JP2019122983A - ホットプレス用鋼板の加熱方法及びホットプレス品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】焼入れ温度未満に保つ領域と焼入れ温度以上に加熱する領域との境界を明確化できるホットプレス用鋼板の加熱方法を提供し、焼入れ領域と非焼入れ領域との境界を明確化できるホットプレス品の製造方法を提供する。【解決手段】第1領域A1と、第1領域A1に隣設される第2領域B1とを有するホットプレス用鋼板のブランク材1を通電加熱し、通電加熱中に、第1領域A1の表面に対し、第1領域A1と第2領域B1との境界に沿って広がる幕状に且つ表面に垂直な方向に対して第2領域B1側に倒れた傾斜方向に冷却媒体を吹き付けて、第1領域A1をAc1変態点未満に保ち且つ第2領域B1をAc3変態点以上に加熱する。加熱されたブランク材1をプレス成形し、且つブランク材1をプレス型内で冷却することによって第2領域B1を焼入れする。【選択図】図3
Description
本発明は、ホットプレス用鋼板の加熱方法及びホットプレス品の製造方法に関する。
自動車等の車両において、強度の向上及び軽量化の観点から、所謂ホットプレス品が用いられている。ホットプレス品とは、鋼からなる板状のブランク材を熱間プレス加工し且つプレスした状態で金型ごと冷却することにより焼入れしたものである。そして、ブランク材の加熱方法としては、例えばブランク材に電流を流して通電加熱する加熱方法が用いられている。
また、部分的に非焼入れ領域が形成されたホットプレス品も知られている。非焼入れ領域には、例えばピアッシング、トリミング、溶接等の後加工が施される。特許文献1に記載された金属部品の製造方法では、ブランク材の通電加熱中に、ブランク材の選択領域に対して冷却気体が吹き付けられており、これにより選択領域は焼入れ温度未満に保持される。
特許文献1に記載された金属部品の製造方法では、冷却気体が、ブランク材の選択領域の表面及び裏面に対して略垂直に且つ領域の中央部に吹き付けられている。この場合、選択領域に吹き付けられた冷却気体が表面及び裏面に沿って選択領域の周囲に散逸し、選択領域の周囲の昇温も抑制される。加熱後の急冷に伴い、焼入れ温度未満に保持された選択領域は焼入れされず、一方、選択領域の周囲で焼入れ温度以上に加熱された領域は焼入れされるが、選択領域の周囲の昇温が抑制されることに起因して非焼入れ領域と焼入れ領域との間の遷移領域が拡大し、所望の焼入れ硬さ分布が得られないことがある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、焼入れ温度未満に保つ領域と焼入れ温度以上に加熱する領域との境界を明確化できるホットプレス用鋼板の加熱方法を提供し、焼入れ領域と非焼入れ領域との境界を明確化できるホットプレス品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様のホットプレス用鋼板の加熱方法は、第1領域と、前記第1領域に隣設される第2領域とを有するホットプレス用鋼板のブランク材を通電加熱し、通電加熱中に、前記第1領域の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面に対し、前記第1領域と前記第2領域との境界に沿って広がる幕状に且つ前記面に垂直な方向に対して前記第2領域側に倒れた傾斜方向に冷却媒体を吹き付けて、前記第1領域を焼入れ温度未満に保ち且つ前記第2領域を焼入れ温度以上に加熱する。
本発明の一態様のホットプレス品の製造方法は、前記ホットプレス用鋼板の加熱方法によって前記ブランク材を加熱し、加熱された前記ブランク材をプレス成形し、且つ前記ブランク材をプレス型内で冷却することによって前記第2領域を焼入れする。
本発明によれば、焼入れ温度未満に保つ領域と焼入れ温度以上に加熱する領域との境界を明確化できるホットプレス用鋼板の加熱方法を提供でき、焼入れ領域と非焼入れ領域との境界を明確化できるホットプレス品の製造方法を提供できる。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、ブランク材と、その加熱パターンの一例を示す。
図1に示すブランク材1は、鋼板であり、断面積が長手方向に一定な矩形状に形成されている。ブランク材1はホットプレス品の製造に用いられ、ブランク材1には焼入れが施される。
