JP2019118676A - 洗濯機 - Google Patents

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起也 大藪
寛 村上
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Abstract

【課題】いわゆる縦軸型の洗濯機において、水槽の外底部の洗濯機モータを比較的低い位置に配置することを可能とし、ひいては全体の高さを低く抑える。【解決手段】実施形態の洗濯機は、本体内に設けられ洗濯水を受ける水槽と、前記水槽の外底部に設けられ洗濯機構の駆動源となる洗濯機モータと、前記洗濯機モータを下方から覆う防水用のモータカバーとを備えている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来、いわゆる縦軸型の全自動洗濯機にあっては、上面が開口した円筒状をなし、洗濯水を溜めることが可能な水槽内に、脱水層を兼用する洗濯槽を備えると共に、前記水槽の該底面に、パルセータや洗濯槽を回転駆動するためのモータ及び駆動機構を備えて構成されている。このとき、例えば特許文献1においては、水槽から漏れてきた水がモータの内部に入らないように、モータブラケットをカップ状にするといった構成が提案されている。
特開平11−319375号公報
ところで、この種の洗濯機は、洗面所等の防水パン上に設置されているが、防水パンにおける排水不良が発生して防水パンに洗濯水が溜まるようなことがあると、本体内のモータの一部が水に浸かり、モータ内部に水が浸入する虞がある。そのため従来では、モータを水に浸からない程度の比較的高い位置に配置していたが、それでは、その分だけ全体の高さひいては洗濯物出入口の高さが高くなり、ユーザにとって使いにくいものとなってしまう。
そこで、いわゆる縦軸型の洗濯機において、水槽の外底部の洗濯機モータを比較的低い位置に配置することを可能とし、ひいては全体の高さを低く抑えることができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、本体内に設けられ洗濯水を受ける水槽と、前記水槽の外底部に設けられ洗濯機構の駆動源となる洗濯機モータと、前記洗濯機モータを下方から覆う防水用のモータカバーとを備えている。
第1の実施形態を示すもので、洗濯機の内部構成を概略的に示す縦断正面図 水槽が下降した状態の縦断正面図 本体の下方からの斜視図 第2の実施形態を示すもので、洗濯機の内部構成を概略的に示す縦断正面図 第3の実施形態を示すもので、洗濯機の内部構成を概略的に示す縦断正面図 モータカバーの斜視図 第4の実施形態を示すもので、モータカバーの斜視図
(1)第1の実施形態
以下、いわゆる縦軸型の全自動洗濯機に適用した第1の実施形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る洗濯機1の構成を概略的に示している。ここで、洗濯機1は、例えば鋼板から全体として上下両面が開口した矩形箱状に構成された本体(外箱)2を備えている。この本体2の底部には、4個の脚部3を有する矩形枠状の台板4が設けられている。
前記本体2内には、上面が開口したほぼ円筒容器状をなし洗濯水を溜める水槽6が、図示しない弾性吊持機構により弾性的に支持、つまり吊り下げ支持されて設けられている。前記弾性吊持機構は、例えば前記本体2の四隅部に設けられた4本の吊り棒、各吊り棒の下端部に配置されたスプリング等を有した周知構成を備えている。これにより、水槽6は、スプリングの弾性力により、本体2に対する上下方向への変位が可能とされている。詳しく図示はしないが、前記水槽6の底部には、排水口が形成されており、この排水口には、排水弁を介して排水ホース10(図3参照)が接続されている。
前記水槽6内には、ほぼ有底円筒状をなす縦軸型の洗濯槽11が回転可能に設けられている。この洗濯槽11の上端部には、回転バランサ12が取付けられている。また、この洗濯槽11の周壁部上部には、脱水孔11aが形成されている。この洗濯槽11の内底部には、撹拌体(パルセータ)13が配設されている。洗濯槽11内には、図示しない洗濯物が収容されるようになっており、その洗濯物の洗い、すすぎ、脱水等の行程からなる洗濯運転が行われる。前記水槽6の上部には、水槽カバー14が装着されている。この水槽カバー14には、洗濯物出し入れ用の開口部14aが設けられていると共に、図示は省略するが、その開口部14aを開閉する内蓋が取付けられている。
