JP2019149261A - ルーバ - Google Patents

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小林 光
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光 小林
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Qi Xiao
チ シャオ
茉莉奈 今田
Marina Imada
茉莉奈 今田
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Abstract

【課題】ほぼ1年中にわたり建築物の天井部から太陽光を建築物の床面まで導光するルーバを提供すること。【解決手段】ルーバは、太陽光を反射するためのブレード10のアレイを含む。ブレード10は、腹側面21及び背側面22を有する。腹側面21は、少なくとも1つの曲面25、26を含み、該曲面25,26は、ブレード断面で見たときに、放物線の一部から形成されている。放物線は、上側設定プロファイル角と下側設定プロファイル角との間の入射角で入射する対象太陽光を反射して、所定の出射角以上で出射するようになっている。背側面22は、少なくとも1つの曲面を含む。ブレード10の腹側面21によって反射された対象太陽光は、建築物の床面に直接導かれるか又はブレード10の腹側に隣接する腹側隣接ブレードの背側面22もしくは建築物の壁面によってさらに反射されて床面に導かれる。【選択図】図2

Description

本発明は、ルーバに関し、特に、1年を通してインナーコートヤード(中庭)等への安定した照度・光量子量の採光を可能とするルーバに関する。
建築物内への採光は、建築物の種類にかかわらず要求される事項である。特に他の建築物等に近接して建てられた建築物においては採光の外的な条件が良好でないため、採光のための設備や装置が必要になる。
採光のための設備や装置として、天井面への導光を行なうことで、室内の印象を明るくするものがある。特許文献1には朝方太陽光および夕方太陽光の採光性能の向上化を図るための一対の光反射板を備えた採光装置が、特許文献2には光ファイバーを用いたインテリア照明システムが、それぞれ示されている。
特許文献3に記載の採光装置においては、光反射フィンが天井部分に設けられている。該採光装置は、屋内空間域のより奥の方まで明るく照射される形で出力する、または屋内空間域の横方向のより広範囲に明るく照射される、さらには当該広範囲にわたってより均一に照射される形で出力するための採光装置であるとされている。
特許第6029204号公報 特許第2628479号公報 特許第5629889号公報
ところで建築物のデザインや生活環境の多様化に伴い、インナーコートヤードを備えた建造物の数が増大しつつある。インナーコートヤードには、ほぼ1年中、日中に長時間にわたり導光されることが望ましいが、従来技術ではかかる要請に充分に応えることはできない。
特許文献1に記載の採光装置は太陽の方位に対応するミラーの設置であるが、季節・時間による太陽の高さには対応できない。特許文献2に記載のインテリア照明システムは光ファイバーを用いるものであり、採光面積を規定する光ファイバーの径には限界があるため、大面積の採光には不向きである。
これらの装置やシステムは側窓用のものであり、天井面への導光を行なうことで、室内の印象を明るくするのに用いられるものであるところ、外付けであるため汚れやすく、採光効率が落ちるといった共通の欠点が、これらの装置やシステムにはある。
特許文献3に記載されている採光装置は、照射対象部分の奥領域化や一層の広範囲化に資するものではあるが、照射がなされる時間は考慮されていない。
上記のとおり従来技術では、インナーコートヤードにほぼ1年中、日中に長時間にわたり導光できないばかりでなく、そもそもこのような導光を行うことについて検討さえなされていないのが現状である。
従来技術についての上記問題点も考慮し、本発明においてはほぼ1年中にわたり、太陽光を建築物の床面まで導光するルーバを提供することを課題とした。
上記課題に鑑み本発明者らは、従来検討されていなかったほぼ1年中、日中に長時間にわたり太陽光を建築物の床面まで導光するルーバを検討したところ、ある種の構成を用いることにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、少なくとも以下の発明に関する:
