JP2019132560A - 燃焼バーナ - Google Patents

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章泰 岡元
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聡彦 嶺
史也 山根
Fumiya Yamane
史也 山根
博輝 内村
Hiroteru Uchimura
博輝 内村
学 永冨
Manabu Nagatomi
学 永冨
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康 横山
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Yusuke Ochi
佑介 越智
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Abstract

【課題】燃焼バーナにおいて、着火性の向上を図る。【解決手段】微粉燃料と空気とを混合した燃料ガスを搬送する燃料ガス搬送管51と、燃料ガス搬送管51の先端部に装着されて燃料ガスを水平方向に噴出する燃料ノズル53と、燃料ガス搬送管51の径方向の中央部に設けられる濃淡分離器55と、燃料ガス搬送管51における濃淡分離器55より燃料ノズル53側に配置される整流器56とを設け、整流器56として、燃料ガス搬送管51の径方向の中央部に設けられる空間部64に対して鉛直方向の上方及び下方に配置される一対の第1整流部62a,62bと、空間部64に対して水平方向の左方及び右方に配置される一対の第2整流部63a,63bとを設ける。【選択図】図1

Description

燃料と空気を混合して燃焼させる燃焼バーナに関するものである。
石炭炊きボイラに適用された燃焼バーナとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。燃焼バーナは、石炭などの燃料が粉砕された微粉燃料と1次空気との混合気が供給される。
特許第3686250号公報
ボイラに適用される燃焼バーナは、一般的に、燃料として石炭を破砕して形成した微粉炭が用いられる。従来の燃焼バーナは、濃淡分離器により整流器の外周側に案内された燃料ガスのうちの空気と一部の微粉炭が中央側に戻り、残りの微粉炭がそのまま外周側を流れ、整流器で整流された後に高濃度の燃料ガスがノズルの外周側から噴出されて着火し、保炎器による外部保炎が維持される。ところが、燃料としてバイオマスを粉砕したチップを用いる場合、バイオマスチップの粒子が微粉炭粒子よりも大きいことから、濃淡分離器により外周側に案内された燃料ガスが加速された後、整流器で整流された後にノズルの外周側から噴出される。そのため、バイオマスチップの粗粒子は、燃焼バーナの中央側に戻らずに減速することなく、高速状態を維持したままでノズルから噴出されるため、着火性が低下し、保炎器による外部保炎を維持することが困難となる。
本開示は上述した課題を解決するものであり、着火性の向上を図る燃焼バーナを提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態は、微粉燃料と空気とを混合した燃料ガスを搬送する燃料ガス搬送管と、前記燃料ガス搬送管の先端部に装着されて燃料ガスを水平方向に噴出する燃料ノズルと、前記燃料ガス搬送管の径方向の中央部に設けられる濃淡分離器と、前記燃料ガス搬送管内に設けられ、前記燃料ガス搬送管内で前記濃淡分離器より前記燃料ノズル側に配置される整流器と、を備え、前記整流器は、前記燃料ガス搬送管の径方向の中央部に設けられる開口部に対して鉛直方向の上方及び下方に配置される一対の第1整流部と、前記開口部に対して水平方向の左方及び右方に配置される一対の第2整流部と、を有する、ことを特徴とするものである。
上記構成によれば、燃料ガス搬送管を流れる燃料ガスは、濃淡分離器に衝突して外側に流れ、燃料ガス搬送管の内面と濃淡分離器の外面を通過した後、燃料ガスのうちの空気と一部の微粉燃料が中央側に戻って整流器の開口部を通過し、残りの空気と微粉燃料が整流器を構成する第1整流部及び第2整流部に衝突して減速されて、燃料ガス搬送管の内面と第1整流部及び第2整流部の外面を通って燃料ノズルに到達する。そのため、燃料ノズルは、中央から微粉燃料の濃度が低い燃料ガスを噴出し、外側から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを低速で噴出することとなり、十分な着火性を確保することができ、着火性の向上を図ることができる。
本発明の燃焼バーナによれば、着火性を向上することができる。
幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態を表す水平断面図である。 幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態を表す垂直断面(図1のII−II断面)図である。 幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態を表す正面図である。 図1のIV−IV断面図である。
