JP2019143892A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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守 渡部
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文雄 長澤
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将 荒川
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Abstract

【課題】冷却性能向上のため、冷凍室用蒸発器を内壁面側に大きく配置しても、冷凍室用蒸発器の後側の内壁面内に第2蒸発器に連通する冷媒管を通す通路を確保でき、且つ、冷媒管設置作業の作業性の低下を抑制できる冷却貯蔵庫を提供する。【解決手段】機械室12、冷凍室19及び冷蔵室20をこの順で横並びに配した冷却貯蔵庫1であって、冷凍室19内の機械室側冷凍室用冷却室22に冷凍室用蒸発器34と、冷凍室用蒸発器34の後側に設けられている冷媒管通路部41と、冷蔵室20内の冷蔵室用冷却室25に冷蔵室用蒸発器35と、機械室12から冷蔵室用蒸発器35とを連通する冷媒管を配置するための冷媒管通路部41を有し、前記冷媒管通路部41は冷凍室19の後側の内壁面より後側に位置しており、冷媒管通路部41の冷凍室19側の端部41Aが冷凍室19側から機械室12側に向かって後側に傾斜している、冷却貯蔵庫1。【選択図】図3

Description

本明細書で開示する技術は、冷却貯蔵庫に関する。
従来、前側から見て機械室、第1貯蔵室及び第2貯蔵室がこの順で横並びに配されている冷却貯蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、例えば冷蔵室に収容された蒸発器を、機械室に収容されている圧縮機などに配管を介して接続する冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献2参照)。具体的には、特許文献2に記載の冷蔵庫は、冷凍装置を収納した機械室と、冷却器を内蔵した収納庫を有する箱体とを備えており、機械室と箱体との上部に天板が配設されている。そして、冷凍装置から導出する管体が機械室の正面側に引き出され、機械室及び箱体から正面側に水平に延出する天板の下面を配管された後、収納庫の内部に導入されて冷却機に接続される。
特開2017−122542号公報 実開平4−11376号公報
ところで、図7に示すように、前側から見て機械室101、冷凍室102(第1貯蔵室に相当)、及び、冷蔵室103(第2貯蔵室に相当)がこの順で横並びに配されている冷却貯蔵庫100では、冷蔵室103内に収容されている冷蔵室用蒸発器104から延びる冷媒管105が冷凍室102内を配策され、冷凍室102内において機械室101側に設けられている冷凍室用冷却室106に収容されている冷凍室用蒸発器107の後側を通されて機械室101に導入される場合がある。そのような冷却貯蔵庫100の場合、冷凍室102の冷却性能を向上させるために冷凍室用蒸発器107を後側に大きくすると、冷凍室用蒸発器107の後側に冷媒管105を通すための通路108を確保できなくなるという問題がある。
本明細書では、冷却性能の向上のために第1蒸発器を後側に大きくしても第1蒸発器の後側に冷媒管を通すための通路を確保でき、且つ、第1貯蔵室側から当該通路に冷媒管を通す作業の作業性の低下を抑制できる技術を開示する。
本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、前側から見て機械室、第1貯蔵室及び第2貯蔵室がこの順で横並びに配されている冷却貯蔵庫であって、前記第1貯蔵室内において前記機械室側に設けられている第1冷却室と、前記第1冷却室に収容されている第1蒸発器と、前記第1蒸発器の後側に設けられている冷媒管通路部と、前記第2貯蔵室内に設けられている第2冷却室と、前記第2冷却室に収容されている第2蒸発器と、前記第2蒸発器から延びており、前記第1貯蔵室内を配策され、前記冷媒管通路部内を通されて前記機械室に導入されている冷媒管と、を備え、前記冷媒管通路部は前記第1貯蔵室の後側の内壁面より後側に位置しており、前記冷媒管通路部の前記第1貯蔵室側の端部が前記第1貯蔵室側から前記機械室側に向かって後側に傾斜している。
