なくとも1個の外壁226に、図2の拡大図に示すように、貫通孔226aを有する。貫通孔226aには、後述の裏カバー65の筒部651の凸部分651cが嵌る(図2参照)。これにより、光源カバー6の裏カバー65が器具本体2に装着される。つまり、裏側凹入部22の外壁226の貫通孔226aは裏カバー装着部を構成し、光源カバー装着部の一部を構成する。
(4)裏側立設部
図8を用いて説明する。
器具本体2は内側平坦部21から裏側に立設する裏側立設部23を有している。裏側立設部23は裏側凹入部22に対して径方向に間隔をおいて設けられている。裏側立設部23は周方向に間隔をおいて複数個あり、全体として、有底筒状部20の筒軸を中心とする円状をしている。裏側立設部23は、裏側から見たときに円弧状に立設する立設部分231と、立設部分231の周方向の両端部に設けられたリブ部分232とを有する。
裏側立設部23と裏側凹入部22の外壁226との間には、図10の(a)に示すように、裏カバー65の筒部651が挿入される。これにより、裏カバー65が器具本体2に対して位置決めされる。
(5)表側凹入部
図6の(a)を用いて説明する。
器具本体2は、内側平坦部21から表側に凹入する表側凹入部を有している。ここでの表側凹入部は、第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとがある。第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとは、内側平坦部21の外周縁であって周方向に間隔をおいて設けられている。第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとは、表側から見たときに、2か所で不連続となる円状となるように構成されている。つまり、第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとは円弧状に凹入している。なお、第1表側凹入部24Aは第2表側凹入部24Bよりも周方向に長い。第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとの内周壁は連結壁24Cにより連結されている。この構造により、器具本体2が補強される。
(5−1)第1表側凹入部
図7を用いて説明する。
第1表側凹入部24Aは、第1深さの第1部分241と、第1部分241よりも深い第2部分242と、第1部分241よりも浅い第3部分243とを有している。ここでの浅いは裏側に位置し、深いは表側に位置することである。
ここでは、第1表側凹入部24Aは、時計回りの方向に、第1部分241、第3部分243、第1部分241及び第2部分242を連続して有している。
第1表側凹入部24Aは、第1部分241の底壁241aにおける外周縁から表側に張り出す外側張出部分244と、第1部分241の底壁241aにおける径方向の中間から張り出す中間張出部分245と、中間張出部分245における周方向の両端部と外側張出部分244とを径方向に連結する連結張出部分246とを有している。外側張出部分244、中間張出部分245及び連結張出部分246の表側先端は、表裏方向において、第2部分242の底壁の表面と略一致している。
第1表側凹入部24Aは、第1部分241の底壁241aにおける内周縁から表側に張り出す内側張出部分247を有している。内側張出部分247と中間張出部分245との間には、図10の(b)に示すように、電源カバー5の筒部51の先端部分が挿入される。これにより、電源カバー5が器具本体2に対して位置決めされる。
なお、中間張出部分245は、図10の(b)に示すように、表カバー61の筒部611の先端部と対向する。
図6の(a)を用いて説明する。
第2部分242は、第1部分241側の端壁と、第2部分242の内周壁242aであって第1部分241の底壁241aよりも表側に位置する部位に貫通溝242bを有している。貫通溝242bには、図10の(a)に示すように、電源カバー5の筒部51の張出片511が内周側から進入する。進入は、張出片511が第1部分241の底壁241aに当接する状態で、電源カバー5が筒部51の筒軸の廻りに相対的に回転することで行われる。なお、図10の(a)に示すように張出片511が貫通溝242bに進入することで、張出片511が第2部分242の底壁242cに係合する(支持される)。つまり、第2部分242の底壁242cと貫通溝242bとは、電源カバー装着部を構成する。
第3部分243の底壁243aは、図10の(c)に示すように表裏方向に厚肉であり、ねじ穴243bを有している。ねじ穴243bには、電源カバー5のL字延伸部513が底壁243aに当接する状態で、L字延伸部513の貫通孔513a(図15参照)を挿通するねじ94が螺合する。これにより電源カバー5が器具本体2に固定される。つまり、第3部分243の底壁243a(図6の(a)参照)は電源カバー5を支持する電源カバー支持部を構成し、底壁243aとねじ穴243bとは電源カバー固定部を構成する。
第1表側凹入部24Aは、図6の(a)に示すように、外周壁248から径方向の外方へ張り出す張出部分248aを周方向に間隔をおいて複数個有している。張出部分248aは外側平坦部27の表面よりも表側に位置する(図7参照)。張出部分248aは、図14の(b)に示すように、光源トレイ37の内側立設部373の表面に当接(係合)する。これにより光源トレイ37(光源ユニット3)が器具本体2に装着される。このように、張出部分248aは光源トレイ装着部(光源ユニット装着部)の一部を構成する。なお、光源トレイ37は本発明の「トレイ」の一例に相当する。また、張出部分は本発明の「係合部」の一例に相当する。
(5−2)第2表面凹入部
図6の(a)を用いて説明する。
第2表側凹入部24Bは、第1表側凹入部24Aの第1深さと同じ深さの第1部分241と、第1部分241よりも深い第2部分242とを有している。
ここでは、第2表側凹入部24Bは、第1部分241と第2部分242とを周方向に連続して有している。
