JP2019121848A - 無線通信システム、無線通信方法 - Google Patents

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【課題】モバイルエッジクラウドと小型アクセスネットワークを実現する。【解決手段】通信システム100は、コアネットワーク200Aと、小型アクセスネットワーク300を備える。コアネットワーク200Aは、既設ネットワークをベースとして構成され、その制御プレーンに追加された、エッジクラウド機能のための機能要素400を備える。小型アクセスネットワーク300は、拡張されたコアネットワーク200Aに接続される。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
近年のスマートフォンやタブレット端末の普及と、それらに配信されるコンテンツの大容量化は、トラヒックの爆発的な増大を招いている。こうしたトラヒックの増加に対応するソリューションとして、半径の小さいエリア(スモールセルと呼ばれる)をカバーする基地局を多数配置してRAN(Radio Access Network)すなわち無線アクセスネットワークを構築し、端末当たりの通信速度を改善する分散型ネットワークシステムがある。第5世代セルラネットワークでは、ミリ波を利用したRANを導入が検討されており、本明細書においてこれをMiEdge(Millimeter-wave Edge cloud)−RANと称する。
一方で、モバイルエッジコンピューティングあるいはモバイルエッジクラウド(MEC)が注目されている。MECでは、ユーザ端末に近いネットワークの周縁部(エッジ)にサーバやコンピュータなどのコンピューティングリソースやストレージを配置され、コアネットワーク(インターネット)を経由させずにユーザ端末に近い場所でさまざまなデータ処理が行われる。MECの導入により、多様なサービスの提供が期待されている。
MECに関して、欧州の標準化団体であるETSI(European Telecommunications Standards Institute)により標準化が進められている。ETSIでは、MECの機構は定義されているが、RANとのインタフェースは任意とされている。
5G-MiEdge deliverable D1.1, "Use Cases and Scenario Definition"、[online]、インターネット<URL:https://5g-miedge.eu/wp-content/uploads/2017/05/5G-MiEdge_D1.1_v6.3_final.pdf>
本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、ベースとなるネットワークにエッジコンピューティング機能および小型アクセスネットワークを融合した無線通信システムの提供にある。
本発明のある態様は、無線通信システムに関する。無線通信システムは、既設ネットワークをベースとして構成され、その制御プレーンに追加された、エッジコンピューティング機能のための機能要素を備えるコアネットワークと、コアネットワークに接続される小型アクセスネットワークと、を備える。機能要素によって、小型アクセスネットワークにおけるエッジコンピューティング機能およびユーザ、アプリケーション間のオーケストレーションが提供される。
本発明のある態様によれば、ベースとなるネットワークにMECおよび小型アクセスネットワークを融合した無線通信システムを提供できる。
既設ネットワークシステムのブロック図である。 実施の形態に係る拡張された無線通信システムを示す図である。 図3(a)、(b)は、MiEdge−RANの構成を示す図である。 MECサービスへの登録に関するシーケンス図である。 サービスデプロイメント・最適化に関するシーケンス図である。 サービス/コンテンツの提供に関するシーケンス図である。 プリフェッチの効果を説明するシミュレーション結果を示す図である。 シミュレーションに用いたパラメータを示す図である。 大容量データプリフェッチングによるデータQoS管理の一例を示すフローチャートである。 図1の無線通信システムの変形を示す図である。 図10のシステムの実装の一例を示す図である。 ポータルを介したMECサービスの登録に関するシーケンス図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
1. 既設ネットワークシステム
実施の形態に係る無線通信システムについて説明する前に、ベースとなる既設ネットワークシステムについて説明する。なお、ここで議論するのは将来のシステムであり、既設とは現時点で構築されているという意味で無く、後述するモバイルエッジコンピューティングに関する実装を行う時点における既設である。
