JP2019144841A - 自律走行システム - Google Patents

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Abstract

【課題】追従性が高いカーブ形状を含む走行経路を生成できる車両走行システムおよび管制サーバを提供する。【解決手段】自律走行システムにおいて、ダンプトラック20の積荷状態を検出して、検出した積荷状態に基づく操舵角速度を決定し、得られた操舵角速度および速度に基づいて走行経路のカーブ半径を求め、求めたカーブ半径以上で走行経路703、706を生成する。【選択図】図5

Description

本発明は自律走行システムに係り、特に鉱山用ダンプトラックに関する。
鉱山現場内で管制サーバの指示に従ってダンプトラックを自律走行させる技術がある。積込作業を行う積込点や放土作業を行う放土点は、作業の進行に伴って随時位置が移動する。よって、積込点や放土点の移動に追従して、ダンプトラックの走行経路を随時生成する必要がある。走行経路の生成技術の一例として、特許文献1には、「無人車両の車幅、最小旋回半径を含む車両拘束条件を入力するとともに、無人車両が走行すべき走行経路生成範囲、回避すべき障害物、入口点および出口点の位置と方向を含む幾何学的拘束条件を入力する。車両拘束条件および幾何学的拘束条件を満足し、かつ走行経路の曲率あるいはステアリング角または/および走行経路の曲率の変化率あるいは無人車両のステアリング操作量を少なくともコスト要素とするコスト関数の関数値が最小になるように、走行経路を生成する(要約抜粋)」技術が開示されている。
米国特許第8386110号明細書
一般に、走行経路の長さを短くするためには、カーブ部分の半径が小さい方が望ましい。そのため、積荷状態を考慮せずに走行経路を生成する場合は、最小旋回半径によるカーブ形状の走行経路が生成される傾向がある。しかし、空荷状態の時に走行可能であったカーブ形状であっても、土砂や鉱物を積み込んだ積荷状態では、車両が操舵できる操舵角速度に違いがあるため、必ずしも走行可能であるとは限らない。その結果、空荷に比べて満載時は走行経路に対する追従性が低下する。逆に、満積載時に旋回できるカーブ半径では、空荷状態では遠回りの走行経路になってしまう。つまり、特許文献1は積荷状態に関わらず画一的にコスト関数が最小となる走行経路を生成するため、積荷状態に応じた最適な走行経路が生成されていないという課題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、追従性が高いカーブ形状を含む走行経路を生成できる車両走行システムおよび管制サーバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、特許請求の範囲に記載の構成を備える。その一例として、本発明は、自律走行するダンプトラック、及び当該ダンプトラックに無線通信回線を介して接続されたコンピュータからなる管制サーバを含む自律走行システムであって、前記ダンプトラックは、コンピュータからなる車載通信端末装置と、当該車載通信端末装置に其々接続された荷重計測装置、GPSセンサ、操舵角センサ、車両側無線通信装置、及び走行駆動装置を搭載し、前記走行駆動装置は、ブレーキ、操舵モータ、及び走行モータを含んで構成され、前記車載通信端末装置は、前記荷重計測装置から取得した積載荷重情報と、前記GPSセンサから取得した前記ダンプトラックの位置情報と、前記操舵角センサから取得した前記ダンプトラックの操舵角情報と、前記ダンプトラックを固有に識別する車両識別情報とを関連付けた車両ステータス情報を生成する車両ステータス情報生成部と、前記位置情報及び前記管制サーバから受信した走行経路情報を照合し、前記走行経路情報が示す目標軌道に追従して前記ダンプトラックを自律走行させたるための制御信号を前記走行駆動装置に出力する自律走行制御部と、前記車両ステータス情報を前記管制サーバに送信し、前記走行経路情報を受信する制御を行う車両側通信制御部と、を含み、前記管制サーバは、サーバ側無線通信装置に接続され、前記車両ステータス情報を前記車載通信端末装置から受信し、前記走行経路情報を送信する制御を行うサーバ側通信制御部と、前記ダンプトラックの単位時間当たりの操舵角の変位量を示す操舵角速度及び前記ダンプトラックの積載荷重の関係を示す操舵角速度決定情報を記憶する操舵角速度決定情報記憶部と、前記車両ステータス情報に含まれる積載荷重情報に対応する操舵角速度を前記操舵角速度決定情報から読み出す操舵角速度決定部と、前記車両識別情報に関連付けて前記ダンプトラックの横重力加速度閾値及び最小旋回半径を規定した車両スペック情報を記憶する車両スペック情報記憶部と、前記ダンプトラックの前記車両識別情報に関連付けられた前記横重力加速度閾値と前記最小旋回半径以上の半径を用いて前記ダンプトラックの速度を算出し、当該速度及び決定された前記操舵角速度を基に曲線形状の半径を算出する曲線半径算出部と、前記算出された曲線形状の半径を含む前記ダンプトラックの走行経路を生成する走行経路生成部と、を含む、ことを特徴とする。
本発明により、車両の積荷状態を考慮するため、追従性が高いカーブ形状を含む走行経路を生成できる車両走行システムおよび管制サーバを提供することができる。上記した以外の目的、構成、効果については以下の説明で明らかにされる。
ダンプトラックの概略構成を示す図 ダンプトラックのハードウェア構成図 管制サーバのハードウェア構成図 機能ブロック図 走行経路の一例を示す図 走行経路生成の処理の流れを示すフローチャート 操舵角速度決定情報の一例を示す図 カーブ曲線の構成要素について説明する図 クロソイド曲線を示す図 カーブ形状の違いを示す図 ダンプトラックの定常旋回モデルを示す図 走行経路生成の詳細を示すフローチャート 走行経路の生成方法を示す図 走行経路の構成を示す図 地図情報から積載状態を決定する処理を示す図 地図情報から積載状態を決定する処理を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。全図を通じて同一の構成には同一の符号をつけ、重複説明を省略する。
図1は、鉱山で稼働するダンプトラック20の概略構成を示す図である。ダンプトラック20は、鉱山内に設置された無線通信回線40(図3参照)を介して管制サーバ31(図3参照)に通信接続される。そして、ダンプトラック20は、管制サーバ31から走行経路情報を受信してその走行経路を目標軌道として、自車の位置情報と比較しながら追従して自律走行する。
ダンプトラック20は、車体フレーム(vechile frame)21と、車体フレーム21の下方に設けられた前輪22及び後輪23と、車体フレーム21の後部に設けられたヒンジピンを回動中心として上下方向に回動可能な荷台(vessel)24と、この荷台24を上下方向に回動させる左右一対のホイストシリンダ29とを含む。また、ダンプトラック20には、無線通信回線40に接続するための無線LANアンテナ25L及びGPS(global positioning system)アンテナ25Gが設置される。
更にダンプトラック20には、管制サーバ31からの指示に従って自律走行をするための車載通信端末装置26が、例えば運転室27の中に搭載される。
図2を参照してダンプトラック20のハードウェア構成について説明する。ダンプトラック20は、車載通信端末装置26と、車載通信端末装置26に其々接続された操舵角センサ205、速度センサ208、GPSセンサ209、荷重計測装置220、車両側無線通信装置240、及び走行駆動装置250を含んで構成される。
車載通信端末装置26はコンピュータから構成される。コンピュータの一構成例として、車載通信端末装置26はCPU231、ROM232、RAM233、HDD234、外部インターフェース235(外部I/F)、及びこれら各構成要素を接続するバス236を備えるが、一つの集積回路又は複数の回路を組み合わせて構成してもよい。
荷重計測装置220は、車体フレーム21に設けられた4つのサスペンションの圧力センサ206a、206b、206c、206dからの出力値の合計から、予めキャリブレーションによって求められた荷台24を含むダンプトラック20の初期荷重を減算して積載荷重を計測する。荷重計測装置220は、積載荷重を車載通信端末装置26に出力する。圧力センサ206a、206b、206c、206dに代えて各サスペンションのストロークセンサを用いてもよい。
