JP2019114000A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮像装置で撮像された画像データを監視するユーザの利便性を向上させることが可能な仕組みを提供すること。【解決手段】 撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得し、取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定し、特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する。【選択図】 図5
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関し、特に撮像装置で撮像された画像データを監視するユーザの利便性を向上させることが可能な仕組みに関する。
近年、踏切における電車と、自動車又は歩行者との衝突又は接触事故等の踏切事故が発生している。踏切事故の原因としては、電車が通過する直前の横断に関するものが多く、列車が衝突又は接触した相手側としては、自動車、歩行者が高い割合を示している。
そのため、踏切事故を未然に防ぐことが求められている。
特許文献1には、踏切内に障害物がある場合に、管理者に通知する技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1では、自動車や歩行者が踏切内に留まっている時間を考慮していないため、ただ踏切の通行に時間がかかっているだけの場合にも通知される恐れがあり、そうすると、踏切事故が発生する可能性が低い場合にも通知されることになるため、管理者にとっては不便である可能性があった。
本発明は、撮像装置で撮像された画像データを監視するユーザの利便性を向上させることが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定手段と、前記特定手段で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、情報処理装置の制御方法であって、撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する取得工程と、前記取得工程で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定工程と、前記特定工程で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する通知工程とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定手段と、前記特定手段で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置で撮像された画像データを監視するユーザの利便性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の情報処理システム100(踏切システムとも称する)の構成の一例を示すシステム構成図である。
本発明の実施形態における情報処理システム100は、ネットワーク上に、サーバ101、情報処理装置102、ネットワークカメラ103(撮像装置とも称する)が、無線、又は有線LAN104を介して通信接続可能に接続されている。尚、図1のシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成がある。
サーバ101は、ネットワークカメラ103において撮影された画像を管理する。また、サーバ101は、管理する画像を解析し、画像に含まれる踏切の遮断機状態の特定や、ユーザの特定、車の特定、通知画面を作成する機能を有する。
本発明に実施形態における情報処理システムは、ネットワークカメラ103を複数含みまた、TCP/IPプロトコルで通信を行っており、各ネットワークカメラ103には、固定のIPアドレスが独自に割り当てられると共に、ネットワーク群毎に割り当てられた外部ポート番号が割り当てられている。
各ネットワークカメラ103は、画像を撮影可能なカメラである。画像は動画、及び/又は静止画を撮影可能なカメラである。
従って、サーバ101では、サーバ101では、受信した画像が何れのネットワークカメラ103から送信されたものなのかを識別することが可能であり、受信した画像と何れのネットワークカメラ103から送信されたものなのかを対応づけて記憶管理することが可能である。
ネットワークカメラ103は、例えば踏切ごとに設けられ、踏切の遮断機の開閉状態や、踏切に出入りする人や車を撮影する。
情報処理装置102と情報処理装置105は、サーバ101で管理する画像(ネットワークカメラ103の画像)をユーザが閲覧するために用いられる。ユーザは、情報処理装置102、又は情報処理装置105を介して、画像の閲覧が可能となる。ユーザは画像を閲覧することで、踏切内の異常を確認することができる。
例えば、情報処理装置102は、鉄道における信号の制御や、運転指令を遠隔制御する中央制御センター(CTCセンター)に設置する。また、情報処理装置105は、電車の運転室で運転の制御をする運転士(運転手)や、ドアの開閉や、乗り換えのアナウンス等を行っている車掌が閲覧する。中央制御センターのオペレーターが情報処理装置102で受けた通知を情報処理装置105に送信する処理を行う。また、サーバ101から送信された情報を、情報処理装置102と情報処理装置105の両方で受け取ることもできる。
サーバ101、又は情報処理装置102、又は情報処理装置105で処理される画像は動画であっても静止画であってもよい。
なお、情報処理装置102、情報処理装置105は、ユーザに通知画面を表示する情報処理装置である。例えばタブレット等の携帯端末やPCやノートPCなども適用可能である。
以上で、図1の説明を終了する。
