JP2019123628A - 作物の育成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作物の育成方法の提供。【解決手段】(A)軽焼マグネシア又は水酸化マグネシウム、(B)炭酸塩1種以上、(C)クエン酸及び/又はフミン酸を含む水懸濁液を作物に対して施肥する、作物の育成方法。【選択図】なし

Description

本発明は、作物の高温障害防止効果が高い作物の育成方法に関する。
近年、地球温暖化による夏季の高温障害が、主要作物の小麦や米に及び、品質低下及び収量低下が問題になりつつある。
小麦や米の高温障害は、出穂〜刈り取りまでの期間に高温の影響を受けると、生育速度が早まり、つまりクロロフイルがカロチノイドに置換される速度が早くなり、穂に対するデンプン輸送が阻害されることで結果的に白未熟粒が発生し易くなる、といったメカニズムで生じる。
よって、黄変速度、つまりクロロフイルがカロチノイドに置換される速度を人為的にコントロールすれば、高温障害の問題は解決されると考えられる(非特許文献1)。
黄変(黄化)とは、植物が秋近くになると葉緑素がカロチンに代謝し、いわゆる紅葉現象を示し、始めは黄化し更に赤色に変化する場合と、黄化にとどまる場合とがある。
作物の高温障害を防止する方法として、稲作における深水管理や、作物高温障害防止シート等を用いる以外に、糖発酵有機酸水溶液とマグネシウム塩を共存させたことを特徴とする葉面散布剤(特許文献1)等が挙げられる。
また、本発明者らが開発したマグネシア系固化材は、土壌固化材や抑草剤として作用するだけでなく、休眠打破した種子を選択的に発芽させる効果や、カドミウムを含む土壌で生育した飼料イネや大豆に撒布すると、イネや大豆のカドミウム吸収作用を抑制することができる効果といった、様々な作用効果を近年見出した(特許文献2〜4、非特許文献2、3)。
特開2006−036684号公報 特開2005−213277号公報 特開2007−330114号公報 特開2012−205556号公報
水稲の高温障害対策技術平成23年10月 農研機構 ホーム>研究情報>研究成果>成果情報>農村工学研究所 2008年の成果情報>「マグホワイトと石灰窒素の併用による飼料イネのカドミウム吸収抑制効果」 第240回日本作物学会講演会要旨集p.21-「高温登熟下でコシヒカリの基部未熟粒率を減らす穂肥施用法」、2015年09月03日公開
本発明は、高温耐性に関わる品種改良よりも、簡易かつ即効性があり、作物の品質を維持したまま、高温障害を防止することの出来る、作物の育成方法を提供することを課題とする。
本発明は、(A)軽焼マグネシア又は水酸化マグネシウム、(B)炭酸塩1種以上、(C)クエン酸及び/又はフミン酸を含む水懸濁液を作物に対して施肥する、作物の育成方法を提供する。
本発明の育成方法を用いると、作物の品質を維持したまま、高温障害を防止することが出来るため、作物の収穫量を増量させることができる。
また、本発明の育成方法は、高温耐性に関わる品種改良よりも、容易かつ省力的で、比較的即効性があるため、低コストで作物の収穫量の増量が見込める。
さらに本発明は、施肥する時期により、黄化(黄変)した作物が再び緑化する二次緑化という効果も得られる。
<水懸濁液>
本発明の作物の育成方法では、(A)軽焼マグネシア又は水酸化マグネシウム、(B)炭酸塩1種以上、(C)クエン酸及び/又はフミン酸を含む水懸濁液を使用する。
(A)成分は、軽焼マグネシア及び/又は水酸化マグネシウムであって、ブレーン値(比表面積)2.000以上の微粉体のものが好ましく、4.000以上の微粉体のものがより好ましい。
(A)成分が水酸化マグネシウムの場合、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、有機酸マグネシウム等を、水酸化ナトリウム等を用いて、水酸化マグネシウムとしたものを使用してもよい。
また、自然界に存在する、マグネサイト(炭酸水素マグネシウム)及びブルサイト(水酸化マグネシウム)、ドロマイト等の含マグネシウム鉱物を使用する場合、本発明のような生理作用は観察されていないため、それらを人工的に焼成又は粉砕する必要がある。
マグネサイト(炭酸水素マグネシウム)は、焼成温度600℃〜900℃の温度で焼成されたものを使用することができる。900℃以上の焼成温度では、死焼マグネシアとなり、不活性であるため、水和反応も生じず、本発明では使用することができない。