図1に示すブランク材1の加熱パターンは、ブランク材1の長手方向両側の端部を除いて長手方向に延びる幅方向両側の縁部領域を第1領域A1とし、二つの第1領域A1の間に挟まれる中央領域を第2領域B1として、第1領域A1をAc1変態点未満に保ち、第2領域B1をAc3変態点以上に加熱するものである。
Ac1変態点とは、ブランク材1を形成している鋼のフェライト及びパーライトがオーステナイトへの変態を開始する温度であり、Ac3変態点とは、ブランク材1を形成している鋼のフェライト及びパーライトがオーステナイトへの変態を完了する温度である。
図2及び図3は、図1の加熱パターンにブランク材1を加熱する加熱方法を模式的に示す。
ブランク材1の長手方向両側の端部に電極部2がそれぞれ固定され、ブランク材1は一対の電極部2を介して長手方向に通電されて加熱される。そして、通電加熱中に、第1領域A1の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面に対して冷却媒体が吹き付けられる。これにより、第1領域A1はAc1変態点未満に保たれ、第2領域B1はAc3変態点以上に加熱される。
図2及び図3に示す例では、冷却媒体を噴射する噴射部3がブランク材1の表面側に配置されており、第1領域A1の表面のみに冷却媒体が吹き付けられるが、噴射部3がブランク材1の裏面側に配置され、第1領域A1の裏面のみに冷却媒体が吹き付けられてもよいし、噴射部3がブランク材1の表面側及び裏面側の両側に配置され、第1領域A1の表面及び裏面に冷却媒体が吹き付けられてもよい。冷却媒体は、特に限定されないが、例えば空気である。
噴射部3は、ブランク材1の縁に沿って延びている。噴射部3は、その延在方向に適宜な間隔をあけて配置された複数のノズル4を有し、ノズル4の中心軸は、第1領域A1の表面に垂直な方向に対して第2領域B1側に倒れている。複数のノズル4から噴射された冷却媒体は、第1領域A1と第2領域B1との境界に沿って幕状に広がって第1領域A1の表面に吹き付けられ、且つ第1領域A1の表面に垂直な方向に対して第2領域B1側に倒れた傾斜方向に吹き付けられる。なお、複数のノズル4は、噴射部3の延在方向に延びるスリットでもよく、複数のノズル4又はスリットが複数列設けられてもよい。
第1領域A1の表面に吹き付けられた冷却媒体は、第1領域A1の表面に沿って流れるが、第1領域A1の表面に垂直な方向に対して第2領域B1側に倒れた傾斜方向に吹き付けられていることにより、ブランク材1の幅方向の縁を超えてブランク材1の外方に流れる。換言すれば、第1領域A1から第2領域B1への冷却媒体の回り込みが抑制される。これにより、第1領域A1の周囲であって第2領域B1に含まれる領域C1が冷却媒体によって冷却されることを抑制でき、領域C1を含む第2領域B1の全体をAc3変態点以上に加熱できる。すなわち、Ac1変態点未満に保つ第1領域A1と、Ac3変態点以上に加熱する第2領域B1との境界を明確化できる。
図4は、図2及び図3の加熱方法によって加熱されるブランク材1の第1領域A1及び第2領域B1の温度変化の一例を示す。
図4に示す例は、時間t0にてブランク材1に対する通電を開始し、時間t0から適宜な時間間隔をあけた時間t1にてブランク材1の第1領域A1に対する冷却媒体の吹き付けを開始し、時間t2にてブランク材1に対する通電を終了したものである。
通電開始時(時間t0)から冷却媒体の吹き付け開始時(時間t1)までの期間、第1領域A1及び第2領域B1は略等しく昇温する。冷却媒体の吹き付け開始時の第1領域A1及び第2領域B1の温度T1は、常温より高く且つAc1変態点未満である。
冷却媒体の吹き付け開始時(時間t1)から通電終了時(時間t2)までの期間、第1領域A1は冷却媒体によって冷却され、第1領域A1の温度は、冷却媒体の吹き付け開始時の温度T1以上に上昇せず、Ac1変態点未満に保たれている。一方、第2領域B1は引き続き昇温し、通電終了時(時間t2)においてAc3変態点以上に加熱されている。
通電開始と同時に冷却媒体の吹き付けが開始されてもよいが、通電開始時から適宜な時間間隔をあけて冷却媒体の吹き付けが開始されることにより、冷却媒体の吹き付け開始時から通電終了時までの期間の第1領域A1と第2領域B1との温度差を縮小できる。これにより、第2領域B1から第1領域A1への抜熱を抑制でき、第1領域A1と第2領域B1との境界を一層明確化できる。
