JP2019129676A - 送電機器、管理サーバ、管理システム、及び管理方法 - Google Patents

送電機器、管理サーバ、管理システム、及び管理方法 Download PDF

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啓 嶋本
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Abstract

【課題】利便性の高い送電機器、管理サーバ、管理システム、及び管理方法を提供する。【解決手段】管理システムは、第1送電機器と、第2送電機器と、管理サーバと、を含む。第1送電機器は、第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う。第2送電機器は、第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う。管理サーバは、第1送電機器及び第2送電機器に接続する。管理システムにおいて、第1範囲及び第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、第1送電機器が第1送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、第1送電機器の故障を示す故障情報が管理サーバに送信される。【選択図】図1

Description

本開示は、送電機器、管理サーバ、管理システム、及び管理方法に関する。
従来、電磁波を用いて電子機器に電力を供給する方法が知られている。例えば、特許文献1には、マイクロ波を用いてデバイスに電力を供給する送電機が開示されている。
特開2014−223018号公報
無線を利用した送電装置を含む管理システムの普及に向けて、利便性の向上が望まれている。
本開示の目的は、利便性の高い送電機器、管理サーバ、管理システム、及び管理方法を提供することにある。
一実施形態に係る管理システムは、第1送電機器と、第2送電機器と、管理サーバと、を含む。
前記第1送電機器は、第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う。
前記第2送電機器は、第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う。
前記管理サーバは、前記第1送電機器及び前記第2送電機器に接続する。
前記管理システムにおいて、前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記第1送電機器が当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、前記第1送電機器の故障を示す故障情報が前記管理サーバに送信される。
一実施形態に係る管理サーバは、第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第1送電機器、及び、第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第2送電機器に接続する。
前記管理サーバは、前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記第1送電機器が当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、前記第1送電機器の故障を示す故障情報を受信する、管理サーバ。
一実施形態に係る送電機器は、第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う。
前記送電機器は、第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う他の送電機器とともに管理サーバに接続される。
前記送電機器は、前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、当該送電機器の故障を示す故障情報を前記管理サーバに送信する。
一実施形態に係る管理方法は、上述した管理システムの管理方法である。
前記管理方法は、
前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記第1送電機器が当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出するステップと、
前記第1送電機器の故障を示す故障情報が前記管理サーバに送信されるステップと、
を含む。
本開示の一実施形態によれば、利便性の高い送電機器、管理サーバ、管理システム、及び管理方法を提供することができる。
一実施形態に係る管理システムの構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係る電子機器の概略構成の例を示すブロック図である。 一実施形態に係る送電機器の概略構成の例を示すブロック図である。 一実施形態に係る管理サーバの概略構成の例を示すブロック図である。 一実施形態に係る管理システムの動作を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る管理システムの動作を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る管理システムの動作を説明するフローチャートである。
以下、一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る管理システム1の概略構成を示す図である。以下、一実施形態に係る管理システム1について説明する。
一実施形態に係る管理システム1は、図1に示すように、複数の送電機器と、管理サーバ30とを含む。図1は、複数の送電機器の一例として、第1送電機器10と、第2送電機器20とを図示している。管理システム1は、例えば第1送電機器10及び第2送電機器20のような他の送電機器を、さらに含んでもよい。
第1送電機器10及び第2送電機器20は、それぞれ、所定の範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器100に無線で送電を行う。図1に示すように、第1送電機器10が無線で送電を行うことができる範囲を、第1範囲A1として示してある。図1において、第1範囲A1は1点鎖線で囲まれた範囲として示してある。また、図1に示すように、第2送電機器20が無線で送電を行うことができる範囲を、第2範囲A2として示してある。図1において、第2範囲A2は2点鎖線で囲まれた範囲として示してある。
