JP2019114088A - 林産事業作業日報分析プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比して容易且つ正確に林産事業の作業実態及び労働生産性を把握するための情報を提示することができる林産事業作業日報分析プログラムを提供する。【解決手段】事業期間後に、作業班員が日々入力する作業日報の内容情報に基づいて、作業区分別の作業班員の従事時間、機械区分別作業区分別の機械の稼働時間、機械の稼働及び移動の状況を集計し、作業区分別の人件費、現場別作業区分別の機械経費、素材生産作業の労働生産性、植栽作業の労働生産性、事業収支を算出、出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、林産事業の現場での作業実態や労働生産性を把握し、作業を改善するための情報を提供する林産事業作業日報分析プログラムに関する。
林産事業の素材生産作業の作業実態や労働生産性を向上させるためには、作業区分毎の作業班員の従事時間、作業区分毎の使用機械の稼働時間等の作業実態及び労働生産性を正確に把握することが重要である。かかる作業実態の把握には従来「間伐生産・コスト分析シート」が用いられており、林産事業の事務担当者が手作業にて事業コストなどを集計していた(非特許文献1参照)。
全国提案型施業定着化促進部会制作「間伐生産・コスト分析シート使い方マニュアル」全国森林組合連合会発行 2008年
しかしながら、上記のような「間伐生産・コスト分析シート」には林産事業の全ての作業を詳細に反映させることが難しく、正確な作業実態及び労働生産性の把握は困難である。また、林産事業者が伐採から植栽までの一貫作業を行う場合が考えられるが、林産事業、植栽作業の全体の収支や生産性を分析するシステムは存在しなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができる林産事業作業日報分析プログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の林産事業作業日報分析プログラムは、林産事業における作業日報を分析するための林産事業作業日報分析プログラムであって、林産事業に従事する作業班に属する各作業班員で共有される確定共有情報の入力を、前記林産事業の着手前に受け付ける確定共有情報入力手段と、前記確定共有情報入力手段により受け付けられた前記確定共有情報を作業日報フォームに転写する確定共有情報転写手段と、前記林産事業の期間内における作業班員毎に、事業地、予め規定された作業区分別に作業に従事した時間である作業区分別従事時間、使用機械、予め規定された機械区分別及び前記作業区分別に機械が稼働した時間である機械区分別作業区分別稼働時間、及び前記使用機械の移動状況の前記作業日報フォームへの入力を受け付ける作業日報内容入力手段と、前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記作業区分別従事時間を、所定の集計期間で集計する作業区分別従事時間集計手段と、前記作業区分別従事時間集計手段による集計結果に基づいて、伐採初日及び伐採された木材の運搬初日を特定し、前記伐採初日から前記運搬初日までの経過日数を算出する日数算出手段と、前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記機械区分別作業区分別稼働時間を、前記集計期間で集計する機械区分別作業区分別稼働時間集計手段と、前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記機械区分別作業区分別稼働時間及び移動状況に基づいて、機械の稼働及び移動状況を集計する稼働移動状況集計手段と、前記林業事業の完了後に、作業班員毎の人件費、機械毎の機械経費、素材販売材積、苗木植栽本数、素材販売収入、事業量実績値、事業費実績値の入力を受け付ける事業関係実績値情報入力手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記人件費と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、全作業班員の作業区分別人件費を算出する作業区分別人件費算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記機械経費と、前記機械区分別作業区分別稼働時間集計手段により集計された前記機械区分別作業区分別稼働時間とに基づいて、全作業班員の現場別作業区分別機械経費を算出する現場別作業区分別機械経費算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記素材販売材積と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、素材生産作業の労働生産性を算出する素材生産作業労働生産性算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記苗木植栽本数と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、植栽作業の労働生産性を算出する植栽作業労働生産性算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記素材販売収入、前記事業量実績値、及び前記事業費実績値に基づいて、事業収支を算出する事業収支算出手段と、前記作業区分別人件費算出手段、前記現場別作業区分別機械経費算出手段、前記素材生産作業労働生産性算出手段、前記植栽作業労働生産性算出手段、及び前記事業収支算出手段のそれぞれによる算出結果を出力する出力手段として、コンピュータを機能させる。
