JP2019148493A - 繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム、繊維強化プラスチック複合材料モニタリング方法及び繊維強化プラスチック複合材料成形品 - Google Patents

繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム、繊維強化プラスチック複合材料モニタリング方法及び繊維強化プラスチック複合材料成形品 Download PDF

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真一 武田
Shinichi Takeda
真一 武田
小笠原 俊夫
Toshio Ogasawara
俊夫 小笠原
尚人 中村
Naohito Nakamura
尚人 中村
真志 佐藤
Shinji Sato
真志 佐藤
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Abstract

【課題】成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を正確に測定すること。【解決手段】このシステムでは、成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料に傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサ10の外周の一部又は全部を接触させ、傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサ10にレーザ光を入射して透過スペクトルを得て、透過光スペクトルに基づき成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値をモニタリングする。【選択図】図1

Description

本発明は、繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム、繊維強化プラスチック複合材料モニタリング方法及び繊維強化プラスチック複合材料成形品に関する。
繊維強化プラスチック複合材料(FRP)は繊維とプラスチックとを組み合わせた材料であり、成形品内部にはボイド、繊維のうねり、予期しない変形等の不具合が発生することがある。これら不具合は成形後に非破壊検査で評価しているが、多大なコストが必要となっている。FRP内部の温度変化やひずみ変化、樹脂の状態変化はこれら不具合の影響を大きく受けることが知られており、成形中にモニタリングできれば、成形後の検査の省略や簡素化が期待できるため、コスト削減に貢献できる。
FRP内部に光ファイバセンサを埋め込み、FRPの成形中のひずみをモニタリングする手法が提案されている(例えば特許文献1)。特に光ファイバセンサは外形150μm程度と微細でFRPへの埋め込みによる影響が小さい。また、電磁障害を受けにくく高い防爆性を有することから、FRPの成形モニタリング用のセンサとして適している。
最も代表的なコア部に屈折変調を与えることでグレーチング部を加工したファイバブラッググレーチング(FBG)センサがある。このFBGセンサはグレーチング部のひずみ変化に応じて反射光の波長が変化する。従って、波長変化を測定することでひずみ変化を検出できる(例えば特許文献2参照)。
特開平11−142262号公報 特表2016−540188号公報
FBGセンサでは、フラッグ波長の反射光の変化を測定することでひずみを測定できるが、フラッグ波長の反射光の変化では成形中の樹脂の含浸度や硬化度などを計測することが難しい。
また、FBGセンサでは、成形後のひずみを測定することができるが、温度補償のために別の素子を用いて別途温度を測定する必要がある。その場合に、ひずみの測定位置と温度の測定位置とを一致させることができず、正確にひずみを測定できない。
本発明の目的は、成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を正確に測定することができる繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム及び繊維強化プラスチック複合材料モニタリング方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムは、成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料に外周が接触する傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサと、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサにレーザ光を入射して透過スペクトルを得る解析部とを具備する。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムは、前記解析部により得られた透過光スペクトルに基づき前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を得る処理部を更に具備する。
傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサを用いることで、ブラッグ波長に加えてゴーストモード(ブラッグ波長に近い挙動)及びクラッディングモード(ブラッグ波長とは異なる挙動)が得られる。本発明では、これら挙動を解析することで、成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を正確に測定することができる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記処理部は、前記解析部により得られた透過光スペクトルのうち、ゴーストモード及びクラッディングモードの波長及び振幅の特徴点のうち少なくとも1つに基づき、前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料のマトリクス樹脂の含浸度、結晶化度、硬化度及び残留溶媒量のうち少なくとも1つを測定してもよい。
典型的には、繊維に樹脂を含浸させて繊維強化プラスチック複合材料を成形する方法(VaRTM)では、樹脂がどこまで含浸したかを計測することは難しい。また、樹脂がどの程度硬化したかを計測することが難しい。本発明では、透過光スペクトルのうち、ゴーストモード及びクラッディングモードの波長及び振幅の特徴点を用いることで、形中の繊維強化プラスチック複合材料のマトリクス樹脂の含浸度、結晶化度、硬化度及び残留溶媒量を測定することができる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記処理部は、前記解析部により得られた透過光スペクトルのうち、クラッディングモードの波形、ゴーストモードの波形及びブラッグの波形に基づき、前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料の温度とひずみを同時に測定してもよい。
樹脂が硬化収縮を測定することは難しい。また、FBGセンサによってFRPに発生するひずみを測定する場合に、別に温度も測定しておく必要がある。本発明では、透過光スペクトルのうち、クラッディングモードの波形、ゴーストモードの波形及びブラッグの波形を用いてひずみと温度が同時に計測でき、正確な測定ができる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサは、グレーチング部のグレーチングの角度が、ファイバの径方向に対して0.2°以上で7°以下であってもよい。
θが0.2°より小さいとゴーストモードが発生しないか、極めて小さくなり、TFBG型光ファイバセンサ10としての挙動が得られないと考えられる。θが7°を超えるとグレーチング部の損失が大きくなりすぎると考えられる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサは、グレーチング部がコア及びクラッドからなり、クラッドの外周に保護コーティングが形成されずにクラッドが露出する領域を有してもよい。
クラッドの外周に保護コーティングが形成されずにクラッドが露出する領域を有することで、低次側クラッディングモードの振幅が小さくなり、樹脂含浸や硬化度などが正確に測定できる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記傾斜型ファイバブラックグレーチング光ファイバセンサは、2カ所以上の領域に傾斜型ブラックグレーチングが施された光ファイバを有してもよい。
これにより、1つの傾斜型ファイバブラックグレーチング光ファイバセンサで複数箇所のモニタリングが可能となる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記解析部は、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサに広帯域のレーザ光を入射する広帯域光源と、前記透過スペクトルを得るためのスペクトラムアナライザとを有してもよい。
これによりシステムが簡単な構成となる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記解析部は、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサに波長可変のレーザ光を入射する波長可変光源と、前記透過スペクトルを得るための光パワーメータとを有してもよい。 本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、解析部の分解能が5pm以下であってもよい。これにより、十分な精度での測定が可能となる。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記解析部は、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサの反射光スペクトルのブラッグ波形を得て、前記処理部は、前記解析部により得られた透過光スペクトルに加えて前記反射光スペクトルのブラッグ波形に基づき前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を測定してもよい。