JP2019118654A - 履物用モジュール、及び、履物 - Google Patents

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裕也 菊川
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隆晴 金井
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Abstract

【課題】左右の履物それぞれに用いることができる履物用モジュールを提供することを目的とする。【解決手段】履物に挿入されて用いられる履物の状態を検知する機能を有する履物用モジュールであって、第1平面と、第2平面と、第1平面と第2平面とを接続する側面とを有する筐体と、筐体内に格納され、履物の状態を検知するセンサとを備え、第1平面は、当該第1平面の中心を通り、履物に挿入されている場合に当該履物の長手方向に延伸する仮想線を中心として左右非対称である。【選択図】図4

Description

本発明は、履物及び履物に挿入され履物の状態を検知する履物用モジュールに関する。
従来、履物に挿入してユーザの状態を検知することができるモジュールの開発が行われている。例えば、特許文献1には、履物に体重測定器具が挿入され、ユーザの体重や歩数を測定するための体重測定器具付き履物が開示されている。
特開2002−253301号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、左右の靴に挿入した場合に、それぞれ、どちらの靴からの情報であるかを認識できなくなる可能性があるという問題がある。また、モジュールに天地がある場合に、どの方向で挿入すればよいのかをユーザが一意に認識できないという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、左右の靴に挿入して左右の靴のいずれの靴に挿入しているのかを認識でき、ユーザが挿入方向を一意に認識できる履物用モジュールとそのための履物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る履物用モジュールは、履物に挿入されて用いられる履物の状態を検知する機能を有する履物用モジュールであって、第1平面と、第2平面と、前記第1平面と前記第2平面とを接続する側面とを有する筐体と、前記筐体内に格納され、前記履物の状態を検知するセンサとを備え、前記第1平面は、当該第1平面の中心を通り、前記履物に挿入されている場合に当該履物の長手方向に延伸する仮想線を中心として左右非対称である。
上記履物用モジュールにおいて、第2平面は、第1平面と同形状であることとしてもよい。
上記履物用モジュールにおいて、履物用モジュールが右足用の履物に挿入される場合に、第1平面は、天面となり、履物用モジュールが左足用の履物に挿入される場合に、第1平面は、底面となることとしてもよい。
上記履物用モジュールにおいて、センサは、加速度センサであることとしてもよい。
上記履物用モジュールにおいて、履物用モジュールは、センサが出力した計測値を外部の装置に送信する通信ユニットを更に備えることとしてもよい。
また、本発明の一態様に係る履物は、上記履物用モジュールを挿入するための挿入部を備える。
上記履物において、挿入部は、上記履物用モジュールが挿入でき、左右の履物で互いに対称となる形状を有することとしてもよい。
本発明の一態様に係る履物用モジュールは、左右非対称の形状を有することで、左右の靴に挿入して左右の靴のいずれの靴に挿入しているのかを認識でき、ユーザが挿入方向を一意に認識することができる。
履物及び履物用モジュールの使用形態を示す図である。 履物用モジュールの機能構成例を示すブロック図である。 履物の外観及び一部の内部構成を示す外観図である。 (a)は、ソール部の平面図である。(b)は、ソール部の断面図である。(c)は、ソール部の断面図であって出力部を配した例を示す断面図である。 (a)は、ソール部の斜視図である。(b)は、ソール部の斜視図であって、履物用モジュールを配した状態を示す図である。 履物用モジュールの外観を示す斜視図である。 履物用モジュールの展開六面図である。 (a)、(b)は、履物用モジュールの別の例を示す図である。
以下、本発明の一実施態様に係る履物及び履物用モジュールについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施の形態>
<構成>
