JP2019140522A - 端末装置の位置を特定するための、処理装置、基地局装置、端末装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

端末装置の位置を特定するための、処理装置、基地局装置、端末装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】基地局が形成したビームによって形成されるエリアのうち端末が滞在するエリアを正確に特定すること。【解決手段】基地局装置は、1つ以上の基地局装置によって形成される1つ以上のビームのそれぞれについて、そのビームの識別情報とそのビームによって送出された電波の到来時間および受信電力の情報とを含んだ所定の情報を端末装置から取得し、端末装置が滞在するエリアに対応するビームを、その到来時間および受信電力に基づいて特定する。【選択図】図5

Description

本発明は無線通信システムにおける端末装置の位置特定技術に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において、第5世代(NR、New Radio)の通信システムの検討が行われている(非特許文献1参照)。NRは、例えば、スポットエリアを構築することによる特定の施設の入退場のタッチレス化などの用途で使用されることが検討されており、このようなシステムでは、端末が例えば特定のエリアを通過したか否かを正確に判定することにより、施設への入退場を正確に管理することができるようになる。端末の位置測定は、例えば、その端末の接続先の基地局装置を特定することによって行われうる。すなわち、端末の接続先の基地局装置が形成するセルの範囲を測位結果として特定することができる。NRでは、高周波数帯での通信のためにビームフォーミングを用いることが想定されており、通信品質の確保のためにビーム幅が狭く設定されることが想定される。このため、狭いビーム幅で形成されるビームに対応するエリアの範囲は相対的に狭くなるため、端末がどのビームに接続するかに応じて、基地局が端末の位置を高精度に特定することが期待される。
3GPP、RP−171485
しかしながら、ビーム幅の狭いビームが使用される環境において、端末が存在するエリアに対応するビームで送出された電波より、端末が存在しないエリアに対応するビームで送出された電波の反射波の方が、端末における受信電力が強くなるケースが想定される。この場合、基地局は端末が反射波の送出元のビームのエリアに存在すると誤認することが想定され、したがって、基地局が端末の位置を正確に特定することができない場合がありうる。
本発明はかかる課題に鑑みなされたものであり、基地局が形成したビームによって形成されるエリアのうち端末が滞在するエリアを正確に特定可能とすることを目的とする。
本発明の一態様による処理装置は、1つ以上の基地局装置によって形成される1つ以上のビームのそれぞれについて、当該ビームの識別情報と前記到来時間および前記受信電力とを含んだ所定の情報を端末装置から取得する取得手段と、前記端末装置が滞在するエリアに対応するビームを、前記到来時間および前記受信電力に基づいて特定する特定手段と、を有する。
また、本発明の一態様による端末装置は、1つ以上の基地局装置によって形成されるビームのそれぞれについて到来時間と受信電力とを測定する測定手段と、前記測定手段によって得られた前記到来時間および前記受信電力の情報と当該情報に対応するビームの識別情報とを含んだ所定の情報を、前記1つ以上の基地局装置のうちの所定の基地局装置に送信する送信手段と、を有する。
本発明によれば、基地局が形成したビームによって形成されるエリアのうち端末が滞在するエリアを正確に特定することができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 装置のハードウェア構成例を示す図。 基地局装置の機能構成例を示すブロック図。 端末装置の機能構成例を示すブロック図。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示すシーケンス図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、例えば、基地局装置101及び端末装置102を含む。基地局装置101は、複数のビーム111〜113を形成し、端末装置102は、例えばこれらのビームのうちの1つを通じて、基地局装置101と接続することができる。例えば、端末装置102は、自装置が滞在しているエリアに対応するビーム112を通じて、基地局装置101との間で接続を確立することができる。また、基地局装置101は、例えば、端末装置102がどのビームからの電波を強く受信しているかに応じて、端末装置102の位置を特定することができる。なお、図1では、1つの基地局装置101が複数のビーム111〜113を形成する場合の例を示しているが、これに限られない。例えば、1つ以上の基地局装置によって複数のビームが形成される場合に、以下の議論を適用することができる。
