JP2019135621A - 予測装置、予測方法、およびプログラム - Google Patents

予測装置、予測方法、およびプログラム Download PDF

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洋太朗 鈴木
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宗也 脇山
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Abstract

【課題】より正確に落札額を予測することができる予測装置、予測方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】オークションに出品される商品またはサービス(以下、商品等)に関する商品等情報を取得する取得部と、前記オークションにおいて落札された商品等に係る商品等情報に落札額が対応付けられた落札実績情報を参照し、前記取得部により取得された商品等情報と合致する落札額の分布を求め、前記分布におけるピークに対応する落札額を、前記取得部により取得された商品等の落札予測額として導出する予測部と、を備える予測装置。【選択図】図1

Description

本発明は、予測装置、予測方法、およびプログラムに関する。
従来、ネットワークを介して行われるオークションで出品される商品の商品情報からキーワードを抽出し、カテゴリとキーワードとの組み合わせに対応付けられた価格帯ごとの落札実績情報を参照して、商品情報に対応する商品に関する相場を予測する予測装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2017−116977号公報
「クラスター数を自動決定するk−meansアルゴリズムの拡張について」、石岡恒憲、応用統計学Vol.29,No.3(2000)、p141−149 "Mean Shift: A Robust Approach Toward Feature Space Analysis". Dorin Comaniciu and Peter Meer, IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE, VOL.24, NO.5, MAY2002
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、価格帯ごとの落札額の分布をそのまま提供したり、価格帯の最大値と最小値の平均、価格帯の中央値などを提供したりするため、提供する情報に正確さを欠く場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より正確に落札額を予測することができる予測装置、予測方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、オークションに出品される商品またはサービス(以下、商品等)に関する商品等情報を取得する取得部と、前記オークションにおいて落札された商品等に係る商品等情報に落札額が対応付けられた落札実績情報を参照し、前記取得部により取得された商品等情報と合致する落札額の分布を求め、前記分布におけるピークに対応する落札額を、前記取得部により取得された商品等の落札予測額として導出する予測部と、を備える予測装置である。
本発明の一態様によれば、より正確に落札額を予測することができる。
予測装置200の構成および使用環境の一例を示す図である。 商品等DB172の内容の一例を示す図である。 転置インデックス174の内容の一例を示す図である。 落札実績情報176の内容の一例を示す図である。 出品者の端末装置10に提供されるインターフェース画面IM1の一例を示す図である。 予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 落札額を量子化した結果を模式的に示す図である。 クラスタ化から予測価格帯の導出までの処理について説明するための図である。 S122における予測価格帯の導出手法の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の予測装置、予測方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
[概要]
予測装置は、一以上のプロセッサにより実現される。予測装置は、例えば、ネットワークを介して実施されるオークション(競売)に出品しようとしている出品者から商品またはサービス(以下、商品等)の情報(商品等情報)を取得し、落札実績情報を参照して落札額を予測する装置である。これによって、出品者は、大体どれ位の金額で商品等が販売されるのかを出品前に知ることができるため、予測装置は、オークションに参加しようというモチベーションを喚起し、経済活動の活発化に寄与することができる。なお、予測装置は、オークションを管理するオークションサーバなどに包含される装置であってもよい。すなわち、予測装置は、仮想的な装置であってもよい。
[全体構成]
図1は、予測装置200の構成および使用環境の一例を示す図である。この使用環境において、端末装置10、オークションサーバ100、予測装置200などの装置がネットワークNWを介して通信を行う。これらの装置は、ネットワークNWに接続するためのインターフェースを備える。ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などを含む。
