JP2019134884A - 情報処理装置、疲労評価方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、疲労評価方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの疲労度を簡易かつ客観的な手法により評価することが可能な技術を提供する。【解決手段】情報処理装置は、ユーザの疲労状態を評価する情報処理装置であって、ユーザに装着されるセンサを用いて測定されるユーザの瞬目に関する生体情報を取得する取得部210と、取得部210により取得されるユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、ユーザの疲労状態を評価する評価部211と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、疲労評価方法及びプログラムに関する。
近年、職場におけるメンタルヘルス不調を未然に防止するための取り組みが行われている。例えば、現在では、従業員数が50人以上である事業場に対して、従業員に対するストレスチェックが義務付けられている。このストレスチェックは、従業員のストレス状況を、57項目のチェック項目が記載された問診票を用いて判定することで、メンタルヘルス不調に至る可能性の高い従業員を早期に発見し、医師による面接指導等を行うことでメンタルヘルス不調を未然に防止しようとするものである(非特許文献1)。
「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」、厚生労働省、平成28年4月
問診票を用いた判定方法は、従業員が、自身の状況について正確に回答することが前提である。しかしながら、企業の現場で従業員の健康問題に取り組んでいる保健師や産業医へのヒアリング結果によれば、体調不良を抱えている従業員ほど、ストレス検診の問診票に正しく回答しない傾向や自分の体調不良を隠す傾向が見られることが判明している。従って、従業員の心身疲労度を正確に把握するためには、問診票を用いて自覚症状を自己申告させる方法ではなく、より簡易かつ客観的な生理学的指標を用いて疲労度を評価することが求められている。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの疲労度を簡易かつ客観的な手法により評価することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザの疲労状態を評価する情報処理装置であって、前記ユーザに装着されるセンサを用いて測定される前記ユーザの瞬目に関する生体情報を取得する取得部と、前記取得部により取得される前記ユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価する評価部と、を有する。
本発明の他の態様に係る疲労評価方法は、ユーザの疲労状態を評価する情報処理装置が実行する疲労評価方法であって、前記ユーザに装着されるセンサを用いて測定される前記ユーザの瞬目に関する生体情報を取得するステップと、取得された前記ユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価するステップとを有する。
本発明の他の態様に係るプログラムは、ユーザの疲労状態を評価するコンピュータに、前記ユーザに装着されるセンサを用いて測定される前記ユーザの瞬目に関する生体情報を取得するステップと、取得された前記ユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価するステップと、を実行させる。
本発明によれば、ユーザの疲労度を簡易かつ客観的な手法により評価することが可能な技術を提供することができる。
本実施形態に係る疲労評価システムの構成例を示す図である。 本実施形態に係るウェアラブル端末の構成例を示す図である。 瞬目に関する生体情報の具体的な測定項目を示す図である。 ユーザが瞬目を行った際における眼電位の波形の例を示す図である。 本実施形態に係る評価装置の構成例を示す図である。 評価装置が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 実験結果を示す図である。 実験結果を示す図である。 実験結果を示す図である。 実験結果を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<システム構成及び概要>
図1は、本実施形態に係る疲労評価システム1の構成例を示す図である。本実施形態に係る疲労評価システム1は、ユーザが装着する眼鏡型のウェアラブル端末10と、ウェアラブル端末10と通信可能な評価装置20とを有する。
ウェアラブル端末10は、ユーザの眼電位信号を測定する眼電位センサ13を備える。眼電位センサ13は、一対のノーズパッド及びブリッジ部分に取り付けられた生体電極13a、13b、13cから構成される。疲労評価システム1では、眼電位センサ13で測定された眼電位を解析することで、ユーザが行う瞬目(まばたき)に関する生体情報を取得する。なお、眼電位センサ13は必須ではない。例えば、眼電位センサ13に代えて、眼鏡のフレーム部分等にカメラを設けるようにして、当該カメラを用いて撮影された画像を画像処理することで瞬目に関する生体情報を取得することとしてもよい。また、ウェアラブル端末10は6軸センサを備えており、ユーザの頭部の動きを検出することができる。すなわち、眼電位センサ13及びカメラを「センサ」と称してもよい。
評価装置20は、無線を用いてウェアラブル端末10と通信する装置であり、例えば、ユーザが所持するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、パーソナルコンピュータ等である。評価装置20は、ウェアラブル端末10で測定されたユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、ユーザの疲労状態を評価する。なお、評価装置20は、1つの装置から構成されていてもよいし、複数の装置から構成されていてもよい。例えば、評価装置20は、ユーザが所持するスマートフォン等のみから構成されていてもよいし、ユーザが所持するスマートフォン等と、ネットワークを介して通信可能なサーバとから構成されていてもよい。また、本実施形態では、評価装置20が備える機能を全てウェアラブル端末10に実装するようにしてもよい。すなわち、評価装置20を「情報処理装置」と称してもよいし、評価装置20の機能を実装したウェアラブル端末10を「情報処理装置」と称してもよい。
