JP2019147523A - 洋上浮体構造物のタワー構造物支持構造 - Google Patents

洋上浮体構造物のタワー構造物支持構造 Download PDF

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研 中村
幸司 望月
Koji Mochizuki
幸司 望月
俊佑 岩見
Shunsuke IWAMI
俊佑 岩見
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Abstract

【課題】洋上浮体構造物に設置されるタワー基部をより効果的に補強する。【解決手段】洋上浮体構造物は、幅方向に設けられ上甲板12を支持する複数のフレーム(横構造部材)32と、3本の支柱24A〜24Cから構成され上甲板12上に据え付けられるフレアタワー22と、支柱24A〜24C間に架け渡され支柱24A〜24C同士を一体化する複数の連結部材と、フレアタワー22の基部において支柱24A〜24Cの各々に取り付けられるブレース部材とを備える。ブレース部材の上端は、連結部材が取り付けられた高さに取り付けられる。ブレース部材の下端は、横構造部材が設けられた位置に取り付けられる。ブレース部材の上甲板12に対する傾斜角度は、約50度〜約70度の範囲に設定される。【選択図】図4

Description

本発明は、浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)等の洋上浮体構造物のタワー構造物支持構造に関する。
浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)等の洋上浮体構造物は、船首部などの上甲板上にフレアタワーやベントタワーなどのタワー構造物が設置される(特許文献1)。これらのタワーは、水平断面形状に対して高さが高く、タワー基部に大きな応力が発生する。そのため、タワー下部構造には十分な補強を行い、損傷を防ぐ必要がある。タワー下部構造の補強は一般的に、上端がタワーの各支柱に取り付けられ、下端がタワー外側の上甲板に取り付けられるブレースによって行われる。
特開2017−36014号公報
ブレースにより十分な補強効果を得るには、外側に所定角度の広がりをもってブレースを立て掛ける必要がある。また、ブレース上端が連結されるタワーの各支柱の連結部、およびブレース下端が連結される上甲板の連結部には大きな力が掛かるため、支柱のブレース上端連結部および上甲板のブレース下端連結部には十分な強度が求められる。
本発明は、洋上浮体構造物に設置されるタワー基部をより効果的に補強することを目的としている。
本発明の洋上浮体構造物のタワー構造物支持構造は、洋上浮体構造物の幅方向に設けられ、上甲板を支持する複数の横構造部材と、3本以上の支柱から構成され、上甲板上に据え付けられるタワーと、支柱間に架け渡され支柱同士を一体化する複数の連結部材と、タワーの基部において、支柱の各々に取り付けられるブレース部材とを備え、ブレース部材の上端は、連結部材が取り付けられた高さに取り付けられるとともに、ブレース部材の下端は、横構造部材が設けられた位置に取り付けられ、ブレース部材の上甲板に対する傾斜角度は、約50度〜約70度の範囲に設定されることを特徴としている。
支柱の中の2本が、同一の横構造部材上に取り付けられるとともに、これらの支柱の中に横構造部材上に取り付けられない支柱が含まれる。横構造部材上に取り付けられない支柱には、例えば複数のブレース部材が取り付けられる。支柱の中の2本が取り付けられた同一の横構造部材上には、これらの支柱に取り付けられるブレース部材の下端が取り付けられる。支柱とブレース部材は、例えば洋上浮体構造物の幅方向に対称に配置される。
洋上浮体構造物の長手方向に設けられ、上甲板を支持する複数の縦構造部材を備え、支柱の少なくとも一部は、縦構造部材の上に取り付けられる。ブレース部材の下端は、縦構造部材の上に取り付けられる。
本発明の洋上浮体構造物は、上記何れかのタワー構造物支持構造を備える洋上浮体構造物であることを特徴としている。
本発明によれば、洋上浮体構造物に設置されるタワー基部をより効果的に補強することができる。
本発明の一実施形態である洋上浮体構造物の概略的な側面図である。 本実施形態のフレアタワーの水平断面図である。 フレアタワーの基部を船体長手方向の船尾から視た拡大背面図である。 フレアタワーが設置される上甲板の平面図である。 フレーム上に設置されていない船首側の支柱の周りの拡大側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である本発明に係るタワー構造物支持構造を備える洋上浮体構造物の概略的な側面図である。
本実施形態の洋上浮体構造物10は、例えば浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)である。洋上浮体構造物10は、上甲板12上に海底から汲み上げた原油を処理するための各種生産設備14を備える。また、船尾部の上甲板12上には、居住区16、ヘリコプターデッキ18やオフローディングホースリール20A等が設けられ、船首部の上甲板12上には、フレアタワー22、ベントタワー23やオフローディングホースリール20B等が設けられる。各種生産設備14で生成された油は、船体内に設けられたタンク25等に貯留され、オフローディングホースリール20A、20Bから繰り出されるオフローディングホース(不図示)を介して積出される。
