JP2019129023A - X線発生装置およびx線撮影装置 - Google Patents

X線発生装置およびx線撮影装置 Download PDF

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文太 松花
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Abstract

【課題】 X線管の端子と高電圧発生部の端子とを電気的に接続する配線体が互いに接触することを防止することが可能なX線発生装置およびX線撮影装置を提供する。【解決手段】 案内部材100は、本体部101と、この本体部101の両側に配設される一対の蓋部102とを、ネジ105により連結した構成を有する。この案内部材100は、絶縁性と耐熱性を有する材料から構成される。本体部101には、配線体70における嵌合部の最大外径より大きな内径を有する貫通孔104が形成されている。また、蓋部102には、配線体における嵌合部の最大外径より小さく、嵌合部におけるソケット81の外径より大きな貫通孔103が形成されている。【選択図】 図4

Description

この発明は、X線管と、このX線管に高電圧を付与する高電圧発生部と、を備えたX線発生装置、および、このX線発生装置を用いるX線撮影装置に関する。
このようなX線発生装置としては、従来、高電圧発生部とX線管とを同一の絶縁油タンク内に収納したモノタンク型の高電圧タンクを備えた構成が知られている(特許文献1参照)。
図11は、このような従来のX線発生装置の概要図である。
このX線発生装置は、筐体3と蓋体4とから構成されるチャンバー内に、X線管1と高電圧発生部2とを収納した構成を有する。筐体3と蓋体4とから構成されるチャンバー内には、絶縁油が充填されている。
X線管1は、ガラス管体15と、ガラス管体15の内外に亘って配設された複数の端子23とを備える。また、ガラス管体15内には、フィラメント11と、ヒータ12と、ターゲット13とが配設されている。ここで、フィラメント11は、ターゲット13に向かって電子ビームを放射するためのものである。フィラメント11から放射された電子ビームはターゲット13と衝突することによりX線を発生する。このX線は、X線照射部14からX線管1の外部に向かって照射される。また、ヒータ12は、ゲッターとも呼称されるものであり、ガラス管体15内のガス分子を吸着するために使用される。
ターゲット13は、高電圧発生部2における端子21と、単芯線である可撓性ケーブル27を介して接続されており、高電圧発生部2から電子ビームを加速するための正の高電圧を付与される。可撓性ケーブル27は、筐体3の天井部に配設された支持部材26により支持されている。
また、上述したフィラメント11およびヒータ12に接続されたX線管1における端子23は、高電圧発生部2における端子22と、単芯線である可撓性ケーブル24を介して接続されている。フィラメント11は、これらの端子22、可撓性ケーブル24および端子23を介して、高電圧発生部2よりフィラメント電流を付与される。また、ヒータ12は、これらの端子22、可撓性ケーブル24および端子23を介して、高電圧発生部2よりヒータ電流を付与される。
なお、可撓性ケーブル24と各端子22、23とは、一般的に、ハンダ接続されている。これらの可撓性ケーブル24の長さは、端子22と端子23との距離を、放電が発生しない程度の距離とする必要性から、一定の長さ以上のものが使用されている。
特開2009−176462号公報
このような従来のX線発生装置においては、X線管1における端子23と高電圧発生部における端子22とを接続するための多数の可撓性ケーブル24が互いに接触することを防止するため、個別の保持部材等を使用して複数の可撓性ケーブル24を互いに離隔した位置に固定しておく必要がある。
また、上述したように、可撓性ケーブル24と各端子22、23とをハンダ接続する構成を採用したときには、互いに近接する多数の端子22、23に対して半田付け作業を実行する必要があり、作業が極めて煩雑なものとなる。また、半田付け時にハンダが突起状となったときには、この突起部が放電の起点となってしまうという問題が生ずる。
このため、可撓性ケーブル24と各端子22、23とをコネクタ接続するという対応が考えられる。このとき、X線発生装置を使用するときには、X線発生装置は様々な姿勢で使用されることから、可撓性ケーブル24と各端子22、23とが離脱しないように、抜け止め構造を採用する必要がある。しかしながら、このような抜け止め構造を採用したときには、絶縁油を充填し、溶存空気の脱泡作業を行ったときに、コネクタ部分に気泡が残るという問題が生ずる。
