JP2019149702A - 送信装置、受信装置、送信方法および受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法および受信方法 Download PDF

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【課題】高精度な時刻同期を実現できる送信装置を提供する。【解決手段】受信装置20へパケットを送信する送信装置10は、パケットを生成する汎用プロセッサ13と、汎用プロセッサ13が生成したパケットに、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報を書き込むプログラマブルロジックデバイス12と、時刻情報が書き込まれたパケットを無線で受信装置20へ送信する無線モジュール14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置、受信装置、送信方法および受信方法に関する。
複数の機器が連携して動作するシステムにおいて、各機器の時刻同期を取る必要がある。例えば、ネットワークを介して時刻同期パケットを送受信することにより、各機器間で時刻同期するために、IEEE1588ではPTP(Precision Time Protocol)が規定されている。特許文献1および2には、PTPを用いて時刻同期を取るための技術が開示されている。
特開2017−063363号公報 特開2016−036060号公報
しかしながら、機器の設置環境に合わせて、当該機器に要求される動作水準を満たすために、高精度な時刻同期が要求されている。具体的には、1ms単位、またはそれ以上の精度が要求されている。
本発明は、高精度な時刻同期を実現できる送信装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る送信装置は、受信装置へパケットを送信する送信装置であって、パケットを生成する汎用プロセッサと、前記汎用プロセッサが生成したパケットに、前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報を書き込むプログラマブルロジックデバイスと、前記時刻情報が書き込まれたパケットを無線で前記受信装置へ送信する無線モジュールと、を備える。
これによれば、ハードウェアコントローラであるFPGA(Field Programable Gate Array)等を含むプログラマブルロジックデバイス(以下、PL(Programable Logic)とも呼ぶ)が、受信装置へ送信されるパケットへの時刻情報の書き込みを行うため、例えば、汎用的に用いられ、書き込み等の処理以外にも他の様々な処理を行う汎用プロセッサ(以下、PS(Processing System)とも呼ぶ)が書き込みを行うよりも短い時間で書き込みを行うことができる。例えば、PSが書き込み処理を行うまでに他の処理の処理待ちが発生することがある。このため、PLが時刻情報の書き込みを行うことで、送信装置が時刻情報を生成してからパケットへ書き込むまでの時間を短くでき、送信装置と受信装置との間の時刻のずれを小さくすることができる。このように、送信装置は、高精度な時刻同期を実現できる。
また、前記汎用プロセッサは、前記時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に所定の領域が確保されたパケットを生成し、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域に、前記時刻情報を書き込んでもよい。
これによれば、時刻情報とは異なるデータとして、例えば、画像、動画、音声、文字等のコンテンツを送信する際に同時に時刻情報も送信することができる。また、PSとPLとは、所定の領域を互いに認識している関係にあるため、PSが時刻情報用の所定の領域を確保したパケットを生成し、PLが当該所定の領域に時刻情報を書き込むことで、容易に、データと時刻情報とを含むパケットを生成できる。
また、前記汎用プロセッサは、さらに、前記データの前方から前記データを所定のサイズの複数のブロックに分割した際に、前記データ内の後方で発生する前記所定のサイズ未満の剰余データを前記所定のサイズのブロックとして扱うために、前記剰余データよりも後方に設けられるパディング領域のサイズが、前記時刻情報のサイズ以上であるか否かを判定し、前記パディング領域のサイズが前記時刻情報のサイズ以上であると判定した場合、前記複数のブロックと、前記剰余データおよび前記パディング領域からなる剰余ブロックと、を含むパケットを生成し、前記パディング領域のサイズが前記時刻情報のサイズよりも小さいと判定した場合、前記複数のブロックと、前記剰余ブロックと、前記剰余ブロックよりも後方に設けられた他のパディング領域のみからなる少なくとも1つの新規ブロックと、を含むパケットを生成し、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の後方領域に前記時刻情報を書き込んでもよい。
データを例えばSDIO(Secure Digital Input Output)規格に準拠した固定のデータサイズのブロックに分割して転送する場合に、剰余データに、無意味なデータ領域(例えば足りない桁数だけ「0」のデータが続く領域)であるパディング領域を設ける処理であるパディング処理(ゼロパディング)が施される。これに対して、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズよりも大きい場合、当該パディング領域に時刻情報が書き込まれるため、無意味なデータ領域であるパディング領域を有効活用することができる。また、パディング領域はパケット内の後方に設けられるため、PLは、パディング領域の位置の解析または検知をする必要がなく、単に、パケット内の後方領域を指定して時刻情報を書き込むことで、パディング領域に時刻情報を書き込むことができる。
また、前記汎用プロセッサは、前記データの前方から前記データをそれぞれ所定のサイズに分割した複数のブロックと、当該分割により前記データ内の後方で発生する前記所定のサイズ未満の剰余データ、および、前記剰余データを前記所定のサイズのブロックとして扱うために前記剰余データよりも後方に設けられたパディング領域からなる剰余ブロックと、前記剰余ブロックよりも後方に設けられた他のパディング領域のみからなる少なくとも1つの新規ブロックと、を含むパケットを生成し、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の後方領域に前記時刻情報を書き込んでもよい。
これによれば、時刻情報とパディング領域とのサイズ比に関係なく必ず新規ブロックが設けられるため、PSは、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズ以上であるか否かの判定を行う必要がなくなり、PSでの処理を少なくすることができる。
また、前記汎用プロセッサは、前記データと、前記データよりも後方に設けられた前記時刻情報と同じサイズのパディング領域と、を含むパケットを生成し、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の前記パディング領域に前記時刻情報を書き込んでもよい。