[1]建築物の天井部から太陽光を採り入れるためのルーバであって、前記ルーバは、太陽光を反射するためのブレードのアレイを含み、前記ブレードは、前記ブレードの長手方向軸線に対して垂直のブレード断面で見たときに、前記ブレード断面が前縁部を上側にして縦向きになるように配置されており、
前記ブレードは、腹側面及び背側面を有しており、
前記腹側面は、少なくとも1つの曲面を含み、前記腹側面の前記少なくとも1つの曲面は、前記ブレード断面で見たときに、放物線の一部から形成されており、前記放物線は、上側設定プロファイル角と下側設定プロファイル角との間の入射角で入射する対象太陽光を反射して、所定の出射角以上で出射するようになっており、
前記背側面は、少なくとも1つの曲面を含み、
前記ブレードの前記腹側面によって反射された前記対象太陽光は、前記建築物の床面に直接導かれるか、又は、前記ブレードの腹側に隣接する腹側隣接ブレードの背側面もしくは前記建築物の壁面によってさらに反射されて前記床面に導かれる、ルーバ。
[2]前記腹側面の前記曲面は、第1の曲面及び第2の曲面を含み、前記第1の曲面は、前記ブレード断面で見たときに、第1の放物線の一部から形成されており、前記第2の曲面は、前記ブレード断面で見たときに、第1の放物線とは異なる第2の放物線の一部から形成されている、上記[1]に記載のルーバ。
[3]前記第1の放物線は、少なくとも、前記上側設定プロファイル角と中間設定プロファイル角との間の入射角で入射する第1の対象太陽光を反射して、前記所定の出射角以上で出射するようになっており、前記第2の放物線は、少なくとも、前記中間設定プロファイル角と前記下側設定プロファイル角との間の入射角で入射する第2の対象太陽光を反射して、所定の出射角以上で出射するようになっており、前記中間設定プロファイル角は、前記上側設定プロファイル角と前記下側設定プロファイル角との間にある、上記[1]又は[2]に記載のルーバ。
[4]前記背側面は、第3の曲面を含み、前記第3の曲面は、前記ブレード断面で見たときに、第3の放物線の一部から形成されており、前記腹側隣接ブレードの前記第3の放物線と、前記ブレードの前記第1の放物線とは、同一の焦点及び同一の軸によって形成された放物線の対になっている、上記[1]から[3]のいずれか一項に記載のルーバ。
[5]前記第1の放物線は、所定の第1の焦点を通り前記上側設定プロファイル角と同じ角度を有する軸によって形成されている、上記[1]から[4]のいずれか一項に記載のルーバ。
[6]前記第2の放物線は、前記腹側隣接ブレードの前縁部を第2の焦点とし、前記第2の焦点を通り前記所定の出射角と同じ角度を有する軸によって形成されている、上記[1]から[5]のいずれか一項に記載のルーバ。
[7]前記下側設定プロファイル角は、5°〜20°の角度であり、前記上側設定プロファイル角は、50°〜90°の角度であり、前記中間設定プロファイル角は、20°〜50°の角度であり、前記所定の出射角は、50°〜70°の角度である、上記[1]から[6]のいずれか一項に記載のルーバ。
[8]前記下側設定プロファイル角は、10°である、上記[1]から[7]のいずれか一項に記載のルーバ。
[9]前記上側設定プロファイル角は、60°である、上記[1]から[8]のいずれか一項に記載のルーバ。
[10]前記中間設定プロファイル角は、40°である、上記[1]から[9]のいずれか一項に記載のルーバ。
[11]前記所定の出射角は、60°である、上記[1]から[10]のいずれか一項に記載のルーバ。
[12]前記対象太陽光が前記ブレードの前記腹側面によって反射されることなく前記ルーバを通過しないようなピッチで、前記ブレードのアレイが配置されている、上記[1]から[11]のいずれか一項に記載のルーバ。
[13]日中の間ほぼ常に前記床面において1,000ルクス以上の照度を得るようになっている、上記[1]から[12]のいずれか一項に記載のルーバ。
[14]上記[1]から[13]のいずれか一項に記載のルーバと、前記建築物の壁面に備えられた反射体とを含む、採光システム。
[15]上記[4]から[13]のいずれか一項に記載のルーバを生産する方法であって、前記ルーバの前記ブレード断面を、以下のステップ、
