JP2019125918A - 音響装置 - Google Patents

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勝俊 廣田
Katsutoshi Hirota
勝俊 廣田
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Abstract

【課題】ハウリングを高精度で抑制する音響装置を提供する。【解決手段】ハウリングを抑制する音響装置は、インパルス信号をスピーカ3から出力し、マイク1へ入力される信号のインパルス応答のデータを具備し、スピーカ出力からインパルス応答のデータより、マイク1への入力を計算し、逆相の信号をマイク信号へ付加する。温度センサ10により音速を計算し、温度変化による音速に応じて記憶装置6のデータを補正する。スピーカ3の音声出力方向に距離センサ11を取り付けることにより、音声反射までの距離を計測することにより、記憶装置6のデータを補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、マイクとスピーカとアンプで構成される音響装置において、ハウリングを抑制したものである。
マイクとスピーカとアンプにより構成される音響機器は、マイクとスピーカが隣接すると、スピーカ音声出力がマイクに入力されアンプで増幅されて再びスピーカから出力され、連続的に過大入出力が発生し、予想外の大きな音を発生するハウリングという現象がある。このハウリングを抑制する手段として、系全体のゲインを調整することによりハウリングを起きにくくするか、位相を調整することによりハウリング信号をキャンセルするか、ノッチフィルタでハウリング信号を除去する方法等が提案されている。
図2は従来の音響装置の例のブロック図である。図2において、21、22はマイク、23はスピーカ、24は減算器である。マイク1とマイク2は別方向を向いていて、例えばマイク1はスピーカから出力されるハウリング成分のみ、マイク2はスピーカからのハウリング成分と、マイク2へ入力される音声が入力される。マイク2の両成分からマイク1の成分を減算器にて差分を取ることにより、ハウリング成分を除去した音声のみがスピーカから出力され、ハウリングを起きにくくしている。
かたや、近年、半導体の発展により、ADコンバータやDAコンバータまたDSPで使用していた積算器や積和回路が1チップマイコンで実現されている。また、インパルス応答を計測する手段として、乱数を使用したM系列やフーリエ変換を利用したTSP信号等が実用化段階へと移行してきて、音声のインパルス応答をデータとして入手することが容易になってきている。
特開2013−066224 音響装置 特開2009−005274 音響装置及びハウリング抑制方法 特開2005−236713 ハウリング検出方法及び装置、並びにこれを備えた音響装置 音響学会第150回技術講習会資料 「インパルス応答計測の基礎」 奈良工業高等専門学校 研究紀要 第39号(2003)pp.73−78 「TSPを用いた線形システムの周波数測定に関する調査」
マイクとスピーカとアンプにより構成される音響装置であって、ハウリングを抑制する手段を提供することを目的とする。
本発明は、マイクと、スピーカを備えた音響機器において、マイク入力はADコンバータでデジタル化するとともに、スピーカ出力はDAコンバータでアナログ化してスピーカを駆動している。
スピーカに出力するDAコンバータのデータは順次記憶装置1に記憶される。また、DAコンバータからインパルス出力したときにADコンバータのインパルス応答を記憶した記憶装置2と、前記記憶装置1と前記記憶装置2の積和を計算する積和計算器と、前記積和計算器の計算結果で、マイクに入力される信号を再現し、ADコンバータの出力データから引き算する減算器によりハウリング成分を除去する。また、減算器の出力を前記記憶装置1のデータとする音響機器である。
また、温度センサにより音速を計算し、温度変化による音速に応じて記憶装置2のデータを補正することにより、ハウリング成分の再現を高精度にしている。
また、スピーカの音声出力方向に距離センサを取り付けることにより、音声反射までの距離を計測することにより、記憶装置2のデータを補正することにより、音声反射への影響を小さくして、ハウリング成分の再現を高精度にしている。