[端末装置]
端末装置10は、オークションの出品者や入札者(これから出品または入札しようとするユーザも含む)によって使用される。端末装置10は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット端末などである。端末装置10では、アプリケーションプログラムやブラウザなどのUA(User Agent)が起動し、オークションサーバ100に対して画像の要求、クエリの送信、その他の処理を行う。
出品者の使用する端末装置10からは、出品する商品等に関するデータがオークションサーバ100に送信される。入札者の使用する端末装置500からは、入札者が興味のある商品を検索するためのクエリ、入札する旨の意思を示す情報、入札額などがオークションサーバ100に送信される。
[オークションサーバ]
オークションサーバ100は、例えば、オークション管理部(オークションマスタ)110と、データ管理部120と、検索実行部130と、ランキング処理部140と、予測依頼部150と、記憶部170とを備える。記憶部170には、商品等DB(データベース)172、転置インデックス174、落札実績情報176などの情報が格納される。記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
オークション管理部110は、端末装置10に対してネットオークションサービスを提供する。オークション管理部110は、オークションに関する種々の情報を、ソースデータとしてデータ管理部120に提供する。ソースデータには、出品者から提供されたデータの他、オークションの進捗に関するデータなどが含まれる。ソースデータには、出品された商品の識別情報であるドキュメントIDが付与されている。また、オークション管理部110は、入札者の端末装置10から受信したクエリを用いた検索を、検索実行部130に依頼する。
データ管理部120は、ソースデータを適宜加工して商品等DB172に登録する。図2は、商品等DB172の内容の一例を示す図である。検索DB172には、例えば、ドキュメントID、カテゴリ、タイトル、詳細説明、画像URL(Uniform Resource Locator)、価格、入札数、お気に入り登録数、遅延更新データなどの情報が互いに対応付けられて登録される。
タイトルは、例えば、商品等の紹介ページに表示されるテキスト情報であって、紹介ページの上部など目立つ位置に表示されるテキスト情報である。カテゴリは、階層的に分類される商品等のカテゴリである。詳細説明は、商品等の紹介ページに表示されるテキスト情報であって、タイトルとは異なる位置に表示されるテキスト情報である。タイトルおよび詳細説明は、例えば、出品者によって作成される。
画像URLは、商品等の画像を参照するためのURL(参照情報)である。価格は、現時点での最高入札額である。未入札である場合、出品者により設定された最低入札額が格納される。入札数は、商品に入札した入札者の数である。お気に入り登録数は、その商品等のオークションページをお気に入りに登録しているユーザの数である。
また、データ管理部120は、検索実行部130による検索を高速化するために、転置インデックス174を生成する。図3は、転置インデックス174の内容の一例を示す図である。転置インデックス174は、クエリとなり得る単語に対して、ドキュメントIDが対応付けられた情報である。データ管理部120は、その単語或いは類似する単語をタイトルに含む商品等、或いは、画像からその単語に該当すると推定される商品等のドキュメントIDを、転置インデックス174に登録する。類似する単語の判定には、テキストを分散表現化したベクトルが使用されてよい。
また、データ管理部120は、オークション管理部110からの通知に応じて落札実績情報176を更新する。図4は、落札実績情報176の内容の一例を示す図である。落札実績情報176には、例えば、ドキュメントID、カテゴリ、タイトル、詳細説明、落札価格などの情報が互いに対応付けられて登録される。
検索実行部130は、転置インデックス174を用いて、入札者の端末装置10から依頼された検索を実行する。例えば、入札者の端末装置10からクエリ「テレビ」について検索を依頼された場合、検索実行部130は、転置インデックス174からドキュメントID=001、005、…を取得する。そして、検索実行部130は、ドキュメントID=001、005、…である商品等の情報を商品等DB172から抽出する。
ランキング処理部140は、検索実行部130により抽出された商品に対して、所定の基準によって順位付けを行うと共に、上位のk個の商品を選択する(kは任意の自然数)。そして、選択したk個の商品の情報を、順位付けの情報と共にオークション管理部110に提供する。オークション管理部110は、ランキング処理部140から取得した情報に基づいて検索結果画面を表示するための情報を入札者の端末装置10に送信する。ランキング処理部140による順位付けの手法としては、種々のものが採用され得る。例えば、ランキング処理部140は、入札数が多い商品に高いスコアを付与してよい。また、ランキング処理部140は、お気に入り登録数が多い商品に高いスコアを付与してよい。また、ランキング処理部140価格が安い商品に高いスコアを付与してよい。