図1は履物用モジュールを備える履物の使用形態を示す図である。図1に示すように、履物用モジュールを備えた履物10は、情報処理装置200と通信を行って、履物10の状態を情報処理装置200に送信する。履物10は、ユーザが足に装着するものであり、例えば、スニーカー、革靴、パンプス、サンダルなどであるがこれらに限定されるものではない。履物10の状態とは、履物10の動き20(傾きや移動方向など)や着用しているユーザの体温、履物10内の湿度などを含んでよい。履物10の動きを示す情報は、情報処理装置200に伝達され、ユーザの歩行状態を伝達することができる。情報処理装置200は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機などの機器により実現することができるコンピュータである。情報処理装置200は、これにより、ユーザに対して歩行状態の改善の提案などを実現することができる。また、履物10は、ユーザの動き20に併せて発光することとしてもよく、動き20に基づく発光制御を情報処理装置200が行うこととしてもよい。そのような履物用モジュールと情報処理装置200とについて図2を用いて詳細に説明する。
図2は、履物10に挿入(搭載)される履物用モジュール110、及び、情報処理装置200それぞれの機能構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、履物用モジュール110は、電源部111と、制御部112と、通信部113と、記憶部116と、センサ部120と、出力部130とを備える。
電源部111は、履物用モジュール110の各部を駆動させるための電力を供給する機能を有する。電源部111は、例えば、マンガン電池、アルカリ電池、リチウムイオン電池などにより実現することができるが、電力を供給することができれば、これらに限定するものではない。
制御部112は、履物用モジュール110の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部112は、記憶部116に記憶されている各種のプログラムを実行することで、履物用モジュールの各部を制御する。制御部112は、センサ部120から伝達されたセンシングデータを、情報処理装置200に送信するよう、通信部113(送信部115)に指示する。また、制御部112は、情報処理装置200から伝達された発光制御信号に従って、出力部130に光を発光するよう指示する。
通信部113は、情報処理装置200と通信を実行する機能を有する通信インターフェースである。通信部113は、受信部114と、送信部115とを含む。受信部114は、情報処理装置200からの信号を受信し、受信した信号を復号して、制御部112に伝達する。また、送信部115は、制御部112から伝達された情報を、情報処理装置200に送信する。通信部113は、情報処理装置200と無線により通信を実行するものであり、例えば、Bluetooth Low Energy(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、LTE(Long Term Evolution)等に従って通信を実行するものであるが、通信規格はこれらに限定されるものではない。
記憶部116は、履物用モジュール110が動作する上で必要とする各種プログラム、データ、パラメータを記憶する機能を有する記録媒体である。記憶部116は、例えば、フラッシュメモリ等の小型の記録媒体により実現することができるが、これに限定されるものではない。
センサ部120は、履物10をユーザが履いて移動することで、履物10の動き20出する機能を有するセンサである。履物10の動きを検出することで、ユーザの足の動きとして検出することができる。センサ部120は、例えば、3軸(例えば、水平面において互いに直角な2つの軸と、その2つの軸に対して垂直な軸)の加速度を検出する加速度センサ及び当該3軸各々の回転角を検出するための角速度センサから実現することができる。センサ部120は、更に、当該3軸方向の地磁気を検出する地磁気センサを含んで、9軸センサとして機能してもよい。センシングデータは、少なくとも3軸の加速度情報及び当該3軸の角速度情報を含む。センサ部120は、得られたセンシングデータを制御部112に伝達する。センサ部120は、履物10の状態を検知できるものであれば、どのようなセンサであってもよく、その他に、温度センサや荷重センサ、湿度センサなども含まれてよい。
以上が履物用モジュール110の構成である。
出力部130は、履物10に設けられ、制御部112からの指示に従って発光するライトである。出力部130は、例えば、LEDライト、LEDテープライトにより実現することができ、様々な色及び発光パターン(発光強度、発光タイミング)で発光することができる。出力部130は、履物用モジュール110と互いに通信可能に接続されており、電源部111から供給される電力によって発光する。なお、ここで履物用モジュール110が収集したセンシングデータを利用する手法として、履物の動きに応じた発光をさせるために出力部130を設けることとしているが、出力部130は必須の構成ではない。本実施の形態に係る履物及び履物用モジュール110は、単純に履物の動きを示す情報を収集するだけのものであってもよい。