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムでは、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサは、前記繊維強化プラスチック複合材料に埋め込まれた領域又は前記繊維強化プラスチック複合材料の表面に外周が接触する領域を有してもよい。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリング方法は、成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料に傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサの外周の一部又は全部を接触させ、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサにレーザ光を入射して透過スペクトルを得て、前記透過光スペクトルに基づき前記成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値をモニタリングする。
本発明の一形態に係る繊維強化プラスチック複合材料成形品は、繊維強化プラスチック複合材料からなる成形品の測定領域に傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサが埋め込こまれ又は成形品の測定領域の表面に接触している。
本発明により、成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を正確に測定することができる。
本発明の一実施形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムの構成を示す図である。 図1に示した傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサの構成を示す断面図である。 図2に示した傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサのグレーチング部の概略斜視図である。 傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサの挙動を示すグラフである。 炭素繊維クロスに対してVaRTM法によってエポキシ樹脂を含浸したときのTFBG型光ファイバセンサの透過率の一例を示すグラフである。 図5の一部を拡大したグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムの構成を示す図である。 第2の実施形態におけるTFBG型光ファイバセンサの透過率の時間的な変化の一例を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムの構成を示す図である。 第3の実施形態におけるTFBG型光ファイバセンサの透過率の一例を示すグラフである。 第3の実施形態において(Δλ−Δλ)とひずみとの関係を実験により測定した結果を示すグラフである。 第3の実施形態においてひずみと温度とを分離して測定するための処理フローである。 第3の実施形態において熱電対によるFRPの温度測定結果とTFBG型光ファイバセンサによるFRPの温度測定結果との関係を示すグラフである。 TFBG型光ファイバセンサの外周に保護コーティングが施されている場合と保護コーティングが施されていない場合の透過スペクトルの一例を示すグラフである。 図14の一部を拡大したグラフである。 分析部を広帯域光源とスペクトラムアナライザにより構成した場合の波長と(Δλ−Δλ)との関係を示すグラフである。 分析部を波長可変光源と光パワーメータにより構成した場合の波長と(Δλ−Δλ)との関係を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態に係るFRPモニタリングシステムの構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムの構成を示す図である。以下、繊維強化プラスチック複合材料を「FRP」と呼ぶ。
図1に示すように、FRPモニタリングシステム1は、加熱及び加圧により成形中のFRPの物性値をモニタリングする。FRPモニタリングシステム1は、傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサ10と、ASE広帯域光源21及び光スペクトラムアナライザ22を有する解析部20と、コンピュータシステムなどの処理部30とを有する。以下、傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサを「TFBG型光ファイバセンサ」と呼ぶ。
図2は、図1に示したTFBG型光ファイバセンサ10の構成を示す断面図であり、図3は、図2に示したTFBG型光ファイバセンサ10のグレーチング部の概略斜視図である。
図2及び図3に示すように、TFBG型光ファイバセンサ10は、コア11と、コア11の外周に設けられたクラッド12と、所定の領域に設けられたグレーチング部13とを有する。なお、TFBG型光ファイバセンサ10は、後述するように、クラッドの外周に保護コーティングが形成されずにクラッド12が露出していることが好ましい。しかし、本発明は、クラッドの外周に保護コーティングが形成されていてもよいし、一部の領域だけがクラッド12が露出していてもよい。
