JP2019152696A - 電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム - Google Patents

電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019152696A
JP2019152696A JP2018035705A JP2018035705A JP2019152696A JP 2019152696 A JP2019152696 A JP 2019152696A JP 2018035705 A JP2018035705 A JP 2018035705A JP 2018035705 A JP2018035705 A JP 2018035705A JP 2019152696 A JP2019152696 A JP 2019152696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display unit
unit
light
image quality
reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018035705A
Other languages
English (en)
Inventor
啓司 宮下
Keiji Miyashita
啓司 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2018035705A priority Critical patent/JP2019152696A/ja
Publication of JP2019152696A publication Critical patent/JP2019152696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】画質を落とすことなく表示部からの光の反射を抑制すること。【解決手段】電子機器100Aは、筐体と、筐体に設けられ、画像を表示する表示部110と、表示部110を、筐体に対してチルト動作させる駆動部130と、表示部110に照射された光の照度を検出する光検出部120と、光検出部120によって検出された光の照度に基づいて、光の反射量を予測し、光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、駆動部130を制御して表示部110をチルト動作させ、かつ表示部110の筐体に対する角度に応じて画質を調整する制御部170と、を備える。制御部170は、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラムに関する。
車両に搭載される電子機器として、表示パネルを備えたカーナビゲーションや、カーオーディオが知られている。このような電子機器では、表示パネルからの太陽光などの反射を抑えるために、表示パネルの表面に反射を防止するためのフィルムを貼り付けている。
例えば、特許文献1には、微細な凹凸形状を有する微細凹凸構造体と、透明導電層とを有する反射防止性透明導電フィルムと、反射防止性透明導電フィルムとを貼り付けた画像表示装置が開示されている。
特開2014―92584号公報
しかしながら、表示パネルの表面に凹凸形状を有するフィルムを貼り付けると、フィルムの微小な凹凸によって、表示パネルが表示する画像の画質が落ちてしまうおそれがある。また、フィルムは表示パネルに比べて透過率が低いため、フィルムを表示パネルに貼り付けると、表示パネルが表示した画像の色の再現性が落ちてしまうおそれもある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画質を落とすことなく表示部からの光の反射を抑制する電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラムを提供することを課題とする。
本発明の電子機器は、筐体と、前記筐体に設けられ、画像を表示する表示部と、前記表示部を、前記筐体に対してチルト動作させる駆動部と、前記表示部に照射された光の照度を検出する光検出部と、前記光検出部によって検出された光の照度に基づいて、光の反射量を予測し、光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、前記駆動部を制御して前記表示部をチルト動作させ、かつ前記表示部の前記筐体に対する角度に応じて画質を調整する制御部と、を備え、前記制御部は、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる。
本発明の反射制御方法は、筐体に設けられた表示部に照射された光の照度に基づいて、光の反射量を予測するステップと、前記光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、前記駆動部を制御して前記表示部をチルト動作させるステップと、前記表示部の前記筐体に対する角度に応じて画質を調整するステップと、を含み、前記表示部をチルト動作させるステップでは、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる。
本発明の反射制御プログラムは、電子機器のコンピュータに、筐体に設けられた表示部に照射された光の照度に基づいて、光の反射量を予測する処理と、前記光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、前記駆動部を制御して前記表示部をチルト動作させる処理と、前記表示部の前記筐体に対する角度に応じて画質を調整する処理と、を実行させ、前記表示部をチルト動作させる処理では、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる。