情報処理装置200は、入力部210と、通信部220と、表示部230と、記憶部240と、制御部250と、を備える。
入力部210は、ユーザからの入力を受け付ける機能を有する。入力部210は、例えば、ハードウェアキーやタッチパネルなどにより実現することができるが、これらに限定されるものではない。入力部210は、ユーザから受け付けた入力内容を制御部250に伝達する。
通信部220は、履物用モジュール110と通信を実行する機能を有する通信インターフェースである。通信部220は、受信部221と、送信部222とを含む。受信部221は、履物10から送信されたセンシングデータを受信する。また、送信部222は、制御部250から伝達された発光制御信号を履物10に送信する。
表示部230は、制御部250からの指示に従って、画像や文字を表示する機能を有するモニターである。表示部230は、例えば、LCDにより実現することができるが、これに限定するものではない。表示部230は、例えば、ユーザの歩行の状態を表示したり、歩行方法を教示する情報を表示したりすることができる。
記憶部240は、履物用モジュール110が動作する上で必要とする各種プログラム、データ、パラメータを記憶する機能を有する記録媒体である。記憶部116は、例えば、フラッシュメモリ、SSD、HDDなどにより実現することができるが、これらに限定されるものではない。
制御部250は、情報処理装置200の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部250は、記憶部240に記憶されている各種のプログラムを実行することで、情報処理装置200の各部を制御する。制御部250は、例えば、通信部220から伝達された履物10の動きを示すセンシングデータに基づいて、履物10に備えられている発光部として機能する出力部130を制御するための発光制御信号を生成して、通信部220(送信部222)に、履物10(履物用モジュール110)に送信するよう指示する。また、例えば、制御部250は、例えば、通信部220から伝達された履物10の動きに基づいて、ユーザによりよい歩行方法を提示するための表示情報を生成して、表示部230に表示するように指示する。
なお、情報処理装置200は、受信したユーザの歩行あるいは走行の際の動きを示すセンシングデータあるいはセンシングデータを加工した情報を、外部のサーバ等に送信することとしてもよい。
以上が、情報処理装置200の構成の説明である。
図3は、履物10の一例であって、その外観と内部における各部の配置例を示す図である。
図3(a)は、履物10の構成を示す外観図である。図3(a)に示すように、履物10は履物10の上面側であって、履物10を装着するユーザの足の甲を覆って固定するアッパー部301と、履物10の底面側であって、衝撃を吸収する機能を有するソール部302とから構成される。ソール部302の全部あるいは一部は、アッパー部301から着脱可能に構成され、ソール部302内部に履物用モジュール110を挿入できるように構成されている。これは、ソール部302上に設けられるインナーソールを取り外して、履物用モジュール110を挿入できるように構成されていてもよい。履物用モジュール110は、図示していないが、電源供給を受けるための端子(例えば、USB端子)を有し、当該端子を外部の電源へと接続し、電力の供給を受けて、電源部111に蓄電することができる。なお、当該端子は、有線給電の場合を一例として示しているが、これは有線給電である必要はなく、無線給電であってもよい。無線給電端子としては、給電端子用のアンテナを履物用モジュール110内に備え、外部の送電端子用のアンテナからの電力を受信できる構成になっていればよい。無線給電とすることで、履物10から、履物用モジュール110を取り外すことなく充電が可能となるので、履物10を利用するユーザの利便性を向上させることができる。
履物10において、上述の通り、ソール部302は、履物用モジュール110を備える。履物用モジュール110は、ソール部302の内部であって、ユーザの足の土踏まずに対応する位置にあるシャンク部内部に設けられる。