上述のように、NR等の高周波数帯での無線通信を行うシステムでは、通信品質の確保のためにビーム幅が狭く設定されうる。このとき、例えば図1に示すように、端末装置102は、ビーム112の形成するエリアの端部に近い位置に存在する場合などでは、ビーム112の利得が相対的に低い方向に送出された第1の電波121を受信することになりうる。一方で、端末装置102は、例えば自装置が滞在しないエリアに対応するビーム111の利得が略最大の方向に送出され、障害物123によって反射された第2の電波122を強い電力で受信しうる。この場合、端末装置102は、第1の電波121より第2の電波122を強い電力で受信するケースが想定されうる。この場合、基地局装置101は、端末装置102が受信した電波の強度に基づいて端末装置102の滞在エリアを推定すると、端末装置102がビーム111によって形成されるエリアに滞在していると誤判定してしまう。
本実施形態では、このような端末装置102の滞在エリアの誤判定を防ぐため、端末装置が、1つ以上の基地局装置が形成した1つ以上のビームのそれぞれから送出された電波について、受信電力のみならず、その到来時間をも測定する。例えば、各ビームによって送出された無線信号に、その送出時刻の情報が含まれ、端末装置102は、その送出時刻と受信時刻との差を到来時間として測定する。そして、端末装置102は、各ビームについて、そのビームの識別情報(例えば各ビームによって送出された無線信号に格納されたビームID)と、そのビームによって送出された電波の到来時間と受信電力の情報を含んだ所定の情報を、基地局装置101へ送信する。なお、端末装置102は、例えば、1つのビームについて、到来時間が最小の電波についての受信電力とその到来時間の情報とを基地局装置101に通知しうる。そして、基地局装置101は、この所定の情報を取得すると、その所定の情報に含まれる到来時間と受信電力の情報に基づいて、端末装置が滞在するエリアに対応するビームを特定する。例えば、基地局装置101は、図1の場合において、第2の電波122の到来時間が第1の電波121より長いため、第1の電波121に対応するビーム112によって形成される範囲に端末装置102が滞在すると判定しうる。すなわち、基地局装置101は、受信電力の高い第2の電波122に対応するビーム111ではなく、受信電力は相対的に低いが到来時間の短い第1の電波121に対応するビーム112によって形成される範囲に端末装置102が滞在すると判定する。これにより、例えば受信電力のみに基づく場合と比して、端末装置102が滞在するエリアの特定を高精度化することができる。
基地局装置101は、例えば、到来時間が所定時間以下であり、かつ、受信電力が所定電力以上であるビームの中から、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームを特定しうる。また、基地局装置101は、到来時間が短いほど得点が高い第1の関数と、受信電力が高いほど得点が高い第2の関数とを用いて、第1の関数と第2の関数による計算の結果の和に基づいて、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームを特定してもよい。すなわち、基地局装置101は、この和が最大のビームを、又は、この和が所定値以上のビームの中から所定のルールに従って選択された1つのビームを、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームとして特定しうる。所定のルールによる選択は、例えば、和が所定値以上のビームのうちのビームの識別情報を示す値が最小のもの、到来時間が最小のもの、または受信電力が最大のものの選択や、ランダム選択などを含む。これらの手法により、受信電力が高い電波であると共に到来時間(電波の伝搬経路)が短く反射波である確率が低い電波について、その送出元のビームが特定されることとなり、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームを高精度に特定することができる。
基地局装置101は、必要に応じて、特定したビームを示す情報を、端末装置102に通知しうる。これにより、端末装置102は、自装置が滞在している位置に対応する適切なビームによって基地局装置101と接続することができる。
なお、端末装置102は、各ビームから送出された電波についての到来時間及び受信電力の情報とビームの識別情報との組み合わせの情報を含んだ所定の情報を要求する要求信号を基地局装置101から受信したことに応じて、所定の情報を送信しうる。また、端末装置102は、要求信号を受信したことに応じて、到来時間及び受信電力の測定を行ってもよいし、要求信号を受信する前から到来時間及び受信電力の測定を例えば定期的に実行し、要求信号の受信に応じて、測定結果を含んだ所定の情報を送信するようにしてもよい。なお、基地局装置101は、この要求信号を、ブロードキャスト信号によって送信しうる。例えば、SIB(System Information Block)等の所定のブロードキャスト信号における1ビットのフィールドが、所定の信号の送信を要求するか否かを示すように定義され、基地局装置101は、このフィールドを適切に設定することにより、要求信号をブロードキャスト送信することができる。なお、基地局装置101は、端末装置102との接続処理中などにおいて端末装置個別にこの要求信号を送信してもよい。これにより、例えば特定の施設の入退場のタッチレス化などのための特定の施設内の特定の基地局装置101のみが、上述のような要求信号を送信するようにしうる。これによれば、端末装置102の位置の特定が必要な状態においてのみ受信電力及び到来時間の情報が送受信されるようにし、不必要に受信電力及び到来時間の情報が送受信されることによる無線リソースの無駄遣いや電力消費の増大を防ぐことができる。