また、記憶装置1において入力データを2ヶ所で記憶し、積和計算を高速にしている。
は、本発明の実施例のブロック図である は、従来の音響装置の例のブロック図である は、本発明の記憶装置1の記憶イメージ図である は、本発明の記憶装置2の記憶イメージ図である は、本発明の積和計算器の動作イメージ図である は、本発明の請求項4のイメージ図である
図1は、本発明の実施例である。図1において、1はマイク、2はADコンバータ、3はスピーカ、4はDAコンバータ、5は記憶装置1、6は記憶装置2、7は積和計算器、8は減算器、9は補正機能部、10は温度センサ、11は距離センサで構成されている。
図1において、スピーカから出力される波形は、図3のようなアナログ波形で、このデータはデジタル値で記憶装置1にt、t、・・・tのように順次記憶される。
一方、DAコンバータにインパルス信号を印加したときのADコンバータの出力は図4のような波形になる。スピーカやマイクは高域の音声を通過できないので、M1系列の信号や、TSP信号を印加して、その応答音声をADコンバータより取り出して、解析するようになる。解析方法の詳細は公知のため省略する。
ハウリングは、スピーカから出力される音声がマイクに戻り、正帰還回路を構成するために起こるため、スピーカに出力した信号によりどのような信号がマイクで発生するかわかれば、マイクの信号に予想した信号を逆相で加えることにより、ハウリングを抑制できる。
図5は積和計算器の動作イメージ図で、最上部の図はtのインパルス応答である。次段はtのインパルス応答である。差分はADコンバータとDAコンバータのサンプリング周波数で決定し、順次遅れて、最下段はtのインパルス応答となる。
これをある時間tで切り出す。実際には図3の各時間の出力レベルと図4のt、t・・・tの積を累積して波形レベルが予測される。図4は記憶装置2の記憶イメージである。
ところで、音速は温度で変化し、下式で近似される。
音速(m/s)= 331.5 + 0.6 × T (T:周囲温度[℃])
請求項2は、前記の如く温度により音速は変化するため、記憶装置2のインパルス応答のデータを補足する機能を具備し、インパルス応答の精度を向上させた。
請求項3は、音声経路に変更を及ぼしても記憶装置2のインパルス応答のデータは変化するため、距離センサを具備し、インパルス応答の精度を向上させた。
請求項4は、積和計算をする場合、FIFOを使用すると計算位置を変更するときに毎回終了判定が必要になり、計算に時間が掛かる。
そこで、これを解消するため、記憶装置1は同一データ列を2個持つ構成とし、例えば、1つのデータ列のデータ数がn個であって、m番目からデータ列を跨いでm−1番目までの区間において積和計算を行えばよくして、終了判定を不要とした。このイメージを図6に示す。
1・・・マイク
2・・・ADコンバータ
3・・・スピーカ
4・・・DAコンバータ
5・・・記憶装置1
6・・・記憶装置2
7・・・積和計算器
8・・・減算器
9・・・補正機能部
10・・・温度センサ
11・・・距離センサ
21・・・マイク1
22・・・マイク2
23・・・スピーカ
24・・・減算器

Claims (4)

  1. マイクと、前記マイク入力をデジタル値に変換するADコンバータと、スピーカとデジタル値を前記スピーカに出力するDAコンバータと、前記DAコンバータのデータを順次記憶する記憶装置1と、前記DAコンバータからインパルス出力したときに前記ADコンバータのインパルス応答を記憶した記憶装置2と、前記記憶装置1と前記記憶装置2の積和を計算する積和計算器と、前記積和計算器の計算結果を前記ADコンバータの出力データから引算する減算器からなり、減算器の出力を前記記憶装置1のデータとする音響装置
  2. 温度センサを具備し、前記温度センサにより音速を計算し、音速に応じて前記記憶装置2のデータを補正する請求項1記載の音響装置
  3. 前記スピーカの音声出力方向に距離センサを具備し、音声反射までの距離を計測することにより、前記記憶装置2のデータを補正する請求項1記載の音響装置
  4. 前記記憶装置1で入力データを2ヶ所で記憶し、積和計算を高速にしたことを特徴とする請求項1記載の音響装置
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