図4(a)は、ソール部302の平面図であり、ソール部302aは、左足用、ソール部302bは、右足用のソール部を示している。図4(b)は、図4(a)のソール部302aをA−A´線で切断し,ソール部302bをB−B´線で切断した場合の断面図である。図4(a)に示すように、ソール部302は、出力部130を載置するための溝部401を備える。溝部401は、ソール部302内部であって、その外縁に沿うようにソール部302の外周部分に設けられる。溝部401は、出力部130を載置するために窪んでおり、溝部401には、出力部130としてLEDテープが設けられる。図4(a)に示すように、溝部401を設けていない箇所であって、ソール部302の内部のユーザの土踏まずに対向する位置には、履物用モジュール110が設けられる。当該箇所は、履物10の構造において、所謂シャンク部と呼称される位置であるが、履物用モジュール110が設けられる位置は、シャンク部に限るものではない。履物用モジュール110を挿入できる十分なスペースがあれば、シャンク部以外の場所に挿入位置を設けることとしてもよい。履物用モジュール110は、シャンク部以外の挿入位置として、例えば、履物のヒール部やタン部に設けることが考えられる。そして、ソール部302において、溝部401並びにセンサ部120が設けられていない位置には、衝撃吸収用のリブ402〜405が設けられている。リブ402、403は、ソール部302のユーザのつま先側であって、溝部401よりも外周側に設けられている。これにより、履物10に対する履物10先端部に加えられる衝撃を吸収し、溝部401に設けられる出力部130が故障する可能性を低減するとともに、ユーザの足にかかる負担を軽減することができる。同様に、リブ404、405も履物10の中央に位置し、履物にかかる衝撃を吸収し、溝部401に設けられる出力部130が故障する可能性を低減するとともに、ユーザの足にかかる負担を軽減することができる。
図4(c)は、ソール部302の断面図であって、出力部130としてLEDテープを載置した状態を示している。図4(c)に示すように、出力部130は、発光面を履物10の底面側に向けて載置される。すなわち、履物10は、その底面が発光する。発明者らは、LEDテープをソール部302の側面に沿って、側面側が発光するように設置すると、LEDテープの破損率、特につま先部分の屈曲率が高くなって破損率が高くなることを発見している。そのため、より破損率が低減するLEDテープの載置を模索した結果、図4(c)に示すようにLEDテープの発光面を、ソール部302の底面側に向けて載置するという構成を想到するに至った。ソール部302は、透明又は半透明の衝撃吸収性の高い樹脂などにより構成されるので、LEDテープの発光を透過し、その結果、その底面が発光する履物10を提供することができる。
図5は、ソール部302の構造をよりわかりやすくするために設けたソール部302の斜視図であって、左足用のソール部302aを示す図である。ここには、示していないが、右足用のソール部302bは、左足用のソール部302aと左右対称となる構成を有する。また、図5では、リブ等は省略していることに留意されたい。
図5(a)は、ソール部302にセンサ部120と出力部130とを載置していない状態を示した斜視図であり、図5(b)は、ソール部302に出力部106と履物用モジュール110とを載置した状態を示す斜視図である。図5(a)と図5(b)を比較すれば理解できるように、LEDテープである出力部130は、溝部401に載置され、ソール部302の底面の外周部分に設けられることになる。また、履物用モジュール110は、ソール部302に設けられた窪み501に設けられる。窪み501は、履物用モジュール110を挿入するための挿入部として機能する。
窪み501は、履物用モジュール110の外径にほぼ一致するように構成されることで、履物用モジュール110が窪み501に載置された際に、がたつくのをなるべく防止するとともに、履物用モジュール110による動きの検出を純粋に履物10の動きを検出できるようにすることができる。履物用モジュール110は、履物10の動きを検知する精度を向上させるためには、ソール部302に設けるのが望ましい。
窪み501は、履物用モジュール110の側面に設けられた窪みに併せて、その側壁が突出する突出部502を有する構造を有する。図4(a)にも示されるように、左足用ソール部302aの窪み501においては、突出部502は、足の内側から外側に向かって突出する。即ち、図4(a)に示すように、左足用ソール部302aの窪み501と、右足用ソール部302bの窪み501は、互いに、左右対称となる構造をとる。したがって、それぞれのソール部302において、ユーザは、履物用モジュール110をどの方向で、どの向きに挿入するのかを迷わずに挿入することができる。
図6は、履物用モジュール110の外観を示す斜視図である。また、図7は、履物用モジュール110の筐体を展開した六面図である。
履物用モジュール110は、筐体内に、電源部111、制御部112、通信部113、記憶部116、センサ部120が設けられてなる。履物用モジュール110の筐体は、耐衝撃性が高く、人が体重をかけても損壊しない強度の構造を有していることが望ましく、例えば、エンジニアリングプラスチックから成ることとしてよい。