ブルサイト(水酸化マグネシウム)は、結晶性のブルサイトの場合、焼成温度600℃〜900℃で焼成したものを使用することができる。海水から抽出した海水水酸化マグネシウムの場合、乾燥のみで生理活性があるために、水懸濁液状でも使用することが出来る。
ドロマイト(炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウムの複塩)は、焼成温度が600℃〜900℃で軽焼したものを使用することができる。
しかし、国産ドロマイトは、マグネシウム含有量が低く、生理活性が低いきらいがある。よって、軽焼マグネシアを補填すれば、本発明でも使用することができる。焼成ドロマイトとして用いる場合は、脱炭酸し用いるか、無機酸又は有機酸を添加して、マグネシアを解離させたものを使用することができる。
その他、ジャモン岩、カンラン、ニッケルスラグ等の含マグネシウム鉱物は、硫酸又は塩酸などを反応させて、のちに中和させて、水酸化マグネシウムとして遊離したものを使用することができる。
また、ジャモン岩、カンランなどは、焼成温度600℃〜800℃で焼成したものを使用することができる。焼成温度が800℃より高いものは、生理活性は喪失しているので、本発明では使用することができない。
(A)成分は、必ずしも純品の必要はなく、カルシウム、鉄、アルミ、ケイ酸を含むものでもよく、ク溶性といわれるものでもよいが、マグネシア又は水酸化マグネシウムを50質量%以上含有するものが好ましい。
(B)成分は、炭酸塩であり、(A)成分と炭酸化反応させるための成分である。
(B)成分の炭酸塩は、重炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダ、重炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸グァニジン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸リチウム、塩基性炭酸カリウム等の炭酸塩1種以上から選ばれるもの好ましく、重炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダがより好ましい。
炭酸ソーダは、アルカリ性が高く、作物に対して、好ましくないために、又、反応速度が早く、アルカリ土類金属塩と激しく反応するため、本発明の(B)成分としては使用することができない。
(C)成分は、クエン酸、フミン酸またはクエン酸とフミン酸の混合物である。その他、施肥形態が葉面散布である場合には、(C)成分として、ケトカルボン酸又はその塩、酒石酸やリンゴ酸等のヒドロキシカルボン酸又はその塩、ケトグルタール酸又はその塩、ケトグルコン酸又はその塩、ケトグルコン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸又はその塩、ポリフェノール等から選ばれる1種以上を併用することもできる。
水懸濁液中の(A)成分、(B)成分及び(C)成分の合計100質量%中の各成分の含有割合は、
(A)成分は65〜90質量%が好ましく、70〜85質量%がより好ましく、
(B)成分は10〜30質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましく、
(C)成分は0.5〜5質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
本発明で用いる水懸濁液は、施肥方法が葉面散布の場合には、さらに(D)成分として多糖類を含有することができる。
(D)成分の多糖類としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシメチルセルロース、アルファー澱粉糊、フノリ、ポリビニルアルコール等を使用することができる。
水懸濁液中の(D)成分の含有量は、(A)成分〜(C)成分の合計量100質量部に対して0.1〜5質量部が好ましい。
また、水懸濁液には、本発明の効果が得られる範囲内で作物の育成に使用可能な成分、例えば、肥料、土壌改良剤、農薬などを含有させることもできる。
本発明で用いる水懸濁液は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分を含み、これらを水に分散させたものである。
