JP2019118082A - 通信制御装置、無線通信システム、通信制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信制御装置、無線通信システム、通信制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の通信装置を用いてマルチホップ通信を行う無線通信システムにおいて、通信装置のコストを抑制しつつ、複数の通信装置をグループ分けし、通信経路を決定することができるようにする。【解決手段】通信制御装置は、マルチホップ通信を行う複数の通信装置と通信可能な通信制御装置であって、前記通信装置の各々から、当該通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記受信レベルの情報を用いて前記通信装置間の通信環境の類似度を算出する算出部と、前記算出部が算出した前記類似度に基づいて、前記通信装置を1つ以上のグループにグループ分けするグループ生成部と、前記グループ毎に前記マルチホップ通信の通信経路を決定する決定部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信制御装置、無線通信システム、通信制御方法、及びプログラムに関する。
複数の通信装置を用いてマルチホップ通信を行う無線通信システムが知られている。
例えば、マルチホップ通信を行う無線通信システムにおいて、複数のノード局がRSSI試験と方向検知試験とを実施し、試験結果をノード局の一つである制御局へ送信する。また、制御局は、複数のノード局から受信した試験結果に基づいてノード局を複数のグループに分割し、グループ毎にルーティングテーブルを作成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、通信装置(ノード局)の位置や方向を検知するための回路や、切り替え可能なアンテナ群等を用いるため、通信装置のコストが高くなるという問題がある。
本発明の実施の形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、複数の通信装置を用いてマルチホップ通信を行う無線通信システムにおいて、通信装置のコストを抑制しつつ、複数の通信装置をグループ分けし、通信経路を決定することができるようにする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る通信制御装置は、マルチホップ通信を行う複数の通信装置と通信可能な通信制御装置であって、前記通信装置の各々から、当該通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記受信レベルの情報を用いて前記通信装置間の通信環境の類似度を算出する算出部と、前記算出部が算出した前記類似度に基づいて、前記通信装置を1つ以上のグループにグループ分けするグループ生成部と、前記グループ毎に前記マルチホップ通信の通信経路を決定する決定部と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、複数の通信装置を用いてマルチホップ通信を行う無線通信システムにおいて、通信装置のコストを抑制しつつ、複数の通信装置をグループ分けし、通信経路を決定することができるようになる。
一実施形態に係る無線通信システムのシステム構成の例を示す図である。 一実施形態に係る通信制御装置、及び通信装置のハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る通信制御装置の機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係る通信装置の機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係る受信レベル情報の一例のイメージを示す図である。 一実施形態に係る通信環境の類似度の概念について説明するための図である。 一実施形態に係る通信装置間の類似度によるグループ分けの例を示す図である。 一実施形態に係るグループ間の類似度について説明するための図である。 一実施形態に係るグループ間の距離の計算結果の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信制御装置の処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信制御装置の測定処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信装置の測定処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るグループの生成処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信経路の決定処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るグループの生成処理の例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る無線通信システムのシステム構成の例を示す図である。無線通信システム1は、マルチホップ通信の通信経路を管理する通信制御装置10と、マルチホップ通信を行う複数の通信装置101〜120とを含む。なお、以下の説明の中で、複数の通信装置101〜120のうち、任意の通信装置を示す場合、「通信装置100」を用いる。また、図1に示す通信装置100の数は一例であり、他の数であって良い。
通信制御装置10は、例えば、複数の通信装置101〜120と共にマルチホップ通信を行う通信装置の1つであり、マルチホップ通信の通信経路を示す経路情報(ルーティング情報)を管理する制御局として機能する。
複数の通信装置101〜120は、互いに異なる場所に位置しており、通信制御装置10から通知される経路情報に従って、他の通信装置と直接、又は1つ以上の通信装置100を介して通信するマルチホップ通信を行う。なお、複数の通信装置101〜120、及び通信制御装置10のうち、少なくとも一部は可搬型の通信装置であって、例えば、時間と共に位置が変化するものであっても良い。
