JP2019120774A - 画像表示装置 - Google Patents

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Makoto Shiomi
誠 塩見
尚子 後藤
Naoko Goto
尚子 後藤
彩 岡本
Aya Okamoto
彩 岡本
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Abstract

【課題】ローカルディミングのための演算量を低減できる表示装置を実現する。【解決手段】液晶表示装置(10)は、液晶パネルと、バックライトと、LED出力値算出部(151)と、照明輝度を算出する照明輝度算出部(152)とを備えている。照明輝度算出部(152)は、注目ブロックに含まれないLEDユニットからの光によって対象表示素子が照明される輝度については、該輝度に近似する近似輝度を用いて、前記対象表示素子に関する照明輝度を算出する。【選択図】図3

Description

以下の開示は、バックライトを備える表示装置に関する。
LED(発光ダイオード)等を用いたエリアアクティブな直下型バックライト制御技術によって、ローカルエリアでのバックライト制御が可能になっている。このようなバックライト制御を行う表示装置において、入力画像の画素に対応するバックライト輝度を計算し、画素の輝度をバックライト輝度で割ることによって、画素本来の輝度を確保するローカルディミングが提案されている。このような技術の一例が特許文献1に開示されている。
特開2009−192963号公報(2009年8月27日公開)
ローカルディミングを行う場合、表示パネルに含まれる注目画素に影響を与える、バックライトユニットの照明輝度を算出する必要がある。従来、当該照明輝度を、PSF(点広がり関数)を用いて計算していた。しかしながら、この計算は非常にリソースを消費するものだった。
本開示の一態様は、ローカルディミングのための演算量を低減できる表示装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る画像表示装置は、複数の表示素子を含み、表示データに基づいて駆動する表示パネルと、1以上の光源をそれぞれ含む複数のエリアに分割され、該エリアごとに前記光源の発光強度を変化させることができるバックライトと、入力画像に基づき前記各エリアの発光強度を決定する発光強度決定部と、前記発光強度に基づいて前記光源が発光することによって、前記複数の表示素子のそれぞれが照明される輝度である照明輝度を算出する照明輝度算出部と、前記入力画像および前記照明輝度に基づき前記表示データを生成する表示データ生成部とを備え、前記表示パネルを複数のブロックに分割し、該ブロックは1または複数の前記光源を該ブロックの内部または境界線上に含むものであり、該複数のブロックのうち、前記照明輝度の算出対象となる対象表示素子が属するブロックを注目ブロックとし、前記照明輝度算出部は、前記注目ブロックに含まれない前記光源からの光によって前記対象表示素子が照明される輝度については、該輝度に近似する近似輝度を用いて、前記対象表示素子に関する前記照明輝度を算出する。
本開示の一態様によれば、バックライト制御のための演算量を低減することができる。
実施形態1に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 液晶表示装置が備えるバックライトと液晶パネルの画素とを重畳させて平面視した状態を示す図である。 エリアアクティブ駆動処理部の構成を示すブロック図である。 LEDユニットの配置に基づいて規定されるブロックの設定方法の一例を示す図である。 上記ブロック内の座標(x,y)を示す図である。 M=60、α=1の時の式(2)におけるL(B)の係数とxとの関係を示すグラフである。 直線近似の場合の、ブロック内のx座標の位置と線光源25Bによる照明の輝度との関係を示した図である。 直線近似の場合の、ブロック26内のx座標の位置と線光源25Dによる照明の輝度との関係を示した図である。 液晶表示装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、ブロックの設定方法の変更例を示す図である。 (a)および(b)は、ブロックの対角線を含む直線上に位置するLEDユニットの取り扱い方法を説明するための図である。 (a)〜(c)は、ブロックの設定方法の変更例を示す図である。 (a)および(b)は、ブロックの設定方法の変更例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、第1の実施形態について、詳細に説明する。以下では、液晶表示装置を例示して説明するが、本開示は、液晶表示装置に限らず、他の種類の画像表示装置にも適用できる。
図1は、実施形態1に係る液晶表示装置(画像表示装置)10の構成を示すブロック図である。図1に示す液晶表示装置10は、液晶パネル(表示パネル)11、パネル駆動回路12、バックライト13、バックライト駆動回路14、および、エリアアクティブ駆動処理部15(以下、駆動処理部15と称する)を備えている。液晶表示装置10は、画面を複数のエリアに分割し、エリア内の入力画像に基づきバックライト光源の輝度を制御しながら、液晶パネル11を駆動するエリアアクティブ駆動を行う。