本発明でいう水懸濁液は、流動性の高い状態のものから、どろどろの水懸濁液状態のものまで含むものであり、施肥の状況に応じて状態を調整することができる。
本発明で用いる水懸濁液は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分が粉体である場合、これらを混合して粉体混合物を作成し、水に分散させて水懸濁液を調製することができる。
また本発明で用いる水懸濁液は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分をそれぞれ水に分散させて、各懸濁液を調製し、各々を合流させて一液の水懸濁液とすることができる。
<作物の育成方法>
本発明の作物の育成方法では、上記した水懸濁液を作物に対して施肥する。
水懸濁液の作物への施肥方法は、作物の種類や生育状況に応じて調整することができるが、本発明で用いる水懸濁液は調製直後がもっとも生理活性が高いため、水懸濁液を調製後、直ちに施肥するか、水懸濁液を調製しながら施肥することが好ましい。
上記(A)成分〜(C)成分が水に分散された水懸濁液中では、例えば(C)成分がクエン酸の場合、(A)成分〜(C)成分の水系での反応が進行し、徐々にクエン酸マグネシウム量が増大して、3Mgクエン酸・塩基性炭酸マグネシウムになるという、塩基性炭酸マグネシウムの中間物質を生成する反応が進行する。これらはいずれも水に難溶であるが、反応初期にはゲル状であり、経過時間とともに水に難溶となる。
また水懸濁液の調製直後は、(C)成分が、マグネシウムイオンとキレート化して減水作用及び分散作用により、流動性が高く、土に対して浸透し易くなり、葉面散布した場合には葉面からの吸収を助ける作用がある。
このように、作物に対する生理活性がもっとも高い前記中間物質は、その相変化と同時に、暫時反応が進行するに従い、安定な塩基性炭酸マグネシウムとなり、作物に対する生理作用は失われる、つまり水懸濁液が長期放置されると生理作用は喪失する。
従って、水懸濁液から、ゲルを生成し、塩基性炭酸マグネシウムの結晶が生成するまでの間に、作物に施肥する必要がある。
このような現象は、前記水懸濁液中の(A)成分の含有量を増量しても減量しても変化せず、単に時間の経過のみで、生理作用が変化するという、植物生理学的には、あまり例のない現象である。
本発明において水懸濁液を調製後、直ちに作物に施肥するときは、好ましくは水懸濁液を調製後60分以内に施肥する。
本発明において水懸濁液を調製しながら施肥するときは、例えば、(A)成分を水に分散させて水懸濁液とし(A液)、(B)成分と(C)成分の混合物を水に溶解させて水懸濁液とし(BC液)、Y字管の分岐した二手にそれぞれA液とBC液を注ぎ、一液として混合しながら、作物に施肥する方法を使用できる。
本発明で用いる水懸濁液は、イネ科作物に対しては、好ましくは50〜150g/m、より好ましくは80〜120g/mになるように施肥することができる。
マメ科作物に対しては、好ましくは15〜150g/m、より好ましくは10〜100g/mになるように施肥することができる。
その他、果菜類の作物に対しては、好ましくは10〜150g/m、より好ましくは30〜120g/mになるように施肥することができ、
茎葉類の作物に対しては、好ましくは20〜100g/m、より好ましくは40〜60g/mになるように施肥することができる。
また、本発明で用いる水懸濁液は、水懸濁液質量(g)/作物質量(g)×100から求められる施肥量(質量%)が、好ましくは1〜10質量%になるように施肥することができる。
本発明で用いる水懸濁液は、作物に対して、数回に分けて施肥(分割施肥)してもよい。
イネ科作物に対しては、例えば1回目の施肥量50g/m、2回目の施肥量50g/m、3回目の施肥量30g/mとなるように施肥することができる。
マメ科作物等の畑作物に対しては、例えば1回目の施肥量50g/m、2回目の施肥量50g/m、3回目の施肥量30g/mとなるように施肥することができる。
本発明で用いる水懸濁液は、そのまま又は適宜希釈して、ほとんどの作物に対して、その作物の根元に施肥される(土壌施肥)が、コマツナ等の葉菜類に対しては、その作物本体である葉面に施肥することができる(葉面施肥)。
本発明の作物の育成方法をイネ科作物に適用する場合、出穂時期に合わせて、施肥することが好ましく、効果的である。