グレーチング部13のグレーチング14の角度θは、ファイバセンサ10の径方向に対して0.2°以上で7°以下であることが好ましい。θが0.2°より小さいとゴーストモードが発生しないか、極めて小さくなり、TFBG型光ファイバセンサ10としての挙動が得られないと考えられる。θが7°を超えるとグレーチング部の損失が大きくなりすぎると考えられる。
図4はTFBG型光ファイバセンサ10の挙動の典型例を示すグラフである。
図4に示すように、TFBG型光ファイバセンサ10は、ブラッグ波長(Bregg resonance)と、ゴーストモード(Ghost mode resonance)と、クラッディングモード(Cladding mode resonance)とを有する。
一般的なファイバブラッググレーチング(FBG)センサはブラッグ波長の反射のみであるが、TFBG型光ファイバセンサ10はブラッグ波長(Bregg resonance)に加えて、ゴーストモード(Ghost mode resonance)及びクラッディングモード(Cladding mode resonance)を有する点が異なる。ゴーストモード(Ghost mode resonance)は、ブラッグ波長に近い挙動を示す。クラッディングモード(Cladding mode resonance)はブラッグ波長とは異なる挙動を示す。
図1に示したように、TFBG型光ファイバセンサ10を金型2内のFRP内に埋め込まれるように配置される。
TFBG型光ファイバセンサ10の一端には光ファイバ40を介してASE広帯域光源21が接続され、TFBG型光ファイバセンサ10の他端には光ファイバ40を介して光スペクトラムアナライザ22が接続される。
ASE広帯域光源21及び光スペクトラムアナライザ22を有する解析部20は、TFBG型光ファイバセンサ10にレーザ光を入射して透過スペクトルを得る。光スペクトラムアナライザ22による解析結果である透過スペクトルは処理部30に送られる。
処理部30は、解析部20により得られた透過光スペクトルに基づき成形中のFRPの物性値を得る。
本実施形態では、解析部20及び処理部30により、透過率の時間的な変化を得て、その変化のデータに基づき成形中のFRPのマトリクス樹脂の含浸度を測定している。
なお、本発明は、処理部30の処理ではなく、光スペクトラムアナライザ22による解析結果を作業者等が判断する場合も含む。
また、後述するように、処理部30が、解析部20により得られた透過光スペクトルのうち、ゴーストモード及びクラッディングモードの波長及び振幅の特徴点に基づき、成形中のFRPのマトリクス樹脂の含浸度だけでなく、結晶化度、硬化度及び残留溶媒量も測定可能である。
次に、このように含浸度を測定できる理由を説明する。
まず、FRPモニタリングシステム1は、以下のように構成した。
・TFBG型光ファイバセンサ10
伸興電線
グレーチング部の長さ(ゲージ長) 3mm
グレーチングの角度(チルト角) 3°
センサ表面のポリイミド膜をあらかじめ除去
・ASE広帯域光源21
ASE−FL7002(ファイバーラボ社製)
・光スペクトラムアナライザ22等
MS9710C(アンリツ社製) 光チャンネルスイッチMS9674A(アンリツ社製) 光サーキュレータ
また、FRPをVaRTM(Vacuum Assisted Resin Transfer Molding)法により成形した。
VaRTM法では、まず、金型2内に繊維織物3を配置し、金型2の一側の樹脂注入口4から樹脂を注入し、他側からの真空引き口5から真空引きする。
これにより、金型2内の繊維織物3に次第に樹脂が含浸し(符号6)、金型2内に樹脂が充填され、FRPが成形される。
ここで、炭素繊維クロスに対してVaRTM法によってエポキシ樹脂を含浸したときのTFBG型光ファイバセンサ10の透過率の一例を図5のグラフに示す。図6は図5の一部を拡大したグラフである。
図5及び図6において点線がエポキシ樹脂を含浸する前、実線がエポキシ樹脂を含浸した後の透過率を示している。
この結果から、以下の点がわかる
(1)樹脂含浸前後のTFBG型光ファイバセンサ10の透過率変化が変化しエポキシ樹脂が含浸した後は透過光損失の増大
(2)低次側クラッディングモードの振幅増大(図6中の符号Aを参照)
FRPモニタリングシステム1の処理部30が、この透過スペクトルの特徴点である上記(1)や(2)を検出して評価することで、成形中のFRPのマトリクス樹脂の含浸度を測定できることがわかる。
<第2の実施形態>
図7は、本発明の第2の実施形態に係るFRPモニタリングシステムの構成を示す図である。
図7に示すFRPモニタリングシステム1は加熱及び加圧による成形中のFRPの樹脂の硬化度を測定する。システム構成は、第1の実施形態におけるFRPモニタリングシステム1と同じである。
本実施形態では、金型7内に炭素繊維と未硬化エポキシ樹脂からなる炭素繊維プリプレグ8を配置し、TFBG型光ファイバセンサ10を金型2内でFRP内に埋め込まれるように配置する。解析部20及び処理部30により、透過率の時間的な変化を得て、その変化のデータに基づき樹脂の硬化収縮及び硬化度を測定する。