第2表側凹入部24Bは、第1部分241の底壁241aにおける外周縁から表側に張り出す外側張出部分244と、第1部分241の底壁241aにおける径方向の中間から張り出す中間張出部分245と、中間張出部分245における周方向の両端部と外側張出部分244とを連結する連結張出部分246とを有している。
第2表側凹入部24Bにおいても、外側張出部分244、中間張出部分245及び連結張出部分246の表側先端は、表裏方向において、第2部分242の底壁の表面と略一致している。
第2表側凹入部24Bは、第1部分241の底壁241aにおける内周縁から表側に張り出す内側張出部分247を有している。内側張出部分247と中間張出部分245との間には、図示しないが、第1表側凹入部24Aと同様に、電源カバー5の筒部51の先端部分が挿入される。これにより、電源カバー5が器具本体2に対して位置決めされる(図10の(b)参照)。
なお、中間張出部分245は、図示しないが、第1表側凹入部24Aと同様に、表カバー61の筒部611の先端部と対向する。
図6の(a)を用いて説明する。
第2部分242は、第1部分241側の端壁と、第2部分242の内周壁242aであって第1部分241の底壁241aよりも表側に位置する部位に貫通溝242bを有している。貫通溝242bには、図示しないが、第1表側凹入部24Aと同様に、電源カバー5の筒部51の張出片511が内周側から進入する(図10の(a)参照)。
第2表側凹入部24Bは、第1表側凹入部24Aと同様に、外周壁248から径方向の外方へ張出部分248aを周方向に沿って1個以上有している。張出部分248aは外側平坦部27の表面よりも表側に位置する。張出部分248aは、第1表側凹入部24Aと同様に、図14の(b)に示すように、光源トレイ37の内側立設部373の表面に当接(係合)する。これにより光源トレイ37(光源ユニット3)が器具本体2に装着される。このように、張出部分248aは光源トレイ装着部の一部を構成し、第1表側凹入部24Aの張出部分248aとで光源トレイ装着部を構成する。
なお、光源トレイ37の装着は、図14の(b)に示すように、光源トレイ37の内側立設部373の湾曲部分373aを張出部分248aに位置合わせした状態で光源トレイ37を器具本体2の外側平坦部27に当接させた後、光源トレイ37を器具本体2の中心周りを相対的に回転させることで、張出部分284aが内側立設部373に係合する。
(6)表側立設部
図6の(a)を用いて説明する。
器具本体2は、内側平坦部21から表側に立設する表側立設部25を有している。表側立設部25は、第1表側凹入部24A、第2表側凹入部24B及び連結壁24Cに対して径方向の内側に設けられている。
表側立設部25は、周方向に間隔をおいて複数個ある。ここでの表側立設部25は、周方向に等角度(90度)をおいて、合計4個ある。具体的には、電源基板41に接続されたケーブル39(図12参照)が光源ユニット3と接続する部位の内側に位置する第1部位(図6の(a)における右側)と、器具本体2の中心を挟んで第1部位と反対側に位置する第2部位(図6の(a)における左側)と、器具本体2の中心と第1部位と第2部位とを結ぶ仮想線分と直交し且つ器具本体2の中心を通る仮想線分上に位置する第3部位、第4部位(図6の(a)における上側と下側)の4か所に設けられている。
図7を用いて説明する。
表側立設部25は、第1表側凹入部24A又は第2表側凹入部24Bの内周壁若しくは連結壁24Cから対向する他の表側立設部25に向かって立設する一対のリブ部分251と、一対のリブ部分251と直交する状態で板状に立設する立設板部分253とを有する。なお、第1部位に設けられている表側立設部25は、上述のケーブル39の影響により立設板部分253は設けられていない。
一対のリブ部分251は周方向に間隔をおいて、内側平坦部21から第1表側凹入部24A又は第2表側凹入部24Bの第1部分241の底壁241aまで又は底壁241aの近傍まで立設する。立設板部分253は一対のリブ部分251を連結する。これにより表側凹入部24A,24Bを補強できる。立設板部分253は一対のリブ部分251間の中央部分が第1表側凹入部24A又は第2表側凹入部24B側に凹入した凹入領域253aとなっている。これにより立設板部分253を構造的に補強できる。
図11を用いて説明する。
図11の(a)に示すように、一対のリブ部分251の表側端であって立設板部分253よりも有底筒状部20側に欠け部251aを有している。なお、欠け部251aを除いたリブ部分251と立設板部分253との表側端は表裏方向の位置が一致している。
欠け部251aの表側端は、図11の(b)に示すように、電源基板41を裏側から支持する。立設板部分253における器具本体2の中心側の面は電源基板41の端面と当接又は近接する。このように、表側立設部25は電源基板41の位置決め部及び電源基板41を支持する支持部を構成する。
図7を用いて説明する。
器具本体2は、周方向に隣接する表側立設部25のリブ部分251を連結する状態で表側に立設する連結立設部255を有している。連結立設部255は、表側から見ると、器具本体2の中央を中心とする円弧状をしている。これにより、器具本体2及び表側立設部25を構造的に補強できる。
連結立設部255の内周面は、図11の(a)に示すように、器具本体2の裏側凹入部22を被覆するシート部材29の外周端面と近接又は当接する。つまり、連結立設部255はシート部材29を位置決めする位置決め機能を有する。なお、シート部材29は裏側凹入部22に虫等が侵入する又は裏側凹入部22から装置内部に虫等が侵入するのを防止する機能を有する。また、シート部材29は粘着剤等により器具本体2に貼着される。
(7)表側突出部
図6の(a)を用いて説明する。
器具本体2は表側に突出する表側突出部26を有している。ここでの表側突出部26は裏側凹入部22を利用して設けられている。裏側凹入部22は、立設板部分253を有している表側立設部25の内側(器具本体2の中心側)に存在する裏側凹入部22の底壁に設けられている。
