JP2019140566A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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【課題】複数の撮像部を用いて撮影を行う場合、各撮像部を介して撮影された画像を、各撮像部の撮影範囲の位置関係が容易に把握できるように表示することを目的とする。【解決手段】撮影範囲を変更可能な第1の撮像部を介して撮影された第1の画像と、第1の撮像部よりも撮影範囲が広い第2の撮像部を介して撮影された第2の画像と、を取得し、取得された第1の画像と第2の画像とを表示部に表示させる際に、第1の撮像部の撮影範囲に基づいて第1の画像を第2の画像と対応する位置に表示させる。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
街中等に設置された監視カメラ等の撮像装置の用途には、広域エリアを撮影することで、事故等のイベント発生箇所の特定や動体の移動経路を軌跡する広域監視用途、広域エリア内で発生したイベントや特定被写体等を詳細に撮影する詳細撮影用途等の用途がある。
しかしながら、1つの撮像部を含む1台の撮像装置で複数の用途を同時に満たすことが困難な場合がある。例えば、詳細撮影用途と広域監視用途とを同時に満たそうとする場合、詳細撮影可能な解像度を維持しつつ、広域撮影用に撮影可能範囲を拡張しなくてはならず、撮像部に使用される撮像センサや光学レンズの性能の制限により実現できない場合がある。
そこで、複数台の撮像装置、複数の撮像部を含む撮像装置等を用いて、用途ごとに撮像部を使い分ける技術がある。
例えば、特許文献1には、広域監視を目的とした固定画角カメラ(以下、広域カメラ)と、広域監視範囲内の特定範囲を詳細に撮影することを目的としたPTZカメラを用いた監視システムが開示されている。PTZカメラは、パン、チルト方向に光学レンズや撮像センサを含む鏡筒向きを回転可能であり、更には撮像センサの光軸方向に対して光学レンズ位置を移動することでズーム可能であるため、ユーザ操作に基づいて撮像方向、撮像画角を変更することができる。特許文献1には、広域カメラ画像において詳細に撮影したい範囲を選択することで、その選択範囲がPTZカメラの撮影範囲となるようにパン、チルトおよびズーム制御量を演算し、演算結果に従い撮像装置内部の所定モータを駆動する技術が開示されている。PTZカメラを操作する方法には、他には、特許文献2がある。特許文献2には、従来のPTZカメラ単独での操作と同様に、PTZカメラ専用のコントローラに設けられたボタンやジョイスティックで操作する方法や、PC画面上に疑似的に表現された操作キーのGUIにより操作する方法が開示されている。
特開2006−128932号公報 特開2015−141471号公報
複数の撮像部を用いて撮影を行う場合、各撮像部を介して撮影された画像を、各撮像部の撮影範囲の位置関係が容易に把握できるように表示したいという要望がある。
例えば、詳細撮影用途のためのPTZカメラと広域監視用途のための広域カメラとが用いられる場合、PTZカメラで撮影された画像が、広域カメラの撮影範囲のどの部分の詳細を示す画像であるかを、容易に把握できるように表示したいという場合がある。
しかし、特許文献1、2の技術では、複数の撮像部が用いられる場合、各撮像部を介して撮影された画像を、各撮像部の撮影範囲の位置関係が容易に把握できるように表示できなかった。
本発明の情報処理装置は、撮影範囲を変更可能な第1の撮像部を介して撮影された第1の画像と、前記第1の撮像部よりも撮影範囲が広い第2の撮像部を介して撮影された第2の画像と、を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを表示部に表示させる際に、前記第1の撮像部の撮影範囲に基づいて前記第1の画像を前記第2の画像と対応する位置に表示させる表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、複数の撮像部を用いて撮影を行う場合、各撮像部を介して撮影された画像を、各撮像部の撮影範囲の位置関係が容易に把握できるように表示することができる。
撮像システムのシステム構成等の一例を示す図である。 撮像部の一例の詳細を示す図である。 撮像システムの構成要素の機能構成の一例を示す図である。 撮像装置の一例の外観を説明する図である。 表示される画像の一例を示す図である。 表示される画像の一例を示す図である。 撮像装置の処理の一例を示すフローチャートである。 表示される画像の一例を示す図である。 表示される画像の一例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1Aは、撮像システムのシステム構成等の一例を示す図である。
撮像システムは、撮像装置100、クライアント装置140を含み、撮像装置100により撮影された画像を表示装置に表示するシステムである。撮像装置100、クライアント装置140は、ネットワーク130を介して、相互に通信可能に接続されている。
撮像装置100は、パノラマ画像のような広域の画像を撮影する撮像部と、パンチルトズームで駆動することで撮影する方向が変更可能な撮像部と、を含む監視カメラ、ネットワークカメラ等の撮像装置である。撮像装置100は、情報処理装置の一例である。
クライアント装置140は、撮像装置100との間で通信を行うパーソナルコンピュータ、サーバ装置、タブレット装置、携帯電話等の情報処理装置である。クライアント装置140は、例えば、撮像装置100に対して、各種制御コマンドを送信する。制御コマンドとは、指定された処理の実行を指示する信号であり、例えば、撮像部の撮影パラメータの設定指令、モータ等の駆動部品への駆動制御指令、映像ストリーミング開始/停止指令等である。撮像装置100は、クライアント装置140から制御コマンドを受信した場合、受信した制御コマンドに対するレスポンスをクライアント装置140に送信する。