さらに、可撓性ケーブル24と各端子22、23とをかしめにより接続するという対応も考えられる。しかしながら、可撓性ケーブル24と各端子22、23とをかしめにより直接接続した場合においては、可撓性ケーブル24と各端子22、23とを分離することはできない。一般的に、X線管1は、X線発生装置において消耗品であるので、一定期間ごとに交換する必要があることから、可撓性ケーブル24と各端子22、23とを分離することができないときには、X線管1の交換に支障をきたす。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、X線管の端子と高電圧発生部の端子とを電気的に接続する配線体が互いに接触することを防止することが可能なX線発生装置およびX線撮影装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、X線管の端子と高電圧発生部の端子とを容易に電気的に接続することができるとともに、配線体がX線管の端子または高電圧発生部の端子から離脱することを防止することが可能なX線発生装置およびX線撮影装置を提供することを第2の目的とする。
請求項1に記載の発明は、X線管と、前記X線管に高電圧を付与する高電圧発生部と、前記X線管における端子と前記高電圧発生部における端子とを接続する複数の配線体と、を備えたX線発生装置であって、前記複数の配線体は、各々、導電部と、この導電部の両端に配設された前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子に接続される嵌合部と、から構成されるとともに、複数の貫通孔が形成され、前記複数の配線体を、前記複数の貫通孔に各々貫通させることにより案内する、絶縁材料より構成された案内部材を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のX線発生装置において、前記案内部材は、本体部と、前記本体部の両側に配設される一対の蓋部とから構成され、前記貫通孔の内径は、前記本体部においては前記嵌合部の外径より大きく、前記一対の蓋部においては前記嵌合部の外径より小さい。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のX線発生装置において、前記配線体における導電部は、剛性を有する棒状部材から構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のX線発生装置において、前記配線体における導電部は、柔軟性を有する導電線から構成されるとともに、この導電線の両端に配設された嵌合部を前記本体部の端部に固定するための固定部材をさらに備える。
請求項5に記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載のX線発生装置において、前記案内部材に形成された貫通孔の端部は、前記案内部材の表面側が大きく内部側が小さくなるテーパー形状を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線発生装置において、前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子はチャンバー内に収納されるとともに、前記チャンバー内を絶縁油で充填した。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線発生装置において、前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子はチャンバー内に収納されるとともに、前記チャンバー内を絶縁ガスで充填した。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線発生装置において、前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子はチャンバー内に収納されるとともに、前記チャンバー内を高真空状態にした。
請求項9に記載の発明は、請求項6から請求項8のいずれかに記載のX線発生装置において、前記X線管は、前記チャンバー内に配設された端子と、前記チャンバーから外部に突出したターゲットとを備えるとともに、当該ターゲットはグランドに接続され、前記高電圧発生部は前記チャンバーを閉鎖する蓋体構造を有する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれかに記載のX線発生装置を用いるX線撮影装置である。
請求項1から請求項10に記載の発明によれば、案内部材の作用により、X線管の端子と高電圧発生部の端子とを電気的に接続する配線体が互いに接触することを防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、配線体を案内部材内に収納することにより、配線体が互いに接触することを確実に防止することが可能となる。
