JP2019120752A - 現像剤収容容器、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法 - Google Patents

現像剤収容容器、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤の充填作業を従来よりも容易に実現可能な現像剤収容容器、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法を提供する。【解決手段】トナーコンテナ30は、コンテナ本体31と、パドルギア34と、攪拌パドル50と、を有する。パドルギア34から攪拌パドル50に回転力が伝達されると、攪拌パドル50が回転しトナーを攪拌する。トナー充填時には、パドルギア34が攪拌パドル50から脱離される。そして、攪拌パドル50は、トナー充填口31Hから流入するトナーによって押圧力を受けることで回転し、トナーを複数の方向にガイドする。このため、トナーが局所的に堆積することが抑止され、トナー充填中にトナーコンテナ30に振動や衝撃を与える必要が低減する。【選択図】図12

Description

本発明は、現像剤収容容器、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法に関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置として、シートに転写される現像剤像を担持する像担持体と、像担持体に現像剤を供給する現像装置と、現像装置に補給される現像剤を収容する現像剤収容容器と、を備えたものが知られている。
特許文献1には、筒状の現像剤収容容器に現像剤を充填する現像剤充填装置が開示されている。筒状の現像剤収容容器の一端には現像剤充填口が形成されている。現像剤の充填時、現像剤収容容器は、現像剤充填口が上方を向くように、鉛直方向に沿って配置される。現像剤充填装置は、現像剤充填口に挿入される充填ノズルを備える。充填ノズルから現像剤が所定の圧力で噴射されると、現像剤収容容器の内部に現像剤が流入する。
特開2009−286420号公報
特許文献1に記載された技術では、現像剤の充填時に、現像剤が現像剤収容容器内の一部に堆積しやすい。このため、現像剤収容容器の内部に万遍なく現像剤を流入、堆積させるためには、充填時に現像剤収容容器に振動や衝撃を与える必要があった。この結果、現像剤充填装置が複雑化するとともに、現像剤の充填作業の工程が増加するため、現像剤収容容器の生産性が悪化するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤の充填作業を従来よりも容易に実現可能な現像剤収容容器、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る現像剤収容容器は、内部に現像剤を収容する現像剤収容容器であって、前記現像剤が収容されることを許容する内部空間を有し一の長手方向に延びる筒状の容器本体であって、当該容器本体の前記長手方向の一端側の側壁には前記長手方向に沿って前記内部空間に前記現像剤が充填されることを許容する現像剤充填口が開口されている、容器本体と、前記容器本体の外側から前記現像剤充填口を封止するように前記容器本体に装着される充填口封止部材と、前記容器本体の前記内部空間において前記側壁に対向して配置され、前記長手方向に延びる軸回りに回転する攪拌部材と、前記攪拌部材に対して前記軸回りに回転する回転駆動力を伝達する伝達部材と、を備え、前記伝達部材は、当該伝達部材が前記攪拌部材に連結された状態であって、前記攪拌部材を前記軸回りに第1回転方向に回転させることで、前記内部空間に収容された前記現像剤が前記攪拌部材によって攪拌されることを許容する連結状態と、当該伝達部材が前記攪拌部材から脱離され、前記側壁が上方に面し前記長手方向が鉛直方向に沿うように前記容器本体が配置されかつ前記現像剤充填口から前記充填口封止部材が取り外された状態において、前記現像剤充填口から前記内部空間に前記現像剤が充填されることを許容する脱離状態との間で状態変更が可能とされており、前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材は、前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から所定の押圧力を受けることで前記軸回りに回転し、かつ、当該回転に応じて前記現像剤を前記内部空間において複数の方向に向かってガイドする。
本構成によれば、攪拌部材が現像剤充填口を通じて容器本体の内部空間に流入する現像剤から押圧力を受けることで、攪拌部材が軸回りに回転しかつ当該回転に応じて現像剤を前記内部空間において複数の方向に向かってガイドすることができる。このため、現像剤充填時に、攪拌部材の回転が停止している場合、または、攪拌部材が配置されていない場合と比較して、現像剤を広い範囲で堆積させることができる。この結果、現像剤充填口の直下の位置で現像剤が局所的に堆積する場合と比較して、現像剤収容容器内に現像剤を短時間かつ容易、更には高い充填率で充填することができる。
