JP2019119378A - ソーラーアレイパネル、ソーラーアレイパネルの補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソーラーアレイパネルの端において補修を行った補修構造を有するソーラーアレイパネルを提供する。【解決手段】ハニカム構造を有するコア材3とコア材の表面側と裏面側に取り付けられる表皮材1とからなるソーラーアレイパネル40で、端部に生じた損傷部35を表皮材のオーバースキンを残して除去したソーラーアレイパネルと、補修用コア材6と補修用コア材の表面側と裏面側に取り付けられる補修用表皮材7、8とからなり、補修用表皮材のオーバースキンを備える補修用サンドイッチパネル50と、突き合わせたソーラーアレイパネルと補修用サンドイッチパネルのオーバースキン上の空間に嵌め込むコア材とを備え、太陽電池を搭載する面側が面一となるように補強部材で一体固定した構造を有する。【選択図】図1

Description

この発明は、人工衛星などの宇宙構造物に電力を供給するソーラーアレイパネルに関する。特に、ソーラーアレイパネルの端において補修を行った補修構造を有するソーラーアレイパネルに関するものである。
現在、宇宙構造物に電力を供給するため、一般的に太陽電池を搭載したパネル(以下、ソーラーアレイパネルという)が使用される。その中で複合材料の表皮材を用いたサンドイッチパネル上に太陽電池を接合し搭載したソーラーアレイパネルが多用されている。
ソーラーアレイパネルが外力等を受けて損傷した場合、損傷したソーラーアレイパネルを補修する方法として、従来、様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010―285098号公報
ソーラーアレイパネルで太陽電池を搭載する側の面に損傷が生じた場合はその損傷部分の補修が必要となるが、複合材料の表皮材を損傷部分に接着すると接着部分に段差が生じて、補修部分に太陽電池を接合することができなくなる。
そこで従来、太陽電池の搭載面に損傷が生じた場合、その表面に段差が生じないようにするため表皮材の一部に穴を開け、損傷部分を包括するように、新しい表皮材および補修用補強材、補修用コア材を挿入することを行っていた。
しかしながら、ソーラーアレイパネルの端面に近い端部に生じた損傷部分を補修する場合、従来の補修方法により補修をすると、端部ではソーラーアレイパネルの表側と裏側とで接着剤の使用面積の差が大きく、接着剤の硬化収縮によってソーラーアレイパネルが片側に反り易くなる。ソーラーアレイパネルに反りが発生すると、太陽電池の接合面に対してソーラーアレイパネルの接合面が傾き、接合部分の信頼性が低下するとともに、太陽電池の位置精度を満足できなくなる。
このように従来、損傷部分がサンドイッチパネルの端部である場合、従来の補修方法ではサンドイッチパネルの端部に反りが発生するという課題があった。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであり、サンドイッチパネルの端部が破損した場合であっても、太陽電池の搭載に支障をきたす段差や反りの発生を抑えることが可能な補修構造を有するソーラーアレイパネルを提供することを目的とする。
この発明に係るソーラーアレイパネルは、宇宙構造物に搭載され、ハニカム構造を有するコア材と、前記コア材を挟んで前記コア材の表面側と裏面側に各々取り付けられる表皮材(表面)と表皮材(裏面)とからなり、複数の太陽電池が、前記表皮材(表面)の一方の面に備えられた絶縁層上に搭載されるソーラーアレイパネルであって、
前記ソーラーアレイパネルの端部に、前記ソーラーアレイパネルの端部を補修した補修構造を備え、
前記補修構造は、パネル中央側補修構造と、パネル端部補修構造と、補修箇所からなり、
前記パネル中央側補修構造は、所定の長さの前記表皮材(表面)を残し、前記コア材と前記表皮材(裏面)を除去した構造であり、
前記パネル端部補修構造は、ハニカム構造を有する補修用コア材と、前記補修用コア材を挟んで前記補修用コア材の表面側と裏面側に各々取り付けられる補修用パネル表皮材(表面)と補修用パネル表皮材(裏面)と、からなる補修用サンドイッチパネルで、所定の長さの前記補修用パネル表皮材(表面)を残し、前記補修用コア材と前記補修用パネル表皮材(裏面)を除去した構造であり、
前記補修箇所は、前記パネル中央側補修構造で残した前記表皮材(表面)と、前記パネル端部補修構造で残した補修用パネル表皮材(表面)を面一に位置合わせした前記表皮材(表面)と補修用パネル表皮材(表面)の内側に、補修用補強材を間に介して、前記表皮材(裏面)と前記補修用パネル表皮材(裏面)と面一となる厚さの補修用コア材が嵌めこまれ、面一である前記表皮材(表面)と、前記補修用コア材と、前記補修用パネル表皮材(裏面)は、接着剤により補修用表皮材(裏面)と固定される。
この発明に係るソーラーアレイパネルによれば、ソーラーアレイパネルの端部が損傷した場合であっても、補修において太陽電池の搭載に支障をきたす段差や反りの発生を抑制し、信頼性の高いソーラーアレイパネルを提供することができる。
(a)この発明の実施の形態1によるパネル端部に欠損部を有するソーラーアレイパネル40の構造を説明する図である。(b)この発明の実施の形態1によるソーラーアレイパネル400の補修構造を説明する図である。 この発明の実施の形態1によるパネル元補修構造400Aの構造を説明する図である。 この発明の実施の形態1によるパネル端補修構造400Bの構造を説明する図である。 この発明の実施の形態1によるソーラーアレイパネル40の補修の構造を立体的に説明する図である。 (a)〜(e)この発明の実施の形態1によるソーラーアレイパネルの補修方法を説明する図である。 ソーラーアレイパネルの内部構造を示す断面図の一例である。 ソーラーアレイパネルの内部構造を示す斜視図の一例である。
実施の形態1.