図1は、少なくとも1つの電子機器100の一例として、電子機器100A〜100Eを図示している。以下、電子機器100A〜100Eのそれぞれを特に区別しない場合、適宜「電子機器100」と総称することがある。図1に示す例において、第1送電機器10は、第1範囲A1内に位置する電子機器100A,100B,100C,100Dに無線で送電を行うことができる。また、図1に示す例において、第2送電機器20は、第2範囲A2内に位置する電子機器100C,100D,100Eに無線で送電を行うことができる。このように、一実施形態において、第1送電機器10は、第1範囲A1内に位置する少なくとも1つの電子機器100に無線で送電を行う。また、一実施形態において、第2送電機器20は、第2範囲A2内に位置する少なくとも1つの電子機器100に無線で送電を行う。第1範囲A1内及び第2範囲A2内に位置する電子機器100は、それぞれ任意の数としてよい。以下、図1に示すように、第1範囲A1及び第2範囲A2は少なくとも部分的に重なる状態にあるものとして説明する。
管理サーバ30は、第1送電機器10及び第2送電機器20に有線又は無線で接続する。これにより、管理サーバ30は、第1送電機器10及び第2送電機器20のそれぞれと有線又は無線で通信を行うことができる。図1において、管理サーバ30と、第1送電機器10及び第2送電機器20のそれぞれの接続は破線によって示してある。ここで、管理サーバ30が第1送電機器10又は第2送電機器20に有線で接続される場合、当該接続には任意のケーブルを用いてよい。また、管理サーバ30が第1送電機器10又は第2送電機器20に無線で接続される場合、当該接続には任意の各種通信規格に準拠した通信方式を採用してよい。例えば、管理サーバ30と第1送電機器10又は第2送電機器20との間の通信は、Wi-Fiなどで行ってもよい。また、例えば、管理サーバ30と第1送電機器10又は第2送電機器20との間の通信は、Bluetooth(登録商標)、Z-wave又はZigBeeなどで行ってもよい。
図1に示す管理システム1が実装される場面としては、例えば、鉄道の駅のホーム又は駅の構内などが想定される。この場合、第1送電機器10及び第2送電機器20のような複数の送電機器は、例えば送電ステーションのような給電装置として、駅の所定位置に設置されてよい。そして、この場合、少なくとも1つの電子機器100は、駅の利用者が携帯する例えばスマートフォンなどの各種の電子デバイスとしてよい。このような設置態様においては、駅の利用者は、各自が携帯する例えばスマートフォンなどの各種の電子デバイスに、給電ケーブルをコネクタに接続せずとも、無線給電を行うことができる。なお、この場合、無線給電された電力は、各種の電子デバイスに内蔵された蓄電池に充電されてもよいし、各種の電子デバイスにおいて蓄電されずに直接消費されてもよい。
また、図1に示す管理システム1が実装される場面としては、例えば、家庭又はオフィスなどのセキュリティシステムの少なくとも一部を構成することが想定される。例えば、家庭又はオフィスなどにIoTネットワーク機器が設置されている場合、これらの機器に対する防犯用のIoTセンサ群に無線給電を行うことができる。この場合、第1送電機器10及び第2送電機器20のような複数の送電機器は、家庭又はオフィスにおける所定位置(例えば給電スポットなど)に設置されてよい。そして、この場合、少なくとも1つの電子機器100は、防犯用のIoTセンサ群又はIoTタグなどとしてよい。なお、この場合も、無線給電された電力は、IoTセンサ群又はIoTタグなどに内蔵された蓄電池に充電されてもよいし、IoTセンサ群又はIoTタグなどにおいて直接消費されてもよい。
図1に示した少なくとも1つの電子機器100は、例えば第1送電機器10及び/又は第2送電機器20のような送電機器から送電される電力を受電する。
一実施形態において、電子機器100は、電力を必要とする任意の電子機器とすることができる。電子機器100は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートPC、電子辞書、電子ブックリーダ、音楽プレーヤ、電子楽器、ページャ、ゲーム端末、時計、表示装置、IoTユニット、IoTセンサ、IoTタグ、などとしてよい。
また、電子機器100は、例えば、ラジオ、リモコン、マウス、ドローン、ICカードリーダ、キャッシュレジスタ、自動販売機などとしてもよい。電子機器100は、上述のものに限られず、第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器から送電される電力によって駆動可能な任意の電子機器とすることができる。
また、一実施形態において、電子機器100は、例えば他の電子機器の電池ホルダに収容可能な形状としてもよい。この場合、電子機器100は、外観が例えば乾電池又はボタン型電池等の形状であってもよい。そして、電子機器100を内蔵する他の電子機器は、電子機器100から供給される電力によって駆動することができる。
図2は、電子機器100の概略構成を示す機能ブロック図である。以下、電子機器100について説明する。電子機器100は、上述のように各種の機器とすることができるため、各種の機器のそれぞれに特有の機能については、説明を省略する。以下、電子機器100が備える機能のうち、第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器から送電される電力を受電する機能に関連性の高い機能について主に説明する。また、以下、無線によって送電される電力の受電について一般に知られている事項については、適宜、より詳細な説明を省略する。
電子機器100は、例えば第1送電機器10及び/又は第2送電機器20のような送電機器から無線電力を受電する。具体的には、電子機器100は、例えば第1送電機器10及び/又は第2送電機器20から、電力供給のための電磁波を受信する。電子機器100において、受信した電磁波は直流電力に変換される。このようにして、電子機器100は、無線電力を受電する。
図2に示すように、電子機器100は、受電部120と、通信部121と、記憶部130と、制御部131と、蓄電部140と、を備える。
受電部120は、無線電力を受電する。具体的には、受電部120は、制御部131の制御に基づき、外部から受信した電磁波に基づいて発電することにより、無線電力を受電する。受電部120は、正極端子と負極端子とを備える。正極端子は、電子機器100の各機能部の正極側の端子に接続される。負極端子は、電子機器100の各機能部の負極側の端子に接続される。受電部120は、発電した電力を、正極端子及び負極端子を介して、電子機器100の各機能部に供給する。正極端子と負極端子との間の電位差は、例えば電力が供給される電子機器100に応じた電位差であってよい。このようにして、電子機器100は、受電部120が受電した電力を、電子機器100の各機能部に供給することができる。