上記の冷却貯蔵庫によると、冷媒管通路部を第1貯蔵室の後側の内壁面より後側に位置させるので、第1貯蔵室の冷却性能を向上させるために第1蒸発器を後側に大きくしても第1蒸発器の後側に冷媒管を通すための通路を確保することができる。
そして、上記の冷却貯蔵庫によると、冷媒管通路部の第1貯蔵室側の端部が第1貯蔵室側から機械室側に向かって後側に傾斜しているので、冷媒管を冷媒管通路部内に通すとき、冷媒管は冷媒管通路部の傾斜している端部に案内されて冷媒管通路部内に通される。このため、冷媒管通路部を第1貯蔵室の後側の内壁面より後側に位置させても、第1貯蔵室側から冷媒管通路部内に冷媒管を通す作業の作業性の低下を抑制できる。
また、前記冷媒管通路部の前記第1貯蔵室側の開口は前側から見て少なくとも一部が視認可能であってもよい。
上記の冷却貯蔵庫によると、冷媒管通路部の第1貯蔵室側の開口の一部を前側から視認できない場合に比べて冷媒管を冷媒管通路部に通す作業の作業性の低下を抑制できる。
また、前記冷媒管通路部の前記第1貯蔵室側の開口は前記第2貯蔵室側から見て少なくとも一部が視認可能であってもよい。
上記の冷却貯蔵庫によると、冷媒管通路部の第1貯蔵室側の開口の一部を第2貯蔵室側から視認できない場合に比べて冷媒管を冷媒管通路部に通す作業の作業性の低下を抑制できる。
実施形態1に係る冷却貯蔵庫を前側から見た正面図 冷却貯蔵庫の図1に示すA―A線の断面の斜視図(冷媒管は省略) 冷却貯蔵庫の図1に示すB―B線の断面図 冷凍回路の斜視図 図2に示す斜視図の左後側近傍の拡大図 冷媒管通路部(第1通路部材及び第2通路部材)の斜視図 従来の冷却貯蔵庫の図1に示すB―B線に相当する断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図6に基づいて説明する。以降の説明において上下方向及び左右方向とは図1に示す上下方向及び左右方向のことをいい、前後方向とは図3に示す前後方向のことをいう。
(1)冷却貯蔵庫の全体構成
図1〜図4を参照して、実施形態1に係る冷却貯蔵庫1の全体構成について説明する。なお、図2では後述する冷媒管36(図4参照)を省略している。
図1に示すように、冷却貯蔵庫1は主に業務に用いられる横型の冷却貯蔵庫であり、前側に開口を有する断熱箱体からなる貯蔵庫本体10、貯蔵庫本体10の開口を開閉する観音開き式の断熱扉11(11A、11B)、及び、貯蔵庫本体10の左側に配されている機械室12を備えている。
貯蔵庫本体10は底壁部13(図3)、左壁部14(図2、図3)、右壁部15(図1〜図3)、後壁部16(図2、図3)、及び、上壁部17(図1)を備えている。各壁部13〜17の内部には発泡剤が充填されている。
図2及び図3に示すように、貯蔵庫本体10の内部は断熱性の隔壁18によって左右に仕切られている。隔壁18を挟んで左側は冷凍室19(第1貯蔵室の一例)であり、右側は冷蔵室20(第2貯蔵室の一例)である。冷凍室19は一部が左側(すなわち機械室12側)に張り出しており、その張り出した部分が機械室12に収容されている。
冷凍室19内には冷凍室側ダクト21が設けられている。冷凍室側ダクト21は冷凍室19内を上述した機械室12側に張り出した部分の内部空間とそれ以外の空間とに仕切るものである。冷凍室側ダクト21によって冷凍室19内が仕切られることにより、冷凍室19内において機械室12側に冷凍室用冷却室22(第1冷却室の一例)が形成されている。冷凍室側ダクト21には図示しない吸込口及び吹出口21Aが設けられている。
冷凍室用冷却室22内には後述する冷凍回路30の一部である冷凍室用蒸発器34(第1蒸発器の一例)が収容されている。冷凍室用蒸発器34は冷凍室19の冷却性能を向上させるために従来に比べて後側に大きく形成されている。
冷凍室用冷却室22内において冷凍室用蒸発器34の右側には冷凍室側庫内ファン23が配されている。冷凍室側庫内ファン23が回転すると冷凍室19内の空気が吸込口から冷凍室用冷却室22に吸い込まれ、冷凍室用蒸発器34によって冷却されて吹出口21Aから吹き出される。これにより冷凍室19内が冷却される。
