JP2019125072A - 検出装置及び検出装置付き表示機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出領域の全体で指紋検出を実現できる検出装置及び検出装置付き表示機器を提供する。【解決手段】第1基板と、被検出体の表面の凹凸を検出する複数の第1領域と、第1領域とは異なる第2領域と、第1基板上に配置される複数の第1電極と、を有し、複数の第1電極は、第1基板の表面に平行な第1方向において、第1間隔で配置される第1電極と、第1間隔より大きな第2間隔で配置される第1電極とを有し、第1領域は、第1間隔で配置される第1電極が配置され、第2領域は、第2間隔で配置される第1電極の間に配置される。【選択図】図8

Description

本発明は、検出装置及び検出装置付き表示機器に関する。
近年、例えば、個人認証等に用いられる指紋検出を静電容量方式で実現することが要求されている。指紋検出では、手や指の接触を検出する場合に比べ、面積の小さい電極が用いられる。特許文献1に記載の静電センサは、タッチ検出を行うタッチ検出領域と、指紋検出を行う指紋検出領域とが設けられている。
米国特許出願公開第2012/0105081号明細書
特許文献1に記載の静電センサでは、検出領域に含まれる指紋検出領域は、一部の領域に限定されており、検出領域の全体に対して指紋検出領域を設けることは記載されていない。
本発明は、検出領域の全体で指紋検出を実現できる検出装置及び検出装置付き表示機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様の検出装置は、第1基板と、被検出体の表面の凹凸を検出する複数の第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域と、前記第1基板上に配置される複数の第1電極と、を有し、前記複数の第1電極は、前記第1基板の表面に平行な第1方向において、第1間隔で配置される前記第1電極と、前記第1間隔より大きな第2間隔で配置される前記第1電極とを有し、前記第1領域は、前記第1間隔で配置される前記第1電極が配置され、前記第2領域は、前記第2間隔で配置される前記第1電極の間に配置される。
本発明の一態様の検出装置付き表示機器は、検出装置と、画像を表示させる表示機能層を有する表示装置とを、含み、前記検出装置は、前記表示装置の上に設けられる。
図1は、第1実施形態に係る検出装置付き表示機器の平面図である。 図2は、図1のII−II’線に沿う断面図である。 図3は、第1実施形態に係る検出装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る検出装置の平面図である。 図5は、第1電極及び第2電極の一部を拡大して示す平面図である。 図6は、図5のVI−VI’線に沿う断面図である。 図7は、第1実施形態に係る検出装置の検出領域を説明するための説明図である。 図8は、第1実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。 図9は、第1領域DRA及び第2領域DRBに関する別の構成例について示す平面図である。 図10は、第1実施形態に係る第1電極と第2電極との間に形成される電界の電気力線を説明するための説明図である。 図11は、符号分割選択駆動の動作例を説明するための説明図である。 図12は、符号分割選択駆動の他の動作例を説明するための説明図である。 図13は、第1実施形態に係る第1電極選択回路を示す回路図である。 図14は、検出装置の第2検出モードでの動作例を示すタイミング波形図である。 図15は、第2実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。 図16は、第3実施形態に係る検出装置の検出領域を説明するための説明図である。 図17は、第3実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。 図18は、第4実施形態に係る検出装置付き表示機器の概略断面構成を示す断面図である。 図19は、第4実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。 図20は、第2電極から指を介して第1電極に第1駆動信号が伝わる様子を模式的に示す図である。 図21は、第5実施形態に係る検出装置付き表示機器の概略断面構成を示す断面図である。 図22は、第6実施形態に係る検出装置の概略断面構成を示す断面図である。
発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る検出装置付き表示機器の平面図である。図2は、図1のII−II’線に沿う断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の検出装置付き表示機器100は、表示領域AAと、額縁領域GAと、検出領域DRとを有する。表示領域AAは表示装置30の画像を表示する領域である。額縁領域GAは、表示領域AAの外側の領域である。検出領域DRは、接触又は近接する指の位置を検出する領域であり、また、接触又は近接する指等の表面の凹凸を検出する領域である。検出領域DRは、表示領域AAの全面に重なって設けられる。
図2に示すように、本実施形態の検出装置付き表示機器100は、カバー部材101と、検出装置1と、表示装置30とを含む。カバー部材101は、第1面101aと、第1面101aと反対側の第2面101bとを有する板状の部材である。カバー部材101の第1面101aは、接触又は近接する指Fin等の位置又は、指Finの表面の凹凸を検出する検出面であり、かつ、表示装置30の画像を表示する表示面である。カバー部材101の第2面101b側に、表示装置30及び検出装置1のセンサ部10が設けられる。カバー部材101はセンサ部10及び表示装置30を保護するための部材であり、センサ部10及び表示装置30を覆って設けられる。カバー部材101は、例えばガラス基板、又は樹脂基板である。
なお、カバー部材101、センサ部10及び表示装置30は、平面視で長方形状である場合に限られず、円形状、長円形状、或いは、これらの外形形状の一部を欠落させた異形状の構成であってもよい。また、例えば、カバー部材101が円形状であり、センサ部10及び表示装置30が正多角形状等である場合のように、カバー部材101と、センサ部10及び表示装置30との外形形状が異なっていてもよい。カバー部材101は、平板状のみならず、例えば表示領域AAが曲面で構成され、或いは額縁領域GAが表示装置30側に湾曲する等、曲面を有する曲面ディスプレイも採用可能である。
図1及び図2に示すように、額縁領域GAにおいて、カバー部材101の第2面101bに加飾層110が設けられている。加飾層110は、カバー部材101よりも光の透過率が小さい着色層である。加飾層110は、額縁領域GAに重畳して設けられる配線や回路等が観察者に視認されることを抑制することができる。図2に示す例では、加飾層110は第2面101bに設けられているが、第1面101aに設けられていてもよい。また、加飾層110は、単層に限定されず、複数の層を重ねた構成であってもよい。
検出装置1は、カバー部材101の第1面101aに接触又は近接する指Fin等の表面の凹凸を検出するセンサ部10を含む。図2に示すように、検出装置1のセンサ部10は、表示装置30の上に設けられる。すなわち、センサ部10は、カバー部材101と表示装置30との間に設けられ、第1面101aに対して垂直な方向から見たときに、表示装置30と重なっている。センサ部10には、フレキシブルプリント基板76が接続されており、センサ部10からの検出信号を外部に出力することができる。
センサ部10の一方の面は、接着層71を介してカバー部材101と貼り合わされる。また、センサ部10の他方の面は、接着層72を介して、表示装置30の偏光板35と貼り合わされる。接着層71は、例えば、液状のUV硬化型樹脂である光学透明樹脂(OCR:Optical Clear Resin又は、LOCA:Liquid Optically Clear Adhesive)である。接着層72は、例えば、光学粘着フィルム(OCA:Optical Clear Adhesive)である。
表示装置30は、第1表示基板31と、第2表示基板32と、第1表示基板31の下側に設けられた偏光板34と、第2表示基板32の上側に設けられた偏光板35とを有する。第1表示基板31にフレキシブルプリント基板75が接続されている。第1表示基板31と、第2表示基板32との間には、表示素子として液晶表示素子が設けられる。第1表示基板31及び第2表示基板31は、絶縁基板であって、例えば、ガラス基板である。なお、第1表示基板31及び第2表示基板32の少なくとも一方は、樹脂等で構成されるフィルム基板であってもよい。また、センサ基板21及び第2表示基板32を一つの基板として構成してもよい。すなわち、表示装置30を構成する基板上に偏光板35とともに検出装置10の第1電極等を形成してもよい。本実施形態において、表示装置30は、液晶パネルである。これに限定されず、表示装置30は、表示素子として、発光素子や電気泳動素子を用いた表示パネル、例えば、有機ELディスプレイパネルであってもよい。なお、有機ELディスプレイパネルの場合は、表示素子としてEL素子(OLED:Organic Light Emitting Diode)が配置され、偏光板34は不要であり、偏光板35として円偏光板が配置される。
図2に示すように、センサ部10は、カバー部材101の第2面101bと垂直な方向において、表示装置30よりもカバー部材101に近い位置に配置される。このため、例えば、表示装置30の第1表示基板31上に形成された導電層の何れかを使用して指紋検出用の検出電極を設けた場合に比べ、検出電極と、検出面である第1面101aとの距離を小さくすることができる。したがって、本実施形態の検出装置1を備える検出装置付き表示機器100によれば、検出性能を向上させることができる。
次に検出装置1の詳細な構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る検出装置の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、検出装置1は、センサ部10と、検出制御部11と、第2電極選択回路15と、第1電極選択回路16と、検出部40とを備える。
センサ部10は、符号分割選択駆動(以下、CDM(Code Division Multiplexing)駆動と表す)により、第2電極選択回路15から供給される第1駆動信号Vtx1に従って検出を行う。すなわち、第2電極選択回路15の動作により複数の第2電極Tx(図4参照)を同時に選択する。そして、第2電極選択回路15は、選択された複数の第2電極Txのそれぞれに対して、所定の符号に基づいて位相が決められた第1駆動信号Vtx1を供給する。センサ部10は、相互静電容量方式の検出原理に基づいて、接触又は近接する指Fin又は手の表面の凹凸を検出することで、指紋や掌紋の形状を検出する。第1駆動信号Vtx1は、例えば、交流矩形波である。
また、センサ部10は、時分割選択駆動(以下、TDM(Time Division Multiplexing)駆動と表す)により、第2電極選択回路15から供給される第2駆動信号Vtx2に従って、接触又は近接する指Fin等の位置の検出も可能となっている。TDM駆動では、センサ部10は、複数の第2電極Txを含む第2電極ブロックBK(図8参照)ごとに走査することで、検出領域DR全体にわたって検出することができる。第2駆動信号Vtx2は、例えば、交流矩形波である。また、第2駆動信号Vtx2は、第1駆動信号Vtx1より小さな振幅を有する。言い換えると、第1駆動信号Vtx1は、第2駆動信号Vtx2より大きな電圧値を含む。