また、電気抵抗率は温度に関連しており、相対的に低温な第1領域A1の電気抵抗率は、相対的に高温な第2領域B1の電気抵抗率よりも小さい。このため、ブランク材1の長手方向に第1領域A1を縦断する通電経路には相対的に大きな電流が流れる傾向にあるが、第1領域A1と第2領域B1との温度差が縮小されれば、電流の偏りも抑制される。これにより、第2領域B1において第1領域A1と通電方向に隣り合う領域D1(図2参照)の過加熱を抑制することもできる。
第1領域A1による第2領域B1の抜熱及び第1領域A1と通電方向に隣り合う領域D1の過加熱を抑制する観点から、冷却媒体の吹き付け開始時から通電終了時までの期間に亘って第1領域A1を300℃以上700℃以下に保つことが好ましい。第1領域A1の温度は、冷却媒体の温度、流量、吹き付け方式(連続又は間欠)等によって適宜調節できる。
図5は、図2及び図3に示した加熱方法の変形例を示す。
図2及び図3に示した加熱方法では、ブランク材1の長手方向両側の端部が一対の電極部2に保持されることによってブランク材1は支持されている。この場合、通電加熱に伴うブランク材1の長手方向の線膨張、冷却媒体の吹き付けに伴う押圧等に起因して、ブランク材1に撓みが生じる場合がある。ブランク材1に撓みが生じると、噴射部3とブランク材1の第1領域A1との相対位置が変化し、冷却媒体が効果的に第1領域A1に当り難くなる。
そこで、図5に示す例では、第1領域A1の表面及び裏面のうち冷却媒体が吹き付けられる表面とは反対側の裏面が支持部材5によって支持された状態で、冷却媒体が吹き付けられている。これにより、ブランク材1の撓みを抑制でき、第1領域A1に対して冷却媒体を所期のとおりに吹き付け、第1領域A1と第2領域B1との境界をさらに明確化できる。
なお、ブランク材1は、冷却媒体が吹き付けられる面の表裏の別なく、ブランク材1の撓みを抑制する目的が達成されるように、任意に表面、裏面、又は表裏両面を支持部材5によって支持され得る。
支持部材5は、例えばピン等であって、第1領域A1を点状に支持するものが好ましい。これにより、第1領域A1から支持部材5への抜熱を抑制でき、さらには、冷却媒体が吹き付けられる面を支持する場合に冷却媒体の流れを阻害しない。第1領域A1を点状に支持する支持部材5は、第1領域A1の大きさに応じて、第1領域A1の一箇所又は複数箇所に設けられる。
ブランク材1の加熱パターンは、図1に示した加熱パターンに限定されない。図6に示す加熱パターンでは、第1領域A2は、ブランク材1の中央部に設けられており、第2領域B2に包囲された閉領域とされている。なお、図6に示す例では、第1領域A2は円形状であるが、円形状に限定されず、矩形状等であってもよい。また、第1領域A2は、ブランク材1に複数設けられてもよい。
図7及び図8は、図6の加熱パターンにブランク材1を加熱する加熱方法を模式的に示す。
ブランク材1の長手方向両側の端部に電極部2がそれぞれ固定され、ブランク材1は一対の電極部2を介して長手方向に通電されて加熱される。そして、通電加熱中に、好ましくは通電開始時から適宜な時間間隔をあけて、第1領域A2の表面に対して冷却媒体が吹き付けられる。これにより、第1領域A2はAc1変態点未満に保たれ、第2領域B2はAc3変態点以上に加熱される。
冷却媒体を噴射する噴射部13は、円環状に形成されている。噴射された冷却媒体は、第1領域A2と第2領域B2との境界に沿って幕状に広がって第1領域A2の表面に吹き付けられ、且つ第1領域A2の表面に垂直な方向に対して第2領域B2側に倒れた傾斜方向に吹き付けられる。
第1領域A2の表面に吹き付けられた冷却媒体は、第1領域A2の表面に沿って流れるが、第1領域A2の表面に垂直な方向に対して第2領域B2側に倒れた傾斜方向に吹き付けられていることにより、第1領域A2の外周から中央に向けて流れる。換言すれば、第1領域A2から第2領域B2への冷却媒体の回り込みが抑制される。これにより、第1領域A2の周囲であって第2領域B2に含まれる領域C2が冷却媒体によって冷却されることを抑制でき、領域C2を含む第2領域B2の全体をAc3変態点以上に加熱できる。すなわち、Ac1変態点未満に保つ第1領域A2と、Ac3変態点以上に加熱する第2領域B2との境界を明確化できる。
なお、図7及び図8に示す加熱方法では、ブランク材1の表面のみに冷却媒体が吹き付けられているが、冷却媒体の吹き付けは表面のみ、裏面のみ、表裏両面のいずれでもよい。また、ブランク材1の支持も、同様に、表面のみ、裏面のみ、表裏両面を任意に選択できる。
また、図1に示した第1領域A1と、図6に示した第1領域A2とが、一つにブランク材1に併設されてもよい。この場合、図2及び図3に示した加熱方法と、図7及び図8に示した加熱方法とが、並行して行われる。
