JP2019136493A - 運動の採点方法、システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、普通の人では、模倣で所望の動作を正しく実行できないかもしれないので、運動効果が達成される前に間違った動作により傷つけられる可能性がある。また、評価を助ける他人がいない場合、普通の利用者は、運動中に徐々に改善したかを知る方法がないので、達成感がないことで運動を継続する意思がなくなる可能性がある。
このため、自分の運動習慣を確立しようとする人を補助するため、さまざまな運動の判定システムが提案されており、その一例は特許文献1に記載されている。
よく見られる1つの方法としては、少なくとも加速度計及び磁力計を含む装着型慣性センサーを使用して、センサーの運動時の三次元空間での加速度及び角速度の変化を記録して、空間での運動軌跡を算出し、更に記録と分析比較をするものがある。
もう一つの方法としては、装着型加速度計を採用して、単に装置の運動時の空間での加速度の変化を記録するものがある。
このようなシステムにおいては、データサンプリングのタイミングが重要な参照座標であるため、一般的な適用範囲が主にセグメントの運動サンプリング、記録、及び比較分析にあり、連続した運動動作同士の動作の類似度の算出に適用することは困難である。
以上の問題を解決するため、出願人は研究及び開発を行い、本発明を完成させた。
すなわち、コースビデオを再生し、コースビデオに対応するコーチ運動データを取得する。コーチ運動データが複数のコーチサンプリングポイントを含み、
各コーチサンプリングポイントが複数の加速度値を含む工程と、
装着型加速度センサーによって利用者運動データを取得し、また利用者運動データがそれぞれ複数の加速度値を含む複数の利用者サンプリングポイントを含む工程と、
コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分け、各コーチセグメントを利用者運動データにおける複数の利用者セグメントに対応させ、一部の利用者セグメントが互いに部分的に重なる工程と、
各コーチセグメントに対して、コーチセグメント及び対応する各利用者セグメントによって動的時間ワーピング(dynamic time warping)アルゴリズムを実行して、誤差の一番小さい利用者セグメントを取得し運動点数を算出する工程と、
運動点数を表示する工程と、
がインテリジェント装置によって実行される運動の採点方法である。この方法により、利用者の動作を連続的に精確に採点することができる。
ある実施例において、前記運動の採点方法は、
各コーチセグメントに対して、コーチセグメントのタイムコードに基づいて、
前へ第1のサンプリングポイントに延ばし、後へ第2のサンプリングポイントに延ばし、
第1のサンプリング間隔で、利用者運動データに対して、第1のサンプリングポイントから第2のサンプリングポイントにかけてサンプリングを実行して利用者セグメントを取得する工程、を更に備える。
利用者セグメントから、誤差の一番小さい第1の利用者セグメントと第2の利用者セグメントを取得する工程と、
第2のサンプリング間隔で、利用者運動データに対して、第1の利用者セグメントから第2の利用者セグメントにかけてサンプリングを実行して第3の利用者セグメントを取得し、第2のサンプリング間隔が第1のサンプリング間隔よりも小さい工程と、
コーチセグメントと第3の利用者セグメントに基づいて、動的時間ワーピングアルゴリズムを実行する工程、を更に備える。
第3の利用者セグメントの誤差が、第1の利用者セグメントの誤差と第2の利用者セグメントの誤差よりも大きい場合、第1の利用者セグメントと第2の利用者セグメントの中の誤差の小さい方を、誤差の一番小さい利用者セグメントとして設定する工程、を更に備える。
下記数式(1)に基づいて、コーチサンプリングポイントと利用者サンプリングポイントとの誤差を算出する工程、を含む。
X軸の加速度又はY軸の加速度の正負符号を変え、誤差の一番小さい利用者セグメントを取得する工程を改めて実行し、誤差が小さい時の対応する前記運動点数を表示する工程、を更に備える。
コーチセグメントにおける連続の複数の第1のコーチセグメントを取得し、各第1のコーチセグメントの第1の運動点数を取得する工程と、
第1の運動点数の最大値を表示する工程と、を含む。
装着型加速度センサーと、
