JP2019120214A - 電動オイルポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで製作可能なノイズ遮断部材を備える電動オイルポンプ装置を提供する。【解決手段】電動オイルポンプ装置1は、オイルポンプ10と、電動モータ20と、コントローラ30と、ノイズ遮断部材40と、を備える。そして、ノイズ遮断部材40は筒部41、及び筒部41から制御基板31の方向に延在する第一接続片42を備える。制御基板31は、導電性部材によって形成され、制御基板31のグランド端子Gに接続される第二接続片31aを備え、第一接続片42及び第二接続片31aの一方は、弾性変形した状態で、第一接続片42及び第二接続片31aの他方に接触し電気的に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、電動オイルポンプ装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に示すように、自動車用のトランスミッションが備える電動オイルポンプ装置では、モータ作動時において自身が外部に向かってノイズを放射した場合、又は外部からノイズが電動オイルポンプ装置内に進入しようとした場合において、ノイズの放射又は進入を防ぐために、たとえば鉄等の金属部材からなり導電性を有する筒状の固定部材8(ノイズ遮断部材)がステータの外周面に設けられるものがある。
特許文献1において、固定部材8(ノイズ遮断部材)は、ステータの外周面に締め付け固定されている。そして、固定部材8は、金属製の保持部材17,及び金属製の締結部18a,18bを介して制御基板19のグランド部にアース接続されている。これにより、モータで発生したノイズ、又はモータの外部で発生したノイズは、保持部材17によって、良好に吸収、または遮蔽される。
特許第5915082号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、固定部材8を制御基板19のグランド部にアース接続させるために、別体で形成された保持部材17が固定部材8の端部に嵌め込まれて形成されるとともに、保持部材17が備える締結部18a,18bが、制御基板19のグランド部と電気的に接続されるようねじ止めされる。このため、組み付け時には大きな工数が必要となり、高コスト化の要因となる。
本発明は、低コストで製作可能なノイズ遮断部材を備える電動オイルポンプ装置を提供することを目的とする。
本発明の電動オイルポンプ装置は、オイルポンプと、前記オイルポンプに隣接して設けられ、前記オイルポンプを回転駆動する電動モータと、前記電動モータに隣接して設けられ、制御基板を備えて前記電動モータを駆動制御するコントローラと、筒状の導電性部材によって形成され、前記電動モータのステータの径方向外方に配置されて放射ノイズを遮断するノイズ遮断部材と、を備える。
前記ノイズ遮断部材は、前記ステータの外周面を包囲する筒部、及び前記筒部から前記制御基板の方向に延在する第一接続片を備え、前記制御基板は、導電性部材によって形成され前記制御基板のグランド端子に接続される第二接続片を備え、前記第一接続片及び前記第二接続片の一方は、弾性変形した状態で、前記第一接続片及び前記第二接続片の他方に接触し電気的に接続される。
このように、制御基板とノイズ遮断部材とを電気的に接続させるためには、第一接続片及び第二接続片を相互に接近させて当接させ、第一接続片及び第二接続片の一方が弾性変形した状態となるようにすればよい。これにより、一方の弾性力によって第一接続片及び第二接続片は付勢力を有した状態で当接しあうので、容易且つ確実に電気的な接続が可能となる。このため、従来技術のように、保持部材を基板のグランド部にねじ止めする工数が低減され、低コスト化を図ることができる。
第一実施形態に係る電動オイルポンプ装置の軸線方向断面の概要図である。 図1においてノイズ遮断部材にステータ、コイル及びインシュレータを組み付けた斜視図である。 図2におけるノイズ遮断部材の斜視図である。 図1の一部拡大図であり、制御基板をモータハウジングに組みつける前の図である。 図1の一部拡大図であり、制御基板をモータハウジングに組みつけた後の図である。 変形例2を説明する図である。
(1.第一実施形態)
(1−1.電動オイルポンプ装置1の構成)