前記本体2の上部には、薄形の中空箱状をなす合成樹脂製のトップカバー16が装着されている。このトップカバー16の上面中央には、前記洗濯槽11の上方に位置して、ほぼ円形の洗濯物出入口16aが形成され、その洗濯物出入口16aを開閉するための蓋17が設けられている。図示は省略するが、トップカバー16の前部には、ユーザが洗濯運転のコースの選択や、運転開始を指示するための操作パネルが設けられている。また、トップカバー16内の後部には、水槽6内への給水を行うための給水機構が設けられている。図示はしないが、給水機構は、給水弁、注水ケースと、給水ホース等からなる周知構成を備えている。更に、トップカバー16内には、前記洗濯槽11内に乾燥風を供給するための乾燥ユニットも設けられている。
そして、前記水槽6の外底部には、洗濯機構の駆動源となる洗濯機モータ18を含む駆動機構部19が設けられる。本実施形態では、前記洗濯機モータ18は、アウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる。前記駆動機構部19は、次に述べるように、洗濯機モータ18に加え、槽軸、撹拌軸、クラッチ機構などを備え、前記洗濯機モータ18の回転駆動力を洗濯槽11及びパルセータ13に伝達する。この駆動機構部19により、洗い行程時などにおいては、撹拌体13が正逆回転駆動され、脱水行程時などにおいては、洗濯槽11(及び撹拌体13)が一方向に高速で直接回転駆動される。
前記駆動機構部19は、次のように構成されている。即ち、水槽6の外底部には、中空ハウジング21が設けられている。この中空ハウジング21には、上下に位置して軸受22、22が設けられ、上下方向に長い中空状の槽軸23が、それら軸受22、22により回転自在に支持されている。そして、槽軸23の中空部を貫通するようにして、上下に長い撹拌軸24が回転自在に設けられている。槽軸23の上端部が、前記洗濯槽11に連結されており、撹拌軸24の上端部が前記撹拌体13に連結されている。撹拌軸24の下端部は、洗濯機モータ18(ロータ)に連結される。
一方、前記洗濯機モータ18は、円環状をなし三相の巻線を有するステータ25と、内周壁面にロータマグネットを有する薄形円筒容器状をなすロータ26とを備えている。前記中空ハウジング21の外底部に、前記ステータ25が例えばねじ止めにより取付けられている。前記ロータ26の中心部には、円筒状のボス部27が設けられ、そのボス部27に、撹拌軸24の下端部がセレーション結合状態に挿入されている。撹拌軸24の下端部には、雄ねじ部が形成され、ボス部27を貫通した下端側において、ナット28により固定されている。従って、ロータ26の回転は常に撹拌軸24にダイレクトに伝達される。
駆動機構部19は、ロータ26に対する前記槽軸23の接続、切離しを行うクラッチ機構29を備えている。詳しく図示はしないが、このクラッチ機構29は、槽軸23の外周に上下動可能に設けられた円筒状クラッチと、この円筒状クラッチを上下動させる移動機構とを備えている。クラッチ機構29は、円筒状クラッチの下降位置で、槽軸23と前記ボス部27とを一体回転するように連結し、円筒状クラッチの上昇位置で、槽軸23を、ボス部27から切離して固定部である中空ハウジング21(水槽6)側に固定するように構成されている。尚、駆動機構部19には、上記以外にも、洗濯機モータ18の各相の電流を検出する電流センサ、ロータ26の回転位置を検出するセンサ、円筒状クラッチの位置を検出するセンサ等の各種電装品が配設されている。
さて、本実施形態では、前記駆動機構部19部分に、前記洗濯機モータ18を下方から覆う防水用のモータカバー31が設けられる。図3にも示すように、前記モータカバー31は、例えばプラスチック(或いは金属)から、上面が開口した円筒容器状に構成され、前記洗濯機モータ18の下面側及び外周側に僅かな隙間をもって配置される。従って、モータカバー31は、洗濯機モータ18の下面側を覆う底壁31aと、前記底壁31aの外周縁部からから立ち上がる側壁31bとを一体に有している。前記底壁31aの中央部には、下方に突出する長円形の凸部31cが一体に設けられている。