第1の点(F1)を焦点として、第1の軸(a1)を軸とする前記第1の放物線(n1)を作るステップであって、前記第1の軸(a1)の水平線からの傾きを、下側設定プロファイル角(φ)とし、前記下側設定プロファイル角(φ)で入射して前記第1の放物線(n1)で反射され第1の点(F1)に向かう光線のうち、出斜角(φEX)で出射する第1の光線(r1)に関して、第1の放物線(n1)における第1の反射点(b1)と第1の点(F1)との間の距離を所定の値(L)とする、ステップと、
前記第1の点(F1)を焦点として、前記第1の軸(a1)を軸とする、第2の点(F2)を通る第3の放物線(n3’)を作るステップであって、前記第2の点(F2)の位置は、前記中間設定プロファイル角(φ)で前記第1の放物線(n1)に入射する前記第2の光線(r2)の上の点のうち、前記第1の放物線(n1)からの水平距離が所定のピッチ(L)となる位置とする、ステップと、
前記第3の放物線(n3’)を水平方向に前記ピッチ(L)の距離だけ移動して、前記第1の放物線(n1)との交点を前記ブレードの前縁部(A)として決定するステップと、
前記第1及び第3の放物線(n1、n3)を水平方向に前記ピッチ(L)の距離だけ移動した位置にコピーするステップと、
前記第2の点(F2)を焦点として、第2の軸(a2)を軸として、第2の反射点(b2)点を通る第2の放物線(n2)を作るステップであって、前記第2の軸(a2)の水平線からの傾きは前記出斜角(φEX)とする、ステップと、
前記第2の放物線(n2)を水平方向に前記ピッチ(L)の距離だけ移動した位置にコピーするステップと、
前記ブレードの前記前縁部(A)と前記第1の点(F1)とを結ぶ直線と、第3の放物線(n3’)との交点を第3の点(B’)として、第3の点から後縁部に向けて曲線を作るステップと
を含む手順によって設計する、方法。
本発明によれば、ほぼ1年中にわたり太陽光を建築物内に設けられたインナーコートヤードの床面まで導光する装置が提供され、年間を通して安定した採光量の確保が可能となる。
本発明の装置にはモータ部などの駆動部がないため、同装置によれば低額・低メンテナンス性を備えた装置の提供が可能となる。
また、インナーコートヤードには多くの場合植物が載置され、環境の改善が指向されていて、例えば植物をより長期に亘り生存させるためには、光合成のための光を植物に充分に与えるための採光がなされる必要がある。本発明によれば、インナーコートヤードに置かれた植物に、光合成のための光を充分に与えることも可能になる。
本発明によるルーバを設置した例を示す図である。 本発明のルーバのブレードの断面の一例を示す図である。 太陽位置(プロファイル角)の説明図である。 太陽高度Hと太陽方位角Aの関係を示す図である。 天球上における5つの角度の関係を示す図である。 プロファイル角等の計算結果の一例を示す図である。 インナーコートヤード中央からトップライトを見上げたときの角度を示す図である。 本発明のブレードの断面形状を示す図である。 さまざまなプロファイル角の太陽光が本発明のルーバに入射したときの光路を示す図である。 ブレード断面の輪郭線を説明する図である。 ブレード断面の輪郭線を説明する図である。 ブレード断面の輪郭線を説明する図である。 ブレード断面の輪郭線を説明する図である。 Compound Concentratorの模式図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 ブレードの断面形状を決定する手順を示す図である。 年間照度計算のためのモデルを示す図である。 冬至の1日のインナーコートヤード床面における平均照度経時変化の計算結果である。 夏至の1日のインナーコートヤード床面における平均照度経時変化の計算結果である。 採光ルーバあり・なしの関係を示す図である。
本発明について、以下に詳細に説明する。
図1は、本発明によるルーバを設置した例を示す。本発明のルーバ1は、建築物の天井部から太陽光を採り入れるためのものである。図1の例では、ルーバ1は、3階建ての建築物のインナーコートヤード11の天井部に設置されている。ルーバ1は、太陽光を反射するためのブレード10のアレイを含む。ブレードは、ブレードの長手方向軸線に対して垂直のブレード断面で見たときに、ブレード断面が前縁部を上側にして縦向きになるように配置されている。図1では、ブレード10の長手方向断面が示されており、ブレードのアレイは、紙面垂直方向に配列されている。図1では、ルーバ1は、トップライトの直下に設置されている。トップライトを通して入射した光は、ルーバ1を経てインナーコートヤード11に至るようになっている。