データを、SDIOのように、データサイズが決められた方式による転送が行われず、例えばPCI Express規格等に準拠して転送する、いわゆるバイト転送が行われる場合、データが固定のデータサイズのブロックに分割されないため、剰余データが発生せず、パディング領域も設けられない。そこで、データとは別にパディング領域が設けられ、当該パディング領域に時刻情報が書き込まれる。これにより、バイト転送が行われる場合であっても、データを送信する際に同時に時刻情報も送信することができる。
また、前記汎用プロセッサは、前記時刻情報とは異なるデータを含むパケットと、パディング領域のみからなるパディングパケットとを生成し、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記パディングパケットに、前記時刻情報を書き込んでもよい。
このように、パディング領域のみからなるパディング領域に時刻情報が書き込まれることで、パケットにおいてデータと一体に時刻情報が送信されず、時刻情報が単体で送信されてもよい。この場合、剰余データに対してパディング領域を付与したり、当該パディング領域のサイズと時刻情報のサイズとの比較をしたりする必要がないため、簡潔な構成で高精度な時刻同期を実現できる。
また、前記汎用プロセッサは、PTP(Precision Time Protocol)パケットを生成し、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記PTPパケット内の所定の領域に、前記時刻情報を書き込んでもよい。
PTPを用いて時刻同期を行う既存の機器(例えば受信装置)は、受信したPTPパケット内の所定の領域に書き込まれた時刻同期のためのデータを解析することで、時刻同期を行う。そこで、当該所定の領域に時刻情報を書き込むことで、PTPを用いて時刻同期を行う既存の機器についても本発明による時刻同期が可能となる。この場合、PTPを用いる構成を流用することになるので、簡潔な構成で高精度な時刻同期を実現できる。
また、前記時刻情報には、前記時刻同期データとは別に時刻同期に関連した追加データが含まれていてもよい。
これによれば、データを送信する際に同時に時刻同期に関連した追加データも送信することができる。
また、前記追加データは、前記時刻同期データよりも前方に設けられていてもよい。
これによれば、時刻情報に追加データが含まれている場合であっても時刻同期データは、パケット内の後方領域に書き込まれているため、受信装置は、パケット内の後方領域を解析することで時刻同期データを解析し、時刻同期を取ることができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置は、送信装置からパケットを受信する受信装置であって、前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信する無線モジュールと、前記無線モジュールが受信したパケットを解析することで前記時刻情報を取得し、当該時刻情報に基づいて前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るプログラマブルロジックデバイスと、前記無線モジュールが受信したパケットにおける前記時刻情報を除く情報を解析する汎用プロセッサと、を備え、前記無線モジュールが受信するパケットは、前記時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に確保された所定の領域に前記時刻情報が書き込まれており、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域を解析することで前記時刻情報を取得する。例えば、前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の後方領域を解析することで前記時刻情報を取得してもよい。
これによれば、ハードウェアコントローラであるFPGA等を含むPLが、受信したパケットに書き込まれた時刻情報の解析を行うため、例えば、汎用的に用いられ、時刻情報の解析等の処理以外にも他の様々な処理を行うPSが時刻情報の解析を行うよりも短い時間で解析を行うことができる。つまり、PSでは時刻情報の解析の際にオーバーヘッドが生じ送信装置と受信装置との間の時刻にずれが生じるが、PLでは、時刻情報の解析の際にオーバーヘッドが生じにくいため、送信装置と受信装置との間の時刻のずれを小さくすることができる。このように、受信装置は、高精度な時刻同期を実現できる。また、時刻領域がパケット内の所定の領域(後方領域)に書き込まれているため、PLは、当該所定の領域を指定することで、時刻情報とは異なるデータ(例えば、画像、動画、音声、文字等のコンテンツ)と時刻情報とを両方含むパケットから、時刻情報を選択的に解析することができる。
また、本発明の一態様に係る送信方法は、送信装置が受信装置へパケットを送信する送信方法であって、前記送信装置が備える汎用プロセッサがパケットを生成するステップと、前記送信装置が備えるプログラマブルロジックデバイスが、前記汎用プロセッサが生成したパケットに、前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報を書き込むステップと、前記時刻情報が書き込まれたパケットを無線で前記受信装置へ送信するステップと、を含む。
これによれば、高精度な時刻同期を実現できる送信方法を提供できる。
また、本発明の一態様に係る受信方法は、受信装置が送信装置からパケットを受信する受信方法であって、前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信するステップと、前記受信装置が備えるプログラマブルロジックデバイスが、前記受信するステップで受信したパケットを解析することで前記時刻情報を取得し、前記時刻情報に基づいて前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るステップと、前記受信装置が備える汎用プロセッサが、前記受信するステップで受信したパケットにおける前記時刻情報を除く情報を解析するステップと、を含み、前記受信するステップで受信するパケットは、前記時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に確保された所定の領域に前記時刻情報が書き込まれており、前記時刻同期を取るステップでは、前記所定の領域を解析することで前記時刻情報を取得する。
これによれば、高精度な時刻同期を実現できる受信方法を提供できる。
本発明により、高精度な時刻同期を実現できる。