以下、第一実施形態の電動オイルポンプ装置について、図1〜図4Bを参照して説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る電動オイルポンプ装置の概略構成を示す軸方向の断面図である。図1に示すように、電動オイルポンプ装置1は、自動車のトランスミッション用オイルポンプとして用いられる。図1に示すように、電動オイルポンプ装置1は、オイルポンプ10と、電動モータ20と、コントローラ30と、ノイズ遮断部材40と、を備える。
オイルポンプ(例えば、内接ギヤポンプ)10と、オイルポンプ10を回転駆動する電動モータ20とは、軸線方向に隣接してユニット化(一体化)されている。また、コントローラ30は、電動モータ20内に組み込まれる。なお、電動モータ20は、3相巻線を有するブラシレスモータである。
(1−2.オイルポンプ10)
オイルポンプ10は、ポンプ部11及びポンプハウジング12を備える。ポンプ部11は、例えば、公知のトロコイド曲線型のポンプ部である。ポンプ部11は、ポンプ用アウタロータとポンプ用インナロータとを備える。なお、トロコイド曲線型ポンプは公知のポンプであるため、詳細な説明については省略するが、ポンプ用アウタロータはトロコイド歯形の内歯を備え、ポンプ用インナロータは、ポンプ用アウタロータの内周側でポンプ用アウタロータの内歯に噛合する外歯を備える。
そして、ポンプ用インナロータがポンプ用アウタロータの内周側でポンプ用アウタロータに対して偏心した状態で自在に回転し、トランスミッション内に設けられたオイルタンクから、オイル(作動油)を図略の吸入口を介して吸引し図略の吐出口から吐出する。ポンプハウジング12は、非磁性材料(例えば、アルミダイカスト)で構成される。
(1−3.電動モータ20)
電動モータ20は、図1に示すように、軸線方向においてオイルポンプ10に隣接して設けられ、オイルポンプ10のポンプ用インナロータを回転駆動する。電動モータ20は、軸線周りに回転するモータ用ロータ21(以下、ロータ21という)と、このロータ21の外周面の外側(径方向外方)に固定されたモータ用ステータ22(以下、ステータ22という)と、シャフト23と、コイル26と、インシュレータ27とを備える。
ロータ21は、シャフト23の外周側に、例えば、複数個の永久磁石が周方向に沿って並べて配置され、シャフト23と一体回転可能に形成される。また、シャフト23は、電動モータ20とオイルポンプ10とで共用する回転軸である。シャフト23は、オイルポンプ10の内部に設けられた軸受13によって回転自在に支持される。
ステータ22は、ステータ22が有するステータコア24の内周側に形成される複数のティース25の内周面とロータ21の外周面との間にわずかなエアギャップ(隙間)を介して配置される。このステータコア24の各ティース25には、インシュレータ27を介して3相のコイル26が巻回されている。インシュレータ27は、ステータコア24の軸方向両端から装着され、コイル26をステータコア24から絶縁するよう樹脂製(例えば、PPS)とされる。
コイル26の端部は、バスバー28(図2参照)と電気的に接続される。インシュレータ27は、電動モータ20の駆動端子となる3本のバスバー28と一体にモールドされている。そして、バスバー28の周囲にはバスバー28を包囲する樹脂によって突出部材27aが形成され軸線方向に突出する。このとき、突出部材27aは、ステータ22の軸線方向における端部に設けられる。また、各バスバー28は、突出部材27aの上端部から軸線と平行に延びている。なお、蓋70は、樹脂材料(例えば、熱可塑性樹脂)により形成される。
(1−4.ノイズ遮断部材)
図1,図3に示すように、ノイズ遮断部材40は、導電性部材(例えば鉄系の金属部材)によって円筒状(筒状に相当)に形成される。ノイズ遮断部材40は、電動モータ20のステータ22の径方向外方側(外周面側)に配置され、外方から若しくは内方からの放射ノイズを遮断する。
ノイズ遮断部材40は、筒部41、第一接続片42、及び係止片43を備える。筒部41は、円筒状に形成されステータ22の径方向外方において、内周面がステータ22の外周面との間に隙間を有した状態、即ち隙間嵌めで嵌合された状態で配置され、ステータ22を包囲する。
第一接続片42は、筒部41からコントローラ30が備える制御基板31の方向に延在するよう形成される。具体的には、図1,図3に示すように、筒部41の端部にて径方向内方に直角に屈曲された後、所定の位置で上方に直角に屈曲し形成される。このとき、初めに径方向内方に直角に屈曲させた第一部分42aは下面が軸線と直交している。また、最後に屈曲させた第二部分42bは、延在方向が筒部41の軸線と平行である。