上記の構成において、前記長手方向に沿って延びるシャフトを更に備え、前記攪拌部材は、前記シャフトが挿通されることを許容する軸受部と、前記伝達部材と係合することで、前記伝達部材から前記回転駆動力を受ける係合部と、前記軸受部から前記攪拌部材の回転における径方向に沿って延びる複数の羽根部であって、前記第1回転方向において互いに間隔をおいて配置される複数の羽根部と、を有し、前記複数の羽根部は、前記側壁に対向して配置される第1の面と、前記第1の面とは反対側に配置される第2の面と、をそれぞれ有し、少なくとも前記第1の面は、前記第1回転方向と交差するように傾斜しており、前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材の前記第1の面が前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から前記押圧力を受けることで、前記攪拌部材が前記軸回りに回転しかつ当該回転に応じて前記現像剤を前記内部空間において複数の方向に向かってガイドすることが望ましい。
本構成によれば、攪拌部材の羽根部の傾斜形状によって、現像剤の充填中に攪拌部材を安定して回転させることができる。
上記の構成において、前記複数の羽根部のうちの一の羽根部に装着され、前記第1回転方向とは反対の方向に向かって延びるとともに前記容器本体の内周面に当接することで、当該内周面に付着した前記現像剤を掻き取る弾性部材を更に有することが望ましい。
本構成によれば、現像剤充填口に近い位置において容器本体の内周面に現像剤が固着することが抑止され、容器本体内に現像剤を安定して充填することができる。
上記の構成において、前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材の前記第1の面が前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から前記押圧力を受けることで前記攪拌部材が回転する方向は、前記第1回転方向と反対の方向であることが望ましい。
本構成によれば、現像剤補給時には、容器本体の内周面に付着した現像剤を安定して除去することができる。一方、トナー充填時には、弾性部材の先端が容器本体の内周面に食い込むように移動するため、弾性部材には所定の回転負荷が付与される。したがって、現像剤の充填時に回転する羽根部には、所定のブレーキ力が付与される。この結果、攪拌部材が高速で回転することが抑止され、現像剤収容容器内の広い範囲に現像剤を順にガイドすることができる。
上記の構成において、前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材の前記第1の面が前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から前記押圧力を受けることで前記攪拌部材が回転する方向は、前記第1回転方向と同じ方向であることが望ましい。
本構成によれば、現像剤補給時には、容器本体の内周面に付着した現像剤を安定して除去することができる。一方、トナー充填時には、弾性部材の先端部が損傷しにくく、比較的薄い部材を弾性部材として使用することができる。
本発明の他の局面に係る現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法は、現像剤充填口が開口された前記現像剤収容容器の容器本体を、前記現像剤充填口が上方を向くように配置することと、前記現像剤充填口から前記容器本体の内部空間に前記現像剤を流入させることと、前記内部空間に流入する前記現像剤を前記容器本体の前記内部空間に配置された攪拌部材に当てることで前記攪拌部材を上下方向に沿って延びる軸回りに回転させ、当該回転に応じて前記攪拌部材によって前記現像剤を複数の方向にガイドしながら、前記内部空間に前記現像剤を充填することと、を備える。
本方法によれば、攪拌部材が現像剤充填口を通じて容器本体の内部空間に流入する現像剤から押圧力を受けることで、攪拌部材が軸回りに回転しかつ当該回転に応じて現像剤を前記内部空間において複数の方向に向かってガイドすることができる。このため、現像剤充填時に、攪拌部材の回転が停止している場合、または、攪拌部材が配置されていない場合と比較して、現像剤を広い範囲で堆積させることができる。この結果、現像剤充填口の直下の位置で現像剤が局所的に堆積する場合と比較して、現像剤収容容器内に現像剤を短時間かつ容易、更には高い充填率で充填することができる。したがって、現像剤収容容器に現像剤を充填するための現像剤充填装置が複雑化することが抑止され、現像剤の充填作業の工程が増加することが抑止される。このため、現像剤収容容器の生産性が悪化することが抑止される。
本発明によれば、現像剤の充填作業を従来よりも容易に実現可能な現像剤収容容器、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の側断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の攪拌部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の攪拌部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器の断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器に現像剤が充填される様子を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器に現像剤が充填される様子を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤収容容器に現像剤が充填される様子を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について図面に基づいて説明する。