速度センサ208は、車体フレーム21に取り付けられた車輪、本実施形態では従動輪である前輪22の回転数を計測し、速度を検知する。
GPSセンサ209は、ダンプトラック20の車両位置を算出する位置算出装置の一例である。GPSセンサ209の出力値は、IMU(Inertial Measurement Unit)を用いて補正してもよい。
車両側無線通信装置240は、例えばWi−Fi機器により構成される。
図3を参照して管制サーバ31のハードウェア構成について説明する。管制サーバ31も車載通信端末装置26と同様、コンピュータにより構成される。管制サーバ31は、CPU331、RAM332、ROM333、HDD334、I/F335を備え、各構成要素がバス338を介して互いに接続されて構成されてもよいし、集積回路により構成されてもよい。I/F335は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置336、液晶モニタ等の表示装置337、及びWi−Fi機器等のサーバ側無線通信装置340に接続される。
図4を参照して機能ブロックについて説明する。図4に示すように、管制サーバ31は、サーバ側通信制御部311、操舵角速度決定情報記憶部312、操舵角速度決定部313、曲線半径算出部314、走行経路生成部315、サーバ側地図情報記憶部316、及び車両スペック情報記憶部317を含む。
車載通信端末装置26は、車両ステータス情報生成部261、車両側通信制御部262、自律走行制御部263、車両識別情報記憶部264、及び車両側地図情報記憶部265を備える。
上記各部は、管制サーバ31及び車載通信端末装置26の其々を構成するハードウェアと各部の機能を実現するソフトウェアとが協働して構成される。各部の詳細は後述する。
図5は、積込場におけるダンプトラック20の走行経路の一例を示す。
図5に示すように、積込場70では、ダンプトラック20は積込場70の入口点701から積込点705に至る往路走行経路703を走行する。往路走行経路703上には、ダンプトラック20が進行方向を切返す切返し点704が設けられる。そして、ダンプトラック20は、切返し点704から積込点705まで後退で移動する。ダンプトラック20は、積込点705にて土砂や鉱物を積載する。そして積込点705から出口点702に至る復路走行経路706を走行する。積込点705は、ショベル10の掘削作業に応じて位置が変わる。よって、往路走行経路703及び復路走行経路706も積込点705の位置の変化に追従して動的に生成される必要がある。その際、カーブを含んだ走行経路が生成される。そこで、ダンプトラック20の荷重に応じて変わる操舵角に応じて走行経路を生成する点が、管制サーバ31の特徴の一つである。
図6は、自律走行システム1の積込場内の走行経路生成の処理の流れを示すフローチャートである。
管制サーバ31は、ダンプトラック20から車両ステータス情報を受信する(S101)。ダンプトラック20では、車両ステータス情報生成部261が、車両識別情報記憶部264からダンプトラック20を固有に示す車両IDを読出し、GPSセンサ209から取得した位置情報、荷重計測装置220から取得した積載荷重、操舵角センサ205から取得した操舵角及び速度センサ208から取得した速度を関連付けて車両ステータス情報を生成し、車両側通信制御部262が車両側無線通信装置240から送信する。
管制サーバ31は、サーバ側地図情報記憶部316に記憶された地図情報と車両ステータス情報内の位置情報とを比較し、ダンプトラック20が積込場70の入口点701に到達したか判定する(S102)。到達していない場合は(S102/No)、管制サーバ31は、ダンプトラック20に対して、通常の自律走行制御を実行するが、ここでは積込場70内の走行経路生成処理に絞って説明を行う便宜上、単にステップS101へ戻るものとする。
管制サーバ31がダンプトラック20は入口点701へ到達したと判定すると(S102/Yes)、ショベル10から積込点705の位置情報を受信する(S103)。積込点705は、往路走行経路703の終点として用いられる。
曲線半径算出部314は、車両スペック情報記憶部317を検索し、車両IDに関連付けられた車両長、車両幅及び最小旋回半径を含む車両スペック情報を読み出す(S104)。
