JP2019117549A - 真贋判定装置、読取装置、真贋判定システム、およびプログラム - Google Patents

真贋判定装置、読取装置、真贋判定システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】熱転写方式により印刷されたIDカードなどの印刷物の真贋判定を行うための真贋判定装置等を提供する。【解決手段】読取装置2は、IDカード10を撮影した撮影画像から、IDカード10において熱転写方式により印刷される文字のうち、特定の文字の画像を切出して文字部分の画像を真贋判定装置3に送信する。真贋判定装置3は、文字部分の画像に基づいて、熱転写方式により印刷された文字に生じる段部によりIDカード10の真贋判定を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、真贋判定装置、読取装置、真贋判定システム、およびプログラムに関する。
金融機関や携帯電話キャリアなどでは契約時に運転免許証などによる本人確認が必要であるが、偽名での契約を行うために運転免許証などのIDカードを偽造するケースが増えつつある。そこで、偽造されたIDカードの使用を防ぐために、その真贋を判定する必要がある。
運転免許証などのIDカードは一般的に熱転写方式による印刷を行って作成されるが、偽造時には、最も入手し易く且つ高解像度のインクジェットプリンタを使用してIDカードが印刷されることが多い。
そこで、特許文献1では、運転免許証の真贋判定方法として、運転免許証をスキャンして得た画像から単色で塗りつぶされた領域を切出し、運転免許証をインクジェットプリンタで印刷した場合に当該領域に現れるモアレ縞が当該領域に存在した場合に運転免許証を偽と判定する方法が開示されている。
特開2011-34535号公報
しかしながら、上記の方法はIDカードに単色の塗りつぶし領域が無い場合には適用できず、またIDカードにおいて名前や生年月日等が熱転写方式で印刷された部分をカッターなどで切取り、インクジェットプリンタで印刷した偽の情報を代わりにはめ込んだものなども真と誤判定する。
また、偽造用の熱転写プリンタを用意し、これにより印刷を行った偽のIDカードや、IDカードの上にボールペンなどで文字を追記するような偽造も見逃す可能性がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、熱転写方式により印刷されたIDカードなどの印刷物の真贋判定を行うための真贋判定装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、印刷物の真贋判定を行う真贋判定装置であって、前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の画像に基づいて、前記印刷部分の線が有する段部により前記印刷物の真贋判定を行うことを特徴とする真贋判定装置である。
本発明では、熱転写方式による印刷部分に熱転写プリンタのサーマルヘッド素子に由来する熱転写方式特有の段部が現れることを利用し、この段部によるIDカードなどの印刷物の真贋判定を行うことで、インクジェットプリンタで偽造された印刷物を偽と判別できる。この方法は単色の塗りつぶし領域が無い場合にも適用でき、また上記印刷部分をカッターなどで切取り、インクジェットプリンタで偽の情報を印刷したものを代わりにはめ込んだ印刷物も偽と判別できる。
前記真贋判定装置は、前記段部の所定方向の段差により、前記印刷部分が所定のdpiの熱転写プリンタで印刷されているか否かの判定を行い、その判定結果により偽の前記印刷物を判別することが望ましい。
段部の段差は熱転写プリンタのdpi(解像度)によって異なるので、この段差を真贋判定に用いることで、正の印刷物の印刷に用いる熱転写プリンタと異なるdpiの熱転写プリンタを偽造に用いた場合には、これも偽と判別できるようになる。
前記所定方向は、前記熱転写プリンタの主走査方向に対応する。また、前記真贋判定装置は、前記段差と、前記熱転写プリンタのサーマルヘッド素子の前記主走査方向の長さを整数倍した値とを用いて、前記印刷部分が所定のdpiの熱転写プリンタで印刷されているか否かの判定を行うことが望ましい。
上記の段差については、熱転写プリンタの主走査方向に対応する方向の段差を用いることで、精度の高い真贋判定が可能になる。この段差はサーマルヘッド素子の主走査方向の長さを整数倍(1倍を含む)した値になるので、これを利用して印刷部分が所定のdpiの熱転写プリンタで印刷されているか否かの判定を好適に行うことができる。