図1は、実施の形態に係る送信装置および受信装置を備える通信システムの一例を示す構成図である。 図2は、従来のパケット送信時のシーケンス図である。 図3は、実施例におけるパケット送信時のシーケンス図である。 図4は、ブロック転送のためのデータ分割およびパディング処理を説明するための図である。 図5は、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズ以上である場合の制御部の動作を説明するための図である。 図6は、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズよりも小さい場合の制御部の動作を説明するための図である。 図7は、時刻同期データおよび追加データを含む時刻情報の一例を示す図である。 図8は、パディング領域のサイズが追加データを含む時刻情報のサイズ以上である場合の制御部の動作を説明するための図である。 図9は、追加データを含む時刻情報のサイズがパディング領域のサイズよりも大きく1つの新規ブロックのサイズ以下の場合の制御部の動作を説明するための図である。 図10は、追加データを含む時刻情報のサイズが1つの新規ブロックのサイズよりも大きい場合の制御部の動作を説明するための図である。 図11は、パディングパケットを用いた例を説明するための図である。 図12は、バイト転送が行われる際の制御部の動作を説明するための図である。 図13は、PTPパケットを用いた例を説明するための図である。 図14は、従来のパケット受信時のシーケンス図である。 図15は、実施例におけるパケット受信時のシーケンス図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
[通信システムの構成]
まず、実施の形態に係る通信システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態に係る送信装置10および受信装置20を備える通信システムの一例を示す構成図である。なお、図1には示していないが、送信装置10および受信装置20は、例えば、AP(Access Point)等を介して無線通信を行う。例えば、当該通信システムは、複数の機器が連携して動作するシステムであり、送信装置10および受信装置20は、連携して動作可能となっている。送信装置10および受信装置20は、例えば音声再生装置(スピーカ等)であり、音声出力の際に連携して音声を出力できる。具体的には、同じ音声を複数のスピーカから同じタイミングで出力できる。また、送信装置10および受信装置20は、例えば映像再生装置(ディスプレイ等)であり、映像再生の際に連携して映像を出力できる。具体的には、同じ映像を複数のディスプレイから同じタイミングで出力できる。
なお、送信装置10は、受信装置20が有する機能を有していてもよく、受信装置20は、送信装置10が有する機能を有していてもよい。つまり、ここでは、説明上、各装置を送信装置10、受信装置20と呼ぶが、互いに同じ機能を有する通信装置であってもよい。言い換えると、後述する制御部11および制御部21、ならびに、無線モジュール14および無線モジュール24は、それぞれ同じ機能を有していてもよい。例えば、当該通信装置は、送信時には、送信装置10として機能し、受信時には受信装置20として機能する。
送信装置10は、受信装置20へパケット(通信パケット)を送信する装置である。例えば、送信装置10は、ビーコンを送出することでパケットを送信する。例えば、パケットには、画像、動画、音声、文字等のコンテンツが含まれている。送信装置10は、制御部11と無線モジュール14を備える。
制御部11は、送信装置10の動作を制御する処理部であり、例えば、SoC(System on a Chip)等の集積回路である。制御部11は、プログラマブルロジックデバイス(PL)12と汎用プロセッサ(PS)13とにより構成されている。
PL12は、ハードウェアコントローラであるFPGA等を含むデバイスである。後述するPS13は送信装置10に関して汎用的な処理を行うのに対して、PL12は、特定の処理に特化した機能を持たせることができる。また、PL12は、高精度なハードウェアタイマを有する。当該ハードウェアタイマは、例えば、90000分の1秒(90kHz)の時間間隔でカウンタ値を増加させるカウンタである。これにより、PL12は、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための高精度な時刻同期データを含む時刻情報(以後、単に時刻情報とも呼ぶ)を生成する。
PS13は、ソフトウェアコントローラであるCPU等を含む処理部であり、送信装置10に関して汎用的な処理を行う。つまり、PS13は、送信装置10に関して様々な処理を汎用的に行う必要があるため、ある特定の処理については、当該特定の処理に特化したPL12よりも処理に時間を要してしまう。PS13は、受信装置20へ送信されるパケットを生成する。
無線モジュール14は、受信装置20と通信するためのモジュールであり、アンテナおよび無線信号の送信回路などを含む。無線モジュール14は、パケットを無線で受信装置20へ送信する。
受信装置20は、送信装置10からパケットを受信する装置である。例えば、受信装置20は、ビーコンを受信することでパケットを受信する。受信装置20は、画像、動画、音声、文字等のコンテンツが含まれているパケットを受信することで、パケットに含まれるコンテンツの出力(再生等)を行う。受信装置20は、制御部21と無線モジュール24を備える。
制御部21は、受信装置20の動作を制御する処理部であり、例えば、SoC等の集積回路である。制御部11は、プログラマブルロジックデバイス(PL)22と汎用プロセッサ(PS)23とにより構成されている。
PL22は、ハードウェアコントローラであるFPGA等を含むデバイスである。後述するPS23は受信装置20に関して汎用的な処理を行うのに対して、PL22は、特定の処理に特化した機能を持たせることができる。
PS23は、ソフトウェアコントローラであるCPU等を含む処理部であり、受信装置20に関して汎用的な処理を行う。つまり、PS23は、受信装置20に関して様々な処理を汎用的に行う必要があるため、ある特定の処理については、当該特定の処理に特化したPL22よりも処理に時間を要してしまう。
無線モジュール24は、送信装置10と通信するためのモジュールであり、アンテナおよび無線信号の送信回路などを含む。無線モジュール24は、パケットを無線で送信装置10から受信する。
[パケット送信時の動作]
以下、送信装置10のパケット送信時の動作について説明する。まず、従来のパケット送信時の動作について図2を用いて説明した後、実施例におけるパケット送信時の動作について図3を用いて説明する。
図2は、従来のパケット送信時のシーケンス図である。
まず、PL12は、時刻情報を生成し(ステップS101)、生成した時刻情報をいったんPS13へ送る(ステップS102)。PS13は、パケットを生成し(ステップS103)、生成したパケットに受け取った時刻情報を書き込む(ステップS104)。PS13は、時刻情報が書き込まれたパケットをPL12へ送り(ステップS105)、PL12は、当該パケットを無線モジュール14へ送り(ステップS106)、そして、無線モジュール14は、当該パケットを受信装置20へ向けて送信する(ステップS107)。
ここで、図2に示されるA部分において、PL12が時刻情報を生成したタイミングと、PS13が時刻情報のパケットへの書き込みが完了するタイミングとには、時間のずれが生じてしまっている。具体的には、ステップS102においてPL12からPS13へ時刻情報を送る処理、および、ステップS104においてPS13が時刻情報をパケットに書き込む処理に時間を要している。特に、ステップS104については、上述したように、PS13は、送信装置10に関して汎用的な処理を行うので、時刻情報の書き込みの処理以外にも他の様々な処理(処理待ちを含む)を行う必要があり時間を要してしまう。
このように、従来のパケット送信時には、時刻同期を取るために生成された時刻情報のパケットへの書き込みが完了するまでに時間を要するため、時刻情報が示す時刻と、時刻同期のために時刻情報が取り扱われる時刻とにずれが生じてしまう。