図2は、本発明のルーバのブレード10の断面の一例を示している。ブレードは、腹側面21、背側面22、前縁部23、及び後縁部24を有している。腹側面21は、少なくとも1つの曲面を含む。腹側面21の曲面は、ブレード断面で見たときに、放物線の一部から形成されている。放物線は、上側設定プロファイル角と下側設定プロファイル角との間の入射角で入射する対象太陽光を反射して、所定の出射角以上で出射するようになっている。背側面22も、少なくとも1つの曲面を含む。ブレード10の腹側面21によって反射された対象太陽光は、建築物の床面に直接導かれるか、又は、ブレードの腹側に隣接する腹側隣接ブレード10’の背側面もしくは建築物の壁面によってさらに反射されて床面に導かれる。
腹側面21の曲面は、複数の曲面の組合せから構成されてもよい。例えば、腹側面21の曲面は、第1の曲面25及び第2の曲面26を含んでもよい。第1の曲面は、ブレード断面で見たときに、第1の放物線の一部から形成されており(曲線AD)、第2の曲面は、ブレード断面で見たときに、第1の放物線とは異なる第2の放物線の一部から形成されている(曲線CD)。
背側面22の曲面も、複数の曲面の組合せから構成されてよい。
ブレードのピッチ27は、一定であっても、一定でなくても、任意のものでよいが、対象とする太陽光がブレードの腹側面によって反射されることなくルーバを通過しないようなピッチで、ブレードのアレイが配置されていることが好ましい。
また、ブレードの反射率は、例えば50〜99%とし、例えば、アルミ鏡面塗装仕上げとしてよい。また、ブレードの下にトップライトと同等の反射壁を設置してよい。反射壁の反射率は10〜99%としてよく、材質として例えば単板ガラスが挙げられる。
以下に、具体例とともに本発明の設計手順を示す。ブレード10の断面形状は、以下の工程1〜4により決定することができる。
・工程1 本発明のルーバを設置する場所の環境条件(太陽の動き)を計算する。
・工程2 建築物及びトップライトの形状から、対象とする太陽光の条件を決定する。
・工程3 ルーバのブレードのおおよその形状を仮決定する。
・工程4 ブレード形状の詳細を決定する。
必要に応じて、ルーバを設置した状態での年間の照度を計算し、ルーバによる採光効果を確認することが好ましい。
上記各工程について、以下により詳細に説明する。
工程1
工程1は、本発明のルーバを設置する場所の環境条件(太陽の動き)を計算する工程である。
建築物の方位(ルーバが面する方位)における見かけの太陽高度(度)をプロファイル角φと定義すると、プロファイル角φは、次式で計算することができる(図3参照)。
tanφ=tanH/cosγ (1)
ここで、Hは、実際の太陽高度(度)であり、γ=(A−Av)は、建物の方位を基準にした見かけの太陽方位角(度)である。同式において、Aは、南北軸からの実際の太陽方位角(度)であり、Avは、南北軸からの建築物の方位角(度)である。
また、実際の太陽高度H、及び、実際の太陽方位角Aは、確立された理論により次式で与えられる。
sinH=sinβ・sinδ+cosβ・cosδ・cost (2)
sinA=cosδ・sint/cosH (3)
ここで、β:観測点の緯度、δ:日赤緯(天球の赤道面からの太陽の高度)、t:時角(子午線と自円(天球)の北極と太陽を含む大円のなす角度)である。
図4は、太陽高度Hと太陽方位角Aの関係を示している。太陽高度Hは、0〜90°であり、太陽方位角Aは、真南を0°とし、西方向に正として表す。図5は、天球上における5つの角度の関係を示している。H:太陽高度、A:太陽方位角、β:問題としている土地の緯度、δ:日赤緯、t:時角である。
時角tは平均太陽時T、経度Lの土地において、次式で計算できる。
t=15(T−12)+L−L+15e (4)
ここで、Lは、明石の経度である135°であり、eは、真太陽時と平均太陽時の均時差である。
上記の式を用い、所望の場所における夏至、冬至、及び秋春分の各時刻の太陽方位角A、太陽高度H、プロファイル角φを計算し、上記各時期におけるプロファイル角φの日変動を特定することができる。