水稲では、立秋より葉緑素がカロチノイドに代謝されて、紅葉現象が起こり、黄変することが観察されるが、この季節に本発明で用いる水懸濁液を施肥すると、緑化現象がみられ、若返りと見受けられる現象が観察される。
具体的には、水稲では、中干期終了以後に、水田水口から、本発明の水懸濁液を流し込み、水戸を閉めて、暫時放置し、第二回目の穂肥を施肥することが好ましい。7日後には、黄変初期であれば、再び緑化が起こり、登熟が遅延し、緑化により、登熟期が延長されるために、時間を要して登熟が進行するようになる。中干後はすでに、成長は出穂により、生育が停止している季節であり、この季節に施肥することで、水稲にはストレスを与えることなく、登熟を完成させることができる。
一方、施肥しない水稲では、黄変が進行し易く、黄変速度が早いために、未白粒が増加し、乳白粒が稲穂の全体に拡大して、収量低下と等級低下が起こる。この差は、水田を比較のために、波板で仕切り、施肥するところと施畑しない場所を仕切ることでその差を明確にすることができる。
この方法は、即効性があり、出穂期の気象予測が刈り入れまでの2か月間の短期であるため、対応が容易で、水稲の生育状態に合わせた施肥が行え、分割した施肥でも、対応可能な人為的なコントロールが可能である。
例えば、コシヒカリにおいて、中干しを終えた水田に、水と共に本発明の水懸濁液を、施肥量として30hr/400kg〜30hr/600kg流し込む処理をすると、コシヒカリの実入り開始時期及び登熟が遅れ、その分実入りが良くなり、完全に乾燥した稲穂1本当たりの重量は0.96kg/本となる。なお、本発明の水懸濁液で処理していないコシヒカリでは、乾燥した稲穂1本当たりの重量は0.64kg/本で、全く実の入っていない穂や米粒の状態が完全にないものや登熟していないものもあり、実入りが悪い。この時期の平均温度が38.6℃であったことから、未処理のコシヒカリは高温障害の影響を受け、本発明の水懸濁液で処理したコシヒカリは高温障害の影響を抑制することができたと考えられる。
イネ科作物の小麦では、穂が黄変し始めると藁の部分が追従して黄変し、高温により、この速度が早まると、小麦の穂の粒の増加が阻害され、滅収になることが観察される。従って、穂の黄変速度が遅く、藁躯体の黄変が遅くなることで、実入りの良い小麦の収穫が可能になる。
具体的には、小麦では、出穂後直ちに、本発明で用いる水懸濁液を根元に散布するのみであり、出穂が開花ながら穂が生長して、登熟を待つのみである。
そして、小麦では、出穂後に本発明で用いる水懸濁液を施肥すると、開花期が延長するようになり、穂長が長くなり、収量が増大する。この差はブランクと比較すると明らかに20%は長い穂の長さであり、緑化が継続して穂の長さを伸長させることが明らかである。
同じくイネ科作物のトウモロコシでは、随時収穫が行われ収穫期の長いため、少量ずつ、分割して施肥し、可能な限り収穫期を延長して、多収穫を目指すことが好ましい。
本発明の作物の育成方法をマメ科作物に適用する場合、
弦ありインゲン(インゲンマメ)のように、短期的な収穫型では、収穫量を一度にすることなく、毎週のように定期的に収穫し、施肥もこれに合わせて、分割して施肥する方法と他の主の肥料との組み合わせが必要になる場合がある。
例えば、マメ科のキヌサヤ(エンドウ)は、最も明確な登熟作物で、10月〜11月に播種し、翌年5月末から6月にかけて収穫期を迎え、6月初期には黄変が起こり、3週間ほどで枯死する作物である。この短期間に急速な登熟現象が起こるために、野莱として市場に流通する期間が最も短い作物である。
本発明で用いる水懸濁液を根元に施肥すると、黄変が一時的に停止し、再び、開花が起こり、7日後には収穫することが可能である。更に黄変が起こる場合は、本発明で用いる水懸濁液を根元に再施杷することで、3回目の収穫が可能になる。黄変は根元から発生し、茎の先端に進行する為、施肥は、この根元の黄変に合わせて施肥することで、一時的な緑化が起り、開花して、活性を取り戻すことが、観察される。このような現象は、従来の肥料では不可能で、本発明で初めて観察される施肥効果である。