上記の構成により、無線通信システム1は、自律分散型のアドホックネットワークを形成している。
なお、上記のシステム構成は一例である。例えば、通信制御装置10は、マルチホップ通信以外の通信方法で、複数の通信装置101〜120と通信を行うものであっても良い。この場合、通信制御装置10は、マルチホップ通信を行わずに、経路情報の管理のみを行うものであっても良い。
例えば、通信装置100、及び通信制御装置10が、高速なミリ波無線通信等でマルチホップ通信を行う情報端末である場合、通信制御装置10は、無線LAN(Local Area Network)等を用いて、通信装置100と通信を行うものであっても良い。
ここでは、通信制御装置10が、複数の通信装置101〜120と共にマルチホップ通信を行う通信装置100であるものとして、以下の説明を行う。
<ハードウェア構成>
図2は、一実施形態に係る通信制御装置、及び通信装置のハードウェア構成の例を示す図である。なお、通信制御装置10は、通信装置100と同様のハードウェア構成を有しているので、ここでは、通信装置100を例として説明を行う。
通信装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Read Only Memory)202、フラッシュROM(Read Only Memory)203、無線通信I/F(Interface)204、アンテナ205、及びバス206等を有する。
CPU201は、フラッシュROM203等に格納されたプログラムやデータをRAM202上に読み出し、処理を実行することで、通信装置100の各機能を実現する演算装置である。RAM202は、CPU201のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュROM203は、通信装置100の電源を切ってもプログラムやデータ等を保持することができる不揮発性のメモリである。
無線通信I/F204は、例えば、IEEE802.11や、IEEE802.15.4等の無線通信規格に準拠した無線通信を行う無線通信モジュールである。アンテナ205は、無線通信I/F204が電波の送受信を行うためのアンテナである。
バス206は、上記の各構成要素に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
<機能構成>
続いて、通信制御装置10、及び通信装置100の機能構成について説明する。
(通信制御装置の機能構成)
図3は、一実施形態に係る通信制御装置の機能構成の例を示す図である。通信制御装置10は、例えば、通信制御部301、測定制御部302、情報取得部303、類似度算出部304、グループ生成部305、通信経路決定部306、経路情報通知部307、中継ノード設定部308、及び記憶部309等を有する。
通信制御装置10は、例えば、図2のCPU201で所定のプログラムを実行することにより、上記の各機能構成を実現している。また、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信制御部301は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラム、及び無線通信I/F204等によって実現され、複数の通信装置101〜120と共に情報を伝送するマルチホップ通信を行う。例えば、通信制御部301は、マルチホップ通信のフレームの送受信や、フレーム受信時の電波の受信レベルを示すRSSI(Received Signal Strength Indicator)情報の出力等を行う。
測定制御部302は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、複数の通信装置101〜120に、他の通信装置から受信した電波の受信レベルを測定する測定処理を実行させる。
例えば、測定制御部302は、複数の通信装置101〜120のうち、1つの通信装置に受信レベル測定用の電波(所定の電波)の送信を指示する受信レベルの測定要求を、複数の通信装置101〜120にブロードキャスト送信する。
これに応じて、受信レベル測定用の電波の送信を指示された1つの通信装置は、例えば、所定の時間、受信レベル測定用の電波を送信し、他の通信装置は、受信レベル測定用の電波の受信レベルを測定する。
さらに、測定制御部302は、通信装置101〜120の各々に受信レベル測定用の電波の送信を指示する受信レベルの測定要求を順次に送信することにより、情報取得部303を用いて、例えば、図5に示すような受信レベル情報311を取得することができる。
情報取得部(取得部)303は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、複数の通信装置101〜120の各々から、各通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得する。例えば、情報取得部303は、測定制御部302が送信する受信レベルの測定要求に応じて、複数の通信装置101〜120から送信される受信レベルの測定結果を受信して、記憶部309の受信レベル情報311に記憶する。
図5は、一実施形態に係る受信レベル情報の一例のイメージを示す図である。図5において、「送信ノード」は、所定の電波を送信した通信装置100を示し、「受信ノード」は、所定の電波を受信した通信装置100を示している。また、「ノードNo.」は、通信装置100を識別する情報の一例であり、ここでは、説明を容易にするため、通信装置100の参照番号をノードNo.として用いている。例えば、ノードNo.「101」の送信ノードに対応する行501は、通信装置101が送信した所定の電波を、他の通信装置102、103、104、・・・の各々が受信した所定の電波の受信レベルが記憶されている。
ここで、図3に戻り、通信制御装置10の機能構成の説明を続ける。
