JP2019117455A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者及び金融機関の口座の開設及び管理の負担を低減させつつ、預金の帰属先を明確にして複数人からの預金を管理する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置は、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理手段と、利用枠に対応付けられた複数の口座のそれぞれに対し、利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理手段と、利用枠に対する取引において、個別利用枠の残高に応じて、複数の口座間で残高を振り替える振替手段と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
夫婦の共稼ぎにより、家計の収支を夫婦が共に担う世帯が増加している。夫婦共稼ぎの世帯は、家計管理をするに当たり、複数の口座を開設して目的別に管理する場合がある。これに対し、複数の口座を管理する技術(例えば、特許文献1から3を参照)や、口座残高に区分を設ける技術(例えば、特許文献4又は5を参照)が提案されている。
特開2006−243795号公報 特開2004−227467号公報 特開2002−157631号公報 特開2004−199251号公報 特開2003−030449号公報
複数の口座を管理する場合、利用者は、管理用の口座を開設したり、1つの口座に対して目的別の子口座を複数開設したりすることが考えられる。この場合、管理口座又は親口座の預金の帰属先が不明確になるおそれがある。また、開設される口座が増加すると、利用者及び金融機関の管理負担は増大する。
一方、複数人で共用する口座に、目的別の区分を設定して管理する場合、例えば、夫婦で家計を担う世帯では、夫婦それぞれの口座から、決められた負担割合で共用の口座に資金を移動し、共用の口座の預金から家計を支出するという利用方法が考えられるところ、共用の口座に資金を移動させる手間が発生する。また、目的ごとに夫婦間の負担割合を変更しようとすると、資金移動の手間はさらに煩雑になる可能性がある。加えて、個人別の口座のほかに共用の口座を開設することとなるため、利用者及び金融機関の管理負担は増大する。
そこで、本発明は、利用者及び金融機関の口座の開設及び管理の負担を低減させつつ、預金の帰属先を明確にして複数人からの預金を管理する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、複数の口座に対応付けられた利用枠を設定し、各口座に利用枠の預金として管理される個別利用枠を設定し、利用枠に対する取引において、各口座の個別利用枠間の振替を実行するようにした。
詳細には、本発明は、情報処理装置であって、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理手段と、利用枠に対応付けられた複数の口座のそれぞれに対し、利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理手段と、利用枠に対する取引において
、個別利用枠の残高に応じて、複数の口座間で残高を振り替える振替手段と、を備える。
上記の情報処理装置によれば、所定の目的に利用する預金を管理する利用枠を設定することで、利用枠に対する取引において、利用枠に対応付けられた口座から、各口座の負担割合に応じた金額が払出される。利用枠の残高(以下、共有残高ともいう)は、利用枠に対応付けられた口座ごとに設定される個別利用枠の残高の合計であるため、帰属先が明確となる。利用枠に対する取引は、利用枠に対応付けられたいずれかの口座の所有者によって実行される。なお、利用枠に対応付けられた各口座の所有者は、利用枠に対する取引の種別に応じて、取引の実行権限が付与されるようにしてもよい。このように、複数の口座が対応付けられた利用枠を設定することで、各口座の所有者は、所定の目的に応じた利用枠の預金を、複数人で管理することができる。
利用枠の設定は、利用枠を管理する利用枠設定者(代表者)により設定されるようにしてもよい。また、利用枠代表者は、利用枠の設定の際、各口座の負担割合を設定することができる。負担割合は、利用枠からの支払金額に対し、対応付けられた各口座が負担する金額の割合である。負担割合は、利用枠からの個別の支払(出金)取引ごとに設定されてもよい。なお、各口座の利用枠への対応付け、及び各口座の負担割合の設定又は変更は、対応付けられる口座の所有者の承認を得た場合に行われるようにしてもよい。
利用枠代表者は、例えば、金融機関から提供される、利用枠を管理するための所定のアプリケーション(以下、所定のアプリともいう)をスマートフォン等の携帯端末にインストールし、所定のアプリによって、利用枠に口座を対応付けたり、口座の所有者の承認を得たりすることができる。また、利用枠代表者は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)等の端末から、金融機関が管理するコンピュータによって提供される利用枠を管理するためのサイト、例えば、インターネットバンキング等のサイトに接続することにより、利用枠のを管理するための各種設定及び手続等を実行することができるようにしてもよい。
個別利用枠は、利用枠に対応付けられる各口座において、当該利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す。各口座は、目的に応じて複数の利用枠に対応づけられてもよい。個別利用枠の金額は、1つの口座に設定される個別利用枠の金額の合計が、当該口座の残高の範囲内となるように設定される。各口座は、対応付けられる利用枠ごとに個別利用枠が設定され、口座の残高を、所定の目的のために設定された利用枠ごとに管理することが可能となる。
各口座の個別利用枠は、所定期間ごとに所定の金額が増額されるように設定することができる。例えば、個別利用枠は、毎月5万円増額されるように設定することができる。ただし、個別利用枠の増額は、口座の残高の範囲内において実行される。個別利用枠の残高が口座の残高を超過する場合には、所定のアプリを通じて、又はSMS(Short Message Service)、電子メール等により、口座の所有者に、設定しようとする個別利用枠に対し、口座の残高が不足する旨を通知する。口座の所有者は、所定のアプリにより、不足の金額を入金したり、個別利用枠を減額したりすることができる。口座の残高不足に対し、口座の所有者が対応しない場合には、情報処理装置は、個別利用枠を口座の残高以下の金額に設定するようにしてもよい。
所定の目的は、複数人において共有する目的を指し、例えば、光熱費又は賃料の引落し等による家計支出、積立等の家計貯蓄、資産運用のための家計投資、教育資金等のための子供貯蓄、子供の資産形成のための子供投資である。