図3は、本発明の実施例におけるパケット送信時のシーケンス図である。
まず、PS13は、パケットを生成し(ステップS11)、生成したパケットをPL12へ送る(ステップS12)。PL12は、時刻情報を生成し(ステップS13)、生成した時刻情報を受け取ったパケットに書き込む(ステップS14)。PL12は、時刻情報が書き込まれたパケットを無線モジュール14へ送り(ステップS15)、そして、無線モジュール14は、当該パケットを受信装置20へ向けて送信する(ステップS16)。
実施例におけるパケット送信時では、PL12がパケットに時刻情報を書き込んでいるため、PL12が時刻情報を生成したタイミングに対して、時刻情報のパケットへの書き込みが完了するまでに時間のずれが生じてしまうことが抑制される。具体的には、従来のパケット送信時と比べて、PL12からPS13へ時刻情報を送る処理(ステップS102)がないため、時間のずれが生じることを抑制できる。また、PL12は、上述したように、特定の処理に特化した機能を持たせることができるため、PL12が時刻情報の書き込みに特化することで、PS13がパケットに時刻情報を書き込むときよりも時間のずれが生じることを抑制できる。
以下、パケット送信時の実施例の具体例として実施例1〜5について説明する。
[実施例1]
実施例1では、無線モジュール14は、例えば、SDIO(Secure Digital Input Output)規格に準拠したインタフェースを備えるIEEE802.11ac対応のモジュールであるとする。このため、無線モジュール14は、SDIO規格に則ってパケットの送信をする必要がある。したがって、PS13は、SDIO規格に則ったパケットを生成する。PS13は、SDIO規格に則ったパケットとして、時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に所定の領域が確保されたパケットを生成する。時刻情報とは異なるデータは、例えば、画像、動画、音声、文字等のコンテンツである。一方、PL12は、PS13から受け取ったパケット内の所定の領域に時刻情報を書き込む。SDIO規格に則ってパケットを送信する方式をブロック転送とも呼ぶ。なお、SDIOは、本実施例では、SDIO ver.3.0を意味するものとする。
図4は、ブロック転送のためのデータ分割およびパディング処理を説明するための図である。図4に示されるように、ブロック転送では、データをSDIO規格において規定された範囲内の所定のサイズのブロックに分割して、データが送信される。しかし、データのサイズは、所定のサイズの整数倍とならないことが多く、分割後のそれぞれのブロックのサイズが所定のサイズとなるように分割した場合、所定のサイズ未満の剰余データが発生する。ここでは、例えば、データの前方からデータを所定のサイズの複数のブロックに分割した際にデータ内の後方で剰余データが発生する。そこで、剰余データを他のブロック(図4では、ブロックA〜C)と同じ所定のサイズのブロックとして扱うために、剰余データよりも後方にパディング領域が設けられる。これにより、剰余データおよびパディング領域からなる剰余ブロックは、所定のサイズとなり、ブロックA〜Cと同じように扱うことができる。なお、前方とは、パケット内のヘッダ側であり、送信装置10から送信される順序が早い側(受信装置20で受信する順序が早い側)を意味する。一方で、後方とは、ヘッダと反対側であり、送信装置10から送信される順序が遅い側(受信装置20で受信する順序が遅い側)を意味する。
ここで、PS13は、パディング領域のサイズが、時刻情報のサイズ以上であるか否かを判定する。実施例1では、時刻情報は、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための時刻同期データのみを含むとする。また、時刻同期データは、PL12(FPGA)が有するハードウェアタイマにより生成されるため、以下FPGAタイマとも呼ぶ。時刻情報(つまり、FPGAタイマ)のサイズは基本的には一定であるため、PS13は、例えば、FPGAタイマのサイズを予め認識しているとする。
図5は、パディング領域のサイズSpが時刻情報のサイズSt以上である場合の制御部11の動作を説明するための図である。具体的には、図5は、当該場合のPS13によるパケットの生成処理とPL12によるFPGAタイマの書き込み処理を説明するための図である。
PS13は、パディング領域のサイズSpがFPGAタイマのサイズSt以上であると判定した場合、複数のブロックA〜Cと、剰余データおよびパディング領域からなる剰余ブロックと、を含むパケットを生成する。つまり、複数のブロックA〜Cおよび剰余ブロック以外に新たなブロックは設けられない。なお、ブロック転送では、分割されたブロックそれぞれをパケットとみなすこともできるが、ここでは、分割されたブロックの集まりをパケットと呼ぶ。
そして、PL12は、パケット内の所定の領域に、FPGAタイマを書き込む。具体的には、パケット内の後方領域にパディング領域が設けられているため、PL12は、所定の領域として、パケット内の後方領域に、FPGAタイマを書き込む。パディング領域は、データを前方から分割した際にデータ内の後方で発生する剰余データよりも後方に設けられると予め決められているため、PL12は、パディング領域の位置の解析あるいは検知をする必要がなく、単に、PS13から送られてきたパケット内の後方領域に、FPGAタイマを書き込むという処理をするだけで、結果的にパディング領域にFPGAタイマが書き込まれることになる。
図6は、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズよりも小さい場合の制御部11の動作を説明するための図である。具体的には、図6は、当該場合のPS13によるパケットの生成処理とPL12によるFPGAタイマの書き込み処理を説明するための図である。
PS13は、パディング領域のサイズSpがFPGAタイマのサイズStよりも小さいと判定した場合、複数のブロックA〜Cと、剰余ブロックと、剰余ブロックよりも後方に設けられた他のパディング領域(剰余ブロックにおけるパディング領域とは異なるパディング領域)のみからなる少なくとも1つの新規ブロックと、を含むパケットを生成する。剰余ブロックにおけるパディング領域のサイズSpがFPGAタイマのサイズStよりも小さい場合、FPGAタイマを当該パディング領域に書き込むことはできず(図6の上側参照)、FPGAタイマが書き込まれる新たなブロックが必要となるためである。一方で、図5で説明したように、パディング領域のサイズSpがFPGAタイマのサイズSt以上の場合、FPGAタイマを当該パディング領域に書き込むことができるため、新たなブロックを設ける必要がない。なお、ここでは、パケットには、1つの新規ブロックが含まれているが、FPGAタイマのサイズStが1つの新規ブロックのサイズよりも大きい場合には、PS13は、複数のブロックA〜Cと、剰余ブロックと、複数の新規ブロックと、を含むパケットを生成する。
そして、PL12は、パケット内の後方領域に、FPGAタイマを書き込む。新規ブロックは、パケット内において、剰余ブロックよりもさらに後方に設けられると予め決められているため、PL12は、新規ブロックの位置の解析あるいは検知をする必要がなく、単に、PS13から送られてきたパケット内の後方領域に、FPGAタイマを書き込むという処理をするだけで、結果的に新規ブロックのパディング領域にFPGAタイマが書き込まれることになる。