検出制御部11は、第2電極選択回路15、第1電極選択回路16及び検出部40に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらの動作を制御する回路である。検出制御部11は、駆動部11aと、クロック信号出力部11bとを含む。駆動部11aは、電源電圧Vddを第2電極選択回路15に供給する。検出制御部11は、クロック信号出力部11bのクロック信号に基づいて、制御信号Vctrlを第2電極選択回路15に供給する。
第2電極選択回路15は、制御信号Vctrlに基づいて複数の第2電極Txを同時に選択する回路である。第2電極選択回路15は、選択された複数の第2電極Txに第1駆動信号Vtx1又は第2駆動信号Vtx2を供給する。センサ部10は、第2電極選択回路15により第2電極Txの選択の状態を異ならせることで、複数の異なる検出モードを実現できる。
第1電極選択回路16は、複数の第1電極Rx(図4参照)を同時に選択するスイッチ回路である。第1電極選択回路16は、検出制御部11から供給される第1電極選択信号Vhselに基づいて、CDM駆動を行う。これにより、第1電極選択回路16は、複数の第1電極Rxを選択する。第1電極選択信号Vhselは、例えば、交流矩形波である。
検出部40は、CDM駆動において、検出制御部11から供給される制御信号と、センサ部10から供給される第1検出信号Vdet1及び第2検出信号Vdet2に基づいて、細かいピッチでタッチの有無又は凹凸等を検出する回路である。検出部40は、検出信号増幅部42と、A/D変換部43と、信号処理部44と、座標抽出部45と、記憶部46と、検出タイミング制御部47と、を備える。検出タイミング制御部47は、検出制御部11から供給される制御信号に基づいて、検出信号増幅部42と、A/D変換部43と、信号処理部44と、座標抽出部45と、が同期して動作するように制御する。なお、以下の説明において第1検出信号Vdet1及び第2検出信号Vdet2を区別して説明する必要がない場合には、単に検出信号Vdetと表す。
センサ部10は、第1検出信号Vdet1及び第2検出信号Vdet2を検出信号増幅部42に供給する。検出信号増幅部42は、第1検出信号Vdet1及び第2検出信号Vdet2を増幅する。検出信号増幅部42は、例えば、積分回路や、駆動信号に応じて第1電極Rxに生じる電流の変動を電圧の変動に変換する電圧検出器等を含む。A/D変換部43は、検出信号増幅部42から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、センサ部10に対するタッチの有無を検出する論理回路である。信号処理部44は、第1電極選択回路16を介して、第1電極Rxからの第1検出信号Vdet1及び第2検出信号Vdet2を受け取って、第3検出信号Vdet3を演算する。信号処理部44は、演算された第3検出信号Vdet3を受け取って、所定の符号に基づいて復号処理を行う。
また、検出部40は、TDM駆動において、検出制御部11から供給される制御信号と、センサ部10から供給される検出信号Vdetに基づいて、タッチの有無を検出する。TDM駆動では、信号処理部44は、第1電極選択回路16を介して、第1電極Rxからの検出信号Vdetを受け取る。信号処理部44は、指による検出信号Vdetの差分の信号(絶対値|ΔV|)を取り出す処理を行う。信号処理部44は、絶対値|ΔV|を所定のしきい値電圧と比較し、この絶対値|ΔV|がしきい値電圧未満であれば、外部近接物体が非接触状態であると判断する。一方、信号処理部44は、絶対値|ΔV|がしきい値電圧以上であれば、外部近接物体の接触状態と判断する。
記憶部46は、演算された第3検出信号Vdet3を一時的に保存する。記憶部46は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、レジスタ回路等であってもよい。
座標抽出部45は、検出信号の差分の信号に基づいてタッチパネル座標を算出し、得られたタッチパネル座標をセンサ出力Voとして出力する。なお、座標抽出部45は、タッチパネル座標を算出せずに、センサ出力Voとして復号信号を出力してもよい。
次に、検出装置1の第1電極Rx及び第2電極Txの構成について説明する。図4は、第1実施形態に係る検出装置の平面図である。図5は、第1電極及び第2電極の一部を拡大して示す平面図である。図6は、図5のVI−VI’線に沿う断面図である。
図4に示すように、検出装置1は、センサ基板21(第1基板)と、センサ基板21に設けられた複数の第1電極Rx及び第2電極Txと、を含む。センサ基板21は、可視光を透過可能な透光性を有する基板であって、例えば、ガラス基板である。なお、センサ基板21は、ポリイミド等の樹脂で構成された透光性の樹脂基板又は樹脂フィルムであってもよい。センサ部10は、透光性を有するセンサである。
第2電極Txは、第1方向Dxに延びており、第2方向Dyに複数配列される。第1電極Rxは、第2方向Dyに延びており、第1方向Dxに複数配列される。第1電極Rxは、平面視で、第2電極Txと交差する方向に延びている。各第1電極Rxは、額縁配線(図示せず)を介して、センサ基板21の額縁領域GAに設けられたフレキシブルプリント基板76に接続される。第1電極Rx及び第2電極Txは、検出領域DRに設けられている。第2電極Txは、ITO(Indium Tin Oxide)等の透光性の導電材料で構成されている。第1電極Rxは、アルミニウム又はアルミニウム合金などの金属材料で構成されている。なお、第2電極Txを金属材料で構成し、第1電極RxをITOで形成してもよい。ただし、第1電極Rxを金属材料とすることで、検出信号Vdetに係る抵抗を低減することができる。
なお、第1方向Dxは、センサ基板21と平行な面内の一方向であり、例えば、検出領域DRの一辺と平行な方向である。また、第2方向Dyは、センサ基板21と平行な面内の一方向であり、第1方向Dxと直交する方向である。なお、第2方向Dyは、第1方向Dxと直交しないで交差してもよい。また、本明細書において、「平面視」とは、センサ基板21に垂直な方向から見た場合を示す。
第1電極Rxと第2電極Txとの交差部分に、それぞれ静電容量が形成される。センサ部10において、相互静電容量方式のタッチ検出動作を行う際、第2電極選択回路15は、第2電極Txを選択し、選択された第2電極Txに同時に第1駆動信号Vtx1又は第2駆動信号Vtx2を供給する。そして、接触又は近接する指等の表面の凹凸による容量変化に応じた検出信号Vdetが第1電極Rxから出力されることにより、指紋検出が行われる。又は、接触又は近接する指等による容量変化に応じた検出信号Vdetが第1電極Rxから出力されることにより、タッチ検出が行われる。
図4に示すように、第2電極選択回路15及び第1電極選択回路16等の各種回路は、センサ基板21の額縁領域GAに設けられている。第2電極選択回路15は、第1選択回路151、第2選択回路152、第3選択回路153及び第2電極ブロック選択回路154を含む。第1選択回路151、第2選択回路152及び第3選択回路153は、検出制御部11からの電源電圧Vdd、クロック信号及び制御信号Vctrlに基づいて、所定の符号を生成する回路である。第1選択回路151、第2選択回路152及び第3選択回路153は、所定の符号に基づいて、第1駆動信号Vtx1又は第2駆動信号Vtx2をセンサ部10の第2電極Txに供給する。
ただし、これはあくまで一例である。各種回路の少なくとも一部は、フレキシブルプリント基板76に実装された検出用IC(Integrated Circuit)に含まれていてもよい。或いは、各種回路の少なくとも一部は、外部の制御基板に設けられていてもよい。また、第1選択回路151、第2選択回路152、第3選択回路153及び第2電極ブロック選択回路154は、それぞれ個別の回路として設けられる構成に限定されない。第1選択回路151、第2選択回路152、第3選択回路153及び第2電極ブロック選択回路154の機能を含む1つの集積回路として、第2電極選択回路15が設けられていてもよい。第2電極選択回路15は、半導体集積回路(IC)であってもよい。
次に、第2電極Tx及び第1電極Rxの構成について説明する。図5に示すように、第1電極Rxは、ジグザグ状の線であり、全体として第2方向Dyに長手を有する。例えば、第1電極Rxは、複数の第1直線部26aと、複数の第2直線部26bと、複数の屈曲部26xと、を有する。第2直線部26bは、第1直線部26aと交差する方向に延びている。また、屈曲部26xは、第1直線部26aと第2直線部26bとを接続している。
第1直線部26aは、第1方向Dx及び第2方向Dyと交差する方向に延びている。第2直線部26bも、第1方向Dx及び第2方向Dyと交差する方向に延びている。第1直線部26aと第2直線部26bは、第1方向Dxに平行な仮想線(図示せず)を軸に、対称となるように配置されている。第1電極Rxは、第1直線部26aと第2直線部26bとが第2方向Dyに交互に接続される。
複数の第1電極Rxの各々において、第2方向Dyにおける屈曲部26xの配置間隔をPryとする。また、隣り合う第1電極Rx間において、第1方向Dxにおける屈曲部26xの配置間隔をPrxとする。本実施形態では、例えば、Prx<Pryであることが好ましい。なお、第1電極Rxは、波線状、直線状など他の形状であってもよい。
図5に示すように、複数の第2電極Tx−1、Tx−2、Tx−3、Tx−4…は、複数の電極部23と、複数の接続部24とをそれぞれ有する。なお、以下の説明において、第2電極Tx−1、Tx−2、Tx−3、Tx−4、…を区別して説明する必要がない場合には、単に第2電極Txと表す。
第1電極Rxの第2直線部26bと交差する第2電極Tx−1、Tx−2は、電極部23として、第2直線部26bと平行な2辺を有する第1電極部23aを備える。また、第1電極Rxの第1直線部26aと交差する第2電極Tx−3、Tx−4は、電極部23として、第1直線部26aと平行な2辺を有する第2電極部23bを備える。つまり、電極部23は、第1電極Rxに沿って複数配置されている。言い換えると、第1電極Rx及び電極部23は、平面視で、第1電極Rxと、電極部23との離隔距離が一定の大きさになるように配置されている。なお、1つの第1直線部26a又は第2直線部26bに対応する第1電極部23a又は第2電極部23bの数は、1つでも3以上の整数であってもよい。
複数の第2電極Tx−1、Tx−2において、複数の電極部23は第1方向Dxに並んでおり、互いに離れて配置されている。また、複数の第2電極Txの各々において、接続部24は、複数の電極部23のうち隣り合う電極部23を接続している。また、平面視で、複数の第1電極Rxの各々は、隣り合う電極部23の間を通って接続部24と交差している。第2電極Tx−3、Tx−4も同様の構成である。第1電極Rxは、金属細線であり、第1電極Rxの第1方向Dxの幅は、電極部23の第1方向Dxの幅よりも小さい。このような構成により、第2電極Txと第1電極Rxとが重なり合う面積が小さくなり、寄生容量を抑制することができる。また、1つの第2電極Txを構成する接続部24は、第1接続部24aと、第2接続部24bとを有する。第2接続部24bの第2方向Dyにおける位置は、第1接続部24aの第2方向Dyにおける位置と異なる。第1接続部24aと第2接続部24bは交互に配置されている。
