JP2019132389A - 差動装置 - Google Patents

差動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019132389A
JP2019132389A JP2018016769A JP2018016769A JP2019132389A JP 2019132389 A JP2019132389 A JP 2019132389A JP 2018016769 A JP2018016769 A JP 2018016769A JP 2018016769 A JP2018016769 A JP 2018016769A JP 2019132389 A JP2019132389 A JP 2019132389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
flange portion
differential
case
case body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018016769A
Other languages
English (en)
Inventor
良二 中田
Ryoji Nakada
良二 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP2018016769A priority Critical patent/JP2019132389A/ja
Publication of JP2019132389A publication Critical patent/JP2019132389A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

【課題】リングギヤが駆動ギヤとの噛合によりスラスト荷重を受け、且つデフケースのフランジ部の、作業窓に臨む側の一側面に旋削工具が通過可能な溝部を有する差動装置において、フランジ部の溝部周辺の脆弱性をケース本体の高剛性部位で効果的に補い、デフケース全体の必要な剛性強度を容易に確保可能とする。【解決手段】デフケース8におけるケース本体8c外周に突設したフランジ部8fの、作業窓Hに臨む側の一側面には、ケース本体8c内面の旋削のための旋削工具Tが通過可能な溝部81が、フランジ部8fを径方向に横切るように形成され、その溝部81の軸線81Lは、第1軸線X1(デフケース8の回転軸線)と直交する投影面で見て、第2軸線X2(ピニオンシャフト21の軸線)と斜めに交差する仮想直線L上に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、差動装置、特に内面の少なくとも一部が旋削され第1軸線回りに回転可能な中空のケース本体、及びケース本体の外周に一体に突設したフランジ部を有するデフケースと、ケース本体内に収容されるデフ機構と、動力源に連なる駆動ギヤと噛合して駆動ギヤからの動力をデフケースに伝えるべく、フランジ部に結合されるリングギヤとを備える構造の差動装置に関する。
斯かる差動装置は、下記特許文献1に開示されるように、既に知られている。
特開2010−32018号公報
上記特許文献1に開示されるデフケースのケース本体には、第1軸線と直交する投影面で見て、ピニオンシャフト支持部となる側壁部分の両側に大形の作業窓が形成され、その作業窓を通してケース本体内面の旋削作業を行うようにしている。そして、特に旋削工具をフランジ部に干渉させずに送り移動させるためにフランジ部の一側面に、旋削工具の通過を許容する溝部を設けることも開示されている。
ところで特許文献1のデフケースは、ケース本体に大形の作業窓を形成したことに伴い、ケース本体の剛性強度が低下する構造である。そして、特にリングギヤが、駆動ギヤとの噛合によりスラスト荷重を受ける歯部構造(例えばベベルギヤ、斜歯等)の場合には、ケース本体の、高剛性部位であるピニオンシャフト支持部(即ち前記側壁部分の両端部)から周方向に遠く離れた作業窓中央部周辺において、スラスト荷重に対する倒れ剛性の低下が懸念される。