この態様において、前記林産事業作業日報分析プログラムは、前記作業区分別従事時間集計手段による集計結果に基づいて、日付単位で作業区分別の活動状況を示すカレンダーを生成する活動状況情報生成手段としてさらに前記コンピュータを機能させてもよい。
また、上記態様において、前記日数算出手段は、前記活動状況情報生成手段により生成された前記カレンダーに基づいて、前記伐採初日及び前記運搬初日を特定してもよい。
また、上記態様において、前記活動状況情報生成手段は、前記稼働移動状況集計手段による集計結果に基づいて、日付単位で前記機械の稼働及び移動状況を示す前記カレンダーを生成してもよい。
また、上記態様において、前記作業区分別従事時間集計手段は、前記作業区分別従事時間の集計を、各事業地を総括して集計する総括集計、及び事業地別で集計する現場別集計により実施してもよい。
また、上記態様において、前記機械区分別作業区分別稼働時間集計手段は、前記機械区分別作業区分別稼働時間の集計を、全事業地を総括して集計する総括集計、及び事業地別で集計する現場別集計により実施してもよい。
また、上記態様において、前記林産事業作業日報分析プログラムは、全事業地での前記機械の稼働時間の累計と、作業班員が作業に従事した従事日数とに基づいて、前記機械の稼働率を算出する稼働率算出手段としてさらに前記コンピュータを機能させてもよい。
また、上記態様において、前記作業日報内容入力手段は、事業期間外の作業日付の入力を受け付けた場合に、その入力を禁止する情報を出力してもよい。
本発明に係る林産事業作業日報分析プログラムによれば、従来に比して容易且つ正確に林産事業の作業実態及び労働生産性を把握するための情報を提示することができる。また、林産事業、植栽作業の全体の収支や生産性を分析することができる。
実施の形態に係る林産事業作業日報分析装置の構成を示すブロック図。 作業日報フォーム生成処理の手順を示すフローチャート。 作業日報フォームの一例を示す図。 作業日報内容入力処理の手順を示すフローチャート。 分析集計処理の手順を示すフローチャート。 事業関係実績値情報の一部の例を示す図。 現場別作業区分別人件費及び機械経費の出力例を示す図。 現場別素材生産作業の労働生産性の出力例を示す図。 現場別植栽作業の労働生産性の出力例を示す図。 現場別林産事業の収支の出力例を示す図。 現場別植栽作業の収支の出力例を示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法、装置、及びコンピュータプログラムを例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
<林産事業作業日報分析装置の構成>
本実施の形態に係る林産事業作業日報分析装置100の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る林産事業作業日報分析装置100の構成を示すブロック図である。林産事業作業日報分析装置100は、コンピュータによって実現される。かかる林産事業作業日報分析装置100は、本体200と、入力部300と、表示部400とを備えている。本体200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、入出力インタフェース205と、映像出力インタフェース206とを備えている。CPU201、ROM202、RAM203、ハードディスク204、入出力インタフェース205、及び映像出力インタフェース206は、バスによって相互に接続されている。
林産事業作業日報分析用のコンピュータプログラムである林産事業作業日報分析プログラム500をCPU201が実行することにより、コンピュータが林産事業作業日報分析装置100として機能する。
ROM202には、CPU201に実行されるコンピュータプログラム及びこれに用いるデータ等が記録されている。RAM203は、ハードディスク204に記録されている林産事業作業日報分析プログラム500の読み出しに用いられる。また、RAM203は、CPU201がコンピュータプログラムを実行するときに、CPU201の作業領域として利用される。
ハードディスク204は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等、CPU201に実行させるための種々のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータがインストールされている。林産事業作業日報分析プログラム500も、このハードディスク204にインストールされている。
入出力インタフェース205には、キーボード及びマウスからなる入力部300が接続されている。映像出力インタフェース206は、LCDまたはCRT等で構成された表示部400に接続されており、CPU201から与えられた映像データに応じた映像信号を表示部400に出力するようになっている。表示部400は、入力された映像信号にしたがって、画像を表示する。