予測依頼部150は、出品者の端末装置10に提供されているインターフェース画面において所定の操作がなされた場合、予測装置200に落札額の予測を依頼する。図5は、出品者の端末装置10に提供されるインターフェース画面IM1の一例を示す図である。図示するように、インターフェース画面IM1には、タイトルを入力するためのタイトル入力領域A1、説明(前述の詳細説明)を入力するための説明入力領域A2、図示しない確定送信ボタンなどが設定される。また、インターフェース画面IM1には、落札額予測を依頼するための依頼ボタンB1が設定される。出品者が、タイトルに何らかの情報を入力した状態で依頼ボタンB1を操作すると、オークションサーバ100にタイトルと依頼する旨を示す情報とが対応付けられて送信される。これに応じて予測依頼部150は、、予測装置200にタイトルを送信すると共に、落札額の予測を依頼する。インターフェース画面IM1では、タイトルや説明だけでなく、商品等のカテゴリが選択されてもよいし、商品等の紹介画面に表示される画像が指定されてもよい。この場合、予測装置200による予測は、カテゴリ別に実行されてもよい。
[予測装置]
図1に戻り、予測装置200は、例えば、取得部210と、予測部220と、記憶部250とを備える。取得部210と予測部220とのうち一方または双方は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
予測部220は、例えば、トークン抽出部222と、落札額分布導出部224と、クラスタリング処理部226と、ピーク導出部228と、サジェスト判定部230と、予測価格帯導出部232とを備える。また、記憶部250には、落札実績情報252、クラスタ毎演算結果254などの情報が格納される。
取得部210は、オークションサーバ100から任意のタイミングで落札実績情報176の一部または全部を取得し、落札実績情報252として記憶部250に格納する。また。取得部210は、予測の依頼と共に、出品者が落札額の予測を希望する商品等のタイトルをオークションサーバ100から取得する。このタイトルは、「オークションに出品される商品またはサービス(以下、商品等)に関する商品等情報」の一例である。
以下、予測部220の各部の機能についてフローチャートを参照しながら説明する。図6は、予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、予測部220のトークン抽出部222が、タイトルから検索に用いられるトークンを抽出する。トークン抽出部222は、例えば、MeCabなどの形態素解析エンジンを用いて形態素解析を行い(あるいは、他装置に形態素解析を依頼して)、タイトルに含まれる名詞を、トークンとして抽出する(S100)。トークンは、一つのみ抽出される場合もあるし、複数抽出される場合もある。トークンには、形態素解析の結果として得られる固有名詞、ブランド名、商品型番などの種別が付与されていてもよい。また、トークンには、タイトルにおける位置、すなわちタイトルに含まれるトークンのうち、先頭から何番目のトークンであるかを示す情報が付与されていてもよい。
次に、落札額分布導出部224が、落札実績情報252を参照し、取得部210により取得されたタイトルと合致する落札額の分布を求める(S102〜S110)。
まず、落札額分布導出部224は、トークン抽出部222により抽出されたトークンのそれぞれを用いて落札実績情報252を検索する(S102)。なお、落札額分布導出部224は、トークンをオークションサーバ100に送信して検索を依頼してもよい。
次に、落札額分布導出部224は、S102で検索ヒットした落札実績情報252のレコードのそれぞれについて、タイトルとの当てはまり具合を示す指標値WANDを計算する(S104)。WANDは、例えば式(1)で表される。式中、mは落札実績情報252のレコード識別子(例えばドキュメントID)であり、nはS102で抽出されたトークンの数であり、iは何番目のトークンであるかを示す引数である。Tkは、式(2)に示すように、i番目のトークンが検索においてヒットしたか否かを示す関数である。係数αは、i番目のトークンに付与される重みである。落札額分布導出部224は、例えば、前述したように、トークンに付与された種別、タイトルにおける位置などに基づいて係数αを決定する。なお、αは、1などの固定値であってもよい(すなわち省略されてもよい)。WANDは、更に、式(1)の右項を、n、nに基づく値、或いはタイトルの文字数で定まる定数等で除算して求められてもよい。
Figure 2019135621
次に、落札額分布導出部224は、WANDが大きい(例えば、所定の閾値以上である)落札実績情報252のレコードを抽出し、抽出したレコードに含まれる落札額を以下の処理の対象として特定する(S106)。これによって、落札実績情報252のレコードから、出品者によって入力されたタイトルとの当てはまり度合いが高いレコードが抽出される。このように、ANDとORの中間の性質を持つWANDに基づいて落札額の情報を取捨選択するため、データの数を確保すると共に、関連性の小さいデータを排除することができる。この技術分野においてANDを採用して検索を行うと、ほぼ合致するレコードが抽出されない。かといって、ORを採用して検索を行うと、関連性の非常に小さいレコードまで抽出されてしまう。本実施形態では、WANDを採用することで、適切な数のレコードを抽出することができる。
