JP2019140791A - 接地器具 - Google Patents

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和男 東山
Kazuo Higashiyama
和男 東山
直人 因幡
Naoto Inaba
直人 因幡
義宏 柴原
Yoshihiro Shibahara
義宏 柴原
信二 武内
Shinji Takeuchi
信二 武内
亨 永瀬
Toru Nagase
亨 永瀬
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Takeshi Asano
武志 浅野
二郎 難波
Jiro Namba
二郎 難波
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Toshiyuki Dansako
敏行 団迫
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Abstract

【課題】接地器具の取り付け、取り外しの作業時における作業員の判断を的確にサポートでき、また、接地器具を取り付けた状態に異変が生じた場合に、作業者に素早く認知させる。【解決手段】操作棒2の一端部に頭部金物3を設け、この頭部金物3にアース線5を介して接地金物4が接続される接地器具1において、接地金物4に接地側センサ44を設け、頭部金物3に頭部側センサ36を設ける。接地器具1の取付け作業時おいて、接地側センサ44により接地金物4の装着が有ると検知されるまで注意喚起を行い、接地器具1の撤去作業時において、頭部側センサ36により頭部金物3の装着が無いと検知されるまで注意喚起を行い、接地器具を取り付けた作業時において、接地側センサ44により接地金物4の装着が無いこと、又は、不十分であることを検知し、または、頭部側センサ36により頭部金物3の装着が無いこと、又は、不十分であることを検知した場合に注意喚起を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、送電線などの電気設備に誘起する誘導電流を大地側に逃がすために用いる接地器具に関し、特に、操作棒の先端部に設けられた頭部金物と、この頭部金物に電気的に接続されたアース線と、このアース線に電気的に接続された接地金物とを有する接地器具に関する。
送電線等の電気設備に対する作業時においては、検電器具により停電を確認した後に、誤通電や近接する他の電路等からの誘導による感電を防止するために、作業を行う電路に接地器具(アースフック)を取り付けて接地するようにしている。
このような接地を行うために用いられる接地器具1としては、図10に示されるものが公知となっている。これは、作業者が把持可能なエポキシ樹脂等の絶縁素材で構成された操作棒2と、この操作棒2の先端部に設けられた頭部金物3と、この頭部金物3に一端が電気的に接続されたアース線5と、アース線5の他端に電気的に接続された接地金物4とを有している(特許文献1等参照)。
頭部金物3は、送電線や機器に付属の取り付け金具等の通電体に係止させるもので、操作棒2の先端部に取り付けられた受け金具31と、この受け金具31に回動可能に設けられるフック部32とを有して構成されている。
接地金物4は、アース線5を鉄構部材などの所定の接地部材に固定するもので、金属などの導電材で構成されたコ字状のクランプ本体41と、このクランプ本体41に螺進退可能に設けられた押圧部材42とを有し、クランプ本体41の内側に接地部材を配置し、押圧部材42とクランプ本体41との間で接地部材を挟持固定するクランプ型を用いる場合が多い。
このような接地器具1を用いて例えば送電線等の通電体を接地する場合には、(1)先ず、接地金物4を接地部材の適所に配置し、押圧部材42とクランプ本体41とで接地部材を挟持固定する。そして、(2)アース線5を接地部材にあだ巻きする等して接地器具1の脱落防止対策を行い、その上で、(3)操作棒2を持って頭部金物3の受け金具31とフック部32との間に通電体を挿入して頭部金物3を通電体に掛かり止めるようにしている。
しかしながら、接地部材の塗装工事や現寸調査等で、接地金物の位置の変更が必要である場合には、(a)頭部金物3を通電体から取り外し、(b)接地金物4を接地部材から一旦外して位置を変更した後に付け直し、(c)しかる後に頭部金物3を通電体に再び取り付ける作業が必要となるが、このような作業を行う際に、手順を誤って接地金物を先に接地部材から外したり、頭部金物を先に通電体に取り付けたりすると、誘導感電の危険が生じる。
そこで、従来においては、接地金物を接地部材に固定した後でなければフック部を通電体に固定するができないような連結ハンドルを設け、停電作業時における人為的ミスによる感電を防止するようにしたもの等が提案されている(特許文献1参照)。