以下に図面を参照して、本発明幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
本開示のボイラは、バイオマスの固形物を粉砕して微粉化し、微粉燃料(固体燃料)として用い、この微粉燃料を燃焼バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収することが可能なボイラである。但し、固体燃料は、バイオマスだけに限らず、バイオマスに石炭を粉砕した微粉炭を微粉燃料(固体燃料)として用いたりしてもよい。
図1は、幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態の燃焼バーナを表す水平断面図、図2は、幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態を表す垂直断面(図1のII−II断面)図、図3は、幾つかの実施形態に係る燃焼バーナの一実施形態を表す正面図、図4は、図1のIV−IV断面図である。
図1から図4に示すように、燃焼バーナ21は、燃料ガス搬送管51と、空気搬送管52と、燃料ノズル53と、空気ノズル54と、濃淡分離器55と、整流器56とを備えている。
燃料ガス搬送管51は、微粉燃料供給管26(図1参照)の先端部に連結され、水平方向に沿って配置され、矩形断面形状をなしている。空気搬送管52は、風箱36(図1参照)に連結され、水平方向に沿って配置され、矩形断面形状をなしている。燃料ガス搬送管51は、空気搬送管52の外側に所定隙間を空けて配置されており、燃料ガス搬送管51の内部が燃料ガス通路Gであり、燃料ガス搬送管51と空気搬送管52との隙間が空気通路Aとなっている。燃料ガス通路Gは、微粉燃料と空気とを混合した微粉燃料混合気(燃料ガス)が流動し、空気通路Aは、燃焼用空気が流動する。
燃料ガス搬送管51は、先端部に燃料ノズル53が装着され、空気搬送管52は、先端部に空気ノズル54が装着されている。燃料ガス搬送管51と空気搬送管52は、水平方向における左右の両側に左右一対の支持軸61が固定されている。燃料ノズル53と空気ノズル54は、それぞれ基端部が各支持軸61に回動自在に連結されている。そして、燃料ノズル53は、基端部が燃料ガス搬送管51の先端部の外面に嵌合し、空気ノズル54は、空気搬送管52の先端部の外面に嵌合している。このとき、燃料ガス搬送管51は、鉛直方向における上下の両側に上下一対の湾曲部51aが形成され、燃料ノズル53の基端部に形成された嵌合部53aが湾曲部51aの外面に嵌合している。また、空気ノズル54は、基端部に形成された嵌合部54aが空気搬送管52の先端部の内面に嵌合している。
そのため、燃料ノズル53と空気ノズル54は、燃料ガス搬送管51と空気搬送管52の先端部に対して左右一対の支持軸61により鉛直方向における上方及び下方に所定角度だけ回動可能となっている。このとき、燃料ノズル53は、嵌合部53aが燃料ガス搬送管51の湾曲部51aに沿って移動し、空気ノズル54は、嵌合部54aが空気搬送管52の先端部に沿って移動することから、燃料ノズル53と燃料ガス搬送管51との間、空気ノズル54と空気搬送管52との間に隙間が空くことがない。
濃淡分離器55は、燃料ガス搬送管51における先端部側で、燃料ガス搬送管51の径方向の中央部に設けられている。濃淡分離器55は、鉛直方向の長さより水平方向の長さが長い直方体形状をなすブロック体である。なお、図示しないが、濃淡分離器55は、燃料ガス搬送管51の内面に複数の連結部材により支持されている。
整流器56は、燃料ガス搬送管51における濃淡分離器55より微粉燃料混合気の流れ方向の上流側で、燃料ノズル53より微粉燃料混合気の長手方向の上流側に配置されている。整流器56は、上下一対の第1整流部62a,62bと、左右一対の第2整流部63a,63bを有している。
上下一対の第1整流部62a,62bは、ほぼ同様の構成をなす平板部材により構成され、水平方向に配置されると共に、鉛直方向に所定隙間を空けて配置され、水平方向における各端部がそれぞれ燃料ガス搬送管51の内面に固定されている。上下一対の第1整流部62a,62bは、ほぼ同様の構成をなす平板部材により構成され、鉛直方向に配置されると共に、水平方向に所定隙間を空けて配置され、鉛直方向における各端部がそれぞれ上下一対の第1整流部62a,62bに固定されている。
整流器56は、第1整流部62a,62bが燃料ガス搬送管51の内面に固定され、第2整流部63a,63bが第1整流部62a,62bに固定されることで、中央部に空間部64が形成される。なお、第2整流部63a,63bを燃料ガス搬送管51の内面に固定し、第1整流部62a,62bを第2整流部63a,63bに固定してもよい。また、第1整流部62a,62bと燃料ガス搬送管51の内面との間に第1空間部65a,65bが形成されると共に、第2整流部63a,63bと燃料ガス搬送管51の内面との間に第2空間部66a,66bが形成される。即ち、第1整流部62a,62bは、中央部に設けられる空間部64に対して鉛直方向の上方及び下方に配置され、第2整流部63a,63bは、この空間部64に対して水平方向の左方及び右方に配置される。