また、第2方向Dyにおける第2電極Txの配置間隔をPtとする。配置間隔Ptは、第1電極Rxの屈曲部26xの配置間隔Pryの1/2程度である。なお、これに限定されず、配置間隔Ptは、配置間隔Pryの1/n(nは1以上の整数である)であってもよい。配置間隔Ptは、例えば50μm以上、100μm以下である。また、1つの第2電極Txにおいて、第1方向Dxに隣り合う接続部24は、第2方向Dyでの配置間隔Pbを有して、互い違いに配置される。なお、電極部23a、23bは、それぞれ平行四辺形状であるが、矩形状、多角形状、異形状であってもよい。例えば、隣接する屈曲部26x間に配置され、第1直線部26aと平行な2辺を有する第1部分と、第2直線部26bと平行な2辺を有する第2部分が結合した多角形状からなる第3電極部を有してもよい。言い換えると、1つの第1直線部26aと1つの第2直線部26bとこれらとつなぐ屈曲部26xとからなる部分構造に隣接する電極部23の個数は偶数に限らず、奇数であってもよい。
次に、図6を参照しつつ、検出装置1の層構造について説明する。なお、図6において、額縁領域GAの断面は、第2電極選択回路15に含まれる薄膜トランジスタTrを含む部分を切断した断面である。図6では、検出領域DRの層構造と額縁領域GAの層構造との関係を示すために、検出領域DRのVI−VI’線に沿う断面と、額縁領域GAの薄膜トランジスタTrを含む部分の断面とを、模式的に繋げて示している。
図6に示すように、検出装置1は、額縁領域GAに薄膜トランジスタTrが設けられている。薄膜トランジスタTrは、半導体層61と、ソース電極62と、ドレイン電極63と、ゲート電極64と、を含む。ゲート電極64は、センサ基板21上に設けられる。第1層間絶縁膜81は、センサ基板21上に設けられてゲート電極64を覆う。ゲート電極64の材料としては、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)又はこれらの合金が用いられる。第1層間絶縁膜81の材料としては、シリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiN)又はシリコン酸化窒化膜(SiON)が用いられる。また、第1層間絶縁膜81は単層に限定されず、積層構造の膜でもよい。例えば、第1層間絶縁膜81は、シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜が形成された、積層構造の膜であってもよい。
また、半導体層61は、第1層間絶縁膜81上に設けられる。第2層間絶縁膜82は、第1層間絶縁膜81上に設けられて半導体層61を覆う。第2層間絶縁膜82に設けられたコンタクトホールの底部では、半導体層61が露出している。半導体層61の材料としては、例えば、ポリシリコン又は酸化物半導体が用いられる。第2層間絶縁膜82の材料としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はシリコン酸化窒化膜が用いられる。また、第2層間絶縁膜82は単層に限定されず、積層構造の膜でもよい。例えば、第2層間絶縁膜82は、シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜が形成された、積層構造の膜であってもよい。
また、ソース電極62と、ドレイン電極63とは、第2層間絶縁膜82上に設けられる。ソース電極62と、ドレイン電極63とは、それぞれ第2層間絶縁膜82に設けられたコンタクトホールを介して半導体層61に接続される。ソース電極62と、ドレイン電極63及び接続部24の材料としては、チタンとアルミニウムとの合金である、チタンアルミニウム(TiAl)が用いられる。
さらに、第2層間絶縁膜82上には、絶縁性の樹脂層27と、第2電極Txの電極部23b及び接続部24が設けられている。額縁領域GAに設けられた樹脂層27は、ソース電極62及びドレイン電極63を覆っている。また、額縁領域GAに設けられた樹脂層27に設けられたコンタクトホールを介して、ドレイン電極63は、第2電極Txと電気的に接続される。
一方、検出領域DRに設けられた樹脂層27は、第1樹脂層27Aと、第1樹脂層27Aよりも薄膜の第2樹脂層27Bとを有する。第1樹脂層27Aは、接続部24において、第1電極Rxの直下に位置する部位を覆っている。また、検出領域DRに設けられた第2樹脂層27Bは、接続部24において、電極部23の直下に位置する部位を覆っている。
第2樹脂層27BにはコンタクトホールH1、H2が設けられている。検出領域DRにおいて、電極部23の周縁部は、コンタクトホールH1、H2を介して接続部24に接続されている。なお、この例では、電極部23は第2層間絶縁膜82に接している。
第1電極Rxは、第1樹脂層27A上に設けられている。第1電極Rxは、例えば、第1金属層141、第2金属層142及び第3金属層143を有する。第3金属層143上に第2金属層142が設けられており、第2金属層142上に第1金属層141が設けられている。例えば、第1金属層141、第3金属層143の材料には、モリブデン又はモリブデン合金が用いられている。第2金属層142の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられる。第1金属層141を構成するモリブデン又はモリブデン合金は、第2金属層142を構成するアルミニウム又はアルミニウム合金よりも可視光の反射率が低い。これにより、第1電極Rxの不可視化を図ることができる。
樹脂層27、電極部23及び第1電極Rx上に絶縁膜83が設けられている。絶縁膜83によって、第1電極Rxの上面及び側面は覆われている。絶縁膜83には、シリコン窒化膜など、高屈折率で低反射率の膜が用いられる。
以上のような構成により、第1電極Rxと第2電極Txとは、同一のセンサ基板21の上に形成される。そして、第1電極Rxと第2電極Txとは、絶縁層である樹脂層27を介して異なる層に設けられる。なお、第1電極Rxと第2電極Txは、同一の導電層に形成され、第1電極Rxと第2電極Txが交差する領域のみ絶縁層を介して異なる導電層で接続されてもよい。
次に、検出装置1における検出領域と各種検出モードについて説明する。図7は、第1実施形態に係る検出装置の検出領域を説明するための説明図である。図8は、第1実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。図10は、第1実施形態に係る第1電極と第2電極との間に形成される電界の電気力線を説明するための説明図である。図8は、図7に示す部分領域DRpを拡大して示す。
図7に示すように、検出領域DRは、複数の第1領域DRAと、複数の第2領域DRBとを含む。第1領域DRAは、指Fin等の被検出体の表面の凹凸を検出するための領域である。第2領域DRBは、第1領域DRAとは異なる領域である。第1領域DRAと第2領域DRBとは、第1方向Dxに交互に配列される。複数の第1領域DRAは、それぞれ第1方向Dxに第1領域幅WR1を有する。複数の第2領域DRBは、それぞれ第1方向Dxに第2領域幅WR2を有する。つまり、複数の第1領域DRAは、第2領域幅WR2の間隔を有して第1方向Dxに隣り合って設けられる。ここで、第2領域幅WR2は、第1領域幅WR1以上の大きさである。第1領域幅WR1は、例えば2mm程度である。第2領域幅WR2は、2mm以上である。なお、第2領域幅WR2は、これに限らず、第1領域幅WR1より小さくてもよい。例えば、一つの指の大きさが20mm以下であるため、指をおいた際に指紋の検出に必要な2mmの第1領域DRAが配置されるようにするためには、第2領域幅WR2は、20−2×2=16mm以下であることが望ましい。
複数の第1領域DRAは、検出領域DRの第1方向Dxに向かい合う2つの辺のうち、一方の辺から他方の辺にわたって、第2領域幅WR2の間隔を有して配置されている。また、第1領域DRA及び第2領域DRBは、第2方向Dyに延出している。第1領域DRA及び第2領域DRBの第2方向Dyの幅は、それぞれ、第1領域幅WR1及び第2領域幅WR2よりも大きい。具体的には、第1領域DRA及び第2領域DRBの、第2方向Dyの端部は、検出領域DRの第2方向Dyに向かい合う2つの辺と重なっている。このように、複数の第1領域DRAが設けられているため、検出領域DRの全面において、指Finの表面の凹凸を検出することができる。
図8に示すように、複数の第1電極Rxと重なる領域が、第1領域DRAである。1つの第1領域DRAにおいて、複数の第1電極Rxは、第1配置間隔Prx1を有して第1方向Dxに配置されている。ここで、1つの第1領域DRAと重なる複数の第1電極Rxを、第1電極ブロックBKRとする。複数の第1電極ブロックBKR1、BKR2、…は、第2配置間隔Prx2を有して第1方向Dxに配置されている。複数の第1電極Rxは、第1方向Dxにおいて、第1配置間隔Prx1で配置される第1電極Rxと、第1配置間隔Prx1より大きな第2配置間隔Prx2で配置される第1電極Rxとを有する。第1領域DRAは、第1配置間隔Prx1で配置される第1電極Rxが配置される。第2領域DRBは、第2配置間隔Prx2で配置される第1電極Rxの間に配置される。第1電極ブロックBKR1は、8つの第1電極Rx−1−1、Rx−1−2、…、Rx−1−8を含む。第1電極ブロックBKR2は、8つの第1電極Rx−2−1、Rx−2−2、…、Rx−2−8を含む。ただし、1つの第1電極ブロックBKRに含まれる第1電極Rxの数は、7つ以下であってもよく、9つ以上であってもよい。
第1領域DRAの第1領域幅WR1は、第1電極ブロックBKRにおいて、第1方向Dxの最も外側に位置する第1電極Rxどうしの間隔である。第1領域幅WR1は、例えば、第1電極ブロックBKR2において、第1電極Rx−2−1の屈曲部26xと、第1電極Rx−2−8の屈曲部26xとの、第1方向Dxの間隔である。第2領域幅WR2は、第1方向Dxに隣り合う第1電極ブロックBKRの間隔である。第2領域幅WR2は、例えば、第1電極ブロックBKR1の第1電極Rx−1−8の屈曲部26xと、第1電極ブロックBKR2の第1電極Rx−2−1の屈曲部26xとの、第1方向Dxの間隔である。
第2領域DRBには、複数のダミー電極Rxdが設けられている。言い換えると、第2領域DRBは、第1電極Rxと重ならない領域である。ダミー電極Rxdは、第1電極Rxと同様に、第1直線部26cと第2直線部26dが交互に接続されたジグザグ状の線である。ダミー電極Rxdは、第1電極Rxと同じ材料が用いられる。これにより、第1電極Rxが設けられた第1領域DRAと、第1電極Rxが設けられていない第2領域DRBと、で光の透過率の差を抑制することができる。
また、ダミー電極Rxdは、第1直線部26c及び第2直線部26dにそれぞれ設けられたスリットSLによって、分離されている。ダミー電極Rxdは、第1電極Rx、第2電極選択回路15及び第1電極選択回路16と接続されておらず、フローティング状態である。これにより、ダミー電極Rxdは、検出電極として機能しない。ダミー電極Rxdは、第2領域DRBにおいて、スリットSLが第2電極Txと重畳するように配置される。これにより、第2電極Txと、ダミー電極Rxdとの間の浮遊容量を抑制することができる。なお、第2電極Txと重畳しない領域においては、第1直線部26c及び第2直線部26dを接続する屈曲部26yが配置されてもよい。