前記真贋判定装置は、前記印刷部分が熱転写方式で印刷されているか否かの判定を前記段部により行い、その判定結果により偽の前記印刷物を判別することが望ましい。
前記の印刷部分が仮に熱転写方式で印刷されていない場合、段部は現れないので、これを以て印刷物を偽と判別することができる。
前記印刷部分は例えば文字である。前記真贋判定装置は、前記印刷物の撮影画像から真贋判定に用いる特定の文字を抽出することが望ましい。
IDカードなどでは、住所や名前、生年月日などの文字が熱転写方式で印刷されるので、これらの文字の段部によって印刷物の真贋を判定できる。本発明では、段部のできやすい特定の文字を抽出することで、真贋判定を高精度且つ効率良く行うことができる。
前記印刷物は例えばIDカードである。
これにより、本人確認等に用いられるIDカードの真贋判定を行うことができる。
前記真贋判定装置は、さらに、前記印刷物の熱転写方式以外の印刷方式による印刷部分の画像に基づいて、当該印刷部分が熱転写方式で印刷されているか否かの判定を当該印刷部分の線の段部により行い、その判定結果により偽の前記印刷物を判別することが望ましい。
IDカードなどでは、熱転写方式以外の印刷方式で印刷される印刷部分が有る場合もある。この場合では、当該印刷部分が段部を有しないことを利用して偽の印刷物を判別できる。
第2の発明は、印刷物の読取装置であって、前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の線が有する段部による前記印刷物の真贋判定を真贋判定装置で行うために、前記印刷物の撮影画像から前記印刷部分の画像を切出して前記真贋判定装置に送信することを特徴とする読取装置である。
第3の発明は、読取装置と真贋判定装置を有する印刷物の真贋判定システムであって、前記読取装置は、前記印刷物の撮影画像から前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の画像を切出して前記真贋判定装置に送信し、前記真贋判定装置は、前記画像に基づいて、前記印刷部分の線が有する段部により前記印刷物の真贋判定を行うことを特徴とする真贋判定システムである。
第4の発明は、コンピュータを、印刷物の真贋判定を行う真贋判定装置であって、前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の画像に基づいて、前記印刷部分の線が有する段部により前記印刷物の真贋判定を行う真贋判定装置として機能させるためのプログラムである。
第5の発明は、コンピュータを、印刷物の読取装置であって、前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の線が有する段部による前記印刷物の真贋判定を真贋判定装置で行うために、前記印刷物の撮影画像から前記印刷部分の画像を切出して前記真贋判定装置に送信する読取装置として機能させるためのプログラムである。
本発明により、熱転写方式により印刷されたIDカードなどの印刷物の真贋判定を行うための真贋判定装置等を提供することができる。
真贋判定システム1の概略を示す図。 読取装置2のハードウェア構成を示す図。 真贋判定装置3のハードウェア構成を示す図。 IDカード10の概略を示す図。 文字の一部を拡大した例。 カード基材11上のプレ印刷部分を示す図。 熱転写プリンタ100と熱転写リボン200を示す図。 サーマルヘッド素子111と印刷される文字を示す図。 熱転写プリンタ100を示す図。 真贋判定システム1の処理の概略について示すフローチャート。 文字部分による真贋判定処理について示すフローチャート。 段差の度数分布のグラフ。 プレ印刷部分による真贋判定処理について示すフローチャート。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.真贋判定システム1)
図1は本発明の実施形態に係る真贋判定システム1の概略を示す図である。真贋判定システム1はIDカード10の真贋を判定するものであり、読取装置2と真贋判定装置3を有する。読取装置2と真贋判定装置3はBluetooth(登録商標)などの無線通信手段により通信可能に接続されるが、有線によって接続されてもよい。
読取装置2は、IDカード10のICチップを読取るとともにIDカード10をカメラで撮影し、撮影画像から切出した特定部分の画像を真贋判定装置3に送信する。