そして本実施形態では、前記モータカバー31は、輸送時において前記水槽6を振動等から保護するための固定部材としての水槽固定金具32に取付けられる。この水槽固定金具32は、例えば帯状の金属板を上方に開放するほぼコ字状をなすように折曲げて構成され、洗濯機モータ18をまたぐようにして、その両端のフランジ部を水槽6の底部にねじ止めすることにより取付けられる。ここで、図示はしないが、洗濯機1が出荷される際には段ボール箱内に、隙間部分に発泡スチロール製の緩衝材を配置した状態で、梱包がなされ、その状態で輸送等がなされる。洗濯機モータ18の下方に位置する緩衝材の上面には、前記水槽固定金具32が嵌まるような凹所が形成されている。これにより、水槽固定金具32及び緩衝材を介して水槽6が固定的に保持され、輸送時の振動などから保護される。
このとき、水槽固定金具32の中央部には、前記モータカバー31の凸部31cに対応した長孔32aが形成されている。モータカバー31は、水槽固定金具32上に載置され凸部31cを前記長孔32aに嵌合させた状態で、ねじ止め等により水槽固定金具32に取付けられる。本実施形態では、洗濯機1の梱包を解いた後も、水槽固定金具32が取外されずに、水槽6に取付けたままの状態で使用される。従って、前記モータカバー31は、水槽固定金具32を介して前記水槽6に取付けられている。この取付状態では、図1、図2に示すように、モータカバー31の側壁31bの上端の高さ位置が、洗濯機モータ18(ステータ25)の上端と同等或いはやや高い位置とされている。その側壁31bの上方においては、水槽6との間に隙間が設けられ、洗濯機モータ18の上方が大気に開放されている。
次に、上記構成の作用・効果について述べる。図示はしないが、上記構成の洗濯機1は、例えば家庭の洗面所等において、防水パン上に設置される。図示はしないが、防水パンには、外部の排水管につながる排水口が設けられ、洗濯機1の本体2から引出された排水ホース10がその排水口に接続される。図1及び図2には、防水パンの床面の高さ位置を、Fで示している。尚、防水パンの上端部の高さ位置をHで示しており、高さ位置Hと高さ位置Fとの差、つまり防水パンの高さ(深さ)寸法は、例えば80mmとされている。
このとき、水槽6は本体2内に弾性的に吊持されているので、水槽6(洗濯槽11)内の負荷に応じて、本体2内における高さ位置が変動する。図1は、水槽6(洗濯槽11)内に負荷が存在しない場合を示し、洗濯機モータ18の下端部が、高さ位置Hと同等となるように構成されている。これに対し、図2は、例えば洗濯槽11内に高水位まで洗濯水が溜められた状態など、大きな負荷が存在する場合を示しており、洗濯機モータ18の一部が、高さ位置Hよりも下方に位置するようになる。
ここで、例えば防水パンにおける排水不良が発生して防水パンに洗濯水が溜まるようなことがあると、本体2内の洗濯機モータ18の一部が水に浸かる虞がある。ところが、本実施形態においては、洗濯機モータ18は防水用のモータカバー31により下方から覆われている。そのため、例えば、図2に示したような、洗濯機モータ18が本体2内の比較的低い位置にある状態で、防水パンの排水不良があっって水が溜まった場合でも、モータカバー31により、洗濯機モータ18や他の電装品等が水に浸かることが防止される。
従って、本実施形態によれば、モータカバー31を設けたことにより、洗濯機モータ18が水没してしまうことを効果的に防止することができ、水槽6の外底部の洗濯機モータ18を、本体2内の比較的低い位置に配置することが可能となる。ひいては、洗濯機1の本体2の全体の高さを低く抑えることが可能となり、洗濯物出入口16aの高さを比較的低いものとして、ユーザにとって使い易いものとすることができる。ちなみに、本実施形態では、従来のものに比べて、洗濯物出入口16aの高さ位置を、30〜50mm程度下げることができた。
特に本実施形態では、モータカバー31を、洗濯機モータ18の下面側を覆う底壁31aと、底壁31aから立ち上がる側壁31bとを有した構成とした。これにより、水位が側壁31bの上端に来るまでは、洗濯機モータ18内部への水の侵入を防止することができ、モータカバー31自体の構成や全体構成を比較的簡単に済ませながら、防水の目的を十分に果たすことができる。また、洗濯機モータ18の上部側はモータカバー31により覆われることなく開放状態とすることができるので、洗濯機モータ18内部に熱がこもることも防止できる。
更に本実施形態では、モータカバー31を、輸送時において水槽6を保護するための水槽固定金具32を介して水槽6に取付けるように構成した。これにより、水槽6に対する特定の位置にモータカバー31を確実に取付けることができる。これと共に、モータカバー31の取付けのための構成を、洗濯機モータ18や水槽6などの本体2側に付加する必要はなく、モータカバー31の取付構造を比較的簡単に済ませることができる。水槽固定金具32の有効利用を図ることもできる。モータカバー31の劣化や破損時の交換作業等も容易に行うことができる。
