JP2019135925A - ヒートポンプシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプのメンテナンスにかかる手間とコストを軽減し得るヒートポンプシステムを提供する。【解決手段】水使用設備3にて使用する水を導入水W1として前記水使用設備3に導く供給ライン2と、流体である熱源W2と導入水W1との間で熱交換を行う熱移送部8とを備え、前記熱移送部8は、圧縮機10と膨張弁11との間を熱媒M1が循環する熱媒循環ライン9を備えたヒートポンプ部12と、熱媒M1と導入水W1との間で熱交換を行う供給側熱交換部13と、熱媒M1と熱源W2との間で熱交換を行う熱源側熱交換部14とを備え、前記供給側熱交換部13または前記熱源側熱交換部14の少なくとも一方は、中間熱媒M2,M3が循環する中間熱媒循環ライン13C,14Cと、中間熱媒M2,M3と熱媒M1との間で熱交換を行う熱交換器13A,14Aと、中間熱媒M2,M3と導入水W1または熱源W2との間で熱交換を行う熱交換器13B,14Bを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプシステムに関する。
水を扱う各種の設備においては、水の温度が重要となる場合がある。例えば、魚介類等の養殖設備では、水の温度が養殖対象の状態や生育を左右するため、気候、魚種その他の条件によっては、養殖槽内の水を加温する措置が必要となる。
養殖槽内の水を加温する場合、海等から汲み上げた水を化石燃料等により加温したうえで養殖槽に導入し、利用後の排水は前記養殖槽へ循環させずに海等へ廃棄するかけ流し方式が一般的である。このようなかけ流し方式では、排水と共に、導入水に加えられた熱をも廃棄してしまうことになるため、近年の燃料費の高騰に伴い養殖設備における採算が悪化するという問題があった。
水の加温にかかる燃料費を節減し得る技術としては、例えばヒートポンプを利用した熱交換により、温泉水、地下水といった熱源から熱を回収し、養殖槽に導入される水(以下、導入水と称する)に供給する方法がある。こうしたヒートポンプ式の熱交換システム(以下、ヒートポンプシステムと称する)では、例えば、二台の熱交換器の間に熱媒を循環させる熱媒流路を設けると共に該熱媒流路に圧縮機と膨張弁を備え、前記熱媒流路内で熱媒の凝縮と蒸発を繰り返して一方の熱交換器から他方の熱交換器へ熱を運搬する。そして、一方の熱交換器には熱源である温泉水や地下水を通して熱媒に熱を伝達し、他方の熱交換器には導入水を通して熱媒から導入水へ熱を伝達させる。
こうしたヒートポンプシステムでは、外部の熱源を利用するので、かけ流し方式と比較して燃料費を節減することができる。
尚、この種のヒートポンプシステムに関連する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。
特開2010−207121号公報
ところで、上述の如きヒートポンプシステムにより熱交換を行う場合、二台の熱交換器にはそれぞれ熱源としての流体、または導入水が通されることになる。ここで、熱源または導入水の状態によっては、前記熱交換器に汚れや腐蝕が生じ、ヒートポンプに関して頻繁な清掃、部品交換等の手間が生じてしまうという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、ヒートポンプのメンテナンスにかかる手間やコストを軽減し得るヒートポンプシステムを提供しようとするものである。
本発明は、水使用設備にて使用する水を導入水として前記水使用設備に導く供給ラインと、流体である熱源と導入水との間で熱交換を行う熱移送部とを備え、前記熱移送部は、圧縮機と膨張弁との間を熱媒が循環する熱媒循環ラインを備えたヒートポンプ部と、熱媒と導入水との間で熱交換を行う供給側熱交換部と、熱媒と熱源との間で熱交換を行う熱源側熱交換部とを備え、前記供給側熱交換部または前記熱源側熱交換部の少なくとも一方は、中間熱媒が循環する中間熱媒循環ラインと、中間熱媒と熱媒との間で熱交換を行う熱交換器と、中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う熱交換器を備えているヒートポンプシステムにかかるものである。
本発明のヒートポンプシステムにおいては、熱源として前記水使用設備からの排水を利用することができる。
本発明のヒートポンプシステムにおいて、中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う前記熱交換器は耐腐食性の素材で構成することができる。