図9は、第1領域DRA及び第2領域DRBに関する別の構成例について示す平面図である。第2電極Txは、図5と同様に、電極部23および接続部24からなる。第2電極Txは、第1領域DRA及び第2領域DRBに跨って、第1方向Dxに延在している。第1領域DRAにおいて、第1電極Rxは、第1直線部26a、第2直線部26b及び屈曲部26xを有する。第1電極Rxは、隣接する電極部23の間であって接続部24と交差する位置に配置されている。
第2領域DRBにおいて、ダミー電極Rxdは、隣接する電極部23の間であって接続部24と交差する位置に配置されている。ダミー電極Rxdは、接続部24と重畳する位置にスリット26dsを有する。1つの第2電極Txは、第2方向Dyの異なる第1接続部24aと第2接続部24bを有し、ダミー電極Rxdは、第1接続部24aと重複する第1スリット26dsaと、第2接続部24bと重複する第2スリット26dsbを有する。なお、1つの第2電極Txを構成する接続部24は、第2方向Dyの位置が異なる2以上の接続部を有しても良く、接続部の第2方向Dyの位置は1つであってもよい。また、ダミー電極Rxdは、一部の接続部24と重複する位置にのみスリット26dsを有してもよい。ダミー電極Rxdの配置間隔Prxdは、第1電極Rxの第1配置間隔Prx1と等しい。ただし、ダミー電極Rxdの配置間隔Prxdは、第1配置間隔Prx1と異なっていてもよい。
図8に示すように、第2電極Txは、第1領域DRA及び第2領域DRBと重なって第1方向Dxに延出する。つまり、第2電極Txは、第1電極Rxと重なり、ダミー電極Rxdとも重なる。第2電極Txは、それぞれ駆動信号線LAを介して第2電極選択回路15と接続される。ここで、8つの第2電極Tx−1−1、Tx−1−2、…、Tx−1−8を第2電極ブロックBK1とする。同様に第2電極Tx−2−1、Tx−2−2、…、Tx−2−8を第2電極ブロックBK2とする。複数の第2電極ブロックBK1、BK2、BK3は第2方向Dyに配列される。なお、第2電極ブロックBKを構成する第2電極Txの数は、7個以下でも、9個以上でもよい。
検出装置1は、第1領域DRAで検出を行う第1検出モードと、第1領域DRA及び第2領域DRBで検出を行う第2検出モードとを有する。第1検出モードでは、検出装置1は、第2検出モードに比べて小さい検出ピッチで、第1領域DRAを走査することで、検出領域DRの全面で指Fin等の表面の凹凸の検出を行う。第1検出モードでは、第2電極選択回路15は、複数の第2電極Txごとにそれぞれ所定の符号に基づいて位相が定められた第1駆動信号Vtx1を供給する。これにより、第1検出モードでは、検出装置1は、第2検出モードと比較してより小さい検出ピッチで検出を行うことができる。例えば、第1検出モードでは、CDM駆動を行うことによって指Fin等の指紋検出を行うことができる。
第2検出モードでは、検出装置1は、第1検出モードに比べて大きい検出ピッチで、検出領域DR(第1領域DRA及び第2領域DRB)の全面を走査することで、指Fin等の検出を行う。第2検出モードでは、第2電極選択回路15は、複数の第2電極Txを束ねて、第2電極ブロックBK(図8参照)ごとに第2駆動信号Vtx2を供給する。少なくとも1つの第2電極ブロックBKに含まれる複数の第2電極Txには、同じ第2駆動信号Vtx2が供給される。これにより、第2検出モードでは、第1検出モードと比較して大きい検出ピッチで検出ができる。例えば、第2検出モードでは、TDM駆動を行うことによって指Fin等のタッチ検出を行うことができる。なお、第2検出モードでは、検出装置1は、第2電極ブロックBK単位でCDM駆動によりタッチ検出を行ってもよい。言い換えると、複数の第2電極ブロックBKからなる第2電極ブロック群に対してCDM駆動を行ってもよい。
図10に示すように、第1領域DRAの間に、第2領域DRBが設けられている。第1検出モードでは、各第1電極Rxと第2電極Txとの間に、電気力線Eaが形成される。指Finの表面の凹凸の接触状態によって、電気力線Eaが遮られる。これにより、各第1電極Rxと第2電極Txとの間の容量が変化するため、検出装置1は、小さい検出ピッチで指Finの表面の凹凸を検出できる。また、第2検出モードでは、第2領域DRBの第2電極Txと、第1電極Rxとの間に、電気力線Ebが形成される。第2領域DRBに、第1電極Rxが設けられていないため、電気力線Ebは、電気力線Eaよりも上方に到達する。これにより、検出装置1は、第1検出モードよりも大きい検出ピッチで、接触又は近接する指Finを検出することができる。
複数の第1領域DRAは、検出領域DRの全面にわたって設けられている。このため、第1検出モードでは、検出装置1は、検出領域DRの全面で検出を行うことができる。ここで、タッチ検出と、指紋検出とでは、検出する対象の大きさ及び要求される分解能も異なる。このため、検出領域DRの全面に指紋検出を行う第1検出領域を設けると、検出電極である第1電極Rxの数が増大する。このため、第1電極Rxに接続される配線数や、第1電極Rxからの信号を処理する検出回路の規模が増大する可能性がある。
本実施形態では、第1領域DRAと第2領域DRBとが、交互に設けられている。このため、検出領域DRの全面に、所定の第1配置間隔Prx1で第1電極Rxを設けた場合に比べて、第1電極Rxの数を少なくすることができる。これにより、複数の第1電極Rxと複数の第2電極Txとの間で形成される静電容量の合計を小さくすることができる。また、第1電極Rxと第1電極選択回路16とを接続する配線の数を少なくすることができる。このため、検出装置1は、検出領域DRの全面で良好に第1検出モードの検出を行うことができる。
また、検出装置1は、検出領域DRの全面で検出を行うことができるため、指紋検出のみに限定されず、例えば掌紋を検出することができる。或いは、検出装置1は、検出領域DRに接触又は近接する手の形状を検出し、指先の位置を特定することができる。この場合、指先が接触又は近接する領域のみで、信号処理や演算処理を行うことで指紋を検出することができる。
なお、第1検出モードでは、検出領域DRのうち、一部の領域で、第2検出モードと比較してより小さい検出ピッチで検出を行ってもよい。一部の領域のみで検出を行うため、検出に要する時間を短縮し、また、検出部40(図3参照)が行う処理を低減できる。一部の領域は、あらかじめ設定された固定領域であってもよい。一部の領域の位置や大きさは、適宜変更してもよい。
また、検出装置1は、第2検出モードのタッチ検出を実行し、指Fin等が検出された場合、指Fin等が検出された位置と重なる一部の領域で第1検出モードの検出を行ってもよい。この場合の、一部の領域の位置や大きさは、検出された指Fin等の情報に基づいて変更できる。このように、第2検出モードの検出結果に基づいて第1検出モードの指紋検出を行ってもよい。
なお、検出装置1は、各検出モードについて、例えば、操作者が各検出モードを選択することでそれぞれ切り換えてもよいし、所定の期間ごとに時分割で実行してもよい。また、検出装置1は、一部の領域での検出を実行しない場合であってもよい。
次に、検出装置1におけるCDM駆動について説明する。図11は、符号分割選択駆動の動作例を説明するための説明図である。図11では、説明をわかりやすくするために、4つの第2電極Tx−1、Tx−2、Tx−3、Tx−4についてCDM駆動の動作例を示す。図11に示すように、第2電極選択回路15(図3参照)は、第2電極ブロックBKの4つの第2電極Tx−1、Tx−2、Tx−3、Tx−4を同時に選択する。そして、第2電極選択回路15は、所定の符号に基づいて位相が決められた第1駆動信号Vtx1を、各第2電極Txに供給する。
例えば、所定の符号は、下記式(1)の正方行列で定義され、正方行列の次数は第2電極Tx−1、Tx−2、Tx−3、Tx−4の数である4になる。所定の符号は、「1」又は「−1」、若しくは「1」又は「0」を要素とし、任意の異なった2つの行が直交行列となる正方行列、例えば、アダマール行列に基づく符号である。下記式(1)の正方行列の対角成分「−1」は、当該正方行列の対角成分以外の成分「1」と異なる。第2電極選択回路15は、下記式(1)の正方行列に基づいて、正方行列の対角成分以外の成分「1」に対応する交流矩形波の位相と、正方行列の対角成分「−1」に対応する交流矩形波の位相とが、反転するように、第1駆動信号Vtx1を印加する。また、成分「−1」は、成分「1」とは位相が異なるように決められた第1駆動信号Vtx1を供給する成分である。
Figure 2019125072
第2電極Tx−1、Tx−2、Tx−3、Tx−4のうち第2電極Tx−2に、指などの外部近接物体CQがある場合、相互誘導により外部近接物体CQによる差分の電圧が生じる(例えば差分の電圧は20%とする)。なお、図11に示す例では、成分「1」に対応する第1検出信号Vdet1と、成分「−1」に対応する第2検出信号Vdet2と、が統合された信号が、第3検出信号Vdet3として第1電極Rxから出力される。検出部40が第1時間帯で検出する第3検出信号Vdet3は、(−1)+(0.8)+(1)+(1)=1.8になる。次に、第2時間帯の第3検出信号Vdet3は、(1)+(−0.8)+(1)+(1)=2.2になる。次に、第3時間帯の第3検出信号Vdet3は、(1)+(0.8)+(−1)+(1)=1.8になる。次に、第4時間帯の第3検出信号Vdet3は、(1)+(0.8)+(1)+(−1)=1.8になる。
信号処理部44は、各時間帯で検出された第3検出信号Vdet3を、記憶部46に保存する。信号処理部44は、第3検出信号Vdet3を、式(1)の正方行列で掛け合わせ、複合を行う。これにより、信号処理部44は、復号信号Vdet4としてVdet4=(4.0、3.2、4.0、4.0)を演算する。検出部40は、復号信号Vdet4に基づいて、第2電極Tx−2の位置に、指などの外部近接物体CQの有無、又は、外部近接物体CQの表面の凹凸を検出できる。このように、電圧を上げることなく時分割選択(TDM)駆動の4倍の検出感度で検出する。そして、座標抽出部45は、タッチパネル座標または復号信号Vdet4をセンサ出力Voとして出力する。
図12は、符号分割選択駆動の他の動作例を説明するための説明図である。図12では、正方行列の成分「1」に対応する第2電極Txと、正方行列の成分「−1」に対応する第2電極Txとが、異なる時間帯に第1駆動信号Vtx1が印加される。この場合、第1駆動信号Vtx1として印加される、正方行列の成分「1」に対応する交流矩形波の位相と、正方行列の成分「−1」に対応する交流矩形波の位相とは同じである。具体的には、第2電極選択回路15は、第1時間帯、第3時間帯、第5時間帯及び第7時間帯では、成分「1」に対応する第2電極Txに、第1駆動信号Vtx1を供給する。そして、第2電極選択回路15は、成分「−1」に対応する第2電極Txには、第1駆動信号Vtx1を供給しない。第2時間帯、第4時間帯、第6時間帯及び第8時間帯では、成分「1」に対応する第2電極Txに、第1駆動信号Vtx1が供給されず、成分「−1」に対応する第2電極Txに、第1駆動信号Vtx1が供給される。
信号処理部44は、第1時間帯で検出された第1検出信号Vdet1=2.8と、第2時間帯で検出された第2検出信号Vdet2=1.0との差分から、第3検出信号Vdet3=1.8を演算する。信号処理部44は、第3時間帯で検出された第1検出信号Vdet1=3.0と、第4時間帯で検出された第2検出信号Vdet2=0.8との差分から、第3検出信号Vdet3=2.2を演算する。第5時間帯以降も同様である。信号処理部44は、演算された各第3検出信号Vdet3を復号することで、復号信号Vdet4としてVdet4=(4.0、3.2、4.0、4.0)を演算する。