表側突出部26は、図7に示すように、ボス部分261により構成され、ボス部分261にねじ穴263が設けられている。ボス部分261の突出先端面は、器具本体2の表裏方向において、表側立設部25のリブ部分251の欠け部251aの表側端面と同じ位置となっている。
表側突出部26はボス部分261の外周面に複数本のリブ部分265を有している。これによりボス部分261が構造的に補強される。
ねじ穴263には、図11の(b)に示すように、電源基板41の貫通孔を挿通するねじ95が螺合する。これにより、表側立設部25の欠け部251aにより支持されている電源基板41が器具本体2に固定される。つまり、表側突出部26は電源基板41を固定する基板固定部を構成する。なお、表側突出部26と表側立設部25とで電源ユニット4を装着する電源ユニット装着部を構成する。
(8)外側平坦部
図7を用いて説明する。
器具本体2は、第1表側凹入部24A、第2表側凹入部24B及び連結壁24Cの外周側に外側平坦部27を有している。外側平坦部27は環状をしている。ここでの外側平坦部27は表側から見ると円環状をしている。
外側平坦部27は、図2に示すように、表裏方向において、内側平坦部21よりも裏側にあり、裏側凹入部22の底壁よりも表側に位置する。これにより、ペンダント照明としての広い範囲への光の出射が可能となる。
外側平坦部27は、環状の平坦部分271と、平坦部分271の外周縁から表側に延伸する表鍔部分273とを有する。
平坦部分271は光源ユニット3を搭載する(図11参照)。つまり、外側平坦部27は光源ユニット3を搭載する光源ユニット搭載機能を有する。平坦部分271は、電源ユニット4と光源ユニット3とを電気接続するケーブル39用のガイド271aと、ケーブル39と光源ユニット3とを接続するための貫通孔271bとを有している。ガイド271aは平坦部分271から表側に突出し、その中央部分にケーブル39用の溝を有する。なお、ケーブル39と光源ユニット3とが接続する箇所は、第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとの間に形成されている連結壁24Cの外周側である。
なお、ケーブル39は、器具本体2の表側から内側平坦部21の貫通孔21c(図8参照)を介して裏側に導出され、ガイド271aを経緯して、外側平坦部27の貫通孔271bから光源ユニット3側に導出される。
外側平坦部27は、表鍔部分273の表側端から器具本体2の中心側に張り出す張出部分275を有する。張出部分275は、図6の(a)に示すように、周方向に間隔をおいて複数個設けられている。なお、張出部分275は、図14の(b)に示すように、後述の光源ユニット3の光源トレイ37における外側立設部375の表側端に係合する。このように、張出部分275は光源トレイ装着部(光源ユニット装着部)の一部を構成する。張出部分275は本発明の「係合部」の一例に相当する。
なお、光源トレイ37の装着は、光源トレイ37の外側立設部375の湾曲部分375aを張出部分275に位置合わせして、光源トレイ37を器具本体2の外側平坦部27に当接させた状態で、光源トレイ37を器具本体2の中心周りを相対的に回転させることで、張出部分275が外側立設部375に係合する。
4.光源ユニット
図12を用いて説明する。
光源ユニット3は、光源としての光源素子を表側に有する光源モジュール31と、光源モジュール31を搭載する光源トレイ37とを備える。ここでの光源トレイ37は絶縁性の樹脂材料で構成されている。樹脂材料として、ポリカーボネート(PC)等がある。これにより、例えば器具本体2を金属材料で構成しても、絶縁対策が不要となる。
(1)光源モジュール
光源モジュール31は、複数個のLED素子32と、これらを搭載する配線体33とを備える。ここでは、光源モジュール31は複数個(例えば3個)あり、3個の全体として環板状をしている。ここでは円環状をしている。なお、LED素子は本発明の「光源素」子の一例に相当する。
配線体33は複数個の導電片(34,35)により構成されている。複数個の導電片は、円環板状における内側に位置する内側導電片34と、円環板状における外側に位置する外側導電片35との2種類がある。ここでの内側導電片34及び外側導電片35は円弧状をしている。内側導電片34及び外側導電片35は薄肉の金属板により構成されている。
外側導電片35は周方向(導電片の長手方向でもある)に複数個(例えば6個)のLED素子32を実装できる長さを有している。内側導電片34は、周方向に複数個(例えば6個であり、外側導電片35が実装するLED素子数と同じである)のLED素子32を実装できる長さを有する導電片と、周方向に複数個の半分(例えば3個)のLED素子32を実装できる長さを有する導電片の2種類がある。長い方の導電片を内側導電片34Aとし、短い方の導電片を内側導電片34Bとする。長さの異なる2種類の内側導電片を区別する必要がない場合、符号「34」を用いる。
内側導電片34同士、外側導電片35同士、並びに内側導電片34及び外側導電片35は離間して配される。これにより絶縁性が確保される。
内側導電片34Aと外側導電片35は周方向に半分の長さ分だけずらした状態で配される。換言すると、1つの内側導電片34Aは隣接する2つの外側導電片35と周方向に半分の長さ分だけが重なるように配されている。
内側導電片34Bは、1つの内側導電片34Aを周方向の半分で切断した際の各片と同じような形状をしている。内側導電片34Bは周方向に隣接して1組として配され、ここでは、3組あり、この3組が周方向に120[度]間隔で配されている。
3組のうちの1組の内側導電片34Bにはケーブル39が接続される。3組のうちの2組の内側導電片34B(本発明の「配線路の端部に位置する導電片」の一例に相当する)は、隣接する他の光源モジュール31との接続部として機能する。つまり、一方の内側導電片34Bの延伸部分(一方の光源モジュール31)は、他方の内側導電片34B(他方の光源モジュール31)に重ねた状態で結合されている。なお、結合には、例えば半田等が利用されている。なお、この接続部分の符号を「341」として図12に示している。