以下、図を用いて実施の形態1に係るソーラーアレイパネルの補修方法について説明する。
図6はソーラーアレイパネル40の内部構造を表した断面図の一例であり、図7は同じく内部構造を表した斜視図の一例である。
図6、図7において、ソーラーアレイパネル40はハニカム構造を有するコア3と、太陽電池を搭載する表面側の表皮材(表面)1と、サンドイッチパネル40の裏面側の表皮材(裏面)2から構成される。コア3の両面には各々、表皮材(表面)1、表皮材(裏面)2が接着剤などで接着される。表皮材(表面)1、表皮材(裏面)2の材料は、比弾性率、比強度を高めるために炭素繊維強化複合材料やアルミニウムが多用されている。
表皮材(表面)1の上には絶縁体フィルム層11が設けられ、太陽電池(図示せず)はこの絶縁体フィルム層11上に実装される。なお、宇絶縁体フィルム層11には宙構造体の軽量化のためポリイミドフィルムなどが使用される。
図1はソーラーアレイパネル40の補修前後の断面構造を説明する図である。図1(a)は表皮材(表面)1に損傷が生じた状態を示した図であり、図1(b)は本発明により補修した後のソーラーアレイパネル400の断面構造を示した図である。
図1(a)において損傷部35は表皮材(表面)1に生じた傷やへこみ等の打痕であり、意図せずソーラーアレイパネル40の表皮材(表面)に生じた損傷を表す。損傷部35は表皮材(表面)1の内部に留まっているものもあるし、コア材3まで達するものもあるが、本発明ではどちらの場合も補修可能である。
埋め込み部材12は他部品との締結に使用する部材であり、ソーラーアレイパネル40端にあってコア3に置き換えて設けられている。埋め込み部材12には例えば締結用のねじ穴が設けられている。埋め込み部材12は本発明に直接関わらないが、埋め込み部材12がある場合は、後述の補修用サンドイッチパネル50も埋め込み部材12を有するパネルを使用する。なお、図1〜図5では絶縁体フィルム層11の記載は省略している。
図1(b)は、損傷部35を除去し、ソーラーアレイパネル40を補修した後のソーラーアレイパネル400の断面構造を示した図である。
補修後のソーラーアレイパネル400は、パネル中央側補修構造400Aと、パネル端部補修構造400Bと、補修用コア材6とからなる。
補修用コア材6は、補修用補強材5、補修用表皮材(裏面)7、絶縁体テープ4を用いてパネル中央側補修構造400A、パネル端部補修構造400Bと接合される。
ここでは、表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8に接着固定される補修用補強材5と、補修用コア材6と、表皮材(裏面)と補修用コア材6と補修用パネル表皮材(裏面)9と接着固定される補修用表皮材(裏面)7とからなる箇所のことを補修箇所30という。補修箇所30として、表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8の繋ぎ目部分の補強用に貼り付ける絶縁体テープ4を加えてもよい。
図2に、パネル中央側補修構造400Aの詳細を示す。パネル中央側補修構造400Aは、ソーラーアレイパネル40から損傷部35を含むパネル端部を除去したものであり、ここで所定の長さの表皮材(表面)1は残すようにしている。ここでは、表皮材(表面)1の突き出た部分のことをオーバースキン500Aという。
図3に、パネル端部補修構造400Bの詳細を示す。パネル端部補修構造400Bは、コア材10を補修用パネル表皮材(表面)8と補修用パネル表皮材(裏面)9で挟んだサンドイッチパネル50で、所定の長さの補修用パネル表皮材(表面)8を残すようにコア材10と補修用パネル表皮材(裏面)9を除去した構造を有する。ここでは、補修用パネル表皮材(表面)8の突き出た部分のことをオーバースキン500Bという。補修用パネルオーバースキン500Bを含む表皮材(表面)8の大きさは、損傷部35のパネル端からの位置に応じて、損傷部35を含むように決める。
コア材10は、コア材3と同一の材料、同一のハニカム構造のものであるが、異なるものであってよい。