類似度算出部(算出部)304は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、情報取得部303が取得した受信レベルの情報を用いて通信装置100間の通信環境の類似度を算出する。
好ましくは、類似度算出部304は、算出した類似度、情報取得部303が取得した受信レベルの情報等を用いて、グループ生成部305が生成したグループ間の類似度をさらに算出する。
グループ生成部305は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、類似度算出部304が算出した類似度を用いて、複数の通信装置101〜120を1つ以上のグループにグループ分けする。
好ましくは、グループ生成部305は、必要に応じて、類似度算出部304が算出した通信装置100間の類似度、グループ間の類似度等を用いて、グループ分けしたグループをさらにグループ分けする。
例えば、グループ生成部305は、グループ間の類似度が最小となる2つのグループを1つのグループに結合して、新たなグループを生成する。また、グループ生成部305は、所定の条件(例えば、グループの数が所定の数になる、又は類似度の最小値が閾値を超える等)を満たすまで、同様の処理を繰り返し、複数の通信装置100を、所定の条件を満たす1つ以上のグループにグループ分けする。
ここで、類似度算出部304が算出する類似度と、グループ生成部305が生成するグループについて説明する。
図6は、一実施形態に係る通信環境の類似度の概念について説明するための図である。通信装置100が受信する電波の受信レベル(RSSI)は、通信装置100同士の空間的な距離や、見通しを阻害する障害物の有無等の設置場所に起因する様々な要因で増減する。
ここで、説明を容易にするため、一例として、図6に示すように、通信装置109、111、112が、送信ノードとして所定の電波601、602、603を送信するものとする。また、通信装置101、102、103が、受信ノードとして所定の電波601、602、603を受信し、表1に示すような受信レベルの測定結果が得られたものとする。
Figure 2019118082
表1の測定結果を見ると、通信装置103(ノードNo.「103」の受信ノード)が、通信装置109、111、112(ノードNo.「109」、「111」、「112」の送信ノード)から受信した電波の受信レベルは、ほぼ同様の受信レベルとなっている。
一方、通信装置102、103(ノードNo.「101」、「102」の受信ノード)では、通信装置109から受信した電波の受信レベルが、通信装置111、112から受信した電波の受信レベルより低くなっている。また、通信装置102、103が、通信装置111、112から受信した電波の受信レベルは、比較的近い値となっている。
これらの比較結果から、例えば、通信装置111の位置は、通信装置109より通信装置112に近い位置であると推定することができる。
ここで、通信装置iから送信した所定の電波を、他の通信装置jで受信したときの電波の受信レベルをXijとして(i、jは互いに異なる1以上の整数)、受信レベルのベクトルX=(Xi1,Xi2,・・・,XiN)を定義する(Nは受信ノードの数)。
具体例として、表1に示す通信装置109の受信レベルのベクトルをX109、通信装置111の受信レベルのベクトルをX111、通信装置112の受信レベルのベクトルをX112とすると、
109=(−71,−71,−56)
111=(−64,−60,−55)
112=(−66,−58,−56)
となる。
このベクトル間の距離が短いほど通信環境の類似度が高く、距離が長いほど通信環境の類似度が低いと考えられる。なお、ベクトル間の距離は、例えば、ユークリッド距離により算出することができる。
例えば、n次元のユークリッド空間において、点p=(p,p、・・・、p)と、点q(q,q,・・・,q)との間の距離d(p,q)は、次の式(1)で表される。
Figure 2019118082
これにより、受信レベルのベクトルX109とX111との間の距離d(X119,X111)は、次の式(2)のように算出される。
Figure 2019118082
同様にして、受信レベルのベクトルX109とX112との間の距離d(X109,X112)は「12.08」、X111とX112との間の距離d(X111,X112)は「3」と算出される。
この場合、X111とX112との間の距離d(X111,X112)「3」が最小となり、受信レベルのベクトルX111、X112に対応する通信装置111、112の通信環境の類似度が最も高いと考えられる。
本実施形態では、類似度算出部304が、通信装置100毎に、受信レベルのベクトルを生成し、生成したベクトル間の距離により、通信装置100間の類似度を算出する。また、グループ生成部305は、類似度算出部304が算出した類似度が高い(ベクトル間の距離が短い)通信装置100の組合せを選びグループ化することで、1つ以上のグループにグループ分けする。
図7は、一実施形態に係る通信装置間の類似度によるグループ分けの例を示す図である。この図は、図5に示す受信レベル情報311を用いて、受信レベルのベクトルを生成し、類似度が高い(ベクトル間の距離が短い)通信装置100同士をグループ化した例を示している。
例えば、通信装置103は、1つの通信装置103のみでグループ701を形成している。また、通信装置104、通信装置106は、グループ702を形成している。このようにして、図7の例では、通信装置103、110、117、120は、それぞれ、単独でグループ701、704、709、712を形成している。また、他の通信装置は、2つの通信装置を組み合わせた、グループ702、703、705、706、707、708、710、711を形成している。
このように、通信装置100毎に、受信レベルのベクトルを生成し、ベクトル間の距離により、通信装置100間の通信環境の類似度を算出して、類似度が高い(ベクトル間の距離が短い)通信装置100の組合せをグループ化することができる。