液晶表示装置10には、入力画像31が入力される。駆動処理部15は、入力画像31に基づき、液晶パネル11の駆動に用いる表示データ32と、バックライト13の駆動に用いるバックライト発光輝度データ33(以下、BL発光輝度データ33と称する)とを求める。
液晶パネル11は、表示データ32に基づいて駆動するものであり、(m×n)個の表示素子21を備えている。mおよびnは2以上の整数である。表示素子21は、行方向にm個ずつ、列方向にn個ずつ、全体として2次元状に配置される。表示素子21には、赤色光を透過するR表示素子、緑色光を透過するG表示素子、および、青色光を透過するB表示素子が含まれる。R表示素子、G表示素子およびB表示素子は、所定のパターンで(例えば、行方向に並べて)配置され、3個で1個の画素22を形成する。
パネル駆動回路12は、液晶パネル11の駆動回路である。パネル駆動回路12は、駆動処理部15から出力された表示データ32に基づき、液晶パネル11に対して表示素子21の光透過率を制御する信号(電圧信号)を出力する。パネル駆動回路12から出力された電圧は表示素子21内の画素電極(図示せず)に書き込まれ、表示素子21の光透過率は画素電極に書き込まれた電圧に応じて変化する。
バックライト13は、液晶パネル11の背面側に設けられ、液晶パネル11の背面に照明光を照射する。
図2は、バックライト13と液晶パネル11とを重畳させて平面視した状態を示す図である。バックライト13は、図2に示すように、マトリクス状に配置された複数のLEDユニット(光源)23を含んでいる。図2では、説明の都合上、LEDユニット23の位置に応じて、LEDユニット23を示すシンボルを変えているが、バックライト13が備えるLEDユニット23は、同一種のLEDでよい。
バックライト13は、1以上のLEDユニット23をそれぞれ含む複数のエリア24に分割され、当該エリア24ごとにLEDユニット23の発光強度を変化させることができる。図2に示す例では、各エリア24には、1つのLEDユニット23が設けられているが、1つのエリア24に複数のLEDユニット23が設けられてもよい。
なお、バックライト13の光源は、LEDに限定されず、他の種類の発光装置、例えばレーザーバック光源を用いることもできる。これらの光源(発光ユニット)は、液晶パネル11の下に配置してもよいし、表示ユニットの外側に配置して、必要なエリアに導光してもよい。また特定の色(例えば赤)に関してはレーザーを利用し、他の色に関してはLEDを用いることもできる。その場合は、レーザーとLEDとの散乱特性が異なるため、個別に散乱用の部材(例えば拡散レンズ)を用いて、各色の散乱レベルをそろえることが好ましい。
図1に示すように、駆動処理部15は、バックライト13に含まれるすべてのLEDユニット23の輝度を求め、求めた輝度を表すBL発光輝度データ33をバックライト駆動回路14に対して出力する。
バックライト駆動回路14は、駆動処理部15から出力されたBL発光輝度データ33に基づき、バックライト13に対してLEDユニット23の輝度を制御する信号(電圧信号または電流信号)を出力する。あるLEDユニット23の輝度は、他のLEDユニット23の輝度とは独立して制御される。
図3は、駆動処理部15の構成を示すブロック図である。図3に示すように、駆動処理部15は、所定の処理を実行するための構成要素として、LED出力値算出部(発光強度決定部)151、照明輝度算出部152およびLCDデータ算出部(表示データ生成部)153を備えている。また、駆動処理部15は、後述するPSF(点広がり関数)データを格納するための構成要素として、輝度拡散フィルタ154を備えている。
LED出力値算出部151は、入力画像31に基づき、バックライト13における各エリア24に対応するLEDユニット23の発光輝度を決定し、BL発光輝度データ33として出力する。
照明輝度算出部152は、BL発光輝度データ33に基づいてLEDユニット23が発光することによって、複数の画素22(または表示素子21)のそれぞれが照明され得る(照明されると推測される)輝度(以下、照明輝度34と称する)を算出する。
輝度拡散フィルタ154には、照明輝度34を算出するために、光の拡散の仕方を数値で表したデータであるPSFデータが格納されている。
LCDデータ算出部153は、入力画像31と照明輝度算出部152が算出した照明輝度34とに基づいて、液晶パネル11に含まれるすべての表示素子21の光透過率を表す液晶データを求める。換言すれば、LCDデータ算出部153は、入力画像31および前記照明輝度34に基づき、液晶表示装置10に表示される表示データを生成する。例えば、LCDデータ算出部153は、画素22に照射される照明輝度34が本来の1/2になっていれば、画素22の透過率を2倍にすることで、入力画像本来の明るさを確保する。つまりLCDデータ算出部153は、画素22が、入力画像31に対応する表示用画像を表示するために適した輝度を有するように、照明輝度34に基づいて画素22の透過率を算出する。
ここで、照明輝度算出部152における処理の詳細について説明する。説明のため、入力画像31の画素サイズを1920*1080ピクセルとし、LEDユニット23の数を32*18個とし、PSFの有効範囲を、各LEDユニット23を中心とする400*400ピクセルの範囲内とする。また、各エリア24のサイズを60*60ピクセルとする。