しかしながら従来のデフケースでフランジ部に上記溝部を特設する場合に、溝部の軸線がピニオンシャフトの軸線と直交するよう配置されていたので、結果的に溝部がフランジの作業窓中央部周辺を通る配置となってしまう。そのため、特にリングギヤが駆動ギヤとの噛合によりスラスト荷重を受けるギヤ構造の場合には、フランジ部の溝部形成に起因したケース本体の剛性低下の影響が少なからず現れ、デフケースに十分な剛性強度を確保し得ない等の問題がある。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来装置の問題を簡単な構造で解決可能とした差動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、内面の少なくとも一部が旋削され第1軸線回りに回転可能な中空のケース本体、及び該ケース本体の外周に一体に突設したフランジ部を有するデフケースと、前記ケース本体内に収容されるデフ機構と、前記ケース本体に設けられる作業窓と、動力源に連なる駆動ギヤと噛合して該駆動ギヤからの動力を前記デフケースに伝えるべく、前記フランジ部に結合されるリングギヤとを備え、前記デフ機構は、前記第1軸線と直交する第2軸線上に配置されて前記ケース本体に前記フランジ部の周辺で支持されるピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し且つ前記ケース本体に前記第1軸線回りに回転自在に支持される一対のサイドギヤとを有し、前記リングギヤは、前記駆動ギヤとの噛合により前記第1軸線に沿う方向のスラスト荷重を受ける歯部を有し、前記作業窓は、前記第1軸線と直交する投影面で見て、前記第2軸線の一側方又は両側方に配置される差動装置において、前記フランジ部の、前記作業窓に臨む側の一側面には、前記旋削のための旋削工具が通過可能な溝部が、該フランジ部を径方向に横切るように形成され、前記溝部の軸線は、前記投影面で見て、前記第2軸線と斜めに交差する仮想直線上に配置されることを第1の特徴とする。
また前記目的を達成するために本発明は、内面の少なくとも一部が旋削され第1軸線回りに回転可能な中空のケース本体、及び該ケース本体の外周に一体に突設したフランジ部を有するデフケースと、前記ケース本体内に収容されるデフ機構と、前記ケース本体に設けられる作業窓と、動力源に連なる駆動ギヤと噛合して該駆動ギヤからの動力を前記デフケースに伝えるべく、前記フランジ部に結合されるリングギヤとを備え、前記デフ機構は、前記第1軸線と直交する第2軸線上に配置されて前記ケース本体に前記フランジ部の周辺で支持されるピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し且つ前記ケース本体に前記第1軸線回りに回転自在に支持される一対のサイドギヤとを有し、前記リングギヤは、前記駆動ギヤとの噛合により前記第1軸線に沿う方向のスラスト荷重を受ける歯部を有し、前記作業窓は、前記第1軸線と直交する投影面で見て、前記第2軸線の一側方又は両側方に配置される差動装置において、前記フランジ部の、前記作業窓に臨む側の一側面には、前記旋削のための旋削工具が通過可能な溝部が、該フランジ部を径方向に横切るように形成され、前記溝部の軸線は、前記投影面で見て、前記作業窓の、前記デフケースの周方向で中央部と外端縁部との間の窓部分と、前記第1,第2軸線相互の交点とを通る仮想直線上に配置されることを第2の特徴とする。
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記フランジ部及び前記リングギヤ間は、該リングギヤを貫通して該フランジ部の複数のボルト孔にそれぞれ螺挿した複数のボルトにより結合され、前記複数のボルトは、前記周方向で等間隔おきに、且つ前記投影面で見て前記第2軸線を避けるように配置され、前記溝部は、前記周方向で隣り合う何れか2つの前記ボルト孔の間に配置されることを第3の特徴とする。
本発明及び本明細書において、「作業窓」とは、ケース本体の内面への機械加工を許容する目的のために、或いはこの目的に加えて、デフ機構の各構成ギヤ(即ちサイドギヤ及びピニオンギヤ)のケース本体内への組込みを許容する目的のためにケース本体に形成される作業用の窓をいう。
リングギヤが駆動ギヤとの噛合によりスラスト荷重を受け、且つデフケースのフランジ部の、作業窓に臨む側の一側面に旋削工具が通過可能な溝部を有する差動装置において、本発明の第1の特徴によれば、溝部の軸線が、第1軸線と直交する投影面で見て、ピニオンシャフト軸線即ち第2軸線と斜めに交差する仮想直線上に配置されるので、フランジ部(延いてはデフケース)の剛性低下要因となる溝部をケース本体のピニオンシャフト支持部に近づけることができる。これにより、フランジ部の溝部周辺の脆弱性を、ケース本体のピニオンシャフト支持部(即ち高剛性の部位)で効果的に補うことができるため、溝部がフランジ部に存在してもデフケース全体の必要な剛性強度を容易に確保可能となる。
また第2の特徴によれば、溝部の軸線は、前記投影面で見て、作業窓の、デフケース周方向で中央部と外端縁部との間の窓部分と、第1,第2軸線相互の交点とを通る仮想直線上に配置されるので、フランジ部(延いてはデフケース)の剛性低下要因となる溝部を、ケース本体の作業窓周縁部のうち特に高剛性の外端縁部に近づけることができる。これにより、フランジ部の溝部周辺の脆弱性を、ケース本体の作業窓周縁部(特に高剛性の上記外端縁部の周辺部)で効果的に補うことができるため、溝部がフランジ部に存在してもデフケース全体の必要な剛性強度を容易に確保可能となる。