ここからさらに、図5に示すような受信レベル情報311を用いて、例えば、図7に示す各グループ間の距離を求めることにより、3つ以上の通信装置100を含むグループを生成することができる。
図8は、一実施形態に係るグループ間の類似度について説明するための図である。複数の要素を1つ以上のグループに分類する手法として、階層的クラスタリング(クラスタ分析の一例)が知られている。階層的クラスタリングでは、例えば、図8に示すような、グループ(クラスタ)A802とグループB803とを結合して作成されたグループC801と、他のグループD804との間の距離は、次のように表される。
例えば、グループA802とグループB803との間の距離808をdABとし、グループA802とグループD804との間の距離806をdADとする。また、グループB803とグループD804との間の距離をdBDとし、グループC801とグループD804との間の距離805をdCDとする。
この場合、グループC801とグループD804との間の距離dCDは、
CD=α×dAD+α×dBD+β×dAB+γ|dAD−dBD
で表される。
ここで、α、α、β、γは、距離関数と呼ばれる評価関数毎に異なる値を持つ。距離関数には、例えば、群平均法、ウォード法、最短距離法等があり、グループ分けの対象となる入力データや、生成するグループ等の特性に応じて使い分ける。
図9は、一実施形態に係るグループ間の距離の計算結果の例を示す図である。ここでは、一例として、距離関数としてウォード法を用いて計算した、図7に示すグループ701〜712の間における距離の計算結果の例を示している。
例えば、図9には、通信装置103を含むグループ701と、通信装置104、106を含むグループ702との間の距離が、「83.8」であることが示されている。また、通信装置104、106を含むグループ702と、通信装置102、107を含むグループ703との間の距離が、「160.4」であることが示されている。同様にして、図9には、各グループ間の距離の計算結果の例が示されている。
類似度算出部304は、例えば、このようなグループ間の距離により、グループ間の通信環境の類似度を算出する。また、グループ生成部305は、このグループ間の類似度を示すグループ間の距離が最も短い2つのグループを結合して、新たなグループを生成する。
例えば、図9において、グループ間の距離の最小値は、グループ704とグループ711との間の距離「68.1」である。この場合、グループ生成部305は、グループ704とグループ711とを結合して、通信装置101、110、119を含む新たなグループを生成する。
また、グループ生成部305は、例えば、グループの数が所定の数になるまで、同様の処理(グループ間の距離の計算、及びグループ間の距離が最小となる2つのグループの結合)を繰り返すことにより、所定の数のグループを生成することができる。或いは、グループ生成部305は、同様の処理を繰り返し実行し、グループ間の距離の最小値が、予め定められた閾値を超えたとき、グループ分けを終了するものであっても良い。
ここで、図3に戻り、通信制御装置10の機能構成の説明を続ける。
通信経路決定部(決定部)306は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、グループ生成部305が生成したグループ毎に、マルチホップ通信の通信経路を決定する。
例えば、通信経路決定部306は、グループ毎に、通信制御装置10と直接通信可能な第1の通信装置と、通信制御装置10と直接通信できないが、第1の通信装置を介して通信可能な第2の通信装置とを特定する。また、通信経路決定部306は、グループ毎に、通信制御装置10と、第1の通信装置及び第2の通信装置とが通信する通信経路を決定する。
経路情報通知部307は、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、通信経路決定部306が決定した通信経路の情報である経路情報(ルーティングテーブル)を、無線通信システム1に含まれる複数の通信装置100に通知する。
中継ノード設定部(設定部)308は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、グループ毎に、通信制御装置10と直接通信可能な第1の通信装置の中から、予め定められた評価指標に基づいて、中継ノードとする第1の通信装置を選定する。また、中継ノード設定部308は、選定した第1の通信装置を中継ノードに設定する。
中継ノードに設定された通信装置100は、例えば、通信制御装置10、及び他の通信装置100から送信された経路情報を含むブロードキャストフレームを受信すると、受信したブロードキャストフレームを再送(転送)する。また、他の通信装置100は、中継ノード、又は他の通信装置100から、既に受信済のブロードキャストフレームを受信すると、受信した受信済のブロードキャストフレームを破棄する。
記憶部309は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラム、及びフラッシュROM203、RAM202等によって実現され、例えば、図5に示すような受信レベル情報311や、通信経路決定部306が決定した経路情報312等を記憶する。
(通信装置の機能構成)
図4は、一実施形態に係る通信装置の機能構成の例を示す図である。通信装置100は、例えば、通信制御部401、受信レベル測定部402、情報送信部403、経路情報管理部404、及び記憶部405等を有する。
通信装置100は、例えば、図2のCPU201で所定のプログラムを実行することにより、上記の各機能構成を実現している。また、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信制御部401は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラム、及び無線通信I/F204等によって実現され、通信制御装置10から通信された経路情報に基づいて、通信制御装置10、他の通信装置100等と共にマルチホップ通信を行う。例えば、通信制御部401は、マルチホップ通信のフレームの送受信や、フレーム受信時の電波の受信レベルを示すRSSI(Received Signal Strength Indicator)情報の出力等を行う。
