JP2019139712A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019139712A
JP2019139712A JP2018025189A JP2018025189A JP2019139712A JP 2019139712 A JP2019139712 A JP 2019139712A JP 2018025189 A JP2018025189 A JP 2018025189A JP 2018025189 A JP2018025189 A JP 2018025189A JP 2019139712 A JP2019139712 A JP 2019139712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
information
reading device
information processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018025189A
Other languages
English (en)
Inventor
誠 葛窪
Makoto Kuzukubo
誠 葛窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2018025189A priority Critical patent/JP2019139712A/ja
Publication of JP2019139712A publication Critical patent/JP2019139712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

【課題】店舗でのレジ業務の作業効率を向上させる技術を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、第1取得部110、第2取得部120、および、処理決定部130を備える。第1取得部110は、商品の移動方向を示す第1情報を取得する。第2取得部120は、商品を認識する媒体読取装置20の読取エリアにおける商品の滞在時間および当該媒体と媒体読取装置20との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得する。処理決定部130は、第1取得部110により取得された第1情報、および、第2取得部120により取得された第2情報の組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、店舗業務を支援する技術に関する。
店舗で商品を購入する際、料金の支払いを行う、または、ポイントサービスを受けるために、非接触型のICカードといった媒体を提示することがある。
非接触ICカードを利用する際の作業効率を向上させる技術が、例えば、下記特許文献1乃至3に開示されている。下記特許文献1には、上下あるいは左右に非対称な形状を有するアンテナの近傍で非接触ICカードを移動させたときに生じる反射電力の変化のパタンに基づいて当該非接触ICカードをかざした方向を検出し、その方向に応じたサービスを実行する技術が開示されている。また、下記特許文献2には、カードリーダライタの一面の上下左右に設けられた赤外線センサの出力に基づいて非接触ICカードの移動方向を検出し、その方向に応じた種類の電子マネーを利用する技術が開示されている。また、下記特許文献3にも、非接触ICカードの移動方向を検出し、その方向に応じた処理を実行する技術が開示されている。
特開2010−15415号公報 特開2009−64260号公報 特開2012−44249号公報
上述の特許文献1乃至3の技術のように、非接触ICカードの移動方向別に異なる処理を実行可能とすることにより、会計時の操作を簡略化してレジ業務の効率を向上させることができる。しかしながら、上述の特許文献1乃至3の技術では、実行すべき機能を直線的な移動方向のみで認識するため、実行可能とする機能の数に限りがある。より多くの機能を実行可能とすることで、レジ業務の作業をより効率化することができる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、店舗でのレジ業務の作業効率を向上させる技術を提供することである。
本発明によれば、
可搬型媒体の移動方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
前記可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアにおける前記可搬型媒体の滞在時間および前記可搬型媒体と前記媒体読取装置との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
を備える情報処理装置が提供される。
コンピュータが、
可搬型媒体の移動方向を示す第1情報を取得し、
前記可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアにおける前記可搬型媒体の滞在時間および前記可搬型媒体と前記媒体読取装置との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得し、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する、
ことを含む情報処理方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータに、上述の商品登録方法を実行させるプログラムが提供される。
本発明によれば、
可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアに対する前記可搬型媒体の入場方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
前記読取エリアに対する前記可搬型媒体の退場方向を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
を備える情報処理装置が提供される。
本発明によれば、店舗でのレジ業務の作業効率を向上させることができる。
本発明に係る情報処理装置の動作を概念的に示す図である。 第1実施形態における情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 媒体と媒体読取装置との距離を調整する方法の一例を示す図である。 第1実施形態の情報処理装置により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 第2取得部が媒体と媒体読取装置との間の距離を取得する流れの一例を示す図である。 定義情報の一例を示す図である。 定義情報の他の一例を示す図である。 定義情報の他の一例を示す図ある。 第2実施形態における情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 表示制御部がディスプレイに表示する情報の一例を示す図である。 媒体読取装置に対する媒体の入場方向および退場方向を具体的に例示する図である。 第3実施形態における定義情報の一例を示す図である。 媒体が読み取られる前の段階で表示される画面の一例を示す図である。 媒体が読み取られた後に表示される画面の一例を示す図である。
