JP2019132195A - 内燃機関のバルブリフト機構 - Google Patents

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立哉 泉
Tatsuya Izumi
立哉 泉
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Abstract

【課題】気筒数に関係なく、低コストでバルブリフト量を切り替えること。【解決手段】カムロブピース14は、バルブリフタ20と係合する。カムシャフト12は、カムロブピース14を軸方向に変位可能に支持する。電磁石16およびリターンスプリング18によって構成される変位機構は、カムロブピース14を軸方向に変位させる。ここで、カムロブピース14は、軸方向に並んで配されかつ高リフト量および低リフトリフト量をそれぞれ規定する高リフトカム14cおよび低リフトカム14dを有する。電磁石16は吸引力をカムロブピース14に付勢し、リターンスプリング18は吸引力とは反対方向の復元力をカムロブピース14に付勢する。【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関のバルブリフト機構に関し、特に、バルブリフタと係合するカムロブピース、カムロブピースを軸方向に変位可能に支持するカムシャフト、およびカムロブピースを軸方向に変位させる変位機構を備える、バルブリフト機構に関する。
この種の可変リフトカム機構の一例が、特許文献1に開示されている。この文献によれば、内燃機関の複数の気筒に跨るように、カムキャリアが形成される。このカムキャリアの或る気筒に対応する部分には、第1溝と第1電磁ピンと第1アクチュエータとが設けられ、カムキャリアの他の気筒に対応する部分には、第2溝と第2電磁ピンと第2アクチュエータとが設けられる。このため、一対の溝、電磁ピンおよびアクチュエータを用いて、低コストで複数気筒のカムの切り替えを行うことができる。
特開2009−228543号公報
しかし、特許文献1の技術は、隣り合う気筒のバルブが同時に閉じられる期間が存在する4気筒のエンジンを想定しており、隣り合う気筒のバルブが同時に閉じられることがない3気筒のエンジンには、特許文献1の技術を適用することはできない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、気筒数に関係なく、低コストでバルブリフト量を切り替えることができる、内燃機関のバルブリフト機構を提供することである。
この発明に係る内燃機関のバルブリフト機構は、バルブリフタまたはロッカーアームと係合するカムロブピース、カムロブピースを軸方向に変位可能に支持するカムシャフト、およびカムロブピースを軸方向に変位させる変位機構を備える内燃機関のバルブリフト機構であって、カムロブピースは、軸方向に並んで配されかつ互いに異なるバルブリフト量を各々が規定する複数のカムを有し、変位機構は、吸引力を前記カムロブピースに付勢する電磁石、および吸引力とは反対方向の復元力をカムロブピースに付勢する弾性体を有する。
カムロブピースには、電磁石の吸引力が付勢されるとともに、弾性体の復元力が付勢される。したがって、カムロブピースは電磁石の通電量に応じて異なる位置に配され、バルブリフタまたはロッカーアームはカムロブピースの位置に応じて異なるバルブリフト量でリフトされる。この結果、気筒数に関係なく、低コストでバルブリフト量を切り替えることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例のバルブリフト機構の構成を示す断面図である。 この実施例のバルブリフト機構の構成を示す断面図である。 他の実施例のバルブリフト機構の構成を示す側面図である。
図1および図2を参照して、この実施例のバルブリフト機構10は、3気筒の内燃機関を構成する吸気バルブまたは排気バルブを開閉するための機構であり、カムシャフト12に取り付けられたカム機構CMを備える。各気筒には吸気バルブと排気バルブとが設けられるため、バルブリフト機構10は、吸気バルブの開閉のために1つ用意され、排気バルブの開閉のために1つ用意される。また、カム機構CMは、各気筒に1つずつ割り当てられる。
ただし、カム機構CMの構造は気筒間で共通するため、以下では、或る気筒に割り当てられたカム機構の構造のみを説明する。また、以下では、説明の便宜上、カムシャフト12の長さ方向にX軸を割り当てる。さらに、以下では、バルブリフト機構10を構成するいずれの部材についても、“正側端面”はX軸方向の正側を向く端面を意味し、“負側端面”はX軸方向の負側を向く端面を意味する。
また、カム機構CMは、後述するフランジ12b,12cおよびカムロブピース14と、電磁石(アクチュエータ)16およびリターンスプリング18からなる変位機構と、バルブリフタ(ロッカーアーム)20とによって構成される。各気筒に2つの吸気バルブと2つの排気バルブが設けられる場合、バルブリフタ(ロッカーアーム)20は、2つの吸気バルブまたは2つの排気バルブに割り当てられても良いし、カブロブピース14が高リフトカム14cと低リフトカム14dを2セット持ち、それぞれがバルブリフタ(ロッカーアーム)20を駆動しても良い。
図1に示すように、カムシャフト12は、X軸に沿って延在するシャフト本体12aと、シャフト本体12aに組み付けられたフランジ12bおよび12cとを有する。また、フランジ12cには、電磁石16が埋め込まれる。一方、カムロブピース14は、金属を素材とし、X軸方向に延在する貫通孔HL1を有する。
シャフト本体12aは貫通孔HL1に挿入され、カムロブピース14を支持する。フランジ12bの負側端面からフランジ12cの正側端面までの長さはカムロブピース14の全長よりも長く、カムロブピース14は、フランジ12bおよび12cによって挟まれる位置においてX軸方向に摺動可能とされる。ただし、シャフト本体12aの軸周り方向におけるカムロブピース14の摺動は制限される。
