JP2019141297A - つけ睫毛用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】つけ睫毛を簡単且つしっかりと容器に固定しながらも、取り外しが容易で、装着前の手間を減らすことができる、つけ睫毛用容器を提供する。【解決手段】つけ睫毛を置くための台座3を有するつけ睫毛用容器1であって、前記台座3に設けられ、その台座3の表裏に貫通する貫通孔31と、前記貫通孔31を前記台座3の裏側から覆う粘着面51と、を備えるつけ睫毛用容器1。【選択図】図1

Description

つけ睫毛を確実に固定し、且つ取り外しが容易なつけ睫毛用容器に関する。
つけ睫毛という化粧用品がある。つけ睫毛は、複数の毛と、毛をまとめるための軸を有している。つけ睫毛は毛の太さや長さ、量、軸からの角度などの要素によって、使用者が装着した際の目の印象を大きく変えることができる。そのため、メーカーは化粧をする人々の需要に合わせて、様々なつけ睫毛を製造している。
一方、輸送、販売、保管する際につけ睫毛を保護するためのつけ睫毛用容器の、つけ睫毛を固定するための方法は、あまり種類が豊富とは言い難い。というのも、容器の形状や装飾などは、それぞれの商品ごとにデザインが異なり多種多様であるが、容器につけ睫毛を固定する方法は、市場に出ている多くの商品で共通している。例えば特許文献1に記載されているような、つけ睫毛を固定するための弧状突起形状の保持台が2以上設けられた容器が、一般的に広く使用されている。つけ睫毛は、基台(軸)に専用の接着剤を塗布され、弧状突起形状の保持台に貼り付けて固定されている。
登録実用新案第3157680号
つけ睫毛を保持台に貼り付ける工程は、生産工場にて手作業で行われている。そのため、接着剤の量にバラつきが生じ、消費者がつけ睫毛を保持台から取り外す際、接着力が強すぎてつけ睫毛が壊れてしまうという問題が起きていた。さらに、年々、つけ睫毛をより自然に、地毛のように見せるため、毛自体も繊細となってきており、取り外す際の破損が起こりやすくなってしまっていた。
加えて、保持台からつけ睫毛を取り外しても、保持台に固定するための接着剤が軸に残っている場合がある。瞼に取り付けるための接着剤を塗布する前に、保持台に取り付けるための接着剤をきちんと落とさなければならず、使用者に煩わしさを感じさせていた。
さらに、使用者は、一つのつけ睫毛を3回ほど使用するため、一度つけ睫毛を容器から取り外したものを、保管のためにもう一度、容器に戻すことはよく行われている。しかし、容器には一回しか固定できない接着剤が使用されているため、使用者は気軽につけ睫毛を容器に固定できない。固定されていないことにより、つけ睫毛が、容器の中で散乱し、形状が崩れてしまうということが起きていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされた発明であり、つけ睫毛を簡単且つしっかりと容器に固定しながらも、取り外しが容易で、装着前の手間を減らすことができる、つけ睫毛用容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るつけ睫毛用容器は、
つけ睫毛を置くための台座を有するつけ睫毛用容器であって、
前記台座に設けられ、その台座の表裏に貫通する貫通孔と、
前記貫通孔を前記台座の裏側から覆う粘着面と、を備える。
このような構成とすることで、つけ睫毛の軸ではなく、毛をつけ睫毛用容器に固定できる。そのため、つけ睫毛を容器にしっかりと固定することも、取り外すことも容易となる。さらに軸に容器に固定するための接着剤が付着しないため、装着前の手間を減らすことができる。
また、本発明の好ましい形態では、前記台座は、つけ睫毛を載置する表面が平坦であることを特徴とする。
