JP2019150798A - 液体材料の塗布方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高粘度液体材料の塗布を高速かつ安定的に制御することができる、液体塗布方法および装置を提供すること。【解決手段】液体材料を吐出する吐出ノズルと、上記吐出ノズル内を往復するプランジャと、を含み、上記プランジャと上記吐出ノズルとの間のオリフィス部に凹凸を有する液体塗布装置を用いる。粒子を含む液体材料を保持する吐出ノズルに対して、プランジャを近づける工程と、上記吐出ノズルの面、または、上記プランジャ面の凹凸に、上記粒子を入れ込み膜状に変形させる工程と、上記吐出ノズルより上記粒子を含む液体材料を吐出する工程と、を含む液体塗布方法を用いる。【選択図】図3
Description
本発明は、はんだペーストや銀ペーストの他、蛍光体ペースト、接着剤などの機能性粒子が含まれる高粘度液体材料の塗布を高速かつ安定的に制御することができる、液体材料の塗布方法および装置に関するものである。
プランジャの往復動作によって、液体材料を吐出するジェットタイプの液体塗布装置が知られている。
プランジャを往復動作させるための駆動源としては、モータやエアー、バネ、圧電素子などのアクチュエータが用いられることが多い。圧電素子は、高速動作が可能であるが、その変位量は小さいため、変位拡大機構と組み合わせて変位量を大きくして用いられることが一般的である。
例えば、特許文献1や特許文献2に記載のものが知られている。
プランジャを往復動作させるための駆動源としては、モータやエアー、バネ、圧電素子などのアクチュエータが用いられることが多い。圧電素子は、高速動作が可能であるが、その変位量は小さいため、変位拡大機構と組み合わせて変位量を大きくして用いられることが一般的である。
例えば、特許文献1や特許文献2に記載のものが知られている。
近年では、生産性向上の観点から塗布作業の安定性が強く求められており、このタイプの液体塗布装置において、一定時間内のメンテナンス回数を低減させる要求が高まっている。さらに、各種の液体材料に含まれる機能性粒子のサイズは小さいほど高価になるため、より大きな粒子サイズへの対応が強く求められている。
そのため、大きな粒子が含まれる液体材料でも安定的に塗布できる、液体塗布装置が必要となっている。
以下、従来の液体塗布装置について、図1A〜図1Dおよび図2を参照しながら説明する。
従来の液体塗布装置の塗布工程は、図1A〜1Dの順にプロセスが進む。塗布装置の断面図を図2に示す。ノズル穴4から液体材料2を吐出する液体塗布装置は、ノズル穴4と連通し、液体材料が供給される供給タンク8と、先端部が供給タンク8内を往復動作するプランジャ5と、プランジャ5を往復動作させるリニアソレノイド7と、を備える。
吐出ノズル1に対してプランジャ5を衝突させることによって、供給タンク8内の液体材料2はノズル穴4の近傍で圧力が高まり、ノズル穴4から吐出され、基板3上に塗布される。
その際、吐出終了直前に液体材料2をノズル穴4内に吸引して、吐出と逆の流れを発生させることによって、ノズル穴4の近傍で吐出された液体材料2を強制的に引きちぎることができる。その結果、液体材料2の切れ位置をノズル穴4の近傍の所定の箇所に制御することができ、液体材料2が複数箇所で切れて、離脱することによる液体材料2の飛び散りの発生を防ぐことができることを特徴とする。
従来の吐出機構においては、粒子が含まれる液体材料2をノズル穴4より吐出させるためには、ノズル穴4の近傍に液体材料2を滞留させることなく、ノズル穴4の近傍に供給された液体材料2をプランジャ5によって、確実に押し出すことが必要である。
しかし、従来の吐出機構においては、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力を所定値まで高めるためには、吐出ノズル1に対してプランジャ5を衝突させることが必要であった。