図2は読取装置2のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、読取装置2はリーダー21、カメラ22、コンピュータ23、通信部24を備える。特に図示しないが、読取装置2はバッテリー等も備えている。
リーダー21はIDカード10のICチップを読み出すものである。
カメラ22はIDカード10を撮影するものである。カメラ22は例えば受光レンズ、CCD(Charged coupled devices)やCMOS(Complementary
metal-oxide-semiconductor)などの撮像素子、A/D(Analog/digital)変換部等を有する既知のカメラを用いることができる。
コンピュータ23は読取装置2の各部を制御し、読取装置2の後述する処理を実行する制御装置である。コンピュータ23の記憶領域には後述する処理を実行するプログラムが記憶され、またIDカード10の撮影画像を一時的に記憶することもできる。なお、コンピュータ23に代えてFPGA(field-programmable gate array)などを用いる事も可能である。
通信部24は、Bluetooth(登録商標)などの無線通信手段により真贋判定装置3との通信を行うものである。
図1の説明に戻る。真贋判定装置3は、IDカード10の特定部分の画像からIDカード10の真贋を判定するものである。
図3は真贋判定装置3のハードウェア構成を示す図である。図3に示すように、真贋判定装置3は、制御部31、記憶部32、表示部33、入力部34、通信制御部35等をバス等により接続して構成されたコンピュータにより実現できる。ただしこれに限ることは無く、適宜様々な構成をとることができる。
制御部31はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部32、ROMなどの記憶媒体に格納された真贋判定装置3の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部32、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部31が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部32はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、後述する処理に際し真贋判定装置3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。これらのプログラムやデータは、制御部31により必要に応じて読み出され実行される。
表示部33は液晶ディスプレイ等を備える。
入力部34は真贋判定装置3に各種の設定入力を行うものである。
通信制御部35は無線通信を媒介する通信インタフェースであり、読取装置2との間で通信を行う。
(2.IDカード10)
IDカード10は、IDカード10を所持するユーザを特定するための情報を有し、本実施形態において真贋判定の対象となる印刷物である。ユーザを特定するための情報は、例えば氏名などであり、IDカード10に印刷されたりICチップに記録されたりする。IDカード10は各種の契約時に本人確認書類として本人確認のためにも用いられる。IDカード10は例えば運転免許証であるが、これに限ることはない。その他、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者カードなどであってもよい。
図4はIDカード10の概略を示す図であり、IDカード10の撮影を行う表面の一例を図示したものである。IDカード10は、略長方形状のカード基材11上に氏名や生年月日、住所、発行日などの文字をモノクロ印刷した領域a〜cや、ユーザの顔写真等の画像をカラー印刷した領域dを有する。なお、特に図示しないがIDカード10の裏面にはICチップが設けられる。
領域a〜dは、所定のdpi(解像度)を有する熱転写プリンタによって、カード基材11上に熱転写方式で印刷される。一方、領域a〜dの周囲にある枠や罫線は、領域a〜dの印刷を行う前に、熱転写方式以外の印刷方式(例えば、凸版印刷)で予めカード基材11上に形成されており、プレ印刷部分と呼ばれる。
図5(a)は、IDカード10の文字の印刷部分の一部を拡大した例であり、本実施形態では文字の線に多数の段部Bが形成される。段部Bは線の輪郭部分に生じる略L字状の部分であり、文字が熱転写方式で印刷されることにより数10μm単位で形成される。段部Bは文字の曲線あるいは斜線部分で特に顕著に形成される。