図1は、画像形成装置1の内部構造を模式的に示す断面図である。図1に示される画像形成装置1は、いわゆるモノクロプリンターであるが、他の実施形態において、画像形成装置1は、カラープリンター、ファクシミリ装置、これらの機能を備える複合機やトナー画像をシートに形成するための他の装置であってもよい。尚、以下の説明で用いられる「上」や「下」、「前」や「後」、「左」や「右」といった方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、画像形成装置1の原理を何ら限定するものではない。
<画像形成装置の全体構成>
画像形成装置1は、シートSに画像を形成するための様々な装置を収容する筐体101を備える。筐体101は、筐体101の上面を規定する上壁102と、筐体101の底面を規定する底壁103と、上壁102と底壁103との間の本体後壁105と、本体後壁105の前方に位置する本体前壁104と、を含む。筐体101は、各種の装置が配置される本体内部空間107を備える。筐体101の本体内部空間107には、シートSが所定の搬送方向に搬送されるシート搬送路PPが延設されている。また、画像形成装置1は、筐体101に対して開閉自在に装着される開閉カバー100Cを備える。
開閉カバー100Cは、本体前壁104の上方部分である前壁上方部104Bと、上壁102の前方部分である上壁前方部102Bとから構成される。また、開閉カバー100Cは、左右方向の両端部に配置された一対のアーム部108に配置される不図示のヒンジ軸を支点として、上下方向に開閉可能とされる。開閉カバー100Cの開状態において、本体内部空間107の上方が外部に開放される。一方、開閉カバー200Cの閉状態において、本体内部空間107の上方が、閉塞される。
上壁102の中央部には、排紙部102Aが配置される。排紙部102Aは、上壁102の前方部分から後方部分にかけて、下方に傾斜した傾斜面からなる。排紙部102Aには、後記の画像形成部120において、画像が形成されたシートSが排出される。また、本体前壁104の上下方向の中央部には、手差しトレイ104Aが配置される。手差トレイ104Aは、下端を支点として、上下に回動可能である(図1の矢印DT)。
図1を参照して、画像形成装置1は、シート搬送部10と、画像形成部120と、定着装置130とを備える。シート搬送部10は、カセット110から画像形成部120及び定着装置130を経由して排紙部102AへシートSを搬送するための機構である。シート搬送部10は、画像形成部120に対してシート搬送方向上流側に配置されるピックアップローラー112、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114、搬送ローラー115、及びレジストローラー対116と、定着装置130に対してシート搬送方向下流側に配置される搬送ローラー対133及び排出ローラー対134と、を含む。
カセット110は、内部にシートSを収容する。カセット110は、リフト板111を備える。リフト板111は、シートSの先頭縁を押し上げるように傾斜する。カセット110は、筐体101に対して、前方に引き出し可能とされる。
ピックアップローラー112は、リフト板111によって押し上げられたシートSの先頭縁上に配置される。ピックアップローラー112が回転すると、シートSはカセット110から引き出される。
第1給紙ローラー113は、ピックアップローラー112の下流に配設され、シートSを更に下流に送り出す。第2給紙ローラー114は、手差しトレイ104Aの支点の内側(後側)に配設され、手差トレイ104A上のシートSを筐体101内に引き込む。
搬送ローラー115は、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114のシート搬送方向の下流に配設される。搬送ローラー115は、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114によって送り出されたシートSを更に下流へ搬送する。
レジストローラー対116は、シートSの斜め搬送を矯正する機能を有する。これにより、シートS上に形成される画像の位置が調整される。レジストローラー対116は、画像形成部120による画像形成のタイミングに合わせて、シートSを画像形成部120に供給する。
定着装置130による定着処理後のシートSは、搬送ローラー対133によって上方に搬送され、最終的に、排出ローラー対134によって、筐体101から排出される。筐体101から排出されたシートSは、排紙部102A上に積み重ねられる。
画像形成部120は、感光体ドラム121(像担持体)と、帯電器122と、露光装置123と、現像装置20と、トナーコンテナ30と、転写ローラー126と、クリーニング装置127とを備える。