受電部120は、受電アンテナ120Aと整流回路120Bとを備える。受電アンテナ120Aは、第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器から、電磁波を受信する。整流回路120Bは、受電アンテナ120Aが受信した電磁波を直流電力に変換する。整流回路120Bは、変換後の直流電力を、正極端子及び負極端子を介して、電子機器100に供給する。
通信部121は、制御部131の制御に基づき、外部の機器と無線通信を行う。通信部121は、例えば第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器と通信する。また、通信部121は、他の電子機器100と通信してもよい。また、通信部121は、他の電子機器100以外の他の電子機器と通信してもよい。電子機器100は、通信部121の代わりに、受電アンテナ120Aを用いて無線通信を行ってもよい。通信部121は、例えば第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器に送電を要求する送電要求を送信してもよい。
記憶部130は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成されることができる。記憶部130は、各種情報及び/又は電子機器100を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部130は、ワークメモリとしても機能してもよい。一実施形態において、記憶部130は、後述する故障情報(第1送電機器10などが故障した旨の情報)を記憶してもよい。この場合、電子機器100は、第1送電機器10などから故障情報を受信して、記憶部130に記憶してよい。
制御部131は、電子機器100を構成する各機能ブロックをはじめとして、電子機器100の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部131は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。また、制御部131は、電子機器100を構成する他の各種の機能部を制御してもよい。
蓄電部140は、受電部120の正極端子及び負極端子と電気的に接続される。蓄電部140は、受電部120が受電した電力のうち、電子機器100に供給されなかった電力を蓄えることができる。蓄電部140が蓄電した電力は、例えば、電子機器100が第1送電機器10及び/又は第2送電機器20のような送電機器から無線電力を受電できない場合に、正極端子及び負極端子を介して、電子機器100に供給されてよい。
図3は、第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器の概略構成を示す機能ブロック図である。以下、代表例として、第1送電機器10について説明する。第2送電機器20及び他の送電機器も、第1送電機器10と同様の構成とすることができる。以下、無線による送電について一般に知られている事項については、適宜、より詳細な説明を省略する。
第1送電機器10は、例えばホームゲートウェイ又は無線送電システム等であり、例えば屋内に設置される。第1送電機器10は、例えば電子機器100の受電部120に無線電力を送電する。具体的には、第1送電機器10は、電力供給のための電磁波を生成する。第1送電機器10は、生成した電磁波を、例えば同一屋内に位置する電子機器100内の電子機器100に送信する。図1に示す例では、第1送電機器10は、電子機器100A,100B,100C,100Dがそれぞれ備える受電部120に対して、電磁波を送信する。また、図1に示す例では、第2送電機器20は、電子機器100C,100D,100Eがそれぞれ備える受電部120に対して、電磁波を送信する。
第1送電機器10は、少なくとも1つの電子機器100との間で認証を行い、認証が成功した電子機器100の受電部120に対してのみ、電力供給のための電磁波を送信してもよい。これにより、第1送電機器10が意図しない電子機器(例えば隣家の電子機器)に電力を供給することを防ぐことができる。一方、第1送電機器10は、少なくとも1つの電子機器100との間で認証を行うことなく、電子機器100の受電部120に対して、電力供給のための電磁波を送信してもよい。これにより、第1送電機器10を公共の場所に設置させ、第1送電機器10によって任意の電子機器に電力を供給することが可能になる。
第1送電機器10は、制御部40と、記憶部42と、送電部50と、増幅器52と、送電アンテナ54と、通信部60と、増幅器62と、通信アンテナ64と、故障検出部70と、を備える。
制御部40は、第1送電機器10の各機能ブロックをはじめとして、第1送電機器10の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部40は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。
記憶部42は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成されることができる。記憶部42は、各種情報及び/又は第1送電機器10を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部42は、ワークメモリとしても機能してもよい。記憶部42は、例えば、認証を行った受電部120及び/又は電子機器100の識別情報等を記憶してよい。一実施形態において、記憶部42は、後述する故障情報(第2送電機器20などが故障した旨の情報)を記憶してもよい。この場合、第1送電機器10は、第2送電機器20又は電子機器100などから故障情報を受信して、記憶部42に記憶してよい。
送電部50は、無線電力を送電する。具体的には、送電部50は、制御部40の制御に基づき、例えば配電設備等の電源から供給された電力を、電磁波として出力することにより、無線電力を送電する。
送電部50は、増幅器52に接続される。増幅器52は、送電部50から出力される電波を増幅するパワーアンプである。また、増幅器52は、送電アンテナ54に接続される。送電アンテナ54は、増幅器52によって増幅された電波を、少なくとも1つの電子機器100の受電部110に送信する。送電部50は、無線電力を送電するために必要な例えば発振器のような機能部を適宜含むものとする。この場合、発振器は、電源から供給された電力に基づき、送電アンテナ54から電磁波を送信することにより、無線電力を送電する。