<ウェアラブル端末及び評価装置の構成>
図2は、本実施形態に係るウェアラブル端末10の構成例を示す図である。ウェアラブル端末10は、CPU11と、メモリ等の記憶装置12と、眼電位センサ13と、6軸センサ14と、通信IF(Interface)15とを有する。6軸センサ14は、より詳細には加速度センサ及びジャイロセンサであり、それぞれ、3軸方向の加速度及び3軸周りの角速度を検出する。通信IF15は、Bluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離通信やLTE(Long Term Evolution)等の移動無線通信等を用いて評価装置20と通信を行う。
また、ウェアラブル端末10は、測定部110と、送信部111とを有する。測定部110と、送信部111とは、CPU11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記録媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記録媒体は、非一時的な記録媒体であってもよい。
測定部110は、眼電位センサ13から眼電位信号を取得し、取得した眼電位信号を分析することで、ウェアラブル端末10を身に着けているユーザの瞬目に関する生体情報を測定する。
ここで、測定部110が測定する瞬目に関する生体情報について、具体的な測定項目及び測定方法を説明する。図3は、瞬目に関する生体情報の具体的な測定項目を示す図である。図4は、ユーザが瞬目を行った(まばたきをした)際に眼電位センサ13で測定される眼電位の波形の例を示している。
「項目番号1:瞬目の回数」:所定の単位時間においてユーザが瞬目を行った回数を示す測定項目である。所定の単位時間は任意であるが、例えば1分間としてもよい。
「項目番号2:瞬目の強さ」:図4(a)に示すように、眼電位波形の正のピーク及び負のピークの間の眼電位の大きさ(電位差)を示す測定項目である。
「項目番号3:瞬目の強さ」は、項目番号2と同様に、眼電位波形の正のピーク及び負のピークの間の眼電位の大きさ(電位差)を示す測定項目であるが、項目番号2と比べて、測定された眼電位波形に含まれるノイズ処理(除去等)の手法を変更している。具体的には、眼電位波形が有効な波形であるのかノイズであるのかを識別するための閾値が、項目番号2と項目番号3とで異なる。
「項目番号4:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」:図4(a)に示すように、眼電位波形を微分した際に正のピークとなる値を示す測定項目である。
「項目番号5:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」:項目番号4と同様に、眼電位波形を微分した際に正のピークとなる値を示す測定項目であるが、項目番号4と比べて、測定された眼電位波形に含まれるノイズ処理(除去等)の手法を変えたものである。
「項目番号6:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」:図4(a)に示すように、眼電位波形を微分した際に負のピークとなる値を示す測定項目である。
「項目番号7:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」:項目番号6と同様に、眼電位波形を微分した際に負のピークとなる値を示す測定項目であるが、項目番号6と比べて、測定された眼電位波形に含まれるノイズ処理(除去等)の手法を変えたものである。
「項目番号8:瞬目の時間」は、図4(a)に示すように、1回の瞬目に対応する眼電位波形の開始時刻と終了時刻との時間差を示す測定項目である。
「項目番号9:瞬目の時間」:項目番号8と同様に、1回の瞬目に対応する眼電位波形の開始時刻と終了時刻との時間差を示す測定項目であるが、項目番号8と比べて、測定された眼電位波形に含まれるノイズ処理(除去等)の手法を変えたものである。
「項目番号10:瞬目の間隔」:図4(a)に示すように、1回の瞬目に対応する眼電位波形の開始時刻と、次の瞬目に対応する眼電位波形の開始時刻との時間差を示す測定項目である。なお、間隔を測定するタイミングは、眼電位波形が終了する時刻に限定されない。例えば、眼電位波形のうち正又は負のピークに該当するタイミング、若しくは、眼電位波形が開始されるタイミングの間隔を測定するようにしてもよい。
以上説明した測定項目1〜10の各々は、所定の期間における平均値であることとしてもよい。例えば測定部110は、所定の期間に渡って測定を行うことで複数の測定値を取得し、取得した複数の測定値の平均値を測定結果とするようにしてもよい。所定の期間は任意であるが、例えば直近3分間の平均や直近5分間の平均とするようにしてもよい。これにより、ユーザの瞬目に関する生体情報の変動を吸収することができ、より正確に疲労度の評価を行うことが可能になる。
また、測定部110は、測定項目1〜10の各々について、所定の期間における標準偏差(SD: Standard Deviation)を算出し、算出した標準偏差を測定結果とするようにしてもよい。例えば測定部110は、所定の期間に渡って測定を行うことで複数の測定値を取得し、取得した複数の測定値を用いて標準偏差を算出するようにしてもよい。所定の期間は任意であるが、ある程度の数(例えば50程度)の測定値が取得できる期間とすることが好ましい。標準偏差は、データのばらつきを示す指標であることから、例えば、瞬目ごとに瞬目の強さが大きく変化しているといった状態や、瞬目の強さが殆ど変化していないといった状態を把握することが可能になる。