また、上述した一連の作業を間違いなく行うことは必須となるが、作業者は、一旦、接地器具を取り付けた後に、作業が終わるまで取付状態を確認することは少ない。このため、作業中に何らかの原因により接地金物が接地部材から外れ、又は、頭部金物が通電体から外れた場合には、それに気づかずに電気設備に対する作業を継続すると、安全な作業を確保できなくなる不都合がある。
そこで、このような不都合を解消するために、頭部金物のフック部の下方に抜け止め金具を設け、通電体をフック部と受け金具との間に挟み込んだ際にアームと受け金具との間を抜け止め金具によって閉じるようにすることで、通電体がアームと受け金具との間から抜ける恐れを無くすようにしたもの等も提案されている(特許文献2参照)。
特開2010−45911号公報 特開2011−142754号公報
しかしながら、接地器具の取り付け、取り外しの作業は、その順序が物理的に規制されていている場合でも、作業者が現場において判断しながら行うので、多くの作業をこなす中で、接地金物を接地部材に取り付ける前にフック部を通電体に取り付けようとしたり、フック部を通電体から取り外す前に接地金物を接地部材から取り外そうとするなど、ヒューマンエラーは生じ得る。
また、フック部や接地金物が外れないような機構を設けたとしても、取り付けられた状態が不適切であったため、外れてしまう場合もあり、そのような場合に外れたことを知らずに作業を継続していると安全な作業を確保できなくなる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、取り付け、取り外しの作業時における作業員の判断を的確にサポートでき、また、一旦取り付けた状態に異変が生じた場合には、作業者に素早く認知させることが可能な接地器具を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る接地器具は、電気絶縁性を有する操作棒と、前記操作棒の一端部に設けられ、通電体に着脱可能に取り付けられる頭部金物と、接地部材に着脱可能に取り付けられる接地金物と、前記頭部金物と前記接地金物とを電気的に接続するアース線と、を備えた接地器具において、
前記接地金物に設けられ、該接地金物の前記接地部材への装着状態を検知する接地側センサと、前記頭部金物に設けられ、前記頭部金物の前記通電体への装着状態を検知する頭部側センサと、前記接地器具を取り付ける取付け作業時おいて、前記接地側センサにより前記接地金物の前記接地部材への装着が有ることを検知するまで注意喚起を行う取付け時注意喚起手段と、前記接地器具を撤去する撤去作業時において、前記頭部側センサにより前記頭部金物の前記通電体への装着が無いことを検知するまで注意喚起を行う撤去時注意喚起手段と、前記接地器具を取り付けた状態での作業時において、前記接地側センサにより前記接地金物の前記接地部材への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知し、または、前記頭部側センサにより前記頭部金物の前記通電体への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合に注意喚起を行う作業時注意喚起手段と、を具備することを特徴としている。
したがって、接地器具を取り付ける取付時においては、接地金物を接地部材に取り付けるまで、取付け時注意喚起手段により注意喚起が行われるので、作業者は、この注意喚起を認知して接地器具の取り付け作業を的確に行うことが可能となる。
また、同様に、接地器具を取り外す撤去時においても、頭部金物を通電体から撤去するまで、撤去時注意喚起手段により注意喚起が行われるので、作業者は、この注意喚起を認知して接地器具の取り外し作業を的確に行うことが可能となる。
さらに、一旦、接地器具の接地金物を取り付け、通電体に頭部金物を取り付けた後に、接地側センサにより接地金物の接地部材への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合、または、頭部側センサにより頭部金物の通電体への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合には、作業時注意喚起手段により注意喚起が行われるので、作業中に接地金物や頭部金物が外れたような場合でも、作業者は、その状態を即座に認知して対応することが可能となる。
ここで、上述した取付け時注意喚起手段、撤去時注意喚起手段、及び作業時注意喚起手段は、それぞれ、前記操作棒に設けられたスピーカからの警報情報の出力、前記操作棒に設けられた発光体の発光、及び、前記操作棒に設けられた振動装置の振動の少なくとも1つを備えるようにするとよい。