請求項3および請求項4に記載の発明によれば、配線体の両端の嵌合部を案内部材における蓋部内において固定することができることから、複数の配線体における嵌合部を、一括して、X線管における端子と高電圧発生部における端子とに嵌合させることができ、X線管の端子と高電圧発生部の端子とを容易に電気的に接続することが可能となる。また、特別な抜け止め機構を使用しなくても、配線体がX線管の端子または高電圧発生部の端子から離脱することを防止することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、テーパー部を利用することにより、複数の配線体における嵌合部と、X線管における端子または高電圧発生部における端子とを、容易に嵌合させることが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、X線出射部をチャンバー外部に近づけることが可能となり、高電圧発生部が蓋体を兼ねることで装置構成を簡易なものとすることができるとともに、X線管にターゲット電圧を付与するための配線を省略することが可能となる。
この発明の第1実施形態に係るX線発生装置の概要図である。 配線体70の斜視図である。 案内部材100を配線体70とともに示す斜視図である。 案内部材100を配線体70および端子22、23とともに示す断面図である。 この発明の第2実施形態に係るX線発生装置の概要図である。 この発明の第3実施形態に係るX線発生装置の概要図である。 この発明の第4実施形態に係るX線発生装置の概要図である。 他の実施形態に係る案内部材100を配線体70および端子22、23とともに示す断面図である。 配線体70の一部を固定部材85とともに示す斜視図である。 さらに他の実施形態に係る案内部材100を配線体70とともに示す斜視図である。 従来のX線発生装置の概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係るX線発生装置の概要図である。
この発明に係るX線発生装置は、筐体3と蓋体4とから構成されるチャンバー内に、X線管1と高電圧発生部2とを収納した構成を有する。筐体3と蓋体4とから構成されるチャンバー内には、絶縁油が充填されている。これにより、筐体3と蓋体4とから構成されるチャンバー内と高電圧発生部2を絶縁状態とすることができる。なお、絶縁油を使用するかわりに、他の実施形態として、チャンバー内を絶縁ガスで充填し、あるいは、チャンバー内を高真空状態とすることにより、チャンバー内を絶縁状態としてもよい。
X線管1は、ガラス管体15と、ガラス管体15の内外に亘って配設された複数の端子23とを備える。また、ガラス管体15内には、フィラメント11と、ヒータ12と、ターゲット13とが配設されている。ここで、フィラメント11は、ターゲット13に向かって電子ビームを放射するためのものである。フィラメント11から放射された電子ビームはターゲット13と衝突することによりX線を発生する。このX線は、X線照射部14からX線管1の外部に向かって照射される。また、ヒータ12は、ゲッターとも呼称されるものであり、ガラス管体15内のガス分子を吸着するために使用される。
ターゲット13は、高電圧発生部2における端子21と、剛性を有するケーブル25を介して接続されており、高電圧発生部2から電子ビームを加速するための正の高電圧を付与される。ケーブル25は、例えば、銅線の周囲を硝子繊維による被覆やセラミックパイプにより覆われた構成を有し、自立可能な剛性を有している。
一方、上述したフィラメント11およびヒータ12に接続されたX線管1における端子23は、高電圧発生部2における端子22と、複数の剛性を有する配線体70(図2参照)を介して接続されている。フィラメント11は、これらの端子22、配線体70および端子23を介して、高電圧発生部2よりフィラメント電流を付与される。また、ヒータ12は、これらの端子22、および端子23を介して、高電圧発生部2よりヒータ電流を付与される。なお、配線体70の長さは、端子22と端子23との距離に相当する長さとなっている。
なお、この実施形態においては、ガラス管体15の高電圧発生部2側に、単一のフィラメント11とヒータ12とを配設しているが、フィラメント11の数は複数であってもよい。また、ヒータ12は、これを省略してもよい。これらは、後述する他の実施形態においても同様である。
図2は、配線体70の斜視図である。
この配線体70は、剛性を有する導電性の導電部80と、この導電部80の両端に配設された嵌合部83とを備える。嵌合部83は、コンタクトのソケット81と、このソケット81を導電部80に接続するための接続部82とから構成される。各嵌合部83におけるソケット81は、コンタクトのプラグとして機能する高電圧発生部2の端子22およびX線管1の端子23と、各々、電気的に接続される。このため、各ソケット81に形成された穴部の内径は、端子22および端子23の外径と一致している。
導電部80としては、例えば、金属性のものにおいては、鉄にニッケルとコバルトとを配合した合金であるコバール(Kovar)合金を使用することができる。このときの重量パーセントは、例えば、鉄53%、ニッケル29%、コバルト17%である。導電部80としてこのようなコバール合金を使用することにより、導電部80の熱膨張率を小さなものとすることが可能となる。
図1に示すように、複数の配線体70は、案内部材100により案内されている。