<林産事業作業日報分析装置の動作>
次に、林産事業作業日報分析装置100の動作について説明する。林産事業作業日報分析装置100は、林産事業に従事する作業班に属する作業班員による作業日報の作成に利用される。作業班員は、林産事業の着手前に、その事業を進める上で必要な情報(以下、「確定共有情報」という)として、事業者名、班名、事業期間、使用機械名、事業地、作業班員ID、氏名等を共有しておく必要がある。林産事業作業日報分析装置100は、確定共有情報が入力された作業日報フォームを生成する作業日報フォーム生成処理を実行する。
図2は、作業日報フォーム生成処理の手順を示すフローチャートである。作業日報フォーム生成処理が実行されると、まずCPU201は、確定共有情報入力処理を実行する(ステップS101)。確定共有情報入力処理では、事務担当者が、事業者名、班名、事業期間を林産事業作業日報分析装置100に入力する。次に、事務担当者は、事業期間内に使用する全機械名を林産事業作業日報分析装置100に入力する。なお、事業実施後、事業期間内に処分した機械がある場合でも機械名欄はそのままにする。また、事業期間内に新しい機械を使用する場合は、既存の機械名欄の次行から順次入力して、事務担当者は、新しい機械が使用されるまでに、機械番号と機械名を全作業班員に通知しておく。
また事務担当者は、現場番号順に事業地の所在地を林産事業作業日報分析装置100に入力する。このとき、同一の所在地であっても、作業コード、集材コード、択伐コード、請負・受託コードが異なれば異なる現場番号を入力し、所在地を同一とする。作業コードは、車両系定性間伐作業、車両系列状間伐作業、架線系定性間伐作業、架線系列状間伐作業、車両系皆伐作業、架線系皆伐作業の6種類とする。作業方法としては、択伐作業もあるが、択伐作業については後述する。また、単独で作業道作設作業に当たる場合は作業道作設の作業コードを設ける。
また事務担当者は、実際に現場で使用する機械から判断して集材コードを林産事業作業日報分析装置100に入力する。択伐コードについては、本来、択伐は主伐に属するが、択伐には、抜き切りである4種類の間伐要素があるので、事務担当者は、間伐方法のうちから実施する作業内容に合致する作業コードを選び入力し、集材コードを選び入力したうえで択伐コード1欄に「1」を入力する。請負又は受託コードについては、事務担当者は、作業コード、集材コード、択伐コードを入力した上で請負・受託コード2欄に「2」を入力する。また、事業期間内に新しい事業地を追加する場合には、事務担当者は既存の現場番号の次行から順次必要事項を入力する。
次に事務担当者は、作業班員人件費様式の氏名欄に作業班員の氏名、IDを入力する。作業班員の氏名については、事業期間内に従事する作業班員の氏名を上から順次入力する。事業期間中に退職した者がいた場合は、事業期間内では退職者の氏名を消去せず、そのままに残す。また、事業期間中に新しく採用された者の氏名は、既存氏名欄の次行から順次入力する。
上記のような確定共有情報の入力を受け付けると、CPU201は確定共有情報転写処理を実行する(ステップS102)。確定共有情報転写処理において、CPU201は、入力された確定共有情報を、作業日報フォームに転写する。さらにCPU201は、作業日報フォームを出力する(ステップS103)。図3は、作業日報フォームの一例を示す図である。作業日報フォームの出力は、印刷であってもよいし、画面表示であってもよいし、作業班員が使用する端末へのデータ送信であってもよい。印刷の場合には、事務担当者が印刷された作業日報フォームを各作業班員に手渡しする。画面表示の場合には、表示された作業日報フォームを各作業班員が閲覧し、内容(確定共有情報)を確認する。端末へのデータ転送の場合には、作業班員は自分の端末に作業日報フォームを表示させ、内容を確認する。以上で、作業日報フォーム生成処理が終了する。
事業期間内では、林産事業作業日報分析装置100が作業日報の内容情報の入力を受け付ける作業日報内容入力処理を実行する。図4は、作業日報内容入力処理の手順を示すフローチャートである。作業日報内容入力処理では、出勤した日毎に、各作業班員の作業日報内容(作業情報)を林産事業作業日報分析装置100に入力する(ステップS201)。この処理では、作業班員が紙の作業日報フォームに記入した情報を、事務担当者が林産事業作業日報分析装置100に入力してもよいし、各作業班員が端末に作業日報内容を入力し、この作業日報内容を端末が送信し、林産事業作業日報分析装置100が受信してもよい。また、各作業班員が林産事業作業日報分析装置100を操作して、各自の作業日報内容を入力することもできる。
表示される作業日報フォームでは、入力すべき項目のみ水色等の特定の色で表示され、ユーザ(事務担当者又は作業班員)は、この項目(セル)に情報を入力する。作業日報フォームは、月別のシートとされている。かかる作業日報フォームには、作業情報として、天候、出勤状況、事業地、作業時間、機械の稼働時間情報、大型機械の移動先情報、作業区分別の従事時間、トラブル状況情報、気づき情報が入力される。