この時、この衝突動作時において、吐出ノズル1とプランジャ5の間に粒子が介在する場合には、ノズル穴4の近傍の圧力が所定値まで十分高まらずに吐出不良が発生する。また、衝突時の衝撃で液体材料2に含まれる粒子が破壊され、ノズル穴4の近傍に付着することによって、ノズル穴4の近傍の圧力が不均一となって吐出曲がりや目詰まりが発生する。したがって、従来の装置では、粒子が含まれる液体材料2を、安定的に吐出させることは困難である。
本発明の課題は、このような従来の課題を解決するものであり、高速かつ安定的に粒子が含まれる液体材料を塗布することができる液体材料の塗布方法および装置を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、液体材料を吐出する吐出ノズルと、上記吐出ノズル内を往復するプランジャと、を含み、上記プランジャと上記吐出ノズルとの間のオリフィス部に凹凸を有する液体塗布装置を用いる。
また、粒子を含む液体材料を保持する吐出ノズルに対して、プランジャを近づける工程と、上記吐出ノズルの面、または、上記プランジャ面の凹凸に、上記粒子を入れ込み膜状に変形させる工程と、上記吐出ノズルより上記粒子を含む液体材料を吐出する工程と、を含む液体塗布方法を用いる。
本発明の構成によれば、電子デバイスの製造などの産業用途において、機能性粒子が含まれる高粘度液体材料の塗布を高速かつ安定的に制御することができ、必要な箇所に最適な量を任意パターンで塗布することができる。
<液体塗布装置の構成>
図3は、本発明における実施の形態の液体塗布装置100の断面図であり、基本構成について以下に説明する。
図3は、本発明における実施の形態の液体塗布装置100の断面図であり、基本構成について以下に説明する。
ノズル穴4から液体材料2の吐出液滴106を吐出する液体塗布装置100は、供給タンク8から連通する吐出ノズル1まで液体材料2を供給する液体材料供給機構108と、吐出ノズル1先端のノズル穴4の近傍の圧力を高める加圧機構107と、を備える。
液体材料供給機構108は、ノズル穴4を有する吐出ノズル1と連通して液体材料2が供給される供給流路104と、液体材料2が貯蔵される供給タンク8と、供給タンク8の内圧を制御する圧力コントローラ105と、を備える。
加圧機構107は、先端部が供給流路104内を往復動作するプランジャ5と、プランジャ5を往復動作させるアクチュエータ101と、アクチュエータ101用のコントローラ102と、プランジャ5の往復動作を規正するプランジャガイド6と、供給流路104からの液体材料2の流出を防止するシール材103と、を備える。
以下に、各構成要素の特徴について説明する。
<液体材料供給機構108>
供給タンク8に貯蔵された液体材料2は、圧力コントローラ105によって供給タンク8の内圧を高めることによって、供給流路104および吐出ノズル1を通じてノズル穴4に供給される。
供給タンク8に貯蔵された液体材料2は、圧力コントローラ105によって供給タンク8の内圧を高めることによって、供給流路104および吐出ノズル1を通じてノズル穴4に供給される。
供給タンク8の内圧を高めるために、エアーやプランジャだけでなく、スクリューポンプを用いることが多い。
供給流路104は、ノズル穴4と同様の材料を用いることができ、流路断面はΦ0.5〜10mm程度の円形状でも、同程度の断面積の矩形状でも構わないが、加工性や粒子滞留、気泡溜りの防止などの観点から、断面形状が大きく変化しない円形状が好ましい。
供給流路104は、液体材料2が貯蔵される供給タンク8と、ノズル穴4を連通して供給タンク8に貯蔵された液体材料2をノズル穴4まで供給する機能を担っている。
なお、別の供給機構を用いてもよい。
<吐出ノズル1>
吐出ノズル1は、超硬合金やステンレス、アルミニウム、チタンなどの金属のみならず、セラミックやPEEK、PPS、PTFEなどの樹脂材料でも構わないが、液体材料2が吐出される際に含有粒子材料との磨耗で劣化したり、液体材料2に侵食・溶出されたりすることのない素材の選定が重要である。
吐出ノズル1は、超硬合金やステンレス、アルミニウム、チタンなどの金属のみならず、セラミックやPEEK、PPS、PTFEなどの樹脂材料でも構わないが、液体材料2が吐出される際に含有粒子材料との磨耗で劣化したり、液体材料2に侵食・溶出されたりすることのない素材の選定が重要である。