以上のようにして、第1領域A1,A2がAc1変態点未満に保たれ且つ第2領域B1,B2がAc3変態点以上に加熱されたブランク材1は、図9に示すように、プレス型20によってプレス成形され、プレス型20内で冷却される。これにより、第2領域B1,B2が焼入れされる。ブランク材1において、Ac1変態点未満に保たれた第1領域A1,A2と、Ac3変態点以上に加熱された第2領域B1,B2との境界が明確化されているので、非焼入れ領域(第1領域)と焼入れ領域(第2領域)との境界が明確となる。
ここまで、断面積が長手方向に一定な矩形状に形成されているブランク材1を例にしてホットプレス用鋼板の加熱方法及びホットプレス品の製造方法を説明したが、ブランク材は、断面積が長手方向に一定な矩形状に形成されているものに限定されない。図10は、本発明の実施形態を説明するための、ブランク材と、その加熱パターンの他の例を示す。
図10に示すブランク材101は、鋼板であり、厚みが一定で且つ幅が長手方向の一方の端部Rから他方の端部Lに向けて徐々に小さくなる非矩形状に形成されている。すなわち、ブランク材101では、長手方向に垂直な断面の断面積が、相対的に幅広な端部Rから相対的に幅狭な端部Lに向けて単調に減少しており、長手方向に沿う単位長さあたりの抵抗が、端部Rから端部Lに向けて単調に増加している。ブランク材101はホットプレス品の製造に用いられ、ブランク材101には焼入れが施される。
なお、断面積が長手方向に単調に増加又は減少するとは、断面積の長手方向に沿う変化、即ち、長手方向の各位置における断面積が変曲点なく一方向側になる程増加するか、一方向側になる程減少することである。断面積の長手方向における急激な変化により、通電加熱時の電流密度が幅方向で過剰に不均一になることで、実用上問題となるような部分的な低温部位や高温部位が生じなければ、単調に増加又は単調に減少しているとみなすことができる。
図10に示すブランク材101の加熱パターンは、図1に示したブランク材1の加熱パターンと同様であり、ブランク材101の長手方向両側の端部を除いて長手方向に延びる幅方向両側の縁部領域を第1領域A3とし、二つの第1領域A3の間に挟まれる中央領域を第2領域B3として、第1領域A3をAc1変態点未満に保ち、第2領域B3をAc3変態点以上に加熱するものである。
図11A〜図11C及び図12A〜図12Cは、図10の加熱パターンにブランク材101を加熱する加熱方法を模式的に示す。
まず、図11A〜図11Cに示すように、第1電極部102a及び第2電極部102bが、ブランク材101の相対的に幅広な端部Rに配置される。
次に、図12A〜図12Cに示すように、第1電極部102aと第2電極部102bとを介してブランク材101に通電されている状態で、第1電極部102aがブランク材101の端部Lに向けて移動され、第1電極部102aと第2電極部102bとの間隔が次第に拡大される。ブランク材101において第1電極部102aと第2電極部102bとの間に位置する領域に電流が流れ、その領域が通電加熱される。第1電極部102aが端部Lに達した後、ブランク材101に対する通電が終了される。
冷却媒体を噴射する噴射部103は、ブランク材101の表面側に配置されており、図11Bに示すように、通電開始時には、ブランク材101の表面と噴射部103との間に、第1電極部102aが通過可能な間隔があけられている。そして、図12Bに示すように、第1電極部102aがブランク材101の第1領域A3を通過した後、噴射部103がブランク材101の表面に向けて移動されることによってブランク材101の表面と噴射部103との間隔が狭められ、第1領域A3の表面に対する冷却媒体の吹き付けが開始される。これにより、第1領域A3はAc1変態点未満に保たれ、第2領域B3はAc3変態点以上に加熱される。
ここで、第1領域A3に対する冷却媒体の吹き付けがないものとして、ブランク材101の全体を実質的に均一な温度と同視し得る所定の温度範囲に加熱する方法について説明する。図11Aに示すように、ブランク材101を長さΔlでn個の区分領域(w1,w2,・・・wn)に仮想的に分割して考える。第1電極部102aが第i区分領域を通過する時の電流量をIi(A)、第1電極部102aが第i区分領域を通過する時間をti(sec)とすると、第i区分領域の温度上昇量は、第1電極部102aが第i区分領域を通過以後加熱されるので、次式で与えられる。