作業日報フォームには、日付及び曜日が既に入力されている。ユーザは、作業を行った日の天候として、晴、曇、雨などを作業日報フォームに入力する。出勤状況は、作業を行った日だけに「出」と入力される。事業地は、共有の事業地一覧表の現場番号から選択入力される。作業時間については、作業の開始時間、作業の終了時間、及び食事時間と休憩時間の合計時間が何時間何分又は時刻の形式で分単位に入力される。チェーンソーのようにアワーメータの付いていない機械の稼働時間については、稼働時間の入力表示欄にその作業に従事した時間を勘案してユーザが分単位で入力する。アワーメータの付いている機械については、作業前のアワーメータの表示情報(hは時間、mは分)と作業後のアワーメータの表示情報とを作業班員がメモ等に控えておき、ユーザが作業日報フォームの機械別稼働時間の入力欄に入力する。また、1日に複数の作業班員が同一機械を使用した場合には、各作業班員が自己の機械使用時間をメモなどに控えておき、他の人と重複がないように、また、入力漏れのないように十分に調整した上で林産事業作業日報分析装置100に入力する。
大型機械の移動先欄には、移動先に対応する情報(「現場番号2」など)が入力される。作業区分別の従事時間欄には、機械別に従事した時間が分単位で入力される。使用した機械番号欄には、共有の使用機械一覧表から該当する機械の情報が入力される。機械稼働時間欄には、上記の「使用した機械とアワーメータ表示、大型機械の移動先」に入力された情報のうち、「稼働時間の表示(分)」が表示される。2種類以上の異なる作業区分で機械が使用された場合には、作業区分別従事時間で按分された時間(分)が表示される。ただし、正確な作業区分別従事時間別の機械稼働時間が分かっているときには、按分ではなく正確な時間をユーザが「機械稼働時間欄」に入力することもできる。
作業内容欄には、作業班員がその作業内容を振り返り、詳細な情報を入力する。トラブル状況欄には、作業当日のトラブル状況が入力される。また、そのトラブルが解決したなどの顛末は、解決した日の作業日報に入力される。気づき欄には、作業内容の改善や、作業システムの改善など作業中などにひらめいたことや気づいたことなどを入力する。
作業日報への入力が完了すると作業時間に食い違いがないか確認が行われ、食い違いが
あればユーザが訂正する。食い違いがなければ、時間は合っている旨のメッセージが表示される。また、事業期間外の作業日付が入力された場合には、事業期間外の作業日付の入力は禁止されている旨のメッセージが表示される。
作業区分には、21項目が設けられる。事前作業は、作業の打合せや事業地に入り易くするための道刈り等をする作業である。作業道作設は、掘削・転圧:作業道新設の場合は、計画路線の支障木伐採後の抜根の除去、粗切り、地ならし、路面処理工、砕石敷き固めなどに要する作業であり、既設作業道がある場合は、路面補修などに必要な作業である。その他、下記のような作業区分が規定される。
その他直営工事:作業道を作設する上で必要な個所でのフトンカゴ敷設などの工事。
<架線架設・張替についての作業>
架線架設:架線系機械の架線の架設、張替、及び盤台、小屋掛けなどの架設作業。
架線撤去:架線系機械の架線、盤台、小屋掛けなどの撤去作業。
<土場作設>
掘削転圧:土場作設のための支障木伐採後の抜根の除去、土砂の切り盛り、地ならしなどに要する作業。
<素材生産作業>
伐採:主間伐木の伐採、支障木の伐採などの作業。
集材:車両系の場合は伐採した木を沿道まで搬出する作業、架線系の場合は、伐採した木を架線で伐採地から盤台まで搬出する作業。
造材:枝葉を落とし、丸太に採材する作業。
小運搬集材:作業道、施業路等での運搬作業。
山土場はい積1:山土場まで運ばれた素材を長さ別、径級別にはい積をする作業。
<運材作業>
トラック積込1:山土場にはい積をされた素材をトラックに積み込む作業。
運搬1:素材をトラックで山土場から需要先の木材市場等や中間土場へ運搬する作業。
<中間土場作業>
荷下し:中間土場に運ばれた素材をトラックから荷下しする作業。
はい積2:荷下ろしされた素材を長さ別、径級別にはい積をする作業。
トラックへ積込:はい積をされた素材をトラックへ積み込む作業。
運搬2:素材をトラックで中間土場から需要先の木材市場等へ運搬する作業。
<事後作業>
作業が完了した後の後片付けや作業野帳への記入整理などをする作業。
<植栽作業>
地拵え:伐採により荒れた林地を植栽が容易にできるように整地する作業。
苗木運搬:植栽用苗木を植栽地まで運搬する作業。
植栽:整地された林地に苗木を植栽する作業。
また、ユーザは、林産植栽作業以外就業時間として、雨天時の丸棒製作や間伐調査等林産植栽作業以外の作業に要した時間を作業日報フォームに入力する。ここで、1日に複数現場で作業班員が作業に従事したときは、先に作業に従事した現場の作業日報内容を前のページの作業日報に入力し、後の現場の作業日報内容を後ろのページの第2現場に入力する。
事業期間が終了すると、林産事業作業日報分析装置100が作業日報の内容を分析し、集計する分析集計処理を実行する。図5は、分析集計処理の手順を示すフローチャートである。
分析集計処理が開始されると、CPU201は、まず事業関係実績値情報入力処理を実行する(ステップS301)。事業関係実績値情報には、作業班員人件費、機械経費、素材販売材積、苗木植栽本数、素材販売収入、事業量実績値、事業費実績値が含まれる。図6は、事業関係実績値情報の一部の例を示す図である。作業班員人件費は、事業期間内に支払った各作業班員への人件費である。機械経費は、事業期間内に要した各機械の償却費、機械維持費、燃料費である。
また、事業関係実績値情報として、さらに以下の各情報が林産事業作業日報分析装置100に入力される。