また、測定部110は、ユーザが意図的に目を閉じて一定時間後に開眼した場合の眼電位波形については、測定項目1〜10の測定に用いる眼電位波形から除外するようにしてもよい。例えば、ユーザが意図的に目を閉じて一定時間後に開眼した場合、図4(b)に示すように、目を閉じた際に生じる眼電位波形と目を開けた際に生じる眼電位波形とが時間軸上で離れた位置に現れることになる。そこで、測定部110は、眼電位の正の波形と負の波形との間が所定の時間以上離れている場合、ユーザが意図的に目を閉じて一定時間後に開眼したものとみなして、測定項目1〜10の測定に用いる眼電位波形から除外するようにしてもよい。これにより、自然発生的に行われる瞬目(自発性瞬目)及びユーザが自分の意志で行う瞬目のうち自発性瞬目に近い強さのもの以外を、評価対象から除外することが可能になる。
送信部111は、測定部110で測定されたユーザの瞬目に関する生体情報を、通信IF15を介して評価装置20に送信する機能を有する。
図5は、本実施形態に係る評価装置20の構成例を示す図である。評価装置20は、CPU21と、メモリ等の記憶装置22と、入力装置23と、出力装置24と、通信IF25を有する。入力装置23は、ユーザから入力操作を受け付ける装置であり、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等である。出力装置24は、情報の出力を行う装置であり、例えばディスプレイ、プリンタ等である。通信IF25は、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信やLTE等の移動無線通信等を用いてウェアラブル端末10と通信を行う。
また、評価装置20は、取得部210と、評価部211とを有する。取得部210と、評価部211とは、CPU21が、記憶装置22に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記録媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記録媒体は、非一時的な記録媒体であってもよい。
記憶装置22には、複数の被験者から得られた“瞬目に関する生体情報”と、複数の被験者から得られた“疲労状態を直接的又は間接的に示す疲労評価指標”と、を統計分析することで生成された、瞬目に関する生体情報と疲労評価指標との間の相関関係を示す相関情報220が格納される。相関情報220には、例えば、上述の項目番号1〜10で説明した“瞬目に関する生体情報”の値と、当該生体情報と相関関係にある疲労評価指標の値とが対応づけて格納されている。「項目番号1:瞬目の回数」の場合を例に説明すると、相関情報220には、例えば、瞬目の回数がX回であったら疲労評価指標の値はYであるといった情報や、瞬目の回数がA〜B回、B〜C回、C〜D回の間の場合、疲労評価指標の値はそれぞれX、Y、Zであるといった情報が格納されている。
疲労評価指標とは、疲労に関する問診により測定される指標、自律神経の働きに関する指標であって疲労度合いを間接的に示す指標、又は、被験者の睡眠中を含む生活行動に関する指標であって疲労度合いを間接的に示す指標である。具体例については後述する。
取得部210は、ユーザに装着される眼電位センサ13を用いて測定される、ユーザの瞬目に関する生体情報を取得する機能を有する。
評価部211は、取得部210により取得されたユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、ユーザの疲労状態を評価する機能を有する。より詳細には、評価部211は、ユーザの瞬目に関する生体情報に対応する疲労評価指標を相関情報220から取得し、取得した疲労評価指標の値に基づいてユーザの疲労状態を評価するようにしてもよい。
以上、ウェアラブル端末10及び評価装置20の構成について説明したが、ウェアラブル端末10が備える測定部110を評価装置20側に備える構成としてもよい。この場合、ウェアラブル端末10の送信部111は、眼電位センサ13で測定された眼電位信号を評価装置20に送信するようにしてもよい。評価装置20の測定部110は、受信した眼電位信号を分析することで、ユーザの瞬目に関する生体情報を測定するようにしてもよい。
<処理手順>
図6は、評価装置20が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、取得部210は、ウェアラブル端末10から送信された、ユーザの瞬目に関する生体情報を取得する(S100)。続いて、評価部211は、ユーザの瞬目に関する生体情報の値に対応する疲労評価指標の値を相関情報220から取得し、取得した疲労評価指標の値を用いてユーザの疲労状態を評価する(S101)。続いて、評価部211は、評価結果を出力装置24に出力する(S102)。ここで、出力装置24から出力する評価結果は、疲労評価指標の値をそのまま出力するようにしてもよいし、疲労評価指標の値に対応するメッセージを出力するようにしてもよい。後者の場合、疲労評価指標の各値と出力すべきメッセージとを対応づけた情報を予め記憶装置22に格納しておき、評価部211は、当該情報にアクセスすることで出力すべきメッセージを決定するようにしてもよい。例えば、評価部211は、疲労評価指標の値が所定の値であった場合に、ユーザの疲労状態として「精神的な疲労が溜まっている可能性があります」といったメッセージを出力することが考えられる。
ユーザがウェアラブル端末10を身に着けている間、ウェアラブル端末10は評価装置20に対してユーザの瞬目に関する生体情報を常時送信することが可能である。そのため、評価装置20は、ステップS100〜ステップS102の処理手順を所定の間隔(例えば12時間毎や1日毎等)で繰り返すようにしてもよい。評価部211は、ユーザの疲労状態についての評価結果に変化が生じた場合に、評価結果を出力装置24に出力するようにしてもよい。
<実験結果>
次に、10人の被験者を対象に9週連続で疲労度評価を行った実験結果により得られた“疲労状態を直接的又は間接的に示す疲労評価指標”と、“瞬目に関する生体情報”との相関関係を調査した結果を示す。
発明者らは、ウェアラブル端末10を被験者に身に着けてもらうことで瞬目に関する生体情報を収集すると共に、問診及び専用の装置を用いた測定を行うことで下記に示す疲労評価指標(指標A〜C)の値を収集した。
指標A:自覚的な疲労に関する問診により測定される、疲労度合いを直接的に示す指標