〔概要〕
まず、本発明の概要について説明する。図1は、本発明に係る情報処理装置の動作を概念的に示す図である。なお、図1は、情報処理装置10の動作の理解を容易にすることを目的とする単なる例示である。よって、情報処理装置10の動作は図1によって何ら限定されない。
情報処理装置10を含むシステムの構成について概略的に説明する。図1の例において、情報処理装置10には、媒体読取装置20および撮像装置30が接続されている。情報処理装置10は、レジ業務で使用される装置である。媒体読取装置20は、会計時に提示される可搬型の媒体(例:非接触型のICカード)と通信して、媒体から情報を読み取る装置である。撮像装置30は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を使用した撮像素子を有するカメラなどである。撮像装置30は、媒体を媒体読取装置20に読み取らせる動きを映像に収めるために、媒体読取装置20の近傍を撮像範囲に含むように設置される。また、図示していないが、媒体読取装置20の周囲あるいは媒体読取装置20の上面(媒体を近づける面)に、複数のセンサ(例:赤外線センサ)が備えられていてもよい。この場合、情報処理装置10は、複数のセンサからの出力に基づいて、媒体の移動方向を認識することができる。なお、媒体の移動方向を認識するための複数のセンサが設けられている場合、撮像装置30はなくてもよい。
本発明における処理の流れを概略的に説明する。図1に例示されるように、情報処理装置10は2つの情報を取得する。1つは、媒体の移動方向を示す情報(以下、「第1情報」と表記)である。なお、情報処理装置10は、撮像装置30により生成された画像を解析することによって、媒体の移動方向を示す第1情報を取得することができる。もう1つは、媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間および当該媒体と媒体読取装置20との間の距離の少なくともいずれか一方を示す情報(以下、「第2情報」と表記)である。なお、図1の例において、媒体読取装置20の読取エリアは点線の円で示されている。そして、情報処理装置10は、取得した第1情報と第2情報との組み合わせに応じた処理を実行する。例えば、媒体がポイントサービスで利用される非接触ICカードである場合、情報処理装置10は、第1情報と第2情報との組み合わせに応じて、ポイントを貯める処理やポイントを利用する処理を実行する。
本発明に係る情報処理装置10によれば、キーボードやタッチパネル等を使わない操作(短縮操作)によって、複数の異なる処理を状況に応じて使い分けることができる。これにより、会計処理が円滑に進み、レジ業務の作業効率を向上させる効果が見込める。また、本発明に係る情報処理装置10では、媒体の移動方向を示す第1情報に加え、媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間および当該媒体と媒体読取装置20との間の距離の少なくとも一方を示す第2情報を用いて、実行すべき処理が決定される。これにより、短縮操作で実行可能な処理の数を増やして、レジ業務の作業をより円滑にすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
[第1実施形態]
〔機能構成例〕
図2は、第1実施形態における情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。図2に示されるように、情報処理装置10は、媒体読取装置20および撮像装置30と通信可能に接続されている。なお、情報処理装置10と、媒体読取装置20および撮像装置30の少なくとも一方とが、1つの装置として構成されていてもよい。情報処理装置10は、第1取得部110、第2取得部120、および処理決定部130を有する。
第1取得部110は、媒体の移動方向を示す第1情報を取得する。第2取得部120は、媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間および当該媒体と媒体読取装置20との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得する。処理決定部130は、第1取得部110により取得された第1情報と第2取得部120により取得された第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する。例えば、処理決定部130は、方向を示す情報と時間および距離の少なくともいずれか一方を示す情報との組み合わせ毎に実行すべき処理を定義している定義情報を参照することにより、第1情報および第2情報の組み合わせに対応する処理を特定できる。定義情報は、例えば、情報処理装置10のストレージデバイス(図示せず)などに予め記憶されている。
〔ハードウエア構成例〕
情報処理装置10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置10の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図3は、情報処理装置10のハードウエア構成を例示するブロック図である。情報処理装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は情報処理装置10の各機能(第1取得部110、第2取得部120、処理決定部130など)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。
入出力インタフェース1050は、情報処理装置10と各種入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース1050には、媒体読取装置20が接続されている。媒体読取装置20は、例えば、非接触式のカードリーダ/ライタである。
また、図3の例では、入出力インタフェース1050には、撮像装置30が更に接続されている。撮像装置30は、媒体読取装置20の近傍に配置されており、媒体読取装置20に媒体を読み取らせる際の動きを撮影する。第1取得部110は、撮像装置30により生成された画像を解析することにより、媒体の移動方向を特定することができる。