従来の方法であれば、全ての画素の照明輝度34を算出するための主要な計算の回数は、32*18*400*400で、およそ9200万回に及ぶ。
これに対して、照明輝度算出部152は、一部のLEDユニット23からの光によって画素22が照明される輝度については、近似値を使用することにより、従来よりも少ない計算回数で照明輝度34を算出する。
図2は、バックライト13と液晶パネル11の画素22とを重畳させて平面視した状態を示す図である。図2では、便宜上、画素22については、照明輝度34を算出する対象となる画素22(以下、注目画素22Aと称する)のみを示している。図2は、液晶表示装置10における注目画素22AとLEDユニット23との相対位置関係を示すマップであるといえる。このマップにおいて、複数のLEDユニット23の配置に基づいて画定される四角の領域をブロック26と称する。
図4は、ブロック26の設定方法の一例を示す図である。図4に示すように、複数のブロック26は、例えば、同一形状および同一の大きさの矩形としてのブロック26がマトリクス状に配置されたものである。複数のブロック26は、液晶パネル11を、平面視した状態において、複数のLEDユニット23の配置に基づいて分割したものでもあり、ブロック26のそれぞれには複数の画素22が属している。
これら複数のブロック26のそれぞれは、上記平面視した状態において、1または複数のLEDユニット23を当該ブロック26の内部または境界線上に含む。図4に示した例は、図2に示す例と同様に、ブロック26の各頂点上にLEDユニット23が位置している例である。後述するように、ブロック26とLEDユニット23との位置関係には、様々なバリエーションが考えられる。
図2に示すように、複数のブロック26のうち、前記照明輝度34の算出対象となる表示素子21(対象表示素子)が属するブロック26を注目ブロック26Aと称する。図2に示す例では、ブロック26(注目ブロック26A)は、注目ブロック26Aに属する注目画素22Aの最寄の4つのLEDユニット23を頂点とする正方形(60*60ピクセル)として形成されている。便宜上、図2には、図4に示す複数のブロック26のうち、ある注目画素22Aを囲むブロック26(すなわち注目ブロック26A)のみを示している。
照明輝度算出部152は、注目画素22Aの照明輝度34を算出するときに、注目ブロック26Aの内部に含まれるLEDユニット23および注目ブロック26Aの境界上のLEDユニット23については、注目画素22Aを照明する個々の光源として扱う。具体的には、これらのLEDユニット23からの光が注目画素22A(対象表示素子)を照明する輝度については、PSFを用いて算出する。図2に示す例では、ブロック26の4頂点に位置するLEDユニット23がこの処理の対象である。このように、PSFを用いて照明輝度を算出する処理を、以下では精密算出処理と呼ぶ。
一方、照明輝度算出部152は、注目画素22Aの照明輝度34を算出するときに、注目ブロック26Aに含まれないLEDユニット23からの光によって注目画素22A(対象表示素子)が照明される輝度については、該輝度に近似する近似輝度を用いて、注目画素22Aに関する前記照明輝度34を算出する。具体的には、照明輝度算出部152は、注目ブロック26Aに含まれない複数のLEDユニット23の少なくとも一部を、当該注目ブロック26Aを形成する4辺に相当する線光源とみなし、当該線光源によって注目画素22Aが照明された場合の輝度を用いて、注目画素22Aの照明輝度34を算出する。このように、近似により照明輝度を算出する処理を、以下では近似算出処理と呼ぶ。
このように照明輝度算出部152は、(i)注目ブロック26Aの内部および注目ブロック26Aの境界上に含まれるLEDユニット23、および(ii)注目ブロック26Aの近似された4つの線光源により、注目画素22Aが照明されるときの照明輝度34を算出する。
PSFの値は一般に、存在座標における値が最も大きく、その値は距離とともに急激に減衰する。従って、LEDユニット23の近くの領域では、適切かつ効率的な近似計算が導けない。また、PSFはデバイス構造に大きく依存するため、注目画素22Aに近いLEDユニット23の輝度を近似することは、汎用性を考えても好ましくない。
発明者らは、公知のPSF計算と照明輝度の実測とを繰り返し検証した結果、ブロック26の中心から離れるほど、その評価を単純化することが可能であることを見いだした。ブロック26の中心を観察対象としたとき、観察対象を基準とする4領域に注目する。ここで4方向とは、ブロック26の中心を始点とする4本の半直線で分割される4つの領域であり、これらの領域を光源分割領域と称する。図2では、注目ブロック26Aの中心を始点とする4本の半直線27〜30を示している。光源分割領域は具体的には、半直線27および半直線28より上の領域(以下、光源分割領域Aと呼ぶ)、半直線28および半直線29より右の領域(以下、光源分割領域Bと呼ぶ)、半直線29および半直線30より下の領域(以下、光源分割領域Cと呼ぶ)、半直線30および半直線27より左の領域(以下、光源分割領域Dと呼ぶ)、の4つである。