なお、図11及び図12では、4つの第2電極TxについてCDM駆動の動作例を示したが、5つ以上の第2電極TxについてCDM駆動を行ってもよい。例えば、図8に示すように、8つの第2電極Txを含む第2電極ブロックBKについてCDM駆動を行うこともできる。この場合、所定の符号は、下記の式(2)に示す正方行列で定義される。第2電極選択回路15は、所定の符号に基づいて位相が決められた第1駆動信号Vtx1を8つの第2電極Txに供給する。これにより、検出装置1は、図11、図12と同様にCDM駆動を行うことができる。また、所定の符号に含まれる行列の次数と1つの第2電極ブロックBKに含まれる第2電極Txの数は同一で無くてもよい。
Figure 2019125072
図13は、第1実施形態に係る第1電極選択回路を示す回路図である。図13に示すように、第1電極選択回路16は、第1スイッチング素子Tra、第2スイッチング素子Trax、基準電位供給線Lref、第1電極選択信号線Lr(Lr1、Lr2、…、Lr8)、出力信号線Lsig、符号生成回路158及びカウンタ回路17を含む。各検出電極ブロックBKRには、1つの出力信号線Lsigが設けられている。出力信号線Lsigは、検出部40(図3参照)に接続される。第1電極選択回路16は、第1電極選択信号Vhselに基づいて検出対象の第1電極Rxを選択する回路である。
カウンタ回路17は、検出制御部11からのクロック信号Clockとリセット信号Resetとに基づいて動作する。カウンタ回路17は、例えば4段のフリップフロップ回路を有する。
符号生成回路158は、カウンタ回路17から供給される制御信号に基づいて、第1電極選択信号Vhsel1、Vhsel2、Vhsel3、…、Vhsel8を生成する。第1電極選択信号Vhsel1、Vhsel2、Vhsel3、…、Vhsel8は、第1電極選択信号線Lr1、Lr2、Lr3、…、Lr8を介して第1スイッチング素子Tra及び第2スイッチング素子Traxに供給される。第1電極選択信号Vhselは、所定の符号に基づいた選択信号である。所定の符号は、アダマール行列であって、例えば式(2)に示す正方行列である。なお、第1電極選択信号Vhselは、センサ基板21上に配置された符号生成回路158及びカウンタ回路17から供給されているが、これに限定されない。例えば、符号生成回路158及びカウンタ回路17をセンサ基板21上に配置せず、外部の制御回路から第1電極選択信号Vhselを供給してもよい。
各第1電極Rxには、第1スイッチング素子Tra及び第2スイッチング素子Traxが接続されている。第1スイッチング素子Tra及び第2スイッチング素子Traxは、同じ第1電極選択信号Vhselが供給された場合に、オンとオフが逆になるように動作する。つまり、第1スイッチング素子Traがオンの場合、第2スイッチング素子Traxはオフになる。また、第1スイッチング素子Traがオフの場合、第2スイッチング素子Traxはオンになる。また、第1電極選択信号Vhselは、例えば、検出制御部11から供給される各種制御信号に基づいて生成することができる。
第1スイッチング素子Tra及び第2スイッチング素子Traxの動作により、検出電極ブロックBKRに含まれる第1電極Rxと、出力信号線Lsigとの接続状態が切り換えられる。第1スイッチング素子Traがオンの場合、第1電極Rxは、出力信号線Lsigに接続され、第2スイッチング素子Traxがオンの場合、第1電極Rxは、基準電位供給線Lrefに接続される。
例えば、式(2)の成分「1」に対応する第1電極Rxと接続された第1電極選択信号線Lrに接続される交流矩形波と、式(2)の成分「−1」に対応する第1電極Rxと接続された第1電極信号線Lrに接続される交流矩形波の位相が反転するように第1電極選択信号Vhselが供給される。これによって、式(2)の成分「1」に対応する第1電極選択信号Vhselが供給され、第1スイッチング素子Traがオンになるタイミングで、式(2)の成分「−1」に対応する第1電極選択信号Vhselが供給されると、第2スイッチング素子Traxがオンになる。これにより、図12に示すCDM駆動の基本原理と同様に、所定の符号に基づいて第1電極Rxが選択される。
具体的には、式(2)の成分「1」に対応する複数の第1電極Rxが選択された場合に、選択された第1電極Rxは、出力信号線Lsigに接続される。選択された各第1電極Rxの第1検出信号Vdet1が統合された第1出力信号Vout1が、出力信号線Lsigから出力される。非選択の第1電極Rxは、基準電位供給線Lrefに接続され、基準電位信号Vrefが供給される。基準電位信号Vrefは、検出の際に第1電極Rxに供給される電圧信号と同じ電位を有する直流電圧信号である。これにより、選択された第1電極Rxと、非選択の第1電極Rxとの間の容量結合を抑制できる。このため、検出誤差や検出感度の低下を抑制することができる。
式(2)の成分「−1」に対応する複数の第1電極Rxが選択された場合に、選択された第1電極Rxは、出力信号線Lsigに接続される。選択された各第1電極Rxの第2検出信号Vdet2が統合された第2出力信号Vout2が、出力信号線Lsigから出力される。非選択の第1電極Rxは、基準電位供給線Lrefに接続され、基準電位信号Vrefが供給される。信号処理部44は、第1出力信号Vout1と第2出力信号Vout2との差分の値である第3出力信号Vout3を演算する。
式(2)に示す例では、正方行列の次数は8であり、8個の第1電極Rxの組み合わせパターンが得られる。すなわち、異なる第1電極Rxの組み合わせパターンに対応して、8個の第3出力信号Vout3が得られる。信号処理部44は、式(2)に示す正方行列の転置行列を用いて、8個の第3出力信号Vout3を復号する。演算された復号信号に基づいて外部近接物体CQの接触又は近接、又は外部近接物体の形状(凹凸)を検出できる。
本実施形態において、第2電極TxについてCDM駆動を行うとともに、第1電極RxについてもCDM駆動を行う。これにより、第2電極Txの配置間隔Ptが小さく、電極部23a、23b(図5参照)の面積が小さい場合、又は、第1電極Rxの幅(面積)が小さい場合であっても、検出感度を高めることができる。なお、検出電極ブロックBKRに含まれる第1電極Rxの数は、7個以下でもよく、9個以上であってもよい。
なお、本実施例において、第1電極選択回路16は、符号生成回路を有さず、時分割で出力信号線Lsigと第1電極Rxとの接続を切り替えるマルチプレクサのみを有してもよい。この場合、第1検出モードにおいて出力信号線Lsigと同時に接続する第1電極Rxの数より第2検出モードにおいて出力信号線Lsigと同時に接続する第1電極Rxの数を多くしてもよい。また、1つの検出電極ブロックBKRに接続される出力信号線Lsigは複数であってもよい。例えば、成分「1」に対応する第1出力信号が出力される第1出力信号線と、成分「−1」に対応する第2出力信号が出力される第2出力信号線と、それぞれの間に配置されるスイッチ素子とを有してもよい。
図14は、検出装置の第2検出モードでの動作例を示すタイミング波形図である。第2検出モードのTDM駆動では、第2電極選択回路15は、複数の第2電極Txを束ねて、第2電極ブロックBK(図8参照)ごとに第2駆動信号Vtx2を供給する。図14に示すように、第1検出期間Pes1では、第2電極選択回路15は、第2電極ブロックBK1を選択する。第2電極選択回路15は、第2電極ブロックBK1に含まれる複数の第2電極Txに、同じ第2駆動信号Vtx2を供給する。また、第2電極選択回路15は、非選択の第2電極ブロックBK2、BK3に、直流の電圧信号である駆動信号Vdcを供給する。駆動信号Vdcは、例えばグランド電位である。
図14に示すように、第2検出期間Pes2、第3検出期間Pes3では、第2電極選択回路15は、第2電極ブロックBK2、BK3を順次選択する。同様に、第2電極選択回路15は、第2電極ブロックBK2、BK3に含まれる複数の第2電極Txに、同じ第2駆動信号Vtx2を供給する。これにより、検出領域DRの全体の検出を行うことができる。
また、第2検出モードでは、第1電極選択回路16(図13参照)は、複数の第1電極Rxを束ねて、第1電極ブロックBKRに含まれる全ての第1電極Rxを出力信号線Lsigに接続する。複数の第1電極ブロックBKRの出力信号Voutが統合されて検出部40に出力される。これにより、検出の解像度を適切に設定することができる。また、TDM駆動では、第1スイッチング素子Tra及び第2スイッチング素子Traxの動作により、第1電極ブロックBKRのうち、1又は複数の第1電極Rxを非選択としてもよい。第1電極Rxを間引いて検出することで、出力信号Voutの信号強度を適切に設定することができる。
なお、第2検出モードでは、第2電極選択回路15は、選択された第2電極ブロックBK2のうち一部の第2電極Txに第2駆動信号Vtx2を供給してもよい。これにより、消費電力を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の検出装置1は、センサ基板21(第1基板)と、検出領域DRと、複数の第1電極Rxと、を有する。検出領域DRは、被検出体の表面の凹凸を検出する複数の第1領域DRAと、第1領域DRAとは異なる第2領域DRBと、を含み、第1領域DRAと第2領域DRBとがセンサ基板21の表面に平行な第1方向Dxに交互に配列される。複数の第1電極Rxは、センサ基板21の第1領域DRAに設けられ、第1方向Dxに配列される。複数の第1領域DRAは、それぞれ第1方向Dxに第1領域幅WR1を有し、かつ、第1領域幅WR1以上の第2領域幅WR2の間隔を有して第1方向Dxに隣り合って設けられる。
検出領域DRの全面に、所定の第1配置間隔Prx1で第1電極Rxを設けた場合に比べて、第1電極Rxの数を少なくすることができる。これにより、複数の第1電極Rxと複数の第2電極Txとの間で形成される静電容量の合計を小さくすることができる。また、第1電極Rxと第1電極選択回路16とを接続する配線の数を少なくすることができる。このため、検出装置1は、検出領域DRの全面で良好に第1検出モードの検出を行うことができる。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。なお、上述した第1実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態において、第1領域DRAと、第2領域DRBとは、図7と同様に、第1方向Dxに交互に配置されている。本実施形態では、センサ基板21の検出領域DRに、第1電極Rxと、第2電極TxAと、第3電極TxBとが設けられている。第1電極Rxは、第1実施形態と同様に第1領域DRAに設けられる。図15に示す例では、第1電極ブロックBKRは、複数の第1電極Rx−1、Rx−2、…、Rx−nを含む。第1電極Rxの数nは、例えば15である。
第2電極TxAは、第1領域DRAに設けられ、第1方向に延出し、第2方向Dyに複数配列される。第2電極TxAは、平面視で、第1電極Rxと交差する。第2電極TxAの第1方向Dxの幅は、第1電極ブロックBKRの幅(第1領域幅WR1(図8参照))よりも大きい。ここで、第2方向Dyに配列された複数の第2電極TxA−1、TxA−2、…、TxA−mを、第2電極ブロックBKAとする。第2電極ブロックBKAは、第2領域DRBを挟んで第1方向Dxに離隔して隣り合う。