本発明のヒートポンプシステムにおいて、中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う前記熱交換器は、複数の伝熱プレートを積層し、該複数の伝熱プレート同士の間に流体の流路を形成するプレート式の熱交換器としても良い。
本発明のヒートポンプシステムにおいて、中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う前記熱交換器は、シェル内に伝熱管を収容し、該伝熱管内と前記シェル内にそれぞれ導入した流体同士の間で熱交換を行うシェルアンドチューブ式の熱交換器とし、前記伝熱管に中間熱媒を、前記シェルに導入水または熱源を通すようにしても良い。
本発明のヒートポンプシステムにおいて、前記水使用設備は生物の養殖を行う養殖槽とすることができる。
本発明のヒートポンプシステムによれば、ヒートポンプのメンテナンスにかかる手間とコストを軽減し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の第一実施例によるヒートポンプシステムを示す概要構成図である。 本発明の第二実施例によるヒートポンプシステムを示す概要構成図である。 本発明の第三実施例によるヒートポンプシステムを示す概要構成図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施によるヒートポンプシステムの形態の一例を示している。図示しない海、湖、河川、地下水等の水源から給水槽1に汲み上げられた導入水W1は、供給ライン2を通して水使用設備3に導かれ、該水使用設備3にて使用される。本第一実施例では、水使用設備3として魚介類等の生物の養殖を行う養殖槽を想定している。水使用設備3で使用された後の導入水W1は、水使用設備3に隣接する排出部4に排水W2として排出され、排出ライン5から外部に捨てられる。
本第一実施例の場合、排出ライン5として第一の排出ライン6と、第二の排出ライン7とを備えている。第一の排出ライン6は、排出部4の排水W2をそのまま外部へ排出する水路である。一方、第二の排出ライン7と供給ライン2との間には熱移送部8が設置されており、第二の排出ライン7を流通する排水W2を熱源として利用し、供給ライン2を流通する導入水W1と、熱源である排水W2との間で熱交換を行うことができるようになっている。尚、本第一実施例では熱源として排水W2を利用しているが、本発明を実施する上で、熱源としては排水W2以外にも種々の流体を適宜利用することが可能である。
熱移送部8は、熱媒M1が循環する熱媒循環ライン9の途中に圧縮機10と膨張弁11を備えたヒートポンプ部12と、熱媒循環ライン9を流通する熱媒M1と導入水W1または排水W2との間でそれぞれ熱交換を行う熱交換部13,14を備えている。
ヒートポンプ部12は、圧縮機10と膨張弁11との間を熱媒循環ライン9で接続して構成されている。環状の熱媒循環ライン9においては、圧縮機10と膨張弁11とを互いに接続する流路が2通り存在することになるが、該2つの流路の各々の途中には、熱交換部13,14のそれぞれ一部を構成する熱交換器(第一の供給側熱交換器13A、第一の熱源側熱交換器14A)が配置される。そして、圧縮機10で圧縮して凝縮させた熱媒M1を2台の熱交換器13A,14Aの一方に送り込んで熱交換させた後、膨張弁11で膨張して気化させ、熱交換器13A,14Aの他方で熱交換させてから圧縮機10にて再度圧縮するようになっている。こうして、熱交換器13A,14Aの一方から他方へ、熱媒M1を介して熱を搬送するようになっている。
圧縮機10の出側にあたる流路と入側にあたる流路は、それぞれ流路切替器である四方弁15を介し、第一の供給側熱交換器13A側の流路または第一の熱源側熱交換器14A側の流路のいずれかと接続されるようになっている。圧縮機10の出側の流路が第一の供給側熱交換器13A側の流路と接続される時には、圧縮機10の入側の流路は第一の熱源側熱交換器14A側の流路に接続され、圧縮機10の出側の流路が第一の熱源側熱交換器14A側の流路と接続される時には、圧縮機10の入側の流路は第一の供給側熱交換器13A側の流路に接続される。四方弁15を操作することにより、これら2通りの接続関係を切り替えることができる。圧縮機10の出側の流路を第一の供給側熱交換器13A側に、入側の流路を第一の熱源側熱交換器14A側の流路に接続した場合には、圧縮機10の出側が第一の供給側熱交換器13Aの上流となる。よって、圧縮機10で圧縮された熱媒M1が第一の供給側熱交換器13Aに送り込まれ、膨張弁11で膨張させられた熱媒M1が第一の熱源側熱交換器14Aに送り込まれる。圧縮機10の出側の流路を第一の熱源側熱交換器14A側に、入側の流路を第一の供給側熱交換器13A側の流路に接続した場合には、圧縮機10の出側が第一の熱源側熱交換器14Aの上流となる。よって、圧縮機10で圧縮された熱媒M1が第一の熱源側熱交換器14Aに送り込まれ、膨張弁11で膨張させられた熱媒M1が第一の供給側熱交換器13Aに送り込まれる。このように、四方弁15の操作により、熱媒循環ライン9を流れる熱媒M1の向きを逆転させ、熱を移送する向きを変更することができる。