内側導電片34と外側導電片35とに径方向に跨るようにLED素子32が接続される。つまり、LED素子32の一方の電極が内側導電片34に接続され、LED素子32の他方の電極が外側導電片35に接続される。これにより、配線路が構成される。
周方向に隣接する内側導電片34の間の隙間は環状の光源モジュール31の中央側が広くなるように構成されている。周方向に隣接する外側導電片35の間の隙間は環状の光源モジュール31の中央と反対側(外側)が広くなるように構成されている。
(2)光源トレイ
光源トレイ37は光源モジュール31の形状に対応した環状をしている。ここでの光源モジュール31は円環状をしているため、光源トレイ37も円環状をしている。
光源トレイ37は、環状の平坦部371と、平坦部371の内周縁から表側に立設する内側立設部373と、外周縁から表側に立設する外側立設部375とを有している。なお、光源トレイ37を光透過性の熱可塑性樹脂材料(例えばポリカーボネートPC)により構成することで、光源モジュール31から発せられた光を透過させることができ、照明装置Aから均一な光を出射することができる。
(2−1)平坦部
平坦部371は光源モジュール31を支持する支持部を構成する。これにより、複数個の導電片34,35と複数個のLED素子32とからなる光源モジュール31を導電片34,35を補強せずに、光源ユニット3を構成できる。
平坦部371は表側に棒状に延伸する棒状部分371aを有している。棒状部分371aは、光源モジュール31の内側導電片34間及び外側導電片35間に対応して設けられている。光源モジュール31が光源トレイ37に搭載されると、図13の(a)に示すように、内側導電片34の間及び外側導電片35の間から棒状部分371aが延出する。なお、棒状部分371aは、本発明の「延伸部」の一例に相当する。
棒状部分371aは熱可塑性樹脂により構成され、光源モジュール31が配された後、先端部分が溶融されて、内側導電片34と外側導電片35の表面を係止する係止部となる。つまり、棒状部分371aは、光源モジュール31を光源トレイ37に固定する光源モジュール固定機能を有する。これにより、導電片34,35にLED素子32が実装するだけの簡単な構造であっても、配線体33の各導電片34,35が変形したり、ズレたりするのを規制される。なお、先端部分が溶融された部分が、本発明の「延伸部の溶融部分」の一例に相当する。
平坦部371は、図12に示すように、表側に板状に延伸する板状部分371bを有している。板状部分371bは平坦部371において径方向に延びる。板状部分371bは、周方向に間隔をおいて複数個(例えば3個)あり、光源モジュール31における内側導電片34Bの接続部分341の外周側に位置する外側導電片35間に対応して設けられている。光源モジュール31が光源トレイ37に搭載されると、図13の(a)に示すように、板状部分371bは接続部分341の外側の外側導電片35間に位置する。これにより、接続部分341の周辺部での内側導電片34及び外側導電片35の移動を規制でき、断線の発生を防止できる。なお、板状部分371bは、光源モジュール31を光源トレイ37に対して位置決めする光源モジュール位置決め機能を有する。
平坦部371は表側に「コ」字状に延伸するコ字状部分371c(図12参照)を有している。コ字状部分371cは、平坦部371におけるケーブル39との接続部分の外周縁側に設けられている。コ字状部分371cは、ケーブル39との接続部分に形成された板状部分371bの外周側に連続して設けられている。光源モジュール31が光源トレイ37に搭載されると、図11の(a)に示すように、コ字状部分371cは、ケーブル39と接続される内側導電片34Bの外側に位置する外側導電片35の欠け部351(図12参照)内に位置する。これにより、電気接続される部分の周辺部での内側導電片34及び外側導電片35の移動を規制でき、断線の発生を防止できる。なお、コ字状部分371cは、光源モジュール31を光源トレイ37に対して位置決めする光源モジュール位置決め機能を有する。
なお、平坦部371は、電源ユニット4と接続するケーブル39用の貫通孔371dを有している。
(2−2)内側立設部
図12を用いて説明する。
内側立設部373は光源モジュール31の配線体33よりも表側まで延伸する。これにより光源モジュール31の配線体33を保護できる。
内側立設部373は、外側立設部375に向かって湾曲する湾曲部分373aを有している。湾曲部分373aは、周方向に間隔をおいて複数個形成されている。光源トレイ37に光源モジュール31が配された状態を表側から見ると、図13の(a)に示すように、湾曲部分373aは光源モジュール31の内周縁にまで達すように張り出す。これにより光源トレイ37内の光源モジュール31の径方向の内方への位置決めが行われる。
内側立設部373は、電源ユニット4(ケーブル39)との接続部分に、図13に示すように、欠け部373bを有している。光源トレイ37は、内側立設部373の欠け部373bを利用して、ケーブル39の表裏方向への通過を規制する規制部374を有している。規制部374は、平坦部371から表側に突出する一対の突出部分374a,374bを有し、二組ある。なお、1組の突出部分374a,374bはケーブル39の1本のリード線用である。一対の突出部分374a,374bの突出先端は近接し、突出部分374a,374bは周方向(遠近方向)に弾性変形可能となっている。これにより、一対の突出部分374a,374b間のリード線の通過を許容し、リード線の抜けを規制できる。
光源トレイ37は、内側立設部373の内面(中心側の面)から中心に向かって張り出す張出部376と、張出部376に形成された貫通孔376aとを有している。貫通孔376aには、図11に示すように、ねじ96が表側から挿通する。ねじ96は、器具本体2の第1表側凹入部24Aと第2表側凹入部24Bとの間に位置する内側平坦部21のねじ穴21a(図6の(a)参照)に螺合する。これにより光源ユニット3が器具本体2に固定される。
なお、張出部376の周縁には、図13に示すように表側に立設する立設部377が形成され、張出部376と立設部377とで形成される空間にねじ96が配される(図11参照)。