図7に示すように、履物用モジュール110の筐体は、第1平面110bと、第2平面110dと、第1平面110b及び第2平面110dを接続する側面110a、110c、110e、110fとからなる。なお、ここでは、第1平面110、第2平面110dと記載しているが、これは、平面であることが望ましいだけであって、多少の湾曲は許容してもよい。第1平面110bと第2平面110dとは、図7に示すように、互いに同一の形状をしていることが望ましい。履物用モジュール110の筐体は、その中心を通る中心線700を中心に、左右非対称の形状を有する。中心線700は、履物用モジュール110が履物10に挿入される際に、履物10の長手方向と同方向に延伸する仮想線である。
図4を見ればわかるように、履物用モジュール110は、左足用ソール部302aに挿入される場合には、第1平面110bが天面となり、第2平面110dが底面となる。一方、右足用ソール部302bに挿入される場合には、第1平面110bが底面となり、第2平面110dが天面となる。
したがって、履物用モジュール110は、左足用ソール部302aに挿入される場合には、第1平面110bから第2平面110dに向かう方向に重力加速度が働き、右足用ソール部302bに挿入される場合には、第2平面110dから第1平面110bに向かう方向に重力加速度が働く。したがって、情報処理装置200は、右足と左足とでそれぞれ同じ規格の履物用モジュール110が挿入されているにも関わらず、それぞれの履物用モジュール110が右足と左足とのどちらの履物に挿入されているかを容易に特定することができる。
<まとめ>
上述したように、履物用モジュール110は、第1平面と、第2平面と、第1平面及び第2平面を接続する側面とを有する筐体を有し、第1平面は、当該第1平面の中心を通り、履物に挿入されている場合に当該履物の長手方向に延伸する仮想線を中心として左右非対称となる形状を有することで、両足にそれぞれ履物用モジュール110を挿入して、情報処理装置200にデータを転送しても、情報処理装置200は、そのデータから、左右の足のいずれのデータであるかを容易に特定することができる。また、右足用と左足用とで情報処理装置200がそれぞれを一意に区別できるように、個別の履物用モジュール110を用意する必要がなく共通の履物用モジュール110を利用することができる。
<補足>
上記実施の形態に係る装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、他の手法により実現されてもよいことは言うまでもない。以下、各種変形例について説明する。
(1)上記実施の形態において、履物用モジュール110の形状は、図6や図7に示した形状に限定されるものではない。履物用モジュール110の中心を通る中心線700を中心に、左右非対称となっていればどのような形状であってもよい。
例えば、図8(a)〜(d)に示すような形状であってもよい。図8(a)〜(d)は、全て履物用モジュール110の第1平面を示している。図8(a)〜(d)に示すように、中心線700を中心に左右非対称の形状を有していれば、履物用モジュール110はどのような形状であってもよい。なお、当然ながら、履物10において履物用モジュール110を挿入する挿入部として機能する窪み501も履物用モジュール110の外形に併せた形状を有することとなる。また、形状そのものではなく履物モジュール110の外装を、中心線700を中心に左右非対称とすることとしてもよい。即ち、履物用モジュール110を直方体や立方体形状の左右対称な形状で作成する場合には、その外装に、中心線700を中心として、左側あるいは右側のいずれかの偏った位置に、ロゴを付したり、左右非対称の模様を塗布したりすることにより、左右非対称となるようにしてもよい。
(2)上記実施の形態においては、記載していないが、履物用モジュール110の制御部112は、ユーザの歩行状態から、ユーザに対して歩行状態を教導する機能を備えてよい。例えば、記憶部116に予め、良好な歩行状態であるか否かを推定するための推定モデルを記憶しておき、制御部112は、センサ部120からのセンシングデータを入力として、ユーザの歩行状態が理想状態に近いか否かを判定する。そして、出力部130として、例えば、スピーカを備えておき、ユーザの歩行状態を音声にて教導することとしてもよい。ここで、推定モデルは、一般に良い歩行をしているとされるユーザに履物10を履かせてセンシングデータを取得し、これらを教師データとして、生成するとよい。また、推定モデルは、履物用モジュール110が情報処理装置200から逐次新しい推定モデルを渡されて更新されてもよい。