図1は、既設ネットワークシステム200のブロック図である。理解の容易化と説明の簡潔化のために、以下の説明では、既設ネットワーク200は、"3GPP TS23.501, System Architecture for the 5G System"に規定される5G無線ネットワークの基本アーキテクチャに準拠するものとし、いくつかの機能要素や参照ポイント(インタフェース)に付される名称や符号は、5G無線ネットワークのそれらを流用する。なお、5G無線ネットワークのアーキテクチャは策定段階にあって流動的なものであるから、将来において変更される場合もあり、本発明はそのような変更も包含する。図1には、抽象レイヤーが示される。
既設ネットワーク200は、端末210(UE:ユーザ機器)、NG−RAN(Next-Generation Radio Access Network)220およびコアネットワーク230を備える。
・端末210
UEには5G無線通信およびミリ波通信のための機能が実装されている。
・NG−RAN220
5G通信に準拠し、マクロセル(あるいはピコセル、フェムトセル)を有している。
・コアネットワーク230
5Gシステムでは、コアネットワーク230が、制御プレーン(C-Plane)232とユーザプレーン(U-Plane)234に分離されている。
制御プレーンは、以下の機能要素あるいはノードを含む。
AMF(Access and Mobility management Function)すなわちアクセスモビリティ管理機能は、登録管理(Registration management)、接続管理(Connection management)到達可能性の管理(Reachability management)、移動管理(Mobility management)、アクセス認証(Access authentication)、アクセス認可(Access authorization)、セキュリティコンテキスト管理(Security context management)の機能を提供するエンティティである。
SMF(Session Management Function)すなわちセッション管理機能は、セッション管理(Session management)、ユーザ端末のIPアドレス管理、UPFの選択、制御、UPFにおける課金データ収集の制御、コーディネートの機能を提供するエンティティである。
NEF(Network Exposure Function)すなわちネットワーク開示機能は、サードパーティへのサービスおよび機能(たとえば、アプリケーション機能、エッジコンピューティング、モビリティパターン、コミュニケーションパターン)の開示のための機能要素である。
ユーザプレーン
UPF(User Plane Function)すなわちユーザプレーン機能は、リモートアクセルツール(RAT)の中の、あるいはRAT間のアンカーポイントであり、DN(データネットワーク)との接続のPDU(Protocol data unit)セッションポイントである。パケットルーティング、パケットフォワーディング、トラヒック使用のレポート、ユーザプレーンにおけるQoS(Quality of Service)の管理を提供する。
以上が既設ネットワーク200のアーキテクチャである。
2. 拡張されたネットワークシステム
図2は、実施の形態に係る拡張された無線通信システム100を示す図である。この無線通信システム100は、上述の既設ネットワーク200をベースとして構成される。
この無線通信システム100は、拡張されたコアネットワーク200Aおよび小型アクセスネットワーク300を備える。
2.1 MiEdge−RAN
小型アクセスネットワーク300は、"ETSI GS MEC 003, Mobile Edge Computing (MEC); Framework and Reference Architecture"に規定されるMECのフレームワーク・アーキテクチャに準拠するものとし、以下では、MiEdge−RANとも称する。
拡張されたコアネットワーク200Aには、MiEdge−RAN300が接続される。図3(a)、(b)は、MiEdge−RAN300の構成を示す図である。図3(a)は、5GネットワークにおけるMiEdge−RANを、図3(b)は、非3GPPアクセスのネットワークにおけるMiEdge−RANを示す。MiEdge−RAN300は、以下の機能要素を有する。
(1)RAN:UEに対する制御プレーンおよびユーザプレーンの提供