事務担当者は、林産事業実績値情報として、事業期間内の森林情報及び事林産事業に要した事業量、事業費等を林産事業作業日報分析装置100に入力する。また、事業情報として、森林経営計画の名称、認定番号、計画内容を入力し、伐採の中心地から山元土場までの距離を入力し、山の傾斜度を入力する。対象森林の明示情報として、森林の区域面積等を区分別に入力する。択伐の場合は後述の択伐時の区域面積、作業道延長欄に、請負・受託等をした場合は後述の他人の森林を請負・受託等をした時の契約内容欄に区域面積等を入力する。区域欄の1〜4の番号は生産路網情報であり、対象森林の区域面積番号と一致する。作業道の幅員は、使用機械の大きさを決める要因として、3m未満と3m以上に区分される。択伐の場合、請負・委託等の場合には関係欄に作業道延長等を入力する。事務担当者は、売上伝票等から、山土場から販売地への丸太、チップ等の材積についての丸太、チップ販売等情報を読み出し、チップ用、並材用、高級材用に区分して樹種別にこれらを入力する。また、事務担当者は、土場で仕分をしたか、していないかを区分して入力する。チップ用でt売りをした場合であって、材積が分かるときは、販売材積欄に直接材積を入力する。材積に替えて重量tを入力すると、重量tが材積に変換される。この場合、樹種が定かでない場合は、どの樹種欄に入力してもよい。但し、その他の欄に入力すると整理がしやすくなる。さらに、売上金額、販売経費を入力する。チップ用等で含水率、または水分率が分かる場合は、含水率欄にその数字を入力する。
中間土場を設けた場合、山土場から販売先への材積に加えて、事務担当者は、中間土場から販売地への材積等についても同様に入力する。なお、請負・委託事業の場合は、関係欄に材積等について入力する。土場を作設した場合は、土場作設面積として区域面積を入力する。補助金関係の情報は、間伐や間伐作業道等で補助金交付があった場合に入力される。運搬外注・契約等の情報は、運搬作業を一部外注契約等した場合、該当するシートに入力する。重量tで契約された場合、重量tを入力する。この場合、重量tは材積に換算される。材積契約の場合は、材積欄に直接材積を入力する。
事業で作業区分別に資材等を購入した場合は、事務担当者は資材費等として資材名と購入金額を入力する。また、事業の一部を外注した場合は、一部外注契約等として作業区分別に外注数量と外注契約金額を入力する。事業で機械類をレンタルした場合は、機械等レンタル料として機械名等とレンタル金額を入力する。重機等の回送を行った場合は、機械回送費として回送費を入力する。間接事業費には、事業管理費等を入力する。択伐時の区域面積、作業道延長は、択伐事業の場合に入力する。他人の森林を請負・受託等をした時の契約内容は、請負・受託の場合に入力する。
また、事務担当者は、植栽作業実績値情報として、事業期間内の植栽作業に要した事業量、事業費等を林産事業作業日報分析装置100に入力する。植栽面積として、植栽区域面積を入力する。植栽苗木については、植栽苗木の規格や金額を入力する。また、植栽後に活着率を入力する。資材費等として、植栽事業に要した資材等を入力する。植栽事業で補助金を交付された場合には、補助金等を入力する。植栽事業の一部を外注した場合には、一部外注契約を入力する。植栽事業で機械類をレンタルした場合には、機械等レンタル料として機械名等とレンタル金額を入力する。また、植栽用機械回送費を入力し、他人の森林を請負・受託等をした場合には、その時の契約内容を入力する。素材の取扱及び運搬費の軽減関係として、販売時の材等の水分率・含水率を入力する。
事業関係実績値情報入力処理の後、CPU201は、作業区分別従事時間集計処理を実行する(ステップS302)。作業区分別従事時間集計処理は、作業日報内容入力処理により受け付けられた作業区分別従事時間を、事業期間で集計する処理である。具体的には、事業期間内の林産関係作業区分と、植栽関係作業区分と、全作業区分の3区分の作業区分別従事時間がそれぞれ集計される。また、従事時間は、作業班員別、作業班員合計、総括及び現場番号別にも集計される。総括集計では、全事業地を総括して、作業区分別従事時間が集計され、現場別集計では、事業地別で作業区分別従事時間が集計される。集計された従事時間は、ハードディスク404に記録される。なお、集計期間は事業期間に限られず、任意の期間(例えば、3ヶ月、2017年7月分等)とすることができる。
次にCPU201は、機械区分別作業区分別稼働時間集計処理を実行する(ステップS303)。機械区分別作業区分別稼働時間集計処理は、作業日報内容入力処理により受け付けられた機械区分別作業区分別稼働時間を、事業期間で集計する処理である。具体的には、事業期間内の林産関係作業区分と、植栽関係作業区分と、全作業区分の3区分の機械区分別作業区分別稼働時間がそれぞれ集計される。また、稼働時間は、確定共有情報入力手段で入力された機械番号別、作業班員別、作業班員合計、総括及び現場番号別にも集計される。総括集計では、全事業地を総括して、機械区分別作業区分別稼働時間が集計され、現場別集計では、事業地別で機械区分別作業区分別稼働時間が集計される。集計された稼働時間は、ハードディスク404に記録される。
次にCPU201は、活動状況情報生成処理を実行する(ステップS304)。活動状況情報生成処理は、作業区分別従事時間集計処理による集計結果に基づいて、日付単位で作業区分別の活動状況を示すカレンダーを生成する処理である。具体的には、日付単位で、作業区分別従事時間だけ従事したことを活動記録記号に変換して当該記号をカレンダーに記録し、事業期間内の主要搬出作業活動記録を作表する。