ネットワーク130は、インターネット、IPネットワーク網等のネットワークである。ネットワーク130は、例えば、Ethernet(登録商標)等の通信規格を満足する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。また、ネットワーク130は、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless LAN)、WAN(Wide Area Network)等により構成されることとしてもよい。
撮像装置100のハードウェア構成の一例について、図1Aを用いて説明する。撮像装置100は、CPU101、主記憶装置102、補助記憶装置103、広域撮像部104、PTZ撮像部105、ネットワークI/F106を含む。各要素は、システムバス107を介して、相互に通信可能に接続されている。
CPU101は、撮像装置100を制御する中央演算装置である。主記憶装置102は、CPU101のワークエリアやデータの一時的な記憶領域として機能するRandom Access Memory(RAM)等の記憶装置である。補助記憶装置103は、各種プログラム、各種設定情報、各種パラメータの情報、撮像装置100により撮影された画像等を記憶する記憶装置である。補助記憶装置103は、例えば、Read Only Memory(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等である。
広域撮像部104は、PTZ撮像部105の撮影範囲よりも広域な範囲を撮影できる撮像部である。広域撮像部104は、第2の撮像部の一例である。撮像部の撮影範囲とは、その撮像部により撮影される範囲である。PTZ撮像部105は、パン、チルト、ズーム駆動をすることで、撮影範囲を変動できる撮影部である。PTZ撮像部105は、第1の撮像部の一例である。ネットワークI/F106は、クライアント装置140等の外部の装置との間でのネットワーク130を介した通信に用いられるインターフェースである。
CPU101が、補助記憶装置103等に記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することで、図1Cで後述する撮像装置100の機能、図5のフローチャートの処理等の撮像装置100の処理が実現される。
図1Bは、広域撮像部104、PTZ撮像部105の一例の詳細を示す図である。
広域撮像部104は、撮像光学系108、撮像素子部109、画像処理プロセッサ110を含む。撮像光学系108は、PTZ撮像部105の撮像光学系111で用いられているよりも広角なレンズを含む光学系である。撮像素子部109は、撮像光学系108を介して入射された光を電気信号に変換する素子部である。撮像素子部109は、例えば、Charge Coupled Devices(CCD)、Complementary Metal Oxide Semiconductor(CMOS)等の撮像素子を含む。画像処理プロセッサ110は、撮像素子部109により変換された電気信号に基づいて、画像データを生成する演算装置である。
図1Aの例では、撮像光学系108、撮像素子部109は、それぞれ1つのみ図示されている。しかし、広域撮像部104は、撮像光学系108と撮像素子部109との組を、1つ含むこととしてもよいし、複数個(例えば、3個)含むこととしてもよい。広域撮像部104が撮像光学系108と撮像素子部109との組を複数個含む場合、画像処理プロセッサ110は、以下のようにしてもよい。即ち、画像処理プロセッサ110は、各組の撮像素子部109により変換された電気信号に基づいて、各組に対応する画像データを生成し、生成した画像データを合成し、パノラマ画像を生成することとしてもよい。
PTZ撮像部105は、撮像光学系111、撮像素子部112、画像処理プロセッサ113、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116を含む。撮像光学系111は、フォーカスレンズや絞り機構を含む光学系であり、指定された露光条件で撮像するように制御される。また、撮像光学系111に含まれるレンズは、撮像素子部112の光軸方向に対して移動可能なように配置されており、ズームモータ114によって駆動させられることで撮影画角を調整できるようになっている。撮像素子部112は、撮像光学系111を介して入射された光を電気信号に変換する素子部である。撮像素子部112は、例えば、CCD、CMOS等の撮像素子を含む。画像処理プロセッサ113は、撮像素子部112により変換された電気信号に基づいて、画像データを生成する演算装置である。
ズームモータ114は、PTZ撮像部105の画角の調整(ズームイン・ズームアウト)の際に、撮像光学系111に含まれるレンズの駆動に用いられるモータである。パンモータ115は、PTZ撮像部105のパン方向(PTZ撮像部105の底面を下方向とした場合の水平方向)への駆動に用いられるモータである。本実施形態では、パンモータ115は、図2で後述するPTZ撮像部105を含む回転部152を回転させるように駆動することとなる。チルトモータ116は、PTZ撮像部105の鏡筒のチルト方向(PTZ撮像部105の底面を下方向とした場合の垂直方向)への駆動に用いられるモータである。
クライアント装置140のハードウェア構成の一例について、図1Aを用いて説明する。クライアント装置140は、CPU141、主記憶装置142、補助記憶装置143、ネットワークI/F144、入力部145、出力部146を含む。各要素は、システムバス147を介して、相互に通信可能に接続されている。
CPU141は、クライアント装置140を制御する中央演算装置である。主記憶装置142は、CPU141のワークエリアやデータの一時的な記憶領域として機能するRAM等の記憶装置である。補助記憶装置143は、各種プログラム、各種設定情報、各種パラメータの情報、撮像装置100から送信された画像等を記憶するROM、HDD、SSD等の記憶装置である。
ネットワークI/F144は、撮像装置100等の外部の装置との間でのネットワーク130を介した通信に用いられるインターフェースである。入力部145は、マウス、キーボード、ジョイスティック、タッチパネルの操作部等の情報の入力に用いられる入力部である。出力部146は、モニタ、スピーカ、印刷機、タッチパネルの表示部等の情報の出力に用いられる出力部である。