ディスプレイによってコースビデオを再生し、コースビデオに対応するコーチ運動データを取得し、またコーチ運動データが複数のコーチサンプリングポイントを含み、各コーチサンプリングポイントが複数の加速度値を含むインテリジェント装置と、を含む。
インテリジェント装置は、加速度センサーによって利用者運動データを取得する。また、利用者運動データが複数の利用者サンプリングポイントを含み、各利用者サンプリングポイントが複数の加速度値を含む。
また、インテリジェント装置は、コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分け、各コーチセグメントを利用者運動データにおける複数の利用者セグメントに対応させ、一部の利用者セグメントが互いに部分的に重なる。各コーチセグメントに対して、インテリジェント装置は、コーチセグメント及び対応する各利用者セグメントによって動的時間ワーピングアルゴリズムを実行して、誤差の一番小さい利用者セグメントを取得して運動点数を算出し、ディスプレイによって運動点数を表示する。
コースビデオを再生し、コースビデオに対応するコーチ運動データを取得し、またコーチ運動データが複数のコーチサンプリングポイントを含み、各コーチサンプリングポイントが複数の加速度値を含む工程と、
装着型加速度センサーによって利用者運動データを取得し、また利用者運動データがそれぞれ複数の加速度値を含む複数の利用者サンプリングポイントを含み、コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分け、各コーチセグメントを利用者運動データにおける複数の利用者セグメントに対応させ、一部の利用者セグメント互いに部分的に重なる工程と、
各コーチセグメントに対して、コーチセグメント及び対応する各利用者セグメントによって動的時間ワーピングアルゴリズムを実行して、誤差の一番小さい利用者セグメントを取得し運動点数を算出する工程と、
運動点数を表示する工程と、
の複数の工程を実行させるためのプログラムである。
これにより、利用者は、自分が必要な動作を正確に実行したかを明らかに分かり、更に運動効果を改善し、及び運動意欲を強化することができる。
装着型加速度センサー110は、X、Y、Z等の3つの軸における加速度値を測量するための1つの三軸重力センサーを含む。
装着型加速度センサー110は、例えば、ブルートゥース(登録商標)通信モジュール、WiFi(登録商標)モジュール又は他の適切な低電力ワイヤレス伝送モジュールのような無線通信モジュールを更に含む。
ある実施例において、装着型加速度センサー110は、ディスプレイパネル又は他の任意の要素を更に含んでもよいが、本発明はこれらに限定されない。
ディスプレイ120は、コーチが動作を示範する1つのコースビデオを再生することに用いられる。
メモリ132に、プロセッサ131により実行されるプログラムコードが記憶される。
プロセッサ131は、中央処理装置、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラー、デジタル信号プロセッサ、画像処理チップ、特殊用途集積回路等であってよいが、本発明はこれらに限定されない。
無線通信モジュール133は、例えば、ブルートゥース(登録商標)通信モジュール、WiFi(登録商標)モジュール又は他の適切な低電力ワイヤレス伝送モジュールであり、装着型加速度センサー110から加速度値を受信することに用いられる。
まず、コースビデオを作る。工程151において、コースビデオを撮影すると共に、コーチ運動データを記録する。
ある実施例において、まず、異なる位置と角度に設けられる複数台のカメラによってコーチの動作を撮影して、これらの撮影されたビデオによってコースビデオを作成してもよい。特に、撮影中にコーチが1つ又は複数の装着型加速度センサー110を装着しておけば、装着型加速度センサー110により感知された加速度値もコーチ運動データとして記録される。
具体的には、コーチ運動データは、それぞれX、Y、Z等の3つの加速度値を含む複数のコーチサンプリングポイントを含む。
なお、上記のタイムコードは、例えば、米国映画テレビ技術者協会(Society of Motion Picture and Television Engineers;SMPTE)によって定められたタイムコードであるが、他の実施例において任意の形式のタイムコードを採用してもよく、また本発明はこれらに限定されない。
これにより、このタイムコードによってサンプリングポイントの各々がコースビデオにおける何れのビデオ又は何れの画像に対応するかに関する情報を取得することができる。