指標B:専用の測定器を用いて測定することで得られる、自律神経の働きに関する指標であって疲労度合いを間接的に示す指標
指標C:専用の測定器を24時間身に着けることで得られる、被験者の睡眠中を含む生活行動に関する指標であって疲労度合いを間接的に示す指標
実験結果により得られた相関関係の有無を図7〜図10に示す。図7〜図10において、上段の数値は相関係数(r値)を示しており、下段の数値は有意確率(p値)を示している。
ここで、「r値<−0.2又は0.2<r値」かつ「p値<0.05」である場合、“被験者の疲労状態を直接的又は間接的に示す疲労評価指標”と、“被験者の瞬目に関する生体情報”と間に相関関係があるとみなすことができる。また、「r値<−0.2又は0.2<r値」かつ「0.05<p値<0.1」である場合については、“被験者の疲労状態を直接的又は間接的に示す疲労評価指標”と、“被験者の瞬目に関する生体情報”と間に相関関係がある可能性が高いとみなすことができる。一方、「0.1<p値」又は「−0.2<r値<0.2」である場合、“被験者の疲労状態を直接的又は間接的に示す疲労評価指標”と、“被験者の瞬目に関する生体情報”と間に相関関係は無いとみなすことができる。
図7〜図10において、相関関係があるとみなすことができる組み合わせについては、r値及びp値を点線枠で囲むようにした。また、相関関係がある可能性が高いとみなすことができる組み合わせについては、r値及びp値に下線を引くようにした。また、図7〜図10における項目番号は、図3で説明した項目番号に対応している。
まず、図7について説明する。「チャルダー」とは、チャルダー疲労質問票(Chalder Fatigue Scale)と呼ばれる精神的・身体的疲労度を示す指標であり、0〜33点で評価され、点数が高いほど精神的・身体的疲労度が大きいことを示す。「CESD(CES−D)」とは、米国国立精神保健研究所が作成した、うつ状態の度合いを得点で示す指標であり、0〜60点で評価され、点数が高いほど抑うつ状態が強いと評価される。「身体的疲労」は、疲労に関する47項目の問診による点数(0〜40点)であり、点数が高いほど身体的疲労度(例えば筋肉の疲労感、頭痛、関節の痛み等)が大きいことを示す。「精神的疲労」は、疲労に関する47項目の問診による点数(0〜40点)であり、点数が高いほど精神的疲労度(例えば憂鬱感、意欲減衰、集中力の低下等)が大きいことを示す。「総合疲労」は、精神的疲労に関する点数と及び精神的疲労に関する点数とを合計した点数(0〜80点)であり、点数が高いほど、身体的疲労度及び精神的疲労度が大きいことを示す。「PSQIG」は、ピッツバーグ睡眠質問票(Pittsburgh Sleep Quality Index)と呼ばれる睡眠の質に関する指標であり、0〜21点で評価され、点数が高いほど睡眠の質が悪いことを示す。睡眠の質が悪いことは、身体的疲労度又は精神的疲労度が大きいことを間接的に示していると考えられる。すなわち、睡眠の質を示す指標は、精神的疲労及び身体的疲労を間接的に示す指標であると考えることができる。なお、「チャルダー」、「CESD」、「身体的疲労」、「精神的疲労」、「総合疲労」、「PSQIG」は、上述の指標Aに該当する。
図7に示す実験結果によれば、「項目番号1:瞬目の回数」は「精神的疲労」と正の相関があることが分かる。このことは、精神的疲労度が大きいほど瞬目の回数が多くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の回数が多いほど、ユーザの精神的疲労度が大きいと評価することができる。また、「項目番号1:瞬目の回数」は「PSQIG」と正の相関があることが分かる。このことは、睡眠の質が悪いほど瞬目の回数が多くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の回数が多いほど、ユーザの睡眠の質が悪い(つまり精神的疲労度又は身体的疲労度が大きい)と評価することができる。
また、「項目番号2:瞬目の強さ」及び「項目番号3:瞬目の強さ」は「CESD」と負の相関があることが分かる。このことは、抑うつ状態が高いほど瞬目の強さが弱くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さが弱いほど、ユーザの抑うつ状態が高いと評価することができる。
また、「項目番号3:瞬目の強さ」は「身体的疲労」と負の相関がある可能性が高いことが分かる。このことは、身体的疲労度が大きいほど瞬目の強さが弱くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さが弱いほど、ユーザの身体的疲労度が大きいと評価することができる。
また、「項目番号4:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」及び「項目番号5:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」は「CESD」と負の相関があることが分かる。このことは、抑うつ状態が高いほど瞬目の強さの変化量が減少することを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量が減少するほど、ユーザの抑うつ状態が高いと評価することができる。
また、「項目番号6:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」及び「項目番号7:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」は「CESD」と正の相関があることが分かる。このことは、抑うつ状態が高いほど瞬目の強さの変化量が減少することを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量が減少するほど、ユーザの抑うつ状態が高いと評価することができる。
また、「項目番号8:瞬目の時間」及び「項目番号9:瞬目の時間」は「PSQI」(ピッツバーグ睡眠質問票得点:睡眠障害の程度を表す指標)と正の相関があることが分かる。このことは、睡眠の質が悪いほど瞬目の時間が長くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の時間が長いほど、ユーザの睡眠障害の程度が大きいと評価することができる。