以下、図2を参照して、図1に示したサーバ101、情報処理装置102に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211(記憶手段)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、情報処理装置の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ205は、キーボードや不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力デバイス209からの入力を制御する。
ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。表示器の種類はCRTや、液晶ディスプレイを想定するが、これに限らない。
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスクやフレキシブルディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。
また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明の各端末が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
以下、図3を参照して、図1に示したネットワークカメラ103のハードウェア構成の一例について説明する。図3は、ネットワークカメラ103のハードウェアの構成を示す構成図である。
CPU301は、システムバス304に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM302あるいは外部メモリ305には、CPU301の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、サーバ101の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU301は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM303にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
メモリコントローラ(MC)306は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ、画像等を記憶するハードディスク(HD)やPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるCFメモリやスマートメディア(登録商標)等の外部メモリ305へのアクセスを制御する。
カメラ部307は、画像処理部308と接続されており、監視対象に対して向けられたレンズを透過して得られた光をCCDやCMOS等の受光セルによって光電変換を行った後、RGB信号や補色信号を画像処理部308に対して出力する。
画像処理部308は、RGB信号や捕色信号に基づいて、ホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理を行い、更に、YC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号(以下、YC信号)を生成し、YC信号を所定の圧縮形式(例えばJPEGフォーマット、あるいはMotionJPEGフォーマット等)で圧縮し、この圧縮されたデータは、画像として外部メモリ305へ一時保管される。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)309は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行しており、外部メモリ305に記憶された画像は、通信I/Fコントローラ309によって外部機器へ送信される。以上で、図3の説明を終了する。
以下、図4を参照して、情報処理システム100における機能構成の一例について説明する。図4は、本発明の情報処理システムの機能構成の一例を示す機能構成図である。
情報処理システム100は、サーバ101、情報処理装置102、ネットワークカメラ103、情報処理装置105から構成され、用途や目的に応じて様々な構成がある。
情報処理システム100は、取得部401、特定部402、通知部403、開閉特定部404、乗り物特定部405、判定部406、運行情報取得部407、通過判定部408を有する。
取得部401は、撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する。
特定部402は、取得部401で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する。
通知部403は、特定部402で特定した前記物体が前記所定領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する。
開閉特定部404は、踏切の遮断機が開いているか閉まっているかを特定する。
乗り物特定部405は、物体が乗り物の場合には、乗り物が所定領域内に留まっている場合に、前記乗り物の前方、又は後方に留まっている乗り物を特定する。
判定部406は、乗り物特定部405により特定された乗り物が移動可能であるかを判定する。
運行情報取得部407は、電車の運行情報を取得する。
通過判定部408は、運行情報取得部407により取得した電車の運行情報を用いて、前記所定時間を超える前に、前記踏切を電車が通過するかを判定する。
次に、図9を用いて、本発明の実施形態における情報処理システムの処理フローについて説明する。図9のフローチャートに示す処理は、サーバ101と情報処理装置102と情報処理装置105のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。ネットワークカメラ103の処理は、ネットワークカメラ103のCPU301が、外部メモリ305等の記憶手段に格納されたプログラムをRAM303にロードして実行することにより実行される。本実施例では情報処理装置102を例に記載するが、情報処理装置102の処理を情報処理装置105で実施することも可能である。
ステップS901では、ネットワークカメラ103は、サーバ101に踏切画像の送信を行う。