一方、文字をインクジェットプリンタにより印刷する場合は、図5(b)に示すように線はスムーズになり、明確な段部は形成されない。
図6は、カード基材11上のプレ印刷部分として、図4のカード左上端の範囲Aを拡大して示す図である。本実施形態ではプレ印刷部分が凸版印刷により形成されるが、この場合もプレ印刷部分には明確な段差が形成されず、線はスムーズになる。
(3.熱転写方式によるIDカード10の印刷)
熱転写方式による印刷は図7(a)に示す熱転写プリンタ100によって行われる。熱転写プリンタ100では、供給リール101に巻付けた熱転写リボン200を巻出して搬送しつつ、その途中でサーマルヘッド110により熱転写リボン200に熱を加えてその転写層をカード基材11に転写する。転写後の熱転写リボン200は巻取リール102で巻取られる。
図7(b)は熱転写リボン200の転写層202の例であり、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、P(オーバーコート層)の各転写層202が熱転写リボン200の基材上に面順次に配列される。
文字のモノクロ印刷は、カード基材11を搬送しつつ、K(ブラック)の転写層202をカード基材11に転写することで行われる。図8(a)に示すように、サーマルヘッド110は、その下面に設けたサーマルヘッド素子111から熱転写リボン200に熱を加える。
図8(b)はサーマルヘッド110の下面を見たものである。図8(b)に示すように、サーマルヘッド素子111はサーマルヘッド110の下面に複数並べて配置される。サーマルヘッド素子111の平面は矩形状であり、その縦横の長さは一定である。
ここで、サーマルヘッド素子111の配列方向を主走査方向といい、図8(a)の紙面法線方向および図8(b)の上下方向に対応する。一方、主走査方向と平面上直交する方向を副走査方向といい、図8(a)、(b)の左右方向に対応する。サーマルヘッド素子111の主走査方向の長さDmと副走査方向の長さDsは、熱転写プリンタのdpiによって異なり、dpiが大きいほどDm、Dsは短くなる。
本実施形態では、サーマルヘッド素子111の主走査方向がIDカード10の短辺方向(以下、カード短辺方向という)と対応し、副走査方向がIDカード10の長辺方向(以下、カード長辺方向という)に対応するものとする。
サーマルヘッド素子111が図8(a)の転写層202の範囲Cに熱を加えると、この範囲の転写層202がカード基材11に接着し、熱転写リボン200が巻取リール102に巻取られてカード基材11から離れる際に熱転写リボン200の基材201から剥離する。これによりカード基材11上に転写層202が転写され、文字が印刷される。
結果、文字はサーマルヘッド素子111の大きさを単位として印刷されることになり、図8(c)に一部を示すように、その線の輪郭部分にはサーマルヘッド素子111に由来する段部が形成される。
段部の主走査方向の段差a1〜a6は、概ねサーマルヘッド素子111の主走査方向の長さDmを整数倍した値n・Dm(n=1,2,3…)となる。一方、段部の副走査方向の段差b1〜b6は、サーマルヘッド素子111の副走査方向の長さDsの整数倍とはならないことが多い。これは、サーマルヘッド素子111で転写層202の一定の範囲Cに熱を加えても、熱転写リボン200から剥離する転写層202の副走査方向の長さW(図8(a)参照)にはバラツキが生じるためである。
なお、図9は画像のカラー印刷を行う場合の例であり、この場合はサーマルヘッド素子111が転写層202の範囲C’に熱を加えると、この範囲C’の転写層202がカード基材11に設けられた受容層12に熱拡散し、転写層202がカード基材11に転写される。転写層202の転写は256階調で行うことができ、カード基材11を往復搬送しながらY、M、Cの転写層202をカード基材11上の所定位置に転写することで画像のカラー印刷が行われる。
(4.真贋判定システム1の処理の概略)
図10は真贋判定システム1の処理の概略について示すフローチャートである。図10のS1〜S3、S7〜S9、S14〜S16は読取装置2のコンピュータ23が実行する処理であり、S4〜S6、S10〜S13、S17〜S19は真贋判定装置3の制御部31が実行する処理である。図10の処理は、例えばIDカード10を指定の位置にセットし、真贋判定装置3から読取装置2に処理開始の指示を送信することで開始される。