さらに第3の特徴によれば、フランジ部及びリングギヤ間が、リングギヤを貫通してフランジ部の複数のボルト孔にそれぞれ螺挿した複数のボルトで結合され、それらボルトは、周方向で等間隔おきに、且つ前記投影面で見て第2軸線を避けるように配置され、溝部は、周方向で隣り合う何れか2つのボルト孔の間に配置されるので、フランジ部に複数のボルト孔を周方向等間隔おきに設けても、その何れのボルト孔も溝部(従ってフランジ部の薄肉部分)に掛かることはなく、ボルト孔の有効ねじ長さを十分に確保可能となる。しかも上記投影面で見てボルトをピニオンシャフト軸線(第2軸線)より極力離間させることができるため、ケース本体のピニオンシャフト支持部の外壁を、ボルト締結工具と干渉しないよう特別薄肉に形成する必要はなくなり、ピニオンシャフト支持部の剛性確保を図る上で有利である。
本発明の一実施形態に係る差動装置及びその周辺機器を示す縦断面図(図2の1−1線断面図) ミッションケース、車軸、軸受及びデフ機構のギヤの図示を省略して示す上記差動装置の右側面図 (3A)は、デフケース単体の、ケース中心を通り且つ図1で右側から見た横断面図(図4の3A−3A線断面図)、また(3B)は、デフケース本体のピニオンギヤ支持面をケース本体中心から見た正面図(即ち図3(3A)の3B矢視図) 図3(3A)の4−4線断面図 デフケース単体の斜視図(図4の5矢視図)
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
図1において、車両(例えば自動車)のミッションケース9内には、図示しない動力源(例えば車載のエンジン)からの動力を左右の車軸11,12に分配して伝達する差動装置10が収容される。差動装置10は、デフケース8と、デフケース8に内蔵されるデフ機構20とを備える。
デフケース8は、概略球体状に形成されて内部にデフ機構20を収納した中空のケース本体8cと、ケース本体8cの右側部及び左側部に一体に連設されて第1軸線X1上に並ぶ第1,第2軸受ボス8b1,8b2と、ケース本体8cの外周部に径方向外向きに一体に形成されて、第1軸線X1を中心とした円周方向に延びるフランジ部8fとを備える。そして、第1及び第2軸受ボス8b1,8b2は、それらボス8b1,8b2の外周側において軸受13,14を介してミッションケース9に第1軸線X1回りに回転自在に支持される。
また第1及び第2軸受ボス8b1,8b2の内周面には、左右の車軸(ドライブ軸)11,12がそれぞれ回転自在に嵌合されると共に、潤滑油引込み用の螺旋溝15,16(図4参照)が設けられる。螺旋溝15,16は、各軸受ボス8b1,8b2と各車軸11,12との相対回転に伴いミッションケース9内の潤滑油をデフケース8内に送り込むねじポンプ作用を発揮する。
デフケース8のフランジ部8fは、ケース本体8cの中心Oから第2軸受ボス8b2側にオフセットした位置で、ケース本体8cの外周面にリング板状に突設されており、これにリングギヤRが複数のボルトBで着脱可能に結合される。
リングギヤRは、ヘリカルギヤ(斜歯)状の歯部Ragを外周に有するリムRaと、このリムRaの内周面から一体に突出するリング板状のスポークRbとを備えており、歯部Ragは、動力源に連なる変速装置の出力部となる駆動ギヤ31と噛合する。かくして、駆動ギヤ31からの回転駆動力は、リングギヤR及びフランジ部8fを介してケース本体8cに伝達される。
またスポークRbは、それの一側面Rbsがフランジ部8fの第1側面8fs(即ち第1軸受ボス8b1側の側面)に当接すると共に、内周端面Rbiがケース本体8cの、フランジ部8fに連なる外周端面に同心状に嵌合しており、その嵌合状態で、フランジ部8fに複数のボルトBで締結される。
フランジ部8fには周方向に等間隔おきにボルト孔8fhが設けられ、またそれらボルト孔8fhに対応してスポークRbには複数のボルト挿通孔Rbhが設けられる。そして、複数のボルトBは、スポークRbのボルト挿通孔Rbhを通してフランジ部8fのボルト孔8fhにそれぞれ螺挿される。尚、図1において、歯部Ragは、表示を簡略化するために、歯筋に沿う断面表示とした。
而して、リングギヤRは、ヘリカルギヤ状の歯部Ragを有することで、同じくヘリカルギヤ状の歯部を有する駆動ギヤ31との噛合により第1軸線X1に沿う方向のスラスト荷重(噛合反力のスラスト方向成分)を受け、このスラスト荷重は、リングギヤRからフランジ部8fを経てケース本体8cに受け止められる。