また、利用枠管理手段は、利用枠に対する取引履歴を出力するものであってもよい。こ
のような利用枠管理手段であれば、複数の口座からの負担によって取引を実行する場合であっても、利用枠ごと、即ち、所定の目的ごとの取引状況を確認することができる。
また、個別利用枠管理手段は、利用枠から出金する際、複数の口座に対し、それぞれに設定された負担割合に応じた負担金額を、前記個別利用枠の残高から減額するようにしてもよい。このような個別利用枠管理手段であれば、利用枠ごとに予め負担割合を設定することができるため、所定の目的ごとに、各口座の負担割合を柔軟に設定することができる。
また、振替手段は、個別利用枠の残高が負担金額よりも少ない口座が存在する場合、利用枠に対応付けられた他の口座に対する負担金額を増額するようにしてもよい。このような利用枠管理手段であれば、個別利用枠の残高が負担金額に満たない口座が存在した場合であっても、負担金額よりも多くの残高がある他の口座において負担金額を増額し、利用枠に対する取引を継続することができる。また、負担金額は、増額の対象である他の口座の所有者の承認があった場合に、増額されるようにしてもよい。承認を条件とすることで、他の口座の所有者は、意図しない払出しを回避することができる。
また、個別利用枠管理手段は、利用枠に対応付けられた複数の口座ごとの取引履歴を出力するものであってもよい。このような個別利用枠管理手段であれば、各口座における、所定の目的ごとの取引状況を確認することができる。
なお、本発明は、情報処理システムの側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、サーバ及び端末を有する情報処理システムであって、サーバは、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理手段と、利用枠に対応付けられた複数の口座のそれぞれに対し、利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理手段と、利用枠に対する取引において、個別利用枠の残高に応じて、複数の口座間で残高を振り替える振替手段と、を備え、端末は、利用枠に対応付ける複数の口座を設定する利用枠設定手段と、複数の口座のそれぞれに対して個別利用枠を設定する個別利用枠設定手段と、を備える、ものであってもよい。
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、コンピュータが、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理ステップと、利用枠に対応付けられた複数の口座のそれぞれに対し、利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理ステップと、利用枠に対する取引において、個別利用枠の残高に応じて、複数の口座間で残高を振り替える振替ステップと、を実行する、情報処理方法であってもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムの側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、コンピュータに、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理ステップと、利用枠に対応付けられた複数の口座のそれぞれに対し、利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理ステップと、利用枠に対する取引において、個別利用枠の残高に応じて、複数の口座間で残高を振り替える振替ステップと、を実行させる、情報処理プログラムであってもよい。
本発明によれば、利用者及び金融機関の口座の開設及び管理の負担を低減させつつ、預金の帰属先を明確にして複数人からの預金を管理することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成を例示する図である。 図2は、サーバ及び端末のハードウェア構成を例示する図である。 図3は、サーバの機能構成を例示する図である。 図4は、利用枠テーブルの一例を示す図である。 図5は、口座テーブルの一例を示す図である。 図6は、端末の機能構成を例示する図である。 図7は、利用枠の設定処理の流れを例示する図である。 図8は、利用枠の設定処理の具体例を示す図である。 図9は、利用枠からの支払処理の流れを例示する図である。 図10は、利用枠からの支払処理の具体例を示す図である。 図11は、負担金額の変更を伴う取引の流れを例示する。 図12は、利用枠からの引落し処理の具体例を示す図である。 図13は、負担金額の変更処理の具体例を示す図である。 図14は、利用枠の取引履歴を例示する図である。 図15は、預金者Dの口座の取引履歴を例示する図である。 図16は、預金者Eの口座の取引履歴を例示する図である。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、単なる例示であり、本開示の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
<システム構成>
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成を例示する図である。図1には、サーバ1、端末2及びインターネットNを含む情報処理システム10が示されている。サーバ1及び端末2は、インターネットNを介して相互に通信可能である。サーバ1は、「情報処理装置」の一例である。
サーバ1は、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠を管理するために、金融機関等により設置されるコンピュータである。サーバ1は、端末2で入力された利用枠に関する情報に基づいて、利用枠の設定、利用枠の各種設定、利用枠への口座の登録等の処理を実行する。サーバ1は、金融機関で勘定系の処理を行うコンピュータシステムである勘定系システムに接続され、利用枠と対応付けられた口座に対する取引を、勘定系システムに依頼して実行することができる。
端末2は、金融機関において口座を所有する利用者のスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)であってもよい。この場合、利用者は、例えば、インターネットバンキング等の金融機関から提供されるサイトに接続することで、利用枠に関する情報を入力することができる。利用者は、利用枠の設定をする管理者であってもよく、利用枠に対応付けられる口座の所有者であってもよい。また、端末2は、ATM(Automated Teller Machine、現金自動取引装置)であってもよい。例えば、ATMの操作画面は、利用枠の設定情報を入力するため画面、利用枠に対する出入金等の取引を実行するための画面等を表示する。