このように、データを例えばSDIO規格に準拠した固定のデータサイズのブロックに分割して転送する場合に、剰余データについてはパディング領域が設けられるパディング処理(ゼロパディング)が施されるが、パディング領域は、無意味なデータ領域(例えば足りない桁数だけ「0」のデータが続く領域)となっている。これに対して、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズよりも大きい場合、当該パディング領域に時刻情報が書き込まれるため、パディング領域を有効活用することができる。また、パディング領域はパケット内の後方に設けられるため、PL12は、パディング領域の位置の解析または検知をする必要がなく、単に、パケット内の後方領域を指定して時刻情報を書き込むことで、パディング領域に時刻情報を書き込むことができる。
また、時刻情報とは異なるデータとして、例えば、画像、動画、音声、文字等のコンテンツを送信する際に同時に時刻情報も送信することができる。
なお、PS13は、パディング領域のサイズが、時刻情報のサイズ以上であるか否かを判定したが、当該判定が行われなくてもよい。この場合、PS13は、複数のブロックと、剰余ブロックと、少なくとも1つの新規ブロックと、を含むパケットを生成する。つまり、剰余ブロックにおけるパディング領域のサイズが時刻情報のサイズ以上であっても、必ず新規ブロックを含むパケットが生成される。これにより、PL12は、時刻情報および剰余ブロックにおけるパディング領域のサイズ比に関係なくパケットに時刻情報を書き込むことができるため、PS13は、パディング領域のサイズが時刻情報のサイズ以上であるか否かの判定を行う必要がなくなり、PS13での処理を少なくすることができる。
[実施例2]
実施例2においても、実施例1と同じように、無線モジュール14は、例えば、SDIO規格に準拠したインタフェースを備えるIEEE802.11ac対応のモジュールであるとする。このため、実施例2では、ブロック転送方式によってパケットが送信される点は実施例1と同じである。実施例2は、時刻情報に時刻同期データ(FPGAタイマ)とは別に時刻同期に関連した追加データが含まれる点が、実施例1と異なる。
図7は、時刻同期データおよび追加データを含む時刻情報の一例を示す図である。追加データは、例えば、日付情報や時刻同期の際に補助的に用いられるデータである。つまり、実施例2では、時刻同期のために必ず必要となるデータではないが、例えば、時刻同期データと同時に扱いたい場合等に、時刻情報に追加データを含めることができる。
図7に示されるように、追加データは、時刻同期データよりも前方に設けられる。詳細は後述するが、受信装置20は、パケット内の後方領域を解析することで、時刻同期データを解析するためである。つまり、追加データが時刻同期データよりも後方に設けられている場合、受信装置20がパケット内の後方領域を解析しても、当該後方領域に追加データしかなく、時刻同期データを解析できないことになることがあるためである。
実施例1と同じように、PS13は、パディング領域のサイズが、追加データを含む時刻情報のサイズ以上であるか否かを判定する。
図8は、パディング領域のサイズが追加データを含む時刻情報のサイズ以上である場合の制御部11の動作を説明するための図である。具体的には、図8は、当該場合のPS13によるパケットの生成処理とPL12によるFPGAタイマおよび追加データからなる時刻情報の書き込み処理を説明するための図である。
PS13は、パディング領域のサイズSpがFPGAタイマおよび追加データのサイズSt+Sa以上であると判定した場合、複数のブロック(図示せず)と、剰余ブロックと、を含むパケットを生成する。そして、PL12は、パケット内の後方領域(剰余ブロックにおけるパディング領域)に、FPGAタイマおよび追加データを書き込む。
図9は、追加データを含む時刻情報のサイズがパディング領域のサイズよりも大きく1つの新規ブロックのサイズ以下の場合の制御部11の動作を説明するための図である。具体的には、図9は、当該場合のPS13によるパケットの生成処理とPL12によるFPGAタイマおよび追加データの書き込み処理を説明するための図である。
PS13は、FPGAタイマおよび追加データのサイズSt+Saがパディング領域のサイズSpよりも大きく、かつ、新規ブロックのサイズSb以下であると判定した場合、複数のブロック(図示せず)と、剰余ブロックと、新規ブロックと、を含むパケットを生成する。パディング領域のサイズSpがFPGAタイマおよび追加データのサイズSt+Saよりも小さい場合、FPGAタイマおよび追加データを当該パディング領域に書き込むことはできず(図9の上側参照)、FPGAタイマおよび追加データが書き込まれる新たなブロックが必要となるためである。そして、PL12は、パケット内の後方領域(新規ブロックにおけるパディング領域)に、FPGAタイマおよび追加データを書き込む。
図10は、追加データを含む時刻情報のサイズが1つの新規ブロックのサイズよりも大きい場合の制御部11の動作を説明するための図である。具体的には、図10は、当該場合のPS13によるパケットの生成処理とPL12によるFPGAタイマおよび追加データの書き込み処理を説明するための図である。
PS13は、FPGAタイマおよび追加データのサイズSt+Saが新規ブロックのサイズSbよりも大きいと判定した場合、複数のブロック(図示せず)と、剰余ブロックと、複数(ここでは2つ)の新規ブロックと、を含むパケットを生成する。時刻情報には、FPGAタイマの他に追加データが含まれており、FPGAタイマおよび追加データが1つの新規ブロックに収まりきらないことがあるためである。このため、PS13は、FPGAタイマおよび追加データが収まる分の新規ブロックを設けている。そして、PL12は、パケット内の後方領域(2つの新規ブロックにおけるパディング領域)に、FPGAタイマおよび追加データを書き込む。
このように、データを送信する際に同時に時刻同期に関連した追加データも送信することができる。また、実施例1と実施例2との違いは、時刻情報に追加データが含まれているか否かの違いだけであるため、実施例1と同じようにパケットの生成処理と、時刻情報の書き込み処理とを行うことができる。
[実施例3]
実施例1および2では、PL12は、パケットに時刻情報を書き込み、コンテンツ等と共に時刻情報が1つのパケットに納められたが、これに限らない。例えば、パディング領域のみからなるパディングパケットに時刻情報が書き込まれてもよい。
図11は、パディングパケットを用いた例を説明するための図である。なお、実施例3では、時刻情報は、FPGAタイマのみからなるが、追加データが含まれていてもよい。
PS13は、時刻情報とは異なるデータを含むパケット(ここでは、当該データのみからなるデータパケット1〜n)と、パディング領域のみからなるパディングパケットとを生成する。パディングパケットは、時刻情報(FPGAタイマ)専用のパケットであり、例えば、FPGAタイマと同じサイズとなっている。そして、PL12は、パディングパケットにFPGAタイマを書き込む。