デフ機構20は、ケース本体8cの中心Oで第1軸線X1と直交する第2軸線X2上に配置されてケース本体8cに支持されるピニオンシャフト21と、このピニオンシャフト21に回転自在に支持される一対のピニオンギヤ22,22と、各ピニオンギヤ22と噛合し且つ第1軸線X1回りに回転可能な左右のサイドギヤ23,23とを備える。両サイドギヤ23,23は、デフ機構20の出力ギヤとして機能するものであり、両サイドギヤ23,23の内周面には、左右の車軸11,12の内端部がそれぞれスプライン嵌合される。
ピニオンギヤ22及びサイドギヤ23の各背面は、ケース本体8cの内面8iに直接に、或いは図示しないワッシャを介して、回転自在に支承される。ケース本体8cの内面8i、例えばピニオンギヤ22の背面に対面するピニオンギヤ支持面8ipと、サイドギヤ23の背面に対面するサイドギヤ支持面8isとは、本実施形態では旋盤のバイトTにより球面状に旋削加工される。バイトTは、本発明の旋削工具の一例である。
ピニオンシャフト21は、ケース本体8cの外周端部に形成されて第2軸線X2上に延びる一対の支孔8chに挿通、保持される。またケース本体8cには、ピニオンシャフト21の一端部を横切るよう貫通する抜け止めピン17が挿着(例えば圧入)され、この抜け止めピン17により、ピニオンシャフト21の支孔8chからの離脱が阻止される。
そして、駆動ギヤ31からリングギヤRを経てケース本体8cに伝達された回転駆動力は、デフ機構20を介して左右の車軸11,12に対し差動回転を許容しつつ分配伝達される。尚、デフ機構20の差動機能は従来周知であるので、説明を省略する。
図2〜図5に示すように、デフケース8は、第1軸線X1に沿う方向でフランジ部8fよりも第1軸受ボス8b1側のケース本体8cの側壁に一対の作業窓Hを有する。この一対の作業窓Hは、第1軸線X1と直交する投影面(図2,図3の(3A)を参照)で見て、第2軸線X2を挟んでその両側方に配置され、換言すれば、第1,第2軸線X1,X2と直交する第3軸線X3上で第1軸受ボス8b1を挟んで対称的に並ぶようにケース本体8cの上記側壁に形成される。尚、本明細書では、以下において説明の重複を避けるため、第1軸線X1と直交する投影面を単に「投影面」と呼ぶ。
そして、ケース本体8cの、前記投影面で見て一対の作業窓Hに挟まれた側壁部分80は、第2軸線X2に沿って延びる幅広の帯状に形成され、この帯状の側壁部分80の中間部に第1軸受ボス8b1が連設される。また、その帯状の側壁部分80の両端部80a(即ちケース本体8cの外周端部となる部分)は、これと一体に連なるフランジ部8fと相互に補強し合うことで剛性が高められ、しかもピニオンシャフト21を支持すべく比較的厚肉に形成されている。即ち、斯かる側壁部分80の両端部80aは、ピニオンシャフト21を強固に支持する高剛性のピニオンシャフト支持部として機能する。
作業窓Hは、ケース本体8cの内面8iに対する旋削加工やデフ機構20の組付けを許容するための作業窓であり、その目的に即して大きく形成される。即ち、本実施形態の作業窓Hは、第1軸線X1に沿う方向でフランジ部Fの根元部分まで達し且つケース本体8cの周方向に幅広く開口するように形成されている。尚、作業窓Hは、フランジ部Fの根元部分から軸方向(即ち第1軸線X1に沿う方向)で若干離間して形成してもよいし、或いは、フランジ部Fの根元部分に若干食い込むように形成してもよい。
ところで本実施形態のデフケース8においてフランジ部8fの、作業窓Hに臨む側(即ち第1軸受ボス8b1側)の第1側面8fsには、ケース本体8cの内面8ciを旋削するための前記したバイトTが旋削加工の際に通過可能な第1溝部81と、この第1溝部81とはケース本体8cの中心Oを挟んで反対側に位置して同一軸線上に並ぶ第2溝部82とが、それぞれフランジ部8fを径方向に横切るようにして形成される。第1溝部81は、本発明の溝部の一例である。
ケース本体8cの内面8ciの旋削加工を行う場合には、ワークであるデフケース8が旋盤のワーク支持部(不図示)に対し所定の回転軸線CL(図4を参照)回りに回転駆動可能に取付けられ、また旋盤のバイトTは、回転軸線CLに沿う方向に徐々に送り可能に構成される。また旋削加工時には、前記投影面(図3の(3A)参照)で見て、回転軸線CLが第1溝部81の軸線81L(従って後述する仮想直線L)と重なる配置となるように、デフケース8と旋盤との相対取付位置が設定される。
そして、上記した旋削工程では、後述するように、デフケース8が回転軸線CL回りに回転している状態で、デフケース8の外方よりバイトTが回転軸線CLに沿う方向に徐々に送られることにより、バイトTは、先ず、フランジ部8fの第1側面8fsに対し第1溝部81を、横断面円弧状をなす溝状に旋削加工し、次いでケース本体8cの内面8ciを球面状に旋削加工してゆく。