また、操作棒に、警報発信装置を設け、前記取付け時注意喚起手段、前記撤去時注意喚起手段、又は前記作業時注意喚起手段によって注意喚起が行われる場合に、前記接地器具以外の箇所に設けられた警報受信装置に前記警報発信装置から警報情報を送信するようにしてもよい。
なお、前記接地側センサ、及び、前記頭部側センサは、例えば、リミットスイッチ、又は、感圧センサ等を用いるとよい。
以上述べたように、本発明に係る接地器具によれば、接地金物に接地部材への装着状態を検知する接地側センサを設け、また、頭部金物に通電体への装着状態を検知する頭部側センサを設け、接地器具を取り付ける取付け作業時において、接地側センサにより接地金物の接地部材への装着が有ることを検知するまで注意喚起が行なわれ、接地器具を撤去する撤去作業時において、頭部側センサにより頭部金物の通電体への装着が無いことを検知するまで注意喚起が行われ、接地器具を取り付けた作業時において、接地側センサにより接地金物の接地部材への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知し、または、頭部側センサにより頭部金物の通電体への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合に注意喚起が行われるので、接地器具の取り付け、取り外しの作業時における作業員の判断を的確にサポートでき、また、一旦取り付けた状態に異変が生じた場合でも、作業者に素早く認知させて対応させることが可能となる。
図1は、本発明に係る接地器具を示す図であり、(a)はその全体構成図、(b)は、頭部金物を示す拡大図、(c)は、接地金物を示す拡大図である。 図2は、本発明に係る接地器具に搭載される注意喚起形成回路の構成例を示す図であり、初期状態を示す図である。 図3は、注意喚起形成回路において、取り付けモードで、電源を投入した時の状態を示す図である。 図4は、注意喚起形成回路において、取り付けモードで、接地金物を取り付けた時の状態を示す図である。 図5は、注意喚起形成回路において、取り付けモードで、頭部金物を取り付けた時の状態を示す図である。 図6は、注意喚起形成回路において、作業中モードの状態を示す図である。 図7は、注意喚起形成回路において、撤去モードに設定した状態を示す図である。 図8は、注意喚起形成回路において、撤去モードで頭部金物を撤去した時の状態を示す図である。 図9は、注意喚起形成回路において、撤去モードで接地金物を撤去した時の状態を示す図である。 図10は、従来の接地器具を示す図である。
以下、この発明に係る接地器具の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、接地器具(アースフック)1は、操作棒2と、この操作棒2の先端部に固定された頭部金物3と、接地部材に取り付けられる接地金物4と、頭部金物3と接地金物4とを接続するアース線5とを有して構成されている。
操作棒2は、エポキシ樹脂等の電気絶縁性素材で構成されているもので、作業者が把持可能な径(例えば、直径30〜40mm)に形成され、全長が0.5m〜6.0m程度のパイプ状部材で構成されている。
頭部金物3は、導電性金属で形成されて電線や機器に付属の取り付け金具等に係止させるもので、操作棒2の先端部に取り付けられた受け金具31と、この受け金具31に回動可能に設けられたフック部32とを有して構成されている。
受け金具31は、操作棒2に対して着脱可能であってもよいが、この例では、操作棒2が常時取り付けられた固定式となっている。また、受け金具31は、操作棒2をその軸心回りに回転させることによりフック部32を開閉させる図示しない開閉機構を内部に備えている。
フック部32は、受け金具31の先端部に設けられた回動軸33を中心に回動可能に取り付けられ、操作棒2の回転に伴って、回動軸33を中心に回動して受け金具31に対して接近したり離反したりするようになっている。すなわち、フック部32は、操作棒2が軸心回りに一方向(例えば、時計回り)に回転されることで閉じる方向に回動し、操作棒2が軸心回りに他方向(例えば、反時計回り)に回転されることで開く方向に回動する。開いた状態でフック部32と受け金具31との間に接地対象物である電気設備の通電体(例えば、電線等)を配置し、その状態でフック部32を閉じることでフック部32と受け金具31との間に通電体を挟持して電気的に導通状態とする。
また、受け金具31のフック部32とは反対側となる背面部には、アース線5を取り付けるための取り付け金具35が設けられている。
これに対して、接地金物4は、クランプ型であり、導電性金属で構成されたコ字状のクランプ本体41と、このクランプ本体41に螺進退可能に設けられた押圧部材42とを具備して構成されている。
