JP2019148323A - 止水プラグ及びバイパスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮されたOリングが、半径方向内側へ膨出することなく、半径方向外側へのみ膨出することになり、少ない締め付け量で高い密着力を得ることができる止水プラグを提供する。【解決手段】ベースプレート2及び押圧プレート3からなる一対の挟持部材と、これらによって挟持されるOリング4と、挟持部材を連結する締結手段(押圧ボルト5、ナット6)とによって構成され、ベースプレート2及び/又は押圧プレート3には、プレート本体から連結方向へ突出する筒状のインナーリブ24,34が形成され、Oリング4は、弾性材料によって形成され、ベースプレート2の外周部23と押圧プレート3の外周部33との間の位置において、インナーリブ24の外周面に沿って装着され、圧縮の際にOリング4が半径方向内側へ膨出することを防止できるようにインナーリブ24の突出寸法を設定した。【選択図】図3

Description

本発明は、下水道管等の管路内を遮断、閉塞するための止水プラグであって、長時間にわたって高い水密性を維持することができる止水プラグ、及び、この止水プラグを使用した下水道のバイパスシステムに関する。
下水道のマンホール内部の更生工事や補修工事等を行う場合において、衛生面、安全性等の観点から、流下中の下水(汚水)に対する処置、例えば、上流側の下水道管から流れてくる下水を、マンホールの作業空間内に流入させることなく、下流側の下水道管にバイパスさせる処置が必要となる。このような場合に用いられる機材として、例えば、特開2005−180569号公報に開示されているような止水プラグ(及びバイパスシステム)が知られている。
この止水プラグ(1)は、ベースプレート(2)と押圧プレート(9)とが、ガイドピン(5)、ボルト(6)、及び、ナット(15)によって連結されるとともに、これらの間に二つのOリング(8)が挟持される構造となっており、ナット(15)を締め付けると、ベースプレート(2)と押圧プレート(9)の間隔が狭まり、挟持されているOリング(8)が圧縮され、外周部が全周的に外側方向へ押し拡げられて、下水道管の内壁に密着し、下水道管を閉塞できるように構成されている。
特開2005−180569号公報 特開2012−067896号公報
特許文献1に示されている従来の止水プラグ(1)は、Oリング(8)を圧縮した際に、Oリング(8)が、半径方向外側だけでなく内側へも膨出してしまうことになるため、ナット(15)の締め付け量(押圧プレート(9)の移動量)に対するOリング(8)の外周部の拡径率が小さくなってしまうという問題があり、下水道管の内壁面に対する止水プラグ(1)の高い密着力を得るためには、相当に大きなナット(15)の締め付け量(押圧プレート(9)の移動量)が必要になり、装着に手間と時間がかかるという問題がある。
本発明は、このような従来技術における問題を解決しようとするものであって、圧縮時においてOリングが半径方向内側へ膨出することを好適に防止することができ、少ない締め付け量で高い密着力を得ることができる止水プラグ及びバイパスシステムを提供することを目的とする。
本発明の止水プラグは、ベースプレート及び押圧プレートからなる一対の挟持部材と、これらによって挟持されるOリングと、挟持部材を連結する締結手段とによって構成され、ベースプレート及び/又は押圧プレートには、プレート本体から連結方向へ突出する筒状のインナーリブが形成され、Oリングは、弾性材料によって形成され、ベースプレートの外周部と押圧プレートの外周部との間の位置において、インナーリブの外周面に沿って装着され、インナーリブが、締結手段によって挟持部材の間隔が狭められてOリングが連結方向へ圧縮された際に、半径方向内側へのOリングの膨出を防止できる突出寸法に設定されていることを特徴としている。
尚、この止水プラグにおいては、Oリングが気密性を有するチューブ状に形成されるとともに、中空内部に流体が封入されていることが好ましく、また、二つのOリングが、挟持部材の連結方向へ並列するように装着されていることが好ましい。