ブランク材101に対する通電が開始されてから終了されるまでの間、第1電極部102aの移動速度と、ブランク材101に流れる電流量との何れか一方又は双方が図示しない制御部によって制御される。これにより、ブランク材101を長手方向に並ぶ短冊状の複数の区分領域(w1,w2,・・・wn)に仮想的に分割した場合の各区分領域に生じる熱量を制御することが可能となる。
特に、第1電極部102aがブランク材101の長手方向に移動され、断面積が第1電極部102aの移動方向に単調に減少しているブランク材101では、ブランク材101の全体を実質的に均一な温度と同視し得る所定の温度範囲に加熱することが可能である。図13は、ブランク材101を所定の温度範囲に加熱する場合の、第1電極部102aの移動速度の制御と、ブランク材101に流す電流量の制御とのコンセプトを示す。
ブランク材101を、単位長さΔlでn個の区分領域に仮想的に分割した場合の第i区分領域の温度上昇量は、上記式(1)で与えられ、各区分領域の温度上昇量がθ1=θ2=・・・=θnで一定になるためには、次式が満たされるように電流量Ii及び時間ti(電極移動速度Vi)を制御すればよい。
第2電極部102bがブランク材101の端部Rに固定され、第1電極部102aがブランク材101の端部Rから端部Lに向けて移動される場合に、各区分領域の通電時間は異なり、端部R側の区分領域ほど通電時間が長くなる。また、端部R側の区分領域及び端部L側の区分領域に同じ電流を同じ時間流した場合に、単位長さあたりの抵抗が相対的に小さい端部R側の区分領域ほど生じる熱量は小さくなる。そこで、単位長さあたりの抵抗の変化に基づき、第1電極部102aの移動速度とブランク材101に流す電流量との何れか一方又は双方を制御することによって各区分領域に生じる熱量を調整するようにすれば、ブランク材101を所定の温度範囲に加熱できる。
図14及び図15は、通電開始からの経過時間と第1電極部102aの位置との関係、第1電極部102aの移動とブランク材101に流す電流量との関係、並びに通電終了時におけるブランク材101の長手方向の温度分布の一例をそれぞれ示す。なお、図14及び図15において、第1電極部102aの位置は、通電開始時における第1電極部102aの初期位置(ブランク材101の端部R)を原点とし、原点からの距離で示されている。
図14に示す例では、ブランク材101の端部Rから端部Lに向けて第1電極部102aが一定速度で移動され、ブランク材101に流される電流が次第に小さくなるように調整されている。なお、第1電極部102aが端部Lに達した後の一定時間、第1電極部102aは端部Lに保持され、その期間も第1電極部102aが端部Lに達した時点での電流がブランク材101に流されている。かかる電流調整により、ブランク材101を所定の温度範囲に加熱できる。
図15に示す例では、ブランク材101に一定電流が流され、第1電極部102aがブランク材101の端部Rから端部Lに向けて移動され、且つ移動速度が次第に大きくなるように調整されている。なお、第1電極部102aが端部Lに達した後の一定時間、第1電極部102aは端部Lに保持され、その期間もブランク材101に一定電流が流されている。かかる速度調整によっても、ブランク材101を所定の温度範囲に加熱できる。
再び図12A〜図12Cを参照し、ブランク材101の全体をAc3変態点以上の所定の温度範囲に加熱できるところ、第1領域A3の表面に冷却媒体が吹き付けられることによって第1領域A3はAc1変態点未満に保たれる。冷却媒体を噴射する噴射部103は、ブランク材101の縁に沿って延びている。噴射部103は、その延在方向に適宜な間隔をあけて配置された複数のノズル104を有し、ノズル104の中心軸は、第1領域A3の表面に垂直な方向に対して第2領域B3側に倒れている。複数のノズル104から噴射された冷却媒体は、第1領域A3と第2領域B3との境界に沿って幕状に広がって第1領域A3の表面に吹き付けられ、且つ第1領域A3の表面に垂直な方向に対して第2領域B3側に倒れた傾斜方向に吹き付けられる。
第1領域A3の表面に吹き付けられた冷却媒体は、第1領域A3の表面に沿って流れるが、第1領域A3の表面に垂直な方向に対して第2領域B3側に倒れた傾斜方向に吹き付けられていることにより、ブランク材101の幅方向の縁を超えてブランク材101の外方に流れる。換言すれば、第1領域A3から第2領域B3への冷却媒体の回り込みが抑制される。これにより、第1領域A3の周囲であって第2領域B3に含まれる領域C3が冷却媒体によって冷却されることを抑制でき、領域C3を含む第2領域B3の全体をAc3変態点以上に加熱できる。すなわち、Ac1変態点未満に保つ第1領域A3と、Ac3変態点以上に加熱する第2領域B3との境界を明確化できる。