また、図示しないが、媒体の移動方向を取得するための装置として、当該媒体読取装置20の周囲、あるいは、媒体読取装置20の上面(媒体をかざす面)に複数のセンサ(赤外線センサなど)が設けられていてもよい。この場合、第1取得部110は、赤外線センサからの出力に基づいて、媒体読取装置20にかざされた媒体についての移動方向を特定することができる。また、赤外線センサを用いる場合、第2取得部120は、媒体読取装置20により媒体が読み取られた際の、当該媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す情報を取得することができる。なお、顧客等が媒体を媒体読取装置20にかざす際、媒体と媒体読取装置20との間に自身の指を入れることによって、媒体と媒体読取装置20との距離を容易に調整することができる(例:図4)。図4は、媒体と媒体読取装置20との距離を調整する方法の一例を示す図である。例えば、媒体と媒体読取装置20との間に指を入れずに媒体を媒体読取装置20に密着させた場合(図4(a))、第2取得部120は、媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す第2情報として大よそ「0cm」といった情報を赤外線センサから取得することができる。また例えば、媒体と媒体読取装置20との間に指を1本入れた場合(図4(b))、第2取得部120は、媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す第2情報として大よそ「1cm」といった情報を赤外線センサから取得することができる。また例えば、媒体と媒体読取装置20との間に指を2本入れた場合(図4(c))、第2取得部120は、媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す第2情報として大よそ「2cm」といった情報を赤外線センサから取得することができる。なおこの場合において、第2取得部120は、撮像装置30などにより生成された画像を解析して、媒体と媒体読取装置20との間にある指の数を認識し、その数に応じて媒体と媒体読取装置20との間の距離を決定してもよい。例えば、第2取得部120は、画像を解析した結果、媒体と媒体読取装置20との間に指が2本あると認識した場合、媒体と媒体読取装置20との間の距離を「2cm」と判断してもよい。
また、図示していないが、媒体の移動方向を特定するために、複数の媒体読取装置20が入出力インタフェース1050に接続されていてもよい。例えば、会計処理を行うレジカウンターにおいて、それぞれ上下左右方向に対応する4つの媒体読取装置20が配置されていてもよい。この場合、第1取得部110は、媒体を読み取った媒体読取装置20の順番に基づいて、媒体の移動方向を特定することができる。
ネットワークインタフェース1060は、情報処理装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
なお、情報処理装置10のハードウエア構成は図3に例示される構成に限定されない。例えば、入出力インタフェース1050には、媒体読取装置20のほか、店舗の業務で利用するその他の装置が接続されていてもよい。店舗の業務で利用するその他の装置とは、例えば、バーコードスキャナ、マウスやキーボードなど入力装置、業務画面を表示するディスプレイ、入力装置とディスプレイが一体となったタッチパネル、キャッシャ、ドロワ、自動釣銭機などである。
〔処理の流れ〕
図5は、第1実施形態の情報処理装置10により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。なお図5では、第2取得部120が媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間を第2情報として取得する流れが例示されている。これに限らず、情報処理装置10は、媒体の滞在時間に代えて(或いは加えて)、媒体を読み取る際の媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す情報を第2情報として取得してもよい。
第1取得部110は、媒体の移動方向を示す第1情報を取得する(S102)。例えば、第1取得部110は、撮像装置30により撮影された画像や動画を解析することにより、当該画像や動画の中で媒体として認識された物体の動き(移動方向)を示す第1情報を取得することができる。例えば、撮像装置30が媒体読取装置20の読取面を上側から撮影しているケースを考える。この場合、第1取得部110は、撮像装置30によって生成された画像において媒体が侵入してきた方向あるいは退場していく方向を、その媒体の移動方向として認識することができる。また例えば、第1取得部110は、既知の物体追跡アルゴリズムを利用して複数の画像それぞれでの媒体の位置を追跡することにより、その媒体の移動方向を認識することができる。また、媒体読取装置20の読取面等にセンサが設けられている場合、第1取得部110は、当該センサの出力に基づいて第1情報を取得することができる。例えば、媒体読取装置20の読取面において上側に設けられたセンサで物体(媒体)が検出された場合、第1取得部110は、媒体読取装置20の読取面において上側に設けられたセンサの出力を基に、媒体の移動方向を「上から下」と特定することができる。なお、第1取得部110は、複数のセンサの出力に基づいて、媒体の移動方向を特定してもよい。例えば、初めに媒体読取装置20の読取面の上側に設けられたセンサが媒体を検出し、次に、当該読取面の下側に設けられたセンサが媒体を検出した場合に、第1取得部110は、媒体の移動方向を「上から下」と特定してもよい。
第2取得部120は、媒体読取装置20の読取エリアでの媒体の滞在時間および媒体読取時の当該媒体と媒体読取装置20との距離の少なくとも一方を示す第2情報を取得する(S104)。例えば、第2取得部120は、撮像装置30により生成された画像又は動画解析することによって、媒体読取装置20の読取エリア内に媒体が滞在していた時間を算出することができる。具体的には、第2取得部120は、媒体が撮像装置30の撮像範囲に含まれてから撮像範囲外に出ていくまでの時間を、その媒体の滞在時間として取得することができる。また例えば、媒体読取装置20の読取面等に赤外線センサ(図示せず)が設けられている場合、第2取得部120は、当該赤外線センサの出力に基づいて第2情報を取得することができる。具体的には、第2取得部120は、媒体読取装置20の読取面に設けられたセンサから、媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す情報を取得することができる。その他にも、第2取得部120は、媒体読取装置20の読取面に設けられたセンサによって、物体(媒体)が検出されてから当該物体(媒体)が検出されなくなるまでの時間を、媒体の滞在時間として取得することができる。