このように、パディング領域のみからなるパディングパケットに時刻情報が書き込まれることで、時刻情報が単体で送信されてもよい。この場合、剰余データに対してパディング領域を付与したり、当該パディング領域のサイズと時刻情報のサイズとの比較をしたりする必要がないため、簡潔な構成で高精度な時刻同期を実現できる。なお、パディングパケットが送信されるタイミングは、データパケット1〜nが送信される前または後でもよいし、データパケット1〜nが送信される途中のタイミングであってもよい。
[実施例4]
実施例1および2では、無線モジュール14は、SDIO規格に則ってパケットの送信をし、PS13は、SDIO規格に則ったパケットを生成したが、これに限らない。例えば、SDIOのように、データサイズが決められた方式により転送せず、例えばPCI Express規格等に準拠して転送する、いわゆるバイト転送が行われてもよい。
図12は、バイト転送が行われる際の制御部11の動作を説明するための図である。
PS13は、データと、データよりも後方に設けられた時刻情報(FPGAタイマ)と同じサイズのパディング領域と、を含むパケット(例えばデータパケットとも呼ぶ)を生成する。そして、PL12は、データパケット内の所定の領域として、データパケット内のパディング領域に時刻情報を書き込む。なお、実施例4では、時刻情報は、FPGAタイマのみからなるが、追加データが含まれていてもよい。時刻情報に追加データが含まれている場合、追加データも含めた時刻情報のサイズと同じサイズのパディング領域が含まれるようにデータパケットが生成される。
このように、バイト転送が行われる場合、データが固定のデータサイズのブロックに分割されないため、剰余データが発生せず、パディング領域も設けられない。そこで、データとは別にパディング領域が設けられ、当該パディング領域に時刻情報が書き込まれる。これにより、バイト転送が行われる場合であっても、データを送信する際に同時に時刻情報も送信することができる。
[実施例5]
また、従来から時刻同期に用いられているPTPを用いて時刻同期を行ってもよい。
図13は、PTPパケットを用いた例を説明するための図である。
PS13は、PTPパケットを生成する。PTPパケットには、PTPに則って所定の領域に付加されている時刻データが存在する。PTPを用いて時刻同期を行う場合、当該時刻データに基づいて時刻同期が行われるが、実施例5では、PL12は、PTPパケット内の所定の領域(当該時刻データが存在する領域)に、時刻情報(FPGAタイマ)を書き込む。実施例5では、高精度なFPGAタイマが用いられるので、PTPに則って付加された時刻データは不要となるためである。
このように、PTPを用いて時刻同期を行っている既存の機器(受信装置)は、受信したPTPパケット内の所定の領域に書き込まれた時刻同期のためのデータを解析することで、時刻同期を行うが、当該所定の領域に時刻情報を書き込むことで、PTPを用いて時刻同期を行っている既存の機器についても本発明による高精度な時刻情報を適用することができる。この場合、PTPを用いる構成を流用することになるので、簡潔な構成で高精度な時刻同期を実現できる。
[パケット受信時の動作]
次に、受信装置20のパケット受信時の動作について説明する。まず、従来のパケット受信時の動作について図14を用いて説明した後、実施例におけるパケット受信時の動作について図15を用いて説明する。
図14は、従来のパケット受信時のシーケンス図である。
まず、無線モジュール24は、送信装置10から、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信する(ステップS201)。無線モジュール24は、当該パケットをPL22へ送り(ステップS202)、PL22は、当該パケットをPS23へ送る(ステップS203)。PS23は、当該パケットを解析することで(ステップS204)、当該パケットに書き込まれた時刻情報を取得し、当該時刻情報をPL22へ送る(ステップS205)。そして、PL22は、当該時刻情報に基づいて、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取る(ステップS206)。
ここで、図14に示されるA部分において、PL22が時刻同期を行うタイミングに対して、PS23がパケットの解析を行うことによる時間のずれ、いわゆる、オーバーヘッドが生じてしまっている。具体的には、ステップS204においてPS23がパケットを解析する処理、および、ステップS205においてPS23からPL22へ時刻情報を送る処理に時間を要している。特に、ステップS204については、上述したように、PS23は、受信装置20に関して汎用的な処理を行うので、パケットの解析処理以外にも他の様々な処理(処理待ちを含む)を行う必要があり、時間を要してしまう。
このように、従来のパケット受信時には、時刻同期を取るための時刻情報が書き込まれたパケットの解析が完了するまでに時間を要するため、時刻情報が示す時刻と、時刻同期のために時刻情報が取り扱われる時刻とにずれが生じてしまう。
図15は、本発明の実施例におけるパケット受信時のシーケンス図である。
まず、無線モジュール24は、送信装置10から、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信する(ステップS21)。無線モジュール24は、当該パケットをPL22へ送る(ステップS22)。PL22は、パケットを解析することで時刻情報を取得し(ステップS23)、当該時刻情報に基づいて送信装置10と受信装置20との時刻同期を取る(ステップS24)。
具体的には、PL22は、パケット内の所定の領域を解析する。例えば、上記実施例1、2および4のように、当該パケットは、時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に確保された所定の領域に時刻情報が書き込まれたパケットであり、PL22は、所定の領域を解析することで、具体的には所定の領域として、パケット内の後方領域を解析することで時刻情報を取得する。また、例えば、上記実施例5のように、当該パケットが、PTPパケットであり、PTPパケット内の所定の領域に時刻情報が書き込まれている場合、PL22は、PTPパケット内の所定の領域を解析することで時刻情報を取得する。時刻情報はパケット内の所定の領域に書き込まれているため、PL22は、当該所定の領域を指定して解析することで、時刻情報とは異なるデータ(例えば、画像、動画、音声、文字等のコンテンツ)と時刻情報とを両方含むパケットから、時刻情報を選択的に解析することができる。
そして、PL22は、時刻情報を除く情報(例えばコンテンツ)を含むパケットをPS23へ送信し(ステップS25)、PS23は、無線モジュール24が受信したパケットにおける時刻情報を除く情報を解析する(ステップS26)。例えば、時刻情報がパディング領域に書き込まれていた場合には、ステップS25では、PS23がパディング領域に書き込まれた時刻情報によって誤動作しないように、PL22は、パディング領域の時刻情報が書き込まれていた箇所を初期化等してから、パケットをPS23へ送る。なお、ステップS25での処理は、ステップS24の前に行われてもよいし、ステップS23の前に行われてもよい。
実施例におけるパケット受信時では、PL22が時刻情報を取得するためにパケットを解析しているため、時刻情報が示す時刻と、時刻同期のために時刻情報が取り扱われる時の時刻とにずれが生じてしまうことが抑制される。具体的には、PL22は、上述したように、特定の処理に特化した機能を持たせることができるため、PL22が時刻情報についての解析に特化することで、PS23が時刻情報についての解析を行うときよりも時間のずれが生じることを抑制できる。