図16は、ブランク材101の他の加熱パターンを示す。
図16に示す加熱パターンは、図6に示したブランク材1の加熱パターンと同様であり、Ac1変態点未満に保たれる第1領域A4は、ブランク材101の中央部に設けられており、Ac3変態点以上に加熱される第2領域B4に包囲された閉領域とされている。
図17A〜図17C及び図18A〜図18Cは、図16の加熱パターンにブランク材101を加熱する加熱方法を模式的に示す。
まず、図17A〜図17Cに示すように、第1電極部102a及び第2電極部102bが、ブランク材101の相対的に幅広な端部Rに配置される。
次に、図18A〜図18Cに示すように、第1電極部102aと第2電極部102bとを介してブランク材101に通電されている状態で、第1電極部102aがブランク材101の端部Lに向けて移動され、第1電極部102aと第2電極部102bとの間隔が次第に拡大される。ブランク材101において第1電極部102aと第2電極部102bとの間に位置する領域に電流が流れ、その領域が通電加熱される。第1電極部102aが端部Lに達した後、ブランク材101に対する通電が終了される。
冷却媒体を噴射する噴射部113は、円環状に形成されている。噴射された冷却媒体は、第1領域A4と第2領域B4との境界に沿って幕状に広がって第1領域A4の表面に吹き付けられ、且つ第1領域A4の表面に垂直な方向に対して第2領域B4側に倒れた傾斜方向に吹き付けられる。
第1領域A4の表面に吹き付けられた冷却媒体は、第1領域A4の表面に沿って流れるが、第1領域A4の表面に垂直な方向に対して第2領域B4側に倒れた傾斜方向に吹き付けられていることにより、第1領域A4の外周から中央に向けて流れる。換言すれば、第1領域A4から第2領域B4への冷却媒体の回り込みが抑制される。これにより、第1領域A4の周囲であって第2領域B4に含まれる領域C4が冷却媒体によって冷却されることを抑制でき、領域C4を含む第2領域B4の全体をAc3変態点以上に加熱できる。すなわち、Ac1変態点未満に保つ第1領域A4と、Ac3変態点以上に加熱する第2領域B4との境界を明確化できる。
なお、図11A〜図11C及び図12A〜図12Cに示した加熱方法、図17A〜図17C及び図18A〜図18Cに示した加熱方法において、冷却媒体の吹き付けは、ブランク材101の表面のみ、裏面のみ、表裏両面のいずれでもよい。また、ブランク材101の支持も、同様に、表面のみ、裏面のみ、表裏両面を任意に選択できる。
また、図10に示した第1領域A3と、図16に示した第1領域A4とが、一つにブランク材101に併設されてもよい。この場合、図11A〜図11C及び図12A〜図12Cに示した加熱方法と、図17A〜図17C及び図18A〜図18Cに示した加熱方法とが、並行して行われる。
また、ブランク材101は、厚みが一定で且つ幅が長手方向の一方の端部Rから他方の端部Lに向けて徐々に小さくなる非矩形状に形成されているものとして説明したが、幅が一定で厚みが長手方向の一方の端部Rから他方の端部Lに向けて徐々に小さくなる非矩形状に形成されてもよいし、厚み及び幅が一方の端部Rから他方の端部Lに向けて徐々に小さくなる非矩形状に形成されてもよい。
以上のようにして、第1領域A3,A4がAc1変態点未満に保たれ且つ第2領域B3,B4がAc3変態点以上に加熱されたブランク材101は、プレス型によってプレス成形され、プレス型内で冷却される。これにより、第2領域B3,B4が焼入れされる。ブランク材101において、Ac1変態点未満に保たれた第1領域A3,A4と、Ac3変態点以上に加熱された第2領域B3,B4との境界が明確化されているので、非焼入れ領域(第1領域)と焼入れ領域(第2領域)との境界が明確となる。