次に、図8について説明する。LF(Low Frequency)とは、交感神経の働きを示す指標であり、値が大きいほど交感神経の働きが活発であることを示す。HF(High Frequency)は被験者の副交感神経の働きを示す指標であり、値が大きいほど副交感神経の働きが活発であることを示す。また、{HF+LF}は、自律神経機能全体の働きを示す指標であり、LFとHFとを加算することで算出される値である。{HF+LF}の値が大きいほど自律神経機能全体の働きが活発であることを示す。なお、「LF」、「HF」、「{HF+LF}」は、上述の指標Bに該当する。今回の評価では,自律神経機能指標を正規化するために,すべて対数化を行い,Log(LF),Log(HF),Log(HF+LF),Log(LF/HF)を自律神経機能評価指標として用いた。
図8(a)は、閉眼時(被験者が目を閉じた状態)にLog(LF)及びLog(HF)を測定した場合の実験結果を示している。図8(a)によれば、「項目番号9:瞬目の時間」は、閉眼時におけるLog(HF+LF)、Log(LF)及びLog(HF)と正の相関があることを示している。このことは、それぞれ、自律神経全体の働き、交感神経の働き、及び、副交感神経の働きが活発になるほど瞬目の時間が長くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の時間が長いほど、交感神経系及び副交感神経系の自律神経活動が活発であると評価することができる。
図8(b)は、開眼時(被験者が目を開けた状態)にLog(LF)及びLog(HF)を測定した場合の実験結果を示している。図8(b)によれば、「項目番号1:瞬目の回数」は、開眼時におけるLog(HF+LF)と負の相関があることを示している。このことは、自律神経全体の働きが低下しているほど瞬目の回数が多くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の回数が多いほど、開眼時における自律神経活動が低下していると評価することができる。
また、「項目番号8:瞬目の時間」及び「項目番号9:瞬目の時間」は、開眼時におけるLog(HF+LF)と正の相関があることを示している。このことは、自律神経全体の働きが活発になるほど瞬目の時間が長くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の時間が長いほど、交感神経系及び副交感神経系の自律神経活動が活発であると評価することができる。
また、「項目番号10:瞬目の間隔」は、開眼時におけるLog(HF+LF)と正の相関があることを示している。このことは、自律神経全体の働きが活発になるほど瞬目の間隔が長くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の時間が長いほど、自律神経活動が活発であると評価することができる。
また、「項目番号9:瞬目の時間」は、開眼時におけるLog(LF)と正の相関があることを示している。このことは、交感神経の働きが活発になるほど瞬目の時間が長くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の時間が長いほど、交感神経系の自律神経活動が活発であると評価することができる。
次に、図9について説明する。「中途覚醒数」は、睡眠中に目覚めた回数を示す。「METs」は、活動・運動を行った際に、安静状態の何倍の代謝(カロリー消費)をしているかを示す指標で、ここで示す「総METs」は、1日24時間すべて(覚醒区間と睡眠区間をすべて含む)を観察した時の単位時間当たりの運動強度を評価する指標である。値が大きいほど、1日あたりの活動量が大きいことを示す。「居眠り」は、睡眠区間に加えて覚醒区間においても睡眠と評価された数を示している。値が大きいほど覚醒時に居眠り(うとうとした,居眠り状態の程度)が多いことを示す。「覚醒時ZC」は、覚醒時における単位時間当たりの活動量を示しており、値が大きいほど活発に動いている状態にあることを示す。「中途覚醒数」、「総METs」、「居眠り」、「覚醒時ZC」は、上述の指標Cに該当する。
図9によれば、「項目番号2:瞬目の強さ」、「項目番号3:瞬目の強さ」、「項目番号8:瞬目の時間」及び「項目番号9:瞬目の時間」は、「中途覚醒数」と負の相関があることを示している。このことは、夜間睡眠中の中途覚醒数が多いほど瞬目の強さが弱くなり、瞬目の時間も短くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さが弱いほど又は瞬目の時間が短いほど、睡眠中に目覚める回数が多く(つまり、ユーザの睡眠の質が悪い)、睡眠障害の状態であると評価することができる。
また、「項目番号4:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」は、「中途覚醒数」と負の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、中途覚醒数が多いほど瞬目の強さの変化量が減少することを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さの変化量が減少するほど、睡眠中に目覚める回数が多く(つまり、ユーザの睡眠の質が悪い)、睡眠障害の状態であると評価することができる。
また、「項目番号6:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」及び「項目番号7:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」は、「中途覚醒数」と正の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、中途覚醒数が多いほど瞬目の強さの変化量が減少することを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さの変化量が減少するほど、睡眠中に目覚める回数が多く(つまり、ユーザの睡眠の質が悪い)、睡眠障害の状態であると評価することができる。