また、第1整流部62a,62bは、互いに対向する内面に水平方向に沿う第1平面部67a,67bが形成され、燃料ガス搬送管51の内面に抵抗する外面に第1傾斜部68a,68が形成されている。この第1傾斜部68a,68bは、燃料ノズル53側に向けて燃料ガス搬送管51の内面に接近するものであり、円弧形状をなしている。一方、第2整流部63a,63bは、互いに対向する内面に水平方向に沿う第2平面部69a,69bが形成され、燃料ガス搬送管51の内面に抵抗する外面に第2傾斜部70a,70bが形成されている。この第2傾斜部70a,70bは、燃料ノズル53側に向けて燃料ガス搬送管51の内面に接近するものであり、円弧形状をなしている。この場合、整流部62a,62b,63a,63bの傾斜部68a,68b,70a,70bは、燃料ガス搬送管51の中心位置を中心とする円弧である。
そして、濃淡分離器55と整流器56は、所定間隔を空けて配置され、整流器56の空間部64における微粉燃料混合気の流れ方向の通路面積は、濃淡分離器55における微粉燃料混合気の流れ方向の投影面積以下に設定される。即ち、上下一対の第1整流部62a,62bにおける鉛直方向の間隔の長さ(空間部64における鉛直方向の長さ)H2は、燃料ガス搬送管51における鉛直方向の長さ(内径)Hの50%に設定される。また、左右一対の第2整流部63a,63bにおける水平方向の間隔の長さ(空間部64における水平方向の長さ)W2は、燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの70%に設定される。そして、第1整流部62a,62bにおける鉛直方向の間隔の長さH2は、濃淡分離器55における鉛直方向の長さH1以下(好ましくは、45%から50%)に設定されている。また、第2整流部63a,63bにおける水平方向の間隔の長さW2は、濃淡分離器55における水平方向の長さW1以下(好ましくは、65%から70%)に設定されている。
また、上下一対の第1整流部62a,62bにおける鉛直方向の長さ(第1傾斜部68a,68bの最大長さ)H3は、燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの75%に設定される。また、第2整流部63a,63bにおける水平方向の長さ(第2傾斜部70a,70bの最大長さ)W3は、燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの85%(85%から90%の範囲でもよい。)に設定される。そのため、第1整流部62a,62bにおける第1傾斜部68a,68bと燃料ガス搬送管51の内面との間隔の長さ(第1空間部65a,65bの高さ)H4は、燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの12.5%に設定される。また、第2整流部63a,63bにおける第2傾斜部70a,70bと燃料ガス搬送管51の内面との間隔の長さ(第2空間部66a,66bの幅)W4は、燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの0.75%に設定される。
また、燃料ノズル53は、先端部に向けて内径(高さと幅)が漸次縮小する形状をなし、先端部の内径(高さと幅)が拡大する保炎部71が設けられている。同様に、空気ノズル54は、先端部に向けて内径(高さと幅)が漸次縮小する形状をなし、先端部の内径(高さと幅)が拡大する保炎部72が設けられている。そして、燃料ノズル53は、整流器56より微粉燃料混合気の流れ方向の下流側に対向して仕切板73が設けられている。この仕切板73は、格子形状をなし、燃料ノズル53の内面に固定されている。
このように構成された燃焼バーナ21にて、図1及び図2に示すように、燃料ガスは、燃料ガス搬送管51の燃料ガス通路Gを流れて燃料ノズル53から炉内に噴出される。一方、燃焼用空気は、空気搬送管52の空気通路Aを流れて空気ノズル54から炉内に噴出される。
このとき、燃料ガス搬送管51内を流れる燃料ガスは、まず、濃淡分離器55に衝突することで外側に流れ、燃料ガス搬送管51の内面と濃淡分離器55の外面の隙間を通過して整流器56に到達する。燃料ガス搬送管51の内面と濃淡分離器55の外面の隙間を通過した燃料ガスは、次に、ほとんどの空気と一部の微粉燃料が燃料ガス搬送管51の中央部側に戻って整流器56の空間部64を通過する。また、残りの空気と多くの微粉燃料は、燃料ガス搬送管51の内面と整流器56を構成する上下の第1整流部62a,62bの外面との第1空間部65a,65bと、燃料ガス搬送管51の内面と整流器56を構成する左右の第2整流部63a,63bの外面との第2空間部66a,66bを通る。