観察対象の上側の光源分割領域、すなわち光源分割領域Aに存在するLEDユニット23(図2のLEDユニット23A)の影響は、適切な係数をかけて足し合わせると、線光源25Aが及ぼす影響と同等と見なすことができる。
すなわち、線光源25Aの輝度L(A)は、次の式(1)で表すことができる。
L(A)=Σ(K(i,j)*LA(i,j))・・・(1)
K(i,j)は、座標(i,j)(iおよびjは任意の数)に位置する点光源であるLEDユニット23Aを線光源に変換するときに用いる係数であり、PSFに相当する係数である。このK(i,j)は、デバイス構成に依存する係数であり、これを求めるには実際の液晶表示装置10においてPSFを測定するか、実際に注目画素22Aにおける照明輝度を測定し、重回帰分析などにより決めればよい。決定した係数は、ルックアップテーブルに格納しておくことが効率上好ましい。本実施形態では、K(i,j)は、輝度拡散フィルタ154に含まれているものとする。
LA(i,j)は、光源分割領域A内の座標(i,j)(iおよびjは任意の数)に位置するLEDユニット23Aからの照明の輝度を表している。
なお、図2上では半直線27から30上に位置するLEDユニット23は、光源分割領域AまたはCに属するように記載しているが、これを光源分割領域BまたはDに属するようにしてもよい。また、(光源分割領域A+光源分割領域C)、(光源分割領域B+光源分割領域D)の各領域にLEDユニット23が適当な比率で属するように設定した場合でも、変換のための係数を適切に設定すれば、上述の他の例と同様に問題なく輝度を算出することができる。
同様に、観察対象の右側の光源分割領域、すなわち光源分割領域Bに位置するLEDユニット23Bを線光源25Bとみなし、観察対象の下側の光源分割領域、すなわち光源分割領域Cに位置するLEDユニット23Cを線光源25Cとみなし、観察対象の左側の光源分割領域、すなわち光源分割領域Dに位置するLEDユニット23Dを線光源25Dとみなすことができる。
図5は、ブロック26内の座標(x,y)を示す図である。図5に示す、ブロック26内の座標(x,y)における線光源による輝度成分をS_line(x,y) とする。(x,y)は画素22のローカルアドレスであり、−M<x<M、−N<y<N(MおよびNは、0より大きい任意の数)である。線光源25Aの輝度は上記の通りL(A)である。線光源25B、25Cおよび25Dの輝度をそれぞれL(B)、L(C)およびL(D)とする。線光源25A〜Dによる輝度は距離に反比例すると近似すると、S_line(x,y)は、次の式(2)で表すことができる。式(2)において、k、k、k、k、α、α、α、αは所定の係数である。
Figure 2019120774
M=60、α(α)=1の時の式(2)におけるL(B)の係数とxとの関係を図6に示す。縦軸は、後述する理由から、x=59における算出輝度の値を基準にした相対輝度で示している。
全体のレベルをα、減衰の様子をkで調整することができる。図6では、k=1、2、3、4の場合の相対輝度を示す曲線をk1〜k4で示している。kは整数である必要は無く、1以上の任意の数値を用いることができる。また、k=5以上が好ましい場合は近似の直線式を設定してもよい。
なお、k=1の時は、x=60の値は計算できないため、図6では、x=60の場合の値を示していない。この場合、x=59で算出した値をx=60でも用いればよい。k>1の場合は、x=60の値を計算できるので、その値をそのまま用いればよい。またこのため、図6では上記の通りx=59における算出輝度の値を基準にした相対輝度で示している。
k、αの値は、PSF計算から得られた結果から算出してもよいし、実測輝度に合わせて回帰分析を行いフィッティングすることにより算出してもよい。kおよびαは、L(A)、L(B)、L(C)、L(D)それぞれについて設定されるが、多くのデバイスでは、少なくともL(A)およびL(C)、L(B)およびL(D)では同じパラメータが設定されることが好ましい。
また、これらの係数は毎回計算してもよいし、あらかじめ計算した結果をLUTに保存し参照してもよい。
基本的にすべてのブロック26で同じパラメータを使用してもよいが、画素の場所によって異なるパラメータを使用してもよい。特に液晶パネル11の端付近では、想定したLEDユニット23が外側に存在しないため、異なるパラメータとなることがあるし、近似が難しい領域であれば、その部分ではPSFを用いた計算としてもよい。
本実施形態では、ブロック26を中心とした周囲400*400画素分の範囲に存在するLEDユニット23を線光源25A〜Dとみなす。この範囲を以下では線光源計算領域と呼ぶ。図2に線光源計算領域35を示す。線光源計算領域35を4等分した領域にそれぞれ含まれるLEDユニット23を、個々の線光源として近似するために用いる。線光源として近似する対象となるLEDユニット23の個数は特に限定されない。注目画素22Aの照明輝度34を適切に算出するために必要な範囲に位置するLEDユニット23を、近似の対象とすればよい。
この方式では、入力画像31における輝度の不自然な偏りによって誤差が生じる恐れがある。例えば、線光源25Aの左半分が非常に明るく、右半分は非常に暗いときには、線光源25Aは均一な線光源として評価することができない時もある。