第3電極TxBは、第2領域DRBに設けられる。第3電極TxBは、第1方向Dxに隣り合う第2電極ブロックBKAの間に配置される。つまり、第3電極TxBは、第1方向Dxに隣り合う第1電極ブロックBKRの間に配置される。また、第3電極TxBは、第2方向Dyに複数配置される。第3電極TxBは、平面視で略矩形状である。各第2電極TxAの第2方向Dyでの幅(第1電極幅WE1)は、第3電極TxBの第2方向Dyでの幅(第2電極幅WE2)よりも小さい。第3電極TxBは、第2電極TxAと同層に設けられる。これにより、第3電極TxBを第2電極TxAと同じ工程で形成することができ、製造コストを抑制できる。第3電極TxBは、多角形状やメッシュ形状であってもよい。
第1方向Dxに隣り合う第2電極TxAは、第1接続配線LBを介して接続される。第1接続配線LBは、第2方向Dyに隣り合う第3電極TxBの間を通って、複数の第2電極TxAを接続する。第1接続配線LBは、第2電極ブロックBKAに含まれる第2電極TxAのうち、第2方向Dyの位置が同じ第2電極TxAをそれぞれ接続する。例えば、第1方向Dxに隣り合う第2電極TxA−1が第1接続配線LBを介して接続される。第1方向Dxに隣り合う第2電極TxA−2が第1接続配線LBを介して接続される。同様に、第1方向Dxに隣り合う第2電極TxA−mが第1接続配線LBを介して接続される。第1接続配線LBは、第2電極TxAを接続する第2電極接続配線である。第1接続配線LBの第2方向Dyにおける配置間隔は、第2電極TxAの第2方向Dyにおける配置間隔より小さい。
第1方向Dxに接続された複数の第2電極TxAは、第2電極選択回路15(図8参照)に接続される。これにより、第2電極選択回路15は、上述した例と同様に、第1検出モードにおいて、所定の符号に基づいて位相が決められた第1駆動信号Vtx1を、第1方向Dxに接続された複数の第2電極TxAごとに供給する。なお、第1検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、第3電極TxBに、固定された電位(例えばグランド電位)を有する電圧信号を供給する。
第1方向Dxに隣り合う第3電極TxBは、第2接続配線LCを介して接続される。第2接続配線LCは、第2方向Dyに隣り合う第2電極ブロックBKAの間を通って、第3電極TxBどうしを接続する。第2接続配線LCは、第3電極TxBを接続する第3電極接続配線である。第2接続配線LCは、平面視で、第1電極Rxと交差して設けられる。第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxBは、第3電極ブロックBKBを構成する。第3電極ブロックBKBは、第2電極選択回路15(図8参照)に接続される。これにより、第2電極選択回路15は、上述した例と同様に、第2検出モードにおいて、第2駆動信号Vtx2を、時分割で第3電極ブロックBKBに供給する。この場合、第2駆動信号Vtx2は、第3電極ブロックBKBごとに同じ位相を有する電圧信号である。なお、第2検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、第2電極TxAに、固定された電位(例えばグランド電位)を有する電圧信号を供給する。なお、第2検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、第1実施形態と同様に複数の第2電極TxAからなる第2電極ブロックBKAごとに、時分割で第2駆動信号Vtx2を供給してもよい。
つまり、第2電極TxAは、第1検出モードにおける駆動電極であり、第3電極TxBは、第2検出モードにおける駆動電極である。第1電極Rxは、第1検出モードの検出電極と、第2検出モードの検出電極との機能を兼ねる。本実施形態においても、第1電極Rxは、第3電極TxBと重ならない位置に設けられている。第3電極TxBは、平面視で、第2領域DRBにおいて、第1電極Rx、第2電極TxA及び第1接続配線LBと重ならない位置に設けられる。これにより、第1電極Rxと第3電極TxBとの間に形成される容量を小さくすることができる。このため、検出装置1Aは、良好に第1検出モードの検出を行うことができる。
また、第1接続配線LB及び第2接続配線LCも第1電極Rxと重ならない位置に設けられる。これにより、なお、第1接続配線LB及び第2接続配線LCと、第1電極Rxとの間に形成される容量を小さくすることができる。なお、図15では図示を省略しているが、図8と同様に、第2領域DRBに複数のダミー電極Rxdを設けてもよい。
(第3実施形態)
図16は、第3実施形態に係る検出装置の検出領域を説明するための説明図である。図17は、第3実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。なお、上述した第1実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態において、第1領域DRAは、千鳥配置されている。第2領域DRBは、第1領域DRAの間の領域である。第1領域DRA及び第2領域DRBは、第2方向Dyにおいて交互に配置される。具体的には、第1領域DRAは、第1方向Dxに第1領域幅WR1aを有する。また、複数の第1領域DRAは、第1方向Dxに第2領域幅WR2aの間隔を有して配列される。さらに、第1領域DRAは、第2方向Dyに第3領域幅WR3を有する。また、複数の第1領域DRAは、第2方向Dyに第4領域幅WR4の間隔を有して配列される。第2領域幅WR2aは第1領域幅WR1a以上である。第4領域幅WR4は第3領域幅WR3よりも小さい。なお、第4領域幅WR4は第3領域幅WR3以上であってもよい。第1領域幅WR1a及び第3領域幅WR3は、それぞれ例えば4mm程度である。第2領域幅WR2aは、例えば4mm以上である。なお、第2領域幅WR2aは、第1領域WR1aより小さくてもよい。また、第1領域幅WR1aと第3領域WR3の大きさは異なってもよい。例えば、一つの指の大きさが20mm以下であるため、指をおいた際に指紋の検出に必要な4mmの第1領域DRAが配置されるようにするためには、第2領域幅WR2a及び第4領域幅WR4は、20−4×2=12mm以下であることが望ましい。
さらに、第1方向Dxに隣り合う第1領域DRAの間で、第2方向Dyに延出する第2領域DRBと、第2方向Dyに隣り合う第1領域DRAの間で、第1方向Dxに延出する第2領域DRBと、が交差する位置にも第1領域DRAが設けられる。ここで、図16に示すように、第2方向Dyに配列された第1領域DRAを、第1検出領域群BKDRAとする。i列目の第1検出領域群BKDRA(i)に対して、i+1列目の第1検出領域群BKDRA(i+1)は、各第1領域DRAの第2方向Dyの位置が異なっている。これにより、検出領域DRの全面において、指Finの表面の凹凸を検出することができる。
図17に示すように、本実施形態では、センサ基板21の検出領域DRに、第1電極RxAと、第2電極TxCと、第3電極TxDとが設けられている。第1電極RxAは、第1領域DRAに設けられる。図17に示す例では、第1電極ブロックBKRは、複数の第1電極RxA−1、RxA−2、…、RxA−nを含む。第1電極ブロックBKRに含まれる第1電極RxAの数nは、例えば9である。複数の第1電極ブロックBKRは、第1方向Dxに離隔して配列され、且つ、第2方向Dyに離隔して配列される。複数の第1電極ブロックBKRは、図16に示す複数の第1領域DRAと同様に千鳥配置されている。なお、図17において、図面を見やすくするために、第1電極RxAは直線状に示しているが、図8、図15と同様に、ジグザグ状であってもよい。
第2方向Dyに隣り合う第1電極ブロックBKRの各第1電極RxAは、それぞれ第7接続配線LHを介して接続される。第7接続配線LHは、第1方向Dxに隣り合う第2電極ブロックBKCと、第3電極ブロックBKDとの間を通って、第1電極RxAどうしを接続する。第7接続配線LHは、第1電極RxAを接続する第1電極接続配線である。第7接続配線LHは、第1電極ブロックBKRに含まれる第1電極RxAのうち、第1方向Dxの位置が同じ第1電極RxAをそれぞれ接続する。第2方向Dyに隣り合う第1電極RxA−1が、第7接続配線LHを介して接続される。第2方向Dyに隣り合う第1電極RxA−2が、第7接続配線LHを介して接続される。同様に、第2方向Dyに隣り合う第1電極RxA−nが、第7接続配線LHを介して接続される。第7接続配線LHの第1方向Dxにおける配置間隔は、第1電極RxAの第1方向Dxにおける配置間隔より小さい。
第2電極TxCは、第1領域DRAに設けられ、第1方向Dxに延出し、第2方向Dyに複数配列される。第2電極TxCは、平面視で、第1電極RxAと交差する。ここで、第2方向Dyに配列された複数の第2電極TxC−1、TxC−2、…、TxC−mを、第2電極ブロックBKCとする。第2電極ブロックBKCは、第1方向Dxに離隔して設けられ、且つ、第2方向Dyに離隔して設けられる。
第3電極TxDは、第2領域DRBに設けられる。第3電極TxDは、第1方向Dxに隣り合う第2電極ブロックBKCの間に配置される。つまり、第3電極TxDは、第1方向Dxに隣り合う第1電極ブロックBKRの間に配置される。また、第3電極TxDは、第2方向Dyに隣り合う第2電極ブロックBKCの間に配置される。つまり、第3電極TxDは、第2方向Dyに隣り合う第1電極ブロックBKRの間に配置される。
4つの第1領域DRAで囲まれた第2領域DRBには、2つの第3電極TxD−1と第3電極TxD−2とが設けられている。第3電極TxD−1と第3電極TxD−2とは、第2方向Dyに隣り合って設けられている。第3電極ブロックBKDは、第3電極TxD−1と第3電極TxD−2とを含む。第3電極TxD−1と第3電極TxD−2とは、略矩形状である。各第2電極TxCの第2方向Dyでの幅(第3電極幅WE3)は、第3電極TxDの第2方向Dyでの幅(第4電極幅WE4)よりも小さい。第3電極TxDは、第2電極TxCと同層に設けられる。これにより、第3電極TxDを第2電極TxCと同じ工程で形成することができ、製造コストを抑制できる。第3電極TxD−1と第3電極TxD−2とは、多角形状やメッシュ形状であってもよい。
第1方向Dxに隣り合う第2電極TxCは、第3接続配線LD及び第4接続配線LEを介して接続される。第3接続配線LD及び第4接続配線LEは、第2電極接続配線である。第3接続配線LD及び第4接続配線LEは、第2方向Dyに隣り合う第3電極TxD−1と第3電極TxD−2との間を通って、複数の第2電極TxCを接続する。第3接続配線LD及び第4接続配線LEは、第2電極ブロックBKCに含まれる第2電極TxCのうち、第2方向Dyの位置が同じ第2電極TxCをそれぞれ接続する。例えば、第1方向Dxに隣り合う第2電極TxC−1は第3接続配線LDを介して接続される。第1方向Dxに隣り合う第2電極TxC−2は第3接続配線LDを介して接続される。同様に、第1方向Dxに隣り合う第2電極TxC−nは第4接続配線LEを介して接続される。第3接続配線LD及び第4接続配線LEの第2方向Dyにおける配置間隔は、第2電極TxCの第2方向Dyにおける配置間隔より小さい。
第1方向Dxに隣り合う第3電極TxD−1は、第6接続配線LGを介して接続される。第6接続配線LGは、第2方向Dyに隣り合う第2電極ブロックBKCと、第3電極ブロックBKDとの間を通って、第3電極TxD−1どうしを接続する。同様に、第1方向Dxに隣り合う第3電極TxD−2は、第5接続配線LFを介して接続される。第5接続配線LFは、第2方向Dyに隣り合う第2電極ブロックBKCと、第3電極ブロックBKDとの間を通って、第3電極TxD−2どうしを接続する。第5接続配線LF及び第6接続配線LGは、第3電極接続配線である。