図3は、案内部材100を配線体70とともに示す斜視図である。また、図4は、案内部材100を配線体70および端子22、23とともに示す断面図である。なお、図3においては、案内部材100が6本の配線体70を案内する状態を示している。この図3は、案内部材100と配線体70およびネジ105との位置関係を説明するためのものであり、後述するように、配線体70は、案内部材100の内部に配置される。また、図4においては、一つの配線体70と一対のネジ105とを含む断面を示している。
案内部材100は、本体部101と、この本体部101の両側に配設される一対の蓋部102とを、複数のネジ105により連結した構成を有する。この案内部材100は、セラミックや樹脂等の、絶縁性と耐熱性を有する材料から構成される。本体部101には、配線体70における嵌合部83の最大外径(この実施形態においては嵌合部83における接続部82の最大外径)より大きな内径を有する貫通孔104が形成されている。また、蓋部102には、配線体70における嵌合部83の最大外径より小さく、嵌合部83におけるソケット81の外径より大きな貫通孔103が形成されている。これらの貫通孔103、104により、案内部材100全体を貫通する貫通孔が構成される。そして、蓋部102における貫通孔103の本体部101とは逆側の端部は、表面側が大きく内部側が小さくなるテーパー形状を有している。
案内部材100内に配線体70を固定するときには、本体部101の貫通孔104内に配線体70を配置した後、本体部101の両側に蓋部102を、ネジ孔107に挿入されるネジ105により装着する。これにより、配線体70を、案内部材100内において固定することが可能となる。そして、配線体70における導電部80が長尺となり撓みを生じた場合においても、案内部材100の作用により複数の配線体70における導電部80が互いに接触することを確実に防止することが可能となる。
なお、図4に示す実施形態においては、蓋部102に配線体70における接続部82が進入可能なざぐりが形成されているが、このざぐりを省略し、蓋部102における本体部101側の平面状の領域と接続部82の端縁とが当接する構成としてもよい。
図1に示すX線発生装置を組み立てるときには、図4に示すように、複数の配線体70を案内部材100内に予め固定しておく。そして、案内部材100を移動させて、筐体3内に固定されたX線管1における各端子23に対して、案内部材100により固定された状態の配線体70における各ソケット81を係合させる。次に、高電圧発生部2を筐体3内に配置し、高電圧発生部2を移動させて、各端子22と案内部材100により固定された状態の配線体70における各ソケット81とを係合させた後、高電圧発生部2を筐体3に対して固定する。
なお、端子23とソケット81を係合し、あるいは、端子22とソケット81を係合する場合において、各蓋部102における貫通孔103の本体部101とは逆側の端部が、表面側が大きく内部側が小さくなるテーパー形状を有していることから、端子22、23を、テーパー面を利用してソケット81の穴部に案内することができ、端子22、23とソケット81とを容易に係合させることが可能となる。
このようにして配線体70と各端子22、23とを接続することにより、従来必要とされていた半田付け作業が不要となり、装置の組み立てに要する工数を削減できるとともに、ハンダの突起部が放電の起点となるという問題の発生を防止することができる。また、案内部材100の作用により、保持部材等を使用しない場合においても、各配線体70同士の接触を防止することが可能となる。さらに、各配線体70における嵌合部83が案内部材100に対して固定され、案内部材100もX線管1と高電圧発生部2の間で固定されることから、各配線体70の端部のソケット81が端子22または端子23から離脱することを防止することが可能となる。
次に、この発明に係るX線発生装置の他の実施形態について説明する。図5は、この発明の第2実施形態に係るX線発生装置の概要図である。なお、上述した第1実施形態と同様の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第2実施形態に係るX線発生装置は、筐体3とともにチャンバーを構成する蓋体4に対して高電圧発生部2を固定した構成を有する。このような構成を採用した場合においては、筐体3に対して蓋体4を固定するときに、案内部材100を利用して高電圧発生部2における各端子22と配線体70におけるソケット81とを係合させることが可能となる。