しかしながら、自然に存在するシーンから入力画像31を形成した場合、上記のような偏りがあったとしても、線光源25Bより線光源25Dの線光源が明るく評価されることが多く、上記式(2)の中でほとんどの偏りは、不自然でない程度に吸収される。
また、上記式(2)ではローカル座標に対し、線光源の輝度が一次の相関で変動するように考慮したが、ローカルアドレスに対し、各線光源の輝度の配分比を記述したルックアップテーブルを用意することも好ましい。この場合には、ルックアップテーブルのメモリ領域は消費するが、計算量は、上述した例とほとんど変わらない。
線光源25の近似のための計算範囲(線光源計算領域35)は、本実施形態の設定では、ブロック26を中心とした周囲400*400画素で十分である。上述の通り、本実施形態では、PSFの有効範囲を、各LEDユニット23を中心とする400*400ピクセルの範囲内としているためである。ただし、たかだかLEDユニット23の個数に比例して計算量が増大するだけであるため、ゆとりを持って計算範囲を設定することも可能である。
ここで本実施形態の効果について説明する。
上述の通り、従来の方法であれば、全ての画素の照明輝度を算出するための主要な計算の回数は、およそ9200万回である。
これに対して、本実施形態では、ブロック26内の照明輝度S(x,y)は、下記式(3)で表すことができる。
S(x,y)=S_PSF(x,y)+S_line(x,y)・・・(3)
S_PSF(x,y)は、ブロック26に含まれるLEDユニット23およびブロック26の境界上のLEDユニット23による照明輝度を、PSFを用いて算出した輝度を表している。本実施形態では、ブロック26の4頂点に位置するLEDユニット23がこの処理の対象である。あるブロック26内の画素全部についてのS_PSF(x,y)の主要な計算量は、4*60*60=14400となる。
また、あるブロック26内の画素全部についてのS_line(x,y)の主要な計算量は、4つの線光源に関して式(2)の計算を行うことから、4*60*60=14400となる。
以上より、本実施形態では、ブロック26内の主要な計算量は、14400+14400=28800回である。ブロック26は32*18ブロックと想定している。そのためトータルの主要計算量は、28800*32*18=およそ1659万回(従来の計算方法のおよそ1/5.5)となり、従来の計算方法の9800万回から大幅に削減できた。
なお線光源の減衰が直線的に近似できるとき、L(B)およびL(D)の影響を組み合わせるとともに、L(A)およびL(C)の影響を組み合わせることにより、かけ算計算を減らすことができ、計算量を大幅に節約できる。この方法の詳細について説明する。ここでいう直線近似とは、線光源による照明が線光源からの距離に応じて直線的に減衰する、と近似することを意味する。
まず、線光源25Bによる照明の輝度を直線近似する場合について説明する。図7は、直線近似の場合の、ブロック26内のx座標の位置と線光源25Bによる照明の輝度との関係を示した図である。ブロック26内の線光源25Bの直上の位置、すなわちx=Mの位置における線光源25Bによる照明の輝度をTB=LB×βとする。βは所定の定数である。βは、例えばある入力画像31に関して計算された線光源25Bの値LBとx=Mの位置における照明輝度の実測値TBから定めることができる。なお、ブロック26内であれば線光源25Bによる照明の輝度はy座標の値によらないものとする。
図7に示すように、線光源25Bから距離が離れるほど、線光源25Bによる照明の輝度は直線的に減少すると近似する。x=0の位置における照明の輝度をTB×γとする。γは照明の輝度の減少係数である。
ブロック26内の任意のx座標における、線光源25Bによる照明の輝度をIB(x)とすると、IB(x)は以下のように表される。
Figure 2019120774
次に線光源25Dによる照明の輝度を直線近似する場合について説明する。図8は、直線近似の場合の、ブロック26内のx座標の位置と線光源25Dによる照明の輝度との関係を示した図である。ブロック26内の線光源25Dの直上の位置、すなわちx=−Mの位置における線光源25Bによる照明の輝度をTD=LD×βとする。βは線光源25Bの場合と同じ値である。なお、上記と同様に、ブロック26内であれば線光源25Dによる照明の輝度はy座標の値によらないものとする。
図8に示すように、線光源25Dから距離が離れるほど、線光源25Dによる照明の輝度は直線的に減少すると近似する。x=0の位置における照明の輝度をTD×γとする。γは照明の輝度の減少係数であり、線光源25Bの場合と同じ値である。
ブロック26内の任意のx座標における、線光源25Dによる照明の輝度をID(x)とすると、ID(x)は以下のように表される。
Figure 2019120774
ブロック26内の任意のx座標における、線光源25Bおよび線光源25Dによる照明の輝度IB(x)+ID(x)は、上記式(4)および上記式(5)から以下のように表される。
IB(x)+ID(x)=(1-γ)(TB-TD)/M×x+γ(TB-TD)・・・(6)
上記式(6)に示すように、IB(x)+ID(x)はxの1次関数として表される。2つの係数(1−γ)(TB−TD)/Mおよびγ(TB-TD)は、ブロック26ごとに1回だけ計算すればよい。従って主要な計算量はxに関する掛け算のみとなる。