このようにすることで、つけ睫毛用容器を薄くすることができ、輸送・販売・保管時に場所を取らない。
本発明の好ましい形態では、前記台座の表面から立ち上がった壁面部が設けられ、その壁面部は、つけ睫毛の形状に合うように円弧状に湾曲した曲面に形成されていることを特徴とする。
このようにすることで、つけ睫毛を見栄えよくつけ睫毛用容器に取り付けることができる。
本発明の好ましい形態では、前記貫通孔は、前記壁面部または壁面部付近の台座表面の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記貫通孔は、前記壁面部と前記台座の表面の境界部分に設けられていることを特徴とする。
このようにすることで、つけ睫毛の軸を、壁面部の上端よりも上方に位置し、壁面部及び台座表面と離間して、つけ睫毛をつけ睫毛用容器に取り付けることができる。軸が壁面部及び台座表面と離間していることで、つけ睫毛の使用者が、軸に瞼に取り付けるための接着剤を塗布し易くなる。
本発明の好ましい形態では、前記壁面部と前記台座との境界部分は、前記台座の側面から見た際に、載置するつけ睫毛のカールの形状に合うように曲面に形成されていることを特徴とする。
このようにすることで、さらにつけ睫毛を見栄えよくつけ睫毛用容器に取り付けることができる。
本発明の好ましい形態では、前記貫通孔は、前記つけ睫毛の複数本の睫毛の先端を挿入可能な大きさに形成されていることを特徴とする。
このようにすることで、つけ睫毛をつけ睫毛用容器に固定する際の、位置決めを容易にすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記台座の上面が傾斜していることを特徴とする。
このようにすることで、つけ睫毛用容器を薄くし場所を取らないようにしつつ、載置されるつけ睫毛の見栄えをよくすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記台座の、少なくとも1対の向かい合う両辺に、載置するつけ睫毛の高さよりも高い突起部が設けられていることを特徴とする。
このようにすることで、輸送・販売・保管時につけ睫毛用容器に載置するつけ睫毛の形状を保護することができる。
つけ睫毛を簡単且つしっかりと容器に固定しながらも、取り外しが容易で、装着前の手間を減らすことができる、つけ睫毛用容器を提供できる。
本発明の実施形態1に係る、つけ睫毛用容器の平面図及び正面図である。 本発明の実施形態1に係る、つけ睫毛を固定した状態のつけ睫毛用容器の平面図である。 本発明の実施形態1に係る、つけ睫毛用容器の断面図及び側面図である。 本発明の実施形態1に係る、孔の形状や位置の例を示す平面図である。 本発明の実施形態2に係る、つけ睫毛用容器の平面図である。 本発明の実施形態2に係る、つけ睫毛用容器の断面図及び側面図である。 本発明の実施形態2に係る、孔の形状や位置の例を示す平面図である。
<実施例1>
実施形態1は、つけ睫毛を固定する台座の表面が平滑となっているつけ睫毛用容器である。以下、図面を用いて、本発明の実施形態1について説明する。図1は、2対のつけ睫毛を固定できる本実施形態のつけ睫毛用容器1の図である。図1(ア)平面図、(イ)は正面図である。図2は2対のつけ睫毛9を台座3に固定した状態のつけ睫毛用容器1を示している。また、図3(ア)は図2のA−A’断面図で、(イ)はつけ睫毛用容器1を保護用又は化粧用の透明なケース7に収納した際の、側面から見た図である。点線は隠れ線である。
本実施形態のつけ睫毛用容器1は、図1及び図3(ア)に示されるように、台座3と、シール5と、を備えている。台座3はつけ睫毛9を置くための平滑な面と、台座3の両端に突起部33が設けられ、さらに台座3の平滑な面には、円形の8個の孔31が表裏に貫通してあけられている。