図6は、例として、つくば市(緯度:36.65°、経度:140.15°)における夏至、冬至、及び秋春分の各時刻の見かけの太陽方位角γ、太陽高度H、プロファイル角φを計算したものを示す。図6において、51:見かけの太陽方位角γ(夏至)、52:見かけの太陽方位角γ(春分)、53:見かけの太陽方位角γ(冬至)、54:プロファイル角φ(夏至)、55:プロファイル角φ(春分)、56:プロファイル角φ(冬至)、57:太陽高度H(夏至)、58:太陽高度H(春分)、59:太陽高度H(冬至)である。ここで、プロファイル角φがマイナス値であることは、太陽が北側から入射することを意味する。
特に、当該場所における冬至のプロファイル角φの算出結果を基に、採光の対象とするプロファイル角φの下限値を設定することができる。
工程2
工程2は、建築物及びトップライトの形状から、対象とする太陽光の条件を決定する工程である。
建築物内のインナーコートヤード中央から、トップライトを見上げたときの角度を計算すると、図7のような関係となる。
図7から分かる通り、インナーコートヤードの中央とトップライト端部とを結ぶ直線と、インナーコートヤードの床面とがなす角度をθとすると、インナーコートヤード中央に直接入射する太陽の角度は、θ以上の範囲となる。換言すれば、θは、ルーバがない場合に太陽光が直接インナーコートヤードの中央に入射する最低の角度である。図7の例では、θ=63.3°である。本発明のルーバを設置することによって、θ以下の太陽光を採り込むことが好ましい。
一方、約60°以上から入射する光であれば、通常の視野範囲(上を見上げない場合の視野)において、光が直接目に入らず、人は眩しさを感じないため好ましい。したがって、約60°以下から入射する光が直接インナーコートヤードの床面に到達することを防ぎ、また、ルーバで反射した光が60°以上でインナーコートヤードの床面に到達するようにすることが好ましい。
上記を勘案し、採光の対象とする太陽光のプロファイル角φの上側設定値を、例えば、60°に設定する。
また、採光の対象とする太陽光のプロファイル角φは、工程1の算出結果を勘案して設定すればよい。本例では、採光の対象とする太陽光のプロファイル角φの下側設定値を、図5の算出結果から、冬至16時のプロファイル角φに相当する10°とした。
工程3
工程3は、トップライトに設置するルーバのおおよその形状を仮決定する工程である。
本例では、ブレードのピッチ及び高さを、それぞれ、100mm及び200mmと仮決定した。ブレードのピッチは、バルコニーの隙間の安全基準を参考にして決定してよい。
工程4
工程4は、ブレード形状の詳細を決定する工程である。本例においては、下記の方針1〜4を採用した:
方針1:ルーバ内での光の反射回数を極力少なくする。ルーバ内での光のロスを少なくするためである。
方針2:太陽のプロファイル角φの場合分けを、以下のように設定する。
・下側設定プロファイル角φ〜中間設定プロファイル角φにおいては、太陽光を2回反射させる。中間設定プロファイル角φは、下側設定プロファイル角φより大きく上側設定プロファイル角φより小さい任意の角度である。本例では、φ=10°、φ=40°、及びφ=60とした。
・中間設定プロファイル角φ〜上側設定プロファイル角φにおいては、太陽光を1回反射させる。
・φ以上においては、直接入射又はなりゆきとする。光が直接目に入らず、眩しさを感じないためである。
方針3:プロファイル角φ〜φの太陽光に関して、ブレードで反射した光は、出射角φEX以上でルーバを通過し、インナーコートヤードの床面に到達するようにする。本例では、φEX=60°とした。
方針4:ブレード断面の基本形状に放物線を利用する。放物線の軸に平行な光線が放物線で反射すると、1点(焦点)に集まる性質を利用する。
図8は、上記工程によって得られた本発明のブレードの断面形状を示している。図9は、さまざまなプロファイル角(10°〜100°)の太陽光が本発明のルーバに入射したときの光路を示している。プロファイル角10°〜60°の太陽光は、出射角60°以上でルーバを通過している。
図8のブレード断面に関して、輪郭線の目的・機能は以下の通りである。なお、腹側隣接ブレード上の点を「’」付きで示しているが、各ブレードの断面形状は同一としてよい。
●曲線AD:第1の点F1を焦点として、第1の軸a1を軸とする放物線の一部である(図10参照)。低高度(φ〜φ)から曲線ADに当たった光線を全部下へφEX以上の角度に反射する。
●曲線A’B’:第1の点F1を焦点として、第1の軸a1を軸とする放物線の一部である(図11参照)。
曲線A’B’と曲線ADは、同一の焦点及び同一の軸によって形成された放物線の対になっており、曲線A’B’と曲線ADとの間に反射させた光は必ず下に届く。これは、Compound Concentrator(複合集光器)による効果(集光効果)によるものである(下記参照)。