第1電極RxAを接続する第7接続配線LHは、第3接続配線LD、第4接続配線LE、第5接続配線LF及び第6接続配線LGと、平面視で交差する。また、第7接続配線LHは、第3電極TxD−1及び第3電極TxD−2と重ならない領域に設けられている。このため、第7接続配線LHと第3電極TxDとの間に形成される容量を抑制することができる。また、第1電極RxAは、第5接続配線LF及び第6接続配線LGと重ならない位置に設けられている。このため、第1電極RxAと、第5接続配線LF及び第6接続配線LGとの間に形成される容量を抑制することができる。
第1方向Dxに接続された複数の第2電極TxCは、第2電極選択回路15(図8参照)に接続される。これにより、第2電極選択回路15は、第1検出モードにおいて、所定の符号に基づいて位相が決められた第1駆動信号Vtx1を、第1方向Dxに接続された複数の各第2電極TxCに供給する。なお、第1検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、第3電極TxD−1、TxD−2に、固定された電位(例えばグランド電位)を有する電圧信号を供給する。
第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxD−1は、第2電極選択回路15(図8参照)に接続される。同様に、第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxD−2は、第2電極選択回路15(図8参照)に接続される。これにより、第2電極選択回路15は、第2検出モードにおいて、第2駆動信号Vtx2を、第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxD−1及び第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxD−2に供給する。第2電極選択回路15は、第3電極ブロックBKDごとに時分割で第2駆動信号Vtx2を供給してもよい。または、第2電極選択回路15は、第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxD−1及び第1方向Dxに接続された複数の第3電極TxD−2ごとに、時分割で第2駆動信号Vtx2を供給してもよい。第2検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、第2電極TxCに、固定された電位(例えばグランド電位)を有する電圧信号を供給する。なお、第2検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、第1実施形態と同様に複数の第2電極TxCからなる第2電極ブロックBKCごとに、時分割で第2駆動信号Vtx2を供給してもよい。
つまり、第2電極TxCは、第1検出モードにおける駆動電極であり、第3電極TxDは、第2検出モードにおける駆動電極である。第1電極RxAは、第1検出モードの検出電極と、第2検出モードの検出電極との機能を兼ねる。本実施形態においても、第1電極RxAは、第3電極TxD−1、TxD−2と重ならない位置に設けられている。また、第7接続配線LHも、第3電極TxD−1、TxD−2と重ならない領域に設けられている。第3電極TxD−1、TxD−2は、第1電極RxA、第2電極TxC及び各接続配線と重ならない位置に設けられる。このため第1電極RxAと第3電極TxD−1、TxD−2との間に形成される容量を小さくすることができる。このため、検出装置1Bは、良好に第1検出モードの検出を行うことができる。
なお、図17では図示を省略しているが、図8と同様に、第2領域DRBに複数のダミー電極Rxdを設けてもよい。また、4つの第1領域DRAで囲まれた第2領域DRBには、1つ、又は3つ以上の第3電極TxDを設けてもよい。
(第4実施形態)
図18は、第4実施形態に係る検出装置付き表示機器の概略断面構成を示す断面図である。図19は、第4実施形態に係る第1検出領域及び第2検出領域を拡大して示す平面図である。図20は、第2電極から指を介して第1電極に第1駆動信号が伝わる様子を模式的に示す図である。
図18に示すように、本実施形態の検出装置付き表示機器100Aは、表示装置30と、検出装置1Cとを有する。検出装置1Cにおいて、センサ部10Aは、センサ基板21と、カバー部材101とを含む。複数の第1電極RxBは、センサ基板21の上に設けられている。複数の第2電極TxEは、カバー部材101の上に設けられている。言い換えると、センサ基板21の表面に垂直な方向において、第1電極RxBと第2電極TxEとが異なる基板上に配置されている。また、第2電極TxEを覆って保護層111が設けられる。保護層111は、透明樹脂材料で形成される。本実施形態では、保護層111の表面が、指Finが接触又は近接する検出面となる。カバー部材101の額縁領域GAには、コンタクトホールH3が設けられている。複数の第2電極TxEは、第8接続配線LI及びコンタクトホールH3を介して、センサ基板21に設けられたフレキシブルプリント基板76と電気的に接続される。
図19に示すように、第1領域DRAは、千鳥配置されている。第2領域DRBは、第1領域DRAの間の領域である。具体的には、第1領域DRAは、第1方向Dxに第1領域幅WR1bを有する。また、複数の第1領域DRAは、第1方向Dxに第2領域幅WR2bの間隔を有して配列される。さらに、第1領域DRAは、第2方向Dyに第3領域幅WR3bを有する。また、複数の第1領域DRAは、第2方向Dyに第4領域幅WR4bの間隔を有して配列される。第4領域幅WR4bは第3領域幅WR3b以上である。第1領域幅WR1bは第2領域幅WR2bよりも大きい。なお、第1領域幅WR1bは第2領域幅WR2b以下であってもよい。また、第1領域幅WR1bと第3領域WR3bの大きさは異なってもよい。例えば、第1領域幅WR1b及び第3領域幅WR3bは4mm以下である。また、例えば、一つの指の大きさが20mm以下であるため、指をおいた際に指紋の検出に必要な4mmの第1領域DRAが配置されるようにするためには、第2領域幅WR2b及び第4領域幅WR4bは、20−4×2=12mm以下であることが望ましい。
複数の第1電極RxBは、各第1領域DRAに、マトリクス状に配置されている。複数の第1電極RxBは、第1方向Dxに配列され、かつ、第2方向Dyに配列される。複数の第1電極RxBは、第1配置間隔Prx1を有して第1方向Dxに配置されている。ここで、1つの第1領域DRAと重なる複数の第1電極RxBを、第1電極ブロックBKRBとする。複数の第1電極ブロックBKRBは、第2配置間隔Prx2を有して第1方向Dxに配置されている。複数の第1電極RxBは、第3配置間隔Pry1を有して第2方向Dyに配置されている。複数の第1電極ブロックBKRBは、第4配置間隔Pry2を有して第2方向Dyに配置されている。
1つの第1電極ブロックBKRBに含まれる複数の第1電極RxBは、それぞれ第9接続配線LJを介して、異なる出力信号線LKに接続される。1つの出力信号線LKには、複数の第1電極ブロックBKRBが接続される。これにより、各第1電極ブロックBKRBは第1電極選択回路16Aに接続される。第1電極選択回路16Aの構成は、特に限定されないが、例えば図13に示す第1電極選択回路16と同様の構成とすることができる。
なお、複数の第1電極RxBは、第1領域DRAにおいて、3行3列で配置されているが、これに限定されない。複数の第1電極RxBは、4行以上又は4列以上であってもよい。第1電極RxBの、第1方向Dxに配置される数と、第2方向Dyに配置される数が異なっていてもよい。
第2電極TxEは、第1電極ブロックBKRBを囲む環状である。第1電極ブロックBKRBは、平面視で、第2電極TxEで囲まれた領域内に配置される。なお、第2電極TxEは、閉じた環状であるが、これに限定されない。例えば、第2電極TxEの一部にスリットが設けられていてもよい。或いは、第2電極TxEの4辺のうち、1辺を省略してもよい。第2電極TxEは、それぞれ第8接続配線LIを介して第2電極選択回路15(図8参照)に接続される。第1検出モードにおいて、第2電極選択回路15は、複数の第2電極TxEに、時分割で、第1駆動信号Vtx1を供給する。この場合、第1駆動信号Vtx1は、各第2電極TxEに同じ位相を有する電圧信号である。
図20に示すように、第2電極TxEはカバー部材101の上に設けられている。第1電極RxBは、センサ基板21の一方の面21aに設けられている。このため、指Finが検出面に接触又は近接した場合、第2電極TxEに指Finが接触又は近接する。なお、図20では、保護層111を省略して示しているが、指Finが保護層111を介して第2電極TxEに近接する場合も同様である。第1検出モードにおいて、第2電極TxEに供給された第1駆動信号Vtx1は、指Finと、カバー部材101とを介して第1電極RxBに伝わる。つまり、指Finが、駆動電極の一部として作用する。このため、接触状態では、駆動電極と検出電極との離隔距離が実質的に小さくなる。駆動電極と検出電極との間の容量素子は、非接触状態での容量値よりも容量値の大きい容量素子として作用する。第1電極RxBは、それぞれ、第1電極RxBと指Finとの間の容量変化に応じた検出信号Vdetを第1電極選択回路16Aに出力する。
第1電極選択回路16Aは、図13に示した例と同様に、第1電極ブロックBKRBのうち、所定の符号に基づいて選択された第1電極RxBを、出力信号線Lsigに接続する。これにより、CDM駆動が実行される。
第2検出モードでは、検出装置1Cは、第1電極RxBの自己容量に基づいて、指Finの接触又は近接を検出する。具体的には、検出制御部11の駆動部11aは、第1電極選択回路16Aを介して第1電極ブロックBKRBに、第2駆動信号Vtx2を供給する。第1電極選択回路16Aは、第1電極ブロックBKRBの各第1電極RxBを、出力信号線Lsigに接続する。第1電極ブロックBKRBは、指Finと第1電極RxBとの間の容量変化に応じた検出信号Vdetを第1電極選択回路16Aに出力する。これにより、検出装置1Cは、第2検出モードのタッチ検出を行うことができる。
なお、検出装置1Cは、第2電極TxEと第1検出電極RxBとの間の相互容量に基づいて、第2検出モードのタッチ検出を行ってもよい。この場合、図20と同様に、第2電極選択回路15は、複数の第2電極TxEに、時分割で、第2駆動信号Vtx2を供給する。第1電極選択回路16Aは、第1電極ブロックBKRBの各第1電極RxBを、出力信号線Lsigに接続する。これにより、第1電極ブロックBKRBは、指Finと第1電極RxBとの間の容量変化に応じた第2検出信号Vdet2を第1電極選択回路16Aに出力する。
本実施形態においても、検出領域DRの全面に、所定の第1配置間隔Prx1及び第3配置間隔Pry1で第1電極RxBを設けた場合に比べて、第1電極RxBの数を少なくすることができる。これにより、複数の第1電極RxBと複数の第2電極TxEとの間で形成される静電容量の合計を小さくすることができる。また、第1電極RxBと第1電極選択回路16Aとを接続する第9接続配線LJの数を少なくすることができる。第9接続配線LJと第2電極TxEとの間で形成される静電容量の合計を小さくすることができる。このため、検出装置1Cは、検出領域DRの全面で良好に第1検出モードの検出を行うことができる。