インターネットNは、世界規模の公衆パケット通信網であり、サーバ1、端末2を相互に接続する。なお、インターネットNの代わりに、WAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。
<ハードウェア構成>
図2は、サーバ及び端末のハードウェア構成を例示する図である。サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、補助記憶装置14、通信インタフェース(通信IF)15を備えるコンピュータである。なお、サーバ1は、CPU11等の汎用プロセッサの代わりに、専用プロセッサや専用回路等により実現されてもよい。
CPU11は、中央演算処理装置であり、RAM12等に展開された各種プログラムの命令及びデータを処理することで、RAM12、補助記憶装置14等を制御する。RAM12は、主記憶装置であり、CPU11によって制御され、各種命令やデータが書き込まれ、読み出される。ROM13は、読出し専用であり、主記憶装置としてBIOS(Basic Input/Output System)やファームウェアを記憶する。補助記憶装置14は、不揮発性の記憶装置であり、RAM12にロードされる各種プログラム等、永続性が求められる情報が書き込まれ、読み出される。補助記憶装置14は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等である。補助記憶装置14は、利用枠と口座との対応付けの情報、利用枠の各種設定の情報等を記憶する。
通信IF15は、ゲートウェイ等を介して世界規模の公衆パケット通信網であるインターネット、その他の通信網に接続するためのインタフェースである。通信IF15は、例えばLocal Area Network(LAN)カードである。サーバ1は、通信IF15を介して、端末2又は勘定系システムに接続される。
端末2は、CPU21、RAM22、ROM23、補助記憶装置24、通信IF25、入力部26、及び表示部27を備えるコンピュータである。端末2が備えるCPU21、RAM22、ROM23、補助記憶装置24、通信IF25は、それぞれサーバ1が備えるCPU11、RAM12、ROM13、補助記憶装置14、通信IF15と同様であるため説明を省略する。
入力部26は、利用者から、利用枠に関する情報の入力を受け付ける。入力部26は、例えば、タッチパネル等のポインティングデバイス、キーボード、操作ボタン、タッチパッド、マウス等である。表示部27は、利用枠に関する情報の入力を受け付けるための画面を表示する。これらの画面は、サーバ1において利用枠を管理するサイト、例えばインターネットバンキング等のサイトで提供される画面である。表示部27は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)である。
<機能構成>
(サーバの機能構成)
図3は、サーバの機能構成を例示する図である。サーバ1は、補助記憶装置14に記憶されているプログラムが、RAM12に読み出され、CPU11によって実行されることで、利用枠管理データベースD11、利用枠管理部F11、個別利用枠管理部F12、振替部F13を備えるコンピュータとして機能する。
なお、本実施形態において、サーバ1の備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU11によって実行されるが、これらの機能の一部又は全部は、1又は複数の専用プロセッサ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。ここで、ハードウェアの演算回路とは、例えば、論理ゲートを組み合わせた加算回路、乗算回路、フリップフロップ等をいう。また、これらの機能の一部又は全部は、別途のコンピュータにおいて実行されて
もよい。
利用枠管理データベースD11は、利用枠を管理するための情報を格納するためのデータベースである。利用枠を管理するための情報は、例えば、利用枠の使用目的、口座ごとの個別利用枠の情報、利用枠と口座との対応付けの情報、利用枠の取引履歴、個別利用枠の取引履歴を含む。利用枠管理データベースD11は、CPU11によって実行されるデータベース管理システム(DBMS)のプログラムが、補助記憶装置14に記憶されるデータを管理することで構築される。利用枠管理データベースD11は、例えば、リレーショナルデータベースである。利用枠管理データベースD11は、利用枠テーブル及び口座テーブルを有する。
図4は、利用枠テーブルの一例を示す図である。利用枠管理データベースD11の利用枠テーブルは、利用枠と口座の対応付けの情報、口座ごとの個別利用枠の情報等を格納する。図4において、利用枠テーブルに格納されるレコード1件は、利用枠に対応付けられた口座のうち、1件の口座に関する情報を格納する。利用枠テーブルのレコードは、利用枠に対応付けようとする口座が登録された場合、各口座の個別利用枠が更新された場合、利用枠に対する取引が実行された場合等に挿入または更新される。
利用枠テーブルのレコードは、図4の例では、利用枠ID、共有残高、設定口座番号、名義人、個別利用枠及び負担割合のフィールドを有する。利用枠IDは、利用枠を識別する識別子である。利用枠IDは、例えば、利用者によって端末2から利用枠の設定の処理が実行された場合に、サーバ1によって採番される。共有残高は、利用枠の残高であり、利用枠に対応付けられた各口座の個別利用枠の合計である。利用枠に対して、払出し等の取引が実行された場合、共有残高は、払出された金額を減算した金額に更新される。
設定口座番号は、利用枠に対応付けられた口座番号である。利用枠は、1以上の口座が対応付けられる。名義人は、設定口座番号の所有者である名義人である。個別利用枠は、対応付けられた利用枠の預金として移管される金額である。個別利用枠は、利用枠の設置をする管理者の端末2から設定してもよい。また、個別利用枠は、利用枠に対応付けられる口座の所有者の端末2から設定されてもよい。負担割合は、利用枠に対する取引金額に対する、各口座の負担金額の割合である。一の利用枠に対応付けられる各口座の負担割合は、合計が100%になるように設定される。
図5は、口座テーブルの一例を示す図である。利用枠管理データベースD11の口座テーブルは、利用枠に対応付けられた口座に関する情報等を格納する。図5において、口座テーブルに格納されるレコード1件は、利用枠に対応付けられた口座1件の情報を格納する。口座テーブルのレコードは、利用枠又は各口座に対する取引により、個別利用枠の残高が増減した場合等に更新される。