●曲線CD:第2の点F2(A’)を焦点として、第2の軸a2を軸とする放物線の一部である(図12参照)。高高度(φ〜φ)から曲線CDに当たった光線を全部下へφEX以上の角度に反射する。なお、腹側面全体を曲線CDによって形成することも可能である。
●曲線BC:点Cを通る水平線上に中心があり、所定の半径を有する円の一部である(図13参照)。曲線BCに当たった光線を必ず下へ反射する。
ここで、Compound Concentratorについて説明を加える(図14参照)。Compound Concentratorとは、遠方にある光源を効率的に集光し、一部エリアのみに導光する集光装置のことである。図14に示すFを焦点とし、Fを通る垂直線を軸とする放物線の対に注目する。このとき領域3からa−a’間を通る光の総量は、この1対の放物線による相互反射を通して、p−p’面に集光される。このとき、この1対の放物線をCompound Concentratorと呼ぶ。Compound Concentratorは、同一の焦点及び同一の軸を有する1対の放物線であれば無数に存在する。
ブレードの断面形状の決定は、以下の手順1〜8によって行うことができる。
●手順1(図15参照)
第1の点F1を焦点として、第1の軸a1を軸とする第1の放物線n1を作る。第1の軸a1の水平線からの傾きは、下側設定プロファイル角φ(本例では、10°)とする。下側設定プロファイル角φで入射して第1の放物線n1で反射され第1の点F1に向かう光線のうち、出斜角φEX(本例では、60°)で出射する第1の光線r1に関して、第1の放物線n1における第1の反射点b1と第1の点F1との間の距離を、工程3において仮決定した値L(本例では、200mm)とする。
ここで、第1の光線r1は、下側設定プロファイル角φで入射する光線に対応し、第1の放物線n1は、曲線ADに対応している。
●手順2(図16参照)
ここで、中間設定プロファイル角φ(本例では、40°)で入射して第1の放物線n1で反射される第2の光線r2aのうち、第1の光線r1と第2の光線r2との交点および点F1をそれぞれ通る2つの水平線で示された範囲内から反射される出斜角(図では、△で表示している)は、第1の光線r1が放物線n1で反射された光線の出斜角φEXよりも必ず大きくなる。
これは、第1の放物線n1の性質に起因している。
●手順3(図17参照)
第1の点F1を焦点として、第1の軸a1を軸とする、第2の点F2を通る第3の放物線n3’を作る。第2の点F2の位置は、中間設定プロファイル角φで第1の放物線n1に入射する第2の光線r2の上の点のうち、第1の放物線n1からの水平距離が、工程3において仮決定したピッチL(本例では、100mm)となる位置とする。
第2の点F2は、A’に対応することとなる。
●手順4(図18参照)
第3の放物線n3’を水平方向にピッチLの距離だけ移動して、第1の放物線n1との交点をブレードの前縁部Aとして決定する。
●手順5(図19参照)
第1及び第3の放物線(n1、n3)を水平方向にピッチLの距離だけ移動した位置にコピーする。すなわち、第1及び第3の放物線(n1、n3’)の焦点が、同じ第1の点F1となるようにする。これにより第1及び第3の放物線(n1、n3’)の2つの放物線が対となり、太陽光を導く。
●手順6(図20参照)
第2の点F2を焦点として、第2の軸a2を軸として、Dを通る第2の放物線n2を作る。第2の軸a2の軸の水平線からの傾きはφEX(本例では、60°)である。Dの位置は、第2の点F2を通る中間設定プロファイル角φの光線と第1の放物線n1の交点であり、すなわち、点b2である。
第2の点F2を通って中間設定プロファイル角φ〜上側設定プロファイル角φ(本例では、60°)の角度で入射する光は、第2の放物線n2の性質に起因して、出斜角φEXで出射することとなる。
●手順7(図21参照)
第2の放物線n2を水平方向にピッチLの距離だけ移動した位置にコピーする。
●手順8(図22参照)
ブレードの前縁部Aと前記第1の点F1とを結ぶ直線と、第3の放物線n3’との交点を第3の点B’として、第3の点から後縁部に向けて曲線B’C’を作る。曲線B’C’は、任意の半径の円の円弧とすればよい。上記円弧はB’及びC’を通る任意の半径Rの円弧であり、光学的な意味はない。