本発明の作物の育成方法を適用できる植物としては、イネ科作物、マメ科作物以外にも、ジャガイモ、ソバ、タバコ、アズキ、落花生、ナタネ、サトウキビ等の畑作物にも適用可能とみており、キャベツ、ハクサイ、レタス、ホウレンソウ、コマツナ等の葉菜類、野菜のイチゴ、トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、スイカ、カボチャ、キウリ、メロン、タマネギ、ニンジン、ダイコン、サトイモ、ナガイモ、ミツバ、パセリ、セロリ、アスパラガス、ニンニク、シヨウガ、タケノコ、ラツキョウ、花木類にも使用できる。
果実類は、柑橘類の生産においては、収穫期を遅らせて、市場に於ける供給時期を人為的に調節することができると、市場占有率がコントロールしやすくなり、長期に渡る市場獲得が可能である。
果実類(ブドウ、リンゴ、桃、ナシ等)は、本発明を熟成期に適応することで糖度を上げることが可能である。
葉菜類は、葉の伸長が最も重要なため、規格に合わせた葉菜類を収穫するのはかなり困難であり、出荷前の7日間で規格に合わせるには、規格に適合する計画的な施肥量を決定し、長さを前もって決めておく必要があり、7日間の栽培に関する、成長を十分理解しておく必要があり、綿密な栽培技術が要求される。
葉菜類(コマツナ、ホウレンソウ、ハクサイ、レタス等)は、収穫期の2か月前に本発明の水懸濁液を施肥することが好ましい。
イチゴなどをクリスマスの最需要期に合わせた出荷に対応するには、完熟させたイチゴを一時的に生育停止させる必要がある。この場合は、イチゴの根元に対し、水懸濁液70g/イチゴ1000g(施肥量7質量%)を注下して、生育停止を行うことが望ましい。この日数はほぼ7日間であり、花升又は葉面においてもこの方法が行える。
イチゴは開花後受粉するまでに一か月以上経過する必要があるため、本発明の育成方法を適用するには、具体的には、イチゴ株を10月までに活性化して開花させることが好ましい。
ナガイモは、立秋時期に本発明の水懸濁液を地下茎に施肥して活性化させることが好ましい。
花木類は、開花期を最も価値のある、期間としており、開花期の長いほど、付加価値の高い条件を作成することが人為的に調節する方法が好ましい。また、花木類でも、開花期が人為的に長く保持できることにより、観光的な意味から効果は大きいと考えられる。
本発明では、生育途上の花升について、開花を遅延させる目的で用いるもので、単に開花期を遅延させるものであり、導管閉鎖を防止するものではない。
お茶の栽培では、新芽の季節が長く継続し、更に二番茶の収穫が新芽の促進に継続される効果は大きく、コーヒー豆の生産に役立つことが期待できる。
製造例1(水懸濁液の調製)
(A)成分としてマグネシア85質量%、(B)成分として重炭酸ナトリウム10質量%、(C)成分としてクエン酸5質量%を混合して、混合粉末120gを得た。
次に混合粉末120gを水(水道水)1000mLに常温(20〜30℃)で分散させて、水懸濁液を得た。
得られた水懸濁液は、塩基性炭酸マグネシウムの中間物質「クエン酸マグネシウム・塩基性炭酸マグネシウム」、具体的には、Mgクエン酸・塩基性炭酸マグネシウム、2Mgクエン酸・塩基性炭酸マグネシウム及び3Mgクエン酸・塩基性炭酸マグネシウムを含んでいる。
実施例1(水稲=コシヒカリ)
コシヒカリ幼苗を5月11日にプランター長さ1200mm×幅700mm×深さ350mmに水田土壌を300mm深さに入れて、300mm間隔に植え付け、14日後に一発肥料を施肥して、栽培した。
7月26日カッターで茎を縦に切断し、幼穂が発生したのを確認した後、プランターを波板で二分割した(第1領域及び第2領域)。
次に、製造例1と同様に水懸濁液を調製後、直ちに第1領域のコシヒカリが育成する水田土壌の水中に、表2に示す施肥量で施肥し、さらに穂肥30gを第1領域と第2領域の両方に施肥して、9月7日迄栽培し登熟させた。
水懸濁液を施肥した第1領域のコシヒカリは緑化し、9月20日に至り黄変が完了した。
これに対して、第2領域のコシヒカリは、緑化は起こらずに8月16日には黄変が進行し、稲穂の先端3粒が緑化した状態で刈り取りを行った。
この比較対象試験により、本発明の育成方法の効果は、収量で15%増収になり、未熟粒が減少した。この結果は、一次的な緑化現象により、刈取りが遅延し、8日以上黄変が遅れたことによるものである。
因みに、この登熟1か月間の平均温度は、29.5℃以上であり、最高温度は、土壊中温度が43℃である。
実施例2(水稲=コシヒカリ)
水懸濁液の調製以外は、実施例1と同様にした。