次に、落札額分布導出部224は、S106で特定した落札額の集合を量子化(ヒストグラム化、BIN化)し(S108)、落札額の分布を導出する(S110)。量子化とは、例えば1円刻みで表される落札額を、所定幅を有するBINのいずれかに所属させることをいう。例えば、落札額分布導出部224は、0円〜5円、6円〜10円、11円〜15円というように所定幅で設定されるBINに落札額を当てはめ、それぞれのBINの出現数を、落札額の総数で除算して出現確率に変換する。これによって、落札額分布導出部224は、落札額の分布を導出する。なお、BINの刻み幅は、金額が大きくなるほど大きくなるように設定されてもよい。例えば、落札額の対数を所定幅刻みにするようにBINが設定されてもよい。
図7は、落札額を量子化した結果を模式的に示す図である。縦軸は、各BINの出現数である。なお、落札額の分布は、出現回数に対して一律「1」とカウントするのではなく、WAND値を重みとして乗算した上でカウントして得られる出現数にもとづいて導出されてもよい。また、落札額の情報は、落札額を予測する段階ではなく、落札実績情報252として記憶部250に格納される段階などにおいて、予め落札額分布導出部224により量子化されてもよい。
次に、クラスタリング処理部226が、落札額分布導出部224により導出された落札額の分布をクラスタ化(分割)する(S112)。クラスタリング処理部226は、例えば、x−means、meanshift、カーネル密度推定(KDE:Kernel Density Estimation)などの手法に基づいて、量子化された落札額の分布をクラスタ化する。カーネル密度推定を用いる場合、クラスタリング処理部226は、推定された確率密度関数の極小点でクラスタを分割する。
次に、ピーク導出部228が、各クラスタにおけるピーク(「局所ピーク」の一例)を導出する(S114)。ピークとは、対象範囲において出現確率が最大であるBINのことである。そして、ピーク導出部228は、選択した各クラスタのピークの中で出現確率が最大であるピークを選択し、選択したピークに対応するBINの代表値(例えば中央値)を、落札予測額として導出する(S116)。
図8は、クラスタ化から予測価格帯の導出までの処理について説明するための図である。図中、P1はクラスタ1のピークであり、P2はクラスタ2のピークである。ピークP1の出現確率は、ピークP2の出現確率よりも大きい。従って、ピーク導出部228は、ピークP1に対応するBINの代表値を、落札予測額として導出する。
図6に戻り、サジェスト判定部230は、1位クラスタの面積S1と、2位クラスタの面積S2とをそれぞれ算出する(S118)。1位クラスタとは、ピークにおける出現確率が最も大きいクラスタであり、2位クラスタとは、ピークにおける出現確率が2番目に大きいクラスタである。図8の例では、クラスタ1が1位クラスタであり、クラスタ2が2位クラスタである。また図中のS1はクラスタ1の面積であり、S2はクラスタ2の面積である。ここで、「面積」とは便宜的な称呼であり、実際は、そのクラスタに属するBINの出現確率の合計値である。
このとき、サジェスト判定部230は、S118で算出した面積のうち、少なくとも面積S1を、クラスタ毎演算結果254として記憶部250(メモリ)に保存しておく。
そして、サジェスト判定部230は、面積S2を面積S1で除算した値が閾値Th1を超えるか否かを判定する(S120)。面積S2を面積S1で除算した値が閾値Th1を超える場合、サジェスト判定部230は、落札額の分布が比較的優劣の無い多峰性を示しているため落札予測額の信頼度が低いと判断し、今回の予測依頼に対して「回答無し」と決定し、本フローチャートの処理を終了する。このように、サジェスト判定部230は、面積S1と面積S2が基準よりも近い場合には、落札予測額をサジェストしないことを決定する。これによって、信頼度の低い落札予測額を回答することで出品者をミスリードするような事態が生じるのを抑制することができる。閾値Th1は、例えば、0.2〜0.6程度の値である。
サジェスト判定部230は、対象となる商品等のカテゴリが得られている場合、カテゴリに応じて閾値Th1を設定してもよい。また、予測装置200は、S120で肯定的な判定を得た場合、落札予測額に「サジェストしない」ことを推奨する情報を付加してオークションサーバ100に送信してもよい。また、S120の判定処理は、例えば、「面積S1を面積S2で除算した値が閾値Th2を超えるか否か」に置換され、超える場合にS122に進むようにしてもよい。この場合の閾値Th2は、例えば、1.5〜5程度の値である。
面積S2を面積S1で除算した値が閾値Th1を超えない場合、サジェスト判定部230は、今回の予測依頼に対して「回答あり」と決定する。この場合、予測価格帯導出部232が、1位クラスタにおいて、ピークを中心とした部分面積のクラスタ全体の面積に対する割合が、所定割合に近づく範囲を、予測価格帯として導出する(S122)。
図9は、S122における予測価格帯の導出手法の一例を示す図である。この例では、ピークを中心とした部分面積SPaは、ピークに対応するBINと、ピークに対応するBINから落札額の高い側と低い側にそれぞれx個ずらしたBINとの出現確率の和である。予測価格帯導出部232は、例えば、xを0から順に1づつインクリメントしながら、SPa/S1を閾値Th3と比較し、初めて閾値Th3を超えた場合のxに対応する価格PlとPhを、予測価格帯の下限と上限とする。なお、図中Peは落札予測額である。予測価格帯導出部232は、記憶部250に保存されている面積S1を読み出し、読み出した面積S1を使用して上記の処理を行う。これによって、再度1位クラスタの面積を求める必要が無くなるため、高速処理を実現することができる。