口座テーブルのレコードは、図5の例では、口座番号、名義人、残高、非共有残高、及び利用枠ごとの残高(ID20100残高、ID20200残高、ID20300残高)のフィールドを有する。口座番号は、利用枠に対応付けられる口座の識別番号である。名義人は、口座番号の所有者である名義人である。残高は、口座に預けられている金額である。非共有残高は、個別利用枠に設定されていない金額である。利用枠ごとの残高は、対応付けられた利用枠に対する個別利用枠の残高である。対応付けされていない利用枠のフィールドには“−”が示される。
ここで、預金者Aの口座1000001のレコードを一例として、具体的に説明する。口座1000001は、利用枠ID20100及び利用枠ID20200に対応づけられており、それぞれの利用枠に対する個別利用枠は、150,000円及び100,000
円に設定されている。口座1000001は、利用枠ID20300には対応付けられておらず、ID20300残高のフィールドには“−”が示される。口座1000001の残高は、600,000円である。したがって、口座1000001の非共有残高は、残高600,000円から、利用枠ID20100の残高150,000円及び利用枠ID20200の残高100,000円を減算した350,000円となる。
なお、利用枠テーブル及び口座テーブルに格納される情報は、図4及び図5に示す例に限られず、適宜追加、変更、削除が可能である。
図3の利用枠管理データベースD11以外の機能について説明する。利用枠管理部F11は、端末2で入力される利用枠に関する情報に基づき、利用枠を設定(登録)し、利用枠に対応付けられる口座を登録する。設定された利用枠に関する情報は、利用枠管理データベースD11に格納される。
利用枠に関する情報は、図4に示されるフィールドの他、利用枠の目的に応じて各種情報を含んでもよい。例えば、家計支出用に利用枠が設定された場合、利用枠に関する情報は、支出項目、引落しが実行される口座、引落し日等の情報を含んでも良い。また、家計貯蓄用に利用枠が設定された場合、利用枠に関する情報は、目標貯蓄額、使用目的、口座ごとの送金額、送金間隔等の情報を含んでもよい。また、家計投資用に利用枠が設定された場合、利用枠に関する情報は、投資対象の運用商品、投資条件、口座ごとの投資額、投資間隔等の情報を含んでもよい。また、子供貯蓄用に利用枠が設定された場合、利用枠に関する情報は、目標貯蓄額、使用目的、口座ごとの送金額、送金間隔等の情報を含んでもよい。また、子供投資用に利用枠が設定された場合、利用枠に関する情報は、投資対象の運用商品、投資条件、投資額、子供の口座情報等の情報を含んでもよい。利用枠管理部F11は、「利用枠管理手段」の一例である。
個別利用枠管理部F12は、利用枠に対応付けられた各口座に対し、当該利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定する。個別利用枠管理部F12は、利用枠に対する取引が実行された場合、各口座の負担割合に応じて、個別利用枠の残高を増減させる。個別利用枠管理部F12は、利用枠に対応付けられた口座ごとの取引履歴を、利用枠管理データベースD11に格納する。個別利用枠管理部F12は、利用枠管理データベースD11に格納した口座ごとの取引履歴を出力し、利用者に提供することができる。例えば、個別利用枠管理部F12は、利用枠に対応付けられた口座ごとの取引履歴を、端末2の表示部27に表示させることにより、利用者に通知することができる。個別利用枠管理部F12は、「個別利用枠管理手段」の一例である。
振替部F13は、個別利用枠の残高が負担金額よりも少ない口座が存在する場合、利用枠に対応付けられた他の口座に対する負担金額を増額することができる。この場合、振替部F13は、負担金額を増額した他の口座から、個別利用枠の残高が負担金額よりも少ない口座に、増額分の金額を振り替える。増額する金額は、個別利用枠の残高が負担金額よりも少ない口座において、不足している金額とすることができる。また、振替部F13は、負担金額を増額する場合、増額対象の口座の所有者が増額を承認した場合に、振替を実行するようにしてもよい。振替部F13は、「振替手段」の一例である。
(端末の機能構成)
図6は、端末の機能構成を例示する図である。端末2は、ROM23や補助記憶装置34に記憶されているプログラムが、RAM22に読み出され、CPU21によって実行されることで、利用枠設定部F21及び個別利用枠設定部F22を備える端末として機能する。なお、本実施形態において、端末2の備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU21によって実行されるが、これらの機能の一部又は全部は、1又は複数の専用プロセッ
サ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。
利用枠設定部F21は、利用者が端末2に入力した利用枠に関する情報をサーバ1に送信し、利用枠の設定、口座の対応付けを依頼する。サーバ1は受信した利用枠に関する情報を、利用枠管理データベースD11の利用枠テーブルに格納する。利用枠設定部F21は、「利用枠設定手段」の一例である。個別利用枠設定部F22は、利用者が端末2に入力した個別利用枠の情報をサーバ1に送信し、個別利用枠の設定を依頼する。個別利用枠設定部F22は、「個別利用枠設定手段」の一例である。
<処理の流れ>
図7から図13により、利用枠の設定、利用枠からの支払、負担金額の変更の処理の流れを、具体例を示して説明する。各処理の流れは一例であり、以下で説明する例に限られない。
(利用枠の設定)
図7は、利用枠の設定処理の流れを例示する図である。S10からS15までは、利用枠の設定処理である。また、S20からS22までは、負担割合の設定処理である。
S10では、端末2は、サーバ1に対し、利用枠の設定を申請する。利用枠は、利用枠の代表者によって設定されるようにしてもよい。端末2は、利用者から入力された、利用枠に関する情報、利用枠に対応付ける口座の情報、口座1及び口座2の個別利用枠の情報等を、サーバ1に送信する。サーバ1は、各口座の所有者に対し、所定のアプリを通して、利用枠との対応付けの承認を得る。S11では、サーバ1は、利用枠管理データベースD11の利用枠テーブルに、利用枠のレコードを作成して利用枠を設定する。S12では、サーバ1は、口座1に対して個別利用枠を設定する。また、S13では、サーバ1は、口座2に対して個別利用枠を設定する。S14では、サーバ1は、口座1及び口座2に対して設定された個別利用枠の金額の合計を、利用枠の残高として算出する。サーバ1は、算出した利用枠の残高を端末2に送信する。S15では、端末2は、サーバ1から受信した利用枠の残高を表示部27に表示させ、利用者に通知する。