クランプ本体41は、対峙して設けられた一対のアーム部41a,41bと、それぞれのアーム部41a,41bの一端部を連結し、アース線5と接続する取り付け金具43が背面に設けられた連結部41cとによって構成されている。押圧部材42は、このクランプ本体41の一方のアーム部41aを貫通するように螺進退するネジ部42aと、このネジ部42aのクランプ本体41の外側に位置する端部に設けられたハンドル部42bと、ネジ部42aのクランプ本体41の内側に位置する端部に設けられた押圧部42cとを備えるもので、押圧部42cとクランプ本体41の他方のアーム部41bとの間に接地部材となる鉄構部材等を配置し、この接地部材をハンドル部42bを回転させて押圧部42cとアーム部41bとの間で挟持可能としている。
アース線5は、その一端が、前記頭部金物3の取り付け金具35に取り付けられて受け金具31に電気的に接続され、他端部が、接地金物4のクランプ本体41の背面に設けられた取り付け金具43に取り付けられている。
このような接地器具1において、頭部金物3の受け金具31には、頭部金物3の通電体への装着状態を検知する頭部側センサ36が設けられている。この例において、頭部側センサ36は、フック部32と受け金具31との間に通電体を挟み込んだ際に、通電体が接触する受け金具31の表面、すなわち受け金具31のフック部32と対峙する面に固定されており、通電体がフック部32と受け金具31との間に配置された際にその状態を検知するリミットスイッチや圧力センサ等で構成されている。
また、接地金物4のアーム部41bには、接地金物4の接地部材への装着状態を検知する接地側センサ44が設けられている。この例において、接地側センサ44は、押圧部42cとアーム部41bとの間に接地部材を挟み込んだ際に、接地部材が接触するアーム部41bの表面、すなわちアーム部41bの押圧部42cと対峙する面に固定されており、接地部材が押圧部42cとアーム部41bとの間に配置された際にその状態を検知するリミットスイッチや圧力センサ等で構成されている。
頭部側センサ36のリード線36aや接地側センサ44のリード線44aは、操作棒2の先端部まで導かれ、その後、操作棒2の内部を通って作業者が把持可能な基端部近くに設けられた注意喚起形成回路100に接続されている。
図2は、注意喚起形成回路100の回路構成例を示すもので、操作棒2の基端部に設けられた人的操作が可能な電源スイッチ101と、電池等の電源102と、作動モードを切り替える状態切換スイッチ103と、後述する警報発信装置104とを有し、これら警報発信装置104、電源スイッチ101、電源102、及び状態切換スイッチ103を直列に接続し、この直列回路に対して、以下述べる取付け時動作回路200、撤去時動作回路300、作業時動作回路400が並列に接続されている。
取り付け時動作回路200は、頭部側センサ36からの出力に基づいてオンオフが切り替えられるフック部動作接点201と、接地側センサ44からの出力に基づいてオンオフが切り替えられる接地部動作接点202と、取付け時動作リレー204とが直列接続された直列回路を有し、この直列回路の一端を状態切換スイッチ103の取り付けモード端子103aに接続し、この直列回路の他端を警報発信装置104に接続している。また、フック部動作接点201と接地部動作接点202に対して並列に、接地側センサ44からの出力に基づいてオンオフが切り替えられる接地部動作接点203が接続されている。この取り付け時動作回路200は、図2に示されるように、初期状態において、フック部動作接点201が開、接地部動作接点202が閉、接地部動作接点203が閉となっている。
撤去時動作回路300は、接地側センサ44からの出力に基づいてオンオフが切り替えられる接地部動作接点301と、頭部側センサ36からの出力に基づいてオンオフが切り替えられるフック部動作接点302と、撤去時動作リレー304とが直列接続された直列回路を有し、この直列回路の一端を状態切換スイッチ103の撤去モード端子103bに接続し、この直列回路の他端を警報発信装置104に接続している。また、接地部動作接点301とフック部動作接点302に対して並列に、頭部側センサ36の出力に基づいてオンオフが切り替えられるフック部動作接点303が接続されている。この撤去時動作回路300は、初期状態において、接地部動接点301が開、フック部動作接点302が開、フック部操作接点304が開となっている。
作動時動作回路400は、接地側センサ44からの出力に基づいてオンオフが切り替えられる接地部動作接点401と、頭部側センサ36からの出力に基づいてオンオフが切り替えられるフック部動作接点402と、が並列接続され、この並列回路の一端を状態切換スイッチ103の作業中モード端子103cに接続し、この並列回路の他端を作業時動作リレー404を介して警報発信装置104に接続している。この作動時動作回路400は、初期状態において、接地部動接点401が閉、フック部動作接点402が閉となっている。