また、所望の吐出液滴サイズに応じて、ノズル穴4の内径はΦ0.05mm〜0.5mmの範囲から選定されることが多い。液体材料2の粘度やチキソ性、表面張力、ノズル面との接触角などの物性に応じて、ノズル穴4の長さは0.05mm〜5mmの範囲から選定されることが多い。
図3においては、簡略化のため、ノズル穴4はコーン形状として図示してあるが、図4A〜4Fに記載のような形状であっても構わない。
さらには、液体材料2に含まれる機能性粒子の付着および破壊を回避するために、吐出ノズル1における液体材料2との対向面には、液体材料2に含まれる機能性粒子の大きさと液体材料2の粘度に応じて、0.1μm〜50μm程度の凹凸10(図6A〜図6Cで説明)を形成することが好適である。
この凹凸10の形状は、図5A〜図5Cに記載のように正弦波状や矩形波状、三角波状などの規則的な形状のみならず、その組み合わせであっても、不規則な形状であっても構わない。
さらに、吐出ノズル1における凹凸10は、図6A〜図6Cに記載のように吐出ノズル1と液体材料2が対向する面の全面に形成されても、一部のみに形成されても構わない。プランジャ5の表面の凹凸10も同様である。
液体材料2の粘度が例えば10Pa・sec以上と比較的高い場合においては液体材料2の流動性が比較的低いため、液体材料2に含まれる機能性粒子の大きさに比べて十分に小さな凹凸10を形成することが必要である。例えば1〜50μm程度の大きさの機能性粒子を含む時には、0.1〜5μm程度の凹凸を形成することが好ましい。
これによって、液体材料2が当接する吐出ノズル1の壁面に液相の薄膜が形成されるため、機能性粒子が吐出ノズル1の壁面と衝突することによる損傷を抑制することが可能となる。
なお、凹凸10は、オリフィス部109の内、液圧が高い(流路が狭い)部分に設けるのが好ましい。図6A〜図6Cの場合、傾斜している部分である。この部分のみが好ましい。
液体材料2の粘度が、例えば10Pa・sec未満と比較的低い場合においては液体材料2の流動性が比較的高いため、液体材料2に含まれる機能性粒子の大きさに比べて十分に大きな凹凸を形成することが必要である。例えば0.01〜10μm程度の大きさの機能性粒子を含む時には、0.1〜50μm程度の凹凸を形成することが好ましい。
これによって、吐出ノズル1とプランジャ5の先端がより近接した位置となった場合においても、機能性粒子が吐出ノズル1の凹凸内を出入りすることができるため、機能性粒子が吐出ノズル1とプランジャ5の先端の間に挟まって衝撃荷重を受けることによる損傷を抑制することが可能となる。
<加圧機構107>
シール材103を介して液体材料2と当接するプランジャ5は、アクチュエータ101用のコントローラ102で往復動作を制御されることによって、ノズル穴4の近傍に供給された液体材料2をノズル穴4の外側に押し出して吐出液滴106として吐出される。
シール材103を介して液体材料2と当接するプランジャ5は、アクチュエータ101用のコントローラ102で往復動作を制御されることによって、ノズル穴4の近傍に供給された液体材料2をノズル穴4の外側に押し出して吐出液滴106として吐出される。
なお、プランジャ5は、吐出ノズル1に接触せず、吐出ノズル1より外部へはでない。
アクチュエータ101は、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力を高めるためにプランジャ5を往復動作させる駆動源として用いられ、モータやエアー、圧電素子など圧電アクチュエータが用いられることが多い。
圧電素子は、高速動作が可能であるが、その変位量は小さいため、ヒンジ機構やテコ機構、リンク機構、あるいはクサビ機構などの変位拡大機構と組み合わせて変位量を大きくして用いられることが好ましい。
プランジャ5には、吐出ノズル1と同様の材料を用いることができるが、含有粒子材料で摩耗したり、液体材料2に侵食・溶出されたりすることのない素材を選定する必要がある。