図3(ア)に示されるように、台座3の裏面には、片面に粘着面51を備えたテープ状のシール5が、台座3に設けられた孔31を覆うようにして、貼り付けられている。つまり、台座3の平面視では、孔31からシール5の粘着面51が見えるようになっている。
本実施形態のシール5は、孔31の直径よりも大きい幅のテープ状のものを2枚用いている。孔31の直径よりも幅が大きいため、著しく貼る位置を間違えなければ、孔31の列に対して斜めにシール5を貼ってしまっても、その列の孔31は全て覆うことができる。ただし、実施形態をこれに限るものではなく、孔31を覆うように台座3の裏面から貼り付けるものであれば、シール5の形状や枚数は自由に変更して良い。
図2及び図3(ア)に示されるように、1つのつけ睫毛9の両端の複数本の毛93は、2つの孔31のうち何れか近い方を通り抜け、台座3の裏面に取り付けられたシール5の粘着面51に貼り付け固定される。また、本実施形態では、1つのつけ睫毛9を固定するために、孔31は2つ使用される。
シール5の片面に設けられた粘着面51は、つけ睫毛9をしっかりと固定でき、かつ使用者がつけ睫毛9を剥がしやすくなるよう、バランスの良い粘着力を備えている。粘着力が強すぎると、取り外すときにつけ睫毛9が壊れてしまうし、逆に剥がしやすすぎる粘着力では、輸送時や販売時の落下等の衝撃でつけ睫毛9が台座3から剥がれてしまう。
生産工場で、つけ睫毛9をつけ睫毛用容器1に固定する際、既に台座3の裏面には粘着面51を備えたシール5が取り付けられている。そのため、従来のように、つけ睫毛9一つ一つのために接着剤を塗布する作業は必要ない。さらに、二つの孔に、つけ睫毛9の両端の複数の毛先73が入れば良いため、載置位置を定めるのも容易になり、一つのつけ睫毛をつけ睫毛用容器1に固定するための時間を大幅に短縮できる。
さらに、本実施形態では、一定の粘着力を持ったシール5を用いている。これにより、つけ睫毛9をつけ睫毛用容器1に固定する力が一定となり、品質を安定させることができる。
加えて、接着剤ではなくシール5とすることで、一度つけ睫毛9を台座3から取り外しても、再度台座3に固定することができるようになった。使用者は、つけ睫毛9をつけ睫毛用容器1から取り外し、使用者自身の瞼に装着し、用事が済んだら瞼からつけ睫毛9を取り外す。そして、あと数回使用するつけ睫毛9の形状が崩れないようにするため、つけ睫毛9をもともと固定されていた孔31に戻すことで、再び固定できる。これにより、収納時に、つけ睫毛9がつけ睫毛用容器1内に散乱することを防ぎ、つけ睫毛9の形状を保つことができる。
再度固定ができることは、つけ睫毛9を瞼に装着する際にも、使用者にとって使いやすい道具となる。つけ睫毛9には、軸91と、毛93とがある。使用者が瞼につけ睫毛9を装着するには、まず軸91に専用の接着剤を塗布する。この接着剤を塗布したあと、すぐ装着するのではなく、一定時間放置して接着剤をある程度乾かす必要がある。この乾燥の間、自分の手につけ睫毛9を持ち、呆然と乾燥を待つ時間は、使用者としては煩わしいものであった。片手がふさがっているため、もう一方のつけ睫毛9に接着剤を塗布することもできないが、かといってつけ睫毛9を固定できないつけ睫毛用容器1に置いても、つけ睫毛9が転倒し接着剤が剥がれるだけである。
しかし、本実施形態では、つけ睫毛9をつけ睫毛用容器1に固定するための粘着剤は、繰り返し固定できるシール5である。そのため、接着剤を塗布した後、台座3に再び固定できるため、接着剤の乾燥時間であっても両手が自由となる。
また、本実施形態ではつけ睫毛9の軸91には、つけ睫毛用容器1に固定するための接着剤が設けられていない。そのため、従来の製品で必要であった、瞼に装着するための接着剤を塗布する前に、つけ睫毛用容器1に固定するための接着剤を軸91から取り除く作業、が本実施形態では必要なくなった。