[まとめ]
以上説明したように、本発明は、時刻同期のための処理(送信装置10における時刻情報の書き込み、受信装置20における時刻情報が書き込まれたパケットの解析)をオーバーヘッド等の時間のずれが生じる可能性があるPS13、23を経由せずにPL12、22内で完結させている点に特徴を有する。例えば、リソースとしてFPGAを含む装置に対して本発明を適用することで、FPGAを有効活用できる。
具体的には、送信装置10について、ハードウェアコントローラであるFPGA等を含むPL12が、受信装置20へ送信されるパケットへの時刻情報の書き込みを行うため、例えば、汎用的に用いられ、書き込み等の処理以外にも他の様々な処理を行う(処理待ちが発生する)PS13が書き込みを行うよりも短い時間で書き込みを行うことができる。このため、送信装置10が時刻情報を生成してからパケットへ書き込むまでの時間を短くでき、送信装置10と受信装置20との間の時刻のずれを小さくすることができる。このように、送信装置10は、高精度な時刻同期を実現できる。
また、受信装置20について、ハードウェアコントローラであるFPGA等を含むPL22が、受信したパケットに書き込まれた時刻情報の解析を行うため、例えば、汎用的に用いられ、時刻情報の解析等の処理以外にも他の様々な処理を行う(処理待ちが発生する)PS23が時刻情報の解析を行うよりも短い時間で書き込みを行うことができる。つまり、PS23では時刻情報の解析の際にオーバーヘッドが生じ送信装置10と受信装置20との間の時刻にずれが生じるが、PL22では、時刻情報の解析の際にオーバーヘッドが生じにくいため、送信装置10と受信装置20との間の時刻のずれを小さくすることができる。このように、受信装置20は、高精度な時刻同期を実現できる。
これにより、例えば、無線通信においても、1ms単位、またはそれ以上の精度の時刻同期を実現できる。本発明によって高精度な時刻同期が実現されるため、本発明が適用されることで、無線で送信されるパケットの衝突回避に応用できる。また、本発明が適用されることで、断続的に無線で送信されるパケットにおいて、各々の転送間隔を小さくできる。また、具体的な応用例としては、無線通信で制御されている複数のスピーカの音声出力に関して、それらの位相のずれを引き起こさないために応用することができる。また、映像伝送にも応用でき、フレームごとの時刻情報を基準に時刻同期を行うことで、高水準な映像伝送を実現できる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の送信装置10および受信装置20について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、および、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、PL12とPS13とがワンチップとなって制御部11を構成しているが、PL12とPS13とが別体に設けられていてもよい。つまり、制御部11がそれぞれ別チップのPL12とPS13とによって構成されていてもよい。同じように、制御部21がそれぞれ別チップのPL22とPS23とによって構成されていてもよい。また、PL12および22が、それぞれ複数のチップから構成されていてもよい。例えば、時刻情報を書き込む構成が1つのチップとして構成されていてもよい。
また、本発明は、送信装置10および受信装置20として実現できるだけでなく、例えば送信装置10および受信装置20を構成する各構成要素が行うステップ(処理)を含む送信方法および受信方法として実現できる。
具体的には、送信方法は、送信装置10が受信装置20へパケットを送信する送信方法である。図3に示されるように、送信方法は、送信装置10が備えるPS13がパケットを生成するステップ(ステップS11)と、送信装置10が備えるPL12が、PS13が生成したパケットに、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報を書き込むステップ(ステップS14)と、時刻情報が書き込まれたパケットを無線で受信装置20へ送信するステップ(ステップS15)と、を含む。
具体的には、受信方法は、受信装置20が送信装置10からパケットを受信する受信方法である。図15に示されるように、受信方法は、送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信するステップ(ステップS21)と、受信装置20が備えるPL22が、受信するステップで受信したパケットを解析することで時刻情報を取得し、時刻情報に基づいて送信装置10と受信装置20との時刻同期を取るステップ(ステップS23およびステップS24)と、受信装置20が備えるPS23が、受信するステップで受信したパケットにおける時刻情報を除く情報を解析するステップ(ステップS26)と、を含む。そして、受信するステップ(ステップS21)で受信するパケットは、時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に確保された所定の領域に時刻情報が書き込まれており、時刻同期を取るステップ(ステップS24)では、所定の領域を解析することで時刻情報を取得する。
また、例えば、それらのステップは、コンピュータ(コンピュータシステム)によって実行されてもよい。そして、本発明は、それらの方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD−ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本発明が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリまたは入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
また、上記実施の形態の送信装置10および受信装置20に含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用または汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
また、上記実施の形態の送信装置10および受信装置20に含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称される場合がある。
また、集積回路はLSIに限られず、専用回路または汎用プロセッサで実現されてもよい。上述したように、プログラム可能なFPGA、または、LSI内部の回路セルの接続および設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、情報処理装置1に含まれる各構成要素の集積回路化が行われてもよい。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、複数の機器が連携して動作するシステムに利用可能である。具体的には、公共スペース又は商業施設などにおいて複数設置され、画像、映像、音声等を連携して再生する再生装置などに利用可能である。
10 送信装置
11、21 制御部
12、22 プログラマブルロジックデバイス(PL)
13、23 汎用プロセッサ(PS)
14、24 無線モジュール