警報発信装置104は、操作棒2の基端部付近に設けられて注意喚起する手段としてメッセージを音声出力するスピーカ104a、操作棒2の基端部付近を発光させるLED等からなる発光体104b、操作棒2を振動させる振動装置104cの少なくとも1つを備え、また、取付け時動作リレー204、撤去時動作リレー304、及び作業時動作リレー404の動作状態に応じて、スピーカ104aや、発光体104b、振動装置104cの動作状態を制御する制御部104dを備えている。
また、警報発信装置104には、取り付け時動作回路200、撤去時動作回路300、作業時動作回路400の動作によって制御部104dによって後述するスピーカ104a等から注意喚起が行われる場合に、接地器具1以外の箇所に設けられた警報受信装置105(例えば、作業者や作業責任者が被着するヘルメット106等に設けられた前記警報発信装置104と同様の機能を有する装置)に警報情報を送信する発信器104eが設けられている。
以上の構成において、次に上述した接地器具1を用いた作業について説明する。なおこの例では、注意喚起を行う方法として操作棒2に設けられた警報発信装置104のスピーカ104aを用いて注意喚起を行う例について説明する。
接地器具1の頭部金物3のフック部32が通電体に取り付けられておらず、また、接地金物4が接地部材に取り付けられていない初期状態である図2の状態において、接地器具1を取り付けるために、状態切換スイッチ103を取り付けモード端子103aに接続し(取り付けモードに切り換え)、取付け時動作回路200を作動可能な状態とする。
その後、図3に示されるように電源スイッチ101を投入し、取付け時動作回路200に通電すると、初期において接地部動作接点203は閉成されているので、取付け時動作リレー204がONとなり、操作棒2の手元に設置されている警報発信装置104のスピーカ104aを介して誤手順防止メッセージ(例えば、「設置端子を先に付けて下さい」とのメッセージ)が音声にて発せられる。
この音声メッセージは、接地金物4の取付けまで継続して発せられ、接地金物4が取り付接地部材に取り付けられると、図4に示されるように、接地部動作接点202,203が開成されるので、取付け時動作リレー204がOFFとなり、誤手順防止メッセージが停止する。
接地金物4を接地部材に取り付けて音声メッセージを停止させた後に、作業者は、作業対象の電路に頭部金物3のフック部32を取り付ける。この状態においては、図5に示されるように、フック部動作接点201は開成するが、接地部動作接点202,203は開成されているので、フック部3を通電体を取り付けたことで特に変化はない。
その後、作業を行うために、図6に示されるように、状態切換スイッチ103を作業中モード端子103cに接続し(作業中モードに切り換え)、作業時動作回路400を作動させる状態とする。
この作業中モードにおいて、作業中に接地金物4が接地部材から脱落し、又は、接地金物4の接地部材への装着状態が不十分となり、接地側センサ44が動作した場合、すなわち、接地側センサ44により接地金物4の接地部材への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合には、接地部動接点401が閉成し、また、作業中に頭部金物3が通電体から脱落し、又は、頭部金物3の通電体への装着状態が不十分となり、頭部側センサ36が動作した場合、すなわち、頭部側センサ36により頭部金物3の通電体への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合には、フック部動作接点402が閉成し、作業時動作リレー404がONとなり、操作棒2の手元に設置されている警報発信装置104のスピーカ104aを介して注意喚起メッセージ(例えば、「・・・が外れました」とのメッセージ)が音声にて発せられる。
次に、作業対象の電路に取り付けた接地器具を取り外す場合には、図7に示されるように、状態切換スイッチ103を撤去モード端子103bに接続し(撤去モードに切り換え)、撤去時動作回路300を作動可能な状態とする。
この状態においては、電源スイッチ101は既に投入されているので、状態切換スイッチ103を“c”側に切り換えると、その時点では接地金物動作接点301もフック部動作接点302,303も閉成されているので、撤去時動作リレー304がONとなり、警報発信装置104のスピーカ104aを介して誤手順防止メッセージ(例えば、「フックを先に外して下さい」とのメッセージ)が音声にて発せられる。
この音声によるメッセージは、頭部金物3のフック部32が取り外されるまで継続して行われ、フック部32が取り外されると、図8に示されるように、フック部動作接点302,303が開成されるので、撤去時動作リレー304がOFFとなり、誤手順防止メッセージが停止する。