このため、ノイズ遮断部材40を、ステータ22の径方向外方にステータ22の外周面との間に隙間を有した状態で配置した際、初めに軸線と直角に屈曲させ形成した第一部分42aでは、ステータ22に設けられたインシュレータ27の一部を第一部分42aの下面に当接させて、軸線方向における位置決めを行なうことができる。
なお、上記態様に限らず、第一接続片42は、筒部41と別体で形成されてもよい。また、第一接続片42は屈曲させず、筒部41からそのまま軸線方向と平行に立ち上げてもよい。ただし、この場合、ステータ22に対して軸線方向におけるノイズ遮断部材40の位置決めを行なうため、第一接続片42を設けた位置とは別の位置に第一部分42aに替わる屈曲部42c(図3参照)と同等の折り曲げ部を設けることが好ましい。
ただし、図3に示すように、屈曲部42cを第一接続片42(第一部分42a)と同時に設けても良い。この場合、周方向において二個所でインシュレータ27に当接させることにより、軸線方向における位置決め精度を向上させることができる。
図3に示すように、係止片43は、筒部41の軸線方向における端部から径方向内方に直角に屈曲されて形成される。本実施形態では、係止片43は、筒部41の周方向における半周以上に亘って屈曲され形成されている。そして、係止片43は、上述した突出部材27a(図3参照)が挿通し係合される孔43aを備える。
本実施形態では、孔43aは突出部材27a(バスバー28)の数と同じく三個設けられている。このとき、軸線方向から見た孔43aの形状は、軸線と直交する突出部材27aの断面の外周縁形状に対しわずかに大きく形成される。従って、突出部材27aが孔43aに挿通されると、係止片43(孔43a)は、突出部材27aを軸線回りに係止する。これにより、ノイズ遮断部材40とステータ22(インシュレータ27含む)との間の相対回転を不能とし規制する。なお、孔43aの数は上記態様に限らず、少なくとも二個あれば、ノイズ遮断部材40に対するステータ22の軸線周りにおける相対回転が精度よく規制できる。ただし、孔43aは一個だけでもよい。これによっても、相応の効果は期待できる。
そして、上記状態において、ノイズ遮断部材40とステータ22とは樹脂によって一体成形される。これにより、従来のように、ステータ22の外周面にノイズ遮断部材40を例えば、焼き嵌め等によって固定せずとも、電動モータ20が製作できるので、低コスト化に寄与する。
(1−5.コントローラ30)
コントローラ30は、ノイズ遮断部材40及びステータ22を一体成形したモータハウジング29の一部にねじ止め(図略)等によって固定される(図1参照)。固定時における作用については後に詳細に説明する。コントローラ30は、制御基板31を備える。制御基板31は、軸線方向において、電動モータ20に隣接して設けられ、電動モータ20の回転を駆動制御する。
制御基板31には、直流電源を交流に変換して電動モータ20の各コイル26に駆動電流を供給するインバータ回路、及びホール素子等のセンサが検出したロータ21の回転位置の情報に基づいて、インバータ回路を制御する制御回路からなる制御回路部が搭載されている。コントローラ30の制御回路部を構成する上記インバータ回路および制御回路のマイコンやコイル、コンデンサ等の電子部品が制御基板31の両面に実装されている。
各コイル26と接続されインシュレータ27に絶縁支持された電動モータ20の駆動端子であるバスバー28は、制御基板31に挿通され(図略)、制御基板31上の制御回路部に接続される。また、モータハウジング29の側面にはコネクタシェル(図略)がモータハウジング29と一体に設けられ、その内部のコネクタピンが制御基板31上の制御回路部と接続されている。
(1−6.第二接続片31a)
また、制御基板31は、図1に示すような形状に形成される第二接続片31aを備える。第二接続片31aは、導電性部材である例えば、鉄系のばね鋼の板部材によって形成される。第二接続片31aは、制御基板31の電動モータ20側に設けられ、制御基板31のグランド端子Gに接続される。図4Aに示すように、第二接続片31aは、略U字状に形成され、制御基板31側のU字の一辺31a1(図4A参照)が、制御基板31のグランド端子Gに電気的に接続される。
(1−7.作用)
図4Aに示すように、制御基板31(コントローラ30)を、モータハウジング29に固定する前の状態においては、第二接続片31aは、図4Aにおける上下方向の幅LがL1である。しかし、制御基板31(コントローラ30)を、モータハウジング29に固定するため軸線方向下方にさらに移動させていくと、やがて第二接続片31aの下側の他片31a2の下面が第一接続片42の第二部分42bの上端に接触する。
