JP2019146745A - 排泄物受け具、及び固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着用便座などの排泄物受け具を使用する場合の使用者の体位の制限を減らすことができる排泄物受け具を提供する。【解決手段】排泄物受け具100は、排泄物を受ける凹部と、凹部内の排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部を備えてよい。排泄物受け具は、第1受け部から立ち上がり、凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部を備えてよい。溝部は、第1受け部から遠ざかる方向に向けて幅が狭くなってよい。溝部は、溝部の底部に向けて幅が広くなってよい。【選択図】図1

Description

本発明は、排泄物受け具、及び固定具に関する。
特許文献1には、使用者の股間に対応する部位に排泄物穴を有するおむつに装着される装着用便座が開示されている。
特許文献1 特開2017−70407号公報
上記のような装着用便座などの排泄物受け具を使用する場合の使用者の体位の制限を減らすことが望まれている。
本発明の一態様に係る排泄物受け具は、排泄物を受ける凹部と、凹部内の排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部を備えてよい。排泄物受け具は、第1受け部から立ち上がり、凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部を備えてよい。溝部は、第1受け部から遠ざかる方向に向けて幅が狭くなってよい。
溝部は、溝部の底部に向けて幅が広くなってよい。
本発明の一態様に係る排泄物受け具は、排泄物を受ける凹部と、凹部内の排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部を備えてよい。排泄物受け具は、第1受け部から立ち上がり、凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部を備えてよい。溝部は、溝部の底部に向けて幅が広くなってよい。
第1受け部は、排出口側の一端と、一端と反対側の他端とを有し、他端が先細である。
第1受け部の他端は、使用者の臀部に挟まれてよい。
第1受け部及び第2受け部は、凹部の底部及び溝部の底部を構成する第1ユニットと、凹部の縁部及び溝部の縁部を構成する第2ユニットとから構成されてよい。第1ユニットは、第2ユニットの第2素材より硬度が高い第1素材で構成されてよい。
第2ユニットは、第1ユニットの縁部に着脱可能に嵌る嵌合部を有してよい。嵌合部は、第2素材より硬度が高い第3素材で構成されてよい。
第1素材は、光透過性材料でよい。
溝部の底部は、第1受け部側の第1段部と、第1段部より第1受け部から遠く、かつ第1段部より深さが浅い第2段部とを有してよい。
第2受け部は、第1段部から液体を噴射する第1噴射口と、第2段部から液体を噴射する第2噴射口とを有してよい。
排泄物受け具は、凹部の周囲の縁部上及び溝部の周囲の縁部上に配置される透湿防水フィルムを備えてよい。
第1受け部及び第2受け部は、第1素材で一体的に構成されてよい。排泄物受け具は、第1素材より硬度が高い第2素材で構成され、凹部の内壁の少なくとも一部及び溝部の内壁の少なくとも一部を覆う板材を備えてよい。
本発明の一態様に係る排泄物受け具は、第1素材で構成され、排泄物を受ける凹部と、凹部内の排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部を備えてよい。排泄物受け具は、第1素材で第1受け部と一体的に構成され、第1受け部から立ち上がり、凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部を備えてよい。排泄物受け具は、第1素材より硬度が高い第2素材で構成され、凹部の内壁の少なくとも一部及び溝部の内壁の少なくとも一部を覆う板材を備えてよい。
第1受け部は、凹部内に空気を供給するチューブを有してよい。チューブは、凹部の外側に配置され、第1素材より硬度が高い第3素材で構成されてよい。
第2受け部は、溝部の外縁から延在するフランジ部を有してよい。
排泄物受け具は、フランジ部の表面上に配置される透湿防水フィルムを備えてよい。
本発明の一態様に係る固定具は、排泄物受け具を使用者の股間に固定するための固定具であってよい。固定具は、使用者の腰部に装着される装着部を備えてよい。固定具は、一端が装着部の腹部側に固定され、他端が排泄物受け具の腹部側に固定される腹部固定ベルトを備えてよい。固定具は、一端が装着部の背部側に固定され、他端が排泄物受け具の背部側に固定される背部固定ベルトを備えてよい。
腹部固定ベルトは、第1腹部固定ベルトと、第2腹部固定ベルトとを含んでよい。第1腹部固定ベルトの一端、及び第2腹部固定ベルトの一端は、排泄物受け具の腹部側に固定されてよい。第1腹部固定ベルトの他端は、装着部の腹部側の中央より第1側方側に固定されてよい。第2腹部固定ベルトの他端は、装着部の腹部側の中央より第2側方側に固定されてよい。
背部固定ベルトは、第1背部固定ベルトと、第2背部固定ベルトとを含んでよい。第1背部固定ベルトの一端、及び第2背部固定ベルトの一端は、排泄物受け具の背部側に固定されてよい。第1背部固定ベルトの他端は、装着部の背部側の中央より第1側方側に固定されてよい。第2背部固定ベルトの他端は、装着部の背部側の中央より第2側方側に固定されてよい。
腹部固定ベルト及び背部固定ベルトの少なくとも一方は、長さ調整可能でよい。
腹部固定ベルト及び背部固定ベルトの少なくとも一方は、装着部側に固定された一端側のベルトと、排泄物受け具側に固定された他端側のベルトとを着脱可能に固定するバックルを有してよい。