冷蔵室20には板状の冷蔵室側ダクト24が配されている。冷蔵室側ダクト24は隔壁18との間に冷蔵室用冷却室25(第2冷却室の一例)を形成するものであり、板面が左右方向を向く姿勢で設けられている。冷蔵室側ダクト24には図示しない吸込口及び吹出口26が設けられている。
図3に示すように、冷蔵室用冷却室25には後述する冷凍回路30の一部である冷蔵室用蒸発器35(第2蒸発器の一例)が収容されている。また、冷蔵室用冷却室25には図示しない冷蔵室側庫内ファンが収容されている。冷蔵室側庫内ファンが回転すると冷蔵室20内の空気が吸込口から冷蔵室用冷却室25に吸い込まれ、冷蔵室用蒸発器35によって冷却されて吹出口26から吹き出される。これにより冷蔵室20内が冷却される。
機械室12には後述する冷凍回路30の一部(圧縮機31、凝縮器32など)、制御部、電源部、前述した冷凍室19の張り出した部分(すなわち冷凍室用冷却室22を形成している部分)などが収容されている。図1及び図2に示すように機械室12の前面には操作部27が設けられている。ユーザは操作部27を操作することによって庫内の目標温度などを設定することができる。
(3)冷凍回路
図4を参照して、冷凍回路30について説明する。冷凍回路30は圧縮機31、凝縮器32、冷凍室用蒸発器34、冷蔵室用蒸発器35などを有しており、これらが金属製の冷媒管36によって循環接続されている。冷媒管36は人の力によって変形させることができる程度の弾性を有している。なお、冷凍回路30は減圧器(例えばキャピラリチューブ)などの他の構成要素も有しているがここでは説明を省略する。
圧縮機31及び凝縮器32は冷媒管36を介して直列に接続されている。凝縮器32の出口側に接続されている冷媒管36は途中で分岐しており、分岐した一方の冷媒管36が冷凍室用蒸発器34の入口側に接続されていると共に、他方の冷媒管36が冷蔵室用蒸発器35の入口側に接続されている。冷凍室用蒸発器34の出口側に接続されている冷媒管36と冷蔵室用蒸発器35の出口側に接続されている冷媒管36とは途中で合流しており、合流した冷媒管36が圧縮機31の入口側に接続されている。
凝縮器32の出口側に接続されている冷媒管36から分岐して冷蔵室用蒸発器35の入口側に接続されている冷媒管36と、冷蔵室用蒸発器35の出口側に接続されている冷媒管36とは並行に配されている。以降の説明ではこれらの平行に配されている冷媒管36のことを冷蔵室用冷媒管36というものとする。冷蔵室用冷媒管36にはスポンジ状の断熱材であるインシュレーション37が巻き付けられている。
(4)冷蔵室用冷媒管、及び、冷媒管通路部
図4に示すように、冷蔵室用冷媒管36は冷蔵室用蒸発器35から後側に延びる第1部分36A、第1部分36Aの後側端部から90度曲がって左側に延びる第2部分36B、及び、第2部分36Bの左側端部から90度曲がって前側に延びる第3部分36Cを有している。第2部分36Bは左側の部分39が右側の部分38に対して後側にずれるように途中で曲がっている。
図3及び図5に示すように、冷凍室用蒸発器34の後側には第2部分36Bの左側の部分39が通される通路を形成する冷媒管通路部41が設けられている。前述したように冷凍室用蒸発器34は従来に比べて後側に大きく形成されているので、図5に示すように冷凍室用蒸発器34と冷凍室用冷却室22の後側の壁部22Aとの間が狭くなっており、それらの間に冷蔵室用冷媒管36を通すための空間を確保することができない。このため冷媒管通路部41は貯蔵庫本体10の後壁部16の内部に設けられている。
図3、図5及び図6を参照して、冷媒管通路部41についてより具体的に説明する。冷媒管通路部41は、第1通路部材43(図3、図5、図6)、及び、第1通路部材43の右側に接続される第2通路部材44(図3、図5、図6)を有している。図6に示すように、第1通路部材43は角筒状に形成されている。第2通路部材44も大まかには角筒状に形成されているが、後壁44Aが左から右に向かって前側に傾斜している。
図5に示すように、冷凍室19の後側の内壁面19Aは左側が前側に90度曲げられることによって段差部19Bが形成されている。段差部19Bは前側が冷凍室用冷却室22の後側の壁部22Aに固定されている。冷凍室19の後側の内壁面19Aと段差部19Bとの角部には第2通路部材44が篏合挿入される開口19Cが形成されている。また、貯蔵庫本体11の左壁部14の外壁14Aには第1通路部材43が篏合挿入される矩形の開口14Bが形成されている。