また、第2取得部120は、媒体読取装置20により媒体が読み取られた時点(例えば、読取音が鳴った時点)を基準として、媒体の滞在時間をカウントし始めてもよい。また、第2取得部120は、例えば図6に示すようにして、媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す情報を取得してもよい。図6は、第2取得部120が媒体と媒体読取装置20との間の距離を取得する流れの一例を示す図である。図6に示されるように、媒体は、媒体読取装置20によって読み取られた後、当該媒体読取装置20の上方に移動させられる。そして、第2取得部120は、媒体が所定時間静止したタイミングにおける、媒体と媒体読取装置20との距離dを示す情報を、第2情報として取得する。例えば、第2取得部120は、媒体を媒体読取装置20の上方で静止させた状態を示す画像の解析結果、或いは、媒体を媒体読取装置20の上方で静止させた状態での赤外線センサの出力を基に、当該状態での媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す第2情報を取得することができる。
処理決定部130は、第1取得部110により取得された第1情報と、第2取得部120により取得された第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を特定する(S106)。
例えば、処理決定部130は、方向を示す情報と時間および距離の少なくともいずれか一方を示す情報との組み合わせ毎に実行すべき処理を定義している定義情報(例:図7)を参照することにより、第1情報および第2情報の組み合わせに対応する処理を特定する。図7は、定義情報の一例を示す図である。図7に例示される定義情報は、方向を示す情報に対応付けて実行すべき処理を定義している。図7に例示される定義情報は、実行すべき処理として、「電子マネーサービスの処理」を定義している。なお、図7に例示される定義情報はあくまで一例であり、定義情報はこれに限定されない。例えば、定義情報は、実行すべき処理として、「店舗で利用可能なポイントサービスの処理」を定義していてもよい。また、定義情報は、その他の任意の処理を定義していてもよい。また、媒体と媒体読取装置20との距離を示す情報を第2情報として利用する場合、定義情報には、時間を示す情報に代えて(或いは加えて)、距離を示す情報が含まれていてもよい(例:図8、図9)。図8および図9は、定義情報の他の一例を示す図である。図8は、方向を示す情報と、距離を示す情報との組み合わせ毎に実行すべき処理を定義している定義情報の一例である。また、図9は、方向を示す情報、時間を示す情報、および距離を示す情報の組み合わせ毎に実行すべき処理を定義している定義情報の一例である。図7乃至図9に例示されるような定義情報は、例えばストレージデバイス1040などに予め記憶されている。この場合、ストレージデバイス1040は、定義情報記憶部と呼ぶこともできる。なお、情報処理装置10と通信可能に接続された外部装置(図示せず)が定義情報記憶部を有していてもよい。この場合、処理決定部130は、当該外部装置とネットワークインタフェース1060を介して通信することにより、定義情報を参照することができる。
図7に示す定義情報に基づく処理決定部130の具体的な動作の例を説明する。第1の例として、第1取得部110が商品の移動方向として「左から右」を示す第1情報を取得し、第2取得部120が商品の滞在時間として「3秒」を示す第2情報を取得したとする。この場合、処理決定部130は、これら第1情報および第2情報の組み合わせと、図7に例示される定義情報とに基づいて、「ポイント使用(使用するポイントを指定)」という処理を「実行すべき処理」として特定する。また第2の例として、第1取得部110が商品の移動方向として「上から下」を示す第1情報を取得したとする。この場合、処理決定部130は、第2取得部120がどのような第2情報を取得したかに依らず、「お釣りをチャージする」という処理を「実行すべき処理」として特定する。
そして、処理決定部130は、S106の処理で決定した「実行すべき処理」を実行する(S108)。上述の段落で挙げた第1の例では、処理決定部130は、例えば、使用するポイントの指定を受け付ける画面を、顧客用のディスプレイ装置(図示せず)に表示する処理を実行する。なお、各種画面を描画するためのデータは、例えば、ストレージデバイス1040に記憶されている。上述の段落で挙げた第2の例では、処理決定部130は、例えば、商品代金の支払いにおいて発生したお釣りを、媒体読取装置20を介して媒体にチャージする処理を実行する。
以上、本実施形態では、媒体の移動方向を示す第1情報に加え、媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間および当該媒体と媒体読取装置20との距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を用いて、実行すべき処理が決定される。
本実施形態の情報処理装置10によれば、キーボード等を使用しない短縮操作によって、レジ担当の店員の作業効率を向上させることができる。また、本実施形態によれば、1つの方向に対して複数の処理を登録できるようになる。これにより、短縮操作で実行可能な処理の数を増やして、レジ業務の作業をより円滑化することができる。
〔変形例〕
なお、本実施形態の構成は、上述の例に制限されない。例えば、第1取得部110は、媒体の移動方向として、上下左右の方向に加えて斜め方向を認識するように構成されていてもよい。
また例えば、媒体読取装置20が媒体を検出した後で第1取得部110および第2取得部120が第1情報および第2情報を取得し、処理決定部130がその第1情報および第2情報の組み合わせに応じた処理を決定するように構成されていてもよい。この場合、情報処理装置10は例えば次のように動作する。まず、顧客あるいはレジ担当の店員が、媒体を右から左に動かして媒体読取装置20の読取エリアに入れたとする。この段階では、第1取得部110および第2取得部120は、未だ第1情報および第2情報を取得しない。その後、顧客あるいは店員が、媒体を媒体読取装置20の読取エリアに3秒間滞在させ、かつ、その媒体を左から右方向に動かしたとする。この場合、第1取得部110は、商品の移動方向として「左から右」を示す第1情報を取得する。また、第2取得部120は、媒体の滞在時間を示す情報として「3秒」を示す第2情報を取得する。そして、処理決定部130は、これら第1情報および第2情報の組み合わせと、図7に例示される定義情報とに基づいて、「ポイント使用(使用するポイントを指定)」という処理を実行すべき処理として決定する。このようにしても、上述したような作用および効果を得ることができる。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態で説明したように、本発明では、第1情報と第2情報との組み合わせに応じて実行すべき処理が変化する。ここで、媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間、または、媒体と媒体読取装置20との間の距離を把握することができれば、意図しない処理を誤って実行する可能性を低減できる。本実施形態では、これらの情報を把握可能とする構成を有する点において、上述の第1実施形態と相違する。