排泄物受け具は、上記排泄物受け具でよい。
本発明の一態様に係る固定具は、排泄物受け具を使用者の股間に固定するための固定具でよい。固定具は、股下部分に排泄物受け具が配置されるパンツ部を備えてよい。固定具は、一端がパンツ部の腰部分の腹部側に固定され、他端がパンツ部の股部の腹部側に固定される腹部固定ベルトを備えてよい。固定具は、一端がパンツ部の腰部分の背部側に固定され、他端がパンツ部の股部の背部側に固定される背部固定ベルトを備えてよい。
パンツ部は、股下部分の排泄物受け具が配置される部分に、排泄物受け具のずれを抑制する抑制部を有してよい。
抑制部は、排泄物受け具の股下部分に対向する面に形成された窪みに対応する凸部材でよい。
腹部固定ベルトは、第1腹部固定ベルトと、第2腹部固定ベルトとを含んでよい。第1腹部固定ベルトの一端、及び第2腹部固定ベルトの一端は、パンツ部の股部の腹部側に固定されてよい。第1腹部固定ベルトの他端は、腰部分の腹部側の中央より第1側方側に固定されてよい。第2腹部固定ベルトの他端は、腰部分の腹部側の中央より第2側方側に固定されてよい。
背部固定ベルトは、第1背部固定ベルトと、第2背部固定ベルトとを含んでよい。第1背部固定ベルトの一端、及び第2背部固定ベルトの一端は、パンツ部の股部の背部側に固定されてよい。第1背部固定ベルトの他端は、腰部分の背部側の中央より第1側方側に固定されてよい。第2背部固定ベルトの他端は、腰部分の背部側の中央より第2側方側に固定されてよい。
腹部固定ベルト及び背部固定ベルトの少なくとも一方は、長さ調整可能でよい。
腹部固定ベルト及び背部固定ベルトの少なくとも一方は、腰部分側に固定された一端側のベルトと、股部側に固定された他端側のベルトとを着脱可能に固定するバックルを有してよい。
排泄物受け具は、上記排泄物受け具でよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
自動排泄処理装置に接続された排泄物受け具の使用状態の一例を示す図である。 第1実施形態に係る排泄物受け具の外観斜視図の一例を示す図である。 第1実施形態に係る排泄物受け具の正面側から見た外観斜視図の一例を示す図である。 第1実施形態に係る排泄物受け具の分解斜視図である。 第1実施形態に係る排泄物受け具の正面側から見た図である。 図5に示すA−A断面図である。 図5に示すB−B断面図である。 排泄物受け具の使用状態を使用者の腹部側から模式的に示した図である。 排泄物受け具の使用状態を使用者の背部側から模式的に示した図である。 第1ユニットと第2ユニットとの嵌合部分を模式的に示す図である。 固定具を腹部側から見た模式図である。 固定具を背部側から見た模式図である。 第2実施形態に係る排泄物受け具の外観斜視図の一例を示す図である。 第2実施形態に係る排泄物受け具の正面側から見た外観斜視図の一例を示す図である。 第2実施形態に係る排泄物受け具の側面側から見た図である。 図15のA−A線断面図である。 図15のB−B線断面図である。 図15のC−C線断面図である。 第2実施形態の排泄物受け具の側面断面図である。 第2実施形態の排泄物受け具を使用者の股間に固定するための固定具を腹部側から見た模式図である。 第2実施形態の排泄物受け具を使用者の股間に固定するための固定具を背部側から見た模式図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、自動排泄処理装置20に接続された排泄物受け具100の使用状態の一例を示す。使用者10は、例えば、ベッドなどに寝たきりの非介護者である。排泄物受け具100は、使用者10の股間に固定具200を介して装着される。
自動排泄処理装置20は、排泄物受け具100に温水などの液体を供給する配管22と、排泄物受け具100から排出された排泄物を自動排泄処理装置20内に取り込む配管24とを備える。配管22及び配管24は、排泄物受け具100に着脱可能に接続される。
図2は、第1実施形態に係る排泄物受け具100の外観斜視図の一例を示す。図3は、第1実施形態に係る排泄物受け具100の正面側から見た外観斜視図の一例を示す。排泄物受け具100は、第1受け部102、及び第2受け部110を備える。第1受け部102は、使用者10から排泄された排泄物を受ける凹部104と、凹部104内の排泄物を外部に排出する排出口106とを有する。第2受け部110は、第1受け部102から立ち上がり、凹部104に排尿を導く溝部112を有する。第1受け部102が、使用者10の背部側に配置される。第2受け部110の第1受け部102から遠い側の端部が、使用者10の腹部側に配置される。第1受け部102の縁部分及び第2受け部110の縁部分は、一体的に、使用者10の股間に合わせて側面側から見てU字状に形成されている。第2受け部110の第1受け部102から遠い側の端部は、使用者10の陰部を覆うように立ち上がってよい。第2受け部110の第1受け部102から遠い側の端部の立ち上がりの高さは、使用者10の性別、使用者10の陰部の大きさなどによって調整してよい。
排泄物受け具100には、凹部104内に空気を供給する配管120、使用者10の肛門に温水などの液体を供給する配管132、及び使用者10の陰部に温水などの液体を供給する配管130が接続される。また、排泄物受け具100は、排出口106の周囲に、排泄物の有無を検出するセンサを備えてよい。凹部104の底部105の複数の位置に排泄物の有無を検出するセンサが配置されてよい。