本発明によれば、画質を落とすことなく表示部からの光の反射を抑制することができる。
図1は、本発明の各実施形態に係る電子機器を示す模式図である。 図2は、本発明の各実施形態に係る電子機器を示す模式図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係る電子機器が反射を制御するための判断材料の一例を示す図である。 図5は、表示部の角度と、表示部の画質とを関連付けた図である。 図6は、本発明の第一実施形態に係る電子機器が反射を制御する動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第二実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の第二実施形態に係る電子機器が表示部の角度を調整する方法を説明するための図である。 図9は、本発明の第二実施形態に係る電子機器が表示部の角度を調整する動作の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、各図において同一または相当する部分には同一の符号を付して適宜説明は省略する。
図1を用いて、本発明の各実施形態に係る電子機器について説明する、図1は、本発明の各実施形態に係る電子機器を示す模式図である。
図1に示すように、電子機器100は、筐体200と、表示部110と、光検出部120とを備える。電子機器100は、例えば、車両に搭載されるAV一体型のカーナビゲーション装置またはカーオーディオなどである。図1では、直交座標系を使用している。X1方向およびX2方向は前後方向と呼ぶこともある。この場合、X1方向が前方向であり、X2方向が後方向である。Y1方向およびY2方向は左右方向と呼ぶこともある。この場合、Y1方向が左方向であり、Y2方向が右方向である。Z1方向およびZ2方向は上下方向と呼ぶこともある。この場合、Z1方向が上方向であり、Z2方向が下方向である。
筐体200の内壁には、図示しないガイド溝が形成されている。このガイド溝には、例えば、表示部110に設けられたガイドローラが連結される。ガイドローラは、例えば、筐体200のガイド溝に沿ってスライド可能に設けられている。
表示部110は、例えば、筐体200の前方に設けられている。表示部110には、例えば、図示しないガイドローラが設けられており、ガイドローラは筐体200のガイド溝に連結されている。ガイドローラは、例えば、筐体200のガイド溝に沿ってスライドできるように設けられている。この場合、表示部110は、ガイドローラをスライドさせることによって、図示しない駆動機構によって、上下方向にチルト動作する。これにより、表示部110は、前後方向にスライド開閉する。具体的には、表示部110は、図1に示す閉状態から、図2に示す開状態までチルト動作する。表示部110は、閉状態から開状態までの間の複数の位置(例えば、4か所)で停止できるように構成されている。光検出部120は、例えば、表示部110の近傍に設けられ、表示部110に照射される光の照度を検出する。
本発明は、表示部110に照射される光の照度に基づいて、表示部110の停止位置(角度)を調整し、かつ表示部110の画質を調整することができる。また、図1および図2に示した電子機器100は例示であり、本発明を限定するものではない。本発明は、表示装置と、光検出部(照度センサ)と、チルト機構を備える電子機器であれば適用することができる。
図3を用いて、本発明の第一実施形態に係る電子機器の構成について詳細に説明する。図3は、本発明の第一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子機器100Aは、表示部110と、光検出部120と、駆動部130と、位置情報取得部140と、時間情報取得部150と、記憶部160と、制御部170とを備える。
表示部110は、画像を表示する。表示部110は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイを含むディスプレイである。本実施形態は、表示部110が、例えば、ノングレアの液晶ディスプレイである場合に特に効果的である。表示部110の表面には、例えば、タッチパネルが設けられている。
光検出部120は、表示部110の近傍に設けられ、表示部110に照射された外光、太陽光などの光を検出する。具体的には、光検出部120は、表示部110に照射された光の照度を検出する照度センサである。光検出部120は、例えば、表示部110に照射されている光の照射時間を測定する機能を有していてもよい。
駆動部130は、例えば、表示部110を閉状態から開状態までの間をチルト動作によって開閉するチルト機構である。駆動部130は、例えば、表示部110の下端部に連結されたスライダを、図1に図示の前後方向に移動させる。そして、ガイドローラは、スライダの動きに従動して、表示部110の上端側を筐体200の前面上下方向をガイドする。これにより、表示部110は、閉状態から開状態までチルト動作する。駆動部130は、例えば、表示部110を閉状態から開状態までの間の複数の位置(例えば、4か所)で停止させる。