次に、このように樹脂の硬化収縮及び硬化度を測定できる理由を説明する。
まず、FRPモニタリングシステム1は、以下のように構成した。
・TFBG型光ファイバセンサ10
伸興電線
グレーチング部の長さ(ゲージ長) 3mm
グレーチングの角度(チルト角) 3°
センサ表面のポリイミド膜をあらかじめ除去
・ASE広帯域光源21
ASE−FL7002(ファイバーラボ社製)
・光スペクトラムアナライザ22等
MS9710A(アンリツ社製) 光チャンネルスイッチMS9674S(アンリツ社製) 光サーキュレータ
まず、金型7内に炭素繊維と未硬化エポキシ樹脂からなる炭素繊維プリプレグ8を配置し、TFBG型光ファイバセンサ10を金型2内でFRP内に埋め込まれるように配置する。
これにより、金型2内の炭素繊維プリプレグ8に次第に硬化し、FRPが成形される。
ここで、TFBG型光ファイバセンサ10の透過率の時間的な変化の一例を図8のグラフに示す。
図8の符号Aで示すように、時間とともに樹脂の硬化反応が進行し、ブラッグ波長及びゴーストモードの波長が低波長側にシフトすることがわかる。また、図8の符号Bで示すように、時間とともに低次側クラッディングモードの振幅が増大し、つまり硬化により屈折率が変化(=硬化度の変化)することがわかる。
FRPモニタリングシステム1の処理部30が、ブラッグ波長やゴーストモードの波長が低波長側にシフトすることや低次側クラッディングモードの振幅が増大することを検出して評価することで、成形中のFRPの樹脂の硬化収縮や硬化度を測定できることがわかる。
<第3の実施形態>
図9は、本発明の第3の実施形態に係るFRPモニタリングシステムの構成を示す図である。
図9に示すFRPモニタリングシステム1'はFRPのひずみと温度を同時に測定する。
図9に示すFRPモニタリングシステム1'は、解析部の構成が第1及び第2の実施形態と異なる。ただし、第1及び第2の実施形態と同じシステム構成であってもよい。
FRPモニタリングシステム1'の解析部20'は、可変波長光源21'と光パワーメータ22'とから構成される。
FRPモニタリングシステム1'において、ひずみを測定するためには、典型的には解析部20'を可変波長光源21'と光パワーメータ22'とから構成し、ひずみ測定時のスペクトル分解能が5pmであることがより好ましい。この理由については後述する。
本実施形態では、FRP9の表面にTFBG型光ファイバセンサ10が接触するように配置する。解析部20及び処理部30により、透過率を得て、その透過率のデータに基づきFRP9のひずみと温度を同時に測定する。
次に、このようにFRP9のひずみと温度を同時に測定できる理由を説明する。
まず、FRPモニタリングシステム1'は、以下のように構成した。
・TFBG型光ファイバセンサ10
伸興電線
グレーチング部の長さ(ゲージ長) 3mm
グレーチングの角度(チルト角) 4°
センサ表面にコーティング(ポリイミド膜)あり
・可変波長光源21'
TSL−710(santec社製)
・光パワーメータ22'
MPM−200/MPM−10(santec社製)
まず、FRP9の表面にTFBG型光ファイバセンサ10が接触するように貼付して配置したものを環境槽2'内に入れた。
そして、FRP9に荷重を与えてFRP9のひずみと温度を変化させた。
ここで、TFBG型光ファイバセンサ10の透過率の一例を図10のグラフに示す。
図10に示すように、TFBG型光ファイバセンサ10の透過光のクラッディングモードの任意ピーク(図10のA)及びブラッグモードの波長(図10のB)に着目し、λの変化からλの変化を引いたもの(Δλ−Δλ)を指標として整理する。
(Δλ−Δλ)とひずみとの関係を実験により測定した結果を図11に示す。この関係はTFBG型光ファイバセンサ10固有の特性として予め取得可能であり、実験結果からおおよそ線形であることがわかる。つまり、TFBG型光ファイバセンサ10によりFRP9の温度状態に依らず、ひずみの測定が可能である、つまりTFBG型光ファイバセンサ10は自己温度補償型のセンサとして用いることができることがわかる。
このFRPモニタリングシステム1'では、以下のようにしてひずみと温度を分離し、ひずみばかりでなく温度も同時に測定することができる。
図12はひずみと温度とを分離して測定するための処理フローである。
まず、(Δλ−Δλ)とひずみの関係及びTFBG型光ファイバセンサ10のブラッグモードの特性(Cε及びC)をTFBG型光ファイバセンサ10固有の特性として予め取得し、それを処理部30に記憶しておく。
処理部30は、透過光スペクトルのデータ群(ステップA)から(Δλ−Δλ)とひずみの関係(ステップB)に基づきひずみを測定する(ステップC)。
次に、処理部30は、TFBG型光ファイバセンサ10のブラッグモードの特性(Cε及びC)(ステップD)から温度を測定する(ステップE)。
ここで、ブラッグモードの波長の変化Δλは以下のとおりとなる。
Δλ=CεΔε+CΔT
ここで、Δεはひずみの変化、すなわちTFBG型光ファイバセンサ10で測定したひずみであり、ΔTは温度の変化、すなわちTFBG型光ファイバセンサ10による測定値である。
処理部30は、この関係式からひずみばかりでなく温度も同時に測定することができる。