第1受け部102は、排出口106側の一端107と、一端107と反対側の他端108とを有する。他端108は、先細でよい。第1受け部102は、排出口106側の一端107から排出口106から遠ざかる他端108に向かって先細でよい。第1受け部102の他端108の一方側(右側)の側面と、他方側(左側)の側面とがなす角度は、90度より小さくてよい。他端108の幅は、先端に向けて狭くなってよい。第1受け部102の他端108は、底部105に対して垂直な方向から見て三角形でよい。第1受け部102の他端108は、底部105に対して垂直な方向から見て、先細で、かつ先端が丸みを帯びた形状でよい。第1受け部102の他端108は、使用者10の臀部に挟まれてよい。第1受け部102の他端108は、使用者10の左右の臀部の間に挟まれてよい。第1受け部102の他端108が先細になっているので、使用者10が仰臥位の状態でも、使用者10の臀部が第1受け部102の上に載らず、他端108が使用者10の左右の臀部の間に挟まれた状態になる。したがって、使用者10の肌への負担を抑制できる。また、使用者10の臀部の脂肪が壁になり、排泄物受け具100がずれることを抑制できる。
図4は、第1実施形態に係る排泄物受け具100の分解斜視図である。排泄物受け具100は、第1ユニット111、及び第2ユニット101から構成されてよい。第1ユニット111は、凹部104の底部105及び溝部112の底部113を構成する。第2ユニット101は、凹部104の縁部103及び溝部112の縁部114を構成する。第1ユニット111は、排泄物受け具100の排出口106側を構成し、第2ユニット101は、使用者10に接触する側を構成してよい。第1ユニット111は、排泄物受け具100の基台として機能し、第2ユニット101は、基台に載るカバーとして機能してよい。第1ユニット111は、第2ユニット101の第2素材より硬度が高い第1素材で構成されてよい。第2素材は、発泡ウレタン、発泡シリコン、発泡ゴムなどの低反発、軽量、かつ軟質な素材でよい。第1素材は、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂などの合成樹脂でよい。第1素材は、光透過性材料でよい。光透過性材料は、可視光域(350nm〜780nm)における光の透過率が概ね50%を超える性質を有する材料でよい。第1ユニット111を透明な素材で構成することで、排泄物受け具100を使用者10の股間に装着した状態で、使用者10の肛門及び陰部の位置を確認できる。したがって、排泄物受け具100を正しい位置に装着されているか容易に確認できる。
凹部104の縁部103及び溝部112の縁部114上には、透湿防水フィルムを配置してよい。透湿防止フィルムは、サージカルテープでよい。凹部104の縁部103及び溝部112の縁部114は、使用者10の肌が直接接触する部分である。したがって、透湿防水フィルムを配置することで、使用者10の肌への負担を低減できる。
溝部112は、図5に示すように、第1受け部102から遠ざかる方向に向けて幅が狭くなる。溝部112の第1受け部102側の幅W1より、溝部112の第1受け部102から遠い側の幅W2が狭い。これにより、使用者10が側臥位の状態でも、溝部112が排出口106に向けて下方に傾斜するので、排尿などの液体が溝部112の排出口106から遠い側に溜まりにくくなる。したがって、溝部112の開口部分から、排尿などの液体が漏れにくくなる。
図6は、図5に示すA−A断面図である。図6に示すように、溝部112は、溝部112の底部113に向けて幅が広くなる。溝部112の開口部側の幅W4より、溝部112の底部113側の幅W3が広い。これにより、使用者10が側臥位の状態でも、溝部112が底部113に向けて下方に傾斜するので、溝部112の開口部分から排尿などの液体が漏れにくくなる。
図7は、図5に示すB−B断面図である。溝部112の底部113は、第1受け部102側の第1段部1131と、第1段部1131より第1受け部102から遠く、かつ第1段部1131より深さが浅い第2段部1132とを有する。
第1実施形態において、第1受け部102の他端108側が、使用者10の左右の臀部の間に収まるように小さくなっている。すなわち、他端108側の凹部104の容積が小さい。凹部104の容積が小さいと、排出口106からの排泄物の排出が追い付かず、凹部104から排泄物が漏れ出す可能性がある。そこで、溝部112の第1受け部102側の深さを深くして、排泄物受け具100の排泄物を収容する容積を大きくする。言い換えれば、第1受け部102の排出口106側の一端107を、他端108と反対側に突出させて、排泄物受け具100の排泄物を収容する容積を大きくする。
第2受け部110は、第1段部1131から液体を噴射する噴射口133と、第2段部1132から液体を噴射する噴射口131とを有する。噴射口133には、温水などの液体を供給する配管132が連結される。噴射口131には、温水などの液体を供給する配管130が連結される。噴射口133は、第1噴射口の一例である。噴射口131は、第2噴射口の一例である。
噴射口133からは、使用者10の肛門に向けて扇状135に温水などの液体が噴射される。噴射口131からは、使用者10の陰部に向けて扇状134に温水などの液体が噴射される。噴射口133は、第1受け部102の底部などに設けることもできる。しかし、噴射口133を第2受け部110の底部に設けることで、第1受け部102を小型化でき、使用者10の左右の臀部の間に第1受け部102を収めやすくでき、使用者10の肌への負担を低減できる。
図8は、排泄物受け具100の使用状態を使用者10の腹部側から模式的に示した図である。排泄物受け具100は、脚13の間(股の間)に配置される。標準的な成人の陰部の幅Waは、30〜40mm程度、陰部から脚13の付け根までの幅Wbは、10mm程度である。したがって、排泄物受け具100の幅は、50〜60mmに収めることが好ましい。なお、第2ユニット101の使用者の肌に接触する縁部には、透湿防水フィルム140が配置されている。