そして、2箇所の熱交換部13,14のうち、供給側熱交換部13は熱媒循環ライン9を流通する熱媒M1と供給ライン2を流通する導入水W1との間で熱交換を行う。熱源側熱交換部14は、熱媒循環ライン9を流通する熱媒M1と第二の排出ライン7を流通する排水W2との間で熱交換を行う。本第一実施例の場合、供給側熱交換部13および熱源側熱交換部14にそれぞれ2台の熱交換器13A,13Bおよび14A,14Bを備えている。
供給側熱交換部13は、中間熱媒M2が循環する中間熱媒循環ライン(供給側の中間熱媒循環ライン)13Cに2台の熱交換器(第一の供給側熱交換器13A、第二の供給側熱交換器13B)を備えており、第一の供給側熱交換器13Aと第二の供給側熱交換器13Bとの間で中間熱媒M2が循環するようになっている。第一の供給側熱交換器13Aは上述の如く熱媒循環ライン9に設置され、熱媒M1と中間熱媒M2との間で熱交換を行う。第二の供給側熱交換器13Bは供給ライン2に設置され、導入水W1と中間熱媒M2との間で熱交換を行うようになっている。
熱源側熱交換部14は、中間熱媒M3が循環する中間熱媒循環ライン(熱源側の中間熱媒循環ライン)14Cに2台の熱交換器(第一の熱源側熱交換器14A、第二の熱源側熱交換器14B)を備えており、第一の熱源側熱交換器14Aと第二の熱源側熱交換器14Bとの間で中間熱媒M3が循環するようになっている。第一の熱源側熱交換器14Aは上述の如く熱媒循環ライン9に設置され、熱媒M1と中間熱媒M3との間で熱交換を行う。第二の熱源側熱交換器14Bは第二の排水ライン7に設置され、排水W2と中間熱媒M3との間で熱交換を行うようになっている。
各熱交換器13A,13B,14A,14Bは、シェルアンドチューブ式の熱交換器とすることもできるし、プレート式の熱交換器とすることもできる。ただし、後に説明するが、第二の供給側熱交換器13B、および第二の熱源側熱交換器14Bについては、プレート式の熱交換器を採用すると、清掃の頻度を少なくできるというメリットがある。一方、第二の供給側熱交換器13B、第二の熱源側熱交換器14Bとしてシェルアンドチューブ式の熱交換器を採用すると、清掃の作業を容易にできるというメリットがある。尚、シェルアンドチューブ式の熱交換器とは、シェル内に伝熱管を収容し、伝熱管内とシェル内にそれぞれ導入した流体同士の間で熱交換を行う型式の熱交換器を指す。また、プレート式の熱交換器とは、複数の伝熱プレートを積層し、該複数の伝熱プレート同士の間に第一の流体の流路と第二の流体の流路を交互に形成して、流体同士の間で熱交換を行う型式の熱交換器を指す。
また、第一の供給側熱交換器13A、第一の熱源側熱交換器14Aは、例えばステンレス鋼等の安価で一般的な素材で構成することができるが、第二の供給側熱交換器13B、および第二の熱源側熱交換器14Bについては、例えばチタン等の耐腐食性を有する素材で構成することが好ましい。
熱媒M1としては、圧縮機や膨張弁を備えたヒートポンプ装置に熱媒として用いることのできる各種の物質を採用することができる。また、中間熱媒M2,M3としては、例えば水を用いることができるが、この他、導入水W1、排水W2と中間熱媒M2,M3との間で好適に熱交換が可能で且つ腐食性が低く汚れの少ない熱媒であれば種々の流体を採用することができる。
また、本第一実施例では、水使用設備3として生物の養殖槽を想定しているため、導入水W1は例えば海水であり、排水W2は養殖に利用した後の汚染度の増した海水である。しかしながら、導入水W1や排水W2の種類はこれに限定されない。導入水W1は河川水、湖水、地下水等の真水であっても良いし、温泉水、下水等であっても良い。排水W2は、導入水W1を水使用設備3で利用あるいは処理した後の水であり、導入水W1や水使用設備3の種類によって異なる。水使用設備3が例えば下水処理設備であれば、導入水W1は下水、排水W2は下水を処理した後の水である。その他、本発明は、導入水W1、排水W2、水使用設備3の種類を問わず、導入水W1に関して温度管理が必要な場合に適用することができる。