また、「項目番号2:瞬目の強さ」及び「項目番号8:瞬目の時間」は、「総METs」と負の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、1日の活動量が低下するほど瞬目の強さが強くなることと、瞬目の時間が長くなる(瞬目が遅くなる)ことを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さが強いほど、又は、瞬目の時間が長いほど、1日の活動量が低下している疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号6:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」及び「項目番号7:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」は、「総METs」と正の相関があることを示している。このことは、1日の活動量が低下するほど瞬目の強さの変化量も減少することを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さの変化量が減少するほど、1日の活動量が低下している疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号10:瞬目の間隔」は、「総METs」と正の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、1日の活動量が低下するほど瞬目の間隔が短くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の間隔が短いほど、1日の活動量が低下している疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号6:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」及び「項目番号7:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」は、「居眠り」と負の相関があることを示している。このことは、居眠りの回数が多いほど瞬目の強さの変化量が減少することを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さの変化量が減少するほど、1日の活動量が低下している疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号8:瞬目の時間」及び「項目番号9:瞬目の時間」は、「居眠り」と正の相関があることを示している。このことは、覚醒時に居眠り(うとうとした,居眠り状態の程度)が多いほど瞬目の時間が長くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の時間が長いほど、覚醒時においても、うとうとした、居眠り状態になっている疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号2:瞬目の強さ」は、「居眠り」と正の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、覚醒時に居眠り(うとうとした、居眠り状態の程度)が多いほど瞬目の強さが強くなることを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の強さが強いほど、覚醒時においても、うとうとした、居眠り状態になっている疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号1:瞬目の回数」は、「覚醒時ZC」と負の相関があることを示している。このことは、覚醒時の単位時間当たりの活動量が多いほど瞬目の回数が少ないことを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の回数が少ないほど、覚醒時の単位時間当たりの活動量が低下している疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号10:瞬目の間隔」は、「覚醒時ZC」と正の相関があることを示している。このことは、覚醒時の単位時間当たりの活動量が多いほど瞬目の間隔が長いことを意味している。この結果を用いることで、評価装置20は、瞬目の間隔が短いほど、覚醒時の単位時間当たりの活動量が低下している疲労状態と評価することができる。
図10(a)は、測定項目1〜11の標準偏差と「チャルダー」、「CESD」、「身体的疲労」、「精神的疲労」、「総合疲労」及び「PSQIG」との相関関係を示している。
図10(a)によれば、「項目番号2:瞬目の強さ」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「CESD」及び「身体的疲労」と負の相関があることを示している。このことは、抑うつ状態が高いか、又は、身体的疲労度が大きいほど瞬目の強さのばらつきが少なくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さのばらつきが小さいほど、ユーザは抑うつ状態が高く、かつ身体的疲労度が大きいと評価することができる。
また、「項目番号4:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「CESD」及び「身体的疲労」と負の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、抑うつ状態が高いか、又は、身体的疲労度が大きいほど瞬目の強さの変化量のばらつきが少なくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量のばらつきが小さいほど、ユーザは抑うつ状態が高く、かつ身体的疲労度が大きいと評価することができる。