〔機能構成例〕
図10は、第2実施形態における情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。図10に示されるように、本実施形態の情報処理装置10は、第1実施形態の構成に加え、表示制御部140を更に備える。
表示制御部140は、第2取得部120により取得された第2情報を、ディスプレイ142に出力する。ディスプレイ142は、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物(顧客または店員)に、各種情報を通知するための装置である。ディスプレイ142は。例えば、入出力インタフェース1050を介して情報処理装置10に接続されている。ここで、第2取得部120は、撮像装置30により生成された画像の解析結果や図示しない赤外線センサの出力を基に、媒体の滞在時間または媒体と媒体読取装置20との間の距離を逐次更新している。表示制御部140は、第2取得部120から、媒体の滞在時間または媒体と媒体読取装置20との距離の最新情報を取得する。そして、表示制御部140は、ディスプレイ142に第2情報を出力する。
本実施形態によれば、情報処理装置10が認識している第2情報(媒体の滞在時間および媒体と媒体読取装置20との間の距離の少なくとも一方)が、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物に対して通知される。これにより、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物は、情報処理装置10により認識されている、媒体読取装置20の読取エリアにおける媒体の滞在時間および媒体と媒体読取装置20との間の距離の少なくとも一方を知ることができる。媒体の滞在時間または媒体と媒体読取装置20との距離がわかることにより、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物は、所望の処理を実行させるための操作を正確に行うことが可能となる。
〔表示制御部140による表示の具体例〕
図11を用いて、表示制御部140による表示の具体例を説明する。図11は、表示制御部140がディスプレイ142に表示する情報の一例を示す図である。なお図11では、第2情報として「媒体の滞在時間」が表示される例が示されている。この場合、表示制御部140は、例えば次のように動作する。まず、表示制御部140は、現時点での媒体の滞在時間を示す第2情報を送信するよう、第2取得部120に要求する。そして、表示制御部140は、第2取得部120から取得した第2情報をディスプレイ142上に表示する(例えば、図11のA)。なお、表示制御部140は、第2取得部120に定期的に第2情報の送信を要求する。表示制御部140が第2取得部120から第2情報を受け取る度に、画面上の滞在時間の表示が更新される。このようにディスプレイ142に表示される情報により、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物が、情報処理装置10により認識されている、媒体の滞在時間または媒体と媒体読取装置20との間の距離を容易に把握することができる。
また、図11に示されるように、表示制御部140は、第1取得部110によって取得された第1情報を、ディスプレイ142に更に表示するように構成されていてもよい。この場合、表示制御部140は、例えば次のように動作する。まず、表示制御部140は、媒体の移動方向を示す第1情報を送信するように第1取得部110に要求する。そして、表示制御部140は、第1取得部110から取得した第1情報をディスプレイ142上に表示する(例えば、図11のB)。このようにディスプレイ142に表示される情報により、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物が、情報処理装置10により認識されている、媒体の移動方向を容易に把握することができる。また、図11の例において、媒体の移動方向を示す第1情報(符号94)は、媒体の滞在時間または媒体と媒体読取装置20との間の距離を示す第2情報(符号92)と共に、ディスプレイ142上に表示されている。媒体読取装置20に媒体をかざしている人物は、図11に例示されるようなディスプレイ142上の表示された第1情報および第2情報を確認することによって、現時点でどの処理が実行され得るかを把握することができる。
また、図11に例示されるように、表示制御部140は、「現時点の第1情報と第2情報との組み合わせに対応する処理」に関する情報を更に表示するように構成されていてもよい。この場合、表示制御部140は、例えば次のように動作する。まず、表示制御部140は、第1取得部110により取得された第1情報と、第2取得部120により取得された第2情報とを基に決定される「実行すべき処理」の情報を送信するよう、処理決定部130に要求する。そして、表示制御部140は、処理決定部130から取得した「実行すべき処理」に関する情報をディスプレイ142上に表示する(例えば、図11のC)。このようにディスプレイ142上に表示される情報を確認することにより、媒体読取装置20に媒体をかざしている人物は、自身が行った操作に応じて実行される処理をより正確に把握することができる。
なお、図11において、表示制御部140が、第1情報、第2情報、および、第1情報と第2情報との組み合わせに対応する処理に関する情報とを含む画面をディスプレイ142に表示させる例を示したが、表示制御部140による表示は図11の例に制限されない。例えば、表示制御部140は、第2情報および第1情報と第2情報との組み合わせに対応する処理に関する情報を含み、かつ、第1情報を含まない画面をディスプレイ142に表示するように構成されていてもよい。
[第3実施形態]
本実施形態における情報処理装置10は、媒体読取装置20の読取エリアに対する媒体の入場方向を示す情報を「第1情報」として、また、媒体読取装置20の読取エリアからの媒体の退場方向を示す情報「第2情報」として用いる点を除き、上述の第1および第2実施形態と同様の構成を有する。
〔機能構成例〕