本実施形態では、まず読取装置2がIDカード10の表面をカメラ22によって撮影し(S1)、IDカード10の撮影画像を一時的に記憶するともにIDカード10の撮影画像を圧縮し(S2)、圧縮後の撮影画像(圧縮画像)を真贋判定装置3に送信する(S3)。
S3で撮影画像でなく圧縮画像を真贋判定装置3に送信するのは、後述するS5のOCR処理が圧縮画像で十分に行えるためであり、これにより転送時間を削減して読取装置2での処理時間を軽減することができ、バッテリーを長時間持たせることができる。本実施形態では撮影画像の解像度を1200dpiとし、圧縮画像の解像度を300dpiとするが、これに限らない。
真贋判定装置3は、圧縮画像を受信する(S4)と、圧縮画像に対してOCR処理を行い、特定の文字を探索し、その抽出を行う(S5)。真贋判定装置3は、特定の文字を抽出すると、その文字部分の位置情報を読取装置2に送信する(S6)。
本実施形態では、特定の文字の探索を予め定めたIDカード10上の領域a〜c(図4参照)について行う。各領域a〜cの探索順序は予め定めておくことができ、例えば中央に近い領域aからその外側の領域b、領域cへと順に探索し、特定の文字を所定数抽出すれば文字の抽出を終了する。中央の領域aを先に探索するのは、カメラ22の撮影画像の周辺部は中央部に比べて歪曲しており精度が落ちるためである。なお、ここでは説明を簡単にするため上記の所定数を1とする。
特定の文字は特に限定されないが、本実施形態では後述するように文字の線が有する段部により真贋判定を行うので、段部の出やすい曲線や斜線を有する“0”“8”“3”“2”“4”のような文字が望ましい。
読取装置2は、文字部分の位置情報を受信する(S7)と、その位置情報に基づいて元の撮影画像から文字部分を切出し(S8)、文字部分の画像を真贋判定装置3に送信する(S9)。この画像のdpiは元の撮影画像と同じ1200dpiである。
真贋判定装置3は、文字部分の画像を受信する(S10)と、文字部分によるIDカード10の真贋判定を行う(S11)。この真贋判定の詳細については後述する。真贋判定装置3は、判定結果がOKまたはNGである場合(S12;OKまたはNG)、判定結果を表示部33に表示し(S19)、処理を終了する。
一方、真贋判定装置3は、判定結果が判定不能である場合(S12;判定不能)、プレ印刷部分の画像要求を読取装置2に送信する(S13)。
読取装置2は、プレ印刷部分の画像要求を受信する(S14)と、元の撮影画像からプレ印刷部分を切出し(S15)、プレ印刷部分の画像を真贋判定装置3に送信する(S16)。この画像のdpiも元の撮影画像と同じ1200dpiである。プレ印刷部分はIDカード10間で共通とでき、S15では撮影画像の予め定めた部分を切出せばよい。この部分は例えば図4のカード左上端の範囲Aとするが、これに限ることはない。
真贋判定装置3は、プレ印刷部分の画像を受信する(S17)と、プレ印刷部分によるIDカード10の真贋判定を行う(S18)。この真贋判定の詳細については後述する。真贋判定装置3は、その判定結果を表示部33に表示し(S19)、処理を終了する。
以上の処理により真贋判定装置3の表示部33に表示された判定結果を見ることで、IDカード10が正規のものであるか偽造されたものであるかがわかる。なお、読取装置2は、以上の処理とは別に、リーダー21によってIDカード10のICチップを読み出し、それが偽造されていない正のICチップであるかどうかを判定することができ、これにより一層確実な真贋判定が可能となる。
(5.真贋判定処理)
次に、S11、S18における真贋判定処理の手順について説明する。
(5−1.文字部分による真贋判定)
図11はS11の文字部分による真贋判定処理について示すフローチャートであり、図の各ステップは真贋判定装置3の制御部31が実行する。
S11において、真贋判定装置3は、まず文字部分の画像から文字の線が有する段部を検出する(S111)。
段部の検出方法は特に限定されないが、例えばL字状に直交するカード短辺方向とカード長辺方向の線分によるテンプレートを用い、文字部分の画像を二値化して抽出した文字の線の輪郭部分にテンプレートとの一致度が高い箇所があればそれを段部とする。
真贋判定装置3は、この段部により、文字が熱転写方式で印刷されているか否かの判定を行い(S112)、その判定結果により偽のIDカードを判別する。例えば段部の検出数が所定値未満であれば文字が熱転写方式で印刷されていないとし(S112;No)、そのIDカード10を偽のIDカードであるとしてNGとする(S113)。なお、S111では文字自体の形状による段部も検出され得るが、その数はサーマルヘッド素子111に由来する前記の段部(例えば図5(a)のB参照)に比べ非常に少なく、文字自体の形状による段部がS112の判定に影響を及ぼすことは無い。