通信部60は、制御部40の制御に基づき、外部の機器と無線通信を行う。本実施形態では、通信部60は、管理サーバ30(の後述するサーバ通信部82)、第2送電機器20のような他の送電機器(の通信部60)、及び少なくとも1つの電子機器100(の通信部121)の少なくともいずれかと通信する。通信部60は、例えば電子機器100(の通信部121)から送信される送電要求などを受信する。
通信部60は、増幅器62に接続される。増幅器52は、通信部60から出力される電波を増幅するパワーアンプである。また、増幅器62は、通信アンテナ64に接続される。通信アンテナ64は、増幅器62によって増幅された電波を、管理サーバ30(の後述するサーバ通信部82)、第2送電機器20のような他の送電機器(の通信部60)、及び少なくとも1つの電子機器100(の通信部121)の少なくともいずれかに送信する。
図3に示すように、通信部60は、第1通信部61A及び第2通信部62Bを備えてよい。一実施形態において、第1通信部61Aは、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave又はZigBeeなどとすることができる第1通信方式で通信を行う。また、第2通信部61Bは、例えばWi-Fiなどとすることができる第2通信方式で通信を行う。このように、第1送電機器10は、複数の通信方式に対応することで、例えば一方の通信方式(例えば第1通信方式)で通信ができない場合に、もう一方の通信方式(例えば第2通信方式)で通信を行うことができる。
故障検出部70は、第1送電機器10を構成する各機能部の故障を検出する。具体的には、故障検出部70は、例えば、制御部40、送電部50、増幅器52、通信部60(第1通信部61A及び/又は第2通信部62B)、及び増幅器62の少なくともいずれかのハードウェアとしての故障を検出する。一実施形態において、故障検出部70は、第1送電機器10のパワーアンプ(増幅器52,62)及び/又は送電機構(送電部50)を含むハードウェアの故障を検出してよい。
故障検出部70による故障の検出は、既知の各種の技術及び手法を採用してよい。例えば、故障検出部70は、各機能部に故障検出信号(例えば返信要求)を送信し、その信号に対する返信が確認できない(返信がない)場合に、当該機能部の故障を検出してよい。また、故障検出部70は、各機能部に故障検出信号を送信し、その信号に対する返信が確認されたものの、当該機能部が正常に機能している際の返信と異なる場合に、当該機能部の故障を検出してよい。その他、故障検出部70は、各種の技術及び手法により、各機能部の故障を検出してよい。
故障検出部70は、次のようにして、増幅器52の故障を検出することができる。送電部50は、位相同期回路として、PLL(Phase Locked Loop)回路(以下、「PLL回路」と記す)を備えている。PLL回路は、入力されたベースバンド変調信号の所定の周波数を逓倍していき、目的の周波数に到達したら、当該信号を、目的の周波数を持ったRF信号として出力する。出力されたRF信号は、増幅器52によって増幅されて、送電アンテナ54から送信される。増幅器52は、RF信号を増幅するために、電源から入力電流を受ける。そこで、増幅器52は、入力電流が所定量を超えたとき、増幅器52と故障検出部70との接続をグラウンド(GND)に落とす(ショートさせる)回路(不図示)を備えてもよい。この場合、故障検出部70は、上記経路がGNDに落ちたことを検出することにより、増幅器52の故障を検出することができる。
また、故障検出部70は、次のようにして、送電部50の故障を検出することができる。上述のように、PLL回路は、入力されたベースバンド変調信号の所定の周波数を逓倍していき、目的の周波数に到達したら、当該信号を、目的の周波数を持ったRF信号として出力する。しかしながら、PLL回路は、故障が発生して正常に機能しなくなると、目的の周波数に到達したことを検出できなくなる。一方、PLL回路は、目的の周波数に到達したことを検出しない限り、RF信号を出力しない。そこで、故障検出部70は、PLL回路からRF信号が出力されなくなったことを検出することにより、送電部50の故障を検出することができる。
故障検出部70は、第1送電機器10を構成する各機能部(特にハードウェア)のいずれかの故障を検出すると、第1送電機器10の故障を示す情報(以下、「故障情報」と略記する)を制御部40に送信する。制御部40は、故障情報を受信すると、当該故障情報を、通信部60及び通信アンテナ64を経て送信する。ここで、第1送電機器10が故障情報を送信する対象は、管理サーバ30、第2送電機器20、及び少なくとも1つの電子機器100の少なくともいずれかとしてよい。
制御部40、送電部50、通信部60、及び故障検出部70のそれぞれは、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、例えばCPUのような、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。制御部40、送電部50、通信部60、及び故障検出部70のそれぞれは、まとめて1つのプロセッサで実現してもよいし、いくつかのプロセッサで実現してもよいし、それぞれ個別のプロセッサで実現してもよい。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)ともいう。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。一実施形態において、制御部40、送電部50、通信部60、及び故障検出部70のそれぞれは、例えばCPU及び当該CPUで実行されるプログラムとして構成してよい。
図3において、第1送電機器10を構成する各機能部に供給される電力を供給する電源、及び当該電源から各機能部に電力が供給される構成などについては、図示を省略してある。また、第1送電機器10は、例えば蓄電池などにより構成される蓄電部などを備えてもよい。この場合、第1送電機器10は、電源から供給される電力を蓄えることができる。
以上、第1送電機器10について説明したが、上述のように、第2送電機器20も同様の構成及び機能を備えるものとしてよい。
図4は、管理サーバ30の概略構成を示す機能ブロック図である。以下、管理サーバ30について説明する。また、以下、通常のクライアントサーバシステムにおけるサーバについて一般に知られている事項については、適宜、より詳細な説明を省略する。
図4に示すように、管理サーバ30は、サーバ制御部80と、サーバ通信部82と、アンテナ84と、サーバ記憶部86と、報知部88と、を備える。