なお、図3では埋め込み部材12が端部に設けられているが、前述の通り、補修前のソーラーアレイパネル40に設けられていたためである。仮に補修前のソーラーアレイパネル40になければ、パネル端部補修構造400Bにも埋め込み部材12に設ける必要はない。
補修用コア材6は、コア材3、コア材10と同一の材料および同一のハニカム構造を備えたものであるが、コア材3、コア材10よりもハニカム構造を密としたものを用いてもよい。
補修用コア材6は、オーバースキン500Aとオーバースキン500Bを突き合わせてできた面上に接着材で固定した補修用補強材5と、コア材3とコア材10の側面でできた空間に挿入される。
挿入された補修用コア材6の上面と、表皮材(裏面)2と補修用パネル表皮材(裏面)9の面は面一であり、補修用表皮材(裏面)7は、補修用コア材6と表皮材(裏面)2と補修用パネル表皮材(裏面)9の上面を跨いで接着剤で固定される。このようにして、パネル中央側補修構造400Aとパネル端部補修構造400Bと補修用コア材6は接着剤で繋ぎ合わせられる。
また、絶縁体テープ4はオーバースキン500Aとオーバースキン500Bの繋ぎ部分に貼られて、パネル中央側補修構造400Aとパネル端部補修構造400Bが一体化される。
損傷部35が生じたソーラーアレイパネル40の表皮材(表面)1は、新たに準備した補修用サンドイッチパネル50の補修用パネル表皮材(表面)8により、交換補修される。
また、損傷部35がソーラーアレイパネル40のコア材3にまで達している場合は、新たに準備した補修用サンドイッチパネル50の補修用パネル表皮材(表面)8と、新たに嵌め込む補修用コア材6により交換補修される。
なお、損傷部35がソーラーアレイパネル40のコア材3にまで達している場合は、補修用サンドイッチパネル50の補修用パネル表皮材(表面)8と、補修用サンドイッチパネル50の補修用コア材10により、交換補修するようにしてもよい。
本実施の形態の補修方法では、表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8が面一となる。表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8を繋ぐ絶縁体テープ4の厚みによる段差が生じるが僅かであり、所望の厚さの絶縁体テープ4を用いることで、絶縁体テープ4上にも太陽電池(図示せず)を実装可能であり、補修前と変わりなく、太陽電池を実装することが可能である。
このように、本実施の形態1に係る補修構造では、補修部の位置にかかわらず補修部分に歪みを生じることなく、太陽電池8を搭載することができる。
次に、実施の形態1のソーラーアレイパネルの補修方法について、図4、図5を用いて説明する。
図4は補修後のソーラーアレイパネル400の斜視図であって、補修用の部品の配置関係を立体的に示した斜視図である。また、図5(a)〜(e)は、実施の形態1によるソーラーアレイパネルの補修フローを説明する図である。
まず、図5(a)は、ソーラーアレイパネル40の断面図であり、表皮材(表面)1からコア材3に向けて損傷部35が生じていることを示している。本実施の形態では、損傷部35はソーラーアレイパネル40の端に近い箇所で生じているとする。損傷は、例えば太陽電池を表皮材(表面)1上に搭載する前の時点で、ソーラーアレイパネル40が作業中に何らかの外力を受けて生じたものである。なお、絶縁体フィルム層11は省略している。図4では、図中の損傷部35で示す位置に損傷が生じていたとする。
表皮材(表面)1とコア材3が損傷すると、その損傷部35を含む広い範囲で欠損部35上にあるコア材3を除去する(図5(b))。
図5(b)では、ソーラーアレイパネル40の端部から損傷部35までの長さの約2倍の位置から端部側にある表皮材(裏面)2、コア材3、表皮材(表面)1を除去する。ここで、表皮材(表面)1については、オーバースキン500Aを残して表皮材(裏面)2、コア材3、表皮材(表面)1を除去する。ここでは除去した部分を除去部350として破線で示している。図4では、損傷部35を含むようにソーラーアレイパネル40の端部を凹状に除去する。