一方、真贋判定装置3は、例えば段部の検出数が所定値以上であれば、文字が熱転写方式で印刷されているとし(S112;Yes)、段部の所定方向の段差によりIDカード10の真贋判定を行う。
本実施形態において、上記の所定方向はカード短辺方向であり、熱転写プリンタ100の主走査方向に対応する。本実施形態では、段部のカード短辺方向の段差(図8(c)のa1〜a6参照)と、サーマルヘッド素子111の主走査方向の長さDmを整数倍した値n・Dm(n=1,2,3…)を用い、文字が所定のdpiの熱転写プリンタ100(正のIDカード10の印刷に用いる熱転写プリンタ100)で印刷されているか否かを判定し(S114)、その判定結果により偽のIDカードを判別する。
S114の判定は、例えば文字の線の各段部のカード短辺方向の段差を集計し、その集計結果に基づいて行うことができる。図12は集計結果を横軸を段差、縦軸を段部の数とする度数分布のグラフによって示したものである。S114では、例えば段差がn・Dmである段部が段部全体に対して一定割合以上存在すれば、その文字が所定のdpiの熱転写プリンタ100で印刷されているとする。しかしながら判定方法はこれに限らず、例えばサーマルヘッド素子111の主走査方向の長さDmの整数倍Dm,2Dm,3Dm…の長さの直線を有するスケールをそれぞれ読み込み、これらのスケールと等しい段差を有する段部がいくつか有るかで判定する方法もある。
真贋判定装置3は、文字が所定のdpiの熱転写プリンタ100で印刷されていないと判定した場合(S114;No)、IDカード10は、所定のdpiと異なるdpiの熱転写プリンタによって文字が印刷されている偽のIDカードであるとしてNGとする(S115)。
一方、真贋判定装置3は、文字が所定のdpiの熱転写プリンタ100で印刷されていると判定した場合(S114;Yes)、IDカード10は、所定のdpiの熱転写プリンタ100によって文字が印刷されている真のIDカードであるとしてOKとする(S116)。
また、真贋判定装置3は、文字が所定のdpiの熱転写プリンタ100で印刷されているかどうか判定できない場合(S114;判定不能)、判定結果を「判定不能」とする(S117)。例えば、前記のようにS114において段差がn・Dmである段部が段部全体に対して一定割合以上存在するかどうかを判定する場合、段差がn・Dmである段部が段部全体に対して一定割合存在しないが、当該割合に近い割合であるというようなケースで判定不能とする。
S113、S115、S116の判定結果は図10のS19において表示され、S117で判定不能とされた場合には前記したように図10のS13以降の処理に移り、プレ印刷部分による真贋判定を追加で行うことになる。
(5−2.プレ印刷部分による真贋判定)
図13はS18のプレ印刷部分による真贋判定処理について示すフローチャートであり、図の各ステップは真贋判定装置3の制御部31が実行する。
S18において、真贋判定装置3は、プレ印刷部分の段部を検出して(S181)、その段部によりプレ印刷部分が熱転写方式で印刷されているか否かの判定を行い(S182)、その判定結果により偽のIDカードを判別する。
S181における段部の検出方法は前記したS111と同様である。またS182の判定方法も前記したS112と基本的には同様であるが、ここではプレ印刷部分が熱転写方式で印刷されていると判定される場合(S182;Yes)、そのIDカード10はプレ印刷部分が熱転写方式により印刷されている偽のIDカードであるとしてNGとされる(S183)。一方、S182においてプレ印刷部分が熱転写方式で印刷されていないと判定した場合(S182;無)、IDカード10はプレ印刷部分が熱転写方式により印刷されていない真のIDカードであるとしてOKとする(S184)。