供給ライン2の途中には供給ポンプ16が備えられており、給水槽1から第二の供給側熱交換器13Bを経て水使用設備3へ至る導入水W1の動きが駆動される。また、第二の排出ライン7の途中には排出ポンプ17が備えられており、排出部4から第二の熱源側熱交換器14Bを経て外部へ排出される排水W2の動きが駆動される。その他、本第一実施例のシステムの各所には、導入水W1、排水W2、熱媒M1、中間熱媒M2,M3といった流体の動きを駆動するポンプ等の機器類が配置されるが、ここでは適宜図示を省略している。
外部から給水槽1へ導入水W1を引き込む取水ライン18の途中にはボイラ19が設置されており、給水槽1へ引き込まれる導入水W1を必要に応じて加温できるようになっている。また、水使用設備3には、供給ライン2から供給される導入水W1の温度を測定する温度センサ20が設けられている。
温度センサ20の計測値は、温度信号20aとして制御装置21に入力される。制御装置21は、システムの全体を監視し、管理する装置であり、温度センサ20の計測値に基づいてボイラ19、ヒートポンプ部12の圧縮機10のほか、供給ポンプ16、排出ポンプ17やその他の機器類の運転を制御している。
次に、上記した本第一実施例の作動を説明する。
冬季等において、水使用設備3に導入される導入水W1を加温したい場合には、ボイラ19を稼働させ、温めながら取水ライン18から引き込んだ導入水W1を給水槽1に貯留する。加温された給水槽1内の導入水W1は、供給ライン2から水使用設備3へ供給される。
水使用設備3で使用された後の導入水W1は、排水W2として隣接する排出部4へ排出される。排出部4の排水W2は、排出ライン5のうち第一の排出ライン6から外部へ排出することもできるが、排水W2を熱源として利用して導入水W1を加温したいときは、熱移送部8を稼働させ、排水W2と導入水W1との間で熱交換を行うことができる。この場合、排水W2の一部または全部を第二の排出ライン7から排出する。
熱移送部8では、圧縮機10を稼働させ、熱媒循環ライン9内で熱媒M1を循環させる。このとき、四方弁15は、圧縮機10の出側の流路が第一の供給側熱交換器13A側の流路と接続され、圧縮機10の入側の流路が第一の熱源側熱交換器14A側の流路に接続される位置とする。同時に、供給側および熱源側の中間熱媒循環ライン13C,14C内で中間熱媒M2,M3を循環させる。
このようにすると、ヒートポンプ部12では熱源側(図1中左側)から供給側(図1中右側)へと熱を移送するように熱媒M1が熱媒循環ライン9を循環する。供給側熱交換部13では、圧縮機10で圧縮された熱媒M1が第一の供給側熱交換器13Aにて中間熱媒M2と熱交換し、中間熱媒M2が熱媒M1から熱を受け取る。熱媒M1から熱を受け取った中間熱媒M2は、第二の供給側熱交換器13Bにて導入水W1と熱交換し、導入水W1が加温される。
また、熱源側熱交換部14では、膨張弁11で膨張させられた熱媒M1が第一の熱源側熱交換器14Aにて中間熱媒M3と熱交換し、中間熱媒M3から熱媒M1へ熱が受け渡される。熱媒M1へ熱を受け渡した中間熱媒M3は、第二の熱源側熱交換器14Bにて排水W2と熱交換し、排水W2から熱を受け取る。
こうして、導入水W1を加温したい場合には、排水W2から中間熱媒M3、熱媒M1、中間熱媒M2、さらに導入水W1へと熱を移送することができる。従来のかけ流し方式であれば、導入水W1の加温に使われた熱エネルギーは排水W2と共にそのまま捨てられていたが、本第一実施例のヒートポンプシステムによれば、排水W2に含まれる熱エネルギーの一部を回収して再利用することができるのである。
ここで、加温されて水使用設備3へ供給される導入水W1は、無論、水使用設備3での使用に適した温度(水使用設備3が養殖槽である場合、養殖対象である生物の生存や生育に適した温度)に調整されているが、水使用設備3から排出される排水W2の温度も通常、導入水W1と同じか、近い温度である。つまり、熱交換にあたり、熱源である排水W2の温度が、水使用設備3における導入水W1の適温と大きく異なることがなく、例えば排水W2の熱を導入水W1に移したい場合に排水W2の温度が極端に低いといったような事態が生じない。よって、ヒートポンプ部12による熱交換の効率が著しく低下することがなく、安定した熱交換効率を保つことができる。