更に、インナーリブが、ベースプレート及び押圧プレートにそれぞれ形成され、連結した際、一方側のインナーリブが、他方側のインナーリブの内側に嵌まり込むように構成され、或いは、インナーリブが、ベースプレート及び押圧プレートのいずれか一方にのみ形成され、インナーリブと対向する側のベースプレート又は押圧プレートが、Oリングの圧縮時において、その外周部の半径方向内側のスペースにインナーリブを進入させることができるように構成されていることが好ましい。
また、本発明のバイパスシステムは、上記のような構成に係る二つの止水プラグと、それらの中間に配置されるバイパス管とによって構成されることを特徴としている。
本発明の止水プラグは、Oリングが、挟持部材(ベースプレートと押圧プレート)のプレート本体から連結方向へ突出する筒状のインナーリブの外周面に沿って装着されているため、挟持部材によってOリングが圧縮された際に、半径方向内側への膨出が防止され、半径方向外側へのみ膨出することになり、締結手段の締め付け量に対するOリングの外周部の拡径率が従来よりも大きくなり、少ない締め付け量で、高い密着力を得ることができ、その結果、装着工程の所要時間を短縮することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る止水プラグ1を構成する各部材の斜視図である。 図2は、図1に示すベースプレート2、押圧プレート3、及び、Oリング4を組み立てて構成した止水プラグ1の斜視図である。 図3は、図2に示す止水プラグその垂直断面図である。 図4は、図2に示す止水プラグ1の動作態様(圧縮前)の説明図であって、主要部分の拡大断面図である。 図5は、図2に示す止水プラグ1の動作態様(圧縮時)の説明図であって、主要部分の拡大断面図である。 図6は、図2に示す止水プラグ1を用いて下水道のマンホール7内に形成した下水道のバイパスシステムの断面図である。 図7は、本発明の第二実施形態に係る止水プラグ1の構成を示す部分断面図である。 図8は、本発明に係る止水プラグ1の実施例における試験の結果を示すグラフである。
以下、添付図面に沿って本発明「止水プラグ」の実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る止水プラグを構成する各部材の斜視図である。図示されているようにこの止水プラグは、一対の挟持部材(ベースプレート2、及び、押圧プレート3)、二つのOリング4、及び、複数組の締結手段(本実施形態においては24組の押圧ボルト5とナット6)によって構成されている。
これらのうちベースプレート2は、板状(円盤状)のプレート本体21の中央にバイパス孔22(下水を流下させるための孔)が開設されており、また、プレート本体21の両面には、各面からそれぞれ垂直(挟持部材の連結方向及びその反対方向)に突出する筒状(円筒状)のインナーリブ24及びアウターリブ25が形成されている。
更にプレート本体21には、インナーリブ24の内周側の位置に、押圧ボルト用の多数の挿通孔26が形成されており、これらの挿通孔26には、アウターリブ25側から押圧ボルト5が挿通され、各先端部がインナーリブ24と同方向へ突出するように保持されている。また、バイパス孔22の外周側の位置には、プレート本体21(バイパス孔22の周縁部)に対してバイパス管(図示せず)を固定する連結ボルト用の挿通孔27が多数形成されている。
押圧プレート3は、板状(円盤状)のプレート本体31の中央に開口部32(ベースプレート2のバイパス孔22よりも大きな直径を有する)が開設されており、また、プレート本体31の両面には、各面からそれぞれ垂直(挟持部材の連結方向及びその反対方向)に突出する筒状(円筒状)のインナーリブ34及びアウターリブ35a,35bが形成されている。更に、プレート本体31には、インナーリブ34の内周側の位置に、押圧ボルト用の挿通孔36が多数形成されている。
ベースプレート2に形成されているインナーリブ24及びアウターリブ25と、押圧プレート3に形成されているインナーリブ34及びアウターリブ35a,35bは、プレート本体21,31の剛性を向上させる機能を有しているが、ベースプレート2のインナーリブ24は、Oリング4の圧縮時において、Oリング4が半径方向内側へ向かって膨出することを全周的に防止する機能をも有している。また、押圧プレート3のインナーリブ34は、Oリング4の圧縮前において、押圧プレート3側のOリング4を適正位置に保持させる機能を有している。
Oリング4はいずれも、弾性材料を、気密性を有するチューブ状、及び、リング状(無端状)に成形したものであり、中空内部にはそれぞれ流体(本実施形態においては空気)が封入されている。