本実施形態における情報処理装置10の機能構成図は、例えば、図2や図10と同様である。本実施形態において、第1取得部110は、媒体読取装置20の読取エリアに対する媒体の入場方向(読取前の媒体の移動方向)を示す第1情報を取得する。また、本実施形態において、第2取得部120は、媒体読取装置20の読取エリアに対する媒体の退場方向(読取後の媒体の移動方向)を示す第2情報を取得する。そして、本実施形態の処理決定部130は、媒体の入場方向を示す第1情報と、媒体の退場方向を示す第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する。
〔処理の流れ〕
本実施形態の情報処理装置10によって実行される処理の流れを、図を用いて具体的に例示する。まず、図12を用いて、第1取得部110および第2取得部120の動作例について説明する。図12は、媒体読取装置20に対する媒体の入場方向および退場方向を具体的に例示する図である。
図12(a)では、媒体が媒体読取装置20の右側から入場する様子が描かれている。この場合、第1取得部110は、媒体読取装置20の読取エリアに対する媒体の入場方向(読取前の媒体の移動方向)を示す第1情報として、「左から読取エリアへ移動した」ことを示す情報を取得する。なお、第1取得部110は、上述の実施形態で説明したように、画像の解析結果や赤外線センサの出力などに基づいて、媒体の移動方向を把握することができる。
また、図12(b)では、媒体が媒体読取装置20の読取エリアから上方向に退場する様子が描かれている。この場合、第2取得部120は、媒体読取装置20の読取エリアに対する媒体の退場方向(読取後の媒体の移動方向)を示す第2情報として、「読取エリアから上へ移動した」ことを示す情報を取得する。なお、第2取得部120は、第1取得部110と同様に、画像の解析結果や赤外線センサの出力などに基づいて、媒体の移動方向を把握することができる。
なお、第1取得部110および第2取得部120は、媒体読取装置20と通信して媒体読取装置20による媒体の読取状態を監視することによって、媒体読取装置20によって媒体が読み取られたか否かを判断することができる。例えば、第1取得部110および第2取得部120は、媒体を読み取ったことを示す信号が媒体読取装置20から取得できた場合に、媒体読取装置20が媒体を読み取ったと判断できる。また、第1取得部110および第2取得部120は、媒体読取時に媒体読取装置20から発せられる所定の読取音を図示しないマイクなどで拾うことができた場合に、媒体読取装置20が媒体を読み取ったと判断できる。媒体読取装置20によって媒体が読み取られる前の段階では、第1取得部110が、画像や赤外線センサの出力等に基づいて、読取前の媒体の移動方向を示す第1情報を取得する。また、媒体読取装置20によって媒体が読み取られた後の段階では、第2取得部120が、画像や赤外線センサの出力等に基づいて、読取後の媒体の移動方向を示す第2情報を取得する。
そして、処理決定部130は、第1取得部110が取得した、読取前の媒体の移動方向を示す第1情報と、第2取得部120が取得した、読取後の媒体の移動方向を示す第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する。例えば、処理決定部130は、図13に示すような定義情報を用いて、実行すべき処理を決定することができる。図13は、第3実施形態における定義情報の一例を示す図である。図13に例示される定義情報は、「読取前の媒体の移動方向」と「読取後の媒体の移動方向」との組み合わせに応じて実行すべき処理を定義している。例えば、第1情報が「左から読取エリアへ」を示し、かつ、第2情報が「読取エリアから上へ」を示す場合、処理決定部130は、「ポイント使用(使用可能なポイントを全て使用)」という処理を「実行すべき処理」として決定することができる。
以上、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態の情報処理装置10が、第2実施形態と同様に表示制御部140およびディスプレイ142を備えている場合、表示制御部140は、例えば図14および図15に示されるような画面を表示してもよい。
図14は、媒体が読み取られる前の段階で表示される画面の一例を示す図である。表示制御部140は、媒体が読み取られる前の段階では、ディスプレイ142に、媒体読取装置20の読取エリアに対する媒体の入場方向毎に定義された処理に関する情報を表示させる。表示制御部140は、例えば、図13に例示される定義情報から、媒体の入場方向に対応する処理を特定することができる。具体的には、表示制御部140は、図13で例示される定義情報を基に、媒体が「上から読取エリアへ」移動する場合に実行すべき処理は、「お釣りをチャージする」という処理であると判断できる。また、表示制御部140は、図13で例示される定義情報を基に、媒体が「下から読取エリアへ」移動する場合に実行すべき処理は「指定金額をチャージする」という処理と判断できる。また、表示制御部140は、図13で例示される定義情報を基に、媒体が「右から読取エリアへ」移動する場合に実行すべき処理は「ポイントを貯める」という処理と判断できる。また、表示制御部140は、図13で例示される定義情報を基に、媒体が「左から読取エリアへ」移動する場合に実行すべき処理は「ポイントを使用する」という処理と判断できる。この結果を基に、表示制御部140は、図14に例示されるような画面を表示させるための描画データを生成し、ディスプレイ142に出力する。
また、図15は、媒体が読み取られた後に表示される画面の一例を示す図である。表示制御部140は、媒体が読み取られた後、ディスプレイ142に、媒体読取時の媒体の入場方向を前提として、媒体の退場方向毎に実行すべき処理に関する情報を表示させる。表示制御部140は、例えば、図13に例示される定義情報から、媒体読取時の媒体の入場方向を前提として、媒体の退場方向毎に実行すべき処理を特定することができる。一例として、媒体読取時の媒体の入場方向が「左から読取装置へ」移動する方向であったとする。この場合、表示制御部140は、図13で例示される定義情報を基に、媒体が「読取エリアから上へ」移動する場合に実行すべき処理が「使用可能なポイントを全て使用」という処理であると特定することができる。また、表示制御部140は、図13で例示される定義情報を基に、媒体が「読取エリアから下へ」移動する場合に実行すべき処理が「使用するポイントを指定」という処理であると特定することができる。この結果を基に、表示制御部140は、図15に例示されるような画面を表示させるための描画データを生成し、ディスプレイ142に出力する。
上述したような表示を行うことにより、顧客等が、媒体を媒体読取装置20にかざす際、所望の処理を実行するために媒体をかざすべき方向を容易に把握することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いたフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.