例として、装着型加速度センサー110のサンプリング周波数が25Hzであるとすると、1分間のビデオの対応する運動データには、60×25=1500個のサンプリングポイントがある。
なお、本発明は、サンプリングの周波数を制限しない。
次に、コースビデオとコーチ運動データは、クラウドデータベース140に記憶される。
同時に、工程153において、プロセッサ131は、装着型加速度センサー110によって利用者運動データ(例えば、無線通信モジュールによって)を取得する。具体的には、利用者運動データは、それぞれ複数の加速度値を含む複数の利用者サンプリングポイントを含む。
ある実施例において、プロセッサ131は、コースビデオが再生する前に装着型加速度センサー110から加速度値を受信し始めるが、コースビデオが再生して利用者運動データとして加速度値が記憶されはじめる以前の、これらの加速度データは破棄される。
このようにして取得された利用者運動データはコースビデオに対応し、例えば各利用者サンプリングポイントがコースビデオにおける何れの画面に対応するかが分かる。
工程153で利用者運動データとコースビデオとの対応関係が既に分かっており、SMPTEタイムコードに基づいてコースビデオとコーチ運動データとの対応関係を取得できるので、コースビデオの画面番号に基づいて、対応する利用者運動データとコーチ運動データを取得することができる。つまり、画面番号に基づいて各利用者サンプリングポイントが何れのサンプリングポイントに対応するかが分かる。
最後に、工程156で運動点数121を表示させることで、利用者112は、自分が必要な動作を正確に実行したかを明確に知ることができ、更に運動効果を改善し及び運動意欲を強化することができる。
ある実施例において、運動点数は、プロセッサ131により算出されるが、他の実施例において、クラウドにおけるサーバー、又は他の電子装置により算出されてもよい。
例えば、図1Aにおいて、インテリジェント装置130は、クラウドにおける算出モジュール141に接続されてもよい。この算出モジュール141は、コンピューター、サーバー、仮想マシン、又は計算サービスを提供するウェブアプリケーションであってもよいが、本発明はこれらに限定されない。
プロセッサ131は、コーチ運動データと利用者運動データを算出モジュール141に伝送し、算出モジュール141によって運動点数を算出した後で、プロセッサ131にフィードバックすることができる。
以下、運動点数の計算を詳しく説明する。
図2におけるコーチ運動データ210と利用者運動データ220は、1Dの信号(即ち、サンプリングポイントの各々に1つの加速度値しか含まない)として示されているが、これは運動データを示すための模式図であり、実際には各サンプリングポイントが複数の加速度値(即ち、1つのベクトルを形成する)を有するべきである。
コーチ運動データ210と利用者運動データ220はベクトルの集合である。図2において、コーチ運動データ210と利用者運動データ220が同じコースビデオに対応するので、コーチ運動データ210と利用者運動データ220が類似するほど、算出される点数が高くなるはずである。
注意すべきこととして、コーチ運動データ210の長さが利用者運動データ220の長さと異なることがある。
ある実施例において、これらのコーチセグメント211〜213の長さが同じであり、例えば10秒間(すなわちサンプリング周波数が25Hz)である場合、各コーチセグメントは、250個のコーチサンプリングポイントを有する。
しかしながら、他の実施例において、これらのコーチセグメント211〜213の長さは異なっていてもよく、本発明はコーチセグメントの長さとサンプリング周波数を制限しない。
利用者運動データ220が複数の利用者運動セグメントを含み、各コーチセグメントに対して、1つの時間範囲内に誤差が小さい利用者セグメントを捜して、これに基づいて点数を算出する。
誤差の一番小さい利用者セグメントを捜す時に、各コーチセグメントを利用者運動データ220における複数の利用者セグメントに対応させる。この結果、利用者セグメントの長さとコーチセグメントの長さとは、同じであったり、また一部の利用者セグメントが互いに部分的に重なったりする。
コーチセグメント212を例に取ると、コーチセグメント212の開始点がサンプリングポイント214にあり、サンプリングポイント214は、利用者運動データ220のサンプリングポイント221と同期である。