尚、第1溝部81は、これを旋削加工に依らずに(例えば他の機械加工、鋳造等で)予め形成してもよい。この場合、第1溝部81は、ケース本体8cの内面8ciの旋削加工の際にバイトTのフランジ部8f通過を許容する溝形態とされる。
また本実施形態の第2溝部82は、第1溝部81のようにバイトTを通過させるためのものではなく、省略も可能である。但し、第1溝部81を設けたことに因るデフケース8の重量不均衡を軽減するためには、第2溝部82も併設されることが望ましい。尚、第1,第2溝部81,82の何れについても、バイトTの通過を許容する溝として形成されてもよく、この場合は、バイトTを、一対の作業窓Hの何れを通してもケース本体8c内に進入させることが可能となる。
また、図3の(3A)で明らかなように、本実施形態の第1溝部81の軸線81Lは、前記投影面で見て、ピニオンシャフト軸線即ち第2軸線X2と斜めに交差する仮想直線L上に配置される。換言すれば、第1溝部81の軸線81Lは、前記投影面で見て、作業窓Hの、デフケース8の周方向で中央部Hcと外端縁部eとの間の任意の窓部分Hxと、第1,第2軸線X1,X2相互の交点(即ちケース本体8cの中心O)とを通る仮想直線L上に配置される。
リングギヤRをデフケース8に固定する複数のボルトBは、前述のようにフランジ部8fの、周方向に等間隔おきに並ぶ複数のボルト孔8fhにそれぞれ螺挿される。しかも図3の(3A)で明らかなように、各々のボルトBは、前記投影面で見て、ピニオンシャフト軸線即ち第2軸線X2を避ける位置に配置され、しかもまた第1,第2溝部81,82は、周方向で隣り合う何れか2つのボルト孔8fhの各間に(即ち前記投影面で見て、何れのボルト孔8fhとも重ならない位置に)配置される。
次に前記実施形態の作用を説明する。
デフケース8は、その全体が金属材料(例えばアルミ、アルミ合金、鋳鉄等)で一体成形(例えば鋳造成形)され、その成形後に適宜、デフケース8の各部に対し機械加工が施される。この機械加工には、例えば、ボルト孔8fhの孔加工や、螺旋溝15,16の溝加工の他、ケース本体8cの内面8ciに対する旋削加工が含まれる。
特にその旋削加工は、前記投影面で見て前述の仮想直線Lと重なる回転軸線CL回りにデフケース8が回転している状態で、その回転軸線CLに沿う方向(即ち図3,図4で白抜き矢印で示す送り方向)にバイトTがデフケース8外より内方側に徐々に送られることにより、実行される。このとき、バイトTは、先ず、フランジ部8fの第1側面8fsに対して第1溝部81を横断面円弧状に旋削加工し、次いで、バイトTが一方の作業窓Hを通してケース本体8c内に到達してからは、そのケース本体8cの内面8ciを球面状に旋削加工する。
この場合、バイトTの刃先と回転軸線CLとの距離は、特にフランジ部8fに第1溝部81を旋削加工する間は、被旋削面が各部同一曲率の円弧溝状となるように、一定に保たれる。またケース本体8cの内面8ciを旋削加工する間は、被旋削面が球面となるように、その球面形態に合せて当該距離が微小変化する設定となる。
差動装置10の組立に際しては、先ず、デフケース8のケース本体8c内にデフ機構20の各構成要素、即ちピニオンシャフト21、ピニオンギヤ22及びサイドギヤ23を、作業窓Hを通して装入し、所定の組付位置にセットする。次いで、リングギヤRのスポークRbをデフケース8のフランジ部8fに複数のボルトBで締結する。
そして、このデフ機構20を収納したデフケース8の第1,第2軸受ボス8b1,8b2を軸受13,14を介してミッションケース9に回転自在に支持し、更に左右の車軸11,12の内端部を第1,第2軸受ボス8b1,8b2に挿入し且つ左右のサイドギヤ23,23の内周にスプライン嵌合することで、差動装置10の自動車への組付けが終了する。
ところで駆動ギヤ31とリングギヤR間でのトルク伝達中、歯部Ragがヘリカル状であるリングギヤRには、第1軸線X1に沿う方向のスラスト荷重が作用し、その荷重の向きは、自動車の前進・後退の切替わりに応じて切替わる。そして、例えば、図1で右向きのスラスト荷重がリングギヤRに作用したときは、デフケース8のフランジ部8fにも同じ向きのスラスト荷重がリングギヤRから伝わり、そのスラスト荷重は、フランジ部8fからケース本体8cに伝達され、更にケース本体8cの側壁部分80及び第1軸受ボス8b1を経て最終的にはミッションケース9に受け止められる。
この場合、本実施形態のデフケース8のように大形の作業窓Hの形成に伴いケース本体8cの剛性強度が低下するデフケース構造においては、ケース本体8cの、高剛性部位であるピニオンシャフト支持部(即ち側壁部分80の両端部80a)から周方向に遠く離れた作業窓Hの中央部Hc周辺において、スラスト荷重に対する倒れ剛性の低下が懸念される。そして、仮にフランジ部8fの、作業窓中央部Hcの周辺部位に溝部が配設された場合には、フランジ部8fの当該溝部の形成に因るケース本体8cの剛性低下の影響が少なからず現れてしまう。