可搬型媒体の移動方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
前記可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアにおける前記可搬型媒体の滞在時間および前記可搬型媒体と前記媒体読取装置との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
を備える情報処理装置。
2.
前記第1取得手段は、前記可搬型媒体を前記媒体読取装置に読み取らせる際の動きを撮影する撮像装置から取得した画像を解析することにより、前記可搬型媒体の移動方向を特定する、
1.に記載の情報処理装置。
3.
方向を示す情報と時間および距離の少なくとも一方を示す情報との組み合わせ別に実行すべき処理を定義している定義情報を記憶する定義情報記憶手段を更に備え、
前記処理決定手段は、前記定義情報を用いて、前記第1情報が示す方向と前記第2情報が示す時間および距離の少なくとも一方との組み合わせに対応する処理を特定する、
1.または2.に記載の情報処理装置。
4.
前記第2取得手段により取得された前記第2情報をディスプレイに表示させる表示制御手段を更に備える、
1.から3.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
5.
前記表示制御手段は、前記第1取得手段により取得された前記第1情報を前記ディスプレイに更に表示させる、
4.に記載の情報処理装置。
6.
前記表示制御手段は、前記処理決定手段により決定された前記実行すべき処理を示す情報を前記ディスプレイに更に表示させる、
4.または5.に記載の情報処理装置。
7.
前記処理決定手段は、前記第1情報が示す方向と前記第2情報が示す時間および距離の少なくとも一方との組み合わせに基づいて、電子マネーサービスまたはポイントサービスで実行すべき処理を決定する、
1.から6.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
8.
コンピュータが、
可搬型媒体の移動方向を示す第1情報を取得し、
前記可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアにおける前記可搬型媒体の滞在時間および前記可搬型媒体と前記媒体読取装置との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得し、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する、
ことを含む情報処理方法。
9.
前記コンピュータが、
前記可搬型媒体を前記媒体読取装置に読み取らせる際の動きを撮影する撮像装置から取得した画像を解析することにより、前記可搬型媒体の移動方向を特定する、
ことを含む8.に記載の情報処理方法。
10.
前記コンピュータが、
所定の記憶手段に記憶されている、方向を示す情報と時間および距離の少なくとも一方を示す情報との組み合わせ別に実行すべき処理を定義している定義情報を用いて、前記第1情報が示す方向と前記第2情報が示す時間および距離の少なくとも一方との組み合わせに対応する処理を特定する、
ことを含む8.または9.に記載の情報処理方法。
11.
前記コンピュータが、
取得された前記第2情報をディスプレイに表示させる、
ことを含む8.から10.のいずれか1つに記載の情報処理方法。
12.
前記コンピュータが、
取得された前記第1情報を前記ディスプレイに更に表示させる、
ことを含む11.に記載の情報処理方法。
13.
前記コンピュータが、
決定された前記実行すべき処理を示す情報を前記ディスプレイに更に表示させる、
ことを含む11.または12.に記載の情報処理方法。
14.
前記コンピュータが、
前記第1情報が示す方向と前記第2情報が示す時間および距離の少なくとも一方との組み合わせに基づいて、電子マネーサービスまたはポイントサービスで実行すべき処理を決定する、
ことを含む8.から13.のいずれか1つに記載の情報処理方法。
15.
コンピュータに8.から14.のいずれか1つに記載の情報処理方法を実行させるプログラム。
16.
可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアに対する前記可搬型媒体の入場方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
前記読取エリアに対する前記可搬型媒体の退場方向を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
を備える情報処理装置。
17.