図9は、排泄物受け具100の使用状態を使用者10の背部側から模式的に示した図である。一般的な成人の肛門から尾骨14までの距離hは、50mm程度である。ここで、第1受け部102の他端108が使用者10の尾骨14に接触すると、使用者10の肌への負担が増す。したがって、排泄物受け具100を使用者10の股間に装着した状態で、第1受け部102の他端108が使用者10の尾骨14に接触しない程度に、第1受け部102の大きさを設計することが好ましい。第1受け部102の他端108が使用者10の仙骨に接触しない程度に、第1受け部102の大きさを設計してもよい。
図10は、第1ユニット111と第2ユニット101との嵌合部分を模式的に示す図である。第2ユニット101は、使用者10の肌への負担を低減すべく、第1ユニット111より硬度が低い素材で構成されている。したがって、このまま使用すると、第2ユニット101が、使用者10から受ける圧力により大きく変形し、第1ユニット111と第2ユニット101との嵌合部分がずれ、隙間が生じたり、第1ユニット111と第2ユニット101とが外れたりする可能性がある。そこで、第2ユニット101は、第1ユニット111の縁部115に着脱可能に嵌る嵌合部109を有してよい。第2ユニット101は、第1ユニット111の縁部115に対向する裏側の縁部分に嵌合部109を有してよい。嵌合部109は、第2ユニット101を構成する第2素材より硬度が高い第3素材で構成されてよい。第3素材は、硬質ウレタン、硬質ゴムなどでよい。このように構成することで、第2ユニット101が使用者10から比較的大きな圧力を受けても、嵌合部109の変形が少ないので、第1ユニット111と第2ユニット101との嵌合部分がずれ、隙間が生じたり、第1ユニット111と第2ユニット101とが外れたりすることを防止できる。
図11は、固定具200を腹部側から見た模式図である。図12は、固定具200を背部側から見た模式図である。固定具200は、排泄物受け具100を使用者10の股間に固定する。固定具200は、使用者10が装着するパンツ部204を有する。パンツ部204は、腰部分に、使用者10の腰部、または胴部に装着される装着部202を含む。
装着部202は、使用者10の腰回りでパンツ部204を固定するための腰ベルトでよい。固定具200は、一端が装着部202の腹部側に固定され、他端が排泄物受け具100の腹部側に固定される腹部固定ベルト210及び220を有する。固定具200は、さらに、一端が装着部202の背部側に固定され、他端が排泄物受け具100の背部側に固定される背部固定ベルト230及び240を有する。
腹部固定ベルト210は、第1腹部固定ベルトの一例である。腹部固定ベルト220は、第2腹部固定ベルトの一例である。腹部固定ベルト210の一端、及び腹部固定ベルト220の一端は、排泄物受け具100の腹部側に固定される。腹部固定ベルト210の一端、及び腹部固定ベルト220の一端は、フックを有し、排泄物受け具100は、腹部側に引掛け部を有し、フックが引掛け部に引っ掛ることで、腹部固定ベルト210の一端、及び腹部固定ベルト220の一端が、排泄物受け具100の腹部側に固定されてよい。
腹部固定ベルト210の他端は、装着部202の腹部側の中央より第1側方側(使用者10の腰部の左側)に固定される。腹部固定ベルト220の他端は、装着部202の腹部側の中央より第2側方側(使用者10の腰部の右側)に固定される。
背部固定ベルト230の一端、及び背部固定ベルト240の一端は、排泄物受け具100の背部側に固定される。背部固定ベルト230の一端、及び背部固定ベルト240の一端がフックを有し、排泄物受け具100は、排泄物受け具100の背部側に引掛け部を有し、フックが引掛け部に引っ掛ることで、背部固定ベルト230の一端、及び背部固定ベルト240の一端が、排泄物受け具100の背部側に固定されてよい。背部固定ベルト230の他端は、装着部202の背部側の中央より第1側方側(使用者10の腰部の左側)に固定される。背部固定ベルト240の他端は、装着部202の背部側の中央より第2側方側(使用者10の腰部の右側)に固定される。
腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240は、それぞれ長さ調整可能である。腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240は、それぞれ伸縮性のある素材、例えばゴム素材を含む布素材で構成してよい。腹部固定ベルト210及び220、または背部固定ベルト230及び240のみが長さ調整可能でもよい。
腹部固定ベルト210及び220は、装着部202側に固定された一端側のベルト211及び221と、排泄物受け具100側に固定された他端側のベルト212及び222とを着脱可能に固定するバックル213及び223を有する。背部固定ベルト230及び240は、装着部202側に固定された一端側のベルト231及び241と、排泄物受け具100側に固定された他端側のベルト232及び242とを着脱可能に固定するバックル233及び243を有する。
バックル213、バックル223、バックル233、及びバックル243は、ワンタッチバックルでよい。バックル213、バックル223、バックル233、及びバックル243を外した状態では、排泄物受け具100の使用者10の股間に対する密着度合いが弱いので、排泄物受け具100の位置の調整が容易である。また、排泄物受け具100の位置を調整した後、バックル213、223、233、及び243を接続することで、排泄物受け具100を使用者10の股間に密着させて固定させることができる。