S183、S184の判定結果は図10のS19において表示される。なお、S182では、ゴミがプレ印刷部分に付着しているなどして段部が正確に検出できない等の理由により判定不能としてもよく、その場合は、他のプレ印刷部分(例えば、IDカード10の右下端、左下端、右下端の枠部分など)の画像を前記のS13〜S17の処理により再度取得し、当該画像を用いて再度S18の真贋判定処理を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態では、熱転写方式により印刷された文字の線に熱転写プリンタ100のサーマルヘッド素子111に由来する熱転写方式特有の段部が現れることを利用し、この段部によるIDカード10の真贋判定を行うことで、インクジェットプリンタで偽造されたIDカードを偽と判別できる。この方法は単色の塗りつぶし領域が無い場合にも適用でき、また文字の領域をカッターなどで切取り、インクジェットプリンタで偽の情報を印刷したものを代わりにはめ込んだIDカードも偽と判別できる。
文字が仮にインクジェットプリンタなど熱転写プリンタ100以外のプリンタで印刷されている場合、文字の線に段部が現れないので、本実施形態ではこれを以てIDカード10を偽と判定することができる(図11のS112参照)。
また、段部の段差は熱転写プリンタ100のdpiによって異なるので、本実施形態ではこの段差を真贋判定に用いることで、正のIDカード10の印刷に用いる熱転写プリンタ100と異なるdpiの熱転写プリンタを偽造用に用意し、これを用いて偽造されたIDカード10も偽と判別できる(図11のS114参照)。
上記の段差については、熱転写プリンタ100の主走査方向に対応するカード短辺方向の段差を用いることで、精度の高い真贋判定が可能になる。この段差はサーマルヘッド素子111の主走査方向の長さDmを整数倍(1倍を含む)した値n・Dmになるので、これを利用して判定を好適に行うことができる。なお、熱転写プリンタ100の主走査方向に対応する方向がIDカード10のカード長辺方向となる可能性もあり、その場合はカード長辺方向の段差を判定に用いればよい。
IDカード10では住所や名前、生年月日などの文字が熱転写プリンタ100で印刷されるので、これらの文字の段部によってIDカード10の真贋を判定できる。本実施形態では、段部のできやすい曲線や斜線を有する特定の文字を抽出することで、真贋判定を高精度且つ効率良く行うことができ、またこの文字をボールペンなどで追記した偽造も判別できるようになる。
また本実施形態では、IDカード10のプレ印刷部分が熱転写方式によって印刷されず、プレ印刷部分が段部を有しないことを利用して偽のIDカード10を判別できる(図13のS182参照)。本実施形態では凸版印刷により形成されるプレ印刷部分を真贋判定に用いるが、熱転写方式以外の印刷方式で印刷される印刷部分があれば、上記と同様に当該印刷部分が段部を有しないことを利用して真贋判定に用いることができる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば検査精度を上げるため、複数個の文字による真贋判定を行うことも可能である。ただし、処理時間も考慮すると文字は3個程度が望ましい。複数の文字を判定に用いる場合は、各文字につきS11の判定を行い、例えば全ての文字についてOK(図11のS116参照)と判定された場合にIDカード10を真とする。しかしながら、これに限ることはなく、例えば一定数の文字についてOKと判定された場合にIDカード10を真としてもよい。
また、本実施形態ではモノクロ印刷された文字の線をS11における真贋判定に用いているが、文字ではなく図柄の線などをS11における真贋判定に用いることも可能であり、またカラー印刷された線を真贋判定に用いてもよい。ただし、図9で説明したようにカラー印刷はカード基材11を往復搬送しながら各転写層202を転写して行うことから、搬送時にカード基材11が主走査方向にずれると真贋判定の精度が低下するので、この点ではモノクロ印刷された線を真贋判定に用いるほうが有利である。
また、本実施形態では熱転写プリンタ100の主走査方向に対応する方向の段差a1〜a6を真贋判定に用いているが、転写層202が熱転写リボン200から剥離する際の剥離部分の副走査方向の長さW(図8(a)参照)にバラツキがなければ、前記した熱転写プリンタ100の副走査方向に対応する方向の段差b1〜b6を真贋判定に用いることも可能である。
また、本実施形態では読取装置2と真贋判定装置3を別体としているが、カメラを有するタブレット端末など一個の端末のみを用いて図10の一連の処理を行うことも可能である。
また、本実施形態ではIDカード10の真贋判定を行う例を説明したが、真贋判定を行う対象はこれに限らず、少なくとも熱転写方式による印刷部分を有する印刷物であれば適用可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:真贋判定システム