シール材103は、含有粒子材料で劣化したり、液体材料2に侵食・溶出されたりすることのない素材を選定する必要があるだけでなく、液体材料2がプランジャガイド6側に漏れず、プランジャ5の往復動作への影響を最小限に抑制しなければならない。
また、プランジャ5を高速駆動させるためには、比重の小さな素材を選定して、プランジャ5の体積を可能な限り小さく設計することによって、プランジャ5自身の質量を最小限に低減させて軽量化を行うことが好ましい。
プランジャ5は、アクチュエータ101の駆動エネルギを液体材料2の吐出エネルギに変換する機能を担っている。プランジャ5がノズル穴4近傍で往復運動することによって、プランジャ5の先端と吐出ノズル1を近接させてオリフィス部109が形成される。なお、オリフィス部109は、吐出ノズル1とプランジャ5との間の空間を示す。特に、プランジャ5が吐出ノズル1に一番近づいた時の両者間の空間である。
このオリフィス部109は、ノズル穴4の近傍の液体材料2に印加された圧力が供給流路104の上流側に漏れないようにして、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力を高めることができる。これによって、ノズル穴4から液体材料2の吐出液滴106を吐出させることができる。
プランジャ5の先端形状は、図3に記載のような平坦形状でも構わないが、図7A〜図7Fに記載のような形状でもあっても構わない。
さらには、液体材料2に含まれる機能性粒子の付着および破壊を回避するために、吐出ノズル1と同様にプランジャ5の先端面には、液体材料2に含まれる機能性粒子の大きさと液体材料2の粘度に応じて、0.1μm〜50μm程度の凹凸を形成することが好適である。
オリフィス部109を構成する、プランジャ5と当接する吐出ノズルの1面に同様の凹凸が形成される場合には、プランジャ5側の凹部と吐出ノズル1側の凸部が噛み合わないようにすることが好ましい。したがって、図8Aおよび図8Bに記載のようにプランジャ5側の凹凸10を吐出ノズル1側の凹凸10の位相に合わせたり、周期をずらしたりすることがより好ましい。
図8Aおよび8Bには、プランジャ5の先端と吐出ノズル1の両方ともが三角波状の凹凸形状を記載しているが、図5A〜図5Cに記載のような任意の凹凸形状の組み合わせでも構わない。特に、凸部の幅は凹凸10の高低差の2分の1以下とすることがより好ましい。
さらに、プランジャ5の先端における凹凸10は、図6A〜図6Cに記載のようにプランジャ5と液体材料2が当接する面の全面に形成されても、一部のみに形成されても構わない。特に、オリフィス部109における吐出ノズル1の凹凸10を、相対するプランジャ5の先端の凹凸10に比べて大きく設定することがより好ましい。
これによって、吐出ノズル1とプランジャ5の先端がより近接した位置となった場合においても、吐出ノズル1とプランジャ5の先端の間により大きな隙間を確保することができるため、機能性粒子が吐出ノズル1とプランジャ5の先端の間に挟まって衝撃荷重を受けることによる損傷を抑制することが可能となる。
さらには、プランジャ5が吐出ノズル1に対して近接するように相対移動する際に、プランジャ5の先端の凹凸10に機能性粒子を取り込み、滞留させてしまうことを抑制することができ、安定的に機能性粒子が含まれる液体材料を塗布することが可能となる。
上記と同じ理由で、オリフィス部109に面するプランジャ5と吐出ノズル1の少なくともいずれかの面が弾性材料で構成されるのが好ましい。
例えば、ゴム材、樹脂材料などである。
例えば、ゴム材、樹脂材料などである。
<塗布動作>
次に、粒子を含む液体材料2の塗布動作について、以下に説明する。
次に、粒子を含む液体材料2の塗布動作について、以下に説明する。
<供給>
プランジャ5の先端が、粒子を含む液体材料2が供給される供給流路104内を上方向に動作する際にノズル穴4の近傍に液体材料2が供給される。供給流路104に直結する、液体材料の供給タンク8に対して、0.1〜500kPa程度の背圧をかけることによって、液体材料2の供給速度を高めて、より短い吐出間隔で高粘度材料を塗布することが可能となる。