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを倍量の240gにし、水1000mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
実施例1同様、直ちに第1領域のコシヒカリの根元に1200mL/cmの割合で施肥し、さらに穂肥30gを第1領域と第2領域の両方に施肥して、9月18日迄栽培し登熟させた。
水懸濁液を施肥した第1領域のコシヒカリは施肥後5日で緑化し、9月26日に至り黄変が完了した。
これに対して、第2領域のコシヒカリは、緑化は起こらずに8月20日には黄変が進行し、稲穂の先端3粒が緑化した状態で9月2日に刈り取りを行った。
この比較対象試験により、本発明の育成方法の効果は、収量で18%増収になり、白穂が皆無であった。この結果は、一次的な緑化現象により、刈取りが遅延し、15日以上黄変が遅れたことによるものである。
因みに、この登熟1か月間の平均温度は、33.5℃以上であり、最高温度は、土壊中温度が42℃である。
実施例3(小麦)
水懸濁液は、製造例1と同様に調製した。
11月6日、プランター長さ1200mm×幅700mm×深さ350mmに、元肥(14-14-14)を60g/mの割合で混ぜた土を入れた。そこに、小麦(サトノソラ)を、150mm間隔で播種し、発芽させた後に、更に(14-14-14)を2か月おきに追肥し、3回にわたり麦踏を行い栽培した。
3月24日出穂し、4月2日に開花した。比較のため、一方は調製した水懸濁液を表2に示す施肥量で小麦の根元に散布し(第1領域)、もう一方はそのまま栽培した(第2領域)。小麦の開花状態は、第2領域の小麦は早く開花が終わり、第1領域の小麦はさらに15日間遅れて開花が継続し、穂の長さが長く伸長した。
開花が進行するにつれて、水懸濁液を散布した第1領域の小麦の穂は、二次緑化がみられて、黄化が遅延し、第2領域の小麦の穂は黄化(黄変)した。6月8日に刈り入れを行い、第2領域の小麦は、麦身長が500mmであるのに対し、水懸濁液を散布した第1領域の小麦の身長は600mmと長く、麦穂10本の重量は、第2領域の小麦は14g、第1領域の小麦は18gで、穂の実の段数は第2領域の小麦は6段に対し、第1領域の小麦は、7段であった。
収量差は、第1領域の小麦は第2領域の小麦よりも20〜33.3%増収した。
実施例4〜10
水懸濁液は、製造例1と同様に調製した。
実施例3の小麦を、大麦、トウモロコシ、大豆、小豆、ソバ、粟(アワ)、スイトピーに代えた以外は、実施例3と同様に栽培、収穫した。収量の増加効果や品質向上効果等を、表2に示した。
実施例11(弦ありインゲン(ジャンビーノ))
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
弦ありインゲン(ジャンビーノ)を800mm×280mm×280mmのプランターに15mm間隔で2粒ずつ播種し、4月28日から第1回の収穫を行った。同じものをもう1セット用意し、一方を第1領域の弦ありインゲン、もう一方を第2領域の弦ありインゲンとした。第1回目の収穫から、毎週ごとに収穫し、第1領域の弦ありインゲンは5月9日に茎の下部が枯れ葉になる時点で水懸濁液を撒布し、第2領域の弦ありインゲンはそのまま放置した。
第1領域の弦ありインゲンは、その後、下茎の葉から緑化が始まった。一方、第2領域の弦ありインゲンは、下茎の葉が黄化すると、徐々に茎の上まで黄化が進行して、開花が停止し、収穫回数は、5回で終了した。
水懸濁液を施肥するごとに第1領域の弦ありインゲンは、繰り返し緑化が起った。この現象は、くり返し行っても各回とも同じ結果が得られ、第1領域の弦ありインゲンは、第2領域の弦ありインゲンに比べて約1.5倍に収量が増加した。
第1領域と第2領域の収穫期の各収量の詳細を、表1に示す。
Figure 2019123628

収穫1回の日数約7日置き
実施例12(キヌサヤ(エンドウ))
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
実施例11の弦ありインゲン(ジャンビーノ)を、キヌサヤに代えた以外は、実施例11と同様に栽培、収穫した。収量の増加効果や品質向上効果等を、表2に示した。
実施例13(タマネギ(ノンクーラー苗))
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