位置情報取得部140は、現在走行している場所の位置情報を取得する。位置情報取得部140は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信装置で実現することができる。この場合、位置情報取得部140は、GPS信号に基づいて、現在の位置情報を取得する。位置情報取得部140は、電子機器100Aがカーナビゲーション装置である場合、現在位置から目的地までの走行経路に関する経路情報を取得してもよい。
時間情報取得部150は、現在の年月日、時刻などを含む時間情報を取得する。時間情報取得部150は、例えば、GPS受信装置で実現することができる。この場合、時間情報取得部150は、GPS信号に基づいて、現在の位置情報を取得する。なお、電子機器100Aは、位置情報と、時間情報とを外部に設けられたGPS受信装置から取得する構成とする場合には、位置情報取得部140と、時間情報取得部150とを備えていなくてもよい。この場合、電子機器100Aは、例えば、外部のGPS受信装置と通信可能な通信部を備え、外部のGPS受信装置が取得したGPS信号を、通信部を介して受信すればよい。
記憶部160は、電子機器100Aを構成する各部を制御するための制御プログラムを記憶している。記憶部160は、例えば、表示部110の停止位置と、その停止位置における表示部110の最適な画質の状態とを関連付けて記憶している。具体的には後述するが、記憶部160は、例えば、表示部110の停止位置と、その停止位置における表示部110の輝度と、コントラストと、ガンマ値とを関連付けて記憶している。記憶部160は、例えば、運転者の運転中の頭部の位置を記憶している。運転者の頭部の位置は電子機器100Aが取得してもよいし、運転者などが手動で入力してよい。記憶部160は、電子機器100Aにおけるデータの一時記憶などにも利用してよい。記憶部160は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、光ディスクなどの記憶装置である。また、記憶部160は、図示しない通信部によって無線または有線で接続される外部記憶装置などであってもよい。
制御部170は、電子機器100Aを構成する各部を制御する。具体的には、制御部170は、記憶部160に記憶されているプログラムを展開して実行することによって、電子機器100Aを構成する各部を制御する。制御部170は、光検出部120によって検出された光の照度に基づいて、光の反射量を予測する。制御部170は、予測した光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合に、駆動部130を制御して表示部11をチルト動作させる。制御部170は、チルト動作させた後の表示部110の停止位置に応じて、表示部110の画質を調整する。制御部170は、予測した光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合に、表示部110が筐体に対して上下方向にチルト動作できる場合には、運転者から見て、視野角が広い方向にチルト動作させる。制御部170は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む電子的な回路などで実現することができる。制御部170は、反射予測部171と、調整判断部172と、角度調整部173と、画質調整部174とを備える。
反射予測部171は、光検出部120が検出した表示部110に照射されている光の照度、光の入射角、表示部110のチルト角度などに基づいて、表示部110によって運転者に反射される光の反射量を予測する。これは、運転者が表示部110から受ける光の反射量は、表示部110のチルト角度によって異なるためである。
調整判断部172は、予測された光の反射量に基づいて、表示部110のチルト角度と、表示部110の画像の画質の調整が必要であるか否かを判断する。調整判断部172は、例えば、運転者に反射される光の反射量が、あらかじめ定められている閾値を超えている場合に、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であると判断する。調整判断部172は、例えば、あらかじめ定められている閾値を超えている照度の光の照射時間に基づいて、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であるか否かを判断してもよい。調整判断部172は、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質の調整とが必要であると判断した場合に、実際に、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質とを調整するか否かを運転者に選択させてもよい。この場合、調整判断部172は、例えば、調整するか否かの選択ボタンを表示部110に表示するようにすればよい。そして、運転者は、表示部110に表示された選択ボタンを押下することで、表示部110を調整するか否かを選択すればよい。
調整判断部172は、例えば、現在の位置情報に基づいて、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であるか否かを判断してもよい。この場合、調整判断部172は、例えば、現在の位置が直線道路である場合、運転者が表示部110を視認する必要性が低いと考えられるため、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質とを調整する必要がないと判断する。一方、調整判断部172は、例えば、現在の位置が入り組んだ道路や、現在地から目的地までの走行経路上の分岐点、初めての道路を運転する場合、運転者が表示部110を視認する必要性が高いと考えられるため、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質とを調整する必要があると判断する。調整判断部172は、例えば、現在地から目的地までの走行経路に基づいて、表示部110に照射される太陽光の照度や、太陽光の入射角度を推定し、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であるか否かを判断してもよい。