また、排水W2を熱源とする場合、熱の供給先である水使用設備3と、熱源が貯留され流通される排出部4や第二の排水ライン7が互いに近接することになる。仮に、熱交換により導入水W1を加温するにあたり、温泉水、地下水といった外部の熱源を利用しようとすると、熱源が水使用設備3の近傍に存在しているとは限らない。熱源が水使用設備3から隔たっていれば、熱源を水使用設備3の近傍まで導くための配管の総距離が長くなり、設置にかかる材料費や工費が高くなってしまう。また、地下水等を水使用設備3まで輸送するにあたり必要なポンプの出力も大きくなってエネルギー消費の増大を招くほか、輸送途中での熱損失が大きくなってしまう可能性もある。本第一実施例では、水使用設備3の近傍にある排水W2を熱源として利用することにより、こうした諸問題を解決しているのである。
このような熱移送部8を介した熱移送により、導入水W1の温度調整に必要な熱量が賄える場合には、ボイラ19の稼働を停止しても良い。ボイラ19によらず、熱移送部8を介した熱移送によって導入水W1の温度を調整する場合、必要なエネルギーは、仮にボイラ19のみによって導入水W1の温度調整を行う場合と比較して著しく少ない。前者の場合に熱移送部8の稼働に要するエネルギーは、後者の場合にボイラ19で消費されるエネルギーの1/5〜1/6程度である。こうして、本第一実施例では、従来のかけ流し方式と比較して消費エネルギー量を大幅に削減することが可能である。
熱移送部8を介して交換される熱量や、ボイラ19から導入水W1に供給される熱量は、温度センサ20の計測値に応じ、導入水W1が適当な温度となるように調整すれば良い。尚、温度センサ20はここに示したように水使用設備3ではなく、給水槽1に設けても良い。ただし、水使用設備3における導入水W1の温度を監視しつつ熱移送部8やボイラ19の運転を調整する方が、水使用設備3における温度状態を熱移送部8やボイラ19の運転に直接反映することができるので、水使用設備3における導入水W1の温度を微調整するには有利である。
また、本第一実施例の場合、四方弁15を切り替えることにより、導入水W1の冷却を行うこともできる。このとき、四方弁15は、圧縮機10の出側の流路が第一の熱源側熱交換器14A側の流路と接続され、圧縮機10の入側の流路が第一の供給側熱交換器13A側の流路に接続される位置とする。この場合、図1中に破線の矢印で示す如く熱媒M1が熱媒循環ライン9を循環することにより、熱源としての排水W2から熱移送部8を介し、導入水W1へ冷熱が受け渡されることになる。
供給側熱交換部13では、膨張弁11で膨張させられた熱媒M1が第一の供給側熱交換器13Aにて中間熱媒M2と熱交換し、中間熱媒M2が熱媒M1から冷熱を受け取る。熱媒M1から冷熱を受け取った中間熱媒M2は、第二の供給側熱交換器13Bにて導入水W1と熱交換し、導入水W1が冷却される。
熱源側熱交換部14では、圧縮機10で圧縮された熱媒M1が第一の熱源側熱交換器14Aにて中間熱媒M3と熱交換し、中間熱媒M3から熱媒M1へ冷熱が受け渡される。熱媒M1へ冷熱を受け渡した中間熱媒M3は、第二の熱源側熱交換器14Bにて排水W2と熱交換し、排水W2から冷熱を受け取る。
このように、本第一実施例では、熱媒循環ライン9に流路切替器として四方弁15を備えることにより、排水W2を熱源として導入水W1の加温だけでなく、冷却をも行うことができる。
本第一実施例の如きヒートポンプシステムは、例えば以下の如く構築することができる。熱媒循環ライン9に圧縮機10、膨張弁11、第一の供給側熱交換器13A、第一の熱源側熱交換器14Aを備えたヒートポンプ部12には、ヒートポンプ装置として販売されている一般的な製品を利用することができる。そして、ヒートポンプ部12の一側の熱交換器(第一の供給側熱交換器13A)の出入口に、供給側の中間熱媒循環ライン13Cを介して第二の供給側熱交換器13Bを外付けし、2台の熱交換器13A,13Bを備えた供給側熱交換部13を形成する。また、他側の熱交換器(第一の熱源側熱交換器14A)の出入口に、熱源側の中間熱媒循環ライン14Cを介して第二の熱源側熱交換器14Bを外付けし、2台の熱交換器14A,14Bを備えた熱源側熱交換部14を形成する。
さらに、第二の供給側熱交換器13Bに供給ライン2を接続し、導入水W1が流通するようにする。また、第二の熱源側熱交換器14Bに第二の排出ライン7を接続し、排水W2が流通するようにする。