S12およびS13において、個別利用枠が、それぞれの口座の残高を超過している場合、サーバ1は、残高不足の口座の所有者に、残高不足であることを通知する。残高不足の口座の所有者が、自己の口座に設定される個別利用枠を減額する手続きをした場合、サーバ1は、利用枠に対応付けられた他の口座の個別利用枠を増額し、個別利用枠の合計金額である利用枠の共有残高が減少しないようにすることができる。なお、残高不足の口座の所有者が、個別利用枠を減額する手続きをしない場合、サーバ1は、強制的に残高不足の口座の個別利用枠を減額するとともに、他の口座の個別利用枠を増額するようにしてもよい。他の口座の個別利用枠を増額する場合、増額する金額は、支払時のために設定された負担割合を用いて、残高不足の口座において縮小する金額を、他の口座ごとに按分した額である。例えば、個別利用枠の金額が、Aが10万円、Bが10万円、Cが5万円である場合に、Aの個別利用枠が7万円に減額されたものと想定する。支払時のために設定されたBとCとの負担割合が2:1であるとすると、Aの減額分3万円を2:1で按分し、B及びCの個別利用枠をそれぞれ2万円及び1万円増額する。即ち、個別利用枠の金額は、Aが7万円、Bが12万円、Cが6万円となる。なお、B及びCの個別利用枠の増額金額は、B及びCの個別利用枠の負担割合やAの減額分と関係なく任意の金額が設定されてもよい。また、B及びCの個別利用枠の増額は、所定のアプリによって、B及びCの承認があった場合に実行されるようにしてもよい。また、残高不足の口座が、複数の利用枠と対応付けられている場合、サーバ1は、予め設定された優先順位で利用枠の減額を実行するようにしてもよい。
S20では、端末2は、サーバ1に対し、負担割合の設定を依頼する。S21では、サーバ1は、利用枠管理データベースD11の利用枠テーブルにおいて、利用枠に対応付けられた各口座の負担割合を登録する。S22では、端末2は、サーバ1から負担割合の登録が完了したことの通知を受け、表示部27に各口座の負担割合を表示する。
図8は、利用枠の設定処理の具体例を示す図である。図8は、利用枠ID20100及び利用枠ID20200の設定例を示す。利用枠ID20100は、預金者Aの口座1000001及び預金者Cの口座1000003と対応付けられる。そして、利用枠ID20100に対し、預金者Aの口座には15万円、預金者Cの口座には10万円の個別利用枠が設定される。したがって、利用枠ID20100の共有残高は、25万円となる。また、利用枠ID20200は、預金者Aの口座1000001、預金者Bの口座1000002及び預金者Cの口座1000003と対応付けられる。そして、利用枠ID20200に対し、預金者A、預金者B、預金者Cの各口座には、それぞれ10万円の個別利用枠が設定される。したがって、利用枠ID20200の共有残高は、30万円となる。
図8において、口座ごとの残高について説明する。預金者Aの口座は、残高60万円のうち、利用枠ID20100の個別利用枠として15万円、利用枠ID20200の個別利用枠として10万円が設定されており、預金者Aが自由に使用できる非共有残高は35万円である。預金者Bの口座は、残高40万円のうち、利用枠ID20200の個別利用枠として10万円が設定されており、預金者Bが自由に使用できる非共有残高は30万円である。預金者Cの口座は、残高30万円のうち、利用枠ID20100の個別利用枠として10万円、利用枠ID20200の個別利用枠として10万円が設定されており、預金者Cが自由に使用できる非共有残高は10万円である。各口座において、対応付けられる利用枠ごとに個別利用枠が設定されているため、利用枠に移管される金額の帰属元は明確となる。
(利用枠からの支払)
図9は、利用枠からの支払処理の流れを例示する図である。S30からS43までの処理は、口座1から支払金額が支払われる例について説明する。図9は、支払が実行される口座1及び負担金額を口座1に振り替える口座2が、利用枠に対応付けられた例を示す。口座2と同様に負担金額を口座1に振り替える口座は、1つ(口座2)に限られず、複数であってもよい。支払処理は、例えば、端末2又はATMにおいて、口座1に対し、利用枠からの出金を指示する操作により開始される。
S30では、端末2は、所定のアプリにより、利用枠の代表者から支払者の選択操作を受け付ける。サーバ1は、選択された支払者に対し、支払者の口座が利用枠に登録されることの承認依頼を通知する。サーバ1は、通知を受けた支払者が口座の登録を承認した場合に、支払者の口座を利用枠と対応付ける。利用枠に対して、支払者の口座が対応付けられている場合には、S30の処理は省略される。
S31では、端末2は、利用枠に対する取引を実行する利用者から、所定のアプリによって、利用枠からの支払金額の入力を受け付ける。端末2は、支払対象、例えば、保険料、水道料金等や、支払対象の支払期日等の情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
S32では、サーバ1は、利用枠テーブルを参照し、支払金額の負担が可能か否かを判定する。利用枠の共有残高が支払金額より少ない場合、処理はS33に進む。利用枠の共有残高が支払金額以上である場合、処理はS34に進む。S33では、端末2は、利用者に対し、共有残高を超過している旨を通知し、超過分の支払を実行するか否かを確認する。超過の支払が承認されない場合、処理はS31に戻る。超過の支払が承認された場合、処理はS34に進む。
S34では、サーバ1は、口座ごとの負担割合に応じて、各口座の負担金額を算出する。S35では、サーバ1は、口座2に対し、口座2の負担金額を口座1に送金するように指示する。S36では、サーバ1は、口座テーブルにおいて、口座2の個別利用枠の金額から口座2の負担金額を減算して減縮する。S37では、サーバ1は、口座2の負担金額を、口座2から口座1に送金する。サーバ1は、口座2の支払者に、送金が実行されたことを、所定のアプリ、SMS、電子メール等により通知するようにしてもよい。
S38では、サーバ1は、口座2の負担金額を、口座1に入金する。S39では、サーバ1は、口座1の個別利用枠の金額に口座2の負担金額を加算して拡大する。S40では、サーバ1は、口座1から支払金額の支払を実行する。S41では、サーバ1は、口座1の個別利用枠の金額から支払金額を減算して減縮する。S42では、サーバ1は、送金先から送金完了の通知を受信する。S43では、サーバ1は、利用枠の共有残高から支払金額を減額する。サーバ1は、支払結果及び減額後の共有残高等の情報を端末2に送信する。S44では、端末2は、サーバ1から受信した支払結果等の情報を表示部27に表示させ、利用枠の代表者、S30で選択された支払者等の利用者に通知する。
図10は、利用枠からの支払処理の具体例を示す図である。図10は、利用枠ID20100から10万円が出金される例を示す。利用枠ID20100は、預金者Aの口座1000001及び預金者Cの口座1000003と対応付けられている。出金の操作は、預金者Aの口座に対して実行されたものとする。