以上、説明したとおり、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、第1領域と、前記第1領域に隣設される第2領域とを有するホットプレス用鋼板のブランク材を通電加熱し、通電加熱中に、前記第1領域の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面に対し、前記第1領域と前記第2領域との境界に沿って広がる幕状に且つ前記面に垂直な方向に対して前記第2領域側に倒れた傾斜方向に冷却媒体を吹き付けて、前記第1領域を焼入れ温度未満に保ち且つ前記第2領域を焼入れ温度以上に加熱する。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記第1領域は縁部領域であり、前記第1領域に対して吹き付けられる前記冷却媒体を、前記ブランク材の縁を超えて前記ブランク材の外方に流す。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記第1領域は前記第2領域に包囲された閉領域であり、前記第1領域に対して吹き付けられる前記冷却媒体を前記第1領域の外周から中央に向けて流す。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記第1領域の表面及び/又は裏面を支持し、前記ブランク材の撓みを抑制した状態で、前記冷却媒体を吹き付ける。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記第1領域の表面及び/又は裏面の一つ以上の箇所を点状に支持する。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記ブランク材は、断面積が長手方向に一定な矩形状であり、前記ブランク材の前記長手方向の両側の端部に固定した一対の電極部を介して前記ブランク材に通電し、前記ブランク材を通電加熱する。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記ブランク材は、断面積が長手方向に単調に変化する非矩形状であり、前記ブランク材の前記長手方向の両側の第1端部及び第2端部のうち断面積が相対的に大きい第1端部に一対の電極部を配置し、前記一対の電極部を介して前記一対の電極部間に配置される前記ブランク材の通電領域に通電しながら、一方の電極部を前記第2端部に向けて前記長手方向に移動させ、前記ブランク材を通電加熱する。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記一方の電極部が前記第1領域を通過した後に、前記第1領域に対する前記冷却媒体の吹き付けを開始する。
また、本明細書に開示されたホットプレス用鋼板の加熱方法は、前記第1領域を前記ブランク材のAc1変態点未満に保ち且つ前記第2領域を前記ブランク材のAc3変態点以上に加熱する。
また、本明細書に開示されたホットプレス品の製造方法は、前記ホットプレス用鋼板の加熱方法によって前記ブランク材を加熱し、加熱された前記ブランク材をプレス成形し、且つ前記ブランク材をプレス型内で冷却することによって前記第2領域を焼入れする。
1 ブランク材
2 電極部
3 噴射部
4 ノズル
5 支持部材
13 噴射部
14 ノズル
20 プレス型
101 ブランク材
102a 第1電極部
102b 第2電極部
103 噴射部
104 ノズル
113 噴射部
114 ノズル
A1〜A4 第1領域
B1〜B4 第2領域
R ブランク材の第1端部
L ブランク材の第2端部
2 電極部
3 噴射部
4 ノズル
5 支持部材
13 噴射部
14 ノズル
20 プレス型
101 ブランク材
102a 第1電極部
102b 第2電極部
103 噴射部
104 ノズル
113 噴射部
114 ノズル
A1〜A4 第1領域
B1〜B4 第2領域
R ブランク材の第1端部
L ブランク材の第2端部
Claims (10)
- 第1領域と、前記第1領域に隣設される第2領域とを有するホットプレス用鋼板のブランク材を通電加熱し、
通電加熱中に、前記第1領域の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面に対し、前記第1領域と前記第2領域との境界に沿って広がる幕状に且つ前記面に垂直な方向に対して前記第2領域側に倒れた傾斜方向に冷却媒体を吹き付けて、前記第1領域を焼入れ温度未満に保ち且つ前記第2領域を焼入れ温度以上に加熱するホットプレス用鋼板の加熱方法。 - 請求項1記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記第1領域は縁部領域であり、
前記第1領域に対して吹き付けられる前記冷却媒体を、前記ブランク材の縁を超えて前記ブランク材の外方に流す加熱方法。 - 請求項1記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記第1領域は前記第2領域に包囲された閉領域であり、