調整判断部172は、例えば、現在の時間情報に基づいて、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であるか否かを判断してもよい。この場合、調整判断部172は、例えば、5分後に表示部110に閾値を超える光が照射されると予測される場合、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質とを調整する必要があると判断する。
図4は、調整判断部172が、表示部110のチルト角度と、表示部110が表示する画質とを調整する必要があるか否かを判断するための判断材料を示す図である。図4に示す例では、判断材料として、照度と、照射時間と、位置情報と、時刻情報とが示されているが、これらに限られない。
図4に示す例の場合、調整判断部172は、照度と、照射時間と、位置情報と、時刻情報とに基づいて、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であるか否かを判断する。この場合、調整判断部172は、照度と、照射時間と、位置情報と、時刻情報とのうち、いずれか1つに基づいて、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整が必要であると判断してもよい。また、調整判断部172は、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質との調整の必要性を、照度と、照射時間と、位置情報と、時刻情報とを組み合わせて判断してもよい。判断材料の組み合わせは、運転者が任意に設定することができる。
再び図3を参照する。角度調整部173は、調整判断部172によって、表示部110のチルト角度を調整する必要があると判断された場合、表示部110をチルト動作させる。角度調整部173は、表示部110に照射される光の角度に基づいて、表示部110に光が当たらなくなる方向へ表示部110をチルト動作させる。具体的には、角度調整部173は、表示部110に照射される光の照度が、あらかじめ定められている閾値未満となるように表示部110を傾ける。ところで、表示部110の視野角には指向性があるため、良好な画質を視認できる角度には偏りがある。すなわち、良好な画質を視認できる角度は表示部110の種類に応じて異なってくる。そのため、図1に示す前後方向のいずれの方向に移動させても表示部110に光が当たらなくなる場合には、運転者から見て、表示部110の視野角が広い方向に動かすことが好ましい。 ここで、視野角が広い方向とは、運転者の視線方向に対して、表示部110を傾けても画像を正常に見ることができる角度の範囲が広い方向のことを意味する。例えば、表示部110がIPS(In Plane Switching)方式の液晶や、有機ELディスプレイの場合、上下方向の視野角に大きな差はないが、VA(Vertical Alignment)方式や、TN(Twisted Nematic)方式の液晶の場合、上下方向の視野角の差が大きい。そのため、本発明は、表示部110がVA方式の液晶や、TN方式の液晶の場合に、特に効果的である。
画質調整部174は、角度調整部173によって調整された表示部110のチルト角度に応じて、運転者が表示部110を見やすいように表示部110の画質を調整する。具体的には、画質調整部174は、表示部110の輝度と、コントラストと、ガンマ値とのうち、少なくとも1つを調整する。画質調整部174は、表示部110の輝度を少なくとも調整することが好ましい。この場合、画質調整部174は、視野角に対応して輝度を調整した後に、運転者が画像を見やすくなるようにコントラストと、ガンマ値と調整することが好ましい。画質調整部174は、角度調整部173によって表示部110のチルト角度が調整された後に表示部110の画質を調整してもよいし、角度調整部173による表示部110のチルト角度の調整とともに、表示部110の画質を徐々に調整するようにしてもよい。
図5を用いて、第一実施形態における表示部110のチルト角度と、表示部110の画質とを調整する方法の一例について説明する。図5は、表示部110のチルト角度と、表示部110の画質とを関連付けたテーブルである。このようなテーブルは、記憶部160が記憶している。
図5に示すように、第一実施形態では、各停止位置(チルト角度)と、表示部110の画質とが関連付けられている。具体的には、停止位置が1段階目から6段階目の各停止位置において、表示部110の輝度と、コントラストと、ガンマ値とが関連付けられている。この場合、例えば、1段階目は表示部110が筐体に対して閉状態であり、6段階目が筐体に対して開状態である。そして、2段階目から5段階目が閉状態と開状態との間の位置である。