カムロブピース14は、具体的には、フランジ12bの負側端面と対向する正側端面を有するフランジ14aと、バルブリフタ20のリフト量として高リフト量を規定する高リフトカム14cと、バルブリフタ20のリフト量として低リフト量を規定する低リフトカム14dと、フランジ12cの正側端面と対向する負側端面を有するフランジ14fとを有する。
高リフトカム14cおよび低リフトカム14dは、X軸方向において互いに隣接する。これに対して、フランジ14aおよび高リフトカム14cは、X軸方向に延在する円筒状の接続部材14bによって互いに接続され、低リフトカム14dおよびフランジ14fは、X軸方向に延在する円筒状の接続部材14eによって互いに接続される。
貫通孔HL1の内径は、フランジ14a,接続部材14b,高リフトカム14cおよび低リフトカム14dが形成される位置においてシャフト本体12aの外径と略一致する一方、接続部材14eおよびフランジ14fが形成される位置においてシャフト本体12aの外径を上回る。したがって、接続部材14eおよびフランジ14fが形成される位置における貫通孔HL1の内周面とシャフト本体12aの外周面との間には、空隙GP1が形成される。
こうして形成された空隙GP1には、リターンスプリング(弾性体)18が配される。リターンスプリング18は、具体的には圧縮コイルばねであり、シャフト本体12aの周りに巻き付けられる。リターンスプリング18の一方端は低リフトカム14dの負側端面に当接し、リターンスプリング18の他方端はフランジ12cの正側端面に当接する。
リターンスプリング18の自由長さは、フランジ14aの正側端面がフランジ12bの負側端面に当接する状態における低リフトカム14dの負側端面からフランジ12cの正側端面までの長さよりも長い。したがって、リターンスプリング18は、X軸方向の正側に向かう復元力をカムロブピース14に対して継続的に付勢する。ただし、リターンスプリング18の復元力は、フランジ12cに埋め込まれた電磁石16がカムロブピース14に対して付勢する吸引力を下回る。
電磁石16が通電されなければ、カムロブピース14に対して吸引力が付勢されることはなく、カムロブピース14は、リターンスプリング18によってフランジ12bに押し当てられる(図1参照)。このとき、バルブリフタ(ロッカーアーム)20は低リフトカム14dと係合し、吸気バルブまたは排気バルブは低リフト量で開閉される。
一方、電磁石16が通電されると、カムロブピース14は、リターンスプリング18の復元力に反してX軸方向の負側に吸引され、フランジ12cに押し当てられる(図2参照)。このとき、バルブリフタ(ロッカーアーム)20は高リフトカム14cと係合し、吸気バルブまたは排気バルブは高リフト量で開閉される。
以上の説明から分かるように、カムロブピース14は、バルブリフタ(ロッカーアーム)20と係合する。カムシャフト12は、カムロブピース14を軸方向に変位可能に支持する。電磁石16およびリターンスプリング18によって構成される変位機構は、カムロブピース14を軸方向に変位させる。ここで、カムロブピース14は、軸方向に並んで配されかつ高リフト量および低リフトリフト量をそれぞれ規定する高リフトカム14cおよび低リフトカム14dを有する。電磁石16は吸引力をカムロブピース14に付勢し、リターンスプリング18は吸引力とは反対方向の復元力をカムロブピース14に付勢する。
したがって、カムロブピース14は電磁石の通電量に応じて異なる位置に配され、バルブリフタ20はカムロブピース14の位置に応じて異なるバルブリフト量でリフトされる。この結果、気筒数に関係なく、低コストでバルブリフト量を切り替えることができる。
なお、この実施例では、フランジ12cに電磁石16を埋め込むようにしているが、この場合、カムシャフト12の回転とともに電磁石16が回転するため、通電のためにはスリップリング等の部品が必要となる。このような部品は、図3に示すようにフランジ12cの外側に電磁石26を配することで省くことができる。
図3によれば、紙面に直交する方向に延在するシャフト24と、シャフト24の軸周り方向に回動可能に支持されてカムロブピース14と係合する金属製のフォーク22とが追加され、このフォーク22が電磁石26によって吸引される(フォーク22は、X軸方向にスライド可能に支持するようにしてもよい)。
また、この実施例では、3気筒の内燃機関を想定しているが、隣り合う気筒のバルブが同時に閉じられる期間が存在する4気筒の内燃機関を想定する場合には、カム機構CMは、2気筒に1つずつ割り当てるようにしてよい。この場合、2気筒分のバルブを1つの電磁石で制御することができるため、さらなるコスト低減が可能となる。
10 …バルブリフト機構
12 …カムシャフト
14 …カムロブピース
14c …高リフトカム
14d …低リフトカム
16 …電磁石
18 …リターンスプリング
20 …バルブリフタ

Claims (1)

  1. バルブリフタと係合するカムロブピース、
    前記カムロブピースを軸方向に変位可能に支持するカムシャフト、および
    前記カムロブピースを前記軸方向に変位させる変位機構を備える内燃機関のバルブリフト機構であって、
    前記カムロブピースは、前記軸方向に並んで配されかつ互いに異なるバルブリフト量を各々が規定する複数のカムを有し、
    前記変位機構は、吸引力を前記カムロブピースに付勢する電磁石、および前記吸引力とは反対方向の復元力を前記カムロブピースに付勢する弾性体を有する、バルブリフト機構。
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