前記第1領域に対して吹き付けられる前記冷却媒体を前記第1領域の外周から中央に向けて流す加熱方法。 - 請求項1から3のいずれか一項記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記第1領域の表面及び/又は裏面を支持し、前記ブランク材の撓みを抑制した状態で、前記冷却媒体を吹き付ける加熱方法。 - 請求項4記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記第1領域の表面及び/又は裏面の一つ以上の箇所を点状に支持する加熱方法。 - 請求項1から5のいずれか一項記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記ブランク材は、断面積が長手方向に一定な矩形状であり、
前記ブランク材の前記長手方向の両側の端部に固定した一対の電極部を介して前記ブランク材に通電し、前記ブランク材を通電加熱する加熱方法。 - 請求項1から5のいずれか一項記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記ブランク材は、断面積が長手方向に単調に変化する非矩形状であり、
前記ブランク材の前記長手方向の両側の第1端部及び第2端部のうち断面積が相対的に大きい第1端部に一対の電極部を配置し、前記一対の電極部を介して前記一対の電極部間に配置される前記ブランク材の通電領域に通電しながら、一方の電極部を前記第2端部に向けて前記長手方向に移動させ、前記ブランク材を通電加熱する加熱方法。 - 請求項7記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記一方の電極部が前記第1領域を通過した後に、前記第1領域に対する前記冷却媒体の吹き付けを開始する加熱方法。 - 請求項1から8のいずれか一項記載のホットプレス用鋼板の加熱方法であって、
前記第1領域を前記ブランク材のAc1変態点未満に保ち且つ前記第2領域を前記ブランク材のAc3変態点以上に加熱する加熱方法。 - 請求項1から9のいずれか一項記載のホットプレス用鋼板の加熱方法によって前記ブランク材を加熱し、
加熱された前記ブランク材をプレス成形し、且つ前記ブランク材をプレス型内で冷却することによって前記第2領域を焼入れするホットプレス品の製造方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2018005098A JP2019122983A (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | ホットプレス用鋼板の加熱方法及びホットプレス品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2018005098A Pending JP2019122983A (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | ホットプレス用鋼板の加熱方法及びホットプレス品の製造方法 |
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JP2005074468A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Toyoda Iron Works Co Ltd | 熱間プレス用めっき鋼板の加熱処理方法 |
JP2010179317A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Toyota Motor Corp | 熱間プレス成形方法及び装置 |
JP2016162727A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 高周波熱錬株式会社 | 加熱方法及び加熱装置並びにプレス成形品の作製方法 |
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2018
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Patent Citations (3)
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