20 受信装置

Claims (13)

  1. 受信装置へパケットを送信する送信装置であって、
    パケットを生成する汎用プロセッサと、
    前記汎用プロセッサが生成したパケットに、前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報を書き込むプログラマブルロジックデバイスと、
    前記時刻情報が書き込まれたパケットを無線で前記受信装置へ送信する無線モジュールと、を備える、
    送信装置。
  2. 前記汎用プロセッサは、前記時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に所定の領域が確保されたパケットを生成し、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域に、前記時刻情報を書き込む、
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記汎用プロセッサは、
    さらに、前記データの前方から前記データを所定のサイズの複数のブロックに分割した際に、前記データ内の後方で発生する前記所定のサイズ未満の剰余データを前記所定のサイズのブロックとして扱うために、前記剰余データよりも後方に設けられるパディング領域のサイズが、前記時刻情報のサイズ以上であるか否かを判定し、
    前記パディング領域のサイズが前記時刻情報のサイズ以上であると判定した場合、前記複数のブロックと、前記剰余データおよび前記パディング領域からなる剰余ブロックと、を含むパケットを生成し、
    前記パディング領域のサイズが前記時刻情報のサイズよりも小さいと判定した場合、前記複数のブロックと、前記剰余ブロックと、前記剰余ブロックよりも後方に設けられた他のパディング領域のみからなる少なくとも1つの新規ブロックと、を含むパケットを生成し、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の後方領域に前記時刻情報を書き込む、
    請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記汎用プロセッサは、前記データの前方から前記データをそれぞれ所定のサイズに分割した複数のブロックと、当該分割により前記データ内の後方で発生する前記所定のサイズ未満の剰余データ、および、前記剰余データを前記所定のサイズのブロックとして扱うために前記剰余データよりも後方に設けられたパディング領域からなる剰余ブロックと、前記剰余ブロックよりも後方に設けられた他のパディング領域のみからなる少なくとも1つの新規ブロックと、を含むパケットを生成し、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の後方領域に前記時刻情報を書き込む、
    請求項2に記載の送信装置。
  5. 前記汎用プロセッサは、前記データと、前記データよりも後方に設けられた前記時刻情報と同じサイズのパディング領域と、を含むパケットを生成し、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の前記パディング領域に前記時刻情報を書き込む、
    請求項2に記載の送信装置。
  6. 前記汎用プロセッサは、前記時刻情報とは異なるデータを含むパケットと、パディング領域のみからなるパディングパケットとを生成し、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記パディングパケットに、前記時刻情報を書き込む、
    請求項1に記載の送信装置。
  7. 前記汎用プロセッサは、PTP(Precision Time Protocol)パケットを生成し、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記PTPパケット内の所定の領域に、前記時刻情報を書き込む、
    請求項1に記載の送信装置。
  8. 前記時刻情報には、前記時刻同期データとは別に時刻同期に関連した追加データが含まれる、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の送信装置。
  9. 前記追加データは、前記時刻同期データよりも前方に設けられる、
    請求項8に記載の送信装置。
  10. 送信装置からパケットを受信する受信装置であって、
    前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信する無線モジュールと、
    前記無線モジュールが受信したパケットを解析することで前記時刻情報を取得し、当該時刻情報に基づいて前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るプログラマブルロジックデバイスと、
    前記無線モジュールが受信したパケットにおける前記時刻情報を除く情報を解析する汎用プロセッサと、を備え、
    前記無線モジュールが受信するパケットは、前記時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に確保された所定の領域に前記時刻情報が書き込まれており、
    前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域を解析することで前記時刻情報を取得する、
    受信装置。
  11. 前記プログラマブルロジックデバイスは、前記所定の領域として、前記パケット内の後方領域を解析することで前記時刻情報を取得する、
    請求項10に記載の受信装置。
  12. 送信装置が受信装置へパケットを送信する送信方法であって、
    前記送信装置が備える汎用プロセッサがパケットを生成するステップと、
    前記送信装置が備えるプログラマブルロジックデバイスが、前記汎用プロセッサが生成したパケットに、前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報を書き込むステップと、
    前記時刻情報が書き込まれたパケットを無線で前記受信装置へ送信するステップと、を含む、
    送信方法。
  13. 受信装置が送信装置からパケットを受信する受信方法であって、
    前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るための時刻同期データを含む時刻情報が書き込まれたパケットを受信するステップと、
    前記受信装置が備えるプログラマブルロジックデバイスが、前記受信するステップで受信したパケットを解析することで前記時刻情報を取得し、前記時刻情報に基づいて前記送信装置と前記受信装置との時刻同期を取るステップと、
    前記受信装置が備える汎用プロセッサが、前記受信するステップで受信したパケットにおける前記時刻情報を除く情報を解析するステップと、を含み、
    前記受信するステップで受信するパケットは、前記時刻情報とは異なるデータを含み、かつ、当該データとは別に確保された所定の領域に前記時刻情報が書き込まれており、
    前記時刻同期を取るステップでは、前記所定の領域を解析することで前記時刻情報を取得する、
    受信方法。
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