サーバ制御部80は、管理サーバ30の各機能ブロックをはじめとして、管理サーバ30の全体を制御及び管理するプロセッサである。サーバ制御部80は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。一実施形態において、サーバ制御部80は、管理サーバ30が第1送電機器10及び第2送電機器20を管理するための各種の制御を行う。
サーバ通信部82は、サーバ制御部80の制御に基づき、外部の機器と無線通信を行う。本実施形態では、サーバ通信部82は、第1送電機器10(の通信部60)及び第2送電機器20(の通信部60)と通信する。サーバ通信部82は、例えば後述する故障情報などを、第1送電機器10などから受信してよい。一実施形態において、サーバ通信部82は、第1送電機器10及び第2送電機器20の管理に必要な各種の通信を行ってよい。
サーバ通信部82は、アンテナ84に接続される。アンテナ84は、第1送電機器10(の通信部60)及び第2送電機器20(の通信部60)との間で信号の送受信を行う。例えば、サーバ通信部82から出力される信号は、アンテナ84を経て、第1送電機器10(の通信部60)及び第2送電機器20(の通信部60)に送信される。また、例えば、サーバ通信部82は、第1送電機器10(の通信部60)及び第2送電機器20(の通信部60)から送信される信号を、アンテナ84を経て受信する。図4においては、サーバ通信部82が信号を送信する際に電波を増幅する増幅器などは省略してある。
サーバ記憶部86は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成されることができる。サーバ記憶部86は、各種情報及び/又は管理サーバ30を動作させるためのプログラム等を記憶する。サーバ記憶部86は、ワークメモリとしても機能してもよい。サーバ記憶部86は、例えば、第1送電機器10及び第2送電機器20の識別情報等を記憶してよい。一実施形態において、サーバ記憶部86は、後述する故障情報(第1送電機器10などが故障した旨の情報)を記憶してもよい。この場合、第1送電機器10は、第2送電機器20又は電子機器100などから故障情報を受信して、サーバ記憶部86に記憶してよい。また、サーバ記憶部86は、第1送電機器10及び第2送電機器20の管理に必要な各種の情報を記憶してよい。
報知部88は、各種の情報をサーバ管理者などに報知する。一実施形態において、報知部88は、管理サーバ30が管理する管理システム1に関する情報を報知する。具体的には、報知部88は、例えばサーバ管理者に障害情報などを送信する通信部としてよい。この場合、サーバ管理者は、例えば管理サーバ30から離れた場所においても、管理サーバ30が管理する管理システム1に関する情報を知ることができる。
また、報知部88は、例えばサーバ管理者に知らせる障害情報などを視覚的に報知する表示部としてよい。ここで、表示部は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ、又は無機ELディスプレイ等の表示デバイスとしてよい。この場合、サーバ管理者は、報知部88を視認するだけで、管理サーバ30が管理する管理システム1に関する情報を認識することができる。
また、報知部88は、例えばサーバ管理者に知らせる障害情報などを聴覚的に報知する出力部としてよい。ここで、出力部は、任意のスピーカなどとしてよい。この場合、サーバ管理者は、報知部88から報知される音又は音声によって、管理サーバ30が管理する管理システム1に関する情報を認識することができる。
一実施形態において、報知部88が報知する情報は、第1送電機器10及び第2送電機器20などのような管理サーバ30が管理する送電機器のうち、故障が発生した送電機器を特定する情報としてよい。例えば、報知部88は、第1送電機器10における故障が検出されると、第1第1送電機器10において故障が発生した旨の情報を報知する。
次に、一実施形態に係る管理システム1における送電機器の管理について説明する。
一実施形態に係る管理システム1においては、管理サーバ30が、第1送電機器10及び第2送電機器20を管理する。具体的には、管理サーバ30は、第1送電機器10又は第2送電機器20から、第1送電機器10又は第2送電機器20の故障を示す情報を受信する。これにより、管理サーバ30は、第1送電機器10又は第2送電機器20において故障が発生したことを検出することができる。一実施形態において、管理サーバ30は、第1送電機器10又は第2送電機器20のような複数の送電機器のうち、故障が発生した送電機器を特定することができる。
(一実施形態)
図5は、一実施形態に係る管理システム1の動作を説明するフローチャートである。以下、一実施形態に係る管理システム1の動作について説明する。一例として、第1送電機器10においてハードウェアの故障が検出された際に、第1送電機器10の故障を示す故障情報が管理サーバ30に送信される態様について説明する。
図5に示す動作が開始すると、管理システム1において、第1送電機器10は、第1送電機器10のハードウェアの故障を検出したか否かを判定する(ステップS11)。より詳細には、ステップS11において、第1送電機器10の故障検出部70が、第1送電機器10を構成するハードウェアの故障を検出したか否かを判定する。
ステップS11において第1送電機器10が故障を検出しない場合、第1送電機器10は故障の検出を継続する。一方、ステップS11において第1送電機器10が故障を検出した場合、第1送電機器10は、第1送電機器10の故障を示す情報(故障情報)を管理サーバ30に送信する(ステップS13)。より詳細には、ステップS13において、第1送電機器10の制御部40が、故障情報を管理サーバ30のサーバ通信部82に送信するように通信部60などを制御する。
ステップS13において故障情報が管理サーバ30に送信されたら、管理サーバ30は、第1送電機器10の故障を検出することができる。したがって、管理サーバ30は、第1送電機器10において故障が発生した旨の情報を、報知部88から報知してよい。
このように、一実施形態に係る管理システム1において、第1送電機器10が第1送電機器10のハードウェアの故障を検出したとき、第1送電機器10の故障を示す故障情報が管理サーバ30に送信される。ここで、第1範囲A1及び第2範囲A2が少なくとも部分的に重なる状態にあるものとする。ここで、第1送電機器10(の故障検出部70)が第1送電機器10のパワーアンプ(増幅器52,62)及び/又は送電機構(送電部50)を含むハードウェアの故障を検出したとき、故障情報が管理サーバ30に送信されてよい。また、第1送電機器10は、第1送電機器10のハードウェアの故障を検出すると、故障情報を管理サーバ30に送信してよい。