感光体ドラム121は、円筒形状を有する。感光体ドラム121は、左右方向に延びる軸回りに回転し、静電潜像が形成される表面を有するとともに、前記表面に該静電潜像に応じたトナー画像(現像剤像)を担持する。帯電器122は、所定の電圧が印加され、感光体ドラム121の表面を略一様に帯電させる。
露光装置123は、帯電器122によって帯電された感光体ドラム121の表面に、レーザー光を照射する。この結果、感光体ドラム121の表面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像装置20は、静電潜像が形成された感光体ドラム121の表面にトナー(現像剤)を供給する。現像装置20がトナーを感光体ドラム121に供給すると、感光体ドラム121の表面に形成された静電潜像が現像(可視化)される。この結果、感光体ドラム121の表面に、トナー画像(現像剤像)が形成される。
転写ローラー126は、感光体ドラム121の下方においてシート搬送路PPを挟んで感光体ドラム121に対向して配置される。転写ローラー126は、感光体ドラム121との間で転写ニップ部を形成し、トナー画像をシートSに転写させる。
クリーニング装置127は、シートSへトナー画像が転写された後に、感光体ドラム121の表面に残るトナーを除去する。
定着装置130は、画像形成部120よりもシート搬送方向下流側に配置され、シートS上のトナー画像を定着させる。定着装置130は、シートS上のトナーを溶融させる加熱ローラー131と、シートSを加熱ローラー131に密着させる圧力ローラー132と、を備える。
図2は、本実施形態に係るトナーコンテナ30(現像剤収容容器)の斜視図である。図3は、トナーコンテナ30の分解斜視図であって、図2のトナーコンテナ30からカバー33が取り外された状態の斜視図である。図4は、トナーコンテナ30の側断面図である。
トナーコンテナ30は、左右方向に長く延びる筒形状を有する。トナーコンテナ30は、現像装置20に補給されるトナー(現像剤)を内部に収容する。トナーコンテナ30は、コンテナ本体31(容器本体)と、シャッター32と、カバー33と、パドルギア34と、シャフトギア35と、充填口キャップ36(充填口封止部材)と、シャフト37と、移動壁38と、攪拌パドル50(攪拌部材)と、を備える。
コンテナ本体31は、トナーコンテナ30の本体部分である。コンテナ本体31は、トナーが収容されることを許容する内部空間を有する。本実施形態では、コンテナ本体31は一の長手方向に延びる円筒形状(筒状)を有する。コンテナ本体31の外周部の左端側部分には、矩形状のトナー排出口31S(図5)が開口されている。また、コンテナ本体31の左側(長手方向の一端側)の側壁には、円形状のトナー充填口31H(現像剤充填口)が開口されている(図5)。トナー充填口31Hは、コンテナ本体31の内部空間に長手方向に沿って現像剤が充填されることを許容する。
シャッター32は、コンテナ本体31の左端側の外周部にスライド移動可能に装着されている。シャッター32は、コンテナ本体31に形成されたトナー排出口31Sを封止または開放する。トナーコンテナ30が現像装置20(図1)に装着されると、シャッター32がスライド移動し、トナー排出口31Sが開放される。この結果、トナーコンテナ30からトナー排出口31Sを通じて現像装置20にトナーが補給可能とされる。
カバー33は、トナーコンテナ30のコンテナ本体31の左端部に着脱可能とされている。カバー33は、パドルギア34およびシャフトギア35を保護するとともに、これらのギアの一部をトナーコンテナ30の外部に露出させる。この結果、トナーコンテナ30が現像装置20に装着されると、パドルギア34およびシャフトギア35に不図示のモータのギアが連結され回転駆動力が伝達可能とされる。
パドルギア34(伝達部材)は、攪拌パドル50に対してシャフト37回りに回転する回転駆動力を伝達し、攪拌パドル50を回転させる。同様に、シャフトギア35は、シャフト37に回転駆動力を伝達し、シャフト37を回転させる。
充填口キャップ36は、コンテナ本体31に形成されたトナー充填口31Hを封止する機能を備えている。トナーコンテナ30の製造時に、トナー充填口31Hを通じてトナーコンテナ30の内部にトナーが充填されると、充填口キャップ36がコンテナ本体31の外側からトナー充填口31Hを塞ぐようにコンテナ本体31に装着される。
シャフト37(図4)は、トナーコンテナ30のコンテナ本体31の内部において左右方向(長手方向)に延びるように配置されている。シャフト37は、コンテナ本体31に回転可能に支持されている。シャフト37は、雄螺旋部371と、移動壁停止部372と、移動壁支持部373と、シャフト係合部374と、を有する。雄螺旋部371は、コンテナ本体31の内部において、シャフト37の外周部に形成された螺旋状の突起である。雄螺旋部371は、左右方向に沿って螺旋状に延びている。移動壁停止部372は、雄螺旋部371の左端部に接続されている。移動壁停止部372には、雄螺旋部371のような螺旋状の突起が配置されていない。換言すれば、移動壁停止部372は、シャフト37の外周部が露出した部分である。移動壁支持部373は、移動壁停止部372の左端部に接続されている。移動壁支持部373は、シャフト37の外周部においてそれぞれリング上に突設された複数の突起である。