なお、図18に示すように、第1電極RxBと第2電極TxEは、異なる基板上に設けられているが、これに限定されない。第1電極RxBと第2電極TxEとは、同じセンサ基板21の上に設けられていてもよい。又は、第1電極RxBと第2電極TxEとは、同じカバー部材101に設けられていてもよい。第1電極RxB及び第2電極TxEの形状や配置は、適宜変更することができる。また、本実施形態において、第1領域DRAは千鳥配置されている構成に限定されない。第1領域DRAは、例えばマトリクス状に配置されていてもよい。すなわち、第1電極ブロックBKRB及び第2電極TxEは、マトリクス状に配置されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態の検出装置1Cは、第1領域DRAに設けられた複数の第1電極RxBを囲む第2電極TxEを有し、第1電極は、第1検出領域RxBにマトリクス状に設けられる。また、検出装置1Cは、センサ基板21(第1基板)と対向するカバー部材101(第2基板)を有し、第2電極TxEは、カバー部材101に設けられる。
(第5実施形態)
図21は、第5実施形態に係る検出装置付き表示機器の概略断面構成を示す断面図である。本実施形態の検出装置付き表示機器100Bは、表示装置30と、検出装置1Dとを有する。検出装置1Dは、カバー部材101と、第1電極Rxと、第2電極Txとを有する。第1電極Rx及び第2電極Txは、カバー部材101の第2面101bに設けられている。第1電極Rx及び第2電極Txの平面視での構成は、第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。なお、第1電極選択回路16及び第2電極選択回路15等の各種回路もカバー部材101の額縁領域GAに設けられる。また、フレキシブルプリント基板76は、カバー部材101に接続される。
本実施形態の検出装置付き表示機器100Bは、図4、図6に示すセンサ基板21を省略することができる。このため、指Finと、第1電極Rx及び第2電極Txとの距離を小さくすることができ、検出感度を高めることができる。また、カバー部材101は、検出装置付き表示機器100Bを保護する保護基板であり、且つ、検出装置1Dのセンサ基板21の機能を兼ねる。このため、検出装置付き表示機器100Bの薄型化が可能である。
なお、第1電極Rx及び第2電極Txは、カバー部材101の第1面101aに設けることも可能である。この場合、第1電極Rx及び第2電極Txを覆う保護層が設けられる。
(第6実施形態)
第1実施形態から第5実施形態に示した検出装置1、1A、1B、1C、1Dは、検出装置付き表示機器100、100Bとして用いられる例を示したが、これに限定されない。図22は、第6実施形態に係る検出装置の概略断面構成を示す断面図である。検出装置1Eは、センサ基板21と、第1電極Rxと、第2電極Txとを有する。センサ基板21には、第1電極Rx及び第2電極Txを覆う絶縁層83Aが設けられる。第1電極Rx及び第2電極Txの構成は、第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。また、第1電極選択回路16及び第2電極選択回路15等の各種回路もセンサ基板21の額縁領域GAに設けられる。
検出装置1Eは、個人認証等のセキュリティ対策が必要な電子機器に搭載できる。検出装置1Eが搭載される電子機器として、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等の携帯端末、補助錠等の入退室管理端末、クレジットカード等のカード認証端末、ATM、車載の生体認証端末等が挙げられる。
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。
1、1A、1B、1C、1D、1E 検出装置
10、10A センサ部
11 検出制御部
15 第2電極選択回路
16、16A 第1電極選択回路
17 カウンタ回路
21 センサ基板
23a、23b 電極部
24 接続部
26a、26c 第1直線部
26b、26d 第2直線部
26x 屈曲部
30 表示装置
40 検出部
100、100B 検出装置付き表示機器
DR 検出領域
DRA 第1領域
DRB 第2領域
LA 駆動信号線
LB 第1接続配線
LC 第2接続配線
LD 第3接続配線
LE 第4接続配線
LF 第5接続配線
LG 第6接続配線
LH 第7接続配線
LI 第8接続配線
LJ 第9接続配線
Rx、RxA、RxB 第1電極
Rxd ダミー電極
Tx、TxA、TxC、TxE 第2電極
TxB、TxD 第3電極
WE1 第1電極幅
WE2 第2電極幅
WE3 第3電極幅
WE4 第4電極幅
WR1、WR1a、WR1b 第1領域幅
WR2、WR2a、WR2b 第2領域幅
WR3、WR3b 第3領域幅
WR4、WR4b 第4領域幅

Claims (19)

  1. 第1基板と、
    被検出体の表面の凹凸を検出する複数の第1領域と、
    前記第1領域とは異なる第2領域と、
    前記第1基板上に配置される複数の第1電極と、を有し、
    前記複数の第1電極は、前記第1基板の表面に平行な第1方向において、第1間隔で配置される前記第1電極と、前記第1間隔より大きな第2間隔で配置される前記第1電極とを有し、
    前記第1領域は、前記第1間隔で配置される前記第1電極が配置され、
    前記第2領域は、前記第2間隔で配置される前記第1電極の間に配置される、検出装置。
  2. 複数の第2電極と、
    複数のスリットを有するダミー電極と、を有し、
    前記第1電極は、前記第1領域において、前記第1方向に交差する第2方向に延在し、
    前記第2電極は、前記第1領域及び前記第2領域において、前記第1方向に延在し、
    前記ダミー電極は、前記第2領域において、前記スリットが前記第2電極と重畳するように配置される、請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第2電極は、電極部と、隣接する前記電極部を結ぶ接続部とを有し、
    前記第1電極は、前記第1領域において、隣接する前記電極部の間であって、前記接続部と交差するように配置され、
    前記ダミー電極は、前記第2領域において、隣接する前記電極部の間に配置され、前記スリットが前記接続部と重畳する位置に配置される、請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記接続部は、前記第2方向における位置が異なる第1接続部と第2接続部とを有し、
    前記スリットは、前記第1接続部と重畳する位置に配置される第1スリットと、前記第2接続部と重畳する位置に配置される第2スリットとを有する、請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記第1領域に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に配列された複数の第2電極と、
    前記第2領域に設けられた第3電極と、を有し、
    前記第2電極の前記第2方向の幅は、前記第3電極の前記第2方向の幅よりも小さい、請求項1に記載の検出装置。
  6. 前記第2領域を挟んで前記第1方向に隣り合う前記第2電極は、第2電極接続配線を介して接続され、
    前記第3電極は、平面視で、前記第1電極、前記第2電極及び前記第2電極接続配線と重ならない位置に設けられる、請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記第2領域を挟んで前記第1方向に隣り合う前記第2電極は、第2電極接続配線を介して接続され、
    前記第2電極接続配線の前記第2方向における配置間隔は、前記第2電極の前記第2方向における配置間隔より小さい、請求項5に記載の検出装置。
  8. 前記第1領域を挟んで前記第1方向に隣り合う前記第3電極は、第3電極接続配線を介して接続される、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 前記第2電極及び前記第3電極を選択する駆動電極選択回路を有し、
    前記駆動電極選択回路は、
    第1検出モードにおいて、複数の前記第2電極ごとに位相が定められた駆動信号を前記第2電極に供給し、
    第2検出モードにおいて、前記第3電極に駆動信号を供給する、請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の検出装置。
  10. 前記第1領域及び前記第2領域は、第2方向において交互に配置される、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の検出装置。
  11. 前記第2方向に隣り合う前記第1領域に設けられた前記第1電極は、前記第2領域に設けられた第1電極接続配線を介して前記第2方向に接続される、請求項10に記載の検出装置。
  12. 前記第1電極接続配線の前記第1方向における配置間隔は、前記第1電極の前記第1方向における配置間隔より小さい、請求項11に記載の検出装置。
  13. 前記第1領域に設けられた複数の前記第1電極を囲む第2電極を有し、
    前記第1電極は、前記第1領域にマトリクス状に設けられる、請求項1に記載の検出装置。
  14. 前記第1基板と対向する第2基板を有し、
    前記第2電極は、前記第2基板に設けられる、請求項13に記載の検出装置。
  15. 複数の第2電極と、
    前記第2電極を選択する駆動電極選択回路を有し、
    前記駆動電極選択回路は、
    前記第1領域での検出を行う第1検出モードにおいて、前記第2電極ごとに位相が定められた駆動信号を前記第2電極に供給し、
    前記第1検出モードよりも大きい検出ピッチで検出を行う第2検出モードにおいて、複数の前記第2電極を含む第2電極ブロックごとに、駆動信号を供給する、請求項1に記載の検出装置。
  16. 前記第1電極を選択する第1電極選択回路を有し、
    前記第1電極選択回路は、
    前記第1領域での検出を行う第1検出モードにおいて、前記第1領域ごとに、複数の前記第1電極のうち選択された1つ以上の前記第1電極を1つの出力信号線に接続し、
    前記第1検出モードよりも大きい検出ピッチで検出を行う第2検出モードにおいて、前記第1領域ごとに、複数の前記第1電極をまとめて1つの出力信号線に接続する、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の検出装置。
  17. 前記第1電極の配置間隔は、100μm以下である、請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の検出装置。
  18. 前記第2領域には、検出電極として機能しないダミー電極が設けられる、請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の検出装置。
  19. 請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の検出装置と、
    画像を表示させる表示素子を有する表示装置とを、含み、
    前記検出装置は、前記表示装置の上に設けられる検出装置付き表示機器。
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