また、活動状況情報生成処理において、CPU201は、稼働移動状況集計処理による集計結果に基づいて、日付単位で機械の稼働及び移動状況を示すカレンダーを生成する。具体的には、日付単位で、機械区分別作業区分別稼働時間から機械が稼働したこと、及び作業日報の大型機械の移動先情報から機械が移動したことを稼働記録記号に変換して当該記号をカレンダーに記録し、事業期間内の機械の稼働・移動状況を作表する。
また、CPU201は、日数算出処理を実行する(ステップS305)。日数算出処理は、作業区分別従事時間集計処理による集計結果に基づいて、伐採初日及び伐採された木材の運搬初日を特定し、伐採初日から運搬初日までの経過日数を算出する処理である。さらに、日数算出処理では、CPU201は、活動状況情報生成処理により生成されたカレンダーに基づいて、伐採初日及び運搬初日を特定する。具体的には、カレンダーに記録された主要搬出作業活動記録の記号から作業区分別の伐採初日の年月日、作業区分別の運搬初日の年月日を抽出し、伐採初日から運搬初日までの日数を算出する。
次にCPU201は、作業区分別人件費算出処理を実行する(ステップS306)。作業区分別人件費算出処理は、事業関係実績値情報入力処理により受け付けられた人件費と、作業区分別従事時間集計手段により集計された作業区分別従事時間とに基づいて、全作業班員の作業区分別人件費を算出する処理である。具体的には、事業関係実績値情報入力処理により受け付けられた各作業班員別人件費を作業区分別従事時間集計処理により集計された各作業班員の従事時間合計で除し、作業区分別従事時間集計処理により集計された各作業班員の総括及び現場別作業区分別従事時間を各別に乗じて各作業班員の総括及び現場別作業区分別人件費のそれぞれを算出する。
次にCPU201は、現場別作業区分別機械経費算出処理を実行する(ステップS307)。作業区分別人件費算出処理は、事業関係実績値情報入力処理により受け付けられた機械経費と、機械区分別作業区分別稼働時間集計処理により集計された機械区分別作業区分別稼働時間とに基づいて、全作業班員の現場別作業区分別機械経費を算出する処理である。具体的には、事業関係実績値情報入力処理により受け付けられた機械別機械経費を機械区分別作業区分別稼働時間集計処理により受け付けられた全作業班員分の各機械別稼働時間合計で除し、これに全作業班員の総括及び現場別作業区分別機械別稼働時間を乗じて全班員分の総括及び現場別全機械分の作業区分別機械経費を算出する。
次にCPU201は、素材生産作業労働生産性算出処理を実行する(ステップS308)。素材生産作業労働生産性算出処理は、事業関係実績値情報入力処理により受け付けられた素材販売材積と、作業区分別従事時間集計処理により集計された作業区分別従事時間とに基づいて、素材生産作業の労働生産性を算出する処理である。具体的には、事業期間内の現場別素材販売材積を、作業区分別従事時間集計処理により伐採から山元土場のはい積までの作業について集計された全班員分の現場別素材生産作業従事時間で除し、作業班員1人1日当たりの現場別搬出作業の労働生産性を算出する。
次にCPU201は、植栽作業労働生産性算出処理を実行する(ステップS309)。植栽作業労働生産性算出処理は、事業関係実績値情報入力処理により受け付けられた苗木植栽本数と、作業区分別従事時間集計処理により集計された作業区分別従事時間とに基づいて、植栽作業の労働生産性を算出する処理である。具体的には、事務担当者から入力された事業期間内の現場番号別植栽苗木本数を、作業日報から読み取った全班員分の現場番号別植栽作業従事時間で除して、作業班員1人1日当たりの現場別植栽作業の労働生産性を算出する。
次にCPU201は、事業収支算出処理を実行する(ステップS310)。事業収支算出処理は、事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた素材販売収入、事業量実績値、及び事業費実績値に基づいて、事業収支を算出する処理である。具体的には、林産事業に関する区域面積、作業道延長、請負・受託を実施したときの契約金額、現場作業費等の直営事業費の資材費、外注費、間接事業費、補助金、現場番号別素材販売収支、作業区分別人件費及び機械経費に基づいて、事業収支を算出する。また、この処理では、植栽作業に係る作業区分別人件費、機械経費等に基づいて現場別植栽作業の収支を算出する。
次にCPU201は、稼働率算出処理を実行する(ステップS311)。稼働率算出処理は、全事業地での機械の稼働時間の累計と、作業班員が作業に従事した従事日数とに基づいて、機械の稼働率を算出する処理である。具体的には、事業期間内の機械毎の稼働時間を集計し、作業班員が一人以上出勤した日数を集計し、事業期間内の機械毎の稼働時間の合計を作業班員が一人以上出勤した日数の合計で除して機械の稼働率を算出する。
次にCPU201は、出力処理を実行する(ステップS312)。出力処理は、作業区分別人件費算出処理、現場別作業区分別機械経費算出処理、素材生産作業労働生産性算出処理、植栽作業労働生産性算出処理、及び事業収支算出処理のそれぞれによる算出結果を出力する処理である。図7は、現場別作業区分別人件費及び機械経費の出力例を示す図であり、図8は、現場別素材生産作業の労働生産性の出力例を示す図であり、図9は、現場別植栽作業の労働生産性の出力例を示す図であり、図10は、現場別林産事業の収支の出力例を示す図であり、図11は、現場別植栽作業の収支の出力例を示す図である。以上で、分析集計処理が終了する。