コンピュータが、
可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアに対する前記可搬型媒体の入場方向を示す第1情報を取得し、
前記読取エリアに対する前記可搬型媒体の退場方向を示す第2情報を取得し、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する、
ことを含む情報処理方法。
18. コンピュータに、17.に記載の情報処理方法を実行させるプログラム。
10 情報処理装置
1010 バス
1020 プロセッサ
1030 メモリ
1040 ストレージデバイス
1050 入出力インタフェース
1060 ネットワークインタフェース
110 第1取得部
120 第2取得部
130 処理決定部
140 表示制御部
20 媒体読取装置
30 撮像装置
明細書によれば、
可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアに対する前記可搬型媒体の入場方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
前記読取エリアに対する前記可搬型媒体の退場方向を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
を備える情報処理装置が提供される。

Claims (10)

  1. 可搬型媒体の移動方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
    前記可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアにおける前記可搬型媒体の滞在時間および前記可搬型媒体と前記媒体読取装置との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
    前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1取得手段は、前記可搬型媒体を前記媒体読取装置に読み取らせる際の動きを撮影する撮像装置から取得した画像を解析することにより、前記可搬型媒体の移動方向を特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 方向を示す情報と時間および距離の少なくとも一方を示す情報との組み合わせ別に実行すべき処理を定義している定義情報を記憶する定義情報記憶手段を更に備え、
    前記処理決定手段は、前記定義情報を用いて、前記第1情報が示す方向と前記第2情報が示す時間および距離の少なくとも一方との組み合わせに対応する処理を特定する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2取得手段により取得された前記第2情報をディスプレイに表示させる表示制御手段を更に備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記第1取得手段により取得された前記第1情報を前記ディスプレイに更に表示させる、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記処理決定手段により決定された前記実行すべき処理を示す情報を前記ディスプレイに更に表示させる、
    請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理決定手段は、前記第1情報が示す方向と前記第2情報が示す時間および距離の少なくとも一方との組み合わせに基づいて、電子マネーサービスまたはポイントサービスで実行すべき処理を決定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが、
    可搬型媒体の移動方向を示す第1情報を取得し、
    前記可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアにおける前記可搬型媒体の滞在時間および前記可搬型媒体と前記媒体読取装置との間の距離の少なくともいずれか一方を示す第2情報を取得し、
    前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する、
    ことを含む情報処理方法。
  9. コンピュータに請求項8に記載の情報処理方法を実行させるプログラム。
  10. 可搬型媒体を読み取る媒体読取装置の読取エリアに対する前記可搬型媒体の入場方向を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
    前記読取エリアに対する前記可搬型媒体の退場方向を示す第2情報を取得する第2取得手段と、
    前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに基づいて、実行すべき処理を決定する処理決定手段と、
    を備える情報処理装置。
JP2018025189A 2018-02-15 2018-02-15 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Pending JP2019139712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025189A JP2019139712A (ja) 2018-02-15 2018-02-15 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025189A JP2019139712A (ja) 2018-02-15 2018-02-15 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019185734A Division JP2020021504A (ja) 2019-10-09 2019-10-09 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019139712A true JP2019139712A (ja) 2019-08-22

Family

ID=67694134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018025189A Pending JP2019139712A (ja) 2018-02-15 2018-02-15 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019139712A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324912A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御装置
JP2005336733A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Tokyu Construction Co Ltd Icカード式電子錠システム
JP2007529057A (ja) * 2003-10-20 2007-10-18 松下電器産業株式会社 非接触icカード
JP2008500602A (ja) * 2004-05-25 2008-01-10 松下電器産業株式会社 半導体メモリカード
JP2009064260A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Sanden Corp 記憶媒体用リーダライタ
JP2010015415A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> リーダライタ、サービス提供システム、可搬記録媒体操作判別方法およびサービス提供方法
JP2011175583A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Casio Computer Co Ltd 表示装置及びプログラム
JP2013045217A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 入力装置
JP2016192088A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本電気株式会社 商品登録装置、精算システム、プログラム、及び制御方法
JP2017152859A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 大日本印刷株式会社 操作認証システム,リーダライタ装置および携帯端末

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529057A (ja) * 2003-10-20 2007-10-18 松下電器産業株式会社 非接触icカード
JP2005324912A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御装置
JP2005336733A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Tokyu Construction Co Ltd Icカード式電子錠システム
JP2008500602A (ja) * 2004-05-25 2008-01-10 松下電器産業株式会社 半導体メモリカード
JP2009064260A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Sanden Corp 記憶媒体用リーダライタ
JP2010015415A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> リーダライタ、サービス提供システム、可搬記録媒体操作判別方法およびサービス提供方法
JP2011175583A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Casio Computer Co Ltd 表示装置及びプログラム
JP2013045217A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 入力装置
JP2016192088A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本電気株式会社 商品登録装置、精算システム、プログラム、及び制御方法
JP2017152859A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 大日本印刷株式会社 操作認証システム,リーダライタ装置および携帯端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6686290B2 (ja) システム及び方法
US20160371524A1 (en) Commodity recognition apparatus and commodity recognition method
US9569665B2 (en) Commodity recognition apparatus
JP2018129038A (ja) 物品認識装置及び物品認識方法
US20130208122A1 (en) Commodity reading apparatus and commodity reading method
US20160180174A1 (en) Commodity registration device and commodity registration method
TWI476702B (zh) 使用者辨識系統及辨識使用者的方法
US10776768B2 (en) Article recognition device and commodity settlement device
JP6443184B2 (ja) 精算システム、商品登録装置、精算装置、プログラム、及び精算方法
JP2019139712A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2020021504A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP6891389B2 (ja) 商品登録装置、プログラム、制御方法、及び精算システム
JP7248010B2 (ja) 登録システム、登録方法及びプログラム
JP6481467B2 (ja) 商品登録装置、精算システム、プログラム、及び制御方法
JP6532114B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7215474B2 (ja) 登録システム、登録方法及びプログラム
WO2019186974A1 (ja) 画像識別レジ装置、画像識別レジシステム、商品情報表示方法、およびプログラム
WO2019167272A1 (ja) 画像識別レジ装置、画像識別レジシステム、会計処理方法、およびプログラム
US20180060693A1 (en) Object recognition apparatus
WO2021245835A1 (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
JP2019168818A (ja) 商品情報取得装置、商品情報取得方法、およびプログラム
JP2023067926A (ja) 情報処理装置及び制御方法
JP6696554B2 (ja) 精算システム及び精算方法
JPWO2019167278A1 (ja) 店舗装置、店舗システム、画像取得方法、およびプログラム
US11935373B2 (en) Processing system, processing method, and non-transitory storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190709