次に、除去した除去部350に相当する大きさのサンドイッチパネル50を用意する(図5(c))。サンドイッチパネル50は、補修用コア材10と、埋め込み部材12と、補修用パネル表皮材(表面)8と、補修用パネル表皮材(裏面)9からなる。サンドイッチパネル50の端には埋め込み部材12が設けられている。また、サンドイッチパネル50にはオーバースキン500Aと略同じ長さのオーバースキン500Bを備えている。
用意したサンドイッチパネル50を破線で示した除去部350の箇所に、オーバースキン500Aとオーバースキン500Bが面一となるように位置合わせする。
なお、サンドイッチパネル50のサンドイッチパネル50の表皮材(表面)8は表面に絶縁層を有し、サンドイッチパネル50を除去部に位置合わせする際は、表皮材(表面)8の絶縁層が表皮材(表面)1上の絶縁層11側となるように配置する。
サンドイッチパネル50を位置合わせした状態で、補修用補強材5を内側(コア材3の側)から当てて、表皮材(表面)1のオーバースキン500A、補修用パネル表皮材(表面)9のオーバースキン500Bと接着剤等で固定する。
これにより、補修用表皮材(表面)8の表面と表皮材(表面)1の表面とは凹凸がなく、略面一な面となる。なお、補修用補強材5は表皮材(表面)1と同じ材料を用いてもよい。更に、絶縁体テープ4を、表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8の繋ぎ目部分に外側(図5(c)でコア3、コア10の反対側)から張り付ける。
図4では、補修用サンドイッチパネル50をソーラーアレイパネル40の凹部に嵌め込み、内側から補修用補強材5を接着材で固定し、外側から絶縁体テープ4で表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8の繋ぎ目部分を貼り付ける。
次に、補修用補強材5の上方の空間に、この空間とほぼ同じ大きさの補修用コア材6を嵌め込み、接着剤15(図示せず)等により、コア材3と補修用コア材6の間、補修用コア材6と補修用コア材10の間、補修用コア材6と補修用補強材5の間を固定する(図5(d))。ここで、補修用コア材6を嵌め込んだ後の表皮材(裏面)2と補修用パネル表皮材(裏面)9と補修用コア材6は略面一となっている。
図4では、補修用コア材6を補修用補強材5上に嵌め込み、補修用コア材6の上面はソーラーアレイパネル40の上面と、補修用サンドイッチパネル50の上面と略同一なっている。
次に、ソーラーアレイパネルの裏面側は、補修用コア材6の断面よりも面積が大きい補修用表皮材(裏面)7を用い、補修用表皮材(裏面)7と表皮材(裏面)2の間、補修用表皮材(裏面)7と補修用コア材6の間、補修用表皮材(裏面)7と表皮材(裏面)9の間を、接着剤15等により接着する(図5(e)、図4)。
このようにして、補修用表皮材(裏面)7と表皮材(裏面)2と補修用コア材6及び補修用パネル表皮材(裏面)9が一体となるように固定する。
このように本実施の形態に係る補修方法では、事前に、補修用サンドイッチパネル50、補修用コア材6を用意し、補修用コア材6を、補修用サンドイッチパネル50と補修用補強材5と絶縁体テープ4と補修用表皮材(裏面)7でソーラーアレイパネル40と繋ぎ合わせるように、接着するようにした。
次に、本実施の形態に係るソーラーアレイパネルの補修方法によれば、ソーラーアレイパネルの端部での反りの発生が抑制される理由について説明する。
図5(e)において、(a)表皮材(裏面)2と補修用表皮材(裏面)7の間、(b)補修用パネル表皮材(裏面)9と補修用表皮材(裏面)7の間、(c)補修用コア材6と補修用表皮材(裏面)7の間、(d)補修用コア材6と補修用補強材5の間、(e)補修用補強材5と表皮材(表面)1と補修用パネル表皮材(表面)8の間は、接着剤で固定される。
上記の(a)の接着固定と(b)の接着固定とが補修用コア材6に対してほぼ対象位置であり、また、ソーラーアレイパネルの表側の接着である(d)の固定と(e)の固定の接着剤領域と、ソーラーアレイパネルの裏側の接着である(a)の固定と(b)の固定と(c)の固定の接着剤領域の差が小さい。これにより、ソーラーアレイパネルの表側と裏側とで、硬化収縮による内部応力の差が小さくなり、ソーラーアレイパネルの端部で反りの発生が抑制される。