ステップS902では、サーバ101は、踏切状態の把握を行う。具体的には、対象となる踏切の状態を、ステップS1001で送信されたネットワークカメラ103の画像を利用して踏切が閉まっているか、開いているか判定する。ステップS902は、本発明の取得手段の適用例であり、撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する。
また、踏切の開閉の状態は踏切に設置されているセンサからも取得することができる。取得したセンサからの情報で遮断機の開閉を判定することもできる。
ステップS903では、ステップ902の把握結果を用いて、サーバ101は、踏切の遮断機が開いているか、閉まっているかの判定を行う。ステップS903は、本発明の開閉特定手段の適用例であり、踏切の遮断機が開いているか閉まっているかを特定する。
サーバ101は、踏切の遮断機が閉まっている場合には(ステップS903:閉)、ステップS904の処理へ移行する。
サーバ101は、踏切の遮断機が開いている場合には(ステップS903:YES)、ステップS905の処理へ移行する。なお、踏切の遮断機が開いている状態だけではなく、踏切の遮断機が開いている状態は、踏切が開き始めた状態を含んでもよい。
ステップS904では、サーバ101は、図7(C)のテーブルから、遮断機「閉」の通知条件取得を行う。
ステップS905では、サーバ101は、図7(A)のテーブルから、遮断機「開」の通知条件取得を行う。
ステップS906では、サーバ101は、図7(B)のテーブルから、遮断機「閉まり始めた」の通知条件取得を行う。
ステップS904、ステップS905、ステップS906は、前記所定時間は、前記特定手段により物体が踏切に留まっている時間を特定したときに、前記遮断機が開いていると特定されたか、閉まっていると特定されたかによって変更される適用例である。
ステップS907では、サーバ101は、画像解析を行う。例えば、踏切の中に物体が撮影されていた場合、物体が人、又は車、またはそれ以外の物体を特定して、ステップS905、又はステップS907、又はステップS906で取得した通知条件に合致するかを、画像解析を行う。ステップS907は、本発明の特定手段の適用例であり、前記取得手段で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する。
ステップS908では、ステップS907で画像解析をした結果、通知条件に該当するかを判定する。
サーバ101は、通知条件に合致すると判定された場合には(ステップS908:YES)、ステップS909の処理へ移行する。
ここで図7に関して説明する。まず、図7の(A)は、踏切の遮断機が開いている場合の通知条件の一例を示す図である。図7の(A)に示すように、踏切の遮断機が開いている場合の通知条件は、「人滞在60秒以上」、又は「車滞在30秒以上」、又は「所定領域での物体の検出」などの条件を含んでいる。
なお、通知条件が「人滞在60秒以上」、「車滞在30秒以上」のように人と車で条件が違うのは、例えば、踏切を人が横断している場合は、高齢者、子供等を想定した場合に一定時間以上は横断にかかるが、車の場合は、横断に時間がかからない。そのため、例えば、踏切の遮断機が開いている場合の通知条件は、人の場合は60秒滞在していたら通知するが、車の場合は30秒滞在していたら通知する。
なお、踏切が開いている時間帯に車が立ち往生している場合には、先(前方)の車が進まなくて動けない場合がある。そのため、立ち往生している車の先や、立ち往生している車の後ろ(後方)に車が止まっているかを判定し(乗り物特定手段)、それらの車に通知をするようにしてもよい。車への通知方法は、例えば、遮断機に設けられたスピーカーから音声で通知する方法が考えられる。なお、立ち往生している車の先の車(以下、先行車と呼ぶ)に通知するか、立ち往生している車の後ろの車(以下、後続車と呼ぶ)に通知するかは、移動が可能なほうの車に通知する。具体的には、先行車の場合は、先行車の前に他の車がいない場合には前に移動可能であり、後続車の場合は、後続車の後ろに他の車がいない場合には、後ろに移動可能である。先行車の前に他の車がいるかや、後続車の後ろに他の車がいるかは、ネットワークカメラ103から取得した画像データを解析することにより特定することが可能である。
また、踏切が開いている時間帯に車が立ち往生している場合には、GPS等を利用して、立ち往生している車の所定範囲内にある端末(スマートフォンや、タブレット端末、カーナビ等)の位置情報を取得し、所定範囲内にある端末に通知するか、遮断機に設けられたスピーカーから立ち往生している車がいる旨の放送を行うことで通知するようにしてもよい。そうすることで、踏切で車が立ち往生していることが周囲の人に通知され、周囲の協力等が受けられることで踏切での事故の低減につながる可能性がある。
図7の(B)は、踏切の遮断機が閉まり始めた場合の通知条件の一例を示す図である。図7の(B)に示すように、踏切の遮断機が閉まっている場合の通知条件は、「人滞在2秒以上」、又は「車滞在2秒以上」、又は「所定領域での物体の検出」などの条件を含んでいる。図7の(B)は、図7(A)より通知する条件の時間が短くなっている。これは、踏切の遮断機が閉まり始めた場合には、図7(A)の踏切の遮断機が開いている場合より通知する緊急度が高いと考えられるからである。
そして、図7の(C)は、踏切の遮断機が閉まっている場合の通知条件の一例を示す図である。図7の(C)に示すように、踏切の遮断機が閉まっている場合の通知条件は、「所定領域での物体の検出」などの条件を含んでいる。これは、図7の(C)の踏切の遮断機が閉まっている場合には、図7(A)と図7(B)より通知する緊急度が高いと考えられるため、所定領域での物体の検出がされた場合には通知を行うようにする。
サーバ101は、通知条件に合致すると判定されなかった場合には(ステップS908:NO)、情報処理装置102に通知することなく、処理を終了する。
なお、情報処理装置102がクライアントになるため、サーバ101から情報処理装置102に画像を送信するためには、クライアントが定期的にポーリング(画面更新の依頼)をサーバ101にかけていて、ある画面更新の依頼のタイミングで、通知が必要な画面の情報が戻されることになる。
以上で図7の説明を終了する。
次に図8の説明を行う。図8は通知マークの一例を示す図である。