図2は、図1に示すベースプレート2、押圧プレート3、及び、Oリング4を組み立てて構成した止水プラグ1の斜視図であり、図3は、その垂直断面図である。これらの図に示すように、ベースプレート2と押圧プレート3とは、ベースプレート2側のインナーリブ24と押圧プレート3側のインナーリブ34とが対向する向きで、かつ、押圧プレート3のインナーリブ34が、ベースプレート2のインナーリブ24の内側に部分的に嵌まり込むように(半径方向へ重なり合うように)連結されている。
二つのOリング4は、ベースプレート2と押圧プレート3のインナーリブ24,34の外周側であって、ベースプレート2と押圧プレート3の外周部23,33とによって挟持される位置において、押圧ボルト5の軸線方向(挟持部材の連結方向)へ並列するように配置される。尚、Oリング4(少なくともいずれか一方)は、ベースプレート2のインナーリブ24の外周面に沿うように配置される。
押圧ボルト5(挿通孔26に挿通された状態で基端部がベースプレート2に保持されている)は、押圧プレート3の挿通孔36(図3参照)を通って、プレート本体31の反対側(アウターリブ35a,35b側)へ突出し、それらの突出した押圧ボルト5の各先端部には、図示されているようにナット6がそれぞれ装着される。これらの多数の締結手段(押圧ボルト5及びナット6)により、ベースプレート2と押圧プレート3の連結状態が維持されるようになっており、また、押圧ボルト5に対しナット6を適宜締め付け、或いは、緩めることにより、ベースプレート2と押圧プレート3との間隔を調節できるようになっている。
図4及び図5は、図1〜図3に示す本実施形態の止水プラグ1の動作態様の説明図であって、主要部分の拡大断面図である。図4に示す状態(Oリング4の非圧縮状態)からナット6を締め付けていくと、ベースプレート2と押圧プレート3との間隔が狭まっていき、ベースプレート2と押圧プレート3の外周部23,33との間に挟持されている二つのOリング4が、押圧ボルト5の軸線方向(ベースプレート2と押圧プレート3の連結方向)へ次第に圧縮されていき、図5に示すように、Oリング4の外周部(外径)が半径方向外側へ拡大される。
より具体的には、Oリング4は、上述の通り弾性材料によって形成され、気密性を有するチューブ状の構造となっており、中空内部にはそれぞれ空気(流体)が封入されているため、Oリング4を単純に(単体の状態で)両側から圧縮すると、内部の空気によって半径方向外側及び内側へ向かって膨出することになる(外径が大きくなるとともに内径が小さくなる)が、本実施形態のOリング4は、ベースプレート2のインナーリブ24の外周面に沿って配置され、このインナーリブ24は、図5に示すように、Oリング4の圧縮時において、半径方向内側へのOリング4の膨出を防止できる寸法(プレート本体21からの突出寸法)に設定されているため、Oリング4の内径がそれ以上小さくなることはなく(即ち、半径方向内側への膨出が防止され)、半径方向外側へのみ膨出することになる。
図6は、本発明の止水プラグ1を用いて下水道のマンホール7内に形成した下水道のバイパスシステムの断面図である。マンホール7の内部を対象とする更生工事や補修工事等を実施する際、工事を安全に、衛生的に、効率良く実施することができるように、上流側の下水道管8aから流れてくる下水を、マンホール7の作業空間内に流入させることなく、下流側の下水道管8bにバイパスさせるシステムを形成しようとする場合、図示されているように、まず、上流側の下水道管8a、及び、下流側の下水道管8bの内側に、止水プラグ1をそれぞれ挿入する。
この状態で、押圧ボルトに装着されているナット6をそれぞれ締め込むと、Oリング4が半径方向外側へ全周的に膨出し、Oリング4の各外周部が、下水道管8a,8bの内壁に押し付けられることになる。Oリング4の外周部が下水道管8a,8bの内壁に押しつ付けられる力は、ナット6の締め付け量に応じて高くなる。従って、ナット6を強く締め付けることにより、止水プラグ1を下水道管8a,8b内においてそれぞれしっかりと固定することができる。