コーチセグメント212のタイムコードに基づいて、前へサンプリングポイント222(第1のサンプリングポイントとも言われる)に延ばし、後へサンプリングポイント223(第2のサンプリングポイントとも言われる)に延ばし、1つのサンプリング間隔(第1のサンプリング間隔とも言われる)によって利用者運動データ220でサンプリングポイント222からサンプリングポイント223にかけてサンプリングを実行すると、複数の利用者セグメントが得られる。
例として、コーチセグメント212を前へ5秒間延ばし、後へ5秒間延ばすと、サンプリングポイント221とサンプリングポイント223との間に2×5×25=250個のサンプリングポイントがある。
サンプリング間隔が10であると、250/10=25個の利用者セグメントが生じる。サンプリングポイント222が利用者セグメント231の開始点であり、サンプリングポイント223が利用者セグメント232の開始点である。利用者セグメント231と利用者セグメント232との間には複数の利用者セグメント(未図示)があり、一部の利用者セグメントが互いに部分的に重なる。
ここで、動的時間ワーピングアルゴリズムを説明する。図3は、一実施例による動的時間ワーピングアルゴリズムでワーピングパスを捜す図である。図3を参照されたい。
ここで、長さ(何れも250個のサンプリングポイントを含む)が同じであるコーチセグメント212と利用者セグメント231を例とする。ここで、行(column)と列(row)の個数がそれぞれコーチセグメント212のサンプリングポイントの個数と利用者セグメント231のサンプリングポイントの個数と同じである1つのマトリックス301を作ってもよい。
このとき、マトリックス301における第i行第j列における要素は、第i個のコーチサンプリングポイントと第j個の利用者サンプリングポイントとの誤差である。
ここで、xiは第i個のコーチサンプリングポイントを示し、yjは第j個の利用者サンプリングポイントを示すことを仮設定する。i、jは正整数である。errori,jは第i個のコーチサンプリングポイントと第j個の利用者サンプリングポイントとの誤差を示し、下記数式(1)によって表示されてもよい。
注意すべきこととして、xi-yjは1つのベクトルであり、|xi-yj|はこのベクトルにおける全ての要素の絶対値の合計を示す。
別の注意すべきこととして、従来の動的時間ワーピングアルゴリズムにおいて、errori,jはxiとyjとのオイラー距離又は絶対値の合計だけであるが、この実施例に、信号のスロープ差を説明するための|(xi+1-xj)-(yj+1-yj)|及び|(xi-xi-1)-(yj-yj-1)|が更に加えられる。例えば、xiとyjが同じであるがxiが上昇傾向となりyjが下降傾向となる場合、従来の方法では誤差errori,j=0を算出するが、この実施例では傾向が異なるので、0ではない誤差errori,jが算出される。
このように、更に信号の特性を説明することができる。
コーチセグメント212と利用者セグメント231とが完全に同じであると、ワーピングパスは1本の45度の斜めの直線となり、この時に一番短い長さKがある。コーチセグメント212と利用者セグメント231との誤差が大きいほど、路径の長さKは大きくなる。つまり、コーチセグメント212と利用者セグメント231との誤差は、長さKに反比例する。
ここで第1回の検索時に、コーチセグメント212が利用者セグメント231〜235に対応し、利用者セグメント231〜235の間にサンプリング間隔401があること(例えば10)を仮設定する。
コーチセグメント212と利用者セグメント231〜235の各々に対して、何れも上記の動的時間ワーピングアルゴリズムを実行してよく、誤差の一番小さい(一番短い長さKを有する)2つの利用者セグメントを捜して、利用者セグメント233、234(それぞれ第1の利用者セグメントと第2の利用者セグメントと称される)として仮設定することができる。
次に、更に検索するために、ここでサンプリング間隔を(例えば10から5へ)減少させ、減少させられたサンプリング間隔402(第2のサンプリング間隔とも言われる)で利用者運動データに対して利用者セグメント233から利用者セグメント234にかけてサンプリングして利用者セグメント411〜413(第3の利用者セグメントとも言われる)を取得する。
このとき、サンプリング間隔402がサンプリング間隔401よりも小さい。つまり、本実施例は、粗から密へ(coarse to fine)のメカニズムによって、誤差の一番小さい利用者セグメントを捜す。