ステップS908の判定結果と、図8に示す通知マークテーブルとから通知条件に対応する通知マークを決定する。本実施例では色で区別をしているが、ユーザが識別できればよく、色だけには限られない。例えば、記号、又は数字、又は図形、又は音などの通知でもよい。
図8(A)は踏切の遮断機が開いている場合に通知条件に合致した場合の通知マークテーブルの一例である。そして、図8(B)は、踏切の遮断機が閉まり始めた場合に通知条件に合致した場合の通知マークテーブルの一例である。また、図8(C)は、踏切の遮断機が閉まっている場合に通知条件に合致した場合の通知マークテーブルの一例である。
図8(A)、又は図8(B)、又は図8(C)に示すように、「通知条件」、「通知マーク」の項目から構成されており、「通知条件」は図8(A)、又は図8(B)、又は図8(C)に示す「通知条件」と同様である。「通知マーク」は、例えば図5(B)の通知画面502に表示する色を示す。
図8(A)は、踏切の遮断機が開いている場合に通知条件に合致した場合の通知マークテーブルの一例である。図8(A)の場合には、「通知条件」が人滞在60秒以上の場合には「通知マーク」は青色で表示する。又は、「通知条件」が車滞在30秒以上の場合には「通知マーク」は紫色で表示する。又は、「通知条件」が所定領域での物体の検出の場合には「通知マーク」は桃色で表示する。
次に、図8(B)は、踏切の遮断機が閉まり始めた場合に通知条件に合致した場合の通知マークテーブルの一例である。図8(B)の場合には、「通知条件」が人滞在2秒以上の場合には「通知マーク」は黄色で表示する。又は、「通知条件」が車滞在2秒以上の場合には「通知マーク」は水色で表示する。又は、「通知条件」が所定領域での物体の検出の場合には「通知マーク」は緑色で表示する。
そして、図8の(C)の場合には、「通知条件」が所定領域での物体の検出の場合には「通知マーク」は赤色で表示する。図8(C)に示すように踏切の遮断機が閉まっている場合は、緊急性が高いと考えられる。その場合には、サーバ101で生成された通知画面を、中央制御センターに設置されている情報処理装置102で通知画面を受信し、情報処理装置102のオペレーターが情報処理装置105に送信するのではなく、音などの一目でわかる通知を、サーバ101から情報処理装置102と情報処理装置105の両方に送信する。そうすることで、情報処理装置102で受け取った情報を、オペレーターが情報処理装置105へ通知するよりも時間の短縮になる。また情報処理装置105を車掌と運転士の2人が確認できる状態であることが考えられるが、図7(C)のように踏切が閉じている状態の場合、運転士に直感的にわかる状況で伝える必要がある。その場合には、車掌には、音と情報処理装置105で通知する画面を送信する。運転士には、表示画面で通知を確認する余裕はないため、音での通知など、一目でわかるような通知にすることができる。中央制御センターの情報処理装置102には、音での通知と通知画面の両方を送信することで、より直感的に確認できるようになる。
ステップS909では、サーバ101は、通知画面を生成する。
ステップS910では、サーバ101は、通知画面を送信する。なお、ステップS910の通知画面の送信は、踏切内の車や人が立ち去る、又は踏切内の物体が取り除かれるまで、継続して通知することもできる。
ステップS910で送信される通知画面は、例えば図5の(B)、図6の(B)に示す画面である。
ステップS910は、本発明の通知手段の適用例であり、前記特定手段で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する。
ここで図5に示す通知画面と、図6に示す通知画面の一例を示す図について説明する。
ここではまず、図5に示す図について説明する。図5は踏切の遮断機が上がっている場合に情報処理装置の表示部に表示される通知画面の一例を示す図である。
図5(A)に示す501は、ライブの画像が表示されている表示領域である。
このように通知された時間帯と、通知されていない時間帯とをユーザに識別可能なように表示する。例えば色で分けたり、マークで分けたりしてもよく、ユーザに識別可能であれば、どのような形態でもよい。
また、踏切で遮断機が閉まりかかっていたり、閉まっている状態なのに渡ろうとしている人がいるのを止めたり、誘導をしたりするために警察官等が踏切傍に待機している場合がある。警察官等が踏切傍に待機して誘導しているような場合には、図7(B)踏切の遮断機が閉まり始めた場合の通知条件「人滞在2秒以上」に合致した場合に、2秒を過ぎても、人が滞在している場合には、GPS等で警察官等の位置を特定し警察官等への通知を行い、同時に中央制御センターへの通知も行う。
以上で図5の説明を終了する。
図6は踏切の遮断機が下がっている場合に情報処理装置の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
図6の(A)は、踏切の遮断機が閉まっている状態の図である。601は、ライブの画像が表示されている表示領域である。601では踏切の遮断機が下がってる状態の画像が表示されている。
図6の602は、図5の502と同じである。
例えば、図6の(A)が表示された時点から2秒が経過すると、図6の(B)に示す通知がされる。つまり、踏切が閉まっている時間帯に、踏切内に車や人が所定時間(例えば2秒以上)いたら通知する。
図6(B)は、通知条件に合致しているため、図6(B)の602の通知画面が赤く表示されている。
ステップS911では、情報処理装置102は、ステップS910でサーバ101から送信された通知画面の受信をする。
ステップS912では、情報処理装置102は、ステップS911で受信した通知画面を表示する。
また、他の実施形態として、ステップS903の判定で、遮断機が開いていると判定された場合に、各電車の運行状況(時刻表の情報、運行情報)を取得しておき(運行情報取得手段)、踏切の遮断機が開いている場合の通知条件を変えるようにすることも可能である。例えば、踏切の遮断機が開いているときに、踏切に人が滞在している場合、通知条件は「人滞在60秒以上」としているが、取得した運行状況から、60秒を待たずに電車が踏切を通過すると判定された場合には(通過判定手段)、ステップS910での通知画面の送信を60秒経つ前に行う。そうすることで、より踏切を通過する電車運行状況に沿った通知を行うことができる。