例えば、第1送電機器10及び第2送電機器20のような送電機器が複数設置されて、それらの送電可能範囲が重なるとき、送電機器のうち1つが故障しても、他の送電機器による送電が行われ得る。このような場合、他の送電機器による送電が正常に行われている限り、無線送電システムの管理者及び/又は利用者は、故障が発生した送電機器の存在を即座に認識できない。このような場合であっても、一実施形態に係る管理システム1によれば、管理サーバ30において、故障が生じた送電機器を即時かつ容易に特定することができる。したがって、無線送電システムの管理者は、故障が生じた送電機器を修理又は交換するなどの対策を、適切かつ即時に講じることができる。
ところで、ステップS13において、第1送電機器10が故障情報を管理サーバ30に送信する際、管理サーバ30が特定の通信方式に対応していないことも想定される。また、ステップS13において、第1送電機器10が故障情報を管理サーバ30に送信する際、第1送電機器10及び/又は管理サーバ30の不具合などに起因して、第1送電機器10と管理サーバ30とが特定の通信方式で通信できないことも想定される。
このため、上述のように、第1送電機器10の通信部60は、第1通信部61A及び第2通信部61Bを備えてもよい。この場合、第1通信部61Aは、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave又はZigBeeなどとすることができる第1通信方式で通信を行ってよい。また、第2通信部61Bは、例えばWi-Fiなどとすることができる第2通信方式で通信を行ってよい。例えば、第1送電機器10は、管理サーバ30と例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave又はZigBeeで通信ができないとき、例えばWi-Fiで故障情報を管理サーバ30に送信してよい。ここで、第1通信方式及び第2通信方式の少なくとも一方は、無線通信に限定されず、有線通信としてもよい。
このように、一実施形態に係る管理システム1において、第1送電機器10は、管理サーバ30と第1通信方式で通信ができないとき、第2通信方式で故障情報を管理サーバ30に送信してよい。
一実施形態に係る管理システム1によれば、第1送電機器10が所定の通信方式で故障情報を管理サーバ30に送信できない場合、他の通信方法で故障情報を送信する。したがって、一実施形態に係る管理システム1によれば、故障情報が管理サーバ30に送信される確度を向上することができる。
(一実施形態)
図6は、一実施形態に係る管理システム1の動作を説明するフローチャートである。以下、一実施形態に係る管理システム1の動作について説明する。図6においても、図5と同様に、一例として、第1送電機器10においてハードウェアの故障が検出された際に、第1送電機器10の故障を示す故障情報が管理サーバ30に送信される態様について説明する。以下、図5における説明と同内容又はほぼ同内容の説明は、適宜省略する。
図6に示す動作を行うに際し、第1送電機器10と第2送電機器20との間において、少なくとも一方向の通信が可能であるものとする。図6に示す例においては、少なくとも第1送電機器10から第2送電機器20への情報の送信ができるものとする。ここで、第1送電機器10と第2送電機器20との間の通信は、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave、ZigBee、Wi-Fi、又は有線通信など、任意の方式の通信としてよい。
図6に示す動作が開始すると、管理システム1において、第1送電機器10は、第1送電機器10のハードウェアの故障を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において第1送電機器10が故障を検出しない場合、第1送電機器10は故障の検出を継続する。一方、ステップS11において第1送電機器10が故障を検出した場合、第1送電機器10は、第1送電機器10の故障を示す情報(故障情報)を第2送電機器20に送信する(ステップS21)。より詳細には、ステップS21において、第1送電機器10の制御部40が、故障情報を第2送電機器20の通信部60に送信するように、第1送電機器10の通信部60などを制御する。
ステップS21において故障情報が第2送電機器20に送信されたら、第2送電機器20は、故障情報を受信したか否かを判定する(ステップS23)。より詳細には、ステップS23において、第2送電機器20の制御部40は、第2送電機器20の通信部60が故障情報を受信したか否かを判定する。
ステップS23において第2送電機器20が故障情報を受信していない場合、第2送電機器20は、故障情報の受信を待機する。より詳細には、第2送電機器20の制御部40は、第2送電機器20の通信部60が故障情報を受信するのを待機する。一方、ステップS23において第2送電機器20が故障情報を受信した場合、第2送電機器20は、受信した故障情報を管理サーバ30に送信する(ステップS25)。より詳細には、ステップS25において、第2送電機器20の制御部40が、故障情報を管理サーバ30のサーバ通信部82に送信するように、第2送電機器20の通信部60などを制御する。
ステップS25において故障情報が管理サーバ30に送信されたら、管理サーバ30は、第1送電機器10の故障を検出することができる。したがって、管理サーバ30は、第1送電機器10において故障が発生した旨の情報を、報知部88から報知してよい。
このように、一実施形態に係る管理システム1において、第1送電機器10は、故障情報を第2送電機器20に送信してよい。また、第2送電機器20は、故障情報を管理サーバ30に送信してよい。
この場合も、一実施形態に係る管理システム1によれば、管理サーバ30において、故障が生じた送電機器を即時かつ容易に特定することができる。したがって、無線送電システムの管理者は、故障が生じた送電機器を修理又は交換するなどの対策を適切かつ即時に講じることができる。
ところで、ステップS25においても、図5のステップS13と同様に、第2送電機器20が故障情報を管理サーバ30に送信する際、管理サーバ30が特定の通信方式に対応していないことも想定される。また、ステップS25において、第2送電機器20が故障情報を管理サーバ30に送信する際、第2送電機器20及び/又は管理サーバ30の不具合などに起因して、第2送電機器20と管理サーバ30とが特定の通信方式で通信できないことも想定される。