ここで、図13に熱電対によるFRPの温度測定結果とTFBG型光ファイバセンサ10によるFRPの温度測定結果との関係を示す。この図からもわかるようにTFBG型光ファイバセンサ10によってもFRPの温度を精度よく測定できることがわかる。
<保護コーティングについて>
TFBG型光ファイバセンサ10では、センサを保護する目的で、センサ全体がポリイミド樹脂などで保護コーティングがされている。保護コーティングがあると、樹脂含浸や硬化度の測定の目的にはそぐわないことがわかっている。
これは、保護コーティングが樹脂であるため、樹脂含浸や硬化度の測定にあたって感度が低下するからである。
図14はTFBG型光ファイバセンサの外周に保護コーティングが施されている場合と保護コーティングが施されていない場合の透過スペクトルの一例を示すグラフである。図15は図14の一部Aを拡大したグラフである。
図15のBに示すように、TFBG型光ファイバセンサの外周に保護コーティングが施されている場合には低次側クラッディングモードの振幅が大きく、樹脂含浸や硬化度の測定ができないことがわかる。
従って、TFBG型光ファイバセンサ10は、保護コーティングがなく、クラッドが露出する領域を有することが好ましい。
<スペクトル分解能について>
FRPモニタリングシステムでは、特にひずみを測定するためには、典型的には解析部を可変波長光源と光パワーメータとから構成し、ひずみ測定時のスペクトル分解能が10pm以下であることが好ましく、5pm以下であることがより好ましい。
図16に分析部を広帯域光源とスペクトラムアナライザにより構成した場合の波長と(Δλ−Δλ)との関係を示す。図17に分析部を波長可変光源と光パワーメータにより構成した場合の波長と(Δλ−Δλ)との関係を示す。
図16の場合には分解能は20pmであり、測定精度が低く、図17の場合には分解能は2pmであり、十分な測定精度があることがわかる。図16及び図17に示す結果から推考すると、FRPモニタリングシステムでは、特にひずみを測定するためには、典型的には解析部を可変波長光源と光パワーメータとから構成し、ひずみ測定時のスペクトル分解能が5pm以下であることが好ましいことがわかる。
<第4の実施形態>
図18は、本発明の第4の実施形態に係るFRPモニタリングシステムの構成を示す図である。
図18に示すFRPモニタリングシステム100では、TFBG型光ファイバセンサ110が、2カ所以上の領域に傾斜型ブラックグレーチング111が施された光ファイバからなる。
1本の光ファイバの2カ所以上の領域に傾斜型ブラックグレーチング111が施されているTFBG型光ファイバセンサ110を用いることによって、複数箇所のモニタリングが可能となる。
<その他>
以上の実施形態に示したように、このシステムによれば、TFBG型光ファイバセンサの外側における屈折率変化からクラッディングモードの波長変化として検出し、樹脂の含浸度、硬化度などを測定することができる。
また、TFBG型光ファイバセンサのひずみ変化をブラッグ波長の変化として検出し、FRPの同じ場所での硬化ひずみや温度を同時に測定することができる。
本発明は上記の実施形態には限定されず、その技術思想の範囲内な様々は変形や応用が可能である。本発明の技術的範囲は、その変形や応用の範囲も含む。
例えば、解析部により透過光スペクトルに加えて反射光スペクトルのブラッグ波形も得て、処理部は、解析部により得られた透過光スペクトル及び反射光スペクトルのブラッグ波形に基づき繊維強化プラスチック複合材料の物性値を測定してもよい。これにより、より正確に繊維強化プラスチック複合材料の物性値を測定することができる。
1、1'、100 :FRPモニタリングシステム
10、110 :TFBG型光ファイバセンサ
11 :コア
12 :クラッド
13 :グレーチング部
14 :グレーチング
20、20' :解析部
20' :解析部
21 :ASE広帯域光源
21' :可変波長光源
22 :光スペクトラムアナライザ
22' :光パワーメータ
30 :処理部
40 :光ファイバ
111 :傾斜型ブラックグレーチング

Claims (14)

  1. 成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料に外周が接触する傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサと、
    前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサにレーザ光を入射して透過スペクトルを得る解析部と
    を具備する繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  2. 請求項1に記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記解析部により得られた透過光スペクトルに基づき前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料の物性値を得る処理部