(2)AP(Access Point) 非3GPPアクセスの場合
・UEに対するユーザプレーンの提供
・MEHにおける要求されたサービスのルーティング
・要求されたサービスにおけるデータフローのQoS制御
(3)UPF
・MEHにおける要求されたサービスのルーティング
・要求されたサービスにおけるデータフローのQoS制御
(4)MEH(Mobile Edge Host)
・サービス/コンテンツのホスティング
・後述のMSFからの制御による、サービス/コンテンツのアクティベート、追加、転送、再開。
図3(a)のUPFは、MEH用のユーザプレーンファンクションであり、N9経由で図2のDN用のUPFと接続され、N4経由で図2のSMFと接続される。また図3(a)のRANは、N2経由でAMFと接続される。図2のNL2インタフェースは、複数のMiEdge−RANの情報収集、リソース制御を行うため、RAN,UPF,MEHのすべてに接続される。図3(b)は非3GPP系であり、APがインターネット経由でASに接続される。
図2に戻る。NG−RAN220が、AMFおよびUPFとのインタフェースN2,N9を有するのに対して、MiEdge−RAN300は、AMF,UPFとのインタフェースN2,N9に加えて、SMFとのインタフェースN4を有する点に留意されたい。
MECに関連して、コアネットワーク200Aには、AS(Application Server/Service)すなわちアプリケーションサーバ/サービスが含まれる。ASは、MECのアプリケーション/サービスを提供するコアであり、UEによりホストされるピアアプリケーションと、アプリケーション固有のインタフェースを共有する。MECのコンテキストの中で、ASはMEHによってホストされ、ホストされたアプリケーションにより生成されたサービスを提供する。QoSの改善のために、異なる複数のMEHをネットワークに相互接続し、ASとの間の専用の通信に用いてもよい。
2.2 MSF(MEC Service Function)
既設ネットワーク200の拡張のための機能要素400であるMSFが追加されている。拡張されたコアネットワーク200Aは、拡張された制御プレーン232Aを備える。制御プレーン232Aは、既設ネットワーク200の制御プレーン232に追加された重要な機能要素、すなわちMSFにより拡張されている。MSFは、MECサービス管理、NEFを介したMEC機能のASへの開示、ユーザ端末UEのMEC(LADN:Local Area Data Network)への登録、MEC管理およびオーケストレーション(短期および長期にわたる)にもとづくユーザ端末のエッジサービスを可能にするコアネットワークの新管理機能である。
MSFは、5GシステムにおけるMECを可能とするためのあらゆる機能、手続を管理する。MSFは、以下の特徴、機能を有する。
(1)ポリシー制御
MSFは、ネットワークにおけるユーザサブスクリプション、サービス要求、サービスデプロイメントにもとづき、ネットワークコンフィギュレーションポリシーを提供する。
(2)リソース管理
MSFは、無線・コンピューテーションリソースのリソース・統計情報の提供にもとづき、リソースの最適化、トラヒック予測を可能とする。
(3)リソース情報の共有
MSFは、無線事業者間のビジネス上の同意にもとづいて、非3GPPアクセスネットワークにおいて、無線およびコンピューテーションリソースに関する情報を供給するためのインタフェースでありえる。
(4)MSFは、ANDSF(Access network discovery and selection function)のような機能によって提供されうる。ネットワークでのサービスの配備をオンラインで動的にシェアするのにも有効である。
(5)データリポジトリ
MSFは、購読データ、ポリシーデータ、露出のための構造データ、アプリケーション情報などをストアする。サービスプロバイダは、アクセス認可により、NEFを介してこのデータの一部にアクセスする。
(6)コンテキスト管理
MSFは、ユーザ、ネットワーク、エッジクラウド、サービスに関連するポリシーなどから、さまざまなコンテキスト情報を収集する。
(7)最適化アルゴリズム
MSFは、MiEdge−RANにおける最適なリソース割り当てを提供する。
続いて、インタフェースについて説明する。図2には、リキッドRAN制御プレーンのためのインタフェースNL1〜NL5が破線で、ユーザ/アプリケーション間のオーケストレーションのためのインタフェースNO1〜NO3が一点鎖線で示される。
MECの能力は、NEFならびにNL4,NL5インタフェースを用いて、ASに開示・提供される。
