JP2019125102A - 流体解析装置、流体解析方法、及び流体解析プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
物体と、前記物体の周囲に流れる流体と、を含む空間を複数の要素で分割した数値計算対象モデルを定義するモデル定義部と、
前記モデル定義部で定義された数値計算対象モデルを用いて予め定めた方向に連続する前記物体と前記流体との境界を含む複数の要素各々における情報に基づいて、前記境界の予め定めた方向の流体の流れに関係する第1の物理量を演算する第1演算部と、
前記第1演算部で演算された前記第1の物理量に基づいて、前記境界の前記予め定めた方向と交差する方向の流体の流れに関係する第2の物理量を演算する第2演算部と、
前記第1演算部で演算された前記第1の物理量、及び前記第2演算部で演算された前記第2の物理量に基づいて、前記境界を含む予め定めた注目領域を流れる前記流体の挙動を導出する導出部と、
を備えている。
流体の挙動を正しく捉えるためには、境界の近傍においても流体の運動方程式に基づいて、流体の速度を特定することが好ましい。そのためには、境界近傍の流体の速度を求める際に、境界上における流体の速度勾配を用いることが好ましい。
数値計算対象モデルは数値計算による解析を容易に行うことができ、かつ物体及び流体の領域を的確に表現することが好ましい。そこで、数値計算対象モデルを、直交する複数の格子線により複数の要素で分割して定義することで、各領域を容易に扱うことができる。
流体の流れを把握するには流体の流れに関する3次元方向の速度成分を特定することが好ましい。そこで、予め定めた方向の速度勾配に加えて、相互に直交し、かつ各々前記予め定めた方向と直交する2方向の速度勾配を利用することにより、流体の流れの3次元方向の速度成分を的確に把握することができる。
コンピュータが、
物体と、前記物体の周囲に流れる流体と、を含む空間を複数の要素で分割して定義された数値計算対象モデルを用いて予め定めた方向に連続する前記物体と前記流体との境界を含む複数の要素各々における情報に基づいて、前記境界の予め定めた方向の流体の流れに関係する第1の物理量を演算し、
演算された前記第1の物理量に基づいて、前記境界の前記予め定めた方向と交差する方向の流体の流れに関係する第2の物理量を演算し、
演算された前記第1の物理量、及び前記第2の物理量に基づいて、前記境界を含む予め定めた注目領域を流れる前記流体の挙動を導出する。
本実施形態は、剛体の移動によって作用する流体の流れを解析する場合の一例を説明する。
図1に示すように、流体解析装置10として動作するコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)12A、RAM(Random Access Memory)12B、およびROM(Read Only Memory)12Cを備えた装置本体12を含んで構成されている。ROM12Cは、剛体の移動によって作用する流体の挙動をシミュレーションする各種機能を実現するための流体解析プログラム12Pを含んでいる。装置本体12は、入出力インタフェース(I/O)12Dを備えており、CPU12A、RAM12B、ROM12C、及びI/O12Dは各々コマンド及びデータを授受可能なようにバス12Eを介して接続されている。また、I/O12Dには、キーボード及びマウス等の数値入力、文字入力及びコマンド入力を可能とする入力部12F、画像表示を可能とする表示部12G、外部装置と通信する通信部12H、及び各種データを記憶する記憶部12Mが接続されている。
そこで、本実施形態では、境界点8におけるy方向の速度勾配を、境界4上における速度勾配の関係式と、計算されたx方向の速度勾配とを用いて導出する。以下に、境界を持つ特定方向の速度勾配と異なる方向の速度勾配、すなわち、x方向と異なる方向の速度勾配の導出について説明する。
図3に、剛体運動する二次元物体の一例を示す。
ここで、外挿法により境界点における速度勾配を算出する方法を、比較例として説明する。例えば、図2に示す速度勾配(∂u/∂y)bに関して空間2次精度の外挿式を適用した場合は、(16)式で表すことができる。
従って、ステップS100は、物体と、物体の周囲に流れる流体とを含む空間を複数の要素で分割した数値計算対象モデルを定義するモデル定義部として動作する機能を有する。
第1の検証では、粘性係数が空間的に変化する非ニュートン流体を対象として、同軸二重円筒間に流れる流体における流体の流れの精度検証を行う。
層流域の同軸二重円筒間流れに関するナビエ・ストークス方程式は、円筒座標系では、次に示す(21a)式で表すことができる。
第2の検証では、流体の流れとして、剛体運動する物体周りの流れ場を対象に検証を行った。
12 装置本体
12A CPU
12B RAM
12C ROM
12P 流体解析プログラム
Claims (6)
- 物体と、前記物体の周囲に流れる流体と、を含む空間を複数の要素で分割した数値計算対象モデルを定義するモデル定義部と、
前記モデル定義部で定義された数値計算対象モデルを用いて予め定めた方向に連続する前記物体と前記流体との境界を含む複数の要素各々における情報に基づいて、前記境界の予め定めた方向の流体の流れに関係する第1の物理量を演算する第1演算部と、
前記第1演算部で演算された前記第1の物理量に基づいて、前記境界の前記予め定めた方向と交差する方向の流体の流れに関係する第2の物理量を演算する第2演算部と、
前記第1演算部で演算された前記第1の物理量、及び前記第2演算部で演算された前記第2の物理量に基づいて、前記境界を含む予め定めた注目領域を流れる前記流体の挙動を導出する導出部と、
を備えた流体解析装置。 - 前記第1の物理量及び第2の物理量は、流体の速度勾配である
請求項1に記載の流体解析装置。 - 前記数値計算対象モデルは、直交する複数の格子線により複数の要素で分割されて定義される
請求項1又は請求項2に記載の流体解析装置。 - 前記予め定めた方向と交差する方向は、相互に直交し、かつ各々前記予め定めた方向と直交する2方向である
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の流体解析装置。 - コンピュータが、
物体と、前記物体の周囲に流れる流体と、を含む空間を複数の要素で分割して定義された数値計算対象モデルを用いて予め定めた方向に連続する前記物体と前記流体との境界を含む複数の要素各々における情報に基づいて、前記境界の予め定めた方向の流体の流れに関係する第1の物理量を演算し、
演算された前記第1の物理量に基づいて、前記境界の前記予め定めた方向と交差する方向の流体の流れに関係する第2の物理量を演算し、
演算された前記第1の物理量、及び前記第2の物理量に基づいて、前記境界を含む予め定めた注目領域を流れる前記流体の挙動を導出する
流体解析方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項4の何れか1項に記載された流体解析装置として機能させるための流体解析プログラム。
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