上流側及び下流側の各止水プラグ1を下水道管8a,8bに対してそれぞれ固定したら、これらの間にバイパス管9を配置し、バイパス管9の端部フランジを、ベースプレート2のバイパス孔22の周縁部に当接させて、ベースプレート2の挿通孔27(図1参照)、及び、バイパス管9の端部フランジの挿通孔に連結ボルト10を通してナットを締め付けて、上流側及び下流側の止水プラグ1とバイパス管9とをそれぞれ連結する。そうすると、上流側から流れてくる下水を、マンホール7の作業空間内に流入させることなく、止水プラグ1及びバイパス管9を介して下流側にバイパスすることができる。
尚、止水プラグ1を構成するベースプレート2、押圧プレート3、及び、Oリング4の外形(基本形状)は、適用される下水道管8a,8bの断面形状と相似形とする必要がある。具体的には、図1〜図6に示す上記実施形態においては、断面が円形(円筒状)の下水道管8a,8bに対して適用することができるように、いずれも外形が円形となっているが、断面が矩形状(角筒状)の下水道管に対して適用する場合には、ベースプレート2、押圧プレート3、及び、Oリング4を、外形が矩形状となるように構成する。
また、上記実施形態の止水プラグ1において、押圧プレート3のインナーリブ34は、Oリング4の圧縮前において、押圧プレート3側のOリング4を適正位置に保持させる機能を有している一方で、Oリング4の最大圧縮時においては、図5に示すように、全体がベースプレート2のインナーリブ24の内周側に進入し、Oリング4に対して何らの作用も及ぼさない(Oリング4が半径方向内側へ膨出することを防止する機能を有していない)ため、必ずしも全周的に連続した形状(即ち、筒状)に形成されている必要はなく、例えば、周方向へ間歇的な形状(櫛歯状)としてもよい。
また、上記実施形態の止水プラグ1においては、ベースプレート2と押圧プレート3とを連結した際に、押圧プレート3のインナーリブ34が、ベースプレート2のインナーリブ24の内側に嵌まり込むように(半径方向へ重なり合うように)構成されているが、反対に、ベースプレート2のインナーリブ24が、押圧プレート3のインナーリブ34の内側に嵌まり込むように構成してもよい。この場合、半径方向外側となる押圧プレート3のインナーリブ34は、Oリング4の圧縮時において、半径方向内側へのOリング4の膨出を防止できる寸法(プレート本体31からの突出寸法)に設定する。
更に、図7(本発明の第二実施形態に係る止水プラグ1の構成を示す部分断面図)に示すように、Oリング4の圧縮時において、押圧プレート3(ベースプレート2のインナーリブ24と対向する側の要素)の外周部33の半径方向内側のスペースに、ベースプレート2のインナーリブ24を進入させることができるように押圧プレート3を構成するとともに、ベースプレート2のインナーリブ24を十分な大きさ(圧縮前においても、押圧プレート3側のOリング4の半径方向内側の位置まで延在するような突出寸法)に設定した場合には、ベースプレート2のインナーリブ24は、「押圧プレート3側のOリング4を、圧縮前において適正位置に保持させる」という機能をも兼ね備えることになるため、押圧プレート3のインナーリブ34(図1〜3等参照)を省略することができる。
また、図7に示す構成とは反対に、Oリングの圧縮時において、ベースプレート(押圧プレートのインナーリブと対向する側の要素)の外周部の半径方向内側のスペースに、押圧プレートのインナーリブを進入させることができるようにベースプレートを構成するようにしてもよい。
また、上記の第一、第二実施形態においては、ベースプレート2と押圧プレート3との間隔を狭めることによってOリング4を圧縮するための手段(締結手段)として、押圧ボルト5とナット6が採用されているが、これらには限定されず、ベースプレート2と押圧プレート3との間隔を狭めてOリング4を圧縮できるものであれば、他の締結手段(例えば、各種クランプ等)を採用することもできる。
更に、上記の第一、第二実施形態においては、Oリング4として、気密性を有するチューブ状で、中空内部に空気が封入されているものが使用されているが、両側から圧縮することにより、外周部が半径方向外側へ全周的に拡径される(膨出する)構造となっている限り、気密性を有していないチューブ状のもの、或いは、チューブ状ではない(例えば、中実構造の)ものを使用することもできる。
以下、本発明に係る止水プラグの効果の確認を目的として、本発明の発明者らが行った試験の結果を、本発明の実施例として説明する。ここでは、図1〜図3等に示す止水プラグ1(本発明)と、この止水プラグ1からインナーリブ24,34を取り除いた従来の止水プラグ(比較例)とを用意し、下水道管に装着した場合の密着効果(抵抗力)に関する試験を行った。