なお、上述した実施の形態では、単一のコンピュータによって林産事業作業日報分析プログラム500のすべての処理が実行される構成について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく、林産事業作業日報分析プログラム500と同様の処理を、複数の装置(コンピュータ)により分散して実行する分散システムとすることも可能である。
本発明の林産事業作業日報分析プログラムは、林産事業の現場での作業実態や労働生産性を把握し、作業を改善するための情報を提供する林産事業作業日報分析プログラム等として有用である。
100 林産事業作業日報分析装置
200 本体
300 入力部
400 表示部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 ハードディスク
205 入出力インタフェース
206 映像出力インタフェース
500 林産事業作業日報分析プログラム
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の林産事業作業日報分析プログラムは、林産事業における作業日報を分析するための林産事業作業日報分析プログラムであって、林産事業に従事する作業班に属する各作業班員で共有される確定共有情報の入力を、前記林産事業の着手前に受け付ける確定共有情報入力手段と、前記確定共有情報入力手段により受け付けられた前記確定共有情報を作業日報フォームに転写する確定共有情報転写手段と、前記林産事業の期間内における作業班員毎に、事業地、予め規定された作業区分別に作業に従事した時間である作業区分別従事時間、使用機械、予め規定された機械区分別及び前記作業区分別に機械が稼働した時間である機械区分別作業区分別稼働時間、及び前記使用機械の移動状況の前記作業日報フォームへの入力を受け付ける作業日報内容入力手段と、前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記作業区分別従事時間を、所定の集計期間で集計する作業区分別従事時間集計手段と、前記作業区分別従事時間集計手段による集計結果に基づいて、伐採初日及び伐採された木材の運搬初日を特定し、前記伐採初日から前記運搬初日までの経過日数を算出する日数算出手段と、前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記機械区分別作業区分別稼働時間を、前記集計期間で集計する機械区分別作業区分別稼働時間集計手段と、前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記機械区分別作業区分別稼働時間及び移動状況に基づいて、機械の稼働及び移動状況を集計する稼働移動状況集計手段と、前記林事業の完了後に、作業班員毎の人件費、機械毎の機械経費、素材販売材積、苗木植栽本数、素材販売収入、事業量実績値、事業費実績値の入力を受け付ける事業関係実績値情報入力手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記人件費と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、全作業班員の作業区分別人件費を算出する作業区分別人件費算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記機械経費と、前記機械区分別作業区分別稼働時間集計手段により集計された前記機械区分別作業区分別稼働時間とに基づいて、全作業班員の現場別作業区分別機械経費を算出する現場別作業区分別機械経費算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記素材販売材積と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、素材生産作業の労働生産性を算出する素材生産作業労働生産性算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記苗木植栽本数と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、植栽作業の労働生産性を算出する植栽作業労働生産性算出手段と、前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記素材販売収入、前記事業量実績値、及び前記事業費実績値に基づいて、事業収支を算出する事業収支算出手段と、前記作業区分別人件費算出手段、前記現場別作業区分別機械経費算出手段、前記素材生産作業労働生産性算出手段、前記植栽作業労働生産性算出手段、及び前記事業収支算出手段のそれぞれによる算出結果を出力する出力手段として、コンピュータを機能させる。

Claims (8)

  1. 林産事業における作業日報を分析するための林産事業作業日報分析プログラムであって、
    林産事業に従事する作業班に属する各作業班員で共有される確定共有情報の入力を、前記林産事業の着手前に受け付ける確定共有情報入力手段と、