例えば、使用者10に排泄物受け具100を装着させるユーザは、排泄物受け具100に腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240を固定する。ユーザは、排泄物受け具100の腹部側及び背部側の引掛け部に腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240のそれぞれのフックを引掛ける。ユーザは、排泄物受け具100を使用者10の股に間に配置しつつ、固定具200を使用者10に履かせる。その後、固定具200の装着部202の大きさを調整する。ユーザは、固定具200がずれないように、装着部202を構成する腰ベルトの長さを調整する。ユーザは、腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240を緩めた状態で、排泄物受け具100の位置を調整する。ユーザは、例えば、透明な第1ユニット111を介して、排泄物受け具100と、使用者10の肛門及び陰部との位置関係を確認しながら、排泄物受け具100の位置を調整する。次いで、ユーザは、腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240を締め付け、排泄物受け具100の位置を固定する。
固定具200が、バックル213、223、233、及び243を有することで、排泄物受け具100の体系などが変わらなければ、腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240の長さ調整は一度だけ行えば済む。したがって、排泄物受け具100の使用者10の股間への装着が容易になる。また、排泄物受け具100を使用者10に装着するユーザ、例えば介護者の違いで、使用者10の排泄物受け具100に対する装着感が変わることも防止できる。これにより、介護者の違いで、排泄物受け具100の使用者10への装着が正しく行われず、排泄物受け具100から排泄物が漏れることを防止できる。
図13は、第2実施形態に係る排泄物受け具100の外観斜視図の一例を示す。図14は、第2実施形態に係る排泄物受け具100の正面側(使用者10に装着される側)から見た外観斜視図の一例である。図15は、第2実施形態に係る排泄物受け具100の側面側から見た図である。
第2実施形態の排泄物受け具100は、第1受け部102及び第2受け部110の全体が比較的柔らかな素材で構成されている点で、第1実施形態に係る排泄物受け具100と異なる。第1受け部102、及び第2受け部110は、第1素材で一体的に構成されてよい。第1素材は、発泡ウレタン、発泡シリコン、軟質ゴム、スポンジなどでよい。排泄物受け具100は、使用者10の股の間に挟まれて使用される。
第1受け部102は、使用者10から排泄された排泄物を受ける凹部104と、凹部104内の排泄物を外部に排出する排出口106とを有する。第2受け部110は、第1受け部102から立ち上がり、凹部104に排尿を導く溝部112を有する。第1受け部102が、使用者10の背部側に配置され、第2受け部110の第1受け部102から遠い端部が、使用者10の腹部側に配置される。
第2受け部110は、溝部112の外縁から延在するフランジ部116を有してよい。フランジ部116は、第2受け部110の他の部分と同様な素材で一体的に構成されてよい。フランジ部116は、溝部112の外縁から外側に向かって傾斜した内側面を有してよい。フランジ部116の内側面は、外側に湾曲してよい。排泄物受け具100が使用者10の股間に装着される場合に、フランジ部116は、全体的に外側に広がり、使用者10の肌に密着してよい。フランジ部116の表面上に、サージカルテープなどの透湿防水フィルムを配置してよい。フランジ部116の表面上の使用者10の肌に接触する可能性がある部分に、透湿防水フィルムを配置してよい。フランジ部116の内側面上に、透湿防止フィルムを配置してよい。フランジ部116の縁部上に、透湿防止フィルムを配置してよい。フランジ部116の外側面上に透湿防止フィルムを配置してよい。これにより、使用者10の肌への負担を低減できる。
第2受け部110は、底部113に、使用者10の陰部に温水などの液体を噴射するための噴射口131を有する。第1受け部102は、底部119に、使用者10の肛門に温水などの液体を噴射するための噴射口133を有する。
第1受け部102は、排出口106側の一端107から排出口106から遠ざかる他端108に向けて先細になる。第1受け部102の他端108の一方側(右側)の側面と、他方側(左側)の側面とがなす角度は、90度より小さくてよい。第1受け部102の他端108は、使用者10の臀部に挟まれる。第1受け部102の他端108は、使用者10の左右の臀部の間に挟まれてよい。第1受け部102の他端108が先細になっているので、使用者10が仰臥位の状態でも、使用者10の臀部が第1受け部102の上に載らず、他端108が使用者10の左右の臀部の間に挟まれた状態になる。したがって、使用者10の肌への負担を抑制できる。また、使用者10の臀部の脂肪が壁になり、排泄物受け具100がずれることを抑制できる。
図16は、図15のA−A線断面図である。第1受け部102は、凹部104内に空気を供給するチューブ160を有する。チューブ160は、凹部104の外側に配置され、第1受け部102を構成する第1素材より硬度が高い第3素材で構成されてよい。チューブ160は、第1素材で覆われていてよい。チューブ160は、発泡ウレタン、発泡シリコン、軟質ゴム、スポンジなどの第1素材の中に埋め込まれてよい。チューブ160は、凹部104の外縁に沿って配置されてよい。第3素材は、硬質ウレタン、硬質ゴム、あるいは、ポリ塩化ビニルまたはアクリル樹脂などの合成樹脂などでよい。チューブ160は、第1受け部102の排出口106と反対側の他端108側に空気の噴射口162を有し、空気が排出口106に向かって噴射される。これにより、凹部104の排泄物が排出口106に導かれやすくなる。
チューブ160が、凹部104の外縁に沿って配置されることで、第1受け部102の骨格として機能し、使用者10からの圧力により第1受け部102が大きく変形することを防止できる。よって、第1受け部102の変形により、排泄物が漏れることを防止できる。