AS(あるいはアプリケーションプロバイダ)は、MEC上で実行される特定アプリケーションを生成し、それらを論理インタフェースNO2を介して、UEに提供する。
UEがアプリケーションを(ダウンロードすること無く)アクティベートすると、UEは、NO1インタフェースを介してMSFに登録される。
UEが、アプリケーションのシナリオの(想定している)場所に近づくと、AMFが、NL1インタフェースを介してMECサービス開始のトリガーを与える。そして、NO3インタフェースを介したユーザ・アプリケーション間のオーケストレーションがスタートする。
UEが、シナリオに入ると、MSFは、UEに関連するアクセスおよびコンピュテーションを管理し、NL3インタフェースを介してSMFを用いてセッションを開始する。
続いて、図4〜図6を参照して、通信システム100におけるシグナリングの一例を説明する。
図4は、MECサービスへの登録に関するシーケンス図である。UEは、サービスプロバイダに対して、NO2インタフェース経由でサービスサブスクリプションを登録する(S100)。図4において、サービスプロバイダは、ASに存在するものとして示している。サービスプロバイダは、MSFに対して、NO3インタフェース経由でユーザのサブスクリプションを更新する(S102)。かくしてUEにMECサービスの使用許可が与えられる。
図5は、サービスデプロイメント・最適化に関するシーケンス図である。サービス/リソースの集中最適化(Central Optimization)(S210)のために、MSFには、ネットワークコンテキストおよびユーザコンテキストが集約される。
MiEdge−RANは、ネットワークコンテキスト、すなわち無線リソースに関する情報やトラヒックに関する情報をSMFに提供する。具体的には無線リソース情報は、MiEdge−RANからAMF、NEFおよびインタフェースN2,NNEF,NL4を介してMSFに提供される(S200)。またトラヒック情報は、MiEdge−RANから、SMF、NEFおよびインタフェースN4,NNEF,NL4を介してMSFに提供される(S202)。
ユーザコンテキストは、UEから、AMF、NEFおよびインタフェースN1,NNEF,NL4を経由してMSFに提供され、あるいはNO1インタフェースを経由してUEから直接提供される(S204)。ユーザコンテキストは、ユーザの位置情報、要求トラヒックの発生機構などを含む。
MiEdge−RANもまた、ユーザコンテキストを収集する(S206)。MiEdge−RANは、無線/トラヒックの状態を測定し(S208)、無線/トラヒックの状態に関する情報やユーザコンテキストを、局所最適化(Local Optimization)に利用する(S212)。
MSFは、集中最適化(S210)の結果を、NL2インタフェースを介してMiEdge−RANに反映させる(S214)。その後、MiEdge−RANとASの間でサービスデプロイメントが発生する(S216)。サービスデプロイメントには、データのキャッシング、プリフェッチ、サービス再開などが含まれる。
図6は、サービス/コンテンツの提供に関するシーケンス図である。セッション確立の要求が、UEから、AMF,SMFおよびインタフェースN1,N11、NL3を介してMSFに送信される(S300)。MSFは、SMFおよびインタフェースNL3,N4を介してMiEdge−RANに対して、ポリシーのセットアップを行う(S302)。ポリシーのセットアップは、AMFおよびインタフェースNL1,N1経由でも行われる(S304)。
UEに対してアクセスが許可され、リンクがセットアップされる(S306)。そしてUEとMiEdge−RANの間でサービス提供が始まる(S306)。
以上、実施の形態に係る通信システム100について説明した。
通信システム100によれば、5Gアーキテクチャを拡張し、リキッド制御プレーンを導入することができる。MSFを制御プレーン232に追加することで、MSFによるMiEdge−RANのオーケストレーションと運用が可能となる。
また通信システム100によれば、ユーザのコンテキスト情報(すなわち位置情報や要求トラヒックの発生機構)の活用が可能となる。たとえばスモールセルを有するMiEdge−RAN300に、計算機サーバを設置し、コンテキスト情報にもとづいて、事前にデータあるいは計算機能をプリフェッチし、キャッシングすることで、低コストバックホールにおいても、超高速・低遅延アクセス網を構築できる。
比較技術として、MSFが実装されないシステム(比較システム)について検討すると、比較システムでは、特定のユーザのファイルをプリフェッチしたり、MiEdge−RANを集中最適化したりすることは不可能であることに留意されたい。