A1は、出金前の預金者Aの口座の内訳を示す。預金者Aの口座は、残高60万円のうち、利用枠ID20100の個別利用枠として15万円、利用枠ID20200の個別利用枠として10万円が設定されており、預金者Aが自由に使用できる非共有残高は35万円である。C1は、出金前の預金者Cの口座の内訳を示す。預金者Cの口座は、残高30万円のうち、利用枠ID20100の個別利用枠として10万円、利用枠ID20200の個別利用枠として10万円が設定されており、預金者Cが自由に使用できる非共有残高は10万円である。
まず、預金者Aの口座に対し、利用枠ID20100から10万円を出金する操作が実行される。次に、利用枠ID20100に対応付けられた他の口座から、負担割合に応じた金額が、預金者Aの口座に振り替えられる。図10の例では、預金者Cの口座から、出金額10万円のうち、預金者Cの負担割合である50%に相当する5万円が、預金者Aの口座に振り替えられる。A2は、振替後の預金者Aの口座の内訳を示す。利用枠ID20100の個別利用枠は、A1から5万円増額されて20万円となり、預金者Aの口座の残高は65万円となる。また、C2は、振替後の預金者Cの口座の内訳を示す。利用枠ID20100の個別利用枠は、C1から5万円減額されて5万円となり、預金者Cの口座の残高は25万円となる。最後に、預金者Aの口座の利用枠ID20100に対する個別利用枠から10万円が出金される。A3は、出金後の預金者Aの口座の内訳を示す。利用枠ID20100の個別利用枠は、A2から10万円減額されて10万円となり、預金者Aの口座の残高は55万円となる。なお、図10の例は、預金者Cの口座から預金者Cの負担金額を預金者Aの口座に振り替えた後、預金者Aの口座から支払金額の10万円が出金される例を示すが、支払(出金)処理の流れはこれに限られない。例えば、預金者Aの口座から支払金額の10万円が出金された後、預金者Cの口座から預金者Cの負担金額が預金者Aの口座に振り替えられてもよい。また、支払金額は、預金者Aの口座から出金される場合に限られず、預金者Aの負担金額を預金者Aの口座から預金者Cの口座に振り替え、預金者Cの口座から出金されるようにしてもよい。
(負担金額の変更)
図11は、負担金額の変更を伴う取引の流れを例示する。図11は、利用枠ID20300を設定し、利用枠ID20300に対して、賃料の引落し及び出金が実行される例について説明する。図11の表は、処理No、取引日、取引者、取引内容、D利用枠残高、E利用枠残高、ID20300残高の項目を含む。以下の説明において、各処理は、処理Noを用いて、処理1、処理1−1、・・・のように記載される。取引日は、各処理が実行された日付を例示する。取引者は、各処理を実行する主体である。取引内容は、各処理の具体的な内容である。D利用枠残高は、各処理後における預金者Dの口座での個別利用枠の残高である。E利用枠残高は、各処理後における預金者Eの口座での個別利用枠の残高である。ID20300残高は、各処理後における利用枠ID20300の共用残高である。
処理1「利用枠ID20300の設定」では、サーバ1は、例えば、利用者の端末2からの依頼により、利用枠ID20300を新規に設定(登録)する。サーバ1は、利用枠ID20300に、預金者Dの口座1000004及び預金者Eの口座1000005を対応付ける。預金者Dの口座と預金者Eの口座の負担割合は、それぞれ50%とする。サーバ1は、預金者Dの口座の個別利用枠として60,000円を設定する(処理1−1)。また、サーバ1は、預金者Eの口座の個別利用枠として100,000円を設定する(処理1−2)。処理1により、利用枠ID20300の共有残高は、160,000円となる。
処理2「利用枠ID20300から80,000円の賃料引落し」では、サーバ1は、預金者Eの口座から預金者Dの口座に40,000円を振り替える(処理2−1)。預金者Dは、賃料の引落し口座として自身の口座を事前に指定し、処理2−1が完了すると、80,000円の賃料は、預金者Dの口座から引落される(処理2−2)。
処理2におけるD利用枠残高、E利用枠残高、ID20300残高の推移を、図12により説明する。図12は、利用枠からの引落し処理の具体例を示す図である。図12は、図11の処理2における各口座の残高の推移を示す。D1は、引落し前の預金者Dの口座の内訳を示す。預金者Dの口座は、残高6万円のうち、利用枠ID20300の個別利用枠として6万円が設定されている。E1は、引落し前の預金者Eの口座の内訳を示す。預金者Eの口座は、残高15万円のうち、利用枠ID20300の個別利用枠として10万円が設定されており、預金者Cが自由に使用できる非共有残高は5万円である。引落し前の利用枠ID20300の共有残高は、160,000円である。
処理2−1において、預金者Eの口座から預金者Dの口座に40,000円が振り替えられる。D2は、振替後の預金者Dの口座の内訳を示す。預金者Dの口座は、利用枠ID20300の個別利用枠が10万円に増額されている。E2は、振替後の預金者Eの口座の内訳を示す。預金者Eの口座は、預金者Dの口座に40,000円が振り替えられ、残高11万円のうち、利用枠ID20300の個別利用枠は6万円に減額されており、預金者Eが自由に使用できる非共有残高は、引落し前のE1から変更はなく5万円である。振替後の利用枠ID20300の共有残高は、引落し前から変更はなく160,000円である。
処理2−2において、預金者Dの口座から80,000円の賃料が引き落とされる。D3は、賃料引落し後の預金者Dの口座の内訳を示す。預金者Dの口座は、利用枠ID20300の個別利用枠から8万円が引落され、個別利用枠の残高が2万円となる。E3は、賃料引落し後の預金者Eの口座の内訳を示す。E3は、E2から変更がなく、利用枠ID20300の個別利用枠は6万円である。賃料引落し後の利用枠ID20300の共有残高は、80,000円となる。
図11の処理3「利用枠ID20300から50,000円の出金」では、預金者Dは、利用枠ID20300からの50,000円の出金を依頼する(処理3−1)。利用枠に対する取引の依頼は、例えば、ATM又は端末2での操作により実行される。端末2では、利用者は、サーバ1が提供する利用枠を管理するためのサイト、例えば、インターネットバンキング等のサイトに接続することにより、利用枠に対する取引を実行することができる。また、利用者は、金融機関から提供される、利用枠を管理するための所定のアプリを端末2にインストールして、利用枠に対する取引を実行することも可能である。
預金者Dの口座は、負担割合が50%であるため、負担金額は25,000円である。処理2−2の後、預金者Dの口座の残高は、20,000円となっているため、負担金額未満である。サーバ1は、預金者Dに、負担金額に対して5,000円の残高不足であることを通知する(処理3−2)。