このように構成された本第一実施例のヒートポンプシステムでは、熱媒M1と導入水W1との間で熱交換を行うにあたり、第一の供給側熱交換器13Aに導入水W1が流通しない。第一の供給側熱交換器13Aには導入水W1ではなく中間熱媒M2が流通し、熱媒M1と中間熱媒M2との間で熱交換が行われる。導入水W1は、第一の供給側熱交換器13Aではなく第二の供給側熱交換器13Bに送り込まれ、熱媒M1と熱交換した後の中間熱媒M2から熱を受け取る。こうして、導入水W1は中間熱媒M2を介して間接的に熱媒M1から熱を受け取る。同様に、熱媒M1と排水W2との熱交換に際し、第一の熱源側熱交換器14Aには排水W2が流通せず、排水W2は中間熱媒M3を介して間接的に熱媒M1へ熱を受け渡す。
このようにすると、ヒートポンプ部12を構成する第一の供給側熱交換器13Aと第一の熱源側熱交換器14Aが、導入水W1、排水W2により汚染されたり、腐蝕したりすることを防止することができる。例えば第一の供給側熱交換器13Aと第一の熱源側熱交換器14Aがステンレス製であり、水使用設備3が海水を利用する養殖槽である場合、導入水W1、排水W2を第一の供給側熱交換器13A、第一の熱源側熱交換器14Aに通すと、素材が腐蝕する可能性がある。また、海水中に含まれる異物や、養殖対象から排出される老廃物等が第一の供給側熱交換器13Aや第一の熱源側熱交換器14Aを汚染することも考えられる。そこで本第一実施例の如く、ヒートポンプ部12の構成要素である熱交換器13A,14Aには腐食性が低く汚れの少ない中間熱媒M2,M3を導入し、該中間熱媒M2,M3を介して間接的に熱交換を行うようにすれば、熱交換器13A,14Aの汚染や腐食を防止できる。よって、第一の供給側熱交換器13Aと第一の熱源側熱交換器14Aに関しては、清掃や部品交換等のメンテナンスにかかる手間やコストを著しく低減することができる。
導入水W1、排水W2が導入される第二の供給側熱交換器13Bおよび第二の熱源側熱交換器14Bについては、上述の如くチタン等の耐腐食性の素材で構成すれば、メンテナンスにかかる手間を最小限とすることができる。また、第二の供給側熱交換器13Bおよび第二の熱源側熱交換器14Bとしてプレート式の熱交換器を採用すれば、内部を流通する導入水W1、排水W2の流速を大きくすることができる。このため、導入水W1、排水W2に汚れが含まれていたとしても、第二の供給側熱交換器13B、第二の熱源側熱交換器14Bの内部で汚れが滞留しにくいので、必要な清掃の頻度が少なくなる。一方、第二の供給側熱交換器13Bおよび第二の熱源側熱交換器14Bとしてシェルアンドチューブ式の熱交換器を採用した場合には、伝熱管に中間熱媒M2,M3を、シェルに導入水W1または排水W2を通すようにする。このようにすれば、導入水W1、排水W2由来の汚れが熱交換器13B,14B内に溜まった際、前記シェルを開ければ汚れの蓄積した部位にアクセスすることができるので、清掃の作業を容易に行うことができる。
また、仮に部品交換や清掃、修理といったメンテナンスの必要が生じた場合には、第二の供給側熱交換器13Bおよび第二の熱源側熱交換器14Bとして別の熱交換器をヒートポンプ部12に接続すれば良い。このようにすれば、ヒートポンプ部12およびヒートポンプシステム全体の運転を続行しつつ、第二の供給側熱交換器13Bおよび第二の熱源側熱交換器14Bのメンテナンスを行うことができる。第二の供給側熱交換器13B、第二の熱源側熱交換器14Bのメンテナンスにあたり、システム全体の使用を長期にわたって中断するような必要がないので、メンテナンスに伴って生じるコストをさらに低減することができる。
以上のように、上記本第一実施例においては、水使用設備3にて使用する水を導入水W1として前記水使用設備3に導く供給ライン2と、流体である熱源W2と導入水W1との間で熱交換を行う熱移送部8とを備え、前記熱移送部8は、圧縮機10と膨張弁11との間を熱媒M1が循環する熱媒循環ライン9を備えたヒートポンプ部12と、熱媒M1と導入水W1との間で熱交換を行う供給側熱交換部13と、熱媒M1と熱源W2との間で熱交換を行う熱源側熱交換部14とを備え、前記供給側熱交換部13または前記熱源側熱交換部14の少なくとも一方は、中間熱媒M2,M3が循環する中間熱媒循環ライン13C,14Cと、中間熱媒M2,M3と熱媒M1との間で熱交換を行う熱交換器13A,14Aと、中間熱媒M2,M3と導入水W1または熱源W2との間で熱交換を行う熱交換器13B,14Bを備えている。ヒートポンプ部12の構成要素(第一の供給側熱交換器13Aと第一の熱源側熱交換器14A)に腐食性が低く汚れの少ない中間熱媒M2,M3を導入し、該中間熱媒M2,M3を介して間接的に熱交換を行うことで、第一の供給側熱交換器13Aと第一の熱源側熱交換器14Aの汚染や腐食を防止することができる。よって、ヒートポンプ部12の構成要素に関し、清掃や部品交換等のメンテナンスにかかる手間やコストを著しく低減することができる。