(2)第2〜第4の実施形態、その他の実施形態
次に、第2〜第4の実施形態について順に述べる。尚、以下に述べる各実施形態においては、上記第1の実施形態と同一部分については、新たな図示や詳しい説明を省略すると共に、符号も共通して使用し、第1の実施形態と相違する点を中心に説明することとする。
図4は、第2の実施形態を示すものである。この第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる点は、洗濯機モータ18を下方から覆う防水用のモータカバー41の取付構造にある。このモータカバー41は、例えば金属又はプラスチックから、緩やかなテーパ状の底壁41aと、側壁41bとを一体に有する上面が開口した円形容器状に構成されている。このモータカバー41は、洗濯機モータ18のロータ26の下部及び外周側形状に倣うように僅かな隙間をもって配置される。詳しく図示はしないが、底壁41aの中心部には、取付用の孔が形成されている。
この第2の実施形態では、モータカバー41は、洗濯機モータ18のロータ26に取付けられている。具体的には、撹拌軸24をボス部27(ロータ26)に連結する際に、撹拌軸24のうちボス部27を貫通した下端部に、前記取付用の孔を通してモータカバー41を配置し、ナット28を締付けることにより取付けられる。これにて、ロータ26の回転は常に撹拌軸24にダイレクトに伝達されると共に、モータカバー41も一体的に回転する。
この第2の実施形態によれば、いわゆる縦軸型の洗濯機において、上記第1の実施形態と同様に、モータカバー41を設けたことにより、洗濯機モータ18が水没してしまうことを効果的に防止することができ、水槽6の外底部の洗濯機モータ18を、本体2内の比較的低い位置に配置することを可能とし、ひいては全体の高さを低く抑えることが可能となる。また、洗濯機モータ18に対する所定の位置、つまり防水効果に優れた取付位置にモータカバー41を容易に取付けることができる。そして、洗濯機モータ18のロータ26と一体的に、モータカバー41も回転するようになるので、そのモータカバー41の回転による冷却風の発生効果、つまり洗濯機モータ18の冷却効果が期待できる。
図5及び図6は、第3の実施形態を示している。この第3の実施形態においては、洗濯機モータ18を下方から覆う防水用のモータカバー51の形状が、上記第1の実施形態等と異なっている。このモータカバー51は、プラスチック又は金属から、全体として、底壁51aと側壁51bとを有する、上面が開口した円筒容器状をなしている。これと共に、モータカバー51は、遠心ファンに用いられるケーシングのように、上面から見て、側壁51bがアルキメデス螺旋をなすようないわゆる渦巻き型をなし、側壁51bの外周の上部の1か所に、通気口としての排気口52を有している。
このモータカバー51は、上記第1の実施形態と同様に、凸部51cを長孔32aに嵌合させた状態で、水槽固定金具32を介して水槽6に取付けられる。このとき、前記排気口52は、洗濯機モータ18の上端の位置に配置されるようになっている。この構成により、図6に示すように、洗濯機モータ18の駆動時には、モータカバー51の上面開口部から外気が吸い込まれ、排気口52から吹き出されるという風の流れが生じ、洗濯機モータ18の冷却に寄与するようになる。
この第3の実施形態によれば、いわゆる縦軸型の洗濯機において、第1の実施形態等と同様に、モータカバー51を設けたことにより、洗濯機モータ18が水没してしまうことを効果的に防止することができ、水槽6の外底部の洗濯機モータ18を、本体2内の比較的低い位置に配置することを可能とし、ひいては全体の高さを低く抑えることが可能となる。そして、モータカバー51を通して、洗濯機モータ18部分に冷却風を流通させることにより、洗濯機モータ18の優れた冷却効果が得られる。この場合、排気口52は洗濯機モータ18の上部に位置するので、排気口52を通した浸水も防止できる。尚、排気口52に代えて、通気口としての吸気口を設けるようにしても良い。
図7は、第4の実施形態を示すもので、洗濯機モータ18を下方から覆う防水用のモータカバー61の外観構成を示している。このモータカバー61は、プラスチック又は金属から、全体として、底壁61aと側壁61bとを有する、上面が開口した円筒容器状をなしている。そして、このモータカバー61には、側壁61bの上端から、直径方向両端の2か所に位置して、上方に延びる延出部62、62が一体に設けられている。この延出部62、62の先端にはそれぞれフランジ部が設けられており、それらフランジ部を水槽6の底部にねじ止めすることにより、モータカバー61が洗濯機モータ18を下方から覆うようにして水槽6に取付けられる。