第1通路部材43の左端部は左壁部14の外壁14Aの開口14Bに篏合挿入されて外壁14Aに支持されている。第2通路部材44の右端部は冷凍室19の後側の内壁面19Aと段差部19Bとの角部に形成されている開口19Cに篏合挿入されている。図5に示すように、第2通路部材44の底壁44Bは開口19Cに沿った形状に切り欠かれており、冷凍室19の後側の内壁にねじ止め(あるいはビス止め)されている。
図3に示すように、冷媒管通路部41は一部が冷凍室19の後側の内壁面19Aより後側に位置しており、冷媒管通路部41の前後方向の中心位置が冷凍室19の後側の内壁面19Aの前後方向の位置と略一致している。また、前述したように冷媒管通路部41は第2通路部材44の後壁44Aが左から右に向かって前側に傾斜しているので、冷媒管通路部41の冷凍室19側の端部41Aは冷凍室19側から機械室12側に向かって後側に傾斜している。
図5に示すように、第2通路部材44の前壁44Cの右端の左右方向の位置は段差部19Bの位置と略一致している。これに対し、第2通路部材44の後壁44Aは概ね段差部19Bの位置から右側(すなわち冷蔵室20側)に向かって前側に傾斜しており、右端が冷凍室19の後側の内壁面19Aに連なっている。このため後壁42Aの右端は段差部19Bより右側に位置している。
上述したように、第2通路部材44の後壁44Aの右端は段差部19Bより右側に位置しているので、作業者は前側から見て冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口の一部を視認可能である。
また、前述したように冷媒管通路部41は一部が冷凍室19の後側の内壁面19Aより後側に位置しているが、後側にずれている幅は冷媒管通路部41の前後方向の幅の略半分であり、冷媒管通路部41の前後方向の中心位置は冷凍室19の後側の内壁面19Aの前後方向の位置と略一致している。このため第2通路部材44の前壁44Cは冷凍室19の後側の内壁面19Aより前側に位置している。このため、作業者は右側から見ても冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口の一部を視認可能である。
(5)冷媒管通路部への冷蔵室用冷媒管の挿入
次に、図3を参照して、冷媒管通路部41への冷蔵室用冷媒管36の挿入について説明する。冷媒管通路部41は貯蔵庫本体10の各壁部13〜17の内部に発泡剤が充填される前に貯蔵庫本体10に組み付けられ、その後に各壁部13〜17の内部に発泡剤が充填される。冷媒管通路部41への冷蔵室用冷媒管36の挿入は貯蔵庫本体10の各壁部13〜17の内部に発泡剤が充填された後に行われる。
具体的には、作業者は冷凍室19内に上半身を潜り込ませ、冷蔵室用冷媒管36(より具体的には第1部分36A〜第3部分36C)を冷凍室19側から冷媒管通路部41に挿入する。第1部分36A〜第3部分36Cは直線状ではないが、前述したように人の力によって変形させることができる程度の弾性を有しているので、作業者は冷蔵室用冷媒管36を弾性変形させながら冷媒管通路部41に挿入する。そして、作業者は冷蔵室用冷媒管36を冷媒管通路部41に挿入した後、冷蔵室用冷媒管36の左端を機械室12内で冷凍回路30に接続するとともに、冷蔵室用冷媒管36の右端を冷蔵室用冷却室25内で冷蔵室用蒸発器35に接続する。
(6)実施形態の効果
実施形態1に係る冷却貯蔵庫1によると、図3に示すように冷媒管通路部41を冷凍室19の後側の内壁面19Aより後側に位置させるので(より具体的には冷媒管通路部41を貯蔵庫本体10の後壁部16の内部に設けるので)、冷凍室19の冷却性能を向上させるために冷凍室用蒸発器34を後側に大きくしても冷凍室用蒸発器34の後側に冷蔵室用冷媒管36を通すための通路(すなわち冷媒管通路部41によって形成される通路)を確保することができる。
そして、冷却貯蔵庫1によると、冷媒管通路部41の冷凍室19側の端部41Aが冷凍室19側から機械室12側に向かって後側に傾斜しているので、冷蔵室用冷媒管36を冷媒管通路部41内に通すとき、冷蔵室用冷媒管36が冷媒管通路部41の傾斜している端部41Aに案内されて冷媒管通路部41内に通される。このため、冷媒管通路部41を冷凍室19の後側の内壁面19Aより後側に位置させても、冷凍室19側から冷媒管通路部41に冷蔵室用冷媒管36を通す作業の作業性の低下を抑制できる。