操舵角速度決定部313は、車両ステータス情報から積載荷重を読み出す(S105)。そして操舵角速度決定部313は、操舵角速度決定情報記憶部312を参照し、ダンプトラック20の積載荷重に応じた操舵角速度を決定する(S106)。
操舵角速度は、ダンプトラック20が旋回する際に、1秒当たりにハンドルを操作できる量を示す。ダンプトラック20が空荷の状態では、ダンプトラック20のハンドルを大きく切ることが出来るのに対して、積載荷重が増えるに従い、摩擦によりハンドルを操作できる量が小さくなる。つまり、ダンプトラック20の積載荷重が増えるに従い、操舵角速度は小さくなる。
図7は操舵角速度と積載荷重との関係を規定した操舵角速度決定情報の一例を示す図である。例えば、空荷状態の時の操舵角速度は10[deg/s]、満積載の状態での操舵角速度は5[deg/s]とする。これらの値は、空荷状態に比べて満積載状態での操舵角速度の値が小さいことに意味があり、本実施形態において値そのものの正しさを示すわけではない。
図8は、走行経路に含まれるカーブ曲線1303の構成要素について説明する図である。始点1301と終点1302を結ぶカーブ曲線1303は、始点1301を一方の端部とする第1線分1304、円弧1306、終点1302を一方の端部とする第2線分1308、第1線分1304の終点1302側端部と円弧1306の始点1301側端部とを連続させる第1緩衝曲線1305、及び円弧1306の終点1302側端部と第2線分1308の始点1301側端部とを連続させる第2緩衝曲線1307を一つの単位として構成する。
本実施形態では、第1緩衝曲線1305及び第2緩衝曲線1307としてクロソイド曲線を用いる。クロソイド曲線とは、車両の速度を一定としてハンドルを一定の角速度で回した時に車両が描く軌跡である。図9は、クロソイド曲線を示す図である。図9において、車両1401を始点、終点を点X(符号1403)とする線分1402と、旋回半径Rの円弧上にある点Y(符号1405)とを結ぶクロソイド曲線1404の曲線長をLとしたとき、旋回半径Rと長さLとの間には下式(1)の関係が成り立つ。
Figure 2019144841
式(1)において、クロソイドパラメータAの値を増減すると、旋回半径R及びクロソイド曲線1404の曲線長Lの値を増減することができる。ダンプトラック20は、空荷状態に比べて積荷状態の方が旋回半径(図9における旋回半径Rに相当する)が大きくなる。よって、空荷で走行する際の走行経路を生成する際に用いるクロソイドパラメータAの値よりも、積荷で走行する際の走行経路を生成する際に用いるクロソイドパラメータAの値を大きくすることで、曲線長Lがより長いクロソイド曲線1404を生成し、これを用いた走行経路が生成できる。これにより、ダンプトラック20の積載状態に応じて旋回半径R及び/または曲線長Lを変更し、積載状態に応じたカーブ形状を有する走行経路を生成することができる。
図10は、クロソイドパラメータAの違いによる始点1501から終点1502までのカーブ形状の違いを示す図である。旋回半径Rが同じ条件の下では、クロソイドパラメータAが大きい場合、曲線長Lが長くなり、カーブ1503となる。一方、クロソイドパラメータAが小さい場合には曲線長Lが短くなり、カーブ1504となる。
以下では、クロソイドパラメータAと操舵角速度および速度との関係式を図9を参照しながら説明する。クロソイド曲線を移動するダンプトラック20の速度をVとし、点X(符号1403)を通過時の操舵角をδ、円弧1406を走行する時に必要な操舵角をδとすると、以下の式(2)及び式(3)が成り立つ。
Figure 2019144841

Figure 2019144841
図11は、ダンプトラック20の定常旋回モデルを示す図である。定常旋回モデルにおいて、以下の式(4)および(5)が成り立つ。
Figure 2019144841
式(4)および式(6)から、以下の式(7)が得られる。
Figure 2019144841
式(1)に、式(2)、式(3)および式(7)を代入すると、以下の式(8)が得られる。
Figure 2019144841
式(8)を整理すると、以下の式(9)が得られる。
Figure 2019144841
ここで、線分1402上の点X(1403)を通過する時の操舵角δ=0とすると、下式(10)が得られる。