利用者セグメント411〜413のうちの、1つの利用者セグメントの誤差が小さければ、上記粗から密へのメカニズムを重複して実行し、引き続き捜してもよい。例えば誤差の一番小さい2つの利用者セグメント412、413を取得し、更にサンプリング間隔を減少させ、減少させられたサンプリング間隔403により、利用者セグメント412から利用者セグメント413にかけてサンプリングして利用者セグメント421を取得する。
ある実施例において、サンプリング間隔402が1つの閾値(例えば1、2又は他の数値)よりも小さければ、サンプリング間隔を減少させずに、現在の利用者セグメント411〜413から誤差の一番小さい利用者セグメントを取得する。
lはコーチセグメントの長さである。
pathiは第i個のコーチセグメントに対応する誤差の一番小さい利用者セグメントとの間のワーピングパスの長さである。
例として、コーチセグメント212と利用者セグメント412との誤差が一番小さければ、コーチセグメント212と利用者セグメント412との間のワーピングパスの長さはpathiである。
piは、第i個のコーチセグメント及び対応する誤差の一番小さい利用者セグメントの経時的なオフセットと逆の相関関係がある実数である。
例えば、セグメント212と誤差の一番小さい利用者セグメント412とに経時的なオフセット(例えば20個のサンプリングポイントの距離)があり、このオフセットが大きいほど、利用者の動作がコーチの動作と類似してはいるが早すぎたり遅すぎたりする、という状況があると考えられるので、必ず点数をやや低下させなければならない。
つまり、コーチセグメント212と利用者セグメント234との誤差が一番小さければ、経時的なオフセットがなく、この時に点数を低下させる必要はない。
ある実施例において、実数を取得するように上記のオフセットを1つのルックアップテーブル(lookup table)に入力してよい。例えば、オフセットが3以内にある場合に実数は1であり、オフセットが3〜6の範囲内にある場合に実数は0.9である等、本発明はルックアップテーブルの内容を制限しない。
しかしながら、他の実施例において、上記のオフセットを1つの関数に入力して実数を取得してもよいが、本発明はこれらに限定されない。
また、この実施例において、上記の運動点数は、0〜100の範囲に正規化されてもよいし、他の実施例において他の点数範囲を採用してもよいが、本発明はこれらに限定されない。
コーチ運動データと利用者運動データとの誤差が大きければ大きいほど、算出されるcostiが大きくなるので、算出される運動点数siは小さくなる。
工程501において、コースビデオを再生し、コーチ運動データと利用者運動データを取得する。
工程502において、次のコーチセグメントを取得し、工程502の初回実行時に、第1個のコーチセグメントを取得する。
工程503において、コーチセグメントの時間を前/後へ延び、サンプリング間隔で複数の利用者セグメントを取得する。
工程504において、コーチセグメントと各利用者セグメントに基づいて動的時間ワーピングアルゴリズムを実行して誤差を取得する。
上記のように、サンプリング間隔が1つの閾値よりも小さい場合、検索を停止する。
又は、追加の利用者セグメントがより小さい誤差がない場合も、検索を停止する。
検索を続けようとする場合、工程506において、サンプリング間隔を減少し、工程507において、誤差の一番小さい2つの利用者セグメントを取得し、減少されたサンプリング間隔でサンプリングして利用者セグメントを追加する。
検索を続けようとしない場合、工程508において、誤差の一番小さい利用者セグメントに基づいて運動点数を算出する。
工程509において、全てのコーチセグメントを既に処理したかを判断し、YESであれば工程502に戻り、NOであればフローが終わる(工程510)。
これらの特徴は、何れも従来の動的時間ワーピングアルゴリズムとは異なる。
例えば、コーチセグメント211〜213の運動点数を算出した後で、この3つの運動点数の最大値のみを表示させ、これにより、運動点数が低すぎることで利用者の自信が挫かれることを避ける。
ある実施例において、複数の運動点数に対して平均値を取ってから、その平均値をディスプレイ120に表示させてもよいが、本発明はこれに限定されない。
また、利用者は、コーチの動作を模倣する場合、例えば利用者の左手でコーチの右手の動作を模倣し、又は利用者の左手でコーチの左手の動作を模倣するといったような、鏡像の状況のまま模倣を行う可能性がある。