具体的には、まず、マンホールの上流側及び下流側の下水道管8a,8b(図6参照)に見立てた二つのヒューム管(いずれも内径1000mm)を、所定間隔を置いて配置し、各ヒューム管の中に本発明の止水プラグ1を一つずつ取り付け、各ナット6を50Nmのトルクで締め付けて、各止水プラグ1をヒューム管内に固定し、更に、止水プラグ1同士をバイパス管9で連結して、図6に示すバイパスシステムと同じ状態となるようにセットした。但しバイパス管9については、内部にブロックプレートを装着して、上流側から下流側へ水が流下しない状態とした。
次に、上流側のヒューム管の反対側(止水プラグ1を装着した側とは反対側)の開口部を閉塞し、装着した止水プラグ1との間の空間にポンプで注水を行い、次第に圧力を上げていき、バイパスシステム(二つの止水プラグ1、及び、これらを連結するバイパス管9)の下流側への変位量が10mmに到達するまでの加圧力を測定した。
また、本発明の止水プラグ1を、比較例として用意した従来の止水プラグ(本発明の止水プラグ1からインナーリブ24,34を取り除いたもの)と交換し、再度、上記と同じ要領で加圧力を測定する試験を行った。
その結果、図8に示すように、従来の止水プラグ(比較例)の場合、加圧力が0.0135MPaとなった時点で、下流側への変位量が10mmを超えてしまったのに対し、本発明の止水プラグ1の場合、加圧力が0.095MPaとなるまで、下流側への変位量が10mmに到達せず、従来の止水プラグ(比較例)と比較して、極めて高い密着効果(抵抗力)を発揮できることが確認された。
1:止水プラグ、
2:ベースプレート、
3:押圧プレート、
4:Oリング、
5:押圧ボルト、
6:ナット、
7:マンホール、
8a,8b:下水道管、
9:バイパス管、
10:連結ボルト、
21:プレート本体、
22:バイパス孔、
23:外周部、
24:インナーリブ、
25:アウターリブ、
26,27:挿通孔、
31:プレート本体、
32:開口部、
33:外周部、
34:インナーリブ、
35a,35b:アウターリブ、
36:挿通孔

Claims (6)

  1. ベースプレート及び押圧プレートからなる一対の挟持部材と、これらによって挟持されるOリングと、挟持部材を連結する締結手段とによって構成され、
    ベースプレート及び/又は押圧プレートには、プレート本体から連結方向へ突出する筒状のインナーリブが形成され、
    Oリングは、弾性材料によって形成され、ベースプレートの外周部と押圧プレートの外周部との間の位置において、インナーリブの外周面に沿って装着され、
    インナーリブが、締結手段によって挟持部材の間隔が狭められてOリングが連結方向へ圧縮された際に、半径方向内側へのOリングの膨出を防止できる突出寸法に設定されていることを特徴とする止水プラグ。
  2. Oリングが、気密性を有するチューブ状に形成されるとともに、中空内部に流体が封入されていることを特徴とする、請求項1に記載の止水プラグ。
  3. 二つのOリングが、挟持部材の連結方向へ並列するように装着されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の止水プラグ。
  4. インナーリブが、ベースプレート及び押圧プレートにそれぞれ形成され、連結した際、一方側のインナーリブが、他方側のインナーリブの内側に嵌まり込むように構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の止水プラグ。
  5. インナーリブが、ベースプレート及び押圧プレートのいずれか一方にのみ形成され、
    インナーリブと対向する側のベースプレート又は押圧プレートが、Oリングの圧縮時において、その外周部の半径方向内側のスペースにインナーリブを進入させることができるように構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の止水プラグ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の二つの止水プラグと、それらの中間に配置されるバイパス管とによって構成されることを特徴とするバイパスシステム。
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