(2−3)外側立設部
外側立設部375は、光源モジュール31の配線体33よりも表側まで延伸する。これにより光源モジュール31の配線体33を保護できる。
外側立設部375は、内側立設部373に向かって湾曲する湾曲部分375aを有している。湾曲部分375aは、周方向に間隔をおいて複数個形成されている。光源トレイ37に光源モジュール31が配された状態を表側から見ると、図13の(a)に示すように、湾曲部分375aは光源モジュール31の外周縁にまで達すように張り出す。これにより光源トレイ37内の光源モジュール31の径方向の外方への位置決めが行われる。
5.電源ユニット
図11の(b)を用いて説明する。
電源ユニット4は、光源ユニット3に電力を供給する電力供給機能を有している。ここでは、電源ユニット4はLED素子32を調光するための調光機能も有している。なお、これらの機能は電源回路により達成される。
電源ユニット4は、電源基板41と、電源基板41に実装された複数の電子部品43とを備える。電源回路は複数の電子部品43が接続されることにより回路構成されている。なお、図では、複数の電子部品は2つのブロックとして記載している。ここでは、電源ユニット4は器具本体2の中央部の広い領域に設けている。このため、電源基板41を大きく(面積を広く)でき、片面実装(表面にのみ配線パターンがある)タイプを使用でき、コストダウンを図ることができる。
ここでの電源ユニット4は常夜灯を電源基板41に備える。なお、常夜灯は複数の電子部品43を示すブロック中に含まれている。これにより、常夜灯の光は電源カバー5を透過して、柔らかな光が出射されることとなる。
電源基板41は、ここでは、角が面取りされた方形状をしている。電源基板41は器具本体2に取り付けられている。取り付けにはねじ95が利用され、電源基板41はねじ95用の貫通孔を有している。なお、貫通孔は対向する2辺近傍に設けられている
電源基板41は、器具本体2の表側立設部25の立設板部分253が嵌る溝41aを有している。溝41aは、離間して2個あり、2個の溝41aが形成されている部位は、4辺の内の1辺である。これにより、向きを間違えて電源ユニット4が器具本体2に取り付けられることを防止できる。
6.電源カバー
図15を用いて説明する。
電源カバー5は、有底筒状をし、筒部51と底部53とを有している。電源カバー5は電源ユニット4を覆う機能を有する。なお、電源カバー5は、器具本体2に装着され、器具本体2とで電源ユニット4を収容する筐体として機能する。ここでの電源カバー5は常夜灯の明かりが出射できる拡散剤を入れた透光性の樹脂材料(例えば、安全性を考慮した難燃性ポリカーボネートである)により構成されている。
(6−1)筒部
筒部51の横断面形状が円環状をしている。
筒部51は、開口側端に径方向の外方へ張り出す張出片511を1個以上有している。張出片511は、周方向に間隔をおいて2個ある。張出片511は、図10の(a)に示すように、器具本体2の表側凹入部24の第2部分242の貫通溝242bから表側凹入部24内に挿入し、底壁242cに係合する。これにより、電源カバー5が器具本体2に装着される。なお、張出片511は器具本体2への装着部を構成する。
筒部51は、開口側端に裏側に延伸した後に径方向の外方へと延伸するL字延伸部513を有している。L字延伸部513は、径方向の外方へ延伸する部分に貫通孔513aを有している。張出片511が器具本体2の底壁242cに係合すると、L字延伸部513は、図10の(c)に示すように、裏面が器具本体2の第1表側凹入部24Aの第3部分243の表面に当接する。この状態で、表側からねじ94が、L字延伸部513の貫通孔513aを挿通し、第3部分243のねじ穴243bに螺合する。これにより、電源カバー5が器具本体2に固定される。L字延伸部513は、電源カバー5を器具本体2に固定する固定部を構成する。なお、L字延伸部513は、図15に示すように、径方向に延伸する部分の両側にリブ部分513bを有している。これによりL字延伸部513が補強される。
筒部51は、ケーブル48と光源ユニット3との接続部分の周辺部分に、筒部51の筒軸に向かって湾曲する湾曲部515を有している。
筒部51は、開口側端から表側に延びる一対の溝516を1組として、周方向に間隔をおいて複数組(例えば3組)有している。筒部51は、一対の溝516間に位置する溝間部分517に径方向の外側に突出する凸部518を有している。凸部518は溝間部分517の表裏方向の略中央にある。筒部51は、溝間部分517における凸部518の裏側に厚みの薄い薄肉部分519を有している。薄肉部分519により、薄肉部分519の外面から凸部518の突出量(裏面の平坦面積)を大きくできる。なお、凸部518は、図10の(b)に示すように、表カバー61の貫通孔611bと嵌合(係合)する。また、溝間部分517は、一対の溝516により、径方向の内外に弾性変形可能となる。なお、筒部51の厚みが薄く、凸部518が径方向に弾性変形可能な場合は一対の溝516は設けなくてもよい。
筒部51は、表裏方向に延伸する一対の突条部521を1組として、周方向に間隔をおいて複数組(例えば3組)有している。筒部51は、一対の突条部521に対して筒軸方向の裏側に厚みの薄い薄肉部分523を有している。
(6−2)底部
底部53は、図2に示すように、断面において円弧状に表側に膨出する。底部53は、図15に示すように、中央部に裏側に凹入する凹入部分531と、凹入部分531の底部分に形成された貫通孔533とを有している。凹入部分531は椀状に凹入している。
貫通孔533には、図2〜図4に示すように、中央に貫通孔を有するシリコン等のブッシュ57が装着される。なお、プルスイッチ8の紐体83がブッシュ57の貫通孔を挿通する。なお、ブッシュ57の貫通孔は小さく、当該貫通孔から虫の侵入を規制している。
7.光源カバー