さらに、本実施形態では、台座3と軸91が離れているため、つけ睫毛用容器1に固定された状態のまま、瞼に装着するための接着剤を軸91に塗布することもできる。つけ睫毛用容器1に固定したまま接着剤を軸91に塗布するか、一旦つけ睫毛用容器1から取り外してから接着剤を軸91に塗布するかは、使用者がやりやすい方を選べばよい。
図3(イ)は、輸送時等につけ睫毛9を保護するために、つけ睫毛用容器1を、蓋及び受け皿1対の透明なケース7に収納した状態を示している。ケース7の内寸の高さは、突起部33と、台座3の底面との高さと同じである。こうすることで、つけ睫毛用容器1がケース7の中を動くのを防ぐ。
さらに、台座3の突起部33は、つけ睫毛9の高さ(台座表面と、軸91との最も離れた距離)よりも高くなるよう形成されている。この突起部33があることで、ケース7の上面がつけ睫毛9に触れ、つけ睫毛9の形状が崩れてしまうことを防いでいる。
本実施形態のケース7は、つけ睫毛用容器1を固定し、つけ睫毛9を保護できる最低限の形状を示したが、実施形態はこれに限らない。ケース7は、つけ睫毛9を保護できる物であればなんでもよく、販促用の化粧用容器と兼ねていても良い。あるいは、ケース7をさらに販促用の化粧用容器に収納しても良い。形状も色も自由で良い。
次に、孔31について説明する。
つけ睫毛9の一端の数本の毛93の毛先と、もう一端の数本の毛93の毛先と、の直線距離のことを、以降、つけ睫毛9の長さ、と呼ぶこととする。
台座3の表面に設けられた2つの孔31は、つけ睫毛9全体の形状を崩すことなく固定できるような位置関係にある。つまり、2つの孔31は、つけ睫毛9の長さと、おおよそ同じ距離になるような位置関係にある。
つけ睫毛9の長さよりも離れた位置に孔31を2つ設けてしまうと、湾曲しているつけ睫毛9を伸ばさなければ、孔31を通して粘着面51に固定することができず、つけ睫毛9の形状が崩れてしまう。逆に、つけ睫毛9の長さよりも近い位置に孔31を2つ設けてしまうと、つけ睫毛9の形状は崩れないが、つけ睫毛9のどの部分を、孔31を通して粘着面51に固定したらよいかがわかりにくくなる。さらに、つけ睫毛9の長さよりも、2つの孔31の距離が極端に短い場合、つけ睫毛9の端部が浮いてしまい、見栄えを損なってしまう。つけ睫毛9の形状を崩すことなく、短時間で整然とつけ睫毛9を固定するために、1つのつけ睫毛9を固定するための2つの孔31は、つけ睫毛9の長さとおおよそ同じ程度の距離になるような位置関係に設けるのが良い。
図4は、図2のB−B’部分の拡大図であり、本実施形態の孔31に関する他の例を示している。図4は、便宜上、左右で1組のつけ睫毛9のうち、右目用のつけ睫毛9のみを図示している。図4(ア)のつけ睫毛9は、つけ睫毛9の長さが、図2のつけ睫毛9よりも短いタイプである。前述したように、2つの孔31は、つけ睫毛9全体の形状を崩すことなく固定できるような位置関係にあれば良い。そのため、このような短いタイプのつけ睫毛9を固定する場合には、2つの孔31の距離を短いタイプのつけ睫毛9の長さと、およそ同じ距離となるように変更することで対応できる。
あるいは、1つのつけ睫毛9に必要な孔31の数も任意に変更できる。図4(イ)のつけ睫毛9は、(ア)よりもさらに部分的に使用するつけ睫毛9である。ここまでつけ睫毛9の長さが短い場合、孔31は1つのつけ睫毛9に対して、1つ設けられていれば十分である。このように、つけ睫毛9のサイズによって、1つのつけ睫毛9を固定する孔31の数は、任意に変更して良い。
ここまで、孔31が正円の形状となっているつけ睫毛用容器1について説明してきたが、孔31の形状は正円に限らない。図4(ウ)のように四角形でもよいし、他には例えば楕円や半月型などでもよい。あるいは、図4(エ)のようにつけ睫毛9の湾曲した形状に合わせて、カーブ状の孔31を1つのつけ睫毛9に対して1つ設けても良い。このように、孔31は、つけ睫毛9の長さ、毛93の長さや太さ、毛93の量、毛93の材質等のつけ睫毛9の条件に合わせて、使いやすいように自由な形状として良い。