CPU141が、補助記憶装置143等に記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することで、図1Cで後述するクライアント装置140の機能、クライアント装置140の処理が実現される。
図1Cは、撮像システムの構成要素の機能構成の一例を示す図である。
撮像装置100は、システム制御部1001、PTZ画像処理部1002、駆動制御部1003、広域画像処理部1004を含む。
システム制御部1001は、クライアント装置140等の外部の装置との通信、撮像装置100の各機能の制御、各種パラメータの設定等を行う。より具体的には、システム制御部1001は、広域撮像部104、PTZ撮像部105を用いた撮影の制御の指示、画像のエンコーダ・画像の切出し(デジタルPTZ)・出力画像の生成等の指示、画像のネットワーク配信等の処理を実行する。PTZ画像処理部1002は、画像処理プロセッサ113を介して、撮像素子部112により変換された電気信号から画像データを生成する等の画像処理を行う。駆動制御部1003は、システム制御部1001からの指示に応じて、PTZ撮像部105の駆動を制御する。システム制御部1001は、例えば、クライアント装置140からPTZ撮像部105の駆動の指示を受信した場合、受信した指示に応じたPTZ撮像部105の駆動を行うよう駆動制御部1003に指示する。広域画像処理部1004は、画像処理プロセッサ110を介して、撮像素子部109により変換された電気信号から画像データを生成する等の画像処理を行う。
クライアント装置140は、システム制御部1401、表示制御部1402、操作制御部1403を含む。
システム制御部1401は、撮像装置100等の外部の装置との通信、クライアント装置140の各機能の制御、各種パラメータの設定等を行う。より具体的には、システム制御部1401は、撮像装置100から送信された画像の受信、受信した画像の表示の指示、入力部145を介した操作に基づく入力の受付等の処理を実行する。表示制御部1402は、システム制御部1401からの指示に応じて、指示に応じた情報を出力部146のモニタに表示させる。表示制御部1402は、例えば、撮像装置100から送信された画像を、出力部146のモニタに表示させる。ユーザは、出力部146のモニタを視認することで、撮像装置100により撮影された画像を確認できる。操作制御部1403は、入力部145を介したユーザの操作に基づいて、ユーザからの指示を受け付け、受け付けた指示の情報を、システム制御部1401に送信する。操作制御部1403は、例えば、入力部145を介したユーザの操作に基づいて、ユーザから、PTZ撮像部105の駆動の指示を受け付け、受け付けた指示の情報を、システム制御部1401に送信する。システム制御部1401は、PTZ撮像部105の駆動の指示を受信すると、受信した指示を、撮像装置100に送信することで、撮像装置100に対して、PTZ撮像部105の駆動を指示する。
図2は、撮像装置100の一例の外観を説明する図である。図2(a)は、撮像装置100の一例の側面図である。図2(b)は、撮像装置100の一例を回転部152側から見た上面図である。
撮像装置100は、設置面150を有し、設置面150を介して、天井や専用取り付け材等に固定された状態で設置される。また、撮像装置100は、固定部151と、回転部152と、を含む。回転部152は、固定部151に対して、回転中心153bを中心に、矢印152bで示すパン方向に回転できる。PTZ撮像部105は、回転部152に配置されている。そのため、回転部152がパン方向に回転することで、PTZ撮像部105は、撮影方向をパン方向に変更することができる。回転中心153bを始点とする半直線状の点線である基準線154bは、パン方向における基準となる角度を示す。即ち、点線154b上の位置が、パン方向における角度が0°の位置となる。ある位置のパン方向の角度は、基準線154bと、回転中心153bとその位置とを結ぶ線分とのなす角度となる。本実施形態では、回転部152は、パン方向に−45°以上+45°以下の範囲で回転できるとする。そのため、PTZ撮像部105は、撮影方向を、パン方向に−45°以上+45°以下の範囲で変更できる。しかし、回転部152は、パン方向に−45°未満の角度、回転できることとしてもよいし、+45°よりも大きな角度、回転できることとしてもよい。これにより、PTZ撮像部105は、パン方向の角度が−45°未満となる方向を、撮影することができるようになる。また、PTZ撮像部105は、パン方向の角度が45°より大きな方向を、撮影することができるようになる。また、回転部152は、回転中心153bを中心にパン方向に、旋回できることとしてもよい。
また、撮像光学系111と撮像素子部112とを含むPTZ撮像部105の鏡筒は、回転中心153aを中心に、チルト方向に回転することができる。この鏡筒がチルト方向に回転することで、PTZ撮像部105は、撮影方向をチルト方向に変更することができる。回転中心153aを始点とする半直線状の点線である基準線154aは、チルト方向における基準角度を示す。即ち、点線154a上の位置が、チルト方向における角度が0°の位置となる。ある位置のチルト方向の角度は、基準線154aと、回転中心153aとその位置とを結ぶ線分と、のなす角度となる。
本実施形態では、PTZ撮像部105に含まれる撮像光学系111と撮像素子部112とを含む鏡筒は、チルト方向に、0°以上60°以下の範囲で回転できることとする。そのため、PTZ撮像部105は、撮影方向を、チルト方向に、0°以上60°以下の範囲で変更できる。しかし、撮像光学系111と撮像素子部112とを含む鏡筒は、チルト方向に、チルト方向の角度が0°未満の値となるように回転できることとしてもよいし、+60°よりも大きな値となるように回転できることとしてもよい。例えば、撮像光学系111と撮像素子部112とを含む鏡筒は、チルト方向に、−5°以上90°以下の範囲で回転できることとしてもよい。これにより、PTZ撮像部105は、チルト方向の角度が0°未満となる方向を、撮影できるようになる。また、PTZ撮像部105は、チルト方向の角度が+60°よりも大きな値となる方向を、撮影できるようになる。撮像光学系111と撮像素子部112とを含む鏡筒は、チルト方向に、撮像装置100の構造により定められる範囲で回転できることとしてもよい。