光源カバー6は、図3及び図4に示すように、器具本体2の表側に位置する表カバー61と、器具本体2の裏側に位置する裏カバー65とを結合させてなる。なお、光源カバー6は、表カバー61と裏カバーと65とを別々に器具本体2側に装着することで、一体化される。表カバー61と裏カバー65は、透光性材料、例えば、樹脂材料から構成され、ここでは、両カバーとも同じ透光性の樹脂材料(例えばポリプロピレン(PP))を利用している。
光源カバー6は、表側から又は裏側から見ると、径方向に幅のある環状をしている。ここでは、円環状をしている。なお、換言すると、光源カバー6は、器具本体2の有底筒状部20の筒軸の中心軸から、径方向に離れた所定形状を前記中心軸廻りに回転させた回転体状をしている。ここでの所定形状は、径方向を長軸とする楕円の半分の半楕円形状に近い形状である。
(7−1)表カバー
図16を用いて説明する。
表カバー61は、断面形状が半楕円状の下半分を、器具本体2の中心を通る仮想線軸(有底筒状部20の筒軸と同じである)の廻りに回転させたような形状をしている。
表カバー61は、仮想線を筒軸とする筒部611と、筒部611の径方向の外方側に配されている表皿部613とを有している。
(7−1−1)筒部
筒部611は、裏側端から表側に延びる溝611aを周方向に間隔をおいて複数個(例えば、3個)有している。溝611aは、側方から表カバー61を見ると、表裏に長い矩形状をし、その開口側端部が裏側に拡がる形状をしている。
溝611aには、図17に示すように、電源カバー5の筒部51の一対の突条部521が裏側から嵌る。これにより、表カバー61が電源カバー5に対して、筒部611の筒軸廻りに回転するのを規制できる。溝611aは表カバー61の電源カバー5に対する回転規制部を構成する。
筒部611は、図16に示すように、表裏方向の中央に形成された貫通孔611bを周方向に間隔をおいて複数個(例えば、3個)有している。貫通孔611bは、周方向に隣接する2つの溝611aの間に設けられている。
貫通孔611bには、図17に示すように、電源カバー5の筒部51の凸部518が嵌合する。これにより、表カバー61が電源カバー5に対して装着される。貫通孔611bは表カバー61を電源カバー5に装着するための装着部を構成する。
筒部611は、筒軸に向かって突出する内鍔部分611cを表側端(つまり、表皿部613との結合部分)に有している(図19参照)。内鍔部分611cは、図10の(c)に示すように、電源カバー5の筒部51と底部53との結合部分の段差部55と嵌合する。
(7−1−2)表皿部
表皿部613は、図16に示すように、開口側端面の略全周に表側に凹入する溝613aを有している。溝613aには、図19の(b)に示す裏カバー65の突条部分653aが嵌合する。これにより、表カバー61と裏カバー65とが径方向にズレるのを防止できる。このように溝613aはズレ防止部を構成する。
表皿部613は、図19の(b)に示すように、開口側端部の内面から裏側に延伸する板状部分613bと、板状部分613bの外面に設けられた凸部分613cとを有している。凸部分613cは、その突出方向から見ると、表側が開口する「U」字状をし、U字内に凹部分613dを有する。
凸部分613cは、図19に示すように、裏カバー65の裏皿部653の凸部分655cの裏側の凹部分655dに嵌合する。また、凹部分613dには、裏カバー65の裏皿部653の凸部分655cが嵌合する。これにより、表カバー61と裏カバー65とが2重構造で係合することとなり、両者を強固に結合することができる。このように、表皿部613の凸部分613c及び凹部分613dは裏カバー65との結合部を構成する。
(7−2)裏カバー
図18を用いて説明する。
裏カバー65は、断面形状が半楕円状の上半分を、器具本体2の中心を通る仮想線軸(器具本体2の有底筒状部20の筒軸と同じである)の廻りに回転させたような形状をしている。
裏カバー65は、仮想線を筒軸とする筒部651と、筒部651の径方向の外方側に配されている裏皿部653とを有している。
(7−2−1)筒部
筒部651は、図18に示すように、開口側端から裏側に延びる一対の溝651aを1組として、周方向に間隔をおいて複数組(例えば4組)有している。筒部651は、一対の溝651a間に位置する溝間部分651bに径方向の内側に突出する凸部分651cを有している。凸部分651cは溝間部分651bの表側部分にある。筒部651は、溝間部分651bにおける凸部分651cの両側に厚みの薄い薄肉部分651dを有している。なお、凸部分651cは、図10の(c)に示すように、器具本体2の裏側凹入部22の外壁226の貫通孔226aと嵌合(係合)する。このように凸部分651cは裏カバー65を器具本体2に装着するための装着部を構成する。なお、溝間部分651bは、一対の溝651aにより、径方向の内外に弾性変形可能となる。また、筒部651の厚みが薄く、凸部分651cが径方向に弾性変形可能な場合は一対の溝651aは設けなくてもよい。
筒部651は、図18及び図20に示すように、開口側が開口する欠け部分651eと、欠け部分651eの周辺から筒軸に向かって、表側が開放する箱状に延伸する箱状延伸部分651fを有している。筒部651は、箱状延伸部分651fの裏壁651gに貫通孔651hを有している。筒部651は、図20に示すように、箱状延伸部分651fの端壁651iに溝651jを有している。
箱状延伸部分651fは、図20に示す器具本体2の欠け部223aを介して裏側凹入部22内に挿入される。この状態で、図20に示すねじ91が箱状延伸部分651fの貫通孔651hを挿通して、器具本体2のボス212のねじ穴212aに螺合する。これにより裏カバー65は器具本体2に固定される。このように裏壁651gと貫通孔561hは固定部を構成する。
なお、裏カバー65の器具本体2への装着の際には、裏カバー65の筒部651は、器具本体2の裏側凹入部22の外壁226と裏側立設部23の立設部分231との間に挿入される。この挿入状態では、箱状延伸部分651fが裏側凹入部22内に隠れ、図9に示すように、吊り部材1のハウジング側係合部16が器具本体2の延伸板部分223に係合するのを妨げることはない。