以上のように、本実施の形態のソーラーアレイパネルの補修方法によれば、太陽電池の搭載に支障をきたす段差や、従来、補修部分に生じていた端部の反りを抑制することができる。
1 表皮材(表面)、2 表皮材(裏面)、3 コア材、4 絶縁体テープ、5 補修用補強材、6 補修用コア材、7 補修用表皮材(裏面)、8 補修用パネル表皮材(表面)、9 補修用パネル表皮材(裏面)、10 補修用コア材、11 絶縁体フィルム層、12 埋め込み部材、15 接着剤、30 補修箇所、35 損傷部、40 ソーラーアレイパネル、50 補修用サンドイッチパネル、350 除去部、400 補修後のソーラーアレイパネル、400A パネル中央側補修構造、400B パネル端部補修構造、500A パネル中央側補修構造400Aのオーバースキン、500B パネル端部補修構造400Bのオーバースキン。

Claims (4)

  1. 宇宙構造物に搭載され、ハニカム構造を有するコア材と、前記コア材を挟んで前記コア材の表面側と裏面側に各々取り付けられる表皮材(表面)と表皮材(裏面)とからなり、複数の太陽電池が、前記表皮材(表面)の一方の面に備えられた絶縁層上に搭載されるソーラーアレイパネルであって、前記ソーラーアレイパネルの端部に、前記ソーラーアレイパネルを補修した補修構造を備え、
    前記補修構造は、
    パネル中央側補修構造と、パネル端部補修構造と、補修箇所からなり、
    前記パネル中央側補修構造は、所定の長さの前記表皮材(表面)を残し、前記コア材と前記表皮材(裏面)を除去した構造であり、
    前記パネル端部補修構造は、
    ハニカム構造を有する補修用コア材と、前記補修用コア材を挟んで前記補修用コア材の表面側と裏面側に各々取り付けられる補修用パネル表皮材(表面)と補修用パネル表皮材(裏面)と、からなる補修用サンドイッチパネルで、所定の長さの前記補修用パネル表皮材(表面)を残し、前記補修用コア材と前記補修用パネル表皮材(裏面)を除去した構造であり、
    前記補修箇所は、
    前記パネル中央側補修構造で残した前記表皮材(表面)と、前記パネル端部補修構造で残した補修用パネル表皮材(表面)を面一に位置合わせした前記表皮材(表面)と補修用パネル表皮材(表面)の内側に、補修用補強材を間に介して、前記表皮材(裏面)と前記補修用パネル表皮材(裏面)と面一となる厚さの補修用コア材が嵌めこまれ、面一である前記表皮材(表面)と、前記補修用コア材と、前記補修用パネル表皮材(裏面)は、接着剤により補修用表皮材(裏面)と固定される、
    ことを特徴とするソーラーアレイパネル。
  2. 前記表皮材(表面)と前記補修用パネル表皮材(表面)の外側には絶縁体テープが貼られることを特徴とする請求項1記載のソーラーアレイパネル。
  3. 前記補修用サンドイッチパネルは、他部品との締結に使用する埋め込み部材を備えることを特徴とする請求項1、2いずれか記載のソーラーアレイパネル。
  4. 宇宙構造物に搭載され、ハニカム構造を有するコア材と、前記コア材を挟んで前記コア材の表面側と裏面側に各々取り付けられる表皮材(表面)と表皮材(裏面)とからなり、複数の太陽電池が、前記表皮材(表面)の一方の面に備えられた絶縁層上に搭載されるソーラーアレイパネルの端部に生じた損傷を補修するソーラーアレイパネルの補修方法であって、
    前記損傷を含むソーラーアレイパネルの端部を、所定の長さの表皮材(表面)を残して前記コア材と前記表皮材(裏面)を除去する工程と、
    補修用コア材と、補修用パネル表皮材(表面)と、補修用パネル表皮材(裏面)とからなる補修用サンドイッチパネルにおいて、所定の長さの補修用パネル表皮材(表面)を残して前記補修用コア材と前記補修用パネル表皮材(裏面)を除去する工程と、
    前記表皮材(表面)と前記補修用パネル表皮材(表面)とが面一となるように位置合わせをした後に、前記除去後の空間に補修用コア材を嵌め込み、表皮材(裏面)と補修用コア材と補修用パネル表皮材(裏面)を、補修用表皮材(裏面)を用いて接着剤で固定することを特徴とするソーラーアレイパネルの補修方法。
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