また、本第一実施例においては、熱源W2として前記水使用設備3からの排水を利用している。このようにすれば、導入水W1の温度調整にあたり、排水W2に含まれる熱エネルギーの一部を回収して再利用することができる。また、その際、熱源である排水W2の温度が水使用設備3における導入水W1の適温と大きく異なることがないため、安定した熱交換効率を保つことができる。さらに、水使用設備3に近接する位置にある排水W2を熱源として利用することで、配管の設置にかかる材料費や工費の高騰、熱源の輸送に必要なポンプの出力の増大、熱損失の増大といった諸問題も回避される。
また、本第一実施例において、中間熱媒M2,M3と導入水W1または熱源W2との間で熱交換を行う前記熱交換器13B,14Bは耐腐食性の素材で構成することができる。このようにすれば、導入水W1、排水W2が導入される熱交換器13B,14Bに関し、メンテナンスにかかる手間を最小限とすることができる。
また、本第一実施例において、中間熱媒M2,M3と導入水W1または熱源W2との間で熱交換を行う前記熱交換器13B,14Bは、複数の伝熱プレートを積層し、該複数の伝熱プレート同士の間に流体の流路を形成するプレート式の熱交換器とすることができる。このようにすれば、熱交換器13B,14Bの内部で汚れが滞留しにくいので、必要な清掃の頻度を少なくすることができる。
また、本第一実施例において、中間熱媒M2,M3と導入水W1または熱源W2との間で熱交換を行う前記熱交換器13B,14Bは、シェル内に伝熱管を収容し、該伝熱管内と前記シェル内にそれぞれ導入した流体同士の間で熱交換を行うシェルアンドチューブ式の熱交換器とし、前記伝熱管に中間熱媒M2,M3を、前記シェルに導入水W1または排水W2を通すことができる。このようにすれば、導入水W1、排水W2由来の汚れが熱交換器13B,14B内に溜まった際、前記シェルを開ければ汚れの蓄積した部位にアクセスすることができるので、清掃の作業を容易に行うことができる。
また、本第一実施例において、前記水使用設備3は生物の養殖を行う養殖槽とすることができる。
したがって、上記本第一実施例によれば、ヒートポンプのメンテナンスにかかる手間とコストを軽減し得る。
図2は本発明の実施によるヒートポンプシステムの形態の別の一例を示している。本第二実施例の基本的な構成は上記第一実施例(図1参照)と概ね共通しているが、供給側熱交換部13に、熱交換器として第一の供給側熱交換器13Aの一台のみを備えている点が異なっている。
こうした構成は、例えば導入水W1が清浄で腐食性の低い真水であり、排水W2が汚れを含みあるいは腐食性を有する水である場合に有効である。導入水W1が清浄な真水であれば、ヒートポンプ部12を構成する第一の供給側熱交換器13Aへ導入しても、腐食や汚れといった問題は生じない。よって、供給側については第二の供給側熱交換器13Bを外付けする必要はない。第二の供給側熱交換器13Bを外付けしなければ、設置にかかる費用を節減できるほか、中間熱媒M2を用いて熱交換を間接的に行うことによる熱交換効率の低下も避けることができる。
一方、汚れや腐食性を有する排水W2については、上記第一実施例と同様に外付けした第二の熱源側熱交換器14Bに通し、ヒートポンプ部12を構成する第一の熱源側熱交換器14Aの汚染、腐食を防止している。
あるいは逆に、図示は省略するが、第一の供給側熱交換器13A側にのみ第二の供給側熱交換器13Bを外付けし、第一の熱源側熱交換器14Aには排水W2を通すようにすることも考えられる。例えば水使用設備3が下水等の処理施設である場合等、導入水W1が腐食性または汚れを含み、排水W2が清浄である場合に有効である。
このように、本発明を実施する場合、2つの熱交換部13,14の両方に熱交換器を2台備える必要はなく、汚れや腐食の懸念されるいずれか一方の熱交換部のみを対象としても良い。
その他の構成や作用効果については上記本第一実施例と同様であるため説明を省略するが、本第二実施例によっても、ヒートポンプのメンテナンスにかかる手間とコストを軽減し得る。
図3は本発明の実施によるヒートポンプシステムの形態のさらに別の一例を示している。本第三実施例の基本的な構成は上記第一実施例(図1参照)と概ね共通しているが、熱源として排水W2を利用せず、外部から引き込んだ熱源(外部熱源)W3を利用する点が異なっている。