なお、裏カバー65の器具本体2への装着の際には、図6の(b)に示すリブ213が箱状延伸部分651fの端壁651iの溝651jに嵌る。
(7−2−2)裏皿部
裏皿部653は、図18に示すように、開口側端面の略全周に表側に突出する突条部分653aを有している。突条部分653aは、図19の(b)に示す表カバー61の溝613aに嵌合する。これにより、表カバー61と裏カバー65とが径方向にズレるのを防止できる。このように突条部分653aはズレ防止部を構成する。
裏皿部653は、図18の拡大図に示すように、開口側端部の内面から厚み方向に凹入する凹入部分655を有している。凹入部分655は、内面から突条部分653aまで凹入する内凹入部分655aと、内凹入部分655aから突条部分653aを超えて凹入する外凹入部分655bとからなる。
外凹入部分655bの底部分には、径方向の内側に突出する凸部分655cと、凸部分655cにおける筒部651の筒軸方向の裏側の凹部分655dとを有する(図19参照)。
凸部分655cは、図19に示すように、表カバー61の表皿部613の凹部分613dに嵌合する。また、凹部分655dには、表カバー61の表皿部613の凸部分613cが嵌合する。これにより、表カバー61と裏カバー65とが2重構造で係合することとなり、両者を強固に結合することができる。このように、裏皿部653の凸部分655c及び凹部分655dは表カバー61との結合部を構成する。
裏皿部653は、図18に示すように、凹入部分655に対して筒部651の筒軸方向の裏側部分から、凹入部分655を覆うように延伸する延伸部分656を有する。ここでの延伸部分656は、リブ状に延伸し、2本を1組として有している。なお、延伸部分656は裏皿部653の凹入部分655から離間する状態(隙間がある状態)で設けられている。
裏カバー65の凹入部分655内の凸部分655c等に、表カバー61の板状部分613bの凹部分613d等が係合した状態において、延伸部分656と凹入部分655との間の隙間に板状部分613bが挿入される。これにより、延伸部分656が板状部分613bに当接し、係合状態が容易に解除されるのを防止できる。このように、延伸部分656は板状部分613bをその裏側から支持する支持部を構成する。
(7−3)結合部分
光源カバー6は、図21に示すように、表カバー61と裏カバー65との開口端部同士の結合において、結合部分の厚みが接合面に対して表裏で略対称になるように構成されている。なお、略とは、表カバー61を基準にして、接合面からの距離が同じ部位での表カバー61と裏カバー65の厚みの差が15[%]以下の範囲内にあることをいう。これにより、結合面周辺の光源カバー6の光り方を均一にできる。表カバー61と裏カバー65とを同じ材料で構成しているため、接合面の表裏で均一に光る。
ここでの接合面は、表カバー61の表皿部613の溝613a及び板状部分613bが形成されてない面と、裏カバー65の裏皿部653の突条部分653aが形成されてない面とが接触又は近接する面である。また、表カバー61の結合部分613eは、結合面から板状部分613bの延伸長さの2倍の距離を表側に離れた位置までをいう。同様に、裏カバー65の結合部分653bは、結合面から板状部分613bの延伸長さの2倍の距離を裏側に離れた位置までをいう。
表カバー61の結合部分613eは、断面において、外周面が15[mm]以上の半径を有し、内周面は表裏方向に略直線状に延伸する平坦面となっている。裏カバー65の結合部分653bは、断面において、外周面が15[mm]以上の半径を有し、内周面は表裏方向に略直線状に延伸する平坦面となっている。これにより、結合部分での形状による影(輝度斑)がシェード7に映るのを防止できる。なお、断面は、環状をする光源カバー6における環状に延伸する中心軸と直交する断面である。また、上記半径を曲率で規定すると、光源カバー6は、環状に延伸する中心軸と直交する断面において、前記裏カバーと前記表カバーとの結合部分の曲率が0.07以下に構成されている。
光源カバー6は、横断面において、外周面の形状が結合面に対して表裏で略対象となっている。なお、略とは、表カバー61を基準にして、半径の差が15[%]以下の範囲内にあることをいう。
裏カバー65は、図21に示すように、器具本体2における光源ユニット3を表側に搭載している外側平坦部27と離間する状態で、器具本体2に装着されている。これにより、点灯中に裏カバー65に器具本体2との接触により影等が発生することがなく、シェード7が均一に照射される。なお、離間するとは、裏カバー65と器具本体2との最小距離が0.5[mm]以上をいい、これにより、経時変化により両者が接触することを防止できる。
8.シェード
図2を用いて説明する。
シェード7は、頂部に開口71を有する笠状部73と、笠状部73の開口71から表側に筒状に凹入する凹入筒部75と、凹入筒部75の表側端から筒軸に向かって張り出す鍔部77とを有する。鍔部77は、図3に示すように中央に開口79を有する。鍔部77は、吊り部材1のハウジング本体13の段差部19(図5参照)の裏面と当接する。これによりシェード7が吊り部材1により支持される。
シェード7は透光性材料により構成されている。透光性材料として、例えば、透光性に優れた汎用ポリスチレン(GPPS)等がある。シェード7は、笠状部73の内面であって表側開口部を除いた領域に凹凸部分を有する。凹凸部分は例えばシボ加工により形成されている。これにより、光源カバー6から出射された光が拡散される。
照明装置Aは、光源ユニット3の光を照明装置Aの全体に拡散させるように、透光性の部材を用いて構成している。これによって、出射方向のみならず、照明装置Aの全体から光が出射しているような構造となっている。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
<変形例>
1.照明装置
実施形態の照明装置Aは電源ユニット4を内蔵しているが、例えば、電源ユニットを被取付面の裏側に配し、コードを利用して光源ユニットに直接点灯電力を供給するようにしてもよい。
実施形態ではプルスイッチ8を備えているが、リモコン等により代用されてもよいし、リモコンも備えてもよい。