そして、燃料ガス中の微粉燃料は、空間部65a,65b,66a,66bを通るときに、整流部62a,62b,63a,63bの傾斜部68a,68b,70a,70bに衝突して減速される。その後、整流器56の空間部64を通過した燃料ガスは、微粉燃料の濃度が低い燃料ガスであり、仕切板73により整流されて燃料ノズル53の中央部から噴出される。一方、空間部65a,65b,66a,66bを通過した燃料ガスは、微粉燃料の濃度が高い燃料ガスであり、仕切板73により整流されて燃料ノズル53の外周部から噴出される。そのため、燃料ノズル53は、中央部から微粉燃料の濃度が低い燃料ガスを噴出し、外周部から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを低速で噴出することとなる。
また、燃料ガスは、燃料ノズル53から噴出されるときに着火されて燃焼し、燃焼ガスとなる。また、この燃料ガスは、燃料ノズル53の外側にある空気ノズル54から噴出される燃焼用空気により燃焼が促進される。即ち、燃料ガスと燃焼用空気との割合を調整することで、NOxが発生しない最適な燃焼を得ることができる。
そして、燃料ノズル53は、中央部から微粉燃料の濃度が低い燃料ガスを噴出し、外周部から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを噴出する。この微粉燃料の濃度が高い燃料ガスは、整流器56により低速に調整されていることから、保炎部71に沿って流れて先端部の外側に回り込むことで、前方に再循環領域が形成される。そのため、燃料ガスは、この再循環領域で着火と保炎が行われることとなり、燃焼火炎の外部保炎が実現される。すると、燃焼火炎の外周部が低温となり、燃焼用空気により高酸素雰囲気下にある燃焼火炎の外周部の温度を低くすることができ、燃焼火炎の外周部におけるNOx発生量が低減される。
このように本実施形態の燃焼バーナにあっては、微粉燃料と空気とを混合した燃料ガスを搬送する燃料ガス搬送管51と、燃料ガス搬送管51の先端部に装着されて燃料ガスを水平方向に噴出する燃料ノズル53と、燃料ガス搬送管51の径方向の中央部に設けられる濃淡分離器55と、燃料ガス搬送管51における濃淡分離器55より燃料ノズル53側に配置される整流器56とを設け、整流器56として、燃料ガス搬送管51の径方向の中央部に設けられる空間部64に対して鉛直方向の上方及び下方に配置される一対の第1整流部62a,62bと、空間部64に対して水平方向の左方及び右方に配置される一対の第2整流部63a,63bとを設けている。
従って、燃料ガス搬送管51を流れる燃料ガスは、濃淡分離器55に衝突して外側に流れ、燃料ガスのうちの多くの空気と一部の微粉燃料が中央部側に戻って整流器56の空間部64を通過し、残りの空気と多くの微粉燃料が第1整流部62a,62b及び第2整流部63a,63bに衝突して減速された後、空間部65a,65b,66a,66bを通って燃料ノズル53に到達する。そのため、燃料ノズル53は、中央部から微粉燃料の濃度が低い燃料ガスを噴出し、外周部から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを低速で噴出することとなり、十分な着火性を確保することができ、着火性の向上を図ることができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、一対の第1整流部62a,62bの端部を燃料ガス搬送管51の内面に支持し、一対の第2整流部63a,63bの端部を一対の第1整流部62a,62bに支持している。従って、事前に第1整流部62a,62bと第2整流部63a,63bに連結する一体構造の整流器56として燃料ガス搬送管51に装着することができ、構造の簡素化と組付け性の向上を図ることができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、第1整流部62a,62b内面に水平方向に沿う第1平面部67a,67bを形成し、外面に燃料ノズル53側に向けて燃料ガス搬送管51の内面に接近する第1傾斜部68a,68bを形成すると共に、第2整流部63a,63bの内面に水平方向に沿う第2平面部69a,69bを形成し、外面に燃料ノズル53側に向けて燃料ガス搬送管51の内面に接近する第2傾斜部70a,70bを形成している。従って、微粉燃料の濃度が高い燃料ガスが傾斜部68a,68b,70a,70bと燃料ガス搬送管51との間の空間部65a,65b,66a,66bを通過するときに、微粉燃料が傾斜部68a,68b,70a,70bに衝突することで減速することとなり、微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを燃料ノズル53の外周部から低速で噴出し、十分な着火性を確保することができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、傾斜部68a,68b,70a,70bを円弧形状としている。