外部熱源W3としては、例えば地下水、温泉水、海水、湖水、河川水その他の各種の流体を利用することができる。外部熱源W3は引込ライン22を通じて引き込まれ、該引込ライン22の途中に接続された第二の熱源側熱交換器14Bに導入されて、中間熱媒循環ライン14Cを流通する中間熱媒M3と熱交換する。中間熱媒M3と熱交換した後の外部熱源W3は、引込ライン22から外部へ排出される。こうした外部熱源W3の輸送は、引込ライン22の途中に設置された引込ポンプ23により駆動される。
このように熱源として外部熱源W3を利用する場合、導入水W1と外部熱源W3が近接するとは限らず、外部熱源W3の位置によっては、引込ライン22の総距離が長くなって設置費用の増大、引込ポンプ23の出力増大、熱損失の増大といった問題が生じ得る。しかしながら、例えば排水W2が特に強い腐食性を有する等、排水W2を熱移送部8の熱源として用いることについて不都合が大きい場合には、本第三実施例のように外部熱源W3を利用することもできる。
その他の構成や作用効果については上記本第一実施例と同様であるため説明を省略するが、本第三実施例によっても、ヒートポンプのメンテナンスにかかる手間とコストを軽減し得る。
尚、本発明のヒートポンプシステムは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 給水槽
2 供給ライン
3 水使用設備
4 排出部
5 排出ライン
6 第一の排出ライン
7 第二の排出ライン
8 熱移送部
9 熱媒循環ライン
10 圧縮機
11 膨張弁
12 ヒートポンプ部
13 供給側熱交換部
13A 熱交換器(第一の供給側熱交換器)
13B 熱交換器(第二の供給側熱交換器)
13C 中間熱媒循環ライン(供給側の中間熱媒循環ライン)
14 熱源側熱交換部
14A 熱交換器(第一の熱源側熱交換器)
14B 熱交換器(第二の熱源側熱交換器)
14C 中間熱媒循環ライン(熱源側の中間熱媒循環ライン)
15 流路切替器(四方弁)
16 供給ポンプ
17 排出ポンプ
18 取水ライン
19 ボイラ
20 温度センサ
20a 温度信号
21 制御装置
22 引込ライン
23 引込ポンプ
M1 熱媒
M2 中間熱媒(供給側の中間熱媒)
M3 中間熱媒(排出側の中間熱媒)
W1 導入水
W2 熱源(排水)
W3 熱源(外部熱源)

Claims (6)

  1. 水使用設備にて使用する水を導入水として前記水使用設備に導く供給ラインと、
    流体である熱源と導入水との間で熱交換を行う熱移送部とを備え、
    前記熱移送部は、
    圧縮機と膨張弁との間を熱媒が循環する熱媒循環ラインを備えたヒートポンプ部と、
    熱媒と導入水との間で熱交換を行う供給側熱交換部と、
    熱媒と熱源との間で熱交換を行う熱源側熱交換部とを備え、
    前記供給側熱交換部または前記熱源側熱交換部の少なくとも一方は、
    中間熱媒が循環する中間熱媒循環ラインと、
    中間熱媒と熱媒との間で熱交換を行う熱交換器と、
    中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う熱交換器を備えているヒートポンプシステム。
  2. 熱源として前記水使用設備からの排水を利用する、請求項1に記載のヒートポンプシステム。
  3. 中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う前記熱交換器は耐腐食性の素材で構成されている、請求項1または2に記載のヒートポンプシステム。
  4. 中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う前記熱交換器は、複数の伝熱プレートを積層し、該複数の伝熱プレート同士の間に流体の流路を形成するプレート式の熱交換器である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヒートポンプシステム。
  5. 中間熱媒と導入水または熱源との間で熱交換を行う前記熱交換器は、シェル内に伝熱管を収容し、該伝熱管内と前記シェル内にそれぞれ導入した流体同士の間で熱交換を行うシェルアンドチューブ式の熱交換器とし、前記伝熱管に中間熱媒を、前記シェルに導入水または熱源を通す、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヒートポンプシステム。
  6. 前記水使用設備は生物の養殖を行う養殖槽である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒートポンプシステム。
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