線光源25Aおよび線光源25Cについても、同様の計算を適用できる。線光源25Aによる照明の輝度をIA(y)、線光源25Cによる照明の輝度をIC(y)とすると、それぞれ以下のように表される。なお、上記と同様に、ブロック26内であれば線光源25Aおよび線光源25Cによる照明の輝度はx座標の値によらないものとする。
Figure 2019120774
ここで、TA=LA×β、TC=LC×βである。
ブロック26内の任意のy座標における、線光源25Aおよび線光源25Cによる照明の輝度IA(y)+IC(y)は、式(7)および式(8)から以下のように表される。
IA(y)+IC(y)=(1-γ)(TA-TC)/M×y+γ(TA+TC)・・・(9)
上記式(9)に示すように、IA(y)+IC(y)はyの1次関数として表される。2つの係数(1−γ)(TA−TC)/Mおよびγ(TA+TC)は、ブロック26ごとに1回だけ計算すればよい。従って主要な計算量はyに関する掛け算のみとなる。
直線近似した場合の線光源25A〜25Dによる照明の輝度をS_line’(x,y)とすると、上記の式(4)〜(9)より以下の式(10)のように表される。
Figure 2019120774
1つの画素に関してのS_line’(x,y)の主要な計算量は、xの掛け算とyの掛け算との2回である。従って、あるブロック26内の画素全部についてのS_line’(x,y)の主要な計算量は、2*60*60=7200である。S_PSF(x,y)の計算量14400と合わせると、ブロック26内の主要な計算量は、14400+7200=21600回である。トータルの主要計算量は、21600*32*18=およそ1244万回(従来の計算方法のおよそ1/8)となり、従来の計算方法の9800万回からさらに大幅に削減できた。
また、液晶パネル11の面積が同じという前提で、本実施形態と従来技術とを比較してみる。従来の計算量オーダーは、(ブロックの数)*(PSFの有効範囲の画素数)に依存するため、画素分解能の増大とあわせて、エリアアクティブ制御の精度を高めるためにLEDユニット23の数を増やすと計算量が爆発的に増大する。
一方、本実施形態の計算量オーダーは、(ブロック26の数)*(ブロック26内の画素数)に依存する。そのため、画素分解能の増大に対する影響は従来と変わらないが、ブロック26の数を増やすと、それに応じてブロック26内の画素22が減少するために、同じ計算量でより高精度のエリアアクティブ制御が実現できる。
また、画面内にHDR画像、SDR画像、データ画像などが混在するときも、計算量を増大させずに個別に輝度計算が可能となり、多くのディスプレイ応用場面で広く利用できるようになった。
図9は、液晶表示装置10における処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず駆動処理部15には、入力画像31が入力される(S1)。
LED出力値算出部151は、入力画像31に基づき、バックライト13における各エリア24に対応するLEDユニット23の発光輝度(BL発光輝度データ33)を求める。ここで、各エリア24に対応する、液晶パネル11の領域をパネル分割領域と称する。注目するエリア24についてのBL発光輝度データ33を決定する方法としては、例えば、注目するエリア24に対応するパネル分割領域内の画素22の輝度の最大値Maに基づいて決定する方法、上記パネル分割領域内の画素22の輝度の平均値Meに基づいて決定する方法、および、上記パネル分割領域内の画素22の輝度の最大値Maと平均値Meとを加重平均することにより得られる値に基づいて決定する方法などがある。
LED出力値算出部151は、算出したBL発光輝度データ33をバックライト駆動回路14および照明輝度算出部152に出力する(S2)。
照明輝度算出部152は、受信したBL発光輝度データ33に基づいて、ブロック26内の表示素子21のそれぞれが照明される照明輝度34を、上述したように、輝度拡散フィルタ154を用いて算出する(S3)。照明輝度算出部152は、この照明輝度34の算出を全てのブロック26について行う。ブロック26がどのように設定されているかを示すデータは、照明輝度算出部152が参照可能な記憶部(例えば、輝度拡散フィルタ154)に格納されている。
LCDデータ算出部153は、入力画像31および前記照明輝度34に基づき、液晶表示装置10に表示される表示データ32を生成し、パネル駆動回路12に出力する(S4)。
パネル駆動回路12は、受信した表示データ32に基づいて、液晶パネル11を駆動する(S5)。
〔実施形態2〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図10の(a)〜(c)は、ブロック26の設定方法の変更例を示す図である。ブロック26の設定方法は、求められる照明輝度算出の精度、ブロック26の境界の処理方法、LEDユニット23の配置などに応じて変更可能である。
ブロック26が大きくなり、その中に含まれるLEDユニット23が増えるほど照明輝度計算の精度は向上し、その代わりに計算量が増大するというトレードオフの関係がある。