移動壁38は、コンテナ本体31の内部を左右に仕切るように配置されている。図4において移動壁38よりも左側の空間にトナーが充填される。移動壁38は、コンテナ本体31の内周面に密接する外周部を有する。また、移動壁38の中央部には、シャフト37が挿通される不図示の軸受部が配置されている。更に、移動壁38の右側には、移動壁38を押圧する押圧部材38Kが配置されている。当該押圧部材38Kは、円筒形状からなり、内部にシャフト37が挿通されている。また、押圧部材38Kの内周面(軸受部)には、シャフト37の雄螺旋部371と係合する不図示の雌螺旋部が配置されている。シャフト37が回転すると、雄螺旋部371と押圧部材38Kの雌螺旋部との係合によって、押圧部材38Kが左方に移動する。この結果、移動壁38が押圧部材38Kによって押圧され、図4の矢印方向に移動する。移動壁38は、画像形成装置1の使用に伴って、トナーをトナー排出口31Sに向かって押圧(搬送)しながらトナー排出口31Sの直前の最終位置まで移動する。この結果、トナーコンテナ30内に収容されたトナーが残存することなく現像装置20に補給可能とされる。なお、移動壁38が最終位置に至ると、雄螺旋部371と押圧部材38Kの雌螺旋部との係合が解除され、雄螺旋部371が移動壁停止部372に配置される。この際、移動壁支持部373が移動壁38の軸受部を内周側から支持することで、移動壁38の傾斜が抑制される。
図4に示すように、攪拌パドル50は、コンテナ本体31の内部空間の左端部に配置されている。換言すれば、攪拌パドル50は、コンテナ本体31の左端側の側壁に対向して配置されている。攪拌パドル50は、トナーコンテナ30の長手方向(左右方向)に延びる軸(シャフト37)回りに回転する。図5は、本実施形態に係るトナーコンテナ30の断面斜視図である。図5は、コンテナ本体31の内部空間から攪拌パドル50側を見た図に相当する。図6および図7は、トナーコンテナ30の攪拌パドル50の斜視図である。図6は、トナー充填口31H側から攪拌パドル50を見た斜視図であり、図7は、移動壁38側から攪拌パドル50を見た斜視図である。
攪拌パドル50は、パドル係合部51(係合部)と、パドル軸受部52(軸受部)と、複数の羽根部53と、攪拌フィルム531S(弾性部材)と、銅フィルム532Sと、を有する。
パドル係合部51は、攪拌パドル50の中央部においてコンテナ本体31の外側に露出するように配置され、パドルギア34と係合することで、パドルギア34から回転駆動力を受ける。パドル軸受部52は、パドル係合部51の反対側に配置され、内部にシャフト37が挿通されることを許容する。
複数の羽根部53は、パドル軸受部52から攪拌パドル50の回転における径方向に沿って延びる複数の羽根部であって、攪拌パドル50の回転方向(第1回転方向)において互いに間隔をおいて配置される。なお、図6、図7に示すように、複数の羽根部53は、コンテナ本体31の左側の側壁に対向して配置される第1の面と、前記第1の面とは反対側に配置される第2の面と、をそれぞれ有する。また、本実施形態では、前記第1の面および前記第2の面は、攪拌パドル50の回転方向と交差するように傾斜している。複数の羽根部53は、第1羽根部531と、第2羽根部532と、第3羽根部533と、を有する。なお、複数の羽根部53の枚数は、3枚に限定されるものではない。
攪拌フィルム531S(弾性部材)は、樹脂材料からなるフィルム状の弾性部材である。攪拌フィルム531Sは、複数の羽根部53のうちの一の羽根部(第1羽根部531)に装着され、コンテナ本体31の内周面に当接することで当該内周面に付着したトナーを掻き取る。攪拌フィルム531Sは、複数の羽根部53の外周部の回転軌跡よりも径方向外側まで延びている。特に、本実施形態では、攪拌フィルム531Sは、トナーコンテナ30が画像形成装置1内で使用される際(トナー補給時)における攪拌パドル50の回転方向(第1回転方向、図5、図8のD1)とは反対の方向(図5、図8のD2)に沿って第1羽根部531から延びている。
図6、図7に示すように、第2羽根部532の先端部は、移動壁38側に屈曲されている。そして、当該屈曲された部分の外周面に、銅フィルム532Sが貼り付けられている。トナーコンテナ30に対向して配置されたトナーセンサ3T(図1)によって銅フィルム532Sの回転が検知されることで、画像形成装置1にトナーコンテナ30が装着されたことが検知される。
図8乃至図11は、本実施形態に係るトナーコンテナ30の断面図である。図8乃至図11は、コンテナ本体31の内部空間から攪拌パドル50側(トナー充填口31H側)を見た図に相当する。トナーコンテナ30が画像形成装置1内に装着されると、パドルギア34と不図示のモータのギアとが連結される。この結果、パドルギア34を介して攪拌パドル50に回転駆動力が伝達されると、攪拌パドル50は、図8の矢印D1方向に沿って、図9、図10、図11のように順に回転する。この結果、コンテナ本体31の内部空間において、移動壁38と攪拌パドル50との間に位置するトナーが安定して撹拌される。この際、攪拌フィルム531Sの先端がコンテナ本体31の内周面に当接するため、当該内周面にトナーが固着することが抑止される。この結果、トナーセンサ3Tによってコンテナ本体31内のトナーの有無が安定して検知される。
一方、本実施形態に係るトナーコンテナ30は、トナーの充填構造に更に特徴を有する。図8乃至図11に示すように、コンテナ本体31の内部空間からトナーコンテナ30の長手方向(シャフト37)に沿って攪拌パドル50を見た場合、攪拌パドル50の回転軌道とトナー充填口31Hとが重なるように配置されている。