Figure 2019144841
一方、ダンプトラック20が旋回半径Rで円弧を移動するときは、速度Vと、ダンプトラック20の横重力加速度α、旋回半径Rとの間には、以下の式(11)が成り立つ。
Figure 2019144841
式(11)を、速度Vに対して整理すると、以下の式(12)が得られる。
Figure 2019144841
つまり、速度Vは、ダンプトラック20の横重力加速度αに対して、ダンプトラック20の旋回半径Rを変化させることで得られる。
図6の車両走行システムの走行経路生成の処理フローに戻って説明する。
ステップS107は、ダンプトラック20が走行できる横重力加速度αに対するループ、ステップS108は、ダンプトラック20の旋回半径Rに対するループである。
ステップS109では、曲線半径算出部314は横重力加速度αおよび旋回半径Rより、式(12)を用いて、速度Vを算出する。
次に、ステップS110では、ステップS106で決定した720で得られた操舵角速度と、ステップS109で算出した速度Vより、式(10)を用いて、クロソイドパラメータAを算出する。
そして、ステップS111では、ステップS110で得られたクロソイドパラメータAを用いて、走行経路生成部315が走行経路を生成する。
ステップS111の走行経路の生成方法について、図12から図14を参照して説明する。図12は、積込場70の走行経路生成のフローチャートである。図13は、積込場70における往路走行経路703の生成方法を示す図である。図14は、往路走行経路703の構成を示す図である。
走行経路生成部315は、以下の処理を開始するにあたり、サーバ側地図情報記憶部316から積込場70の地図情報を読み出しておく。この地図情報には、積込場70の境界情報も含まれる。
走行経路生成部315は積込場70の入口点701および積込点705の位置および方向が与えられた時、切返し点の候補となる切返し候補点を算出する(S201)。最初の切返し候補点704−1は、積込点705の位置において積込点705の方向の直線上に存在する点である。
次に、切返し候補点704−nが、積込場70の境界の内側に存在するかどうかを走行経路生成部315は判定する(S202)。切返し候補点704−nが積込場70の境界の内側に存在しない場合は(S202/No)、次の切返し候補点を算出する(S201)。
境界内にある切返し候補点704−nに対して、入口点701からの走行経路を直線のみ、または直線、円弧および緩衝曲線を含む曲線で生成する(S203)。このときの円弧の半径はステップS108で求めた旋回半径R以上の値を利用する。
ステップS203で生成した走行経路が、直線のみ、または直線、円弧および緩衝曲線を含む曲線で生成できるかを走行経路生成部315は判定する(S204)。例えば、図13に示すように、往路走行経路703が第1線分1304、第2線分1308、円弧1306および第1緩衝曲線1305、第2緩衝曲線1307を含む曲線であるかを判定する。判定の結果、曲線が生成できていない場合は(S204/No)、次の切返し候補点を算出するステップS201に戻る。
切返し候補点704−nにおいて、走行経路生成部315が入口点701から直線部分751、円弧および緩衝曲線を含む曲線で生成できた場合に(S204/Yes)、切返し候補点704−nを切返し点704とする。
図6へ戻り、ステップS111において一つのカーブでは走行経路が生成できない場合は、図14に示すように、複数のカーブ形状を接続することで、走行経路を生成する。
ステップS112では、走行経路生成部315がステップS111の走行経路生成により、走行経路が生成できたかどうかを判定する。
判定の結果、走行経路が生成できている場合は(S112/Yes)、生成した走行経路の距離が最小かどうかを判定する(S113)。生成した走行経路の距離が最小の場合は(S113/Yes)、走行経路生成部315は生成した走行経路を格納する(S114)。
一方、ステップS112、又はステップS113の判定結果が否定の場合(S112/No,S113/No)次の旋回半径を設定して(S115)、ステップS108のループ処理の先頭に戻る。