また、基地局装置101は、要求信号内の情報要素で又は要求信号と別個の信号で、報告対象の情報に関する条件の情報を送信してもよい。なお、この条件の情報は、要求信号に代えて送信されてもよい。すなわち、例えば端末装置102は、条件の情報を受信したことに応じて要求信号が受信されたと判定してもよい。例えば、条件は、測定された到来時間が所定時間以内であることや、受信電力が所定値以上であることを含む。端末装置102は、この条件を受信した場合、条件を満たした測定結果についてのみ、基地局装置101に報告し、条件を満たしていない測定結果については報告しない。これにより、例えば到来時間が所定時間以上である場合など、端末装置102が滞在するエリアに対応するビーム以外からの電波であることが明らかである測定結果について、不必要に情報の送受信が発生するのを防ぐことができる。
なお、上述のように、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームの特定は、基地局装置101の内部又は外部の処理装置131によって実行されてもよい。この場合、処理装置131は、基地局装置101を介して、端末装置102から、到来時間及び受信電力の測定結果の情報とビームの識別情報との組み合わせの情報を取得し、その取得した情報に基づいて、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームを特定することができる。また、処理装置131は、特定したビームの情報を、基地局装置101を通じて端末装置102に通知することもできる。なお、上述の要求信号や条件については、処理装置131の指示によって、又は、処理装置131とは独立して、基地局装置101が送信してもよい。
以下では、上述のような基地局装置101及び端末装置102の構成とこれらの装置によって実行される処理の流れについて説明する。なお、処理装置131は、以下では、基地局装置101の内部に存在するものとして説明するが、基地局装置101の外部に存在し、基地局装置101と通信して協働することによって、以下に説明する基地局装置101の機能を実現してもよい。
(ハードウェア構成)
図2に、基地局装置101及び端末装置102のハードウェア構成例を示す。基地局装置101及び端末装置102は、一例において、図2に示すようなハードウェア構成を有し、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、及び通信回路205を有する。基地局装置101及び端末装置102では、例えばROM202、RAM203及び外部記憶装置204のいずれかに記録された、上述のような基地局装置101及び端末装置102の各機能を実現するプログラムがCPU201により実行される。
そして、基地局装置101及び端末装置102は、例えばCPU201により通信回路205を制御して、他の装置と通信を行う。なお、基地局装置101の通信回路205は、例えば、有線回線を通じて、他の基地局装置や他のネットワークノード(例えば、外部の処理装置131)と通信を行うことができる。また、基地局装置101の通信回路205は、1つ以上(複数)のビームを形成して端末装置102との間で無線通信することが可能でありうる。また、この場合、端末装置102の通信回路205は、基地局装置101の通信回路205によって形成されたビームのうちの少なくともいずれかと接続可能に構成され、これらのビームを用いて基地局装置101と無線通信することができるように構成される。なお、図2の構成において、基地局装置101及び端末装置102は、1つの通信回路205を有するような概略図を示しているが、これに限られず、複数の通信回路を有してもよい。例えば、基地局装置101は、他の基地局装置101との有線通信のための第1の通信回路と、端末装置102との無線通信のための第2の通信回路とを有しうる。また、端末装置102は、例えばLTE(ロングタームエボリューション)用の第1の通信回路と、NR用の第2の通信回路とを有してもよい。また、端末装置102は、例えば無線LAN等のセルラ以外の規格に関する無線通信回路を有してもよいし、さらに、例えばUSB接続等による有線接続時に用いられる有線通信回路を有してもよい。
なお、基地局装置101及び端末装置102は、各機能を実行する専用のハードウェアを備えてもよいし、一部をハードウェアで実行し、プログラムを動作させるコンピュータでその他の部分を実行してもよい。また、全機能がコンピュータとプログラムにより実行されてもよい。
(機能構成)