これに対し、本実施形態の差動装置10では、デフケース8のフランジ部8fに第1,第2溝部81,82が特設されるものの、それら溝部81,82の軸線81Lが、前記投影面で見て、ピニオンシャフト軸線即ち第2軸線X2と斜めに交差する仮想直線L上に配置されるので、デフケース8の剛性低下要因となる第1,第2溝部81,82を、ピニオンシャフト21、従ってケース本体8cのピニオンシャフト支持部(即ち側壁部分80の両端部80a)に近づけることができる。これにより、フランジ部8fの溝部81,82周辺の脆弱性をケース本体8cの高剛性の上記ピニオンシャフト支持部で効果的に補うことができるため、溝部81,82がフランジ部8fに存在してもデフケース8全体の必要な剛性強度を容易に確保可能となる。
また、上記とは別の観点で言えば、第1,第2溝部81,82の軸線81Lは、前記投影面で見て、作業窓Hの、デフケース周方向で中央部Hcと外端縁部eとの間の窓部分Hxと、第1,第2軸線X1,X2相互の交点Oとを通る仮想直線L上に配置されるものである。そのため、デフケース8の剛性低下要因となる第1,第2溝部81,82を、ケース本体8cの作業窓H周縁部のうち特に高剛性の周方向外端縁部eに比較的近接(即ち上記軸線81Lが仮に作業窓中央部Hcを通る場合と比べて近接)させることができる。これにより、フランジ部8fの溝部81,82周辺の脆弱性をケース本体8cの作業窓周縁部(特に高剛性の上記外端縁部eの周辺部)で効果的に補うことができるため、溝部81,82がフランジ部8fに存在してもデフケース8全体の必要な剛性強度を容易に確保可能となる。
また本実施形態ではフランジ部8f及びリングギヤR間を結合する複数のボルトBが、周方向で等間隔おきに、且つ前記投影面で見て第2軸線X2を避けるように配置され、しかも第1,第2溝部81,82は、周方向で隣り合う何れか2つのボルト孔8fhの各間に(即ち前記投影面で見て、何れのボルト孔8fhとも重ならない位置に)配置される。これにより、フランジ部8fに複数のボルト孔Bを周方向等間隔おきに設けて伝達荷重をバランスよく分散して受けられるようにしても、これらボルト孔8fhが溝部81,82(従ってフランジ部8fの薄肉部分)に掛かることはないため、ボルト孔8fhの有効ねじ長さを十分に確保可能となる。
しかも前記投影面で見て、ボルトBをピニオンシャフト軸線即ち第2軸線X2より極力離間させることができるため、例えば、図1,2の二点鎖線で示すようなソケットレンチ等のボルト締結工具WRでボルトBを緊締する場合に、ケース本体8cのピニオンシャフト支持部(即ち側壁部分80の両端部80a)外壁がボルト締結工具WRと干渉しないように、該ピニオン支持部の外壁を特別薄肉に形成する必要はなくなり、従って、該ピニオンシャフト支持部の剛性確保を図る上で有利である。
さらに本実施形態では、ケース本体8cの内面8ci、特にピニオンギヤ22の背面を回転自在に支持するピニオンギヤ支持面8cipが、これを旋削加工する際に、前記投影面で見て仮想直線Lと重なる(従ってピニオンシャフト軸線即ち第2軸線X2に対し斜交する)回転軸線CL回りにデフケース8を回転させた状態で回転軸線CLに沿って送られるバイトTにより、球面状に旋削される加工態様となっており、これにより、図3の(3B)で明らかなように、ピニオンギヤ支持面8cipにおいてバイトTの旋削加工痕により形成される無数の微細な筋溝40が、ピニオンギヤ支持面8cipの正面視で緩やかに湾曲したカーブ溝となっている。このため、直線状の筋溝の場合よりも溝長さが長くなって各筋溝内の潤滑油保持量を増やすことができる。これにより、デフ機構20の差動時にピニオンギヤ22がサイドギヤ23よりも高回転となる場合でも、ピニオンギヤ22の背面を効率よく潤滑することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、差動装置10を車両用差動装置に実施したものを示したが、本発明では、差動装置10を車両以外の種々の機械装置に実施してもよい。
また、前記実施形態では、デフケース8のフランジ部8fとリングギヤRとの結合を複数のボルトBで結合するものを例示したが、本発明(第3の特徴を除く)では、フランジ部8fとリングギヤRとの結合を溶接(例えばレーザ溶接、電子ビーム溶接等)するようにしてもよい。
また前記実施形態では、リングギヤRの歯部Ragをヘリカルギヤ状としたものを示したが、本発明のリングギヤは、少なくとも駆動ギヤ31との噛合により第1軸線X1に沿う方向のスラスト荷重を受ける歯形状であればよく、例えばベベルギヤ、ハイポイドギヤ等でもよい。