2.器具本体
実施形態の器具本体2は、絶縁性材料で構成されているが、光源ユニット(光源モジュール31)との関係で、器具本体に絶縁性を要求しない場合は、金属材料により構成してもよい。また、光源ユニット3が絶縁性材料の光源トレイ37を有している場合、器具本体を金属材料により構成してもよい。
実施形態の器具本体2は、絶縁性材料の光源トレイ37に光源モジュール31が搭載された光源ユニット3を外側平坦部27に備えているが、器具本体2が絶縁性材料で構成されているため、直接光源モジュール31を搭載するようにしてもよい。この場合、光源トレイ37が有していた棒状部分371aや板状部分371b等を器具本体に形成してもよい。
実施形態では、延伸部の一例である棒状部分371aが隣接する導電片間から延伸していたが、例えば、導電片に貫通孔を設け、当該貫通孔を挿通するようにしてもよいし、導電片と貫通孔を挿通するようにしてもよい。
実施形態では、棒状部分371aの先端部を溶融させていたが、例えば、隣接する導電片間に配された板状部分の先端部を溶融させてもよい。
実施形態の器具本体2は、裏側又は表側から見ると、外周形状が円形状をしているが、矩形状、方形、多角形、楕円状、長円状等の他の形状であってもよい。
器具本体2は、有底筒状部20、裏側凹入部22、表側凹入部24等を有しているが、器具本体2の機械的特性を満たすことができれば、例えば、1つの平坦部により構成してもよいし、1つの平坦部で構成し且つ補強用のリブ等を適宜設けてもよい。
器具本体2は、吊り部材1、光源カバー6、電源ユニット4等を装着するための装着部や固定するための固定部を有しているが、実施形態以外の構造、接着、ねじ、リベット等を利用してもよいし、係合関係は逆にしてもよい。
3.電源ユニット
電源ユニット4は、点灯用の点灯電力を生成したり、調光用に点灯電力を調整したりしているが、例えば電源基板に実装された受光素子がリモコンから受信した点灯信号に基づいて点灯条件を制御する制御回路や、異なる発光色の光源素子を有する場合に調色するための調色回路等を備えてもよい。このような回路を設ける場合、これらの機能を付加機能として実施形態で説明した電源基板と異なる基板に設けてもよいし、実施形態で説明した電源基板に設けてもよい。なお、実施形態の電源基板41は、円形状、矩形状、多角形等の他の形状であってもよい。
4.電源カバー
実施形態では、電源ユニット4を覆う電源カバー5を備えているが、例えば、表カバーで電源ユニット4を覆うようにして、電源カバー5を無くするような構成としてもよい。但し、光透過性を考慮すると、光源ユニットの影の出現等の可能性がある。
5.光源ユニット
光源ユニット3は、表側から見ると、円環状をしているが、三角形等の多角環状であってもよいし、光源素子(LED素子32)は2列等の複数列で配されてもよい。
光源ユニット3は、調色用に発光色の異なる複数種類の光源素子を備えてもよい。
光源トレイ37は、器具本体2に固定するためのねじ96が挿通する部分に貫通孔376aを有しているが、ねじの頭部が係合できれば、貫通孔の代わりに欠け部を利用してもよい。
光源素子として、LED素子を利用しているが、有機EL素子、LD素子等の他の素子を利用してもよい。
6.光源カバー
光源カバー6は、器具本体2の外側平坦部27の周辺部分と接触しないように、裏カバー65を器具本体2から離間させている。
しかしながら、光源トレイ37や器具本体2を非光透過性材料により構成する場合等は、光源カバーと器具本体とが接触してもよい。
光源カバー6は、表カバー61と裏カバー65とを備え、両者を係合構造で装着しているが、例えば、表カバー61と裏カバー65とを、接着剤で固着してもよいし、超音波溶着機で係合部や嵌合部を融着してもよい。
7.シェード
シェード7は、外観が円弧状の洋風のデザインを例示したが、外観が四角状の和風のデザインでもよく、吊り部材1により支持される形状であればよい。
A 照明装置
1 吊り部材
2 器具本体
3 光源ユニット
4 電源ユニット
5 電源カバー
6 光源カバー
32 LED素子(光源素子)
33 配線体
34 導電片
35 導電片
37 トレイ

Claims (7)

  1. 離間する2個の導電片を1組の配線路として複数組以上備える1個又は複数個の配線体と、
    前記1個又は複数個の配線体を搭載する絶縁性のトレイと、
    前記配線路を構成する前記2個の導電片における前記トレイと反対側に跨るように実装された1個又は複数個の光源素子と
    を備える光源ユニット。
  2. 前記配線体は、複数個あり、
    当該複数個の配線体は、配線路の端部に位置する導電片を他の配線体の配線路の端部に位置する他の導電片に重ねた状態で、結合されている
    請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記トレイは、可塑性樹脂材料により構成され、
    前記トレイは、前記導電片側に延伸する延伸部を有し、
    前記配線体は、前記延伸部の溶融部分により前記導電片が係止されることで、前記トレイに固定されている
    請求項2に記載の光源ユニット。
  4. 前記延伸部は、隣接する前記導電片間又は前記導電片の貫通孔を挿通している
    請求項3に記載の光源ユニット。
  5. 光源素子を備える光源ユニットと、
    前記光源ユニットを表面に搭載する器具本体と
    を備え、
    前記光源ユニットが請求項1〜4の何れか1項に記載の光源ユニットである
    照明装置。
  6. 前記器具本体は、前記光源ユニットが前記器具本体に載置された状態で移動することで前記トレイに係合する係合部を有する
    請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記器具本体は、係合状態の前記トレイの貫通孔又は欠け部を挿通するねじ用のねじ部を有する
    請求項6に記載の照明装置。
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