    前記確定共有情報入力手段により受け付けられた前記確定共有情報を作業日報フォームに転写する確定共有情報転写手段と、
    前記林産事業の期間内における作業班員毎に、事業地、予め規定された作業区分別に作業に従事した時間である作業区分別従事時間、使用機械、予め規定された機械区分別及び前記作業区分別に機械が稼働した時間である機械区分別作業区分別稼働時間、及び前記使用機械の移動状況の前記作業日報フォームへの入力を受け付ける作業日報内容入力手段と、
    前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記作業区分別従事時間を、所定の集計期間で集計する作業区分別従事時間集計手段と、
    前記作業区分別従事時間集計手段による集計結果に基づいて、伐採初日及び伐採された木材の運搬初日を特定し、前記伐採初日から前記運搬初日までの経過日数を算出する日数算出手段と、
    前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記機械区分別作業区分別稼働時間を、前記集計期間で集計する機械区分別作業区分別稼働時間集計手段と、
    前記作業日報内容入力手段により受け付けられた前記機械区分別作業区分別稼働時間及び移動状況に基づいて、機械の稼働及び移動状況を集計する稼働移動状況集計手段と、
    前記林業事業の完了後に、作業班員毎の人件費、機械毎の機械経費、素材販売材積、苗木植栽本数、素材販売収入、事業量実績値、事業費実績値の入力を受け付ける事業関係実績値情報入力手段と、
    前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記人件費と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、全作業班員の作業区分別人件費を算出する作業区分別人件費算出手段と、
    前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記機械経費と、前記機械区分別作業区分別稼働時間集計手段により集計された前記機械区分別作業区分別稼働時間とに基づいて、全作業班員の現場別作業区分別機械経費を算出する現場別作業区分別機械経費算出手段と、
    前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記素材販売材積と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、素材生産作業の労働生産性を算出する素材生産作業労働生産性算出手段と、
    前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記苗木植栽本数と、前記作業区分別従事時間集計手段により集計された前記作業区分別従事時間とに基づいて、植栽作業の労働生産性を算出する植栽作業労働生産性算出手段と、
    前記事業関係実績値情報入力手段により受け付けられた前記素材販売収入、前記事業量実績値、及び前記事業費実績値に基づいて、事業収支を算出する事業収支算出手段と、
    前記作業区分別人件費算出手段、前記現場別作業区分別機械経費算出手段、前記素材生産作業労働生産性算出手段、前記植栽作業労働生産性算出手段、及び前記事業収支算出手段のそれぞれによる算出結果を出力する出力手段として、コンピュータを機能させる、
    林産事業作業日報分析プログラム。
  2. 前記作業区分別従事時間集計手段による集計結果に基づいて、日付単位で作業区分別の活動状況を示すカレンダーを生成する活動状況情報生成手段としてさらに前記コンピュータを機能させる、
    請求項1に記載の林産事業作業日報分析プログラム。
  3. 前記日数算出手段は、前記活動状況情報生成手段により生成された前記カレンダーに基づいて、前記伐採初日及び前記運搬初日を特定する、
    請求項2に記載の林産事業作業日報分析プログラム。
  4. 前記活動状況情報生成手段は、前記稼働移動状況集計手段による集計結果に基づいて、日付単位で前記機械の稼働及び移動状況を示す前記カレンダーを生成する、
    請求項2又は3に記載の林産事業作業日報分析プログラム。
  5. 前記作業区分別従事時間集計手段は、前記作業区分別従事時間の集計を、各事業地を総括して集計する総括集計、及び事業地別で集計する現場別集計により実施する、
    請求項1乃至4の何れかに記載の林産事業作業日報分析プログラム。
  6. 前記機械区分別作業区分別稼働時間集計手段は、前記機械区分別作業区分別稼働時間の集計を、全事業地を総括して集計する総括集計、及び事業地別で集計する現場別集計により実施する、
    請求項1乃至5の何れかに記載の林産事業作業日報分析プログラム。
  7. 全事業地での前記機械の稼働時間の累計と、作業班員が作業に従事した従事日数とに基づいて、前記機械の稼働率を算出する稼働率算出手段としてさらに前記コンピュータを機能させる、
    請求項1乃至6の何れかに記載の林産事業作業日報分析プログラム。
  8. 前記作業日報内容入力手段は、事業期間外の作業日付の入力を受け付けた場合に、その入力を禁止する情報を出力する、
    請求項1乃至7の何れかに記載の林産事業作業日報分析プログラム。
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