図5には、例えば、表示部110の停止位置が1段階目であるときには、輝度を「L1」、コントラストを「C1」、ガンマ値を「G1」に設定することが示されている。「L1」と、「C1」と、「G1」とは、各運転者に同じ値が設定されていてもよいし、運転者ごとに異なる値が設定されていてもよい。運転者は、「L1」と、「C1」と、「G1」とを、画像が見やすいと感じる値に自由に設定することができる。これは、「L2」から「L6」、「C2」から「C6」、および「G2」から「G6」についても同様である。これにより、画質調整部174は、表示部110がどこに停止していても、運転者が見やすいと感じるように、表示部110の画質を調整することができる。図5では、表示部110の停止位置が6段階変化するものとして記載したが、これは例示であり、本発明を限定するものではない。
画質調整部174が画質を調整するパラメータとしては、輝度と、コントラストと、ガンマ値のみに限定されない。また、画質調整部174は、表示部110に照射される光の状況に応じて、白黒表示の方が見やすいと調整判断部172によって判断された場合には、表示部110に表示する画像を白黒表示にしてもよい。
図6を用いて、第一実施形態に係る電子機器100Aが表示部110のチルト角度と、画質とを調整する動作について説明する。図6は、電子機器100Aの制御部170が表示部110のチルト角度と、画質とを調整する動作の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、制御部170は、光検出部120によって検出した、表示部110に照射された光の照度が、あらかじめ定められている閾値以上であるか否かを判別する(ステップS101)。そして、制御部170は、ステップS102に進む。
表示部110に照射された光の照度が、あらかじめ定められている閾値未満であった場合(ステップS102の「No」)、制御部170は、図6の処理を終了する。一方、表示部110に照射された光の照度が、あらかじめ定められている閾値以上であった場合(ステップS102の「Yes」)、制御部170は、ステップS103に進む。
制御部170は、表示部110に照射された光の照度が閾値未満となるように、表示部110のチルト角度を調整する(ステップS103)。そして、制御部170は、ステップS104に進む。
制御部170は、ステップS103で調整された表示部110のチルト角度に基づいて、表示部110の画質を調整する(ステップS104)。そして、制御部170は、図6の動作を終了する。
上述のとおり、第一実施形態では、電子機器100Aの表示部110に照射された光の照度に基づいて、表示部110のチルト角度と、画質とを調整することができる。これにより、第一実施形態は、表示部110を傾けて角度が変わったとしても、角度に応じて運転者が見やすいように表示部110の画質を調整することができる。したがって、本実施形態では、表示部110の画質を低下させることなく、表示部110による光の反射を抑制することができる。
また、第一実施形態では、表示部110に光の反射を防止するためのフィルムを貼り付ける必要がないので、コストの観点からも有利となる。さらに、第一実施形態は、フィルムを選定する必要がないので、製品の開発期間を短縮することができる。
図7を用いて、本発明の第二実施形態に係る電子機器100Bについて説明する。図7は、本発明の第二実施形態に係る電子機器100Bの構成を示すブロック図である。
図7に示すように、電子機器100Bは、表示部110と、光検出部120と、駆動部130と、位置情報取得部140と、時間情報取得部150と、記憶部160と、制御部170と、CAN(Controller Area Network)データ取得部180とを備える。制御部170は、反射予測部171と、調整判断部172と、角度調整部173と、画質調整部174と、頭部位置算出部175とを有する。すなわち、電子機器100Bは、CANデータ取得部180と、制御部170が頭部位置算出部175を備えている点で、第一実施形態に係る電子機器100と異なっている。具体的には、表示部110から運転者が受ける光の反射量は、その運転者の頭部の位置によって異なる。言い換えると、頭部の位置によって、運転者が表示部110を視認する角度が異なる。第2実施形態では、あらかじめ運転者の頭部の位置を算出することで、表示部110のチルト角度と、画質とを運転者の頭部の位置に応じた最適な値に設定することができる。
CANデータ取得部180は、車両に設けられている各機器の位置情報を取得する。具体的には、CANデータ取得部180は、運転者の頭部の位置を算出するために必要な機器の位置情報を取得する。
図8を用いて、CANデータ取得部180の動作について説明する。図8は、本発明の第二実施形態に係る電子機器100Bが搭載される車両の一例を示す図である。
図8に示すように、車両300は、少なくとも、ルームミラー10と、右サイドミラー20と、左サイドミラー30と、シート40と、電子機器100Bとを含む。CANデータ取得部180は、運転者の頭部の位置に関連する情報として、ルームミラー10と、右サイドミラー20と、左サイドミラー30との角度と、シート40との位置情報を取得する。CANデータ取得部180が取得する情報は、ルームミラー10と、右サイドミラー20と、左サイドミラー30と、シート40との情報に限定されず、運転者の頭部の位置に関連するならば、その他の情報を取得してもよい。運転者の頭部を検出するために、ルームミラー10に撮像部190を設けてもよい。この場合、撮像部190によって、運転者の頭部の位置を検出する。