プランターに蛎殻石灰15及び赤魂土7 腐葉土2 パームキユライト1重量部の用土を入れ、更に、化成肥料(14-14-14)100gを加え、堆肥2kgを追加し、14日後にタマネギ(ノンクーラー苗)を定植して栽培した。同じものをもう1セット用意した。
5月14日に茎葉が倒れはじめて、この時、一方のプランターには調製した水懸濁液を表2に示す施肥量で施肥し(第1領域)、もう一方はそのままにし、比較とした(第2領域)。
第1領域のタマネギは、茎葉が元気で、枯れないため10日後収穫し、一方の第2領域のタマネギは、10日前に収穫した。10個平均重量について、第1領域のタマネギは308g、第2領域のタマネギは254gであった。
実施例14、15
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
プランターに蛎殻石灰15及び赤魂土7 腐葉土2 パームキユライト1重量部の用土を入れ、更に、化成肥料(14-14-14)100gを加え、堆肥2kgを追加し、14日後にカボチャまたはスイカを定植して栽培した。同じものをもう1セット用意した。
カボチャまたはスイカの花が開花する直前、一方のプランターには調製した水懸濁液を表2に示す施肥量で施肥し(第1領域)、もう一方はそのままにし、比較とした(第2領域)。第1領域の作物には、作物の花が枯れるまで、表2に示す施肥量を追肥した。収量の増加効果や品質向上効果等を、表2に示した。
実施例16〜18
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
プランターに蛎殻石灰15及び赤魂土7 腐葉土2 パームキユライト1重量部の用土を入れ、更に、化成肥料(14-14-14)100gを加え、堆肥2kgを追加し、14日後にトマト、キウリまたはイチゴを定植して栽培した。同じものをもう1セット用意した。
トマト、キウリまたはイチゴの花が開花した直後、一方のプランターには調製した水懸濁液を表2に示す施肥量で施肥し(第1領域)、もう一方はそのままにし、比較とした(第2領域)。第1領域の作物には、作物の果実が成長している間も、表2に示す施肥量を追肥した。収量の増加効果や品質向上効果等を、表2に示した。
実施例19〜22
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
プランターに蛎殻石灰15及び赤魂土7 腐葉土2 パームキユライト1重量部の用土を入れ、更に、化成肥料(14-14-14)100gを加え、堆肥2kgを追加し、14日後にコマツナ、ホウレンソウ、キャベツ又はレタスを定植して栽培した。同じものをもう1セット用意した。
一方のプランターの作物の茎葉面(コマツナ、ホウレンソウ)又は根元(キャベツ、レタス)には調製した水懸濁液を表2に示す施肥量で施肥し(第1領域)、もう一方はそのままにし、比較とした(第2領域)。第1領域の作物には、作物の葉菜が成長している間も、表2に示す施肥量を追肥した。収量の増加効果や品質向上効果等を、表2に示した。
実施例23〜24
水懸濁液は、製造例1の混合粉末120gを50gにし、水500mLに分散させて、水懸濁液を調製した。
プランターに蛎殻石灰15及び赤魂土7 腐葉土2 パームキユライト1重量部の用土を入れ、更に、化成肥料(14-14-14)100gを加え、堆肥2kgを追加し、14日後にナガイモ又はサトイモを定植して栽培した。同じものをもう1セット用意した。
一方のプランターの作物の根元には調製した水懸濁液を表2に示す施肥量で施肥し(第1領域)、もう一方はそのままにし、比較とした(第2領域)。第1領域の作物には成長している間も、表2に示す施肥量を追肥した。収量の増加効果や品質向上効果等を、表2に示した。
表2の栽培時期の数字は月を表す。
Figure 2019123628


実施例25(大豆)
(1)硫酸マグネシウム粉末を水に溶解してA液とし、ソーダ灰を水に溶かして、B液とした。更にセスキ炭酸ソーダ当量水溶液をC液とし、フミン酸5%液をD液とした。
(2)800mm×280mm×280mmのプランター内の用土に大豆を播種した。そして、A〜D液各々をポンプで圧送して、4液を合流させて、一液とし、大豆の木の根元に、この水懸濁液を60g/m水1000gの水溶液として、散布した。
大豆は、播種期が4月15日以降5月下旬で、収穫期が7月中旬から8月下旬で、枝豆として収穫される。