図7は、プリフェッチの効果を説明するシミュレーション結果を示す図である。横軸はバックホール容量を、縦軸はシステムレートを示す。図8は、シミュレーションに用いたパラメータを示す図である。
図7を参照すると、10Mbpsのバックホール容量を有するシステムでは、プリフェッチを行わない場合のシステムレートは、3.5Gbpsに留まるのに対して、プリフェッチを導入することにより、システムレートを9Gbpsまで高めることができる。
図9は、大容量データプリフェッチングによるデータQoS管理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザコンテキスト、ユーザの目的地、ユーザのサービス利用履歴が利用される。たとえば、ユーザのカレンダにアクセスすることにより、ユーザの目的地が特定される(S400)。また、UEが必要とするデータ量を予測する(S402)。予測には、過去のユーザのサービス利用履歴を参照することができる。これらは、上述したように、MiEdge−RANに提供される。
そして、取得したユーザコンテキストにもとづいて、プリフェッチングの対象となるMiEdge−RANを特定する(S404)。この処理には、移動通信ネットワーク事業者(MNO:Mobile Network Operator)を活用し、電力マップが参照される。
そして、実際に要求トラヒックが発生するまでの所要時間tu,nが予測される(S406)。これはAMFの機能を活用することができる。所要時間tu,nは、現在のユーザの位置と、トラヒックが発生するスモールセルの位置との距離や移動手段などから推定することができる。あるいはカレンダのスケジュールからトラヒックが発生する時刻を予測してもよい。
そして、予想した時刻tu,nよりも時間T前に、プリフェッチングを開始すべきタイミングを設定する(S408)。Tは、プリフェッチに要する時間であり、もしくはそれより長く定めてもよい。
将来、さまざまな場所にMiEdge−RANが設置されるようになり、またさまざまなMECサービスが、さまざまなサービスプロバイダから提供されるようになる。こうした状況下において、各サービスプロバイダが、自身と関連のないインフラ(すなわち他人が設置したMiEdge−RAN)を利用してサービスを展開することができれば、MECの用途はさらに広がることが期待される。
図10は、図1の無線通信システムの変形を示す図である。5Gネットワークのプレイヤとしては、ユーザ(消費者)、移動通信ネットワーク事業者、アプリケーション事業者に加えて、小型アクセスネットワーク提供者が存在しうる。小型アクセスネットワーク提供者は、ロケーションやイベントに特化したエッジクラウド/エッジコンピューティングを含む小型アクセスネットワーク(すなわちMiEdge−RAN)を設置し、および貸し出す役割を担う。
さらに図10のシステムでは、プレイヤとしてポータル500が追加される。ポータル500はASと接続される。なお、5Gシステムは、NEFを介して外部に開示されており、ポータル500はオプションとしてNEFおよびNL5を介してシステムと接続されてもよい。図10の実線(i)(ii)は、ポータルベースの集中制御を表している。
ポータル500は、WEB市場(eコマース)を介して、小型アクセスネットワークと、そこで実行されるロケーション(イベント)特化型アプリケーションをマッチングする役割を果たす。ユーザはこれまでと同様にアプリケーションを購入、実行する。アプリケーションはポータル500を介して利用するネットワークを選択する。
図11は、図10のシステムの実装の一例を示す図である。MiEdge−RANには、RAN,UPF,MEHの機能が実装される。5Gのコア(制御プレーン)は拡張され、AMF,NEFに加えて、MSFが実装される。2つのASは、複数のアプリケーション(MECサービス)が、異なるサービスプロバイダから提供されることを表している。また、複数の510_1,510_2は、MiEdge−RANを含む5G通信網(あるいは事業者)が複数の存在することを表している。ポータル500は、複数のMiEdge−RANと、複数のアプリケーション(AS)を仲介する役割を果たす。
図12を参照して、ポータルを備える図10のシステムにおけるシグナリングを説明する。図12は、ポータルを介したMECサービスの登録に関するシーケンス図である。小型アクセスネットワークの事業者は、ポータルとの間で事前契約を結ぶ(S500)。具体的には、MSFがMiEdge−RANの情報をポータルに登録する。ASは、ポータルに登録されたMiEdge−RANの情報を取得する。(S502)。ユーザ(UE)とサービスプロバイダ(AS)との契約は、図4と同様である。
