JP2019113312A - 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法 - Google Patents

皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019113312A
JP2019113312A JP2017244360A JP2017244360A JP2019113312A JP 2019113312 A JP2019113312 A JP 2019113312A JP 2017244360 A JP2017244360 A JP 2017244360A JP 2017244360 A JP2017244360 A JP 2017244360A JP 2019113312 A JP2019113312 A JP 2019113312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass film
film
light
surface roughness
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017244360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019113312A5 (ja
Inventor
義也 福原
Yoshiya Fukuhara
義也 福原
英貴 奥井
Hidetaka Okui
英貴 奥井
寺澤 正人
Masato Terasawa
正人 寺澤
正範 近藤
Masanori Kondo
正範 近藤
直也 藤田
Naoya Fujita
直也 藤田
赤城 弘一
Koichi Akagi
弘一 赤城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2017244360A priority Critical patent/JP2019113312A/ja
Priority to PCT/JP2018/026917 priority patent/WO2019123700A1/ja
Publication of JP2019113312A publication Critical patent/JP2019113312A/ja
Publication of JP2019113312A5 publication Critical patent/JP2019113312A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/30Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring roughness or irregularity of surfaces
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法において、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。【解決手段】動翼10における翼部13に形成されたガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、金属部材の表面に形成された皮膜の検査方法及び装置、並びに、金属部材の表面に皮膜を形成する皮膜の形成方法に関するものである。
ガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンにより構成されている。圧縮機は、空気取入口から取り込まれた空気を圧縮することで高温・高圧の圧縮空気を生成し、燃焼器は、この圧縮空気に対して燃料を供給して燃焼させることで高温・高圧の燃焼ガスを生成し、タービンは、この燃焼ガスにより駆動する。ガスタービンの圧縮機は、耐食性を確保するために動翼や静翼の表面に皮膜が形成されている。
従来、動翼や静翼の表面に皮膜を形成する場合、動翼や静翼の表面に耐食性の金属皮膜を形成し、この金属皮膜の表面に保護層としてのガラス皮膜を形成している。なお、このような動翼や静翼の表面に皮膜を形成する技術としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開2015−208997号公報
動翼や静翼は、表面に耐食性の金属皮膜が形成され、この金属皮膜の表面にガラス皮膜が形成されている。この場合、動翼や静翼は、ガラス皮膜の表面粗度が性能に影響するものであり、動翼や静翼の性能を向上させるためには、ガラス皮膜の表面粗度を低く抑える必要がある。ガラス皮膜の表面粗度を低く抑えるために、ガラス皮膜の表面を研磨することが考えられる。ところが、ガラス皮膜の表面の研磨が足りないと、ガラス皮膜の表面粗度を低く抑えることができず、ガラス皮膜の表面を研磨しすぎると、ガラス皮膜の厚さが薄くなってしまうという問題がある。ガラス皮膜の表面粗度を計測することも考えられるが、この場合、ガラス皮膜の表面に計測子を接触させる必要があり、ガラス皮膜の表面が損傷してしまうおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための本発明の皮膜の検査方法は、ガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、ガラス皮膜の表面に光を照射すると、ガラス皮膜の表面に光の像が映り、このとき、光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する。そのため、ガラス皮膜の表面に測定子などを接触して表面粗度を計測せずに表面粗度の良否を判定することができ、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
本発明の皮膜の検査方法では、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定することを特徴としている。
従って、ガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定することから、表面粗度の良否を高精度に判定することができる。