次に、この発明に係るX線発生装置のさらに他の実施形態について説明する。図6は、この発明の第3実施形態に係るX線発生装置の概要図である。なお、上述した第1、第2実施形態と同様の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第3実施形態に係るX線発生装置においては、X線管1が、筐体3および蓋体4により構成されるチャンバー内に配設された端子23と、このチャンバーから外部に突出したターゲット13とを備えるとともに、このターゲット13は、筐体3を介してグランドに接続されている。そして高電圧発生部2における端子22は、配線体70を介してマイナスの電圧をX線管1における端子23に供給する。このため、この第3実施形態に係るX線発生装置においては、X線管1にターゲット電圧を付与するための配線を省略することが可能となる。このような構成を採用した場合においても、案内部材100を利用して高電圧発生部2における各端子22と配線体70におけるソケット81とを係合させることが可能となる。
次に、この発明に係るX線発生装置のさらに他の実施形態について説明する。図7は、この発明の第4実施形態に係るX線発生装置の概要図である。なお、上述した第3実施形態と同様の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第4実施形態に係るX線発生装置においては、第3実施形態に係るX線発生装置と同様、X線管1が、筐体3および蓋体4により構成されるチャンバー内に配設された端子23と、このチャンバーから外部に突出したターゲット13とを備えるとともに、このターゲット13は、筐体3を介してグランドに接続されている。そして高電圧発生部2における端子22は、配線体70を介してマイナスの電圧をX線管1における端子23に供給する。また、この第4実施形態に係るX線発生装置においては、高電圧発生部2がチャンバーを構成する筐体3を閉鎖する蓋体構造を有する。
この第4実施形態に係るX線発生装置においては、上述した第3実施形態に係るX線発生装置と同様、X線管1にターゲット電圧を付与するための配線を省略することが可能となる。また、高電圧発生部2が蓋体を兼ねることで装置構成を簡易なものとすることが可能となる。
そして、この第4実施形態に係るX線発生装置においても、筐体3に対して高電圧発生部2を固定するときに、案内部材100を利用して高電圧発生部2における各端子22と配線体70におけるソケット81とを係合させることが可能となる。
次に、この発明に係るX線発生装置に使用される案内部材100の他の実施形態について説明する。図8は、他の実施形態に係る案内部材100を配線体70および端子22、23とともに示す断面図であり、図9は、配線体70の一部を固定部材85とともに示す斜視図である。
この実施形態に係る案内部材100は、図9に示すように、上述した実施形態と同様の嵌合部83と、柔軟性を有する導電線84とから構成される配線体70を使用するときに好適なものである。
すなわち、図4に示す実施形態においては、配線体70は、剛性を有する導電性の導電部80と嵌合部83とを備える配線体70を使用することから、ソケット81と接続部82とから構成される嵌合部83は、案内部材100の両端の蓋部102付近に固定されている。これに対して、この実施形態に係る配線体70は、柔軟性を有する導電線84を使用することから、嵌合部83を蓋部102付近に固定することができない。このため、この実施形態に係る案内部材100においては、導電線84の両端に配設された嵌合部83を本体部101の端部に固定するための固定部材85を使用している。
この固定部材85は、図9に示すように、略U字状の形状を有する。そして、この固定部材85の内側の開口部分は嵌合部83における接続部82の外径とほぼ同じ大きさとなっており、外側の領域は案内部材100における本体部101に形成された貫通孔104の内径より大きくなっている。このため、この固定部材85は、嵌合部83と係合した状態で本体部101の端部で固定される。
この実施形態に係る案内部材100を使用した場合においても、上述した実施形態に係る案内部材100と同様、案内部材100の作用により配線体70が互いに接触することを防止できるとともに、X線管1の端子23と高電圧発生部2の端子22とを容易に電気的に接続することができ、さらには、配線体70がX線管1の端子23または高電圧発生部2の端子22から離脱することを防止することが可能となる。
次に、この発明に係るX線発生装置に使用される案内部材100のさらに他の実施形態について説明する。図10は、さらに他の実施形態に係る案内部材100を配線体70とともに示す斜視図である。
上述した実施形態においては、本体部101と一対の蓋部102とから構成される案内部材100を使用している。これに対して、この実施形態においては、単一の部材から構成される案内部材100を使用している。
このような案内部材100を使用した場合においても、配線体70として、図2に示すような剛性を有する導電性の導電部80と、この導電部80の両端に配設された嵌合部83とを備える構成のものを使用することにより、上述した実施形態に係る案内部材100と同様、案内部材100の作用により配線体70が互いに接触することを防止できるとともに、X線管1の端子23と高電圧発生部2の端子22とを容易に電気的に接続することができ、さらには、配線体70がX線管1の端子23または高電圧発生部2の端子22から離脱することを防止することが可能となる。