受信レベル測定部(測定部)402は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、他の通信装置100から受信した電波の受信レベルを測定する測定処理を実行する。
例えば、受信レベル測定部402は、通信制御装置10から受信した受信レベルの測定要求に、自装置である通信装置100への電波の送信指示が含まれる場合、所定の時間、受信レベル測定用の電波を送信する。一方、受信レベル測定部402は、通信制御装置10から受信した受信レベルの測定要求に、自装置である通信装置100への電波の送信指示が含まれていない場合、他の通信装置が送信する受信レベル測定用の電波の受信レベルを測定する。
情報送信部(送信部)403は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、受信レベル測定部402が測定した受信レベルの測定結果を、通信制御部401を介して、通信制御装置10に送信する。
経路情報管理部404は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラムによって実現され、通信制御装置10から通知された経路情報を、記憶部405の経路情報411に記憶して管理する。
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る無線通信システム1の通信制御方法について説明する。
[第1の実施形態]
(通信制御装置の処理)
図10は、第1の実施形態に係る通信制御装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、通信制御装置10が、経路情報(ルーティング情報)を更新するときに実行する処理の概要を示している。
ステップS1001において、通信制御装置10の情報取得部303は、通信装置101〜120の各々から、各通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの測定結果を含む受信レベルの情報を取得する。
例えば、通信制御装置10は、測定制御部302を用いて、図11で後述する受信レベルの測定処理を実行し、情報取得部303は、各通信装置から送信される受信レベルの測定結果を、図5に示すような受信レベル情報311に記憶する。
ステップS1002において、通信制御装置10の類似度算出部304は、情報取得部303が取得した、例えば、図5に示すような受信レベル情報311を用いて、通信装置100間の通信環境の類似度を算出する。
例えば、類似度算出部304は、前述したように、通信装置100毎に、当該通信装置が送信する所定の電波を受信した他の通信装置が測定したN個の受信レベルを含む受信レベルのベクトルX=(Xi1,Xi2,・・・,XiN)を生成する。また、類似度算出部304は、例えば、前述した式(1)を用いて受信レベルのベクトル間の距離を算出し、通信装置100間の類似度を求める。
ステップS1003において、グループ生成部305は、類似度算出部304が算出した類似度に基づいて、通信装置101〜120をグループ分けする。例えば、グループ生成部305は、通信装置100間の類似度により、図7に示すように、類似度が高い(ベクトル間の距離が短い)通信装置100の組合せをグループ化する。
好ましくは、グループ生成部305は、図8、9を用いて説明したように、類似度算出部304を用いてグループ間の類似度(距離)をさらに算出し、算出したグループ間の類似度を用いて、さらにグループ分けを行う。なお、グループ生成部305によるグループの生成処理の例については、図13、15等を用いて後述する。
ステップS1004において、通信経路決定部306は、グループ生成部305が生成したグループ毎に、マルチホップ通信の通信経路を決定する。なお、通信経路決定部306による通信経路の決定処理については、図14を用いて後述する。
(通信制御装置の測定処理)
図11は、第1の実施形態に係る通信制御装置の測定処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図10のステップS1001において、通信制御装置10が実行する受信レベルの測定処理の一例を示している。なお、このとき、通信装置100が実行する受信レベルの測定処理については、図11を用いて後述する。
ステップS1101において、通信制御装置10の測定制御部302は、変数iを1に初期化し、ステップS1102以降の処理を、通信装置101〜120の各々に対して実行する。
ステップS1102において、測定制御部302は、通信装置101〜120のうち、i番目の通信装置に受信レベル測定用の電波の送信を指示する受信レベルの測定要求を、通信制御部301を用いてブロードキャスト送信する。
これにより、受信レベル測定用の電波の送信を指示されたi番目の通信装置は、所定の時間(又は所定のフレーム数)、受信レベル測定用の電波を送信する。一方、受信レベル測定用の電波の送信を指示されていない他の通信装置は、i番目の通信装置が送信する受信レベル測定用の電波の受信レベルを測定する。
ステップS1103において、通信制御装置10の情報取得部303は、他の通信装置から送信される受信レベルの測定結果を受信し、例えば、図5に示すような受信レベル情報311に記憶する。例えば、1番目の通信装置が通信装置101である場合、上記の処理により、図5のノードNo.「101」の送信ノードに対応する行501に、他の通信装置102〜120から受信した受信レベルの測定結果が記憶される。
ステップS1104において、測定制御部302は、iの値が、通信装置101〜120の数nに達したか否かを判断する。iの値が通信装置101〜120の数n以上でない場合、測定制御部302は、処理をステップS1105に移行させる。一方、iの値が通信装置101〜120の数n以上である場合、測定制御部302は、処理を終了させる。