B・・・・・・ボルト
CL・・・・・回転軸線
e・・・・・・外端縁部
H・・・・・・作業窓
Hc・・・・・作業窓の、デフケース周方向で中央部
Hx・・・・・窓部分
L・・・・・・仮想直線
O・・・・・・交点
R・・・・・・リングギヤ
Rag・・・・歯部
T・・・・・・バイト(旋削工具)
X1,X2・・第1軸線,第2軸線
8・・・・・・デフケース
8c・・・・・ケース本体
8ci・・・・ケース本体の内面
8cip・・・ピニオンギヤ支持面
8f・・・・・フランジ部
8fh・・・・ボルト孔
10・・・・・差動装置
20・・・・・デフ機構
21・・・・・ピニオンシャフト
22・・・・・ピニオンギヤ
23・・・・・サイドギヤ
31・・・・・駆動ギヤ
81・・・・・第1溝部(溝部)
81L・・・・軸線

Claims (3)

  1. 内面(8ci)の少なくとも一部が旋削され第1軸線(X1)回りに回転可能な中空のケース本体(8c)、及び該ケース本体(8c)の外周に一体に突設したフランジ部(8f)を有するデフケース(8)と、
    前記ケース本体(8c)内に収容されるデフ機構(20)と、
    前記ケース本体(8c)に設けられる作業窓(H)と、
    動力源に連なる駆動ギヤ(31)と噛合して該駆動ギヤ(31)からの動力を前記デフケース(8)に伝えるべく、前記フランジ部(8f)に結合されるリングギヤ(R)とを備え、
    前記デフ機構(20)は、前記第1軸線(X1)と直交する第2軸線(X2)上に配置されて前記ケース本体(8c)に前記フランジ部(8f)の周辺で支持されるピニオンシャフト(21)と、該ピニオンシャフト(21)に回転自在に支持されるピニオンギヤ(22)と、該ピニオンギヤ(22)に噛合し且つ前記ケース本体(8c)に前記第1軸線(X1)回りに回転自在に支持される一対のサイドギヤ(23)とを有し、
    前記リングギヤ(R)は、前記駆動ギヤ(31)との噛合により前記第1軸線(X1)に沿う方向のスラスト荷重を受ける歯部(Rag)を有しており、
    前記作業窓(H)は、前記第1軸線(X1)と直交する投影面で見て、前記第2軸線(X2)の一側方又は両側方に配置される差動装置において、
    前記フランジ部(8f)の、前記作業窓(H)に臨む側の一側面には、前記旋削のための旋削工具(T)が通過可能な溝部(81)が、該フランジ部(8f)を径方向に横切るように形成され、
    前記溝部(81)の軸線(81L)は、前記投影面で見て、前記第2軸線(X2)と斜めに交差する仮想直線(L)上に配置されることを特徴とする、差動装置。
  2. 内面(8ci)の少なくとも一部が旋削され第1軸線(X1)回りに回転可能な中空のケース本体(8c)、及び該ケース本体(8c)の外周に一体に突設したフランジ部(8f)を有するデフケース(8)と、
    前記ケース本体(8c)内に収容されるデフ機構(20)と、
    前記ケース本体(8c)に設けられる作業窓(H)と、
    動力源に連なる駆動ギヤ(31)と噛合して該駆動ギヤ(31)からの動力を前記デフケース(8)に伝えるべく、前記フランジ部(8f)に結合されるリングギヤ(R)とを備え、
    前記デフ機構(20)は、前記第1軸線(X1)と直交する第2軸線(X2)上に配置されて前記ケース本体(8c)に前記フランジ部(8f)の周辺で支持されるピニオンシャフト(21)と、該ピニオンシャフト(21)に回転自在に支持されるピニオンギヤ(22)と、該ピニオンギヤ(22)に噛合し且つ前記ケース本体(8c)に前記第1軸線(X1)回りに回転自在に支持される一対のサイドギヤ(23)とを有し、
    前記リングギヤ(R)は、前記駆動ギヤ(31)との噛合により前記第1軸線(X1)に沿う方向のスラスト荷重を受ける歯部(Rag)を有しており、
    前記作業窓(H)は、前記第1軸線(X1)と直交する投影面で見て、前記第2軸線(X2)の一側方又は両側方に配置される差動装置において、
    前記フランジ部(8f)の、前記作業窓(H)に臨む側の一側面には、前記旋削のための旋削工具(T)が通過可能な溝部(81)が、該フランジ部(8f)を径方向に横切るように形成され、
    前記溝部(81)の軸線(81L)は、前記投影面で見て、前記作業窓(H)の、前記デフケース(8)の周方向で中央部(Hc)と外端縁部(e)との間の窓部分(Hx)と、前記第1,第2軸線(X1,X2)相互の交点(O)とを通る仮想直線(L)上に配置されることを特徴とする、差動装置。
  3. 前記フランジ部(8f)及び前記リングギヤ(R)間は、該リングギヤ(R)を貫通して該フランジ部(8f)の複数のボルト孔(8fh)にそれぞれ螺挿した複数のボルト(B)により結合され、