好ましくは、上側設定プロファイル角φ以下の光線がブレードに反射されることなく通過することを防止するために、後縁部を延長する。具体的には、曲線A’B’に接するか、点B’を通って、上側設定プロファイル角φの角度で入射する光が、遮られるように後縁部を決定する。
ただし、後縁部を延長すれば、ルーバ内での反射回数が増えることとなるので、そのバランスを考慮して後縁部を決定するのがよい。
次に、ルーバを設置した状態での年間の照度を計算し、ルーバによる採光効果を確認することは好ましい。
図23の建築物条件を用い、年間の照度計算を行なった。建築物の形状は、実際の仕様を参考にして、吹き抜け部の2階手すり部231と3階の全面232にガラス面とした。ガラス面とすることによって、ルーバから導かれた太陽光の一部を1階部分に再反射(ガラスの反射率は0.50)し、インナーコートヤード1階の中庭の照度アップにつなげることができる。一方、2階の手すり部上と1階の壁全面は、室内と一体化しているため、吹き抜け部壁面からの再反射は期待できない(反射率は0.00)。
冬至(図24)及び夏至(図25)の1日のインナーコートヤード床面における平均照度経時変化を示す。これらの図より、太陽高度が最も低い軌道となる冬至においても、9〜15時において平均照度は1000ルクスを大きく上回り、ルーバによる採光効果を把握できる。1000ルクスは、インナーコートヤードにおいて観葉植物の光合成に必要な照度値に該当する。
一方、夏至の照度は、6〜17時において、採光ルーバあり・なしとも1000ルクス以上を満たし、十分な採光を得ていることが分かる。採光ルーバなしのほうが、最大照度が大きいのは、ルーバ自体が太陽光を遮蔽しているためである。
さらに、1年間365日での毎時間における、採光ルーバあり・なしの関係を図に示す。採光ルーバありの採光効果は、1年を通し、常に採光ルーバなしよりも高いわけではない。むしろ、冬季を中心として0.7〜2.4倍、夏季は0.6〜1.0倍となっており、年間を通して照度を安定させ、均しているといえる。夏は日射遮蔽・冬は積極的採光のバランスのとれたルーバとなっている。
1 ルーバ
10 ブレード
10’ 腹側隣接ブレード
11 インナーコートヤード
21 腹側面
22 背側面
23 前縁部
24 後縁部
25 第1の曲面
26 第2の曲面
27 ピッチ
231 2階手すり部
232 3階の全面

Claims (15)

  1. 建築物の天井部から太陽光を採り入れるためのルーバであって、前記ルーバは、太陽光を反射するためのブレードのアレイを含み、前記ブレードは、前記ブレードの長手方向軸線に対して垂直のブレード断面で見たときに、前記ブレード断面が前縁部を上側にして縦向きになるように配置されており、
    前記ブレードは、腹側面及び背側面を有しており、
    前記腹側面は、少なくとも1つの曲面を含み、前記腹側面の前記少なくとも1つの曲面は、前記ブレード断面で見たときに、放物線の一部から形成されており、前記放物線は、上側設定プロファイル角と下側設定プロファイル角との間の入射角で入射する対象太陽光を反射して、所定の出射角以上で出射するようになっており、
    前記背側面は、少なくとも1つの曲面を含み、
    前記ブレードの前記腹側面によって反射された前記対象太陽光は、前記建築物の床面に直接導かれるか、又は、前記ブレードの腹側に隣接する腹側隣接ブレードの背側面もしくは前記建築物の壁面によってさらに反射されて前記床面に導かれる、ルーバ。
  2. 前記腹側面の前記曲面は、第1の曲面及び第2の曲面を含み、前記第1の曲面は、前記ブレード断面で見たときに、第1の放物線の一部から形成されており、前記第2の曲面は、前記ブレード断面で見たときに、第1の放物線とは異なる第2の放物線の一部から形成されている、請求項1に記載のルーバ。
  3. 前記第1の放物線は、少なくとも、前記上側設定プロファイル角と中間設定プロファイル角との間の入射角で入射する第1の対象太陽光を反射して、前記所定の出射角以上で出射するようになっており、前記第2の放物線は、少なくとも、前記中間設定プロファイル角と前記下側設定プロファイル角との間の入射角で入射する第2の対象太陽光を反射して、所定の出射角以上で出射するようになっており、前記中間設定プロファイル角は、前記上側設定プロファイル角と前記下側設定プロファイル角との間にある、請求項1又は2に記載のルーバ。