図12乃至図14は、本実施形態に係るトナーコンテナ30にトナーが充填される様子を示す断面図であって、鉛直方向に沿った断面でトナーコンテナ30を見た図である。図12乃至図14に示すように、トナーコンテナ30の製造時にトナーが充填される際、トナーコンテナ30からカバー33、パドルギア34およびシャフトギア35が取り外される。ここで、パドルギア34について換言すれば、パドルギア34は、図3に示される連結状態と、図12に示される脱離状態との間で状態変更が可能とされる。連結状態とは、パドルギア34が攪拌パドル50のパドル係合部51に連結された状態であって、パドルギア34が、攪拌パドル50をシャフト37回りに所定の回転方向(第1回転方向、図5、図8のD1方向)に回転させることで、コンテナ本体31の内部空間に収容されたトナーが攪拌パドル50によって攪拌されることを許容する。一方、脱離状態とは、パドルギア34が攪拌パドル50から脱離された状態である。当該脱離状態において、パドルギア34は、トナーコンテナ30のトナー充填口31H側の側壁が上方に面し、トナーコンテナ30の長手方向が鉛直方向に沿うようにトナーコンテナ30が配置され、かつ、トナー充填口31Hから充填口キャップ36が取り外された状態において、トナー充填口31Hからコンテナ本体31の内部空間にトナーが充填されることを許容する。
上記について更に換言すれば、トナーコンテナ30の使用時に攪拌パドル50に対して回転駆動力を伝達するパドルギア34は、攪拌パドル50に対して着脱可能とされている。トナーコンテナ30に対するトナー充填時には、パドルギア34が攪拌パドル50から取り外される。この結果、コンテナ本体31の内部において、攪拌パドル50がフリーで回転可能な状態となる。
このような状態において、トナー充填口31Hに所定の充填用ノズル(不図示)が挿入されると、所定の圧力をもってトナーが充填(注入)され始める。この際、攪拌パドル50は、トナー充填口31Hからコンテナ本体31の内部空間に流入するトナーから所定の押圧力を受けることでシャフト37回りに回転し、かつ、当該回転に応じてトナーをコンテナ本体31の内部空間において複数の方向に向かってガイドする。
具体的に、図8、図12に示すように、第2羽根部532がトナー充填口31Hの直下に位置する場合、第2羽根部532の上面(第1の面)にトナーが当接すると、当該トナーは、第2羽根部532に沿って図12の矢印に示すようにコンテナ本体31の内部に流入する。この結果、コンテナ本体31の内部では、移動壁38上にトナーT1(図12)が積層する。
一方、第2羽根部532にトナーが当接すると、第2羽根部532の傾斜形状(プロペラ形状)によって、攪拌パドル50が図8の矢印D2方向に回転する。そして、第2羽根部532が図13に示すように紙面手前側に回転移動することで、トナーは第2羽根部532に沿って図13の矢印に示すようにコンテナ本体31の内部に流入する。この結果、コンテナ本体31の内部では、移動壁38上にトナーT2(図13)が積層する。
更に、攪拌パドル50が図8の矢印D2方向に回転すると、図14に示すように、トナー充填口31Hの直下には、羽根部53がほとんど配置されない状態となる。このため、トナーは図14の矢印に示すようにコンテナ本体31の内部に流入する。この結果、コンテナ本体31の内部では、移動壁38上にトナーT3(図14)が積層する。
以上のように、本実施形態では、攪拌パドル50の第1の面がトナー充填口31Hからコンテナ本体31の内部空間に流入するトナーから押圧力を受けることで、攪拌パドル50がシャフト37回りに回転しかつ当該回転に応じてトナーを前記内部空間において複数の方向に向かってガイドする。特に、攪拌パドル50の羽根部53の傾斜形状によって、トナーの充填中に攪拌パドル50を安定して回転させることができる。このため、攪拌パドル50の回転が停止している場合、または、攪拌パドル50が配置されていない場合と比較して、トナーを広い範囲で堆積させることができる。この結果、移動壁38のうちトナー充填口31Hの直下の位置で、トナーが局所的に堆積する場合と比較して、トナーコンテナ30内にトナーを短時間かつ容易に、更には、高い充填率で充填することができる。また、トナー充填時に、トナーの堆積を崩すためにトナーコンテナ30に振動や衝撃を与える必要が低減する。
また、本実施形態では、トナーコンテナ30が、複数の羽根部53のうちの一の第1羽根部531に装着される攪拌フィルム531Sを備える。このため、トナー充填口31Hに近い位置においてコンテナ本体31の内周面にトナーが固着することが抑止され、コンテナ本体31内にトナーを安定して充填することができる。