広域撮像部104は、固定部151に配置され、撮像装置100の設置状態に応じた固定された画角で周囲を撮影する。図2の例では、広域撮像部104は、撮像光学系108と撮像素子部109との組を含む鏡筒を3つ含むこととする。しかし、広域撮像部104は、撮像光学系108と撮像素子部109との組を含む鏡筒を1つ含むこととしてもよい。また、広域撮像部104は、撮像光学系108と撮像素子部109との組を含む鏡筒を3個よりも多くの個数(例えば、6、8個等)含むこととしてもよい。
広域撮像部104は、複数の撮像光学系108と撮像素子部109との組を介して撮影された画像を合成することで、より広角な画像を生成できる。広域撮像部104に含まれる複数の鏡筒が、固定部151を、パン方向に取り囲むように配置されている場合、広域撮像部104は、以下のようにしてもよい。広域撮像部104は、これらの鏡筒に含まれる撮像光学系108と撮像素子部109との組を介して撮影される画像を合成することで、撮像装置100の全周囲を撮影した画像を生成できる。
図3は、撮像システムにより表示される画像の一例を示す図である。図3の例では、撮像システムにより表示される画像は、マルチウィンドにより構成されている画像である。図3の画像は、表示制御部1402により出力部146に含まれるモニタに表示される画像の一例である。
領域200は、出力部146に含まれるモニタに表示される画像全体の表示領域を示す。領域201は、広域撮像部104を介して撮影された画像が表示される領域である。領域202は、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示される領域である。
領域203は、PTZ撮像部105に対するズーム操作に用いられるGUI203aと、パン操作に用いられるGUI203bと、チルト操作に用いられるGUI203cと、が表示される領域である。領域204は、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示されうる領域である。操作制御部1403は、入力部145を介して、GUI203a〜cへのユーザの操作に基づいて、PTZ撮像部105への駆動の指示を受け付ける。
GUI203aは、より狭域をPTZ撮像部105に撮影させるようにズームモータ114を駆動させる指示(ズームイン)を示す+ボタン、より広域をPTZ撮像部に撮影するようにズームモータ114を駆動させる指示(ズームアウト)を示す−ボタンを含む。
操作制御部1403は、例えば、GUI203aの+ボタンの選択を検知すると、PTZ撮像部105の撮影範囲を所定の倍率で縮小する指示を受付け、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信する。また、操作制御部1403は、例えば、GUI203aの−ボタンの選択を検知すると、PTZ撮像部105の撮影範囲を所定の倍率で拡大する指示を受付け、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信する。システム制御部1401は、受信した指示を撮像装置100に送信する。システム制御部1001は、クライアント装置140から受信した指示に応じて、駆動制御部1003にズームモータ114の駆動を指示する。駆動制御部1003は、この指示に応じて、ズームモータ114を駆動させる。
また、GUI203b、GUI203cは、矢印型の方向キーである。GUI203bの方向キーは、回転部152に対して矢印152bが示す方向への回転を指示するためのキーとなる。また、GUI203cの方向キーは、撮像光学系111と撮像素子部112とを含む鏡筒に対して矢印152aが示す方向への回転を指示するためのキーとなる。
操作制御部1403は、例えば、GUI203bの右方向を向く方向キーの選択を検知すると、回転部152を、パン方向の+の方向に、予め定められた角度、回転させる指示を受付け、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信する。また、操作制御部1403は、例えば、GUI203bの左方向を向く方向キーの選択を検知すると、回転部152を、パン方向の−の方向に、予め定められた角度、回転させる指示を受付け、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信する。システム制御部1401は、受信した指示を撮像装置100に送信する。システム制御部1001は、クライアント装置140から受信した指示に応じて、駆動制御部1003にパンモータ115の駆動を指示する。駆動制御部1003は、この指示に応じて、パンモータ115を駆動させる。
操作制御部1403は、例えば、GUI203cの右方向を向く方向キーの選択を検知すると、PTZ撮像部105の鏡筒を、チルト方向の+の方向に、予め定められた角度、回転させる指示を受付ける。そして、操作制御部1403は、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信する。また、操作制御部1403は、例えば、GUI203cの左方向を向く方向キーの選択を検知すると、PTZ撮像部105の鏡筒を、チルト方向の−の方向に、予め定められた角度、回転させる指示を受付ける。そして、操作制御部1403は、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信する。システム制御部1401は、受信した指示を撮像装置100に送信する。システム制御部1001は、クライアント装置140から受信した指示に応じて、駆動制御部1003にチルトモータ116の駆動を指示する。駆動制御部1003は、この指示に応じて、チルトモータ116を駆動させる。