各種生産設備14では、例えば原油を分解して精製する際に発生する余剰ガスは、フレアタワー22に保持される配管を通してフレアタワー22の先端から大気中に放出、あるいはフレアタワー22の先端において焼却処分される。作業区画や居住区16への影響を防ぐため、フレアタワー22の高さは例えば上甲板上100mを超えるなど極めて高い。図2は、本実施形態のフレアタワー22の水平断面図であり、図2に示されるように、フレアタワー22は、例えば3本の主要鋼管を支柱24A、24B、24Cとして用いる。支柱24A、24B、24Cは、多数の連結部材26により互いに連結されて一体化され、略三角形の断面形状を形成する。連結部材26は、水平に架け渡される水平材26Aと斜めに架け渡される斜材26B(図3参照)を含む。本実施形態において、支柱24A、24B、24Cは、略正三角形状に配置される。支柱24A、24Bは船体幅方向に直線状に、支柱24Cは支柱24A、24Bよりも船首側または船尾側(図示例では船首側)に配置される。
図3は、フレアタワー22の基部を船体長手方向の船尾から視た拡大背面図であり、図3では、支柱24A、24Bのみが描かれ、支柱24Cは省略されている。
本実施形態において、支柱24A〜24Cの各々は、上甲板12上に設けられた基台28を通して上甲板12に取り付けられる。基台28は、例えばフレアタワー22の水平断面と略同形状の平面形状を有する。フレアタワー22の支柱24A〜24Cには、高さ方向に沿って所定間隔の各水平面内で3本の水平材26Aが架け渡され連結される。すなわち、3本の水平材26Aは支柱24A〜24Cの内側において水平な三角形状に連結される。また、上下に隣り合う水平材26Aの間には対角線状に一対の斜材26Bが取り付けられる。支柱24A、24Bにおいて、第1段目の水平材26Aが架け渡される位置には、その外側に例えば鋼管を用いたブレース30A、30Bの上端が各々取り付けられる。一方、ブレース30A、30Bの下端は、基台28または上甲板12(本実施形態では基台28)に取り付けられる。
図4は、フレアタワー22が設置される上甲板12の平面図であり、上甲板12下に設けられ、上甲板12を支えるフレーム32などの横構造部材と、ロンジ34などの縦構造部材の配置、および支柱24A〜24Cおよびブレース30A〜30Dの配置を示す。また、図5は、船首側の支柱24C周りの拡大側面図である。
図4に示されるように、上甲板12下には、多数のフレーム32および多数のロンジ34が縦横直交する形で配置されている。図示例では、船尾側から船首側へ3つのフレーム321、322、323が示され、船体中心線CLから外側へ7つのロンジ341〜347が示される。支柱24A、24Bは、フレーム321とロンジ342、346が交わる位置に各々設置され、支柱24Cは、フレーム322とフレーム323の間の空間(略中間位置)のロンジ344上に設置される。
ここで上端が支柱24Aに取り付けられたブレース30Aの下端は、フレーム321とロンジ341が交わる位置P1に取り付けられ、上端が支柱24Bに取り付けられるブレース30Bの下端は、フレーム321とロンジ347が交わる位置P2に取り付けられる。一方、支柱24Cには、例えば鋼管を用いた2本のブレース30C、30Dが設けられる。ブレース30C、30Dの上端は、ブレース30A、30Bと同様に、支柱24Cの第1段目の水平材26Aが架け渡された高さに取り付けられ(図5参照)、ブレース30C、30Dの下端は、フレーム323とロンジ343、345が各々交わる位置P3、P4に取り付けられる。
更に、このとき、ブレース30A〜30Dの上甲板12(水平面)に対する傾斜角度θは、タワーの支柱を支えるブレースにとって適切な角度である約50度〜約70度の範囲に設定される。すなわち、傾斜角度θの範囲は、予め決まっているので、ブレース30A〜30Dの長さは、ブレース30A〜30Dの上端の取り付け高さと、下端の取り付け高さ(例えば基台28上または上甲板12上)から決まり、P1〜P4の位置は、各支柱24A〜24Cに対するフレーム321、323の位置により確定する。なお、本実施形態では、4本のブレース30A〜30Dの下端は、全て同じ高さ(基台28上)に取り付けられるので、4本のブレース30A〜30Dは全て略長さが等しい。
以上のように、本実施形態によれば、洋上浮体構造物のタワー構造物支持構造の全ての支柱を適切な傾斜角度のブレースで支持するとともに、全てのブレースを横強度部材および/または縦強度部材が設置された位置に取り付けることができるので、タワー基部をより効果的に補強することができる。また、本実施形態のように、支柱とブレースの配置を洋上浮体構造物の幅方向に対称(本実施形態ではロンジ344に対して左右対称)にすれば、より安定的な構造が得られる。
なお、本実施形態では、フレアタワーを例に説明を行なったが、ブレースによるタワー基部の補強が必要なタワーであれば、本実施形態を適用でき、タワーの水平断面形状は正三角形や三角形に限定されない。また、本実施形態では、横構造部材の上に設置されていない支柱におけるブレースを2本としたが、ブレースの数はどちらか1本でもよく、その場合、ブレースの配置は左右非対称となる。
なお、タワーが設置される領域におけるフレーム間隔は、三角断面形状を呈するタワー基部の一辺の約30%〜約60%が好ましい。
10 洋上浮体構造物
12 上甲板
14 生産設備
16 居住区
18 ヘリコプターデッキ
22 フレアタワー
23 ベントタワー
24A〜24C 支柱
25 タンク
26A 水平材
26B 斜材
28 基台
30A〜30D ブレース(ブレース部材)
32 フレーム(横構造部材)
34 ロンジ(縦構造部材)
P1〜P4 ブレース下端位置