従って、装着方向と鏡像の状況と合わせると、多種多用な状況が発生する可能性がある。この場合、各状況に対して上記誤差の一番小さい利用者セグメントを検索する工程を実行して、誤差が小さい時の状況の対応する運動点数を表示することができる。
具体的には、第1状況では、X軸の加速度とY軸の加速度の正負符号を変えない。
第2の状況では、X軸の加速度の正負符号のみを変え、Y軸の加速度の正負符号を変えない。
第3の状況では、Y軸の加速度の正負符号のみを変え、X軸の加速度の正負符号を変えない。
第4の状況では、X軸の加速度とY軸の加速度の正負符号を同時に変える。
各状況に対して、何れも上記の誤差の一番小さい利用者セグメントを検索する工程を採用して、関連する誤差を取得できる。また、ある状況の誤差が小さければ、前記状況の計算結果を採用し、この状況での運動点数を表示することができる。
ある実施例において、上記4つの状況における2つないし3つの状況のみを算出し、例えば第2と第3の状況のみを算出して、何れの状況の誤差が小さいかを判断してもよいが、本発明は幾つ及び何れの状況を採用するかを制限しない。
ある実施例において、コーチセグメントの何れに対しても、上記複数の状況について算出する。これは、利用者がコーチの動作を模倣する時に、時々鏡像の状況が発生したり、時々鏡像の状況が発生しなかったりするので、コーチセグメントの何れに対しても複数の状況について算出することにより、適切な運動点数が得られる。
工程601において、コースビデオを再生し、コースビデオに対応するコーチ運動データを取得する。
工程602において、装着型加速度センサーによって利用者運動データを取得する。
工程603において、コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分ける。各コーチセグメントが複数の利用者セグメントに対応し、一部の利用者セグメントが互いに部分的に重なる。
工程604において、各コーチセグメントに対して、コーチセグメントに対応する各利用者セグメントに基づいて動的時間ワーピングアルゴリズムを実行し、誤差の一番小さい利用者セグメントを取得し、運動点数を算出する。
工程605において、運動点数を表示する。
また、図6の方法は、以上の実施例に合わせて使用されてもよいし、単独で使用されてもよい。つまり、図6の各工程の間に、他の工程を加えてもよい。
ある実施例において、上記のプログラムは、インテリジェント装置130によって実行されてもよい。
110 装着型加速度センサー
112 利用者
120 ディスプレイ
121 点数
130 インテリジェント装置
131 プロセッサ
132 メモリ
133 無線通信モジュール
140 クラウドデータベース
141 算出モジュール
151〜156、501〜510、601〜605 工程
210 コーチ運動データ
211〜213 コーチセグメント
214、221〜223 サンプリングポイント
220 利用者運動データ
231〜235、411〜413、421 利用者セグメント
301 マトリックス
302 開始点
303 終点
401〜403 サンプリング間隔
Claims (11)
- 装着型加速度センサーを含む運動採点システムに適用される運動の採点方法であって、
コースビデオを再生し、前記コースビデオに対応するコーチ運動データを取得し、また前記コーチ運動データが複数のコーチサンプリングポイントを含み、各前記コーチサンプリングポイントが複数の加速度値を含む工程と、
前記装着型加速度センサーによって利用者運動データを取得し、また前記利用者運動データが複数の利用者サンプリングポイントを含み、各前記利用者サンプリングポイントが複数の加速度値を含む工程と、
前記コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分け、各前記コーチセグメントを前記利用者運動データにおける複数の利用者セグメントに対応させ、一部の前記利用者セグメントが互いに部分的に重なる工程と、
各前記コーチセグメントに対して、前記コーチセグメント及び対応する各前記利用者セグメントに基づいて動的時間ワーピングアルゴリズムを実行して、誤差の一番小さい前記利用者セグメントを取得し運動点数を算出する工程と、