また、操作制御部1403は、例えば、GUI203a〜cのオブジェクトの選択を検知している間、継続的に、指示を受付け続け、受け付けた指示をシステム制御部1401に送信し続けることとしてもよい。システム制御部1401は、受信し続ける指示を撮像装置100に送信し続けることとしてもよい。そして、システム制御部1001は、クライアント装置140から受信し続ける指示に応じて、駆動制御部1003にズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116の駆動を指示し続ける。これにより、駆動制御部1003は、GUI203a〜cのオブジェクトが選択されている間、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116の駆動を継続することができる。
GUI203a〜cは、図3に示すGUIに限定されず、他のGUIでもよい。GUI203aは、図3では+、−が記載されている虫眼鏡型のボタンを示すオブジェクトであるが、例えば、単に+、−状の形状のボタンを示すオブジェクトとしてもよい。また、GUI203aは、矢印型の方向キーのオブジェクトとしてもよい。GUI203b、cは、図3では、矢印型の方向キーのオブジェクトであるが、単に+、−状の形状のボタンを示すオブジェクトとしてもよい。
本実施形態では、撮像システムは、GUI203a〜cへの操作に基づいて、PTZ撮像部105を駆動させることとした。しかし、撮像システムは、入力部145に含まれるハードボタンやジョイスティック等を介した操作に基づいて、PTZ撮像部105を駆動させることとしてもよい。その場合、操作制御部1403は、入力部145に含まれるハードボタンやジョイスティック等を介したユーザからのPTZ撮像部105の駆動の指示を受け付けることとなる。
本実施形態では、広域撮像部104を介して撮影された画像が表示される領域201は、領域200内の予め定められた固定の位置に存在する。即ち、広域撮像部104を介して撮影された画像の領域200内での表示位置は、固定である。PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示される領域202は、領域204内で、広域撮像部104の撮影範囲に対するPTZ撮像部105の撮影範囲の位置に応じた位置に配置される。そのため、PTZ撮像部105が駆動された場合、表示制御部1402は、領域202の位置を、PTZ撮像部105の駆動に応じて、変更する。
図4は、撮像システムにより撮影された画像の表示態様の一例を示す図である。図4(a)は、PTZ撮像部105の撮影方向がパン方向の角度が30°の方向である場合に、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示されている様子の一例を示す図である。図4(b)は、PTZ撮像部105の撮影方向がパン方向の角度が0°の方向である場合に、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示されている様子の一例を示す図である。
図4(a)、(b)の例では、領域201に表示されている画像の水平方向は、パン方向に対応している。図4(a)、(b)における領域201に表示された画像の中央付近の点線上の縦の線分は、この画像内でのパン方向の角度が0度の方向を示す。また、図4(a)、(b)における領域201に表示された画像の中央付近の点線上の縦の線分の右側に存在する点線上の縦の線分は、この画像内でのパン方向の角度が30度の方向を示す。また、図4(a)、(b)における領域201に表示された画像の中央付近の点線上の縦の線分の左側に存在する点線上の縦の線分は、この画像内でのパン方向の角度が−30度の方向を示す。
本実施形態では、撮像システムは、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を、領域200内における水平方向の表示位置が以下のような位置になるように表示する。即ち、撮像システムは、領域200内の水平方向におけるPTZ撮像部105を介して撮影された画像の中心の位置を、領域201に表示される画像内の水平方向におけるPTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度に対応する位置となるようにする。このようにして、撮像システムは、広域撮像部104を介して撮影された画像のうちPTZ撮像部105の撮影範囲と対応する位置の近傍に、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を表示する。
図4の例では、領域204は、領域201の下部に配置されているが、上部に配置されることとしてもよい。
また、図4の例では、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の中心の水平方向の位置と、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度に対応する広域撮像部104を介して撮影された画像における水平方向の位置と、が一致することとした。しかし、PTZ撮像部105を介し撮影された画像の中心の水平方向の位置は、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度に対応する領域201に表示される画像の水平方向における位置を中心とした予め定められた範囲内の位置としてもよい。
また、撮像システムは、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度が0°未満か0°以上の場合で、それぞれ異なる位置に表示することとしてもよい。また、撮像システムは、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度の値に応じて、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を切替えることとしてもよい。
また、撮像システムは、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度が変更される度に、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を切り替えることとしてもよい。また、撮像システムは、クライアント装置140から、PTZ撮像部105の操作が完了したことを示す情報を受信した場合に、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を切り替えることとしてもよい。