Claims (8)

  1. 洋上浮体構造物の幅方向に設けられ、上甲板を支持する複数の横構造部材と、
    3本以上の支柱から構成され、上甲板上に据え付けられるタワーと、
    前記支柱間に架け渡され支柱同士を一体化する複数の連結部材と、
    前記タワーの基部において、前記支柱の各々に取り付けられるブレース部材とを備え、
    前記ブレース部材の上端が、前記連結部材が取り付けられた高さに取り付けられるとともに、前記ブレース部材の下端が、前記横構造部材が設けられた位置に取り付けられ、前記ブレース部材の前記上甲板に対する傾斜角度は、約50度〜約70度の範囲に設定される
    ことを特徴とする洋上浮体構造物のタワー構造物支持構造。
  2. 前記支柱の中の2本が、同一の前記横構造部材上に取り付けられるとともに、前記支柱の中に前記横構造部材上に取り付けられない支柱が含まれることを特徴とする請求項1に記載のタワー構造物支持構造。
  3. 前記横構造部材上に取り付けられない支柱に複数の前記ブレース部材が取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のタワー構造物支持構造。
  4. 前記支柱の中の2本が取り付けられた同一の前記横構造部材上に、これらの支柱に取り付けられるブレース部材の下端が取り付けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタワー構造物支持構造。
  5. 前記支柱と前記ブレース部材が、前記洋上浮体構造物の幅方向に対称に配置されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のタワー構造物支持構造。
  6. 前記洋上浮体構造物の長手方向に設けられ、前記上甲板を支持する複数の縦構造部材を備え、前記支柱の少なくとも一部が、前記縦構造部材の上に取り付けられることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のタワー構造物支持構造。
  7. 前記ブレース部材の下端が、前記縦構造部材の上に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載のタワー構造物支持構造。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のタワー構造物支持構造を備える洋上浮体構造物。
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