走行経路生成部315は、ある横重力加速度αに対して、旋回半径Rを変化させるステップS108からステップS115までのループ処理を実行した後に、走行経路が生成できているかどうかを判定する(S116)。
ステップS116の判定の結果、走行経路が生成できている場合は(S116/Yes)、走行経路の結果を返して(S117)、処理を終了する(S119)。
逆に、ある横重力加速度に対して、旋回半径を変化させるステップS108からステップS115までのループ処理において、走行経路が生成できていない場合は(S116/No)、ステップS118で横重力加速度αの値を減じて(S118)、旋回半径Rによるループ処理を繰り返すことで、走行経路を生成する。
走行経路生成部315は、走行経路を生成するとサーバ側通信制御部311を介してサーバ側無線通信装置340からダンプトラック20に送信する。ダンプトラック20の自律走行制御部263は、受信した走行経路を目標軌道とし、GPSセンサ209で取得した位置情報、及び車両側地図情報記憶部265から読み出した地図情報を参照し、目標軌道に追従して走行するように、ブレーキ信号、操舵角信号、及び加速信号を走行駆動装置250に含まれるブレーキ251、操舵モータ252、及び走行モータ253に出力する。これにより、管制サーバ31が決定した走行経路に追従するように、ダンプトラック20が自律走行する。
本発明によれば、ダンプトラック20の積載荷重を考慮した操舵角速度と速度に基づいたカーブ形状が得られるため、積荷を積載した状態においても追従性の高い走行経路が生成できる自律走行システムを提供することができる。
上記実施形態は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更態様がある。例えば、本実施形態では自律走行するダンプトラック20の管制サーバ31が走行経路を生成したが、走行経路の生成機能をダンプトラック20に全て搭載してもよい。また、積込場70を例に挙げて説明したが放土場でもよい。
さらに荷重計測装置220に代えて、ダンプトラック20の位置情報を用いて、鉱山内において積込場から放土場に向かって走行中は満載、放土場から積込場に向かって走行中は空荷と判定してもよい。より詳しくは、図15に示すように積込場70の入口点701から積込点705に向かう往路は空荷状態、積込点705から出口点702に向かう復路は積荷状態と判定してもよい。同様に、図16に示すように放土場80の入口点801から作業点805に向かう往路は積荷状態、作業点805から出口点702に向かう復路は空荷状態と判定してもよい。
1 :自律走行システム
10 :ショベル
20 :ダンプトラック
21 :車体フレーム
22 :前輪
23 :後輪
24 :荷台
25G :アンテナ
25L :無線LANアンテナ
26 :車載通信端末装置
27 :運転室
29 :ホイストシリンダ
31 :管制サーバ
40 :無線通信回線
70 :積込場
80 :放土場
205 :操舵角センサ
206a :圧力センサ
206b :圧力センサ
206c :圧力センサ
206d :圧力センサ
208 :速度センサ
209 :GPSセンサ
220 :荷重計測装置
231 :CPU
232 :ROM
233 :RAM
234 :HDD
235 :外部インターフェース
236 :バス
240 :車両側無線通信装置
250 :走行駆動装置
251 :ブレーキ
252 :操舵モータ
253 :走行モータ

Claims (2)

  1. 自律走行するダンプトラック、及び当該ダンプトラックに無線通信回線を介して接続されたコンピュータからなる管制サーバを含む自律走行システムであって、
    前記ダンプトラックは、コンピュータからなる車載通信端末装置と、当該車載通信端末装置に其々接続された荷重計測装置、GPSセンサ、操舵角センサ、車両側無線通信装置、及び走行駆動装置を搭載し、
    前記走行駆動装置は、ブレーキ、操舵モータ、及び走行モータを含んで構成され、
    前記車載通信端末装置は、
    前記荷重計測装置から取得した積載荷重情報と、前記GPSセンサから取得した前記ダンプトラックの位置情報と、前記操舵角センサから取得した前記ダンプトラックの操舵角情報と、前記ダンプトラックを固有に識別する車両識別情報とを関連付けた車両ステータス情報を生成する車両ステータス情報生成部と、