図5は、撮像装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
S301において、システム制御部1001は、クライアント装置140から、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116のうちの何れか1つ又は複数の駆動の指示を受信したか否かを判定する。システム制御部1001は、クライアント装置140から、この指示を受信したと判定した場合、S302の処理に進む。また、システム制御部1001は、クライアント装置140から、この指示を受信していないと判定した場合、S303の処理に進む。
S302において、システム制御部1001は、S301で受信したと判定した指示に基づいて、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116を駆動するように、駆動制御部1003に指示する。駆動制御部1003は、この指示に応じて、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116を駆動する。
S303において、システム制御部1001は、PTZ撮像部105の撮影パラメータを特定する。本実施形態では、補助記憶装置103は、PTZ撮像部105の撮影パラメータの情報(パン方向の角度、チルト方向の角度、ズーム倍率等の情報等)の初期値を予め記憶することとする。撮影パラメータとは、画像の撮影に関するパラメータである。また、システム制御部1001は、PTZ撮像部105の撮影方向の変更等のPTZ撮像部105の撮影パラメータの更新の度に、更新後の撮影パラメータの情報を、補助記憶装置103に記憶する。そこで、システム制御部1001は、S303で、例えば、補助記憶装置103から、現在のPTZ撮像部105の撮影パラメータの情報を読込むことで、現在のPTZ撮像部105の撮影パラメータを特定する。
また、システム制御部1001は、例えば、撮像装置100内部に配置されたエンコーダを介して、現在のPTZ撮像部105の撮影パラメータのうち撮影方向のパン方向、チルト方向の角度を特定してもよい。また、システム制御部1001は、パンモータ115、チルトモータ116がステッピングモータである場合、ステッピングモータのステップ数に基づいて、現在のPTZ撮像部105の撮影方向のパン方向、チルト方向の角度を特定してもよい。
S304において、システム制御部1001は、PTZ撮像部105を介して、画像の撮影を行う。また、システム制御部1001は、広域撮像部104を介して、画像の撮影を行う。これにより、システム制御部1001は、PTZ撮像部105を介して撮影された画像と広域撮像部104を介して撮影された画像とを取得する。PTZ撮像部105を介して撮影された画像は、第1の画像の一例である。広域撮像部104を介して撮影された画像は、第2の画像の一例である。
S305において、システム制御部1001は、S304で取得した画像の表示態様を決定する。システム制御部1001は、例えば、S304で取得した画像の表示態様を、以下のような表示態様に決定する。即ち、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を、広域撮像部104を介して撮影された画像を基準として、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度に応じた位置に表示する表示態様である。システム制御部1001は、例えば、以下のようにして、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を決定する。即ち、システム制御部1001は、図4で説明したように、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を決定する。システム制御部1001は、広域撮像部104を介して撮影された画像におけるPTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度に対応する水平方向の位置を特定する。そして、システム制御部1001は、領域204内の領域であり、水平方向における中心の位置が特定した位置となる領域を、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示される領域202として決定する。
S306において、システム制御部1001は、出力部146のモニタに対し、S304で取得した画像を、S305で決定した表示態様で表示するよう制御する。より具体的には、システム制御部1001は、領域201の位置に広域撮像部104を介して撮影された画像を表示し、S305で決定した領域202の位置にPTZ撮像部105を介して撮影された画像を表示するよう制御する。システム制御部1001は、例えば、出力部146のモニタに、領域201の位置に広域撮像部104を介して撮影された画像を表示し、領域202の位置にPTZ撮像部105を介して撮影された画像を表示する指示をクライアント装置140に送信する。システム制御部1401は、受信した指示を、表示制御部1402に送信する。表示制御部1402は、受信した指示に応じて、出力部146のモニタに、領域201の位置に広域撮像部104を介して撮影された画像を表示し、S305で決定した領域202の位置にPTZ撮像部105を介して撮影された画像を表示する。
また、撮像装置100は、図5の処理を周期的に実行することで、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116が駆動され、PTZ撮像部105の撮影パラメータが変更された場合、以下のようにすることができる。即ち、撮像装置100は、変更後のPTZ撮像部105の撮影パラメータに応じた表示態様で、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を、出力部146のモニタに表示するよう制御できる。