    前記複数のボルト(B)は、前記周方向で等間隔おきに、且つ前記投影面で見て前記第2軸線(X2)を避けるように配置され、
    前記溝部(81)は、前記周方向で隣り合う何れか2つの前記ボルト孔(8fh)の間に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の差動装置。
JP2018016769A 2018-02-01 2018-02-01 差動装置 Pending JP2019132389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016769A JP2019132389A (ja) 2018-02-01 2018-02-01 差動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016769A JP2019132389A (ja) 2018-02-01 2018-02-01 差動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019132389A true JP2019132389A (ja) 2019-08-08

Family

ID=67546746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018016769A Pending JP2019132389A (ja) 2018-02-01 2018-02-01 差動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019132389A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020143755A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 武蔵精密工業株式会社 差動装置及びその製造方法
CN112460224A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 大众汽车股份公司 用于制造差速传动装置的方法以及差速传动装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020143755A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 武蔵精密工業株式会社 差動装置及びその製造方法
JP7082077B2 (ja) 2019-03-07 2022-06-07 武蔵精密工業株式会社 差動装置及びその製造方法
CN112460224A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 大众汽车股份公司 用于制造差速传动装置的方法以及差速传动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4850129B2 (ja) 最終減速装置
US20160169360A1 (en) Differential device
JP2017158377A (ja) 2モータ車両駆動装置
JP6487664B2 (ja) 差動装置
JP2019132389A (ja) 差動装置
JP2016080152A5 (ja)
JP2018155327A (ja) 車両駆動装置
WO2020262626A1 (ja) 伝動装置
US20220235857A1 (en) Power transmission device
WO2019188672A1 (ja) 差動装置
JP2021008899A (ja) 伝動装置
WO2020184707A1 (ja) 差動装置
JP4185116B2 (ja) ギヤドモータ及びロボット用ギヤドモータ
JP7082077B2 (ja) 差動装置及びその製造方法
JP5225208B2 (ja) 動力伝達装置
JP2018123881A (ja) ディファレンシャル装置、及びディファレンシャル装置の製造方法
JP2013096511A (ja) 駆動力伝達装置
US11300189B2 (en) Differential device
JP2007292123A (ja) デファレンシャルとドライブシャフトとの連結構造
JP2010031985A (ja) 軸部材および差動装置
JP6587892B2 (ja) 差動装置
CN113994125B (zh) 传动装置
JP2014101970A (ja) 動力伝達装置のケース構造および組み付け方法
JP2009150412A (ja) はすば歯車および動力伝達装置
JP2007085437A (ja) 動力伝達装置