本実施形態では、踏切での実施例を記載したが、踏切の例にとらわれず、横断歩道、空港の滑走路などの立ち止まってはいけない場所や、物体が置かれたままではいけない場所に応用できる。
以上、本発明によると、撮像装置で撮像された画像データを監視するユーザの利便性を向上させることができる。
以上、実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現(実行可能と)するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 サーバ
102 情報処理装置
103 ネットワークカメラ(撮像装置)
105 情報処理装置
102 情報処理装置
103 ネットワークカメラ(撮像装置)
105 情報処理装置
Claims (10)
- 撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定手段と、
前記特定手段で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する通知手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記画像データは踏切を撮像した画像データを含み、
前記特定手段は、前記物体が踏切に留まっている時間を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 踏切の遮断機が開いているか閉まっているかを特定する開閉特定手段を更に備え、
前記所定時間は、前記特定手段により物体が踏切に留まっている時間を特定したときに、前記遮断機が開いていると特定されたか、閉まっていると特定されたかによって、変更されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記物体は、人、又は乗り物を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記物体が乗り物の場合には、
前記乗り物が所定領域内に留まっている場合に、前記乗り物の前方、又は後方に留まっている乗り物を特定する乗り物特定手段と、
前記乗り物特定手段により特定された乗り物が移動可能であるかを判定する判定手段とを備え、
前記通知手段は、前記判定手段で移動可能と判定された乗り物の移動を促す通知を更に行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 電車の運行情報を取得する運行情報取得手段と、
前記運行情報取得手段により取得した電車の運行情報を用いて、前記所定時間を超える前に、前記踏切を電車が通過するかを判定する通過判定手段と、
を更に備え、
前記通知手段は、前記通過判定手段により、前記所定時間を超える前に、前記踏切を電車が通過すると判定されると、前記所定時間を超える前に通知を行うことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記通知手段は、前記開閉特定手段で踏切の遮断機が閉じていると特定された場合には、電車の運転手に対して音による通知を行い、前記開閉特定手段で踏切の遮断機が開いていると特定された場合には、電車の運転手に対して音による通知を行うことなく、オペレーターに通知を行うことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記通知手段は、スピーカーから音声で通知することを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置の制御方法であって、
撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定工程と、
前記特定工程で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する通知工程と
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
撮像装置で物体を撮像することにより得られる画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した画像データに映る物体が所定の領域内に留まっている時間を特定する特定手段と、
前記特定手段で特定した前記物体が前記所定の領域内に留まっている時間が、所定時間を超える場合に、その旨をユーザに認識させるべく通知する通知手段と
を備えることを特徴とするプログラム。
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---|---|---|---|
JP2017246204A JP2019114000A (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2019114000A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021151830A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 株式会社トヨタシステムズ | 異常検知システム、情報処理装置、異常検知方法及び異常検知プログラム |
KR20220008782A (ko) * | 2020-07-14 | 2022-01-21 | 비엔에스에프 레일웨이 컴퍼니 | 무선 슬라이드 펜스 시스템 및 방법 |
US12027006B1 (en) * | 2021-03-18 | 2024-07-02 | Intelligent Entry Machines LLC | LIDAR-assisted access control systems and methods |
-
2017
- 2017-12-22 JP JP2017246204A patent/JP2019114000A/ja active Pending
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