プランジャ5の先端が、粒子を含む液体材料2が供給される供給流路104内を上方向に動作する際にノズル穴4の近傍に液体材料2が供給される。供給流路104に直結する、液体材料の供給タンク8に対して、0.1〜500kPa程度の背圧をかけることによって、液体材料2の供給速度を高めて、より短い吐出間隔で高粘度材料を塗布することが可能となる。
背圧が高いほど液体材料2の供給速度は大きくなる一方、粒子含有ペースト材料の場合には固形分と液体成分が分離してしまうことが問題となるため、背圧は300kPa程度以下であることが好ましい。また、背圧が300kPa以下であっても、ノズル穴4から液体材料2が染み出た状態になると、気液界面のメニスカス面が不安定となり、安定な液滴吐出ができなくなる場合があるため、液体材料2と吐出条件に応じた背圧設定が不可欠である。
<プランジャ移動>
プランジャ5がノズル穴4に近接する下方向に動作する際に、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力が上昇して液体材料2の吐出液滴106がノズル穴4より吐出される。ここで、プランジャ5の上下動作中においてもノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力が低下しないように、プランジャ5に密着してシール材103が設置される。プランジャ5の下方向への動作速度が速いほど、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力を急速に上昇させることができるため、ノズル穴4から先頭で飛び出す液体材料2の吐出速度を上昇させることが可能となる。
プランジャ5がノズル穴4に近接する下方向に動作する際に、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力が上昇して液体材料2の吐出液滴106がノズル穴4より吐出される。ここで、プランジャ5の上下動作中においてもノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力が低下しないように、プランジャ5に密着してシール材103が設置される。プランジャ5の下方向への動作速度が速いほど、ノズル穴4の近傍の液体材料2の圧力を急速に上昇させることができるため、ノズル穴4から先頭で飛び出す液体材料2の吐出速度を上昇させることが可能となる。
なお、液体材料2中に粒子は、凹凸10に一部が確保され、膜状となる。他の粒子は、膜状の表面を流れ、吐出ノズル1より吐出される。
<吐出>
さらに、ノズル穴4から先頭の液体材料2が飛び出し始めた後にプランジャ5を上方向に速く動作させることによって、後続する液体材料2の吐出速度を低下させることもできる。これによって、高粘度の液体材料2でも吐出液滴106の糸曳きを短くすることが可能となり、より微量な吐出液滴106を安定して吐出させることができる。
<変形例>
図3においては、プランジャ5先端が供給流路104内の液体材料2に当接して上下に往復動作する構成となっているが、図9に示す2ように、プランジャ5の先端が直接的に液体材料2に当接せず、ダイアフラム201面を上下に往復動作させる構成とすることも可能である。
<効果>
以上のような実施の形態の液体塗布装置および方法によって、液体材料2に含まれる機能性粒子をノズル穴4の近傍に滞留させることなく、ノズル穴4の近傍に供給された液体材料2をプランジャ5で確実に押し出すことができ、吐出曲がりや目詰まりの発生を抑制して液体材料2をノズル穴4より安定的に吐出させることが可能となる。
さらに、ノズル穴4から先頭の液体材料2が飛び出し始めた後にプランジャ5を上方向に速く動作させることによって、後続する液体材料2の吐出速度を低下させることもできる。これによって、高粘度の液体材料2でも吐出液滴106の糸曳きを短くすることが可能となり、より微量な吐出液滴106を安定して吐出させることができる。
<変形例>