2:読取装置
3:真贋判定装置
10:IDカード
11:カード基材
12:受容層
100:熱転写プリンタ
110:サーマルヘッド
111:サーマルヘッド素子
200:熱転写リボン
202:転写層

Claims (13)

  1. 印刷物の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
    前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の画像に基づいて、前記印刷部分の線が有する段部により前記印刷物の真贋判定を行うことを特徴とする真贋判定装置。
  2. 前記真贋判定装置は、前記段部の所定方向の段差により、前記印刷部分が所定のdpiの熱転写プリンタで印刷されているか否かの判定を行い、その判定結果により偽の前記印刷物を判別することを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
  3. 前記所定方向は、前記熱転写プリンタの主走査方向に対応することを特徴とする請求項2記載の真贋判定装置。
  4. 前記真贋判定装置は、前記段差と、前記熱転写プリンタのサーマルヘッド素子の前記主走査方向の長さを整数倍した値とを用いて、前記印刷部分が所定のdpiの熱転写プリンタで印刷されているか否かの判定を行うことを特徴とする請求項3記載の真贋判定装置。
  5. 前記真贋判定装置は、前記印刷部分が熱転写方式で印刷されているか否かの判定を前記段部により行い、その判定結果により偽の前記印刷物を判別することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の真贋判定装置。
  6. 前記印刷部分は文字であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の真贋判定装置。
  7. 前記真贋判定装置は、前記印刷物の撮影画像から真贋判定に用いる特定の文字を抽出することを特徴とする請求項6記載の真贋判定装置。
  8. 前記印刷物はIDカードであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の真贋判定装置。
  9. 前記真贋判定装置は、さらに、
    前記印刷物の熱転写方式以外の印刷方式による印刷部分の画像に基づいて、当該印刷部分が熱転写方式で印刷されているか否かの判定を当該印刷部分の線の段部により行い、その判定結果により偽の前記印刷物を判別することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の真贋判定装置。
  10. 印刷物の読取装置であって、
    前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の線が有する段部による前記印刷物の真贋判定を真贋判定装置で行うために、前記印刷物の撮影画像から前記印刷部分の画像を切出して前記真贋判定装置に送信することを特徴とする読取装置。
  11. 読取装置と真贋判定装置を有する印刷物の真贋判定システムであって、
    前記読取装置は、
    前記印刷物の撮影画像から前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の画像を切出して前記真贋判定装置に送信し、
    前記真贋判定装置は、
    前記画像に基づいて、前記印刷部分の線が有する段部により前記印刷物の真贋判定を行う
    ことを特徴とする真贋判定システム。
  12. コンピュータを、
    印刷物の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
    前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の画像に基づいて、前記印刷部分の線が有する段部により前記印刷物の真贋判定を行う真贋判定装置として機能させるためのプログラム。
  13. コンピュータを、
    印刷物の読取装置であって、
    前記印刷物の熱転写方式による印刷部分の線が有する段部による前記印刷物の真贋判定を真贋判定装置で行うために、前記印刷物の撮影画像から前記印刷部分の画像を切出して前記真贋判定装置に送信する読取装置として機能させるためのプログラム。
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