ステップS1005に移行すると、測定制御部302は、iに1を加算して、ステップS1102以降の処理を再び実行する。
上記の処理により、通信制御装置10の情報取得部303は、例えば、図5に示すような受信レベル情報311を取得し、記憶部309に記憶することができる。
(通信装置の測定処理)
図12は、第1の実施形態に係る通信装置の測定処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図11に示す通信制御装置の測定処理に応じて、通信装置100が実行する受信レベルの測定処理の一例を示している。
ステップS1201において、通信装置101の受信レベル測定部402は、通信制御装置10から送信される受信レベルの測定要求を、通信制御部401を介して受信すると、ステップS1201以降の処理を実行する。
ステップS1202において、受信レベル測定部402は、受信した受信レベルの測定要求に、自装置に対する受信レベル測定用の電波の送信指示が含まれているか否かを判断する。例えば、受信レベル測定部402は、送信指示に自装置のノードNo.が指定されている場合、自装置に対する受信レベル測定用の電波の送信指示が含まれていると判断する。
受信レベルの測定要求に、自装置に対する受信レベル測定用の電波の送信指示が含まれている場合、受信レベル測定部402は、処理をステップS1203に移行させる。一方、受信レベルの測定要求に、自装置に対する受信レベル測定用の電波の送信指示が含まれていない場合、受信レベル測定部402は、処理をステップS1204に移行させる。
ステップS1203に移行すると、受信レベル測定部402は、通信制御部401を用いて、受信レベル測定用の電波を送信する。
好ましくは、受信レベル測定用の電波は、送信元の通信装置100を識別する情報(例えば、ノードNo.)を含み、所定の送信レベル(例えば、最大レベル)で、所定の時間(又は所定のフレーム数)送信される。
一方ステップS1202からステップS1204に移行すると、受信レベル測定部402は、通信制御部401を用いて、受信レベル測定用の電波の受信レベルを測定する。
好ましくは、受信レベル測定部402は、受信レベル測定用の電波の送信が指示に含まれるノードNo.を含む電波の受信レベルを測定する。
ステップS1205において、情報送信部403は、受信レベル測定部402が測定した受信レベルの測定結果を、通信制御部401を介して、通信制御装置10に送信する。
好ましくは、情報送信部403が送信する受信レベルの測定結果には、送信元の通信装置100を識別するノードNo.等の情報が含まれる。
(グループの生成処理)
図13は、第1の実施形態に係るグループの生成処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図10のステップS1003において、グループ生成部305が実行するグループの生成処理に対応している。また、ここでは、通信装置101〜120を所定の数のグループにグループ分けする場合の処理の例について説明する。
ステップS1301において、通信制御装置10のグループ生成部305は、通信装置101〜120の各通信装置を、1つのグループ(クラスタ)として初期化する。
ステップS1302において、グループ生成部305は、グループの数が、予め設定された所定の数になったかを判断する。グループの数が所定の数になった場合、グループ生成部305は、処理を終了させる。一方、グループの数が所定の数になっていない場合、グループ生成部305は、処理をステップS1303に移行させる。
ステップS1303に移行すると、グループ生成部305は、2つのグループの組合せパターンを抽出する。なお、グループの数がnの場合、2つのグループの組合せの数は、個となる。
ステップS1304において、グループ生成部305は、例えば、類似度算出部304を用いて、各組合せにおけるグループ間の類似度を算出する。なお、1つの通信装置100で構成されるグループ間の類似度は、図10のステップS1002で算出した通信装置100間の類似度を用いることができる。また、複数の通信装置100を含むグループ間の類似度は、例えば、図8で説明したように、グループ間の距離を算出し、グループ間の類似度を求めることができる。
ステップS1305において、グループ生成部305は、例えば、図9で説明したように、グループ間の類似度(グループ間の距離)が最小となるグループの組合せを、1つのグループに結合し、処理をステップS1302に戻す。
グループ生成部305は、ステップS1303〜1305の処理を、グループの数が所定の数になるまで、繰り返し実行することにより、通信装置101〜120を所定の数のグループにグループ分けすることができる。
(通信経路の決定処理)
図14は、第1の実施形態に係る通信経路の決定処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図10のステップS1004において、通信経路決定部306が実行する通信経路の決定処理の一例を示している。
ステップS1401において、通信制御装置10の通信経路決定部306は、グループ生成部305が生成したグループ毎に、通信制御装置10と直接通信できる第1の通信装置を抽出する。
一例として、通信制御装置10の情報取得部303は、図11に示す受信レベルの測定処理において、各通信装置100が送信する受信レベル測定用の電波の受信レベルを、通信制御部301から取得し、記憶部309の受信レベル情報311に記憶しておく。この場合、通信経路決定部306は、受信レベル情報311に記憶した受信レベルの値が、予め定められた基準値以上である通信装置100を、通信制御装置10と直接通信できる第1の通信装置として抽出する。
別の一例として、通信制御装置10の測定制御部302は、通信装置101〜120に受信レベルの測定要求を送信すると共に、通信制御部301を用いて受信レベル測定用の電波を送信するものであっても良い。この場合、情報取得部303が、各通信装置から送信される受信レベルの測定値が、予め定められた基準値以上である通信装置100を、通信制御装置10と直接通信できる第1の通信装置として抽出しても良い。