頭部位置算出部175は、ルームミラー10と、右サイドミラー20と、左サイドミラー30との角度と、シート40との位置情報に基づいて、運転者の頭部の位置を算出する。具体的には、頭部位置算出部175は、運転者の頭部の位置と、目線とを算出する。この場合、角度調整部173は、運転者の目線に応じて、運転者が見やすくなる角度に表示部110を傾ける。そして、画質調整部174は、表示部110のチルト角度に応じて、表示部110の画質を調整する。このように設定された表示部110のチルト角度と、画質とが運転者の基準の設定値となる。
この場合、画質調整部174は、表示部110がどの停止位置にいても、基準の設定値と同様の画質となるように、表示部110の画質を調整することができる。
図9を用いて、第二実施形態に係る電子機器100Bが表示部110のチルト角度と、画質とを調整する動作について説明する。図9は、第二実施形態に係る電子機器100Bが表示部110のチルト角度と、画質とを調整する動作の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、制御部170は、CANデータ取得部180によって、ルームミラー10と、右サイドミラー20と、左サイドミラー30との角度と、シート40との位置情報を取得する(ステップS201)。そして、制御部170は、ステップS202に進む。
制御部170は、ルームミラー10と、右サイドミラー20と、左サイドミラー30との角度と、シート40との位置情報に基づいて、運転者の頭部の位置を算出する(ステップS202)。そして、制御部170は、ステップS203に進む。
制御部170は、運転者の頭部の位置に基づいて、表示部110のチルト角度を調整する(ステップS203)。そして、制御部170は、ステップS204に進む。
制御部170は、ステップS203で調整された角度に基づいて、表示部110の画質を調整する(ステップS204)。そして、制御部170は、図9の動作を終了する。
上述のとおり、第二実施形態は、運転者の頭部に位置に基づいて、表示部110のチルト角度と、画質とを調整できる。これにより、第二実施形態は、表示部110のチルト角度と、画質とを運転者の頭部の位置に合わせて最適に調整することができる。
なお、第一実施形態および第二実施形態は、表示部110が上下方向にチルト動作するものとして説明したが、これは例示であり、本発明を限定するものではない。本発明は、例えば、表示部110が上下方向のチルト動作に加えて、左右方向に角度調整するものであってもよい。この場合、例えば、記憶部160は、表示部110の上下方向の停止位置に加えて、左右方向の停止位置も対応付けたテーブルを記憶していればよい。これにより、制御部170は、表示部110の上下方向および左右方向の停止位置における、最適な画質に調整することができる。
上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 ルームミラー
20 右サイドミラー
30 左サイドミラー
40 シート
100,100A,100B 電子機器
110 表示部
120 光検出部
130 駆動部
140 位置情報取得部
150 時間情報取得部
160 記憶部
170 制御部
171 反射予測部
172 調整判断部
173 角度調整部
174 画質調整部
175 頭部位置算出部
180 CANデータ取得部
190 撮像部
200 筐体
300 車両

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ、画像を表示する表示部と、
    前記表示部を、前記筐体に対してチルト動作させる駆動部と、
    前記表示部に照射された光の照度を検出する光検出部と、
    前記光検出部によって検出された光の照度に基づいて、光の反射量を予測し、光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、前記駆動部を制御して前記表示部をチルト動作させ、かつ前記表示部の前記筐体に対する角度に応じて画質を調整する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる、電子機器。
  2. 前記制御部は、前記表示部の輝度、コントラスト、ガンマ設定の少なくとも1つを調整する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記表示部に光が照射されている時間が、あらかじめ定められている閾値以上であった場合に、前記表示部を駆動させ、かつ前記表示部の画質を調整する、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、車両から取得する乗員の頭部位置を推定可能な車両情報に基づいて、前記表示部を駆動させ、かつ前記表示部の画質を調整する、請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 走行中の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記位置情報に基づいて、前記表示部の画質を調整し、前記表示部を駆動させる、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 現在の時間情報を取得する時間情報取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記時間情報に基づいて、前記表示部の画質を調整し、前記表示部を駆動させる、請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記表示部は、ノングレアの液晶である、請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 筐体に設けられた表示部に照射された光の照度に基づいて、光の反射量を予測するステップと、