この場合、図示はしないが、洗濯機1が出荷される際には、梱包用の緩衝材に設けられた凹部に、モータカバー61の下端部が嵌合するように構成されている。これにより、モータカバー61及び緩衝材を介して水槽6が固定的に保持され、輸送時の振動などから保護される。つまり、本実施形態では、モータカバー61は、輸送時において前記水槽6を振動から保護するための固定部材(水槽固定金具)を兼用している。
この第4の実施形態によれば、上記第1の実施形態等と同様に、モータカバー61を設けたことにより、洗濯機モータ18が水没してしまうことを効果的に防止することができ、水槽6の外底部の洗濯機モータ18を、本体2内の比較的低い位置に配置することを可能とし、ひいては全体の高さを低く抑えることが可能となる。そして、モータカバー61が固定部材を兼用する構成としたので、輸送時における別途の固定部材が不要となり、部品点数の増加を抑え、簡単な構成で安価に済ませることができる。
尚、上記実施形態では、水槽の外底部にアウタロータ型の洗濯機モータを設けた場合を具体例としたが、インナロータ型の洗濯機モータであっても良い。この場合、インナロータ型の洗濯機モータのステータに、モータカバーを取付ける構成とすることができ、これによっても、上記各実施形態と同様の効果が得られると共に、洗濯機モータに対する固定位置に容易にモータカバーを取付けることが可能となる。
また、図示はしないが、水槽の外底部に、インナロータ型の洗濯機モータと、洗濯槽や撹拌体を駆動する駆動機構部とを設け、ベルト伝達機構を介して洗濯機モータの駆動力を駆動機構部に伝達する構成の場合には、それら洗濯機モータ及び駆動機構部の全体を、防水用のモータカバーで下方から覆うように構成することもできる。更には、モータカバーの側壁を、洗濯機モータの上方まで延びるように構成しても良く、この場合、側壁の上部(洗濯機モータの上部)に位置して複数個の通気口を設けるようにすることができる。
上記各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2は本体、6は水槽、11は洗濯槽、13は撹拌体、18は洗濯機モータ、19は駆動機構部、25はステータ、26はロータ、27はボス部、29はクラッチ機構、31、41、51、61はモータカバー、31a、41a、51a、61aは底壁、31b、41b、51b、61bは側壁、32は水槽固定金具(固定部材)、52は排気口(通気口)を示す。

Claims (9)

  1. 本体内に設けられ洗濯水を受ける水槽と、
    前記水槽の外底部に設けられ洗濯機構の駆動源となる洗濯機モータと、
    前記洗濯機モータを下方から覆う防水用のモータカバーとを備えてなる洗濯機。
  2. 前記モータカバーは、前記洗濯機モータの下面側を覆う底壁と、前記底壁から立ち上がる側壁とを有する請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記モータカバーは、輸送時において前記水槽を保護するための固定部材を兼用する請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記モータカバーは、前記水槽に取付けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記モータカバーは、輸送時において前記水槽を保護するための固定部材に取付けられている請求項1又は2記載の洗濯機。
  6. 前記モータカバーは、前記洗濯機モータに取付けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  7. 前記モータカバーは、前記洗濯機モータのロータに取付けられている請求項6記載の洗濯機。
  8. 前記モータカバーは、前記洗濯機モータのステータに取付けられている請求項6記載の洗濯機。
  9. 前記モータカバーには、前記洗濯機モータの上部に位置して通気口が設けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の洗濯機。
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