前記水懸濁液は、開花期を過ぎて、莢が生長するときに大豆の根元に施肥した。
莢の実入りは、夏季の高温により、莢の中の豆数が2で止まることが多い。しかし、前記水懸濁液を散布することで、莢の豆数が3個にすることができた。また、莢の成長速度が遅くなり、10日程度遅延した。
本発明の育成方法は、イネ科作物、マメ科作物、トウモロコシ、ジャガイモ、ソバ、タバコ、アズキ、落花生、ナタネ、サトウキビ、イチゴ、トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、スイカ、カボチャ、キウリ、メロン、タマネギ、キャベツ、ハクサイ、レタス、ホウレンソウ、コマツナ、ニンジン、ダイコン、サトイモ、ナガイモ、ミツバ、パセリ、セロリ、アスパラガス、ニンニク、シヨウガ、タケノコ、ラツキョウ、花木類を育成するときの高温障害を防止するために利用可能である。

Claims (12)

  1. (A)軽焼マグネシア又は水酸化マグネシウム、(B)炭酸塩1種以上、(C)クエン酸及び/又はフミン酸を含む水懸濁液を作物に対して施肥する、作物の育成方法。
  2. (B)成分の炭酸塩が、重炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダ、重炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸グァニジン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸リチウム、塩基性炭酸カリウムから選ばれるものである、請求項1記載の作物の育成方法。
  3. (C)成分として、さらにオキシカルボン酸、ケトグルタール酸、ケトグルコン酸、ケトグルコン酸ナトリウム、リグニンスルボン酸、ポリフェノール、酒石酸及びリンゴ酸から選ばれるものを使用する、請求項1または2記載の作物の育成方法。
  4. さらに(D)成分として多糖類を含有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  5. 前記作物が、イネ科作物、マメ科作物、トウモロコシ、ジャガイモ、ソバ、タバコ、アズキ、落花生、ナタネ、サトウキビ、イチゴ、トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、スイカ、カボチャ、キウリ、メロン、タマネギ、キャベツ、ハクサイ、レタス、ホウレンソウ、コマツナ、ニンジン、ダイコン、サトイモ、ナガイモ、ミツバ、パセリ、セロリ、アスパラガス、ニンニク、シヨウガ、タケノコ、ラツキョウ、花木類から選ばれるものである、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  6. 前記作物が果実類から選ばれるものである、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  7. 前記作物が水稲であるとき、幼穂が発生した後に前記水懸濁液を施肥する、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  8. 前記作物が小麦であるとき、開花後に前記水懸濁液を施肥する、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  9. 前記作物がエンドウであるとき、エンドウの地上部の根元が黄変開始後に前記水懸濁液を施肥する、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  10. 前記作物がダイズであるとき、ダイズの莢の生育を確認後に前記水懸濁液を施肥する、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  11. 前記作物がタマネギであるとき、タマネギの茎葉の倒伏開始後に前記水懸濁液を施肥する、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
  12. 前記作物がインゲンマメであるとき、インゲンマメの果実の収穫と前記水懸濁液の施肥を繰り返して栽培する、請求項1〜4のいずれか1項記載の作物の育成方法。
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