本発明の皮膜の検査方法では、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像と予め設定された判定基準とを比較して表面粗度の良否を判定することを特徴としている。
従って、ガラス皮膜の表面に映る光の像と判定基準とを比較して表面粗度の良否を判定することから、表面粗度の良否を容易に判定することができる。
本発明の皮膜の検査方法では、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度を推定し、推定した表面粗度に基づいて良否を判定することを特徴としている。
従って、ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度を推定し、推定した表面粗度に基づいて良否を判定することから、所定の表面粗度が確保されるガラス皮膜を適切に良判定することができる。
本発明の皮膜の検査方法では、前記ガラス皮膜の表面に対して複数の光源から光を照射することを特徴としている。
従って、複数の光源からガラス皮膜の表面に対して光を照射することから、一度にガラス皮膜における所定の領域の良否判定を行うことができ、作業性を向上することができる。
本発明の皮膜の検査方法では、前記複数の光源は、発光ダイオードであることを特徴としている。
従って、複数の光源を発光ダイオードとすることで、ガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度を効率良く判定することができる。
また、本発明の皮膜の検査装置は、ガラス皮膜の表面に光を照射する光源と、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像を撮像するカメラと、前記カメラが撮像した画像に基づいて表面粗度の良否を判定する判定部と、を備えることを特徴とするものである。
従って、光源からガラス皮膜の表面に光を照射すると、ガラス皮膜の表面に光の像が映り、カメラがガラス皮膜の表面に映る光の像を撮像し、判定部が光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する。そのため、ガラス皮膜の表面に測定子などを接触して表面粗度を計測せずに表面粗度の良否を判定することができ、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
また、本発明の皮膜の形成方法は、部材の表面にガラス皮膜を形成する工程と、前記ガラス皮膜の表面を研磨する工程と、研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、部材の表面にガラス皮膜を形成し、ガラス皮膜の表面を研磨し、研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射し、ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定することから、ガラス皮膜の表面に測定子などを接触して表面粗度を計測せずに表面粗度の良否を判定することができ、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
本発明の皮膜の形成方法では、前記ガラス皮膜の表面粗度の判定結果が否であるとき、再度前記ガラス皮膜の表面を研磨した後、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定することを特徴としている。
従って、ガラス皮膜の表面粗度の判定結果が否であるとき、再度ガラス皮膜の表面を研磨してから表面粗度の良否を判定することから、ガラス皮膜の表面粗度を適切に所定の表面粗度以下に維持することができる。
本発明の皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法によれば、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
図1は、第1実施形態の皮膜の形成方法を表すフローチャートである。 図2は、皮膜の形成方法を説明するための概略図である。 図3は、皮膜の検査方法を説明するための概略図である。 図4は、第2実施形態の皮膜の形成装置を表す概略図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、複数の実施形態がある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
第1実施形態では、本発明の皮膜の検査方法及び皮膜の形成方法を、ガスタービンを構成する圧縮機の動翼に適用して説明する。第1実施形態の皮膜の検査方法は、動翼の表面に形成されたガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程とを有する。また、第1実施形態の皮膜の形成方法は、動翼(部材)の表面にガラス皮膜を形成する工程と、ガラス皮膜の表面を研磨する工程と、研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程とを有する。
図2は、皮膜の形成方法を説明するための概略図である。
ガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンにより構成されている。圧縮機は、ケーシングに固定される複数の静翼と、ロータに固定される複数の動翼が交互に配設されて構成されている。図2に示すように、動翼10は、翼根部11と、プラットホーム12と、翼部13とから構成されている。翼根部11は、ロータと一体のロータディスクに板厚方向から嵌合して固定可能となっている。プラットホーム12は、翼根部11と一体となる湾曲したプレート形状をなしている。翼部13は、基端部がこのプラットホーム12に固定されて先端部がケーシングの内壁面側に延出している。
動翼10の表面にガラス皮膜を形成する工程は、リン酸塩処理により形成されるものである。動翼10の翼部13は、表面に耐食性の金属めっき(例えば、亜鉛めっきなど)が施された後、金属めっきの表面にガラス皮膜が形成されている。ガラス皮膜は、リン酸塩処理により形成されるものであり、本実施形態では、翼部13の表面にリン酸ガラスを焼き付け塗装するガラスコーティングにより形成される。なお、ガラス皮膜は、リン酸塩処理により形成されるものに限るものではない。
ガラス皮膜の表面を研磨する工程