以上、図5で説明した処理では、撮像システムは、PTZ撮像部105を介し撮影された画像の表示位置を、広域撮像部104を介し撮影された画像の水平方向におけるPTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度に応じた位置に基づいて、決定した。そして、撮像システムは、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介し撮影された画像を、PTZ撮像部105を介し撮影された画像を決定した位置に表示するという表示態様で出力部146のモニタに表示した。
これにより、撮像システムは、広域撮像部104の撮影範囲に対してPTZ撮像部105の撮影範囲がパン方向でどの位置に存在するかを容易に把握できるように、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を表示できる。ユーザは、出力部146のモニタに表示された画像(例えば、図4(a)等)を視認することで、PTZ撮像部105の撮影範囲が、広域撮像部104の撮影範囲に対してパン方向でどの位置にあるかを容易に把握できる。
撮像システムは、PTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度を考慮して、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を決定した。しかし、撮像システムは、PTZ撮像部105の撮影方向のチルト方向の角度を考慮して、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を決定していない。そのため、ユーザは、出力部146のモニタに表示された画像(例えば、図4(a)等)を視認することで、PTZ撮像部105の撮影範囲が、広域撮像部104の撮影範囲に対してチルト方向でどの位置にあるかを容易には把握できない。
そこで、撮像システムは、以下のような処理を行うこととしてもよい。即ち、撮像システムは、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示位置を、広域撮像部104を介して撮影された画像の垂直方向におけるPTZ撮像部105の撮影方向のチルト方向の角度に応じた位置に基づいて決定してもよい。
例えば、システム制御部1001は、S303でPTZ撮像部105の撮影方向のチルト方向の角度を特定する。そして、システム制御部1001は、広域撮像部104を介して撮影された画像におけるPTZ撮像部105の撮影方向のチルト方向の角度に対応する垂直方向の位置を特定する。そして、システム制御部1001は、垂直方向における中心の位置が特定した位置となる領域を、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示される領域202として決定してもよい。
これにより、ユーザは、出力部146のモニタに表示された画像を視認することで、PTZ撮像部105の撮影範囲が、広域撮像部104の撮影範囲に対してチルト方向でどの位置にあるかを容易に把握できるようになる。
また、PTZ撮像部105の撮影範囲が、広域撮像部104の撮影範囲に対して、どの範囲であるかを明確に把握したいという場合がある。このような場合、撮像装置100は、図5のフローチャートのS305、S306で、以下のような処理を行うこととしてもよい。
システム制御部1001は、S305で、S303で読込んだPTZ撮像部105の撮影パラメータに含まれるパン方向の角度とチルト方向の角度とズーム倍率とに基づいて、以下の処理を行う。即ち、システム制御部1001は、広域撮像部104を介して撮影された画像を基準として、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が示す領域を特定する。そして、システム制御部1001は、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示態様を以下のような表示態様として決定する。即ち、PTZ撮像部105の撮影範囲を示すオブジェクトを、S304で取得した画像と併せて、特定した領域に表示する表示態様である。
そして、S306で、システム制御部1001は、S305で決定した表示態様で、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を出力部146のモニタに表示するよう制御する。この場合に出力部146のモニタに表示される画像の一例を、図6に示す。枠601は、PTZ撮像部105の撮影範囲を示す枠状のオブジェクトである。
PTZ撮像部105は、例えば、撮影方向が変更されることで、広域撮像部104の撮影範囲外に、撮影範囲が変更される場合がある。そのような場合、システム制御部1001は、S306で、例えば、図7に示すような画像を出力部146のモニタに表示するよう制御する。図7の領域701は、PTZ撮像部105を介して撮影された画像が表示される領域200内の固定の領域である。また、オブジェクト702は、PTZ撮像部105の撮影範囲を示す領域701に表示された画像の縮小図状のオブジェクトである。図7の例では、PTZ撮像部105の撮影範囲は、パン方向において0°付近であり、チルト方向において広域撮像部104の撮影範囲外であることが分かる。オブジェクト702は、領域701に表示された画像の縮小図状のオブジェクトとしたが、枠601と同様に、枠状のオブジェクトとしてもよい。
本実施形態では、撮像装置100が図5のフローチャートの処理を行うこととした。しかし、クライアント装置140が図5のフローチャートの処理を行うこととしてもよい。その場合の図5のフローチャートの処理を説明する。
S301において、システム制御部1401は、操作制御部1403を介して、PTZ撮像部105(ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116)の駆動の指示を受付けたか否かを判定する。システム制御部1401は、受付けたと判定した場合、S302の処理に進み、受付けていないと判定した場合、S303の処理に進む。
S302において、システム制御部1401は、S301で受付けたと判定した指示を撮像装置100に送信する。システム制御部1001は、受信した指示に応じて、ズームモータ114、パンモータ115、チルトモータ116の駆動の指示を、駆動制御部1003に行う。