図10のシステムにおけるサービスデプロイメント・最適化に関するシーケンスは、図5と同様であり、サービス/コンテンツの提供に関するシーケンスは図6と同様である。
以上が変形例に係るシステムの説明である。ポータルが存在しない場合、MECの利用は、特定のASとMiEdge−RANの組み合わせの間に制限されることとなる。これに対して、ポータルを導入することにより、ASは、ポータルを介して世の中に存在するMiEdge−RANの情報を収集できるようになる。言い換えれば、MECを利用可能なMiEdge−RANとASの組み合わせの制限を取り除くことができる。このようにポータルの導入により、ユーザ(端末ユーザに限らない、ASすなわちサービスプロバイダやMiEdge−RANの設置者を含む)中心のネットワークおよびそのオーケストレーションの実現が可能となる。
ポータルの導入により、MiEdge−RANの提供者(管理者)は、ポータルを介して自身の管理するMiEdge−RANを利用したASからインセンティブを受ける仕組みを提供することも可能である。このことはMiEdge−RANの普及を促す原動力となりうる。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100 通信システム
200 既設ネットワーク
210 端末
220 NG−RAN
230 コアネットワーク
232 制御プレーン
234 ユーザプレーン
300 小型アクセスネットワーク、MiEdge−RAN
400 拡張機能エンティティ

Claims (6)

  1. 既設ネットワークをベースとして構成され、その制御プレーンに追加された、モバイルエッジコンピューティング機能のための機能要素を備えるコアネットワークと、
    前記コアネットワークに接続される小型アクセスネットワークと、
    を備え、
    前記機能要素によって、前記小型アクセスネットワークにおけるモバイルエッジコンピューティング機能およびユーザ、アプリケーション間のオーケストレーションが提供されることを特徴とする無線通信システム。
  2. ポータルをさらに備え、
    前記ポータルを介して、アプリケーションと前記小型アクセスネットワークとのマッチングが行われることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記小型アクセスネットワークは、自身のセル内で生じている、または生じうるトラヒックに関する情報、および/または、ユーザコンテキストを、前記コアネットワークに提供可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記小型アクセスネットワークは、前記モバイルエッジコンピューティング機能を利用したサービスの利用者が必要とする情報、その計算機能の少なくとも一方をプリフェッチする計算機サーバを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. ユーザ端末がアプリケーションサーバにモバイルエッジコンピューティングの登録依頼するステップと、
    前記登録依頼に応答して、前記アプリケーションサーバが、コアネットワークに含まれるモバイルエッジコンピューティングのための機能要素に、ユーザ情報を登録するステップと、
    前記モバイルエッジコンピューティングのための機能要素が、小型アクセスネットワークおよび/または前記ユーザ端末のコンテキスト情報を収集するステップと、
    前記モバイルエッジコンピューティングのための機能要素が、収集した情報にもとづいて集中最適化を行うステップと、
    前記ユーザ端末から前記モバイルエッジコンピューティングのための機能要素に、セッションの確立要求を行うステップと、
    前記モバイルエッジコンピューティングのための機能要素が、前記小型アクセスネットワークに対してポリシー設定を行うステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
  6. 前記モバイルエッジコンピューティングのための機能要素が、前記小型アクセスネットワークの情報をポータルに登録するステップと、
    前記アプリケーションサーバが、前記ポータルに登録された前記小型アクセスネットワークの情報を取得するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の無線通信方法。
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