そして、予測部220は、落札予測額Pe、並びに予測価格帯の下限Plおよび上限Phを、オークションサーバ100に送信する(S124)。オークションサーバ100は、これらの情報を出品者の端末装置10に送信し、出品者の端末装置10に表示させる。
なお、S112で全ての落札額が一つのクラスタに収まる場合(落札額が多峰性を示さない場合)、S114およびS116の処理は、「一つのピークに対応するBINの代表値を落札予測額として導出する」処理となり、S118およびS120の処理はスキップされ、S122の処理対象は1位クラスタでは無く落札額全体となる。
以上説明した実施形態の予測装置によれば、オークションに出品される商品等に関する商品等情報を取得する取得部210と、オークションにおいて落札された商品等に係る商品等情報に落札額が対応付けられた落札実績情報252を参照し、取得部210により取得された商品等情報と合致する落札額の分布を求め、分布におけるピークに対応する落札額を、取得部210により取得された商品等の落札予測額として導出する予測部220と、を備えることにより、より正確に落札額を予測することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
100 オークションサーバ
200 予測装置
210 取得部
220 予測部
222 トークン抽出部
224 落札額分布導出部
226 クラスタリング処理部
228 ピーク導出部
230 サジェスト判定部
232 予測価格帯導出部

Claims (9)

  1. オークションに出品される商品またはサービス(以下、商品等)に関する商品等情報を取得する取得部と、
    前記オークションにおいて落札された商品等に係る商品等情報に落札額が対応付けられた落札実績情報を参照し、前記取得部により取得された商品等情報と合致する落札額の分布を求め、前記分布におけるピークに対応する落札額を、前記取得部により取得された商品等の落札予測額として導出する予測部と、
    を備える予測装置。
  2. 前記予測部は、前記落札額の分布が多峰性を示す場合、複数の局所ピークのうち一つのピークを選択し、前記選択した一つのピークに対応する落札額を前記落札予測額として導出する、
    請求項1記載の予測装置。
  3. 前記予測部は、前記落札額の分布を分割し、分割した分布の中での最大値を、前記複数の局所ピークとして導出する、
    請求項2記載の予測装置。
  4. 前記予測部は、前記分割した分布のうち、局所ピークが最も大きい分布と、2番目に大きい分布とのそれぞれにおける出現確率の合計値を比較し、合計値同士が基準よりも近い場合には、前記落札予測額をサジェストしないと決定する、
    請求項3記載の予測装置。
  5. 前記予測部は、前記分割した分布のうち、局所ピークが最も大きい分布に基づいて、予測価格帯を導出する、
    請求項3または4記載の予測装置。
  6. 前記予測部は、前記分割した分布のうち、局所ピークが最も大きい分布において、前記局所ピークに対応する落札額を中心として、出現確率の合計値の分布全体に対する割合が所定割合に近づく範囲に対応する落札額に基づいて、予測価格帯を導出する、
    請求項5記載の予測装置。
  7. 前記予測部は、
    前記分割した分布のうち、局所ピークが最も大きい分布と、2番目に大きい分布とのそれぞれにおける出現確率の合計値を比較し、合計値同士が基準よりも近い場合には、前記落札予測額をサジェストしないと決定し、
    前記分割した分布のうち、局所ピークが最も大きい分布において、前記局所ピークに対応する落札額を中心として、出現確率の合計値の分布全体に対する割合が所定割合に近づく範囲に対応する落札額に基づいて、予測価格帯を導出し、
    前記サジェストするか否かを決定する処理の中で計算した前記局所ピークが最も大きい分布における出現確率の合計値をメモリに保存しておき、前記予測価格帯を導出する処理において前記メモリから読み出して使用する、
    請求項3記載の予測装置。
  8. コンピュータが、
    オークションに出品される商品またはサービス(以下、商品等)に関する商品等情報を取得し、
    前記オークションにおいて落札された商品等に係る商品等情報に落札額が対応付けられた落札実績情報を参照し、前記取得された商品等情報と合致する落札額の分布を求め、前記分布におけるピークに対応する落札額を、前記取得された商品等の落札予測額として導出する、
    予測方法。
  9. コンピュータに、
    オークションに出品される商品またはサービス(以下、商品等)に関する商品等情報を取得させ、
    前記オークションにおいて落札された商品等に係る商品等情報に落札額が対応付けられた落札実績情報を参照させ、前記取得された商品等情報と合致する落札額の分布を求めさせ、前記分布におけるピークに対応する落札額を、前記取得された商品等の落札予測額として導出させる、
    プログラム。
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