また「項目番号6:瞬目の強さの波形を微分した値のうち負のピーク値」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「CESD」、「身体的疲労」及び「総合疲労」と負の相関があることを示している。このことは、抑うつ状態が高いか、身体的疲労度が大きいか、又は、総合的な疲労感が大きいほど瞬目の強さの変化量のばらつきが少なくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量のばらつきが小さいほど、ユーザは抑うつ状態が高く、身体的疲労度が大きく、かつ総合的な疲労感が大きいと評価することができる。
また「項目番号8:瞬目の時間」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「PSQIGと」負の相関があることを示している。このことは、睡眠の質が悪いほど瞬目の強さの変化量のばらつきが少なくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量のばらつきが小さいほど、ユーザの睡眠の質が悪い(つまり精神的疲労度又は身体的疲労度が大きい)と評価することができる。
また「項目番号10:瞬目の間隔」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「精神的疲労」及び「PSQIG」と負の相関があることを示している。このことは、精神的な疲労感が高いか、又は睡眠の質が悪いほど瞬目の間隔のばらつきが少なくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の間隔のばらつきが小さいほど、ユーザは精神的疲労度又は身体的疲労度が大きいと評価することができる。
図10(b)は、測定項目1〜11の標準偏差と「覚醒時ZC」、「覚醒時METs」、「総ZC」、「総METs」、「睡眠効率」、「中途覚醒数」との相関関係を示している。ここで、「覚醒時METs」は1日24時間のうち覚醒時を観察した時の単位時間当たりの運動強度を評価する指標であり、値が大きいほど、覚醒時における単位時間あたりの活動量が大きいことを示す。「総ZC」は1日24時間すべて(覚醒区間と睡眠区間をすべて含む)を観察した時の単位時間当たりの運動強度を評価する「総METs」とは異なる指標であり、値が大きいほど1日あたりの活動量が大きいことを示す。「睡眠効率」は、床に入っている時間に対して実際に眠っている時間の割合を示す。
図10(b)によれば、「項目番号2:瞬目の強さ」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「総ZC」と正の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、1日あたりの活動量が大きいほど瞬目の強さのばらつきが多くなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さのばらつきが小さくなるほど、ユーザは1日あたりの活動量が低下した疲労状態であると評価することができる。
また、「項目番号4:瞬目の強さの波形を微分した値のうち正のピーク値」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「総ZC」と正の相関がある可能性が高いことを示している。このことは、1日あたりの活動量が大きいほど瞬目の強さの変化量のばらつきが多くなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量のばらつきが小さくなるほど、ユーザは1日あたりの活動量が低下した疲労状態であると評価することができる。
また「項目番号8:瞬目の時間」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「覚醒時ZC」と正の相関があることを示している。このことは、覚醒時における単位時間当たりの活動量が大きいほど瞬目の強さの変化量のばらつきが多くなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量のばらつきが小さくなるほど、ユーザの覚醒時の単位時間当たりの活動量が低下している疲労状態であると評価することができる。
また「項目番号8:瞬目の時間」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「中途覚醒数」と負の相関があることを示している。このことは、中途覚醒数が多いほど瞬目の強さの変化量のばらつきが少なくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の強さの変化量のばらつきが小さいほど、睡眠中に目覚める回数が多い(つまり、ユーザの疲労度が高い)と評価することができる。
また「項目番号10:瞬目の間隔」の標準偏差の大きさ(ばらつきの大きさ)は、「覚醒時ZC」、「覚醒時METs」、「総ZC」及び「総METs」と正の相関があることを示している。このことは、「覚醒時における単位時間当たりの活動量」とともに「1日あたりの活動量」が大きいほど瞬目の間隔のばらつきが大きくなることを示している。この結果を用いることで、評価装置20は、ユーザの瞬目の間隔のばらつきが小さくなるほど、ユーザは覚醒時の単位時間当たりの活動量ととともに1日あたりの活動量が低下した疲労状態であると評価することができる。
<変形例>
評価部211は、瞬目に関する生体情報のうち、同一の疲労評価指標との間で相関関係を有する少なくとも2つ以上の生体情報に基づいて、ユーザの疲労状態を評価するようにしてもよい。例えば、図7及び図10(a)に示すように、CESDは、項目番号2、項目番号2の標準偏差の大きさ、項目番号3〜5及び項目番号6の標準偏差の大きさの6つの生体情報と負の相関関係を有し、項目番号6、7の2つの生体情報と正の相関関係を有している。そこで、評価部211は、これらの項目番号に該当する生体情報のうち、CESDと相関関係を有する、少なくとも2つ以上の生体情報(例えば項目番号2と6など)が同様のユーザの疲労状態(抑うつ状態が強い/抑うつ状態が低い/正常等)を示すことが確認できた場合に、ユーザは当該疲労状態にあると評価するようにしてもよい。これにより、1種類の生体情報のみでユーザの疲労状態を評価する場合と比較して、診断精度を高めることが可能になる。以下、図7〜図10に示す実験結果により得られた、複数の生体情報と相関関係にある(又は相関関係にある可能性が高い)疲労評価指標を列挙する。