(3)上記実施の形態においては、履物用モジュール110は、情報処理装置200と無線通信する機能を有していたが、これは必須のものではない。後から、履物用モジュール110を履物10から取り出して、ユーザの歩行状態に関する情報を取得することとしてもよい。
(4)上記実施の形態において、履物用モジュール110が備える各機能部は、別途別の筐体に収められて、履物10の別の場所に設けられることとしてもよい。
(5)上記実施の形態においては、出力部130は、光を出力することとしたが、これはその限りではない。出力部130は、例えば、スピーカであるとして、音を出力することとしてもよい。この場合の制御信号は、検知情報あるいは情報処理装置200に記憶または外部装置がマイク(図示せず)等で集音した音の情報に基づいて、生成されてもよい。音は、例えば、ユーザの歩行が正しくない場合に、その旨を通知するためのビープ音などであってもよいし、同様の意味をなす音楽であってもよい。
また、出力部130は、例えば、バイブレータ(振動モータ)で、振動を出力することとしてもよい。この場合の制御信号は、ユーザの歩行が理想の歩行態様から遠い場合に、振動によってその旨を通知するものであってもよい。この場合の振動のさせ方としては、例えば、履物10の動きを検出した検知情報と、手本情報との乖離度合に応じて、手本から乖離していればしているほど、激しく振動するように構成してもよい。
また、出力部130は、光、音、振動のいずれを出力することとしてもよく、複数を出力する構成をとってもよい。
(6)上記実施の形態においては、出力部130からの出力を制御する制御信号を情報処理装置200が生成することとしているが、これは、履物10の制御部112が生成して、出力部130を制御することとしてもよい。
(7)上記実施の形態においては、情報処理装置200は、履物10からのセンシングデータに基づいて、出力部130の発光制御信号を生成することとしたが、このとき、周囲の音(例えば、情報処理装置200が出力している音楽)と、センシングデータの両方とから、発光制御信号を生成する関数を用いて、発光制御信号を生成することとしてもよい。
(8)上記実施の形態においては、履物10の一例としてスニーカーのような靴を示したが、これはその限りではない。履物10としては、ユーザが足に装着し、モジュール110やセンサ部120を備えるスペースがあれば、どのような履物であってもよい。例えば、履物10の一例としては、女性用のパンプスやハイヒールが挙げられる。これらの場合であれば、モジュール110やセンサ部120、出力部130などは、ヒール部材内部に設けることが考えられる。
(9)上記実施の形態において、履物10のアッパー部301とソール部302とは互いに着脱自在に構成されてもよい。女性用のパンプスであれば、アッパー部とヒール部とが互いに着脱自在に構成されてもよい。このような構成にすると、履物10としてのファッション性を向上させることができる。また、出力部130をLEDテープとした場合、LEDテープは、履物10の使用時の伸縮により破損する確率が他の部材よりも高くなる傾向にあるが、そのメンテナンスが容易になる。なお、着脱自在にするための構成としては、例えば、ファスナー、面ファスナー、ねじ、ビンディング、凹部又は突部を構成したアッパー部と突部又は凹部を構成した底部(ソール部やヒール部)との嵌合等により実現することができる。なお、その際に、アッパー部と底部とに履物10を構成する各機能部を分けて配する場合には、互いに通信可能なように構成する必要がある。例えば、底部にも通信機能を設けて、アッパー部に設けたモジュールと無線通信を実行できるようにしたり、アッパー部の予め定められた位置であって、底部と接触する位置に接続端子を設け、底部においても同様の接続端子を設け、それらの接続端子の接触による有線通信により通信を実行できるようにしたりしてもよい。
(10)上記実施の形態においては、センサ部120の一例として9軸センサを用いることとしたが、ユーザの情報を取得できるのであれば、その他のセンサを用いてもよい。例えば、圧力センサを備えることで、両足の圧力センサの計測値の合算値で、ユーザの体重を測定することができる。また、当該圧力センサによれば、ユーザの足に対する荷重の変化を特定することもできる。また、あるいは、温度センサを履物10内部に備えて、ユーザのおよその体温を測定することとしてもよいし、湿度センサを備えて、履物10内部の湿度を測定して、そこから、履物10内部のユーザにとっての不快指数を求めることとしてもよい。そして、これらの様々なセンサから得られた情報を、情報処理装置200に送ることで、ユーザの健康管理に役立ててもよい。例えば、温度センサから得られた体温から、ユーザの平均体温を算出し、ある時に測定した体温がその平均体温より一定以上高ければ、ユーザに熱がないかを問い合わせるUIを情報処理装置200に表示してユーザの健康管理に役立てたりすることができる。