預金者Dは、預金者Eに対し、Eの負担金額25,000円に預金者Dの負担金額の不足分5,000円を加えた30,000円の負担を依頼する(処理3−3)。処理3−3の負担依頼は、ATM又は端末2の操作によりサーバ1に通知される。サーバ1は、預金者Eに対し、預金者Dからの処理3−3の負担依頼を通知する(処理3−4)。サーバ1は、例えば、SMS、電子メール等により、預金者Dからの負担依頼を預金者Eに通知することができる。また、預金者Dが即時に承認を要求しない場合には、サーバ1は、処理3−3の後、預金者Eが利用枠ID20300に対する取引を開始したとき、例えば、インターネットバンキングのサイトにログインしたときに、預金者Dからの負担依頼を通知するようにしてもよい。
預金者Eは、預金者Dからの負担依頼の通知を受信すると、負担依頼に対する承認又は否認をする(処理3−5)。ここで、預金者Eが、預金者Dからの負担依頼を否認した場合、否認されたことが預金者Dに通知される。預金者Dは、出金額を減額してもよく、利用枠ID20300に預金者Eの口座以外の他の口座が対応付けられている場合には、他の口座の預金者に対して、負担金額の増額を依頼してもよい。
処理3−5において、預金者Eが負担依頼を承認すると、サーバ1は、Eの負担金額25,000円に預金者Dの負担金額の不足分5,000円を加えた30,000円を、預金者Eの口座から預金者Dの口座に振り替える(処理3−6)。預金者Dの口座における利用枠ID20300の個別利用枠は、50,000円に増額される。預金者Dの口座から、利用枠ID20300の50,000円が出金される(処理3−7)。
処理3におけるD利用枠残高、E利用枠残高、ID20300残高の推移を、図13により説明する。図13は、負担金額の変更処理の具体例を示す図である。図13は、図11の処理3における各口座の残高の推移を示す。D3及びE3は、処理2−2の賃料引落し後(処理3−6の振替前)の預金者D及び預金者Eの口座の内訳であり、図12のD3及びE3と同一である。処理3−1から処理3−4について説明したように、預金者Dの口座は、5,000円の残高不足であるため、サーバ1は、預金者Eに対し、負担金額の増額を依頼する。
処理3−5において、預金者Eが、増額された負担金額30,000円の負担依頼を承認すると、処理3−6において、預金者Eの口座から預金者Dの口座に30,000円が振り替えられる。D4は、振替後の預金者Dの口座の内訳を示す。預金者Dの口座は、利用枠ID20300の個別利用枠が5万円に増額されている。E4は、振替後の預金者Eの口座の内訳を示す。預金者Eの口座は、預金者Dの口座に30,000円が振り替えられ、残高8万円のうち、利用枠ID20300の個別利用枠は3万円に減額されており、預金者Eが自由に使用できる非共有残高は、振替前のE3から変更はなく5万円である。
振替後の利用枠ID20300の共有残高は、振替前から変更はなく80,000円である。
処理3−7において、預金者Dの口座から、利用枠ID20300の50,000円が出金される。D5は、出金後の預金者Dの口座の内訳を示す。預金者Dの口座は、利用枠ID20300の個別利用枠から5万円が出金され、残高が0円となる。E5は、出金後の預金者Eの口座の内訳を示す。E5は、E4から変更がなく、利用枠ID20300の個別利用枠は3万円である。出金後の利用枠ID20300の共有残高は、30,000円となる。
<取引履歴>
図14から図16により、利用枠及び利用枠に対応付けられた口座の取引履歴を説明する。図14から図16は、図11に示す処理1から処理3による取引の履歴を示す。
図14は、利用枠ID20300の取引履歴を例示する図である。利用枠ID20300の取引履歴は、取引日、預入れ、払出し、残高、明細、取引者、支出負担割合、承認処理、精算処理の項目を含む。取引日は、各取引が実行された日付を例示する。預入れは、利用枠ID20300に預入れた金額、即ち、利用枠ID20300に対応付けられた口座の個別利用枠に対して増額された金額である。払出しは、利用枠ID20300から払出された金額、即ち、利用枠ID20300に対応付けられた口座の個別利用枠に対して減額された金額である。共有残高は、利用枠ID20300の残高であり、利用枠ID20300に対応付けられた各口座の個別利用枠の残高の合計である。明細は、取引内容を説明する明細である。取引者は、各取引を実行した利用者である。支出負担割合は、利用枠ID20300からの払出しにおいて、対応付けられた口座ごとの負担割合である。個別利用枠の残高が負担金額よりも少ない口座が存在する場合、支出負担割合は、実際の負担割合又は負担金額を示すようにしてもよい。承認処理は、負担割合又は負担金額が変更された場合、変更を依頼された預金者の承認処理の状況を示す。承認処理は、承認者及び承認内容の情報を示すようにしてもよい。精算処理は、利用枠に対応付けられた各口座における精算が済んでいるか否かを示す。
図14に示される利用枠ID20300の取引履歴では、まず、預金者Dの口座において、個別利用枠として60,000円が設定され、利用枠ID20300の共有残高は、60,000円となる。次に、預金者Eの口座において、個別利用枠として100,000円が設定され、利用枠の共有残高は、160,000円となる。そして、賃料の払出しにより80,000円が減額され、利用枠ID20300の共有残高は、80,000円となる。さらに、預金者Dからの現金払出しにより50,000円が減額され、利用枠ID20300の共有残高は、30,000円となる。このように、利用枠ID20300の取引履歴を出力することにより、複数の口座からの家計支出等を、1つの利用枠に対する取引として管理することが可能となる。
図15は、預金者Dの口座の取引履歴を例示する図である。預金者Dの口座の取引履歴は、取引日、預入れ、払出し、利用枠ID、残高、個別利用枠残高、非共有金額、利用枠共有残高の項目を含む。取引日は、各取引が実行された日付を例示する。預入れは、預金者Dの口座に預入れた金額、又は他の口座から振り替えられた金額である。払出しは、預金者Dの口座から払出される金額である。利用枠IDは、どの利用枠に対する取引であるかを示す。残高は、預金者Dの口座の残高である。個別利用枠残高は、利用枠IDに示される利用枠に対して、預金者Dの口座に設定された個別利用枠の残高である。非共有金額は、いずれの利用枠の個別利用枠にも設定されておらず(共有化されておらず)、預金者Dが自由に使用することができる金額である。利用枠共有残高は、利用枠IDに示される利用枠の共有残高である。
図15に示される預金者Dの口座の取引履歴では、まず、利用枠ID20300に対する個別利用枠として60,000円が設定される。次に、預金者Eの口座から、40,000円が振り替えられ、預金者Dの口座の個別利用枠は,40,000円が増額され100,000円となる。預金者Dの口座の個別利用枠から、賃料の80,000円が払出され、個別利用枠の残高は20,000円になる。次に、預金者Eの口座から、30,000円が振り替えられる。預金者Dの口座の個別利用枠は30,000円増額され、50,000円となる。預金者Dの口座の個別利用枠から、50,000円が払出され、個別利用枠の残高は0円になる。