ステップS1402において、通信経路決定部306は、グループ毎に、抽出された第1の通信装置の中から、所定の評価指標に基づいて中継ノードを選定する。
評価指標の一例として、中継ノードとの通信において、フレームロストを最小にして、中継に要する時間的なロスを減らしたい場合、受信レベルが最も高い通信装置100を用いることができる。また、別の一例として、通信可能な範囲を広げたい場合、受信レベルが最も低い通信装置100を用いることができる。さらに、別の一例として、通信装置100同士の通信を、全てブロードキャストフレームで行う場合、グループの中心点(各ベクトルの平均)に最も近い通信装置100を用いることができる。
ステップS1403において、通信経路決定部306は、グループ毎に、通信制御装置10と直接通信することはできないが、第1の通信装置を介して通信制御装置10と通信することができる第2の通信装置を特定する。例えば、通信経路決定部306は、図5に示すような受信レベル情報311を用いて、第1の通信装置から受信した電波の受信レベルが、予め定められた基準値以上の通信装置100を、第2の通信装置として特定する。
ステップS1404において、通信経路決定部306は、通信制御装置10が、第1の通信装置、及び第2の通信装置と通信する通信経路を決定する。
ステップS1405において、通信制御装置10の経路情報通知部307は、通信経路決定部306が決定した通信経路を含むマルチホップ通信の経路情報(ルーティング情報)を、通信装置101〜120に通知する。
なお、各通信装置100は、例えば、通信制御装置10から通知された経路情報を、記憶部405に記憶し、記憶した経路情報を用いてマルチホップ通信を行う。
別の一例として、各通信装置100は、記憶部405に記憶した経路情報に変えて、ブロードキャストフレームに含まれる経路情報に従ってマルチホップ通信を行うものであっても良い。この場合、中継ノードに設定された通信装置100は、経路情報を含むブロードキャストフレームを受信すると、受信したブロードキャストフレームを再送(転送)する。また、中継ノード以外の通信装置100は、既に受信済のブロードキャストフレームを受信すると、受信した受信済のブロードキャストフレームを破棄する。これにより、データを送受信する度に動的なルーティングが可能となる。
以上、本実施形態によれば、複数の通信装置100を用いてマルチホップ通信を行う無線通信システム1において、通信装置100のコストを抑制しつつ、複数の通信装置100をグループ分けし、通信経路を決定することができるようになる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、例えば、図13に示すグループの生成処理により、グループの数が所定の数になるまでグループ分けを繰り返し実行していた。この場合、適切なグループの数が予め設定されていることが望ましい。
第2の実施形態では、グループ間の類似度(グループ間の距離)の最小値が閾値を超えたときに、グループ分けを終了させる場合の処理の例について説明する。
なお、第2の実施形態におけるシステム構成、ハードウェア構成、及び機能構成は、第1の実施形態と同様で良い。
<処理の流れ>
図15は、第2の実施形態に係るグループの生成処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図10のステップS1003において、通信制御装置10のグループ生成部305が実行するグループ生成処理の別の一例である。
ステップS1501において、通信制御装置10のグループ生成部305は、通信装置101〜120の各通信装置を、1つのグループ(クラスタ)として初期化する。
ステップS1502において、グループ生成部305は、2つのグループの組合せパターンを抽出する。
ステップS1503において、グループ生成部305は、例えば、類似度算出部304を用いて、各組合せにおけるグループ間の類似度を算出する。なお、1つの通信装置100で構成されるグループ間の類似度は、図10のステップS1002で算出した通信装置100間の類似度を用いることができる。また、複数の通信装置100を含むグループ間の類似度は、例えば、図8で説明したように、グループ間の距離を算出することにより、グループ間の類似度を求めることができる。
ステップS1504において、グループ生成部305は、グループ間の類似度(グループ間の距離)が閾値以下となる組合せがあるか否かを判断する。なお、この閾値は、例えば、通信が良好に行えるグループ間の距離等に基づいて、1つのグループに結合することが望ましいグループ間の距離が、予め設定されているものとする。
グループ間の類似度が閾値以下となる組合せがある場合、グループ生成部305は、処理をステップS1505に移行させる。一方、グループ間の類似度が閾値以下となる組合せがない場合、すなわち、グループ間の類似度の最小値が閾値を超えた場合、グループ生成部305は、グループの生成処理(グループ分け)を終了させる。
ステップS1505に移行すると、グループ生成部305は、例えば、図9で説明したように、グループ間の類似度(グループ間の距離)が最小となる2つのグループの組合せを、1つのグループに結合し、処理をステップS1502に戻す。
グループ生成部305は、上記の処理を、グループ間の類似度の最小値が閾値を超えるまで、繰り返し実行することにより、通信装置101〜120を1つ以上のグループにグループ分けする。
以上、本実施形態によれば、例えば、第1の実施形態のように、グループの数を予め設定しておかなくても、自動的に適切なグループ分けが行えるようになる。
1 無線通信システム
10 通信制御装置
100、101〜120 通信装置
302 測定制御部
303 情報取得部(取得部)
304 類似度算出部(算出部)
305 グループ生成部
306 通信経路決定部(決定部)
307 経路情報通知部(通知部)