このため、第2送電機器20の通信部60も、第1通信部61A及び第2通信部61Bと同様の構成の第3通信部及び第3通信部を備えてもよい。この場合、第3通信部は、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave又はZigBeeなどとすることができる第1通信方式で通信を行ってよい。また、第4通信部は、例えばWi-Fiなどとすることができる第2通信方式で通信を行ってよい。例えば、第2送電機器20は、管理サーバ30と例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave又はZigBeeで通信ができないとき、例えばWi-Fiで故障情報を管理サーバ30に送信してよい。ここで、第1通信方式及び第2通信方式の少なくとも一方は、無線通信に限定されず、有線通信としてもよい。
このように、一実施形態に係る管理システム1において、第2送電機器20は、第1通信方式で通信する第3通信部と、第2通信方式で通信する第4通信部と、を備えてよい。また、一実施形態に係る管理システム1において、第2送電機器20は、管理サーバ30と第1通信方式で通信ができないとき、第2通信方式で故障情報を管理サーバ30に送信してよい。
この場合も、一実施形態に係る管理システム1によれば、第2送電機器20が所定の通信方式で故障情報を管理サーバ30に送信できない場合、他の通信方法で故障情報を送信する。したがって、一実施形態に係る管理システム1によれば、故障情報が管理サーバ30に送信される確度を向上することができる。
(一実施形態)
図7は、一実施形態に係る管理システム1の動作を説明するフローチャートである。以下、一実施形態に係る管理システム1の動作について説明する。図7においても、図5及び図6と同様に、一例として、第1送電機器10においてハードウェアの故障が検出された際に、第1送電機器10の故障を示す故障情報が管理サーバ30に送信される態様について説明する。以下、図5又は図6における説明と同内容又はほぼ同内容の説明は、適宜省略する。
図7に示す動作が開始すると、管理システム1において、第1送電機器10は、第1送電機器10のハードウェアの故障を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において第1送電機器10が故障を検出しない場合、第1送電機器10は故障の検出を継続する。一方、ステップS11において第1送電機器10が故障を検出した場合、第1送電機器10は、第1送電機器10の故障を示す情報(故障情報)を第1範囲A1内に位置する少なくとも1つの電子機器100に送信する(ステップS31)。より詳細には、ステップS21において、第1送電機器10の制御部40は、故障情報を、電子機器100の通信部121に送信するように、第1送電機器10の通信部60などを制御する。ここでは、ステップS31において、第1送電機器10は、図1に示した電子機器100Cに故障情報を送信する例を説明する。
ステップS31において第1送電機器10が電子機器100Cに故障情報を送信する際の通信方式は、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave、ZigBee、Wi-Fi、又は有線通信など、任意の方式の通信としてよい。また、第1送電機器10が電子機器100Cに対して無線送電を行う際に、ある程度の情報の送信ができる場合、無線送電の電波又は無線送電を制御する電波を利用して、故障情報を送信してもよい。
ステップS31において故障情報が電子機器100Cに送信されたら、電子機器100Cは、電子機器100Cが他の送電機器(例えば第2送電機器20)と通信可能か否かを判定する(ステップS33)。より詳細には、ステップS33において、電子機器100Cの制御部131は、電子機器100Cが他の送電機器の通信部(第2送電機器20の通信部60)と通信可能であるか否かを判定する。
ここで、電子機器100Cが他の送電機器(第2送電機器20)と通信する際の通信方式も、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave、ZigBee、Wi-Fi、又は有線通信など、任意の方式の通信としてよい。また、第2送電機器20が電子機器100Cに対して無線送電を行う際に、ある程度の情報の通信ができる場合、無線送電の電波又は無線送電を制御する電波を利用して、電子機器100Cと第2送電機器20との間の通信を行ってもよい。この場合、ステップS33において、電子機器100Cの制御部131は、電子機器100Cの位置が第2範囲A2内であるか否かを判定してよい。ここで、第2範囲A2とは、上述のように、第2送電機器20が少なくとも1つの電子機器100に無線で送電を行う範囲である。
ステップS33において電子機器100Cが第2送電機器20と通信可能でないと判定されたら、電子機器100Cは、電子機器100Cが第2送電機器20と通信可能になるのを待機する。より詳細には、電子機器100Cの制御部131は、電子機器100Cの通信部121が第2送電機器20の通信部60と通信可能になるのを待機する。一方、ステップS33において電子機器100Cが第2送電機器20と通信可能であると判定されたら、電子機器100Cは、第2送電機器20に故障情報を送信する(ステップS35)。より詳細には、ステップS35において、電子機器100Cの制御部131が、故障情報を第2送電機器20の通信部60に送信するように、電子機器100Cの通信部121などを制御する。
ステップS35において電子機器100Cが第2送電機器20に故障情報を送信した後は、図6において説明したステップS23及びステップS35と同様である。
図6に示した例においては、電子機器100Cが故障情報を送信する対象は、第2送電機器20であった(ステップS35)。しかしながら、この場合、電子機器100Cと管理サーバ30とが通信可能であれば、電子機器100Cは、第2送電機器20に送信する代わりに、又は第2送電機器20に送信するとともに、管理サーバ30に故障情報を直接送信してもよい。ここで、電子機器100Cが管理サーバ30と通信する際の通信方式も、例えばBluetooth(登録商標)、Z-wave、ZigBee、Wi-Fi、又は有線通信など、任意の方式の通信としてよい。
このように、一実施形態に係る管理システム1において、第1送電機器10は、第1範囲A1内に位置する電子機器に故障情報を送信してよい。また、電子機器100は、管理サーバ30及び第2送電機器20の少なくとも一方に、故障情報を送信してよい。
この場合も、一実施形態に係る管理システム1によれば、管理サーバ30において、故障が生じた送電機器を即時かつ容易に特定することができる。したがって、無線送電システムの管理者は、故障が生じた送電機器を修理又は交換するなどの対策を適切かつ即時に講じることができる。