つけ睫毛9の形状に合わせて、任意に孔31の位置を変更するだけで、つけ睫毛9の形状を崩すことなくつけ睫毛用容器1に固定することができる。そのため、台座3の形状を変更することなく、どのような形状のつけ睫毛9にも対応できる。
本実施形態では、1つのつけ睫毛用容器1に4つ2組のつけ睫毛9を固定する場合を説明してきた。しかし、実施形態はこれに限らず、つけ睫毛用容器1に固定するつけ睫毛9の数は、商品に合わせて任意に変更して良い。
<実施例2>
実施形態2は、つけ睫毛を固定する台座に、立ち上がった壁面部が設けられているつけ睫毛用容器2である。以下、図面を用いて、本発明の実施形態2について説明する。図5は、2対のつけ睫毛を固定できる本実施形態のつけ睫毛用容器2の平面視である。(ア)は、つけ睫毛9を固定していない状態のつけ睫毛用容器2で、(イ)は2対のつけ睫毛9を台座4に固定した状態のつけ睫毛用容器2を示している。また、図6(ア)は図5(イ)のC−C’断面図で、(イ)はつけ睫毛用容器2を保護用の透明な蓋8を被せた際の、台座4の側面から見た図である。
本実施形態のつけ睫毛用容器2は、図5及び図6(ア)に示されるように、台座4と、シール6と、蓋8とを備えている。台座4はつけ睫毛9を置くための壁面部45と、台座4の両端に突起部43が設けられ、さらに壁面部45と、壁面部45と台座表面の境界部分には、円形の孔41が表裏に貫通してあけられている。
本実施形態の壁面部45は、つけ睫毛9の形状に合うように円弧状に湾曲した曲面に形成されている。さらに、本実施形態では、壁面部45の下端と、台座4との境界部分は、台座4の側面から見た際に載置するつけ睫毛9のカールの形状に合うように曲面に形成されている。通常、つけ睫毛9の軸91は、使用者の瞼に合うように湾曲するよう形成されている。加えて、使用者がつけ睫毛9を装着した際に美しく見えるように、毛93は上向きにカールするよう形成されている。前述した本実施形態の壁面部45の形状は、このようなつけ睫毛9の形状を崩さないようにすることができ、さらに商品として店頭に陳列する際の見栄えも良くすることができる。
図6(ア)に示されるように、台座4の裏面には、片面に粘着面を備えたシール6が、台座4に設けられた孔41を覆うようにして、貼り付けられている。つまり、台座4の平面視では、孔41からシール6の粘着面61が見えるようになっている。
さらに、本実施形態のシール6は、短辺が両突起部43の向かう合う面の距離とおよそ同じ長さとなっており、シール6の長辺は台座4の長辺とおよそ同じ長さとなっている。この大きさにすることで、一枚のシール6だけで全ての孔41を覆うことができる。最も外側の4つの孔41同士の距離よりも大きいサイズであるため、シール6を貼る位置を定める時間が減る。さらに一枚だけ貼れば良いため、貼るための時間も減る。このため、工場でのシール6の貼付け作業の手間や時間を大幅に短くできる。ただし、実施形態をこれに限るものではなく、孔41を覆うように台座4の裏面から貼り付けるものであれば、シール6の形状や枚数は自由に変更して良い。
図5(イ)及び図6(ア)に示されるように、1つのつけ睫毛9の両端の複数本の毛93は、2つの孔41のうち何れか近い方を通り抜け、つけ睫毛9が載置される側と反対側に取り付けられたシール6の粘着面61に貼り付け固定される。また、本実施形態では、1つのつけ睫毛9を固定するために、孔41は2つ使用される。