そして、そのまま制御基板31(コントローラ30)を、軸線方向下方に向かって移動させると、第二接続片31aは撓み、幅Lが徐々に小さくなる。そして、制御基板31(コントローラ30)をモータハウジング29に固定可能な状態となると、図4Bに示すように、幅LはL2(L2<L1)となる。このとき、第二接続片31aは、ばね鋼によって形成されている。このため、第二接続片31aには、撓んだ寸法(L2−L1)に基づく荷重Pが発生し、第二接続片31aが第一接続片42を荷重Pで付勢する。
これにより、第二接続片31a(一方)は、弾性変形した状態で、第一接続片42(他方)に確実に接触し電気的に接続される。このように、制御基板31をモータハウジング29に固定する動作を行なうだけで、第一接続片42(他方)と第二接続片31a(一方)とを導通させることができるので、低コストにポンプ装置が製造できる。
そして、上記構成により、制御回路部によって制御された駆動電流が電動モータ20の各コイル26に供給されるようになっている。これにより、コイル26に回転磁界が発生し、永久磁石にトルクが生じてロータ21が回転駆動される。これに伴いオイルポンプ10のインナロータが回転駆動されると、アウタロータがこれに従動して回転する。そして、アウタロータの内歯と,インナロータの外歯の間隙が拡縮を繰り返えし、吸入口および吐出口を通じてオイルを吸入・吐出するポンプ動作が行われる。
そして、このように、電動オイルポンプ装置1が作動することによって、電動オイルポンプ装置1自身が外部に向かってノイズを放射した場合、又は外部からノイズが電動オイルポンプ装置1内に進入しようとした場合においても、制御基板31のグランド部にアース接続されたノイズ遮断部材40を、ステータ22の径方向外方に備えるため、ノイズは、良好に遮蔽される。この結果、コントローラ30の制御回路部は、安定して動作できる。
(1−8.実施形態による効果)
上記第一実施形態によれば、電動オイルポンプ装置1は、オイルポンプ10と、オイルポンプ10に隣接して設けられ、オイルポンプ10を回転駆動する電動モータ20と、電動モータ20に隣接して設けられ、制御基板31を備えて電動モータ20を駆動制御するコントローラ30と、筒状の導電性部材によって形成され、電動モータ20のステータ22の径方向外方に配置されて放射ノイズを遮断するノイズ遮断部材40と、を備える。
そして、ノイズ遮断部材40はステータ22の外周面を包囲する筒部41、及び筒部41から制御基板31の方向に延在する第一接続片42を備える。制御基板31は、導電性部材によって形成され、制御基板31のグランド端子Gに接続される第二接続片31aを備え、第二接続片31a(一方の接続片)は、弾性変形した状態で、第一接続片42(他方の接続片)に接触し電気的に接続される。
このように、制御基板31とノイズ遮断部材40とを電気的に接続させるためには、第一接続片42及び第二接続片31aを相互に接近させて当接させ、第二接続片31aが弾性変形した状態となるようにすればよい。これにより、一方の接続片の弾性力によって第一接続片42及び第二接続片31aは付勢力を有した状態で当接しあうので、容易且つ確実に電気的な接続が可能となる。このため、従来技術のように、保持部材を基板のグランド部にねじ止めする工数が低減され、低コスト化を図ることができる。
また、上記第一実施形態においては、ノイズ遮断部材40の筒部41は、ステータ22に対して隙間嵌めで嵌合された状態で配置され、電動オイルポンプ装置1は、筒部41とステータ22とを一体化する樹脂をさらに備える。これにより、ステータ22に対しノイズ遮断部材40の筒部41を固定する工程が省略できるので低コストに製造できる。
また、上記第一実施形態においては、ステータ22の軸線方向における端部に設けられ軸線方向に突出された突出部材27aを備え、ノイズ遮断部材40は、筒部41の軸線方向の端部から径方向内方に屈曲された係止片43を備える。係止片43は、突出部材27aを軸線回りに係止することによりノイズ遮断部材40とステータ22との間の相対回転を不能とする。これにより、筒部41が、ステータ22に対して隙間嵌めで嵌合された状態で配置されても、相対回転方向での位置決めがされるので、周方向においてずれは発生しない。
また、上記第一実施形態においては、コントローラ30は、電動モータ20に軸線方向に隣接して設けられ、第一接続片42は、筒部41の軸線方向の端部から軸線方向に延びるように形成され、第二接続片31aは、弾性変形可能に形成される。このように、ばね鋼によって製造しにくいノイズ遮断部材40が備える第一接続片42には、弾性力を持たせず、単体で製作が可能な第二接続片31aに弾性を持たせるので、製造しやすく、延いては低コストで製造できる。