図3は、本実施形態に係る基地局装置101の機能構成例を示す図である。基地局装置101は、その機能構成として、例えば、通信部301、情報取得部302、ビーム特定部303、通知部304、及び要求部305を有する。なお、この構成は、本実施形態での説明のために必要な機能を概略的に示したものであり、基地局装置101は、これ以外の一般的な基地局装置の機能をさらに有する。
通信部301は、例えば1つ以上のビームを形成して無線通信を実行するための各種処理を実行する機能部である。通信部301は、例えば、形成した1つ以上のビームのいずれかを用いて、端末装置102との間での無線通信を行う。なお、通信部301は、オムニアンテナを用いて信号の送受信を行ってもよい。なお、通信部301は、他の基地局装置等の他のネットワークノードと有線又は無線で通信してもよい。
情報取得部302は、通信部301を介して、端末装置102が測定した1つ以上のビームのそれぞれについての受信電力及び到来時間の情報とビームの識別情報との組み合わせの所定の情報を端末装置102から取得する。取得した情報は、ビーム特定部303に入力される。なお、情報取得部302は、基地局装置101が形成した1つ以上のビームに関する情報のみならず、端末装置102によって測定可能な任意の基地局装置によって形成されたビームについての情報をも取得しうる。すなわち、情報取得部302は、他の基地局装置が形成したビームに関する情報を、端末装置102から取得してもよい。
ビーム特定部303は、例えば、到来時間が所定時間以下であり、かつ、受信電力が所定電力以上である電波の送信元のビームを、端末装置102が滞在しているエリアに対応するビームであると特定する。また、ビーム特定部303は、例えば、到来時間が短いほど得点が高い第1の関数による計算の結果と、受信電力が高いほど得点が高い第2の関数による計算の結果との和によって、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームを特定してもよい。ビーム特定部303は、この和が最大のビームを、又はこの和が所定値以上のビームの中から所定のルールに従って選択されたビーム(例えば到来時間が最短または受信電力が最大のビーム)を、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームとして特定しうる。なお、ビーム特定部303が特定するビームは、基地局装置101が形成したビームに限定されず、他の基地局装置が形成したビームであってもよい。
通知部304は、ビーム特定部303が特定したビームの情報を、端末装置102に通知する。この場合、端末装置102は、例えば、この通知されたビームによって基地局装置101と接続しうる。要求部305は、端末装置102に対して、上述の所定の情報の送信を要求する要求信号を、通信部301を介して送信する。なお、要求部305は、例えば、通知対象の情報を制限するための条件を、要求信号に含めて若しくは要求信号とは別個に、又は要求信号に代えて、端末装置102へ送信してもよい。なお、要求信号は、例えば、オムニアンテナによって送信されてもよいし、通信部301によって形成された1つ以上のビームの一部または全部によって送信されてもよい。
図4は、本実施形態に係る端末装置102の機能構成例を示す図である。端末装置102は、その機能構成として、例えば、通信部401、測定部402、情報送信部403、及び条件判定部404を有する。なお、この構成は、本実施形態での説明のために必要な機能を概略的に示したものであり、端末装置102は、これ以外の一般的な端末装置の機能をさらに有する。
通信部401は、例えば基地局装置101によって形成された1つ以上のビームのうちの1つを介して基地局装置101と接続して無線通信を実行するための各種処理を実行する機能部である。
測定部402は、基地局装置101等の周囲の1つ以上の基地局装置が形成したビームのそれぞれについて、受信電力と到来時間とを測定する。例えば、測定部402は、各ビームで伝送された無線信号を受信して、その受信電力を測定する。なお、ここでは受信電力を測定すると説明したが、受信電力以外の無線品質(信号対雑音電力比(SNR)、信号対雑音及び干渉電力比(SINR)、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)等)が測定されてもよい。また、測定部402は、各ビームで伝送された無線信号を復調してその無線信号の送出タイミングの情報を取得し、その無線信号の受信タイミングとの差を算出することによって、到来時間を測定しうるが、それ以外の方法により各ビームの到来時間を測定してもよい。測定部402は、測定した到来時間及び受信電力の情報を情報送信部403へ入力する。
情報送信部403は、測定部402によって測定された受信電力及び到来時間の情報と、その情報を得る際に測定された電波の送出に用いられたビームの識別情報との組み合わせの情報を含んだ所定の情報を、通信部401を介して基地局装置101に送信する。なお、所定の情報の送信先は、例えば最も受信電力の高い電波を送出している基地局装置であってもよいし、所定の情報の送信を要求した基地局装置であってもよい。