    を更に具備する繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  3. 請求項2に記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記処理部は、前記解析部により得られた透過光スペクトルのうち、ゴーストモード、及びクラッディングモードの波長及び振幅の特徴点のうち少なくとも1つに基づき、前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料のマトリクス樹脂の含浸度、結晶化度、硬化度及び残留溶媒量のうち少なくとも1つを前記物性値として得る
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  4. 請求項2又は3に記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記処理部は、前記解析部により得られた透過光スペクトルのうち、クラッディングモードの波形、ゴーストモードの波形及びブラッグの波形に基づき、前記成形中の繊維強化プラスチック複合材料の温度とひずみを前記物性値として同時に得る
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  5. 請求項4に記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサは、グレーチング部がコア及びクラッドからなり、クラッドの外周に保護コーティングが形成されずにクラッドが露出する領域を有する
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサは、グレーチング部のグレーチングの角度が、ファイバの径方向に対して0.2°以上で7°以下である
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記傾斜型ファイバブラックグレーチング光ファイバセンサは、2カ所以上の領域に傾斜型ブラックグレーチングが施された光ファイバを有する
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記解析部は、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサに広帯域のレーザ光を入射する広帯域光源と、前記透過スペクトルを得るためのスペクトラムアナライザとを有する
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記解析部は、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサに波長可変のレーザ光を入射する波長可変光源と、前記透過スペクトルを得るための光パワーメータとを有する
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  10. 請求項9に記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記解析部は、分解能が5pm以下である
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  11. 請求項2乃至10のいずれかに記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記解析部は、前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサの反射光スペクトルのブラッグ波形を得て、
    前記処理部は、前記解析部により得られた透過光スペクトルに加えて前記反射光スペクトルのブラッグ波形に基づき前記繊維強化プラスチック複合材料の物性値を測定する
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステムであって、
    前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサは、前記繊維強化プラスチック複合材料に埋め込まれた領域又は前記繊維強化プラスチック複合材料の表面に接触する領域を有する
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリングシステム。
  13. 成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料に傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサの外周の一部又は全部を接触させ、
    前記傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサにレーザ光を入射して透過スペクトルを得て、
    前記透過光スペクトルに基づき前記成形中及び/又は成形後の繊維強化プラスチック複合材料の物性値をモニタリングする
    繊維強化プラスチック複合材料モニタリング方法。
  14. 繊維強化プラスチック複合材料からなる成形品の測定領域に傾斜型ファイバブラッググレーチング光ファイバセンサが埋め込こまれている、又は前記成形品の測定領域の表面に接触している
    繊維強化プラスチック複合材料成形品。
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