(2.その他)
(2−1.変形例1)
なお、上記第一実施形態では、ノイズ遮断部材40の筒部41は、ステータ22に対して隙間嵌めで嵌合された状態で配置され、電動オイルポンプ装置1は、筒部41とステータ22と、を一体化する樹脂をさらに備えた。しかしこの態様には限らない。変形例1(図略)として、ノイズ遮断部材40の筒部41は、ステータ22の外周面に固定(圧入)されてもよい。これによっても、第一接続片42及び第二接続片31aの付勢力による当接の効果については十分に得られる。
(2−2.変形例2)
また、上記第一実施形態では、ステータ22の端部に突出部材27aを備え、ノイズ遮断部材40は、筒部41の軸線方向の端部から径方向内方に屈曲された係止片43を備えた。そして、係止片43には、突出部材27aの相対回転を不能とする孔43aを備えた。しかしながら、この態様に限らず、図5に示すように、変形例2として、係止片43は、孔43aを備えず、突起143a,143aだけであっても良い。これによっても、十分な効果が期待できる。
(2−3.変形例3)
また、上記第一実施形態では、第一接続片42及び第二接続片31aのうち、ノイズ遮断部材40に形成され弾性を有さない接続片は、第一接続片42であるとし、弾性力を有する接続片は、制御基板31のグランド端子Gに接続される第二接続片31aであるとした。しかし、この態様には限らず、変形例3として、第一接続片42と第二接続片31aの形状を入れ替え、第一接続片42が弾性を有し、第二接続片31aが弾性を有さないように設定してもよい。また、第一接続片42および第二接続片31aが共に弾性を有していても良い。これらによっても、第一実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記第一実施形態では電動オイルポンプ装置1は、自動車用トランスミッションに油圧を供給するオイルポンプ装置として説明した。しかしながら、この態様には限らず、油圧を供給する目的であれば用途は問わない。
1;電動オイルポンプ装置、 10;オイルポンプ、 20;電動モータ、 26;コイル、 27a;突出部材、30;コントローラ、 31;制御基板、 31a;第二接続片、 40;ノイズ遮断部材、 41;筒部、 42;第一接続片、 42a;第一部分、 42b;第二部分、 42c;屈曲部、 43;係止片、 43a;孔、 143a;突起。

Claims (4)

  1. オイルポンプと、
    前記オイルポンプに隣接して設けられ、前記オイルポンプを回転駆動する電動モータと、
    前記電動モータに隣接して設けられ、制御基板を備えて前記電動モータを駆動制御するコントローラと、
    筒状の導電性部材によって形成され、前記電動モータのステータの径方向外方に配置されて放射ノイズを遮断するノイズ遮断部材と、
    を備えた電動オイルポンプ装置において、
    前記ノイズ遮断部材は、前記ステータの外周面を包囲する筒部、及び前記筒部から前記制御基板の方向に延在する第一接続片を備え、
    前記制御基板は、導電性部材によって形成され前記制御基板のグランド端子に接続される第二接続片を備え、
    前記第一接続片及び前記第二接続片の一方は、弾性変形した状態で、前記第一接続片及び前記第二接続片の他方に接触し電気的に接続される、電動オイルポンプ装置。
  2. 前記ノイズ遮断部材の前記筒部は、前記ステータに対して隙間嵌めで嵌合された状態で配置され、
    前記電動オイルポンプ装置は、前記筒部と前記ステータとを一体化する樹脂をさらに備える、請求項1に記載の電動オイルポンプ装置。
  3. 前記ステータの軸線方向における端部に設けられ軸線方向に突出された突出部材を備え、
    前記ノイズ遮断部材は、前記筒部の軸線方向の端部から径方向内方に屈曲された係止片を備え、
    前記係止片は、前記突出部材を軸線回りに係止することにより前記ノイズ遮断部材と前記ステータとの間の相対回転を不能とする、請求項2に記載の電動オイルポンプ装置。
  4. 前記コントローラは、前記電動モータに軸線方向に隣接して設けられ、
    前記第一接続片は、前記筒部の軸線方向の端部から軸線方向に延びるように形成され、
    前記第二接続片は、弾性変形可能に形成される、請求項1−3の何れか一項に記載の電動オイルポンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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