図3においては、プランジャ5先端が供給流路104内の液体材料2に当接して上下に往復動作する構成となっているが、図9に示す2ように、プランジャ5の先端が直接的に液体材料2に当接せず、ダイアフラム201面を上下に往復動作させる構成とすることも可能である。
<効果>
以上のような実施の形態の液体塗布装置および方法によって、液体材料2に含まれる機能性粒子をノズル穴4の近傍に滞留させることなく、ノズル穴4の近傍に供給された液体材料2をプランジャ5で確実に押し出すことができ、吐出曲がりや目詰まりの発生を抑制して液体材料2をノズル穴4より安定的に吐出させることが可能となる。
これによって、長期連続駆動が不可欠となる電子デバイス製造などの産業用途で用いることが可能となる。
本発明の塗布ノズルヘッドおよびそれを具備する液体塗布装置は、凹凸面や曲面などの立体構造物への3D塗布や、多品種少量の電子デバイス製造における生産性向上などの目的で、任意パターン塗布するための塗布ノズルヘッドおよびそれを具備する液体塗布装置として用いられる。
1 吐出ノズル
2 液体材料
3 基板
4 ノズル穴
5 プランジャ
6 プランジャガイド
7 リニアソレノイド
8 供給タンク
10 凹凸
100 液体塗布装置
101 アクチュエータ
102 コントローラ
103 シール材
104 供給流路
105 圧力コントローラ
106 吐出液滴
107 加圧機構
108 液体材料供給機構
109 オリフィス部
201 ダイアフラム
2 液体材料
3 基板
4 ノズル穴
5 プランジャ
6 プランジャガイド
7 リニアソレノイド
8 供給タンク
10 凹凸
100 液体塗布装置
101 アクチュエータ
102 コントローラ
103 シール材
104 供給流路
105 圧力コントローラ
106 吐出液滴
107 加圧機構
108 液体材料供給機構
109 オリフィス部
201 ダイアフラム
Claims (7)
- 液体材料を吐出する吐出ノズルと、
前記吐出ノズル内を往復するプランジャと、を含み、
前記プランジャと前記吐出ノズルとの間のオリフィス部に凹凸を有する液体塗布装置。 - 前記オリフィス部に面する前記プランジャの面と前記吐出ノズルの面とのうち、前記吐出ノズルの面の方が、前記プランジャの面より大きな凹凸形状を有する、請求項1に記載の液体塗布装置。
- 前記オリフィス部に面する前記プランジャと前記吐出ノズルの少なくともいずれかの面が弾性材料で構成される請求項1または2記載の液体塗布装置。
- 前記オリフィス部において、前記液体に最も高い液圧が発生する部分に、前記凹凸がある請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体塗布装置。
- 前記プランジャの駆動源として圧電アクチュエータを用いる請求項1〜4のいずれかに記載の液体塗布装置。
- 前記プランジャは、前記吐出ノズルに接触せず、前記吐出ノズルから外部へ出ない請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体塗布装置。
- 粒子を含む液体材料を保持する吐出ノズルに対して、プランジャを近づける工程と、
前記吐出ノズルの面、または、前記プランジャの面の凹凸に、前記粒子を入れ込み膜状に変形させる工程と、
前記吐出ノズルより前記粒子を含む液体材料を吐出する工程と、を含む液体塗布方法。
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JP2018039687A JP2019150798A (ja) | 2018-03-06 | 2018-03-06 | 液体材料の塗布方法および装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7553315B2 (ja) | 2020-10-14 | 2024-09-18 | トヨタ自動車東日本株式会社 | 塗料噴射ノズル及びその制御方法 |
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