あるいは、圧力センサを用いて算出した体重の遷移を管理し、例えば、所定期間における体重の増加度合いを算出し、その増加度合いが所定の割合を超える場合に、情報処理装置200が節制を心がける教示を行うこととしてもよい。あるいは、湿度センサや温度センサのセンシングに基づいて算出した不快指数が所定の閾値を超える場合に履物10を脱ぐことを提案する教示を行ってもよい。このように、履物10に備えるセンサの種類によって、歩行以外の教示も行うことができる。
(11)また、上記実施の形態においては、履物用モジュール110がセンシングデータを取得し、送信する手法として、履物用モジュール110のプロセッサが制御プログラム等を実行することにより、実現することとしているが、これは装置に集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、上記実施の形態に示した複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
また、上記制御プログラムは、プロセッサが読み取り可能な記録媒体に記録されていてよく、記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記制御プログラムは、当該制御プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記プロセッサに供給されてもよい。本発明は、上記制御プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記制御プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
(12)上記実施の形態に示した構成及び各補足に示した構成は、適宜組み合わせることとしてもよい。また、各処理手順についても、結果として得られるものが同じになるのであれば、実行手順を入れ替えてもよいし、並列に2つの処理を実行することとしてもよい。
100 履物
110 履物用モジュール
111 電源部
112 制御部
113 通信部
114 受信部
115 送信部
116 記憶部
120 センサ部
130 出力部
200 外部装置
210 入力部
220 通信部
221 受信部
222 送信部
230 表示部
240 記憶部
250 制御部
301 アッパー部
302 ソール部
303 タング部
310 制御部
311 生成部
320 通信部
321 受信部
322 送信部
330 記憶部
401 溝部
402、403、404、405 リブ
501 窪み

Claims (7)

  1. 履物に挿入されて用いられる履物の状態を検知する機能を有する履物用モジュールであって、
    第1平面と、第2平面と、前記第1平面と前記第2平面とを接続する側面とを有する筐体と、
    前記筐体内に格納され、前記履物の状態を検知するセンサとを備え、
    前記第1平面は、当該第1平面の中心を通り、前記履物に挿入されている場合に当該履物の長手方向に延伸する仮想線を中心として左右非対称である
    履物用モジュール。
  2. 前記第2平面は、前記第1平面と同形状であることを特徴とする請求項1に記載の履物用モジュール。
  3. 前記履物用モジュールが右足用の履物に挿入される場合に、前記第1平面は、天面となり、
    前記履物用モジュールが左足用の履物に挿入される場合に、前記第1平面は、底面となる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の履物用モジュール。
  4. 前記センサは、加速度センサである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の履物用モジュール。
  5. 前記履物用モジュールは、
    前記センサが出力した計測値を外部の装置に送信する通信ユニットを更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の履物用モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の履物用モジュールを挿入するための挿入部を備える履物。
  7. 前記挿入部は、前記履物用モジュールが挿入でき、左右の履物で互いに対称となる形状を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の履物。
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