以上説明したように、一実施形態に係る管理システム1は、第1送電機器10及び第2送電機器20などに有線又は無線で接続される管理サーバ30を含めて構成される。したがって、一実施形態に係る管理システム1によれば、第1送電機器10及び第2送電機器20など複数の送電機器が存在する場合であっても、故障が生じた送電機器を即時かつ容易に判別することができる。このため、第1送電機器10及び第2送電機器20を含む複数の送電機器を含む無線給電システムの管理者及び/又は保守要員などにとって、当該無線給電システムの管理及び/又は保守に関する利便性は著しく向上する。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。複数の機能部等は、1つに組み合わせられたり、分割されたりしてよい。上述した本開示に係る各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施され得る。
また、上述した実施形態は、管理システム1としての実施に限定されない。上述した実施形態は、例えば、管理システム1に含まれる第1送電機器10又は第2送電機器20のような送電機器として実施してもよい。また、上述した実施形態は、例えば、管理システム1に含まれる管理サーバ30のような管理サーバとして実施してもよい。また、上述した実施形態は、例えば、管理システム1に含まれる管理サーバ30のような管理サーバにおいて実行されるプログラムとして実施してもよい。さらに、上述した実施形態は、例えば、管理システム1のような管理システムの管理方法として実施してもよい。
1 管理システム
10 第1送電機器
20 第2送電機器
30 管理サーバ
40 制御部
42 記憶部
50 送電部
52 増幅器
54 送電アンテナ
60 通信部
61A 第1通信部
61B 第2通信部
62 増幅器
64 通信アンテナ
70 故障検出部
80 サーバ制御部
82 サーバ通信部
84 アンテナ
86 サーバ記憶部
88 報知部
100A〜100E 電子機器
120 受電部
120A 受電アンテナ
120B 整流回路
121 通信部
130 記憶部
131 制御部
140 蓄電部

Claims (10)

  1. 第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第1送電機器と、
    第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第2送電機器と、
    前記第1送電機器及び前記第2送電機器に接続する管理サーバと、を含む管理システムであって、
    前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記第1送電機器が当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、前記第1送電機器の故障を示す故障情報が前記管理サーバに送信される、管理システム。
  2. 前記第1送電機器は、当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出すると、前記故障情報を前記管理サーバに送信する、請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記第1送電機器は、
    第1通信方式で通信する第1通信部と、
    第2通信方式で通信する第2通信部と、を備え、
    前記第1送電機器は、前記管理サーバと前記第1通信方式で通信ができないとき、前記第2通信方式で前記故障情報を前記管理サーバに送信する、請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記第1送電機器は、前記故障情報を前記第2送電機器に送信し、
    前記第2送電機器は、前記故障情報を前記管理サーバに送信する、請求項1に記載の管理システム。
  5. 前記第2送電機器は、
    第1通信方式で通信する第3通信部と、
    第2通信方式で通信する第4通信部と、を備え、
    前記第2送電機器は、前記管理サーバと前記第1通信方式で通信ができないとき、前記第2通信方式で前記故障情報を前記管理サーバに送信する、請求項4に記載の管理システム。
  6. 前記第1送電機器は、前記第1範囲内に位置する電子機器に前記故障情報を送信し、
    前記電子機器は、前記管理サーバ及び前記第2送電機器の少なくとも一方に前記故障情報を送信する、請求項1に記載の管理システム。
  7. 前記第1送電機器が当該第1送電機器のパワーアンプ及び/又は送電機構を含むハードウェアの故障を検出したとき、前記故障情報が前記管理サーバに送信される、請求項1から6のいずれかに記載の管理システム。
  8. 第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第1送電機器、及び、第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第2送電機器に接続する管理サーバであって、
    前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記第1送電機器が当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、前記第1送電機器の故障を示す故障情報を受信する、管理サーバ。
  9. 第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う送電機器であって、
    第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う他の送電機器とともに管理サーバに接続され、
    前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記送電機器のハードウェアの故障を検出したとき、当該送電機器の故障を示す故障情報を前記管理サーバに送信する、送電機器。
  10. 第1範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第1送電機器と、
    第2範囲内に位置する少なくとも1つの電子機器に無線で送電を行う第2送電機器と、
    前記第1送電機器及び前記第2送電機器に接続する管理サーバと、を含む管理システムの管理方法であって、
    前記第1範囲及び前記第2範囲が少なくとも部分的に重なる状態において、前記第1送電機器が当該第1送電機器のハードウェアの故障を検出するステップと、
    前記第1送電機器の故障を示す故障情報が前記管理サーバに送信されるステップと、
    を含む、管理方法。
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