そして、作業対象の電路から頭部金物3のフック部32を取り外した後に接地金具4を接地部材から外すと、図9に示されるように、接地部動作接点301が開成し、初期状態に戻る。
したがって、以上の設置器具を用いることで、接地器具を取り付ける取付時においては、接地金物を接地部材に取り付けるまで、注意喚起が行われるので、作業者は、この注意喚起を認知して接地器具の取り付け作業を的確に行うことが可能となる。
また、頭部金物を取り外す撤去時においても、頭部金物のフック部を通電体から撤去するまで、注意喚起が行われるので、作業者は、この注意喚起を認知して接地器具の取り外し作業を的確に行うことが可能となる。
さらに、一旦、接地器具の接地金物を取り付け、通電体にフック部を取り付けた後に、接地側センサにより接地金物の接地部材への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合、または、頭部側センサによりフック部の前記通電体への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合には、注意喚起が行われるので、作業中に接地金物やフック部が外れたような場合でも、作業者は、その状態を即座に認知して対応することが可能となる。
なお、上述の構成においては、注意喚起手段として警報発信装置104のスピーカ104aから音声メッセージを発信する構成としたが、そのような音声メッセージに代えて、又は、そのような音声メッセージと共に、発光体104bを発光又は点滅させて注意喚起させるものであっても、振動装置104cを作動させて操作棒を振動させるものであってもよい。
また、それぞれの注意喚起が行われる場合に、警報発信装置104の発信器104eから警報情報を発信し(注意喚起を知らせる信号を発信し)、警報受信装置105で警報情報を受信した場合に、図示しないスピーカ、発光体、振動装置を介して、前記警報発信装置104と同様に動作せさるようにしてもよい。
1 接地器具
2 操作棒
3 頭部金物
4 接地金物
5 アース線
36 頭部側センサ
44 接地側センサ
104 警報発信装置
104a スピーカ
104b 発光体
104c 振動装置
100 注意喚起形成回路
200 取付け時動作回路
300 撤去時動作回路
400 作業時動作回路

Claims (4)

  1. 電気絶縁性を有する操作棒と、前記操作棒の一端部に設けられ、通電体に着脱可能に取り付けられる頭部金物と、接地部材に着脱可能に取り付けられる接地金物と、前記頭部金物と前記接地金物とを電気的に接続するアース線と、を備えた接地器具において、
    前記接地金物に設けられ、該接地金物の前記接地部材への装着状態を検知する接地側センサと、
    前記頭部金物に設けられ、前記頭部金物の前記通電体への装着状態を検知する頭部側センサと、
    前記接地器具を取り付ける取付け作業時おいて、前記接地側センサにより前記接地金物の前記接地部材への装着が有ることを検知するまで注意喚起を行う取付け時注意喚起手段と、
    前記接地器具を撤去する撤去作業時において、前記頭部側センサにより前記頭部金物の前記通電体への装着が無いことを検知するまで注意喚起を行う撤去時注意喚起手段と、
    前記接地器具を取り付けた状態での作業時において、前記接地側センサにより前記接地金物の前記接地部材への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知し、または、前記頭部側センサにより前記頭部金物の前記通電体への装着が無いこと、又は、装着が不十分であることを検知した場合に注意喚起を行う作業時注意喚起手段と、
    を具備することを特徴とする接地器具。
  2. 前記取付け時注意喚起手段、前記撤去時注意喚起手段、及び前記作業時注意喚起手段は、それぞれ、前記操作棒に設けられたスピーカからの警報情報の出力、前記操作棒に設けられた発光体の発光、及び、前記操作棒に設けられた振動装置の振動の少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の接地器具。
  3. 前記操作棒には、警報発信装置が設けられ、前記取付け時注意喚起手段、前記撤去時注意喚起手段、又は前記作業時注意喚起手段によって注意喚起が行われる場合には、前記接地器具以外の箇所に設けられた警報受信装置に前記警報発信装置から警報情報が送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の接地器具。
  4. 前記接地側センサ、及び、前記頭部側センサは、リミットスイッチ、又は、感圧センサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の設置器具。
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