シール6の片面に設けられた粘着面61は、つけ睫毛9をしっかりと固定でき、かつ使用者がつけ睫毛9を剥がしやすいような、バランスの良い粘着力を備えている。本実施形態のシール6の効果(粘着力、製造時間の短縮・品質安定化や、型崩れの心配なく収納できること、装着の手間の煩わしさの軽減)については、実施形態1のシール5(段落0024〜0028に記載)と同様のため、省略する。
また、実施形態1と同様に、本実施形態ではつけ睫毛9の軸91には、つけ睫毛用容器2に固定するための接着剤が設けられていない。そのため、従来の製品で必要であった、瞼に装着するための接着剤を塗布する前の、つけ睫毛用容器2に固定するための接着剤を軸91から取り除く作業、が必要なくなった。
さらに、本実施形態では、軸91が壁面部の上端よりも上方に位置し、壁面部45及び台座4表面とは離間している。そのため、使用者はつけ睫毛用容器2に固定された状態のまま、瞼に装着するための接着剤を軸91に塗布できる。もちろん、実施形態1と同様に、つけ睫毛9をつけ睫毛用容器2に固定したまま接着剤を軸91に塗布するか、つけ睫毛9を一旦つけ睫毛用容器2から取り外してから接着剤を軸91に塗布するかは、使用者がやりやすい方を選べばよい。
図6(イ)は、輸送時等につけ睫毛9を保護するために、台座4に合う透明な蓋8を被せた状態を示している。突起部43はつけ睫毛9の高さよりも高いため、蓋8がつけ睫毛9に触れることは無く、つけ睫毛9の形状が崩れてしまうことを防ぐことができる。
本実施形態の蓋8は、つけ睫毛9を保護できる最低限の形状を示したが、実施形態はこれに限らない。蓋8は、つけ睫毛9を保護できる物であればなんでもよく、販促用の化粧用容器と兼ねていても良い。あるいは、蓋8付きのつけ睫毛用容器2をさらに販促用の化粧用容器に収納しても良い。形状も色も自由で良い。
一つのつけ睫毛9を固定するための2つの孔41同士の位置関係については、実施形態1(段落0031〜0032に記載)と同様のため、省略する。
図7は、図5(イ)のD−D’部分の拡大図であり、本実施形態の孔41に関する他の例を示している。図7は、便宜上、左右で1組のつけ睫毛9のうち、右目用のつけ睫毛9のみを図示している。
本実施形態の孔41は、固定するつけ睫毛9の形状によって、台座4から隆起した壁面部45、壁面部45付近の台座4表面部分、又は壁面部45と台座4表面との境界部分47、のいずれかの位置に任意に設けられる。これは、つけ睫毛9の軸91を、壁面部45の上端より上方に離間した位置に固定するためである。
つけ睫毛9の毛93の長さは、つけ睫毛9の種類によって異なる。例えば、毛93が短いつけ睫毛9を固定する場合は、図7(ア)のように、孔41を壁面部45に設ける。毛93が長いつけ睫毛9を固定する場合には、図7(イ)のように、孔41を壁面付近の台座表面部分に設ける。毛93の長さによっては、図7(ウ)のように、壁面部45と台座4表面との境界部分47に孔41が設けられることもある。また、つけ睫毛9の種類によっては、目頭にあたる付近の毛93は短く、目じりかけて長くなるように作られているタイプもある。このようなタイプのつけ睫毛9には、図5(ア)のように一方の孔を壁面部45に、もう一方の孔41を壁面部45と台座4表面との境界部分47に設けることもできる。
図7(エ)に示されたつけ睫毛9は、つけ睫毛9の長さが、図5(イ)のつけ睫毛9よりも長いタイプである。前述したように、2つの孔41は、つけ睫毛9全体の形状を崩すことなく、見栄えよく固定できるような位置関係にあれば良い。そのため、このような長いタイプのつけ睫毛9を固定する場合には、図7(エ)に示されるように、2つの孔41の距離が、長いタイプのつけ睫毛9の長さと、およそ同じ距離となるように変更することができる。