従って、微粉燃料の濃度が高い燃料ガスが傾斜部68a,68b,70a,70bと燃料ガス搬送管51との間の空間部65a,65b,66a,66bを通過するとき、燃料ガスの流れが乱れることを抑制してスムースな流れとし、安定した着火性を確保することができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、整流器56の空間部64における燃料ガス搬送管51の長手方向の通路面積を、濃淡分離器55における燃料ガス搬送管51の長手方向の投影面積以下に設定している。従って、濃淡分離器55により外側に流れた燃料ガスの空間部64への流れを適正に抑制することができ、燃料ガス搬送管51の中央部と外周部で微粉燃料の適正な濃度調整を行うことができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、空間部64の鉛直方向の長さH2を燃料ガス搬送管51における鉛直方向の長さ(内径)Wの50%に設定し、空間部64の水平方向の長さ(内径)W2を燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの70%に設定している。従って、燃料ガス搬送管51の長さH,Wに対する空間部64の長さH2,W2を適正な大きさに設定することから、濃淡分離器55により外側に流れた燃料ガスの空間部64への流入量を適正量に調整することができ、燃料ガス搬送管51の中央部と外周部で微粉燃料の適正な濃度調整を行うことができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、一対の第1整流部62a,62bの鉛直方向の長さ(外径)H3を燃料ガス搬送管51における鉛直方向の長さ(内径)の75%に設定し、一対の第2整流部63a,63bの水平方向の長さ(外径)W3を燃料ガス搬送管51における水平方向の長さ(内径)Wの85%に設定している。従って、燃料ガス搬送管51の長さH,Wに対する整流部62a,62b,63a,63bの長さH3,W3を適正な大きさに設定することから、濃淡分離器55により外側に流れた燃料ガスの減速度合を適正値に調整することができ、燃料ガス搬送管51の中央部と外周部で微粉燃料の適正な濃度調整を行うことができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、燃料ノズル53を燃料ガス搬送管51の先端部に水平方向に沿う支持軸61により鉛直方向に沿って回動自在に連結している。従って、燃料ガスの噴出方向を容易に調整することができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、燃料ノズル53の内部に格子形状をなす仕切板73を設けている。従って、仕切板73により燃料ガスの流れを容易に整流することができる。
本実施形態の燃焼バーナでは、燃料ノズル53の先端外周部に保炎部71を設けている。従って、燃料ノズル53の先端外周部から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを噴出するとき、保炎部71により燃料ガスが外側に回り込むことで再循環領域が形成され、この再循環領域で着火と保炎が行われることとなり、着火性と保炎性を向上することができる。
また、本実施形態の燃焼装置にあっては、燃焼バーナ21,22,23,24,25を火炉11の周方向に所定間隔を空けて複数配置することで、火炎旋回流を形成可能としている。従って、複数の燃焼バーナ21,22,23,24,25から燃料ガスと2次空気が噴出されることで、火炎旋回流が形成される。ここで、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、整流器56の第1整流部62a,62b及び第2整流部63a,63bにより燃料ガス搬送管51内の外周部を流れる燃料ガスの速度を低下させることで、燃料ノズル53は、中央部から微粉燃料の濃度が低い燃料ガスを噴出し、外周部から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを低速で噴出することとなり、十分な着火性を確保することができ、着火性の向上を図ることができる。
また、本実施形態のボイラにあっては、中空形状をなして鉛直方向に沿って設置される火炉11と、燃焼バーナ21,22,23,24,25から構成される燃焼装置12とを備えている。従って、火炉壁に周方向に沿って複数の燃焼バーナ21,22,23,24,25が配置されることで、火炉11内に火炎旋回流を形成することができる。ここで、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、整流器56の第1整流部62a,62b及び第2整流部63a,63bにより燃料ガス搬送管51内の外周部を流れる燃料ガスの速度を低下させることで、燃料ノズル53は、中央部から微粉燃料の濃度が低い燃料ガスを噴出し、外周部から微粉燃料の濃度が高い燃料ガスを低速で噴出することとなり、十分な着火性を確保することができ、着火性の向上を図ることができる。その結果、ボイラ10の性能を向上することができる。