前記運動点数を表示する工程と、を含む運動の採点方法。 - 各前記コーチセグメントに対して、前記コーチセグメントのタイムコードに基づいて前へ第1のサンプリングポイントに延ばし、後へ第2のサンプリングポイントに延ばし、第1のサンプリング間隔で前記利用者運動データに対して前記第1のサンプリングポイントから前記第2のサンプリングポイントにサンプリングして前記利用者セグメントを取得する工程を、更に含む請求項1に記載の運動の採点方法。
- 前記利用者セグメントから誤差の一番小さい第1の利用者セグメントと第2の利用者セグメントを取得する工程と、
第2のサンプリング間隔で前記利用者運動データに対して前記第1の利用者セグメントから前記第2の利用者セグメントにかけてサンプリングを実行して少なくとも第3の利用者セグメントを取得し、また前記第2のサンプリング間隔が前記第1のサンプリング間隔よりも小さい工程と、
前記コーチセグメントと前記少なくとも第3の利用者セグメントに基づいて前記動的時間ワーピングアルゴリズムを実行する工程と、を更に含む請求項2に記載の運動の採点方法。 - 前記少なくとも第3の利用者セグメントの誤差が前記第1の利用者セグメントの誤差と前記第2の利用者セグメントの誤差よりも大きい場合、
前記第1の利用者セグメントと前記第2の利用者セグメントの中の誤差の小さい方を誤差の一番小さい前記利用者セグメントとして設定する工程、を更に含む請求項3に記載の運動の採点方法。 - 各前記利用者サンプリングポイントの前記加速度値がX軸の加速度、Y軸の加速度とZ軸の加速度を含み、
前記運動の採点方法は、前記X軸の加速度又は前記Y軸の加速度の正負符号を変え、誤差の一番小さい前記利用者セグメントを取得する工程を改めて実行し、誤差が小さい時の対応する前記運動点数を表示する工程を更に含む、請求項1に記載の運動の採点方法。 - 前記運動点数を表示する工程は、
前記コーチセグメントにおける連続の複数の第1のコーチセグメントを取得し、各前記第1のコーチセグメントの第1の運動点数を取得する工程と、
前記第1の運動点数の最大値を表示する工程と、を含む請求項1に記載の運動の採点方法。 - 装着型加速度センサーと、
ディスプレイによってコースビデオを再生し、前記コースビデオに対応するコーチ運動データを取得することに用いられ、また前記コーチ運動データが複数のコーチサンプリングポイントを含み、各前記コーチサンプリングポイントが複数の加速度値を含むインテリジェント装置と、を含み、
前記インテリジェント装置は、前記装着型加速度センサーによって利用者運動データを取得し、また前記利用者運動データが複数の利用者サンプリングポイントを含み、各前記利用者サンプリングポイントが複数の加速度値を含み、
前記インテリジェント装置は、前記コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分け、又は前記コーチ運動データと前記学生運動データをサーバーに伝え、前記サーバーにより前記コーチ運動データを前記コーチセグメントに分け、各前記コーチセグメントを前記利用者運動データにおける複数の利用者セグメントに対応させ、一部の前記利用者セグメントが互いに部分的に重なり、
各前記コーチセグメントに対して、前記インテリジェント装置又は前記サーバーは、前記コーチセグメント及び対応する各前記利用者セグメントに基づいて動的時間ワーピングアルゴリズムを実行して、誤差の一番小さい前記利用者セグメントを取得し運動点数を算出し、前記ディスプレイは前記運動点数を表示する、運動採点システム。 - コンピューターに、
コースビデオを再生し、前記コースビデオに対応するコーチ運動データを取得し、また前記コーチ運動データが複数のコーチサンプリングポイントを含み、各前記コーチサンプリングポイントが複数の加速度値を含む工程と、
装着型加速度センサーによって利用者運動データを取得し、また前記利用者運動データが複数の利用者サンプリングポイントを含み、各前記利用者サンプリングポイントが複数の加速度値を含む工程と、
前記コーチ運動データを複数のコーチセグメントに分け、各前記コーチセグメントを前記利用者運動データにおける複数の利用者セグメントに対応させ、一部の前記利用者セグメントが互いに部分的に重なる工程と、
各前記コーチセグメントに対して、前記コーチセグメント及び対応する各前記利用者セグメントに基づいて動的時間ワーピングアルゴリズムを実行して、誤差の一番小さい前記利用者セグメントを取得し運動点数を算出する工程と、
前記運動点数を表示する工程と、の複数の工程を実行させるためのプログラム。
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