  4. 前記背側面は、第3の曲面を含み、前記第3の曲面は、前記ブレード断面で見たときに、第3の放物線の一部から形成されており、前記腹側隣接ブレードの前記第3の放物線と、前記ブレードの前記第1の放物線とは、同一の焦点及び同一の軸によって形成された放物線の対になっている、請求項1から3のいずれか一項に記載のルーバ。
  5. 前記第1の放物線は、所定の第1の焦点を通り前記上側設定プロファイル角と同じ角度を有する軸によって形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のルーバ。
  6. 前記第2の放物線は、前記腹側隣接ブレードの前縁部を第2の焦点とし、前記第2の焦点を通り前記所定の出射角と同じ角度を有する軸によって形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のルーバ。
  7. 前記下側設定プロファイル角は、5°〜20°の角度であり、前記上側設定プロファイル角は、50°〜90°の角度であり、前記中間設定プロファイル角は、20°〜50°の角度であり、前記所定の出射角は、50°〜70°の角度である、請求項1から6のいずれか一項に記載のルーバ。
  8. 前記下側設定プロファイル角は、10°である、請求項1から7のいずれか一項に記載のルーバ。
  9. 前記上側設定プロファイル角は、60°である、請求項1から8のいずれか一項に記載のルーバ。
  10. 前記中間設定プロファイル角は、40°である、請求項1から9のいずれか一項に記載のルーバ。
  11. 前記所定の出射角は、60°である、請求項1から10のいずれか一項に記載のルーバ。
  12. 前記対象太陽光が前記ブレードの前記腹側面によって反射されることなく前記ルーバを通過しないようなピッチで、前記ブレードのアレイが配置されている、請求項1から11のいずれか一項に記載のルーバ。
  13. 日中の間ほぼ常に前記床面において1,000ルクス以上の照度を得るようになっている、請求項1から12のいずれか一項に記載のルーバ。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のルーバと、前記建築物の壁面に備えられた反射体とを含む、採光システム。
  15. 請求項4から13のいずれか一項に記載のルーバを生産する方法であって、前記ルーバの前記ブレード断面を、以下のステップ、
    第1の点(F1)を焦点として、第1の軸(a1)を軸とする前記第1の放物線(n1)を作るステップであって、前記第1の軸(a1)の水平線からの傾きを、下側設定プロファイル角(φ)とし、前記下側設定プロファイル角(φ)で入射して前記第1の放物線(n1)で反射され第1の点(F1)に向かう光線のうち、出斜角(φEX)で出射する第1の光線(r1)に関して、第1の放物線(n1)における第1の反射点(b1)と第1の点(F1)との間の距離を所定の値(L)とする、ステップと、
    前記第1の点(F1)を焦点として、前記第1の軸(a1)を軸とする、第2の点(F2)を通る第3の放物線(n3’)を作るステップであって、前記第2の点(F2)の位置は、前記中間設定プロファイル角(φ)で前記第1の放物線(n1)に入射する前記第2の光線(r2)の上の点のうち、前記第1の放物線(n1)からの水平距離が所定のピッチ(L)となる位置とする、ステップと、
    前記第3の放物線(n3’)を水平方向に前記ピッチ(L)の距離だけ移動して、前記第1の放物線(n1)との交点を前記ブレードの前縁部(A)として決定するステップと、
    前記第1及び第3の放物線(n1、n3)を水平方向に前記ピッチ(L)の距離だけ移動した位置にコピーするステップと、
    前記第2の点(F2)を焦点として、第2の軸(a2)を軸として、第2の反射点(b2)点を通る第2の放物線(n2)を作るステップであって、前記第2の軸(a2)の水平線からの傾きは前記出斜角(φEX)とする、ステップと、
    前記第2の放物線(n2)を水平方向に前記ピッチ(L)の距離だけ移動した位置にコピーするステップと、
    前記ブレードの前記前縁部(A)と前記第1の点(F1)とを結ぶ直線と、第3の放物線(n3’)との交点を第3の点(B’)として、第3の点から後縁部に向けて曲線を作るステップと
    を含む手順によって設計する、方法。
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