上述した実施形態においては、いずれも、配線体70における嵌合部83がソケット81を備えているが、ソケット81にかえてプラグを備えてもよい。この場合においては、端子22または端子23の形状を、ソケット形状とすればよい。
また、上述した実施形態においては、いずれも、この発明に係るX線発生装置に使用される複数の配線体70として、同一長さを有するものを使用する場合について説明したが、高電圧発生部2における端子22とX線管1における端子23との距離を異ならせることにより、複数の配線体70として互いに異なる長さとなるものを使用してもよい。
また、上述した実施形態においては、案内部材100として、その形状が円柱状のものを使用しているが、例えば、その形状が四角柱状のものなど、その他の各種の形状のものを使用してもよい。
さらに、絶縁材料から成る支持部材等を使用して、案内部材100を筐体3内において固定する構成を採用してもよい。
なお、以上の構成を有するこの発明に係るX線発生装置は、X線透視撮像装置またはCT撮像装置等のX線撮影装置に適用することができる。これにより、好適にX線撮影を実行することが可能となる。
1 X線管
2 高電圧発生部
3 筐体
4 蓋体
11 フィラメント
12 ヒータ
13 ターゲット
14 X線照射部
15 ガラス管体
22 端子
23 端子
70 配線体
80 導電部
81 ソケット
82 接続部
83 嵌合部
84 導電線
85 固定部材
100 案内部材
101 本体部
102 蓋部
103 貫通孔
104 貫通孔
105 ネジ

Claims (10)

  1. X線管と、前記X線管に高電圧を付与する高電圧発生部と、前記X線管における端子と前記高電圧発生部における端子とを接続する複数の配線体と、を備えたX線発生装置であって、
    前記複数の配線体は、各々、導電部と、この導電部の両端に配設された前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子に接続される嵌合部と、から構成されるとともに、
    複数の貫通孔が形成され、前記複数の配線体を、前記複数の貫通孔に各々貫通させることにより案内する、絶縁材料より構成された案内部材を備えることを特徴とするX線発生装置。
  2. 請求項1に記載のX線発生装置において、
    前記案内部材は、本体部と、前記本体部の両側に配設される一対の蓋部とから構成され、
    前記貫通孔の内径は、前記本体部においては前記嵌合部の外径より大きく、前記一対の蓋部においては前記嵌合部の外径より小さいX線発生装置。
  3. 請求項2に記載のX線発生装置において、
    前記配線体における導電部は、剛性を有する棒状部材から構成されるX線発生装置。
  4. 請求項2に記載のX線発生装置において、
    前記配線体における導電部は、柔軟性を有する導電線から構成されるとともに、
    この導電線の両端に配設された嵌合部を前記本体部の端部に固定するための固定部材をさらに備えるX線発生装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載のX線発生装置において、
    前記案内部材に形成された貫通孔の端部は、前記案内部材の表面側が大きく内部側が小さくなるテーパー形状を有するX線発生装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線発生装置において、
    前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子はチャンバー内に収納されるとともに、前記チャンバー内を絶縁油で充填したX線発生装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線発生装置において、
    前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子はチャンバー内に収納されるとともに、前記チャンバー内を絶縁ガスで充填したX線発生装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線発生装置において、
    前記X線管における端子および前記高電圧発生部における端子はチャンバー内に収納されるとともに、前記チャンバー内を高真空状態にしたX線発生装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれかに記載のX線発生装置において、
    前記X線管は、前記チャンバー内に配設された端子と、前記チャンバーから外部に突出したターゲットとを備えるとともに、当該ターゲットはグランドに接続され、
    前記高電圧発生部は前記チャンバーを閉鎖する蓋体構造を有するX線発生装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のX線発生装置を用いるX線撮影装置。
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