308 中継ノード設定部(設定部)
特開2009−94628号公報

Claims (12)

  1. マルチホップ通信を行う複数の通信装置と通信可能な通信制御装置であって、
    前記通信装置の各々から、当該通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記受信レベルの情報を用いて前記通信装置間の通信環境の類似度を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記類似度に基づいて、前記通信装置を1つ以上のグループにグループ分けするグループ生成部と、
    前記グループ毎に前記マルチホップ通信の通信経路を決定する決定部と、
    を有する、通信制御装置。
  2. 前記通信装置のうち、一の通信装置に所定の電波を送信させると共に、他の通信装置に前記一の通信装置が送信する前記所定の電波の前記受信レベルを測定させる測定制御部を有する、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記算出部は、
    前記通信装置毎に、当該通信装置が送信する所定の電波を受信した他の通信装置が測定したN個(Nは他の端末の数)の前記受信レベルを含む受信レベルのベクトルを生成し、
    前記ベクトル間の距離により、前記通信装置間の前記類似度を算出する、請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記算出部は、前記受信レベルのベクトルと前記ベクトル間の距離とを用いて、前記グループ間の類似度をさらに算出し、
    前記グループ生成部は、前記算出部が算出した前記グループ間の類似度に基づいて、前記グループをさらにグループ分けする、請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記グループ生成部は、前記グループのうち、前記グループ間の距離が最小となる2つのグループを1つのグループに結合する、請求項4に記載の通信制御装置。
  6. 前記グループ生成部は、前記グループ間の距離の最小値が閾値を超えたとき、前記グループ分けを終了する、請求項4又は5に記載の通信制御装置。
  7. 前記通信制御装置は、前記通信装置と共に前記マルチホップ通信を行い、
    前記決定部は、
    前記グループ毎に、前記通信制御装置と直接通信する第1の通信装置と、前記通信制御装置と前記第1の通信装置を介して通信する第2の通信装置とを特定し、
    前記グループ毎に、前記通信制御装置が、前記第1の通信装置、及び前記第2の通信装置と通信する前記マルチホップ通信の通信経路を決定する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  8. 前記決定部が決定した前記マルチホップ通信の通信経路の情報を前記通信装置に通知する通知部を有し、
    前記通信装置は、前記通信経路の情報を用いて前記マルチホップ通信を行う、請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記グループ毎に、1つ以上の前記第1の通信装置を中継ノードに設定する設定部を有し、
    前記中継ノードは、前記通信制御装置、及び他の通信装置から送信された経路情報を含むブロードキャストフレームを再送し、
    前記第2の通信装置は、受信済の前記ブロードキャストフレームを受信した場合、受信した前記ブロードキャストフレームを破棄する、請求項7に記載の通信制御装置。
  10. マルチホップ通信を行う複数の通信装置と、前記通信装置と通信可能な通信制御装置とを含む無線通信システムであって、
    前記通信装置は、
    他の通信装置から受信した電波の受信レベルを測定する測定部と、
    前記測定部が測定した前記受信レベルの情報を前記通信制御装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記通信制御装置は、
    前記通信装置の各々から、当該通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記受信レベルの情報を用いて前記通信装置間の通信環境の類似度を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記類似度を用いて、前記通信装置を1つ以上のグループにグループ分けするグループ生成部と、
    前記グループ毎に前記マルチホップ通信の通信経路を決定する決定部と、
    を有する、無線通信システム。
  11. マルチホップ通信を行う複数の通信装置と通信可能な通信制御装置が実行する通信制御方法であって、
    前記通信制御装置が、
    前記通信装置の各々から、当該通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得するステップと、
    前記取得するステップで取得した前記受信レベルの情報を用いて前記通信装置間の通信環境の類似度を算出するステップと、
    前記算出するステップで算出した前記類似度を用いて、前記通信装置を1つ以上のグループにグループ分けするステップと、
    前記グループ毎に前記マルチホップ通信の通信経路を決定するステップと、
    を実行する、通信制御方法。
  12. マルチホップ通信を行う複数の通信装置と通信可能な通信制御装置に、
    前記通信装置の各々から、当該通信装置が他の通信装置から受信した電波の受信レベルの情報を取得する処理と、
    取得した前記受信レベルの情報を用いて前記通信装置間の通信環境の類似度を算出する処理と、
    算出した前記類似度に基づいて、前記通信装置を1つ以上のグループにグループ分けする処理と、
    前記グループ毎に前記マルチホップ通信の通信経路を決定する処理と、
    を実行させるプログラム。
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