なお、上述した実施形態では、整流器56において、第1整流部62a,62bと第2整流部63a,63bのいずれか一方を燃料ガス搬送管51の内面に支持し、いずれか他方を一方に支持するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、上下一対の第1整流部と左右一対の第2整流部により四角形または円形の整流器を構成し、連結部材により燃料ガス搬送管の内面に支持してもよい。
また、上述した実施形態では、第1整流部62a,62b及び第2整流部63a,63bの各傾斜部68a,68,70a,70bを円弧形状としたが、直線形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、燃料ノズル53と空気ノズル54を矩形断面形状としたが、この形状に限定されるものではなく、例えば、正四角形、多角形、円形、楕円形、長円形などであってもよい。
21 燃焼バーナ
51 燃料ガス搬送管
52 空気搬送管
53 燃料ノズル
54 空気ノズル
55 濃淡分離器
56 整流器
61 支持軸
62a,62b 第1整流部
63a,63b 第2整流部
64 空間部(開口部)
65a,65b 第1空間部
66a,66b 第2空間部
67a,67b 第1平面部
68a,68b 第1傾斜部
69a,69b 第2平面部
70a,70b 第2傾斜部
71,72 保炎部
73 仕切板

Claims (10)

  1. 微粉燃料と空気とを混合した燃料ガスを搬送する燃料ガス搬送管と、
    前記燃料ガス搬送管の先端部に装着されて燃料ガスを水平方向に噴出する燃料ノズルと、
    前記燃料ガス搬送管の径方向の中央部に設けられる濃淡分離器と、
    前記燃料ガス搬送管内に設けられ、前記燃料ガス搬送管内で前記濃淡分離器より前記燃料ノズル側に配置される整流器と、を備え、
    前記整流器は、
    前記燃料ガス搬送管の径方向の中央部に設けられる開口部に対して鉛直方向の上方及び下方に配置される一対の第1整流部と、
    前記開口部に対して水平方向の左方及び右方に配置される一対の第2整流部と、
    を有する、
    ことを特徴とする燃焼バーナ。
  2. 前記一対の第1整流部と前記一対の第2整流部のいずれか一方は、端部が前記燃料ガス搬送管の内面に支持され、前記一対の第1整流部と前記一対の第2整流部のいずれか他方は、端部が前記一方に支持されることを特徴とする請求項1に記載の燃焼バーナ。
  3. 前記第1整流部の内面に水平方向に沿う第1平面部が形成され、前記第1整流部の外面に前記燃料ノズル側に向けて前記燃料ガス搬送管の内面に接近する第1傾斜部が形成されると共に、前記第2整流部の内面に水平方向に沿う第2平面部が形成され、前記第2整流部の外面に前記燃料ノズル側に向けて前記燃料ガス搬送管の内面に接近する第2傾斜部が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃焼バーナ。
  4. 前記第1傾斜部と前記第2傾斜部は、円弧形状をなすことを特徴とする請求項3に記載の燃焼バーナ。
  5. 前記開口部における前記燃料ガス搬送管の長手方向の通路面積は、前記濃淡分離器における前記燃料ガス搬送管の長手方向の投影面積以下に設定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  6. 前記開口部は、鉛直方向の長さが前記燃料ガス搬送管における鉛直方向の内径の50%に設定され、水平方向の長さが前記燃料ガス搬送管における水平方向の内径の70%に設定されることを特徴とする請求項5に記載の燃焼バーナ。
  7. 前記一対の第1整流部は、鉛直方向の長さが前記燃料ガス搬送管における鉛直方向の内径の75%に設定され、前記一対の第2整流部は、水平方向の長さが前記燃料ガス搬送管における水平方向の内径の85%に設定されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の燃焼バーナ。
  8. 前記燃料ノズルは、前記燃料ガス搬送管の先端部に水平方向に沿う支持軸により鉛直方向に沿って回動自在に連結されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  9. 前記燃料ノズルは、内部に格子形状をなす仕切板が設けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  10. 前記燃料ノズルは、先端外周部に保炎部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
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