    前記位置情報及び前記管制サーバから受信した走行経路情報を照合し、前記走行経路情報が示す目標軌道に追従して前記ダンプトラックを自律走行させたるための制御信号を前記走行駆動装置に出力する自律走行制御部と、
    前記車両ステータス情報を前記管制サーバに送信し、前記走行経路情報を受信する制御を行う車両側通信制御部と、を含み、
    前記管制サーバは、サーバ側無線通信装置に接続され、
    前記車両ステータス情報を前記車載通信端末装置から受信し、前記走行経路情報を送信する制御を行うサーバ側通信制御部と、
    前記ダンプトラックの単位時間当たりの操舵角の変位量を示す操舵角速度及び前記ダンプトラックの積載荷重の関係を示す操舵角速度決定情報を記憶する操舵角速度決定情報記憶部と、
    前記車両ステータス情報に含まれる積載荷重情報に対応する操舵角速度を前記操舵角速度決定情報から読み出す操舵角速度決定部と、
    前記車両識別情報に関連付けて前記ダンプトラックの横重力加速度閾値及び最小旋回半径を規定した車両スペック情報を記憶する車両スペック情報記憶部と、
    前記ダンプトラックの前記車両識別情報に関連付けられた前記横重力加速度閾値と前記最小旋回半径以上の半径を用いて前記ダンプトラックの速度を算出し、当該速度及び決定された前記操舵角速度を基に曲線形状の半径を算出する曲線半径算出部と、
    前記算出された曲線形状の半径を含む前記ダンプトラックの走行経路を生成する走行経路生成部と、を含む、
    ことを特徴とする自律走行システム。
  2. 自律走行するダンプトラック、及び当該ダンプトラックに無線通信回線を介して接続されたコンピュータからなる管制サーバを含む自律走行システムであって、
    前記ダンプトラックは、コンピュータからなる車載通信端末装置と、当該車載通信端末装置に其々接続されたGPSセンサ、操舵角センサ、車両側無線通信装置、及び走行駆動装置を搭載し、
    前記走行駆動装置は、ブレーキ、操舵モータ、及び走行モータを含んで構成され、
    前記車載通信端末装置は、
    前記GPSセンサから取得した前記ダンプトラックの位置情報と、前記操舵角センサから取得した前記ダンプトラックの操舵角情報と、前記ダンプトラックを固有に識別する車両識別情報とを関連付けた車両ステータス情報を生成する車両ステータス情報生成部と、
    前記位置情報及び前記管制サーバから受信した走行経路情報を照合し、前記走行経路情報が示す目標軌道に追従して前記ダンプトラックを自律走行させたるための制御信号を前記走行駆動装置に出力する自律走行制御部と、
    前記車両ステータス情報を前記管制サーバに送信し、前記走行経路情報を受信する制御を行う車両側通信制御部と、を含み、
    前記管制サーバは、サーバ側無線通信装置に接続され、
    前記ダンプトラックが稼働する鉱山の地図情報を記憶するサーバ側地図情報記憶部と、
    前記車両ステータス情報を前記車載通信端末装置から受信し、前記走行経路情報を送信する制御を行うサーバ側通信制御部と、
    前記ダンプトラックの単位時間当たりの操舵角の変位量を示す操舵角速度及び前記ダンプトラックの積載荷重の関係を示す操舵角速度決定情報を記憶する操舵角速度決定情報記憶部と、
    前記車両ステータス情報に含まれる位置情報を前記地図情報に照合して、前記ダンプトラックの積載荷重情報を決定し、当該積載荷重情報に対応する操舵角速度を前記操舵角速度決定情報から読み出す操舵角速度決定部と、
    前記車両識別情報に関連付けて前記ダンプトラックの横重力加速度閾値及び最小旋回半径を規定した車両スペック情報を記憶する車両スペック情報記憶部と、
    前記ダンプトラックの前記車両識別情報に関連付けられた前記横重力加速度閾値と前記最小旋回半径以上の半径を用いて前記ダンプトラックの速度を算出し、当該速度及び決定された前記操舵角速度を基に曲線形状の半径を算出する曲線半径算出部と、
    前記算出された曲線形状の半径を含む前記ダンプトラックの走行経路を生成する走行経路生成部と、を含む、
    ことを特徴とする自律走行システム。
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