図17は、図15のB−B線断面図である。排泄物受け具100は、第2受け部110の溝部112の内壁の少なくとも一部を覆う板材150をさらに備えてよい。板材150は、第1受け部102の凹部104の内壁の少なくとも一部を覆ってもよい。板材150は、凹部104の内壁、及び溝部112の内壁の形状に沿った形状でよい。板材150は、第1受け部102及び第2受け部110を構成する第1素材より硬度が高い第2素材で構成されてよい。第2素材は、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂などの合成樹脂でよい。
第1受け部102の凹部104の内壁、及び第2受け部110の溝部112の内壁が、板材150で支持されていることで、第1受け部102及び第2受け部110が使用者10の圧力で変形しても、凹部104及び溝部112の形状を維持できる。したがって、凹部104及び溝部112内の排泄物が漏れることを防止できる。
さらに、溝部112は、溝部112の底部113に向けて幅が広くなる。溝部112の開口部側の幅W8より、溝部112の底部113側の幅W7が広い。これにより、使用者10が側臥位の状態でも、溝部112が底部113に向けて下方に傾斜するので、溝部112の開口部分から排尿などの液体が漏れにくくなる。
図18は、図15のC−C線断面図である。溝部112は、第1受け部102から遠ざかる方向に向けて幅が狭くなる。溝部112の第1受け部102側の幅W5より、溝部112の第1受け部102から遠い側の幅W6が狭い。これにより、使用者10が側臥位の状態でも、溝部112が排出口106に向けて下方に傾斜するので、排尿などの液体が溝部112の排出口106から遠い側に溜まりにくくなる。したがって、溝部112の開口部分から、排尿などの液体が漏れにくくなる。
図19は、第2実施形態の排泄物受け具100の側面断面図である。第2受け部110は、温水などの液体を扇状134に使用者10の陰部に向けて噴射する噴射口131を、底部113に有する。また、第1受け部102は、温水などの液体を底部119の面に沿った第1方向135に沿って排出口106に向けて噴射し、かつ底部119の面に対して斜めの第2方向136に沿って使用者10の肛門に向けて噴射する噴射口133を、底部119に有する。
図20は、第2実施形態の排泄物受け具100を使用者10の股間に固定するための固定具200を腹部側から見た模式図である。図21は、第2実施形態の排泄物受け具100を使用者10の股間に固定するための固定具200を背部側から見た模式図である。固定具200は、使用者10が装着するパンツ部204を有する。パンツ部204は、腰部分に、使用者10の腰部に装着され装着部202を含む。装着部202は、パンツ部204の腰部分である。装着部202は、使用者10の腰回り、または胴回りでパンツ部204を固定するための腰ベルトでよい。固定具200は、一端が装着部202の腹部側に固定され、他端がパンツ部204の股部分の腹部側に固定される腹部固定ベルト210及び220を有する。固定具200は、さらに、一端が装着部202の背部側に固定され、他端がパンツ部204の股部分の背部側に固定される背部固定ベルト230及び240を有する。
腹部固定ベルト210は、第1腹部固定ベルトの一例である。腹部固定ベルト220は、第2腹部固定ベルトの一例である。腹部固定ベルト210の一端、及び腹部固定ベルト220の一端は、パンツ部204の股部分の腹部側に固定される。腹部固定ベルト210の他端は、装着部202の腹部側の中央より第1側方側(使用者10の腰部の左側)に固定される。腹部固定ベルト220の他端は、装着部202の腹部側の中央より第2側方側(使用者10の腰部の右側)に固定される。
背部固定ベルト230の一端、及び背部固定ベルト240の一端は、パンツ部204の股部分の背部側に固定される。背部固定ベルト230の他端は、装着部202の背部側の中央より第1側方側(使用者10の腰部の左側)に固定される。背部固定ベルト240の他端は、装着部202の背部側の中央より第2側方側(使用者10の腰部の右側)に固定される。
腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240は、それぞれ長さ調整可能である。腹部固定ベルト210及び220、または背部固定ベルト230及び240のみが長さ調整可能でもよい。
腹部固定ベルト210及び220は、装着部202側に固定された一端側のベルト211及び221と、排泄物受け具100側に固定された他端側のベルト212及び222とを着脱可能に固定するバックル213及び223を有する。背部固定ベルト230及び240は、装着部202側に固定された一端側のベルト231及び241と、排泄物受け具100側に固定された他端側のベルト232及び242とを着脱可能に固定するバックル233及び243を有する。
バックル213、223、233、及び243は、ワンタッチバックルでよい。バックル213、223、233、及び243を外した状態では、排泄物受け具100の使用者10の股間に対する密着度合いが弱いので、排泄物受け具100の位置の調整が容易である。また、排泄物受け具100の位置を調整した後、バックル213、223、233、及び243を接続することで、排泄物受け具100を使用者10の股間に密着させて固定させることができる。固定具200が、バックル213、223、233、及び243を有することで、排泄物受け具100の体系などが変わらなければ、腹部固定ベルト210及び220、並びに背部固定ベルト230及び240の長さ調整は一度だけ行えば済む。したがって、排泄物受け具100の使用者10の股間への装着が容易になる。また、排泄物受け具100を使用者10に装着する人、例えば介護者の違いで、使用者10の排泄物受け具100に対する装着感が変わることも防止できる。介護者の違いで、排泄物受け具100の使用者10への装着が正しく行われず、排泄物受け具100から排泄物が漏れることを防止できる。