S303において、システム制御部1401は、PTZ撮像部105の撮影パラメータを特定する。この場合、補助記憶装置143は、PTZ撮像部105の撮影パラメータの情報(パン方向の角度、チルト方向の角度、ズーム倍率等の情報等)の初期値を予め記憶することとする。また、システム制御部1401は、PTZ撮像部105の撮影方向の変更等のPTZ撮像部105の撮影パラメータの更新の度に、更新後の撮影パラメータの情報を、補助記憶装置143に記憶する。そこで、システム制御部1401は、S303で、例えば、補助記憶装置143から、現在のPTZ撮像部105の撮影パラメータの情報を読込むことで、現在のPTZ撮像部105の撮影方向のパン方向の角度を特定する。
S304において、システム制御部1401は、撮像装置100から、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を取得する。また、システム制御部1001は、撮像装置100から、広域撮像部104を介して撮影された画像を取得する。
S305において、システム制御部1401は、S303で特定した撮影パラメータに基づいて、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像の表示態様を決定する。
S306において、システム制御部1401は、S305で決定した表示態様で、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を、出力部146のモニタに表示する。
以上のようにして、クライアント装置140が図5のフローチャートの処理を実行できる。
以上、本実施形態では、撮像システムは、広域撮像部104、PTZ撮像部105を介して撮影された画像を、広域撮像部104の撮影範囲とPTZ撮像部105の撮影範囲との位置関係に応じた表示態様で、出力部146のモニタに表示させることとした。これにより、撮像システムは、複数の撮像部を用いて撮影を行う場合、各撮像部を介して撮影された画像を、各撮像部の撮影範囲の位置関係が容易に把握できるように表示することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
例えば、上述した撮像システムの機能構成の一部又は全てをハードウェアとして撮像装置100、又はクライアント装置140に実装してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。上述した各実施形態を任意に組み合わせてもよい。
100 撮像装置
101 CPU
140 クライアント装置

Claims (10)

  1. 撮影範囲を変更可能な第1の撮像部を介して撮影された第1の画像と、前記第1の撮像部よりも撮影範囲が広い第2の撮像部を介して撮影された第2の画像と、を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを表示部に表示させる際に、前記第1の撮像部の撮影範囲に基づいて前記第1の画像を前記第2の画像と対応する位置に表示させる表示制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1の撮像部が第1の撮影範囲を撮像している場合には、前記第2の画像のうち前記第1の撮影範囲と対応する位置の近傍に前記第1の画像を表示させ、前記第1の撮像部が前記第1の撮影範囲と異なる第2の撮影範囲を撮像している場合には、前記第2の画像のうち前記第2の撮影範囲と対応する位置の近傍に前記第1の画像を表示させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記第1の撮像部の撮影範囲が変更された場合、前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを前記表示部に表示させる際に、変更された前記第1の撮像部の撮影範囲に基づいて前記第1の画像を前記第2の画像と対応する位置に表示させる請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを前記表示部に表示させる際に、前記第2の撮像部の撮影範囲に対する前記第1の撮像部の撮影範囲の位置に応じた位置に前記第1の画像を表示する請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを前記表示部に表示させる際に、前記第2の撮像部の撮影範囲に対する前記第1の撮像部の撮影範囲の位置に応じた位置に前記第1の撮像部の撮影範囲を示すオブジェクトを併せて表示させる請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の撮像部は、撮影範囲が固定されている撮像部である請求項1乃至5何れか1項記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とを含む撮像装置である請求項1乃至6何れか1項記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とを制御する情報処理装置である請求項1乃至6何れか1項記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    撮影範囲を変更可能な第1の撮像部を介して撮影された第1の画像と、前記第1の撮像部よりも撮影範囲が広い第2の撮像部を介して撮影された第2の画像と、を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記第1の画像と前記第2の画像とを表示部に表示させる際に、前記第1の撮像部の撮影範囲に基づいて前記第1の画像を前記第2の画像と対応する位置に表示させる表示制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8何れか1項記載の情報処理装置の各手段として、機能させるためのプログラム。
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