また、冷却貯蔵庫1によると、冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口の一部を前側から視認できるので、前側から視認できない場合に比べて冷蔵室用冷媒管36を冷媒管通路部41に通す作業の作業性の低下を抑制できる。
また、冷却貯蔵庫1によると、冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口の一部を右側(すなわち冷蔵室20側)から視認できるので、冷蔵室20側から視認できない場合に比べて冷蔵室用冷媒管36を冷媒管通路部41に通す作業の作業性の低下を抑制できる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では冷媒管通路部41の前後方向の中心位置が冷凍室19の後側の内壁面19Aの前後方向の位置と略一致している場合を例に説明した。これに対し、冷媒管通路部41は全体が冷凍室19の後側の内壁面19Aより後側に位置していてもよい。ただし、その場合は、冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口は右側から視認不能となる。
(2)上記実施形態では冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口を前側から視認可能な場合を例に説明したが、冷媒管通路部41の冷凍室19側の開口は必ずしも前側から視認可能でなくてもよい。例えば冷凍室側ダクト21があることによって真正面からは開口を視認できない構成であってもよい。その場合であっても右斜め方向から開口を視認することはできるので、作業性は大きく低下しないといえる。
(3)上記実施形態では第1通路部材43と第2通路部材44とが別部品として構成されている場合を例に説明したが、これらは一部品として構成されてもよい。
(4)上記実施形態では第1貯蔵室として冷凍室19、第2貯蔵室として冷蔵室20を例に説明したが、第1貯蔵室及び第2貯蔵室はこれに限られない。例えば、第1貯蔵室及び第2貯蔵室はどちらも冷凍室であってもよいし、どちらも冷蔵室であってもよい。また、第1貯蔵室が冷蔵室、第2貯蔵室が冷凍室であってもよい。
1…冷却貯蔵庫、12…機械室、19…冷凍室(第1貯蔵室の一例)、19A…冷凍室の後側の内壁面、20…冷蔵室(第2貯蔵室の一例)、22…冷凍室用冷却室(第1冷却室の一例)、25…冷蔵室用冷却室(第2冷却室の一例)、31…圧縮機、32…凝縮器、33…減圧器、34…冷凍室用蒸発器(第1蒸発器の一例)、35…冷蔵室用蒸発器(第2蒸発器の一例)、36…冷媒管、41…冷媒管通路部、41A…冷媒管通路部の冷凍室側の端部

Claims (3)

  1. 前側から見て機械室、第1貯蔵室及び第2貯蔵室がこの順で横並びに配されている冷却貯蔵庫であって、
    前記第1貯蔵室内において前記機械室側に設けられている第1冷却室と、
    前記第1冷却室に収容されている第1蒸発器と、
    前記第1蒸発器の後側に設けられている冷媒管通路部と、
    前記第2貯蔵室内に設けられている第2冷却室と、
    前記第2冷却室に収容されている第2蒸発器と、
    前記第2蒸発器から延びており、前記第1貯蔵室内を配策され、前記冷媒管通路部内を通されて前記機械室に導入されている冷媒管と、
    を備え、
    前記冷媒管通路部は前記第1貯蔵室の後側の内壁面より後側に位置しており、前記冷媒管通路部の前記第1貯蔵室側の端部が前記第1貯蔵室側から前記機械室側に向かって後側に傾斜している、冷却貯蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷却貯蔵庫であって、
    前記冷媒管通路部の前記第1貯蔵室側の開口は前側から見て少なくとも一部が視認可能である、冷却貯蔵庫。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の冷却貯蔵庫であって、
    前記冷媒管通路部の前記第1貯蔵室側の開口は前記第2貯蔵室側から見て少なくとも一部が視認可能である、冷却貯蔵庫。
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