「CESD」と正の相関関係にある項目番号:6、7
「CESD」と負の相関関係にある項目番号:2、3、4、5、2(SD)、6(SD)
「身体的疲労」と正の相関関係にある項目番号:3
「身体的疲労」と負の相関関係にある項目番号:3、2(SD)、4(SD)、6(SD)
「精神的疲労」と正の相関関係にある項目番号:1
「精神的疲労」と負の相関関係にある項目番号:10(SD)
「総合疲労」と負の相関関係にある項目番号:6(SD)
「PSQIG」と正の相関関係にある項目番号:1、8、9
「PSQIG」と負の相関関係にある項目番号:8(SD)、10(SD)、
「閉眼時Log(HF+LF)」と正の相関関係にある項目番号:9
「閉眼時Log(LF)」と正の相関関係にある項目番号:9
「閉眼時Log(HF)」と正の相関関係にある項目番号:9
「開眼時Log(HF+LF)」と正の相関関係にある項目番号:8、9、10
「閉眼時Log(LF)」と正の相関関係にある項目番号:9
「中途覚醒数」と正の相関関係にある項目番号:6、7
「中途覚醒数」と負の相関関係にある項目番号:2、3、4、8、9、8(SD)
「総METs」と正の相関関係にある項目番号:6、7、10、10(SD)
「総METs」と負の相関関係にある項目番号:2、8
「居眠り」と正の相関関係にある項目番号:2、8、9
「居眠り」と負の相関関係にある項目番号:6、7
「覚醒時ZC」と正の相関関係にある項目番号:10、8(SD)、10(SD)
「覚醒時ZC」と負の相関関係にある項目番号:1
「覚醒時METs」と正の相関関係にある項目番号:10(SD)
「総ZC」と正の相関関係にある項目番号:4(SD)、10(SD)
<効果>
本実施形態によれば、評価装置20は、ウェアラブル端末10で測定されたユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて疲労状態を評価する。これにより、問診票を用いる方法と比較して、より客観的にユーザの疲労状態を評価することが可能になる。また、本実施形態によれば、ユーザが常時身に着けることができるウェアラブル端末10で測定された生体情報を用いて疲労状態を評価する。これにより、ユーザは測定の度に機器を装着するといった手間を省くことができ、より簡易に疲労状態の評価を行うことが可能になる。
<その他>
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…疲労評価システム、10…ウェアラブル端末、11…CPU、12…記憶装置、13…眼電位センサ、14…6軸センサ、15…通信IF、20…評価装置、21…CPU、22…記憶装置、23…入力装置、24…出力装置、25…通信IF、110…測定部、111…送信部、210…取得部、211…評価部、220…相関情報

Claims (8)

  1. ユーザの疲労状態を評価する情報処理装置であって、
    前記ユーザに装着されるセンサを用いて測定される前記ユーザの瞬目に関する生体情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得される前記ユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価する評価部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 複数の被験者から得られた瞬目に関する生体情報と、前記複数の被験者から得られた疲労状態を直接的又は間接的に示す疲労評価指標と、を統計分析することで生成された、瞬目に関する生体情報と疲労評価指標との間の相関関係を示す相関情報を記憶する記憶部、を有し、
    前記評価部は、前記取得部により取得される前記ユーザの瞬目に関する生体情報に対応する疲労評価指標を前記相関情報から取得し、取得した疲労評価指標の値を用いて前記ユーザの疲労状態を評価する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記疲労評価指標は、疲労に関する問診により測定される指標、自律神経の働きに関する指標であって疲労度合いを間接的に示す指標、又は、被験者の睡眠中を含む生活行動に関する指標であって疲労度合いを間接的に示す指標である、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記評価部は、前記瞬目に関する生体情報のうち、同一の前記疲労評価指標との間で相関関係を有する少なくとも2以上の生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価する、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記瞬目に関する生体情報は、瞬目の回数、瞬目の強さ、瞬目が開始されてから終了するまでの時間、又は、瞬目の間隔である、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記瞬目に関する生体情報は、前記瞬目の回数、前記瞬目の強さ、前記瞬目が開始されてから終了するまでの時間、又は、前記瞬目の間隔についての標準偏差である、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. ユーザの疲労状態を評価する情報処理装置が実行する疲労評価方法であって、
    前記ユーザに装着されるセンサを用いて測定される前記ユーザの瞬目に関する生体情報を取得するステップと、
    取得された前記ユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価するステップと、
    を有する疲労評価方法。
  8. ユーザの疲労状態を評価するコンピュータに、
    前記ユーザに装着されるセンサを用いて測定される前記ユーザの瞬目に関する生体情報を取得するステップと、
    取得された前記ユーザの瞬目に関する生体情報に基づいて、前記ユーザの疲労状態を評価するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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