パンツ部204は、股下部分の排泄物受け具100が配置される部分に、排泄物受け具100のずれを抑制する抑制部250を有する。抑制部250は、排泄物受け具100の股下部分に対向する面に形成された窪み180に対応する凸部材でよい。排泄物受け具100は、排泄物受け具100の溝部112の裏側の面に、溝部112の長手方向に沿った窪み180を有してよい。抑制部250は、窪み180に合せた棒状部材でよい。抑制部250が、排泄物受け具100の窪み180に嵌ることで、排泄物受け具100がずれることを防止できる。なお、抑制部250は、上記構成には限定されない。例えば、抑制部250は、面ファスナーで構成してよい。
以上、第1実施形態及び第2実施形態に係る排泄物受け具100によれば、溝部112は、第1受け部102から遠ざかる方向に向けて幅が狭くなる。また、溝部112は、溝部112の底部113に向けて幅が広くなる。よって、使用者10が側臥位の状態でも、排出口106に向かって排泄物が流れやすくなり、溝部112または凹部104から排泄物が漏れにくくできる。すなわち、排泄物受け具100を使用する場合の使用者10の体位の制限を減らすことができる。
排泄物受け具100の使用者10の肌と接触する部分を、発泡ウレタン、発泡ウレタン、発泡ゴムなどの素材で構成することで、使用者10の肌との密着性が増し、排泄物受け具100と使用者10との股間との間に隙間ができて、排泄物が漏れることを防止できる。
第1受け部102の排出口106と反対側の他端108が、先細になり、使用者10の左右の臀部の間に挟むことができる。これにより、使用者10が仰臥位の状態でも、第1受け部102が使用者10の臀部の上に乗らないので、使用者10の臀部の負担を低減できる。しかも、他端108は、使用者10の尾骨または仙骨に接触しない程度の大きさでよい。これにより、使用者10の臀部の負担をさらに低減できる。
固定具200により、排泄物受け具100を使用者10の股間に固定できるので、排泄物受け具100がずれて、排泄物が漏れることを防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 使用者
20 自動排泄処理装置
22,24 配管
100 排泄物受け具
101 第2ユニット
102 第1受け部
103 縁部
104 凹部
105 底部
106 排出口
107 一端
108 他端
109 嵌合部
110 第2受け部
111 第1ユニット
112 溝部
113 底部
1131 第1段部
1132 第2段部
114 縁部
115 縁部
116 フランジ部
119 底部
140 透湿防水フィルム
150 板材
160 チューブ
200 固定具
202 装着部
204 パンツ部
210,220 腹部固定ベルト
230,240 背部固定ベルト
213,223,233,243 バックル
250 抑制部

Claims (30)

  1. 排泄物を受ける凹部と、前記凹部内の前記排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部と、
    前記第1受け部から立ち上がり、前記凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部と
    を備え、
    前記溝部は、前記第1受け部から遠ざかる方向に向けて幅が狭くなる、排泄物受け具。
  2. 前記溝部は、前記溝部の底部に向けて幅が広くなる、請求項1に記載の排泄物受け具。
  3. 排泄物を受ける凹部と、前記凹部内の前記排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部と、
    前記第1受け部から立ち上がり、前記凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部と
    を備え、
    前記溝部は、前記溝部の底部に向けて幅が広くなる、排泄物受け具。
  4. 前記第1受け部は、前記排出口側の一端と、前記一端と反対側の他端とを有し、前記他端が先細である、請求項1から3の何れか1つに記載の排泄物受け具。
  5. 前記第1受け部の前記他端は、使用者の臀部に挟まれる、請求項4に記載の排泄物受け具。
  6. 前記第1受け部及び前記第2受け部は、前記凹部の底部及び前記溝部の底部を構成する第1ユニットと、前記凹部の縁部及び前記溝部の縁部を構成する第2ユニットとから構成され、
    前記第1ユニットは、前記第2ユニットの第2素材より硬度が高い第1素材で構成される、請求項1から5の何れか1つに記載の排泄物受け具。
  7. 前記第2ユニットは、前記第1ユニットの縁部に着脱可能に嵌る嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、前記第2素材より硬度が高い第3素材で構成される、請求項6に記載の排泄物受け具。
  8. 前記第1素材は、光透過性材料である、請求項6または7に記載の排泄物受け具。
  9. 前記溝部の底部は、前記第1受け部側の第1段部と、前記第1段部より前記第1受け部から遠く、かつ前記第1段部より深さが浅い第2段部とを有する、請求項6から8の何れか1つに記載の排泄物受け具。
  10. 前記第2受け部は、前記第1段部から液体を噴射する第1噴射口と、前記第2段部から液体を噴射する第2噴射口とを有する、請求項9に記載の排泄物受け具。
  11. 前記凹部の周囲の縁部上及び前記溝部の周囲の縁部上に配置される透湿防水フィルムをさらに備える、請求項6から10の何れか1つに記載の排泄物受け具。