更に、本実施形態では、パドルギア34の前記脱離状態において、攪拌パドル50の前記第1の面がトナー充填口31Hから前記内部空間に流入するトナーから前記押圧力を受けることで攪拌パドル50が回転する方向は、トナーコンテナ30の使用時(トナー補給時)に攪拌パドル50が回転する方向(第1回転方向)と反対の方向である。この場合、トナー補給時には、攪拌フィルム531Sが図8のD1方向に回転する。このため、コンテナ本体31の内周面に付着したトナーを安定して除去することができる。一方、トナー充填時には、攪拌フィルム531Sは図8のD2方向に回転する。この場合、攪拌フィルム531Sの先端がコンテナ本体31の内周面に食い込むように移動するため、攪拌フィルム531Sには所定の回転負荷が付与される。したがって、トナーの充填時に回転する羽根部53には、僅かながらブレーキ力が付与される。この結果、攪拌パドル50が高速で回転することが抑止され、トナーコンテナ30内の広い範囲にトナーを順にガイドすることができる。なお、図10を参照して、本実施形態では、攪拌パドル50の軸方向に沿って見た場合、隣接する羽根部53のうちの一方(第1羽根部531)の端部がトナー充填口31Hと重なっている場合、他方(第2羽根部532)はトナー充填口31Hと重なっていない。しかしながら、他の実施形態において、隣接する羽根部53のうちの一方(第1羽根部531)の端部と、他方(第2羽根部532)の端部とが、常にトナー充填口31Hと重なるように、羽根部53同士の周方向における間隔およびトナー充填口31Hの大きさが設定されることが望ましい。この場合、攪拌パドル50の回転位置に関わらず、トナー充填口31Hから流入したトナーによって撹拌パドル50が速やかに回転することができる。
また、本実施形態では、トナーコンテナ30内のトナーを移動壁38が搬送する。この場合、図12乃至図14に示すように移動前の初期位置に配置される移動壁38上にトナーが堆積する。この際、移動壁38の初期位置を変化させることで、トナーコンテナ30内のトナー充填量を仕様に応じて異ならせることができる。しかしながら、この場合、移動壁38の位置が高い位置に配置される場合、トナーコンテナ30内にトナーが充填される内部空間の高さが小さい。このため、充填されるトナーがトナー充填口31Hの直下に局所的に堆積すると、充分な量のトナーを充填させることが困難となる。一方、本実施形態では、トナー充填時に、攪拌パドル50の回転に伴って、広い範囲にトナーを分散させることができる。このため、仕様に応じてトナー充填量が複数存在する場合でも、トナーを安定して充填することができる。
更に、上記のようなトナーコンテナ30を用いたトナーの充填方法は、トナー充填口31Hが開口されたトナーコンテナ30のコンテナ本体31を、トナー充填口31Hが上方を向くように配置することと、トナー充填口31Hからコンテナ本体31の内部空間にトナーを流入させることと、前記内部空間に流入するトナーをコンテナ本体31の内部空間に配置された攪拌パドル50に当てることで攪拌パドル50を上下方向に沿って延びる軸回りに回転させ、当該回転に応じて攪拌パドル50によってトナーを複数の方向にガイドしながら、前記内部空間にトナーを充填することと、を備える。このような方法によれば、攪拌パドル50の回転が停止している場合、または、攪拌パドル50が配置されていない場合と比較して、トナーを広い範囲で堆積させることができる。この結果、移動壁38のうちトナー充填口31Hの直下の位置で、トナーが局所的に堆積する場合と比較して、トナーコンテナ30内にトナーを短時間かつ容易に、更には、高い充填率で充填することができる。なお、上記の実施形態で説明したその他のトナーコンテナ30の特徴についても、当該現像剤充填方法の一部を構成するものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形実施形態を採ることができる。
(1)上記の実施形態では、画像形成装置1としてモノクロプリンターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。特に、画像形成装置1がタンデム式のカラープリンターの場合には、画像形成装置1の開閉カバー100Cが開放された後、複数色のトナーに対応してそれぞれのトナーコンテナ30が上方から隣接するように筐体101内に装着されてもよい。
(2)また、パドルギア34の前記脱離状態において、攪拌パドル50の前記第1の面がトナー充填口31Hから前記内部空間に流入するトナーから前記押圧力を受けることで攪拌パドル50が回転する方向は、トナーコンテナ30の使用時(トナー補給時)に攪拌パドル50が回転する方向(第1回転方向)と同じ方向でもよい。この場合、トナー補給時には、攪拌フィルム531Sが図8のD1方向に回転する。このため、コンテナ本体31の内周面に付着したトナーを安定して除去することができる。更に、トナー充填時にも、攪拌フィルム531Sは図8のD1方向に回転する。この場合、トナー充填時に、攪拌フィルム531Sの先端に大きな摺擦力が付与されることが抑止される。この結果、攪拌フィルム531Sが損傷しにくく、比較的薄いフィルム部材を攪拌フィルム531Sに使用することができる。なお、前述の実施形態のように、トナー充填時に、攪拌フィルム531Sが図8のD2方向に回転する場合には、攪拌フィルム531Sに比較的腰の強い部材を使用することが望ましい。
(3)また、現像装置20は、一成分現像方式に限定されるものではなく、二成分現像方式が採用されたものであってもよい。また、トナーコンテナ30内でトナーを搬送する構造は、移動壁38に限定されるものではなく、螺旋状またはコイル状の回転部材などであってもよい。
1 画像形成装置
121 感光体ドラム(像担持体)
20 現像装置
30トナーコンテナ(現像剤収容容器)
30 トナーコンテナ
31 コンテナ本体(容器本体)
31H トナー充填口(現像剤充填口)
31S トナー排出口
32 シャッター
33 カバー
34 パドルギア(伝達部材)