    前記光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、駆動部を制御して前記表示部をチルト動作させるステップと、
    前記表示部の前記筐体に対する角度に応じて画質を調整するステップと、を含み、
    前記表示部をチルト動作させるステップでは、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる、反射制御方法。
  9. 電子機器のコンピュータに、
    筐体に設けられた表示部に照射された光の照度に基づいて、光の反射量を予測する処理と、
    前記光の反射量があらかじめ定められている閾値以上であった場合、駆動部を制御して前記表示部をチルト動作させる処理と、
    前記表示部の前記筐体に対する角度に応じて画質を調整する処理と、を実行させ、
    前記表示部をチルト動作させる処理では、前記反射量を小さくすべく、視野角が広い方向にチルト動作させる、反射制御プログラム。
JP2018035705A 2018-02-28 2018-02-28 電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム Pending JP2019152696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035705A JP2019152696A (ja) 2018-02-28 2018-02-28 電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035705A JP2019152696A (ja) 2018-02-28 2018-02-28 電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019152696A true JP2019152696A (ja) 2019-09-12

Family

ID=67948877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018035705A Pending JP2019152696A (ja) 2018-02-28 2018-02-28 電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019152696A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102673292B1 (ko) 차량의 표시 제어 장치 및 방법
KR101790407B1 (ko) 동적으로 교정된 헤드-업 디스플레이
US10578864B2 (en) Head-up display device
US9471151B2 (en) Display and method capable of moving image
US8116937B2 (en) Vehicle display apparatus
US9690096B2 (en) Head-up display apparatus
US7952808B2 (en) Display system for vehicle and display method
US9753289B2 (en) Head up display device
US20180188530A1 (en) Display device, display method and display medium
US20160320624A1 (en) Head-up display device
KR101610092B1 (ko) 차량용 곡면 디스플레이 장치
US9835861B2 (en) System having an adjustment device and method for automatically adjusting/switching the adjustment device for a head-up display device
US10935839B2 (en) Display device
JP5813243B2 (ja) 表示装置
JP5010202B2 (ja) プロジェクタおよび投射画像調整方法
KR20140128812A (ko) 차량용 투명 디스플레이의 제어 방법 및 그 장치
CN110733430A (zh) 平视显示设备,包括其的车辆及控制平视显示设备的方法
US10946743B2 (en) Display control device
JP6005016B2 (ja) 移動体用表示装置
JP2019152696A (ja) 電子機器、反射制御方法、および反射制御プログラム
KR101806466B1 (ko) 헤드업 디스플레이 제어 장치 및 방법
US20160147299A1 (en) Apparatus and method for displaying image of head up display
JP2018120141A (ja) ヘッドアップディスプレイ
KR101775924B1 (ko) 헤드업 디스플레이의 영상 위치 조절 장치 그 방법
JP2019026198A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置とそのためのドライバ視点検出方法