  12. 前記第1受け部及び前記第2受け部は、第1素材で一体的に構成され、
    前記排泄物受け具は、
    前記第1素材より硬度が高い第2素材で構成され、前記凹部の内壁の少なくとも一部及び前記溝部の内壁の少なくとも一部を覆う板材をさらに備える、請求項1から6の何れか1つに記載の排泄物受け具。
  13. 第1素材で構成され、排泄物を受ける凹部と、前記凹部内の前記排泄物を外部に排出する排出口とを有する第1受け部と、
    前記第1素材で前記第1受け部と一体的に構成され、前記第1受け部から立ち上がり、前記凹部に排尿を導く溝部を有する第2受け部と、
    前記第1素材より硬度が高い第2素材で構成され、前記凹部の内壁の少なくとも一部及び前記溝部の内壁の少なくとも一部を覆う板材と
    を備える排泄物受け具。
  14. 前記第1受け部は、前記凹部内に空気を供給するチューブを有し、
    前記チューブは、前記凹部の外側に配置され、前記第1素材より硬度が高い第3素材で構成されている、請求項12または13に記載の排泄物受け具。
  15. 前記第2受け部は、前記溝部の外縁から延在するフランジ部をさらに有する、請求項12から14の何れか1つに記載の排泄物受け具。
  16. 前記フランジ部の表面上に配置される透湿防水フィルムをさらに備える、請求項15に記載の排泄物受け具。
  17. 排泄物受け具を使用者の股間に固定するための固定具であって、
    前記使用者の腰部に装着される装着部と、
    一端が前記装着部の腹部側に固定され、他端が前記排泄物受け具の腹部側に固定される腹部固定ベルトと、
    一端が前記装着部の背部側に固定され、他端が前記排泄物受け具の背部側に固定される背部固定ベルトと
    を備える固定具。
  18. 前記腹部固定ベルトは、第1腹部固定ベルトと、第2腹部固定ベルトとを含み、
    前記第1腹部固定ベルトの一端、及び前記第2腹部固定ベルトの一端は、前記排泄物受け具の腹部側に固定され、
    前記第1腹部固定ベルトの他端は、前記装着部の腹部側の中央より第1側方側に固定され、
    前記第2腹部固定ベルトの他端は、前記装着部の腹部側の中央より第2側方側に固定される、請求項17に記載の固定具。
  19. 前記背部固定ベルトは、第1背部固定ベルトと、第2背部固定ベルトとを含み、
    前記第1背部固定ベルトの一端、及び前記第2背部固定ベルトの一端は、前記排泄物受け具の背部側に固定され、
    前記第1背部固定ベルトの他端は、前記装着部の背部側の中央より第1側方側に固定され、
    前記第2背部固定ベルトの他端は、前記装着部の背部側の中央より第2側方側に固定される、請求項17または18に記載の固定具。
  20. 前記腹部固定ベルト及び前記背部固定ベルトの少なくとも一方は、長さ調整可能である、請求項17から19の何れか1つに記載の固定具。
  21. 前記腹部固定ベルト及び前記背部固定ベルトの少なくとも一方は、前記装着部側に固定された一端側のベルトと、前記排泄物受け具側に固定された他端側のベルトとを着脱可能に固定するバックルを有する、請求項17から20の何れか1つに記載の固定具。
  22. 前記排泄物受け具は、請求項1から11の何れか1つに記載の排泄物受け具である、請求項17から21の何れか1つに記載の固定具。
  23. 排泄物受け具を使用者の股間に固定するための固定具であって、
    股下部分に前記排泄物受け具が配置されるパンツ部と、
    一端が前記パンツ部の腰部分の腹部側に固定され、他端が前記パンツ部の股部の腹部側に固定される腹部固定ベルトと、
    一端が前記パンツ部の腰部分の背部側に固定され、他端が前記パンツ部の股部の背部側に固定される背部固定ベルトと
    を備える固定具。
  24. 前記パンツ部は、股下部分の前記排泄物受け具が配置される部分に、前記排泄物受け具のずれを抑制する抑制部を有する、請求項23に記載の固定具。
  25. 前記抑制部は、前記排泄物受け具の前記股下部分に対向する面に形成された窪みに対応する凸部材である、請求項24に記載の固定具。
  26. 前記腹部固定ベルトは、第1腹部固定ベルトと、第2腹部固定ベルトとを含み、
    前記第1腹部固定ベルトの一端、及び前記第2腹部固定ベルトの一端は、前記パンツ部の股部の腹部側に固定され、
    前記第1腹部固定ベルトの他端は、前記腰部分の腹部側の中央より第1側方側に固定され、
    前記第2腹部固定ベルトの他端は、前記腰部分の腹部側の中央より第2側方側に固定される、請求項23から25の何れか1つに記載の固定具。
  27. 前記背部固定ベルトは、第1背部固定ベルトと、第2背部固定ベルトとを含み、
    前記第1背部固定ベルトの一端、及び前記第2背部固定ベルトの一端は、前記パンツ部の股部の背部側に固定され、
    前記第1背部固定ベルトの他端は、前記腰部分の背部側の中央より第1側方側に固定され、
    前記第2背部固定ベルトの他端は、前記腰部分の背部側の中央より第2側方側に固定される、請求項23から26の何れか1つに記載の固定具。
  28. 前記腹部固定ベルト及び前記背部固定ベルトの少なくとも一方は、長さ調整可能である、請求項23から27の何れか1つに記載の固定具。
  29. 前記腹部固定ベルト及び前記背部固定ベルトの少なくとも一方は、前記腰部分側に固定された一端側のベルトと、前記股部側に固定された他端側のベルトとを着脱可能に固定するバックルを有する、請求項23から28の何れか1つに記載の固定具。
  30. 前記排泄物受け具は、請求項12から16の何れか1つに記載の排泄物受け具である、請求項23から29の何れか1つに記載の固定具。
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