条件判定部404は、例えば、通信部401を介して基地局装置101から要求信号を受信したか否かを判定する。条件判定部404は、要求信号を受信した場合に、上述の測定部402による測定と情報送信部403による情報の送信とを実行するためのトリガを与えうる。また、条件判定部404は、通知対象情報に関する条件の情報を基地局装置101から受信した場合、その条件によって、情報送信部403が送信する所定の情報を制限してもよい。なお、条件判定部404は、条件の情報を受信したことに応じて、黙示的に要求信号が受信されたと判定し、測定部402による測定と情報送信部403による情報の送信とを実行させてもよい。なお、条件判定部404が条件を受信しなかった場合、情報送信部403は、測定部402によって測定された情報の全てについて、所定の情報を送信しうる。なお、情報送信部403は、条件判定部404が条件を受信しなかった場合であっても、例えば受信電力が所定の閾値を下回る場合には、その受信電力を含んだ所定の情報については送信しないようにしてもよい。なお、条件の判定は、測定部402によって行われてもよい。すなわち、測定部402は、条件を満たさない測定値を直ちに破棄し、情報送信部403によってその測定値が送信されないようにしてもよい。
(処理の流れ)
続いて、本実施形態に係る無線通信システムで実行される処理の流れの例について図5を用いて説明する。なお、本処理例は一例であり、本実施形態で説明される技術概念を超えない限りにおいて、その一部または場合によっては全部の処理が置き換えられ又は省略されてもよい。
本処理では、まず、基地局装置101が、端末装置102に対して、各ビームから送出された電波の測定結果の情報の報告を要求する(S501)。なお、この処理は省略されてもよく、端末装置102は、基地局装置101の要求によらずに、例えば定期的に各ビームから送出された電波の測定結果の情報を基地局装置101(又は周囲の他の基地局装置)へ通知してもよい。また、基地局装置101は、この要求信号に加えて、又はこの要求信号に代えて、通知対象の情報に関する条件を通知してもよい。端末装置102は、基地局装置101や周囲の他の基地局装置が形成した1つ以上のビームのそれぞれからの電波を測定し、その電波の受信電力と到来時間の情報を取得する(S502)。ここで、端末装置102は、S501において通知対象の情報に関する条件を受信していた場合には、測定結果の報告を条件に基づいて制限する(S503)。例えば、条件が、到来時間が第1の閾値以下であると共に受信電力が第2の閾値以上であることの場合、端末装置102は、測定結果のうち、到来時間が第1の閾値を超えるもの又は受信電力が第2の閾値を下回るものについては報告対象から除く。なお、条件が通知されてない場合は、端末装置102は、この通知対象の制限を行わずに、全ての測定結果の情報を基地局装置101へ通知してもよい。
その後、端末装置102は、S502の測定によって得られた(場合によってはさらにS503で制限された)、各ビームから送出された電波の到来時間及び受信電力の情報と、そのビームの識別情報(ビームID)との組み合わせの情報を、基地局装置101へ通知する(S504)。基地局装置101は、通知された情報に基づいて、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームを特定する(S505)。例えば、基地局装置101は、所定時間以下の到来時間と所定電力以上の受信電力に対応するビームのうちの1つを、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームとして特定する。例えば、基地局装置101は、到来時間が所定時間以下でかつ受信電力が最大のビームや受信電力が所定電力以上でかつ到来時間が最小のビームを、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームとして特定してもよい。また、基地局装置101は、所定時間以下の到来時間と所定電力以上の受信電力に対応するビームの中から所定のルールに従って1つのビームを選択し、その選択されたビームを、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームとして特定してもよい。また、基地局装置101は、到来時間が短いほど得点が高い第1の関数による計算の結果と、受信電力が高いほど得点が高い第2の関数による計算の結果との和の値が最高の又は所定値以上のビームのいずれかを、端末装置102が滞在するエリアに対応するビームとして特定しうる。その後、基地局装置101は、特定したビームの情報を端末装置102に通知する(S506)。なお、端末装置102が基地局装置101との接続を確立する必要がない場合などには、この通知は行われなくてもよい。すなわち、図5の処理は、ネットワーク側で端末装置102の位置を特定できれば足り、必ずしもその特定結果が端末装置102に通知される必要はない。
以上のようにして、端末装置102が滞在しているエリアに対応するビームを正確に特定することができる。このため、端末装置102の位置に基づいて実現される、特定の施設の入退場のタッチレス化などの処理を高精度に行うことが可能となる。

Claims (15)

  1. 1つ以上の基地局装置によって形成される1つ以上のビームのそれぞれについて、当該ビームの識別情報と当該ビームによって送出された電波の到来時間および受信電力の情報とを含んだ所定の情報を端末装置から取得する取得手段と、