また、LEDユニット23の配置密度が増大し、画素22に対して影響を及ぼすLEDユニット23が増えるほど、本実施形態での計算量の節約効果は増大する一方で、線光源25A〜Dとして複数のLEDユニット23の輝度を近似するときの誤差は増大する。このことを鑑みてブロック26の内部領域サイズを設計すればよい。
図10の(a)に示すように、目的座標の周囲に存在する一番内側の4個のLEDユニット23のみを用いるブロック26の設定方法では、4個のLEDユニット23のみについてPSF計算を行う。そのため、PSFの計算量が最小となり、計算量を低減するという趣旨から考えると当該設定方法は最良である。なお、図10の(a)に示すブロック26の設定方法は、ブロック26の境界上にLEDユニット23が存在し、ブロック26の内部にはLEDユニット23は存在していないという設定方法に相当する。
図10の(b)に示す例では、ブロック26の境界線上のLEDユニット23に加え、ブロック26の内部における1個のLEDユニット23に対するPSF計算が必要となる。図10の(c)に示す例では、ブロック26の境界線上のLEDユニット23に加え、ブロック26の内部における5個のLEDユニット23に対するPSF計算が必要である。しかし、その計算範囲は、ブロック26の内部に限定されるため、図10の(b)および(c)に示す例では、通常のPSF計算より簡易である。
図11の(a)および(b)は、ブロック26の対角線を含む直線上に位置するLEDユニット23の取り扱い方法を説明するための図である。図11の(a)および(b)に示す、光源分割領域を規定する破線36上に位置するLEDユニット23をどの線光源に属させるかについては、以下のような扱いが考えられる。
1.どちらの光源分割領域にも属しており、どちらでも評価する。
2.どちらの光源分割領域にも属しておらず、どちらでも評価しない。
3.一定のルールの基づき、各LEDユニット23をどちらかの光源分割領域に振り分ける。
4.上記「1.」において、LEDユニット23の列に対する破線36の角度を45°より大きくし、90°よりも大きい交差角を有する2組の破線36でそれぞれ規定される複数の光源分割領域を互いに重ねることで、両方の光源分割領域に属するLEDユニット23を多くする。
いずれの扱い方でも、本実施形態の所望の効果は実現できる。上記式(2)における係数kおよびαを変更することにより、破線36の交差角を変更することができる。
4.の方法では、(i)無駄になる情報が少ない、(ii)イレギュラーな状況(特定のLEDユニット23が十分に光らない状況など)に対し、係数パラメータの再設定などを行うときの設計上のマージンが多いという利点がある。
なお、LEDユニット23の列に対する破線36の角度は、0、45、90°に限定されない。また、LEDユニット23の配置が正方配置(縦横等間隔)でない場合、計算式の都合上、上記角度が変わることがある。
〔実施形態3〕
図12および図13は、ブロック26の設定方法の変更例を示す図である。図12の(a)〜(c)に示すように、ブロック26の境界上にLEDユニット23が存在せず、ブロック26の内部にLEDユニット23が少なくとも1つ存在するようにブロック26を設定してもよい。
また、図13の(a)および(b)に示すように、ブロック26の辺上にはLEDユニット23が位置するが、ブロック26の頂点には位置しないようにブロック26を設定してもよい。このようにブロック26を設定すると、ブロック26外のLEDユニット23に関して最近傍の線光源を一意に決めることができる。
なお、図13の(a)に示すブロック26の設定方法は、ブロック26の境界上および内部にLEDユニット23が存在しているという設定方法に相当する。また、図13の(b)に示すブロック26の設定方法は、ブロック26の境界上にLEDユニット23が存在し、ブロック26の内部にはLEDユニット23は存在していないという設定方法に相当する。
また、図12の(a)〜(c)および図13の(a)および(b)に示す例は、ブロック26の各頂点にはLEDユニット23が存在しないようにブロック26が規定されている例であるとも表現できる。
〔実施形態4〕
上述の実施形態1においては、照明輝度算出部152において注目画素22Aの照明輝度34を算出する際に、注目ブロック26Aの境界上のLEDユニット23については、精密算出処理を行った。しかし、本実施形態においては、注目ブロック26Aの境界上のLEDユニット23を線光源近似の対象に含める。図2あるいは図10の(a)に示したブロック26の設定方法の場合、精密算出処理の対象となるLEDユニット23は無くなり、近似算出処理のみで照明輝度34が算出される。この場合、精密算出処理を行わなくなることから、さらに計算量を削減できる。照明輝度34の誤差は大きくなる。しかし、十分光源配置密度が高いときには誤差は相対的に小さいことから、本設定方法は有効である。
図10の(b)に示したブロック26の設定方法の場合、本実施形態の計算方法によれば、ブロック26の内部における1個のLEDユニット23に対しては精密算出処理を行い、それ以外のLEDユニット23に対しては近似算出処理を行う。
図10の(c)に示したブロック26の設定方法の場合、本実施形態の計算方法によれば、ブロック26の内部における5個のLEDユニット23に対しては精密算出処理を行い、それ以外のLEDユニット23に対しては近似算出処理を行う。