図16は、預金者Eの口座の取引履歴を例示する図である。預金者Eの口座の取引履歴は、図15に示す預金者Dの口座の取引履歴と同じ項目を含むため、各項目の説明は省略する。
図16に示される預金者Eの口座の取引履歴では、まず、利用枠ID20300に対する個別利用枠として100,000円が設定される。次に、預金者Dの口座に、40,000円が振り替えられ、預金者Eの口座の個別利用枠は,40,000円が減額され60,000円となる。次に、預金者Dの口座に、30,000円が振り替えられ、預金者Eの口座の個別利用枠は,30,000円が減額され30,000円となる。なお、利用枠ID20300からの引落し又は出金は、預金者Dの口座に対して実行されるため、預金者Eの口座の取引履歴は、利用枠ID20300からの引落し又は出金に対応する取引を含まない。このように、預金者D及び預金者Eの口座の取引履歴を出力することにより、利用枠に対応付けられた口座単位での取引履歴を管理することが可能となる。
<実施形態の作用効果>
上記実施形態では、サーバ1は、所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付け、口座ごとに個別利用枠を設定して預金の帰属先を明確にしつつ、複数人からの預金を管理することができる。また、複数人で所定の目的のために資金の共有を行うにあたり、新たに口座を開設しなくてもよいため、口座の開設や管理について利用者及び金融機関の負担を低減しつつ実現することができる。
また、サーバ1は、利用枠ごとの取引履歴を出力することで、利用枠ごと、即ち、所定の目的ごとの取引状況を確認することが可能となる。また、サーバ1は、利用枠に対応付けられた口座から、負担割合に応じた負担金額を個別利用枠の残高から減額するため、利用枠ごと、即ち、所定の目的ごとに、各口座の負担割合を設定することが可能となる。
また、サーバ1は、個別利用枠の残高が負担金額よりも少ない口座が存在する場合、他の口座の所有者から承認を得ることで、他の口座からの負担金額を増額することができるため、利用枠に対する取引を継続することができる。また、サーバ1は、利用枠に対応付けられた口座ごとの取引履歴を出力することができるため、利用者は、各口座における、利用枠ごと、即ち所定の目的ごとの取引状況を確認することができる。
10・・情報処理システム:1・・サーバ:2・・端末:11,21・・CPU:12,22・・RAM:13,23・・ROM:14,24・・補助記憶装置:15,25・・通信IF:26・・入力部:27・・表示部:N・・ネットワーク

Claims (8)

  1. 所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理手段と、
    前記利用枠に対応付けられた前記複数の口座のそれぞれに対し、前記利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、前記個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理手段と、
    前記利用枠に対する取引において、前記個別利用枠の残高に応じて、前記複数の口座間で残高を振り替える振替手段と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記利用枠管理手段は、前記利用枠に対する取引履歴を出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記個別利用枠管理手段は、前記利用枠から出金する際、前記複数の口座に対し、それぞれに設定された負担割合に応じた負担金額を、前記個別利用枠の残高から減額する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記振替手段は、前記個別利用枠の残高が前記負担金額よりも少ない口座が存在する場合、前記利用枠に対応付けられた他の口座に対する前記負担金額を増額する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記個別利用枠管理手段は、前記利用枠に対応付けられた前記複数の口座ごとの取引履歴を出力する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. サーバ及び端末を有する情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理手段と、
    前記利用枠に対応付けられた前記複数の口座のそれぞれに対し、前記利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、前記個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理手段と、
    前記利用枠に対する取引において、前記個別利用枠の残高に応じて、前記複数の口座間で残高を振り替える振替手段と、を備え、
    前記端末は、
    前記利用枠に対応付ける前記複数の口座を設定する利用枠設定手段と、
    前記複数の口座のそれぞれに対して前記個別利用枠を設定する個別利用枠設定手段と、を備える、
    情報処理システム。
  7. コンピュータが、
    所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理ステップと、
    前記利用枠に対応付けられた前記複数の口座のそれぞれに対し、前記利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、前記個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理ステップと、
    前記利用枠に対する取引において、前記個別利用枠の残高に応じて、前記複数の口座間で残高を振り替える振替ステップと、を実行する、
    情報処理方法。
  8. コンピュータに、
    所定の目的に利用する預金を管理するための利用枠に複数の口座を対応付ける利用枠管理ステップと、
    前記利用枠に対応付けられた前記複数の口座のそれぞれに対し、前記利用枠の預金として管理される金額の範囲を示す個別利用枠を設定し、前記個別利用枠の残高を管理する個別利用枠管理ステップと、
    前記利用枠に対する取引において、前記個別利用枠の残高に応じて、前記複数の口座間で残高を振り替える振替ステップと、を実行させる、
    情報処理プログラム。
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