また、実施形態1と同様に、1つのつけ睫毛9に必要な孔41の数も任意に変更できる。つけ睫毛9の長さによっては、1つのつけ睫毛9に対して、孔41が1つ設けられていれば十分な場合は、1つのつけ睫毛9に対して、孔41が1つ設ければ良い。このように、つけ睫毛9のサイズによっては、1つのつけ睫毛9を固定する孔41の数は、任意に変更して良い。
ここまで、孔41が正円の形状となっているつけ睫毛用容器2について説明してきたが、孔41の形状は正円に限らない。孔41は四角形でもよいし、楕円や半月型などでもよい。あるいは、実施形態1の図4(エ)のようなつけ睫毛9の湾曲した形状に合わせたカーブ状の孔41を設けても良い。孔41は、つけ睫毛9の長さ、毛93の長さや太さ、毛93の量、毛93の材質等のつけ睫毛9の条件に合わせて、使いやすいように自由な形状として良い。
つけ睫毛9の形状に合わせて、任意に孔41の位置や形状を変更するだけで、つけ睫毛9の軸91を、壁面部45の上端より上方に離間した位置に固定することができる。そのため、台座4の形状を変更することなく、どのような形状のつけ睫毛9にも対応できる。
本実施形態では、1つのつけ睫毛用容器2に4つ2組のつけ睫毛9を固定する場合を説明してきた。しかし、実施形態はこれに限らず、つけ睫毛用容器2に固定するつけ睫毛9の数は、商品に合わせて任意に変更して良い。
1 つけ睫毛用容器(実施形態1)
2 つけ睫毛用容器(実施形態2)
3 台座(実施形態1)
31 孔
33 突起部
4 台座(実施形態2)
41 孔
43 突起部
45 壁面部
5 シール(実施形態1)
51 粘着面
6 シール(実施形態2)
61 粘着面
7 ケース
8 蓋
9 つけ睫毛
91 軸
93 毛


上記課題を解決するために、本発明に係るつけ睫毛用容器は、
つけ睫毛を置くための台座を有するつけ睫毛用容器であって、
前記台座の表面から立ち上がった壁面部と、
前記台座を表裏に貫通する貫通孔と、
前記貫通孔を前記台座の裏側から覆う粘着面と、を備え
前記壁面部は、つけ睫毛の形状に合うように円弧状に湾曲した曲面に形成されており、
前記貫通孔は、前記壁面部、又は、前記壁面部の下端から伸びている前記台座の表面、又は、前記壁面部と前記台座の表面との境界、のいずれかに設けられている。

Claims (9)

  1. つけ睫毛を置くための台座を有するつけ睫毛用容器であって、
    前記台座に設けられ、その台座の表裏に貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔を前記台座の裏側から覆う粘着面と、を備えるつけ睫毛用容器。
  2. 前記台座は、つけ睫毛を載置する表面が平坦である、請求項1に記載のつけ睫毛用容器。
  3. 前記台座の表面から立ち上がった壁面部が設けられ、その壁面部は、つけ睫毛の形状に合うように円弧状に湾曲した曲面に形成されている、請求項1に記載のつけ睫毛用容器。
  4. 前記貫通孔は、前記壁面部または壁面部付近の台座表面の少なくとも一方に設けられている、請求項3に記載のつけ睫毛用容器。
  5. 前記貫通孔は、前記壁面部と前記台座の表面の境界部分に設けられている、請求項3または4に記載のつけ睫毛用容器。
  6. 前記壁面部と前記台座との境界部分は、前記台座の側面から見た際に、載置するつけ睫毛のカールの形状に合うように曲面に形成されている、請求項3〜5の何れかに記載のつけ睫毛用容器。
  7. 前記貫通孔は、前記つけ睫毛の複数本の睫毛の先端を挿入可能な大きさに形成されている、請求項1〜6の何れかに記載のつけ睫毛用容器。
  8. 前記台座の上面が傾斜している、請求項1〜7の何れかに記載のつけ睫毛用容器。
  9. 前記台座の、少なくとも1対の向かい合う両辺に、載置するつけ睫毛の高さよりも高い突起部が設けられている、請求項1〜8の何れかに記載のつけ睫毛用容器。


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