図12の(a)〜(c)に示したブロック26の設定方法の場合、ブロック26の境界上にLEDユニット23が存在しないことから、実施形態1の計算方法でも本実施形態の計算方法でも同じ計算が行われる。
図13の(a)に示したブロック26の設定方法の場合、本実施形態の計算方法によれば、ブロック26の内部における2個のLEDユニット23に対しては精密算出処理を行い、それ以外のLEDユニット23に対しては近似算出処理を行う。
図13の(b)に示したブロック26の設定方法の場合、本実施形態の計算方法によれば、精密算出処理の対象となるLEDユニット23は無く、近似算出処理のみで照明輝度34が算出される。
〔ソフトウェアによる実現例〕
液晶表示装置10の制御ブロック(特に駆動処理部15)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、液晶表示装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10 液晶表示装置
11 液晶パネル(表示パネル)
13 バックライト
15 エリアアクティブ駆動処理部
21 表示素子
22 画素
22A 注目画素
23、23A、23B、23C、23D LEDユニット(光源)
24 エリア
25、25A、25B、25C、25D 線光源
26 ブロック
26A 注目ブロック
27、28、29、30 半直線
31 入力画像
32 表示データ
33 BL発光輝度データ
34 照明輝度
35 線光源計算領域
151 LED出力値算出部(発光強度決定部)
152 照明輝度算出部
153 LCDデータ算出部(表示データ生成部)
154 輝度拡散フィルタ

Claims (8)

  1. 複数の表示素子を含み、表示データに基づいて駆動する表示パネルと、
    1以上の光源をそれぞれ含む複数のエリアに分割され、該エリアごとに前記光源の発光強度を変化させることができるバックライトと、
    入力画像に基づき前記各エリアの発光強度を決定する発光強度決定部と、
    前記発光強度に基づいて前記光源が発光することによって、前記複数の表示素子のそれぞれが照明される輝度である照明輝度を算出する照明輝度算出部と、
    前記入力画像および前記照明輝度に基づき前記表示データを生成する表示データ生成部とを備え、
    前記表示パネルを複数のブロックに分割し、該ブロックは1または複数の前記光源を該ブロックの内部または境界線上に含むものであり、該複数のブロックのうち、前記照明輝度の算出対象となる対象表示素子が属するブロックを注目ブロックとし、
    前記照明輝度算出部は、前記注目ブロックに含まれない前記光源からの光によって前記対象表示素子が照明される輝度については、該輝度に近似する近似輝度を用いて、前記対象表示素子に関する前記照明輝度を算出する画像表示装置。
  2. 前記照明輝度算出部は、前記注目ブロックの境界上の前記光源からの光を、前記近似輝度を算出するためにさらに用いる請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記照明輝度算出部は、前記注目ブロックに含まれない複数の光源の一部を線光源とみなし、前記線光源によって前記対象表示素子が照明された場合の輝度を用いて照明輝度を算出する請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記ブロックの境界上に前記光源が存在し、前記ブロックの内部には前記光源は存在していない請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記ブロックの境界上に前記光源が存在せず、前記ブロックの内部に前記光源が少なくとも1つ存在している請求項1または3に記載の画像表示装置。
  6. 前記ブロックの境界上および前記ブロックの内部に前記光源が存在している請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記ブロックの各頂点に前記光源が存在している請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記ブロックの各頂点には前記光源が存在しないように前記ブロックが規定されている請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020241114A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 シャープ株式会社 画像表示装置
CN113539187A (zh) * 2020-04-22 2021-10-22 京东方科技集团股份有限公司 一种显示装置的调光方法、显示装置
US11501727B2 (en) 2019-12-24 2022-11-15 Seiko Epson Corporation Circuit device, display device, electronic apparatus, mobile body, and control method

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