35 シャフトギア
36 充填口キャップ(充填口封止部材)
37 シャフト
371 雄螺旋部
372 移動壁停止部
373 移動壁支持部
374 シャフト係合部
38 移動壁
50 攪拌パドル(攪拌部材)
51 パドル係合部(係合部)
52 パドル軸受部(軸受部)
53 羽根部
531 第1羽根部
531S 攪拌フィルム(弾性部材)
532 第2羽根部
532S 銅フィルム
533 第3羽根部

Claims (6)

  1. 内部に現像剤を収容する現像剤収容容器であって、
    前記現像剤が収容されることを許容する内部空間を有し一の長手方向に延びる筒状の容器本体であって、当該容器本体の前記長手方向の一端側の側壁には前記長手方向に沿って前記内部空間に前記現像剤が充填されることを許容する現像剤充填口が開口されている、容器本体と、
    前記容器本体の外側から前記現像剤充填口を封止するように前記容器本体に装着される充填口封止部材と、
    前記容器本体の前記内部空間において前記側壁に対向して配置され、前記長手方向に延びる軸回りに回転する攪拌部材と、
    前記攪拌部材に対して前記軸回りに回転する回転駆動力を伝達する伝達部材と、
    を備え、
    前記伝達部材は、
    当該伝達部材が前記攪拌部材に連結された状態であって、前記攪拌部材を前記軸回りに第1回転方向に回転させることで、前記内部空間に収容された前記現像剤が前記攪拌部材によって攪拌されることを許容する連結状態と、
    当該伝達部材が前記攪拌部材から脱離され、前記側壁が上方に面し前記長手方向が鉛直方向に沿うように前記容器本体が配置されかつ前記現像剤充填口から前記充填口封止部材が取り外された状態において、前記現像剤充填口から前記内部空間に前記現像剤が充填されることを許容する脱離状態との間で状態変更が可能とされており、
    前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材は、前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から所定の押圧力を受けることで前記軸回りに回転し、かつ、当該回転に応じて前記現像剤を前記内部空間において複数の方向に向かってガイドする、現像剤収容容器。
  2. 前記長手方向に沿って延びるシャフトを更に備え、
    前記攪拌部材は、
    前記シャフトが挿通されることを許容する軸受部と、
    前記伝達部材と係合することで、前記伝達部材から前記回転駆動力を受ける係合部と、
    前記軸受部から前記攪拌部材の回転における径方向に沿って延びる複数の羽根部であって、前記第1回転方向において互いに間隔をおいて配置される複数の羽根部と、
    を有し、
    前記複数の羽根部は、前記側壁に対向して配置される第1の面と、前記第1の面とは反対側に配置される第2の面と、をそれぞれ有し、少なくとも前記第1の面は、前記第1回転方向と交差するように傾斜しており、
    前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材の前記第1の面が前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から前記押圧力を受けることで、前記攪拌部材が前記軸回りに回転しかつ当該回転に応じて前記現像剤を前記内部空間において複数の方向に向かってガイドする、請求項1に記載の現像剤収容容器。
  3. 前記複数の羽根部のうちの一の羽根部に装着され、前記第1回転方向とは反対の方向に向かって延びるとともに前記容器本体の内周面に当接することで、当該内周面に付着した前記現像剤を掻き取る弾性部材を更に有する、請求項2に記載の現像剤収容容器。
  4. 前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材の前記第1の面が前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から前記押圧力を受けることで前記攪拌部材が回転する方向は、前記第1回転方向と反対の方向である、請求項3に記載の現像剤収容容器。
  5. 前記伝達部材の前記脱離状態において、前記攪拌部材の前記第1の面が前記現像剤充填口から前記内部空間に流入する前記現像剤から前記押圧力を受けることで前記攪拌部材が回転する方向は、前記第1回転方向と同じ方向である、請求項3に記載の現像剤収容容器。
  6. 現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法であって、
    現像剤充填口が開口された前記現像剤収容容器の容器本体を、前記現像剤充填口が上方を向くように配置することと、
    前記現像剤充填口から前記容器本体の内部空間に前記現像剤を流入させることと、
    前記内部空間に流入する前記現像剤を前記容器本体の前記内部空間に配置された攪拌部材に当てることで前記攪拌部材を上下方向に沿って延びる軸回りに回転させ、当該回転に応じて前記攪拌部材によって前記現像剤を複数の方向にガイドしながら、前記内部空間に前記現像剤を充填することと、
    を備える、現像剤収容容器に対する現像剤の充填方法。

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