    前記端末装置が滞在するエリアに対応するビームを、前記到来時間および前記受信電力に基づいて特定する特定手段と、
    を有することを特徴とする処理装置。
  2. 前記特定手段は、前記到来時間が所定時間以下であり、かつ、前記受信電力が所定電力以上であるビームの中から、前記端末装置が滞在するエリアに対応するビームを特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記特定手段は、前記到来時間が短いほど得点が高い第1の関数による計算の結果と、前記受信電力が高いほど得点が高い第2の関数による計算の結果との和によって、前記端末装置が滞在するエリアに対応するビームを特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の処理装置を含むことを特徴とする基地局装置。
  5. 前記所定の情報の送信を端末装置に要求する要求信号を送信する送信手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の基地局装置。
  6. 前記送信手段は、前記要求信号をブロードキャストで送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
  7. 前記送信手段は、さらに、前記到来時間に関する条件の情報を送信し、
    前記取得手段が取得する前記所定の情報が、当該条件によって制限される、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の基地局装置。
  8. 前記特定手段が特定したビームを前記端末装置に通知する通知する通知手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の基地局装置。
  9. 1つ以上の基地局装置によって形成されるビームのそれぞれによって送出された電波の到来時間と受信電力とを測定する測定手段と、
    前記測定手段によって得られた前記到来時間および前記受信電力の情報と当該情報に対応するビームの識別情報とを含んだ所定の情報を、前記1つ以上の基地局装置のうちの所定の基地局装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  10. 前記所定の情報の送信を要求する要求信号を前記所定の基地局装置から受信する受信手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記受信手段は、さらに、前記到来時間に関する条件の情報を受信し、
    前記送信手段は、前記条件を満たす前記到来時間を含んだ前記所定の情報を前記所定の基地局装置に送信し、前記条件を満たさない前記到来時間を含んだ前記所定の情報については前記所定の基地局装置に送信しない、
    ことを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
  12. 処理装置の制御方法であって、
    取得手段が、1つ以上の基地局装置によって形成される1つ以上のビームのそれぞれについて、当該ビームの識別情報と当該ビームによって送出された電波の到来時間および受信電力の情報とを含んだ所定の情報を端末装置から取得する取得工程と、
    特定手段が、前記端末装置が滞在するエリアに対応するビームを、前記到来時間および前記受信電力に基づいて特定する特定工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 端末装置の制御方法であって、
    測定手段が、1つ以上の基地局装置によって形成されるビームのそれぞれによって送出された電波の到来時間と受信電力とを測定する測定工程と、
    送信手段が、前記測定工程において得られた前記到来時間および前記受信電力の情報と当該情報に対応するビームの識別情報とを含んだ所定の情報を、前記1つ以上の基地局装置のうちの所定の基地局装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. 処理装置に備えられたコンピュータに、
    1つ以上の基地局装置によって形成される1つ以上のビームのそれぞれについて、当該ビームの識別情報と当該ビームによって送出された電波の到来時間および受信電力の情報とを含んだ所定の情報を端末装置から取得させ、
    前記端末装置が滞在するエリアに対応するビームを、前記到来時間および前記受信電力に基づいて特定させる、
    ためのプログラム。
  15. 端末装置に備えられたコンピュータに、
    1つ以上の基地局装置によって形成されるビームのそれぞれによって送出された電波の到来時間と受信電力とを測定させ、
    前記測定によって得られた前記到来時間および前記受信電力の情報と当該情報に対応するビームの識別情報とを含んだ所定の情報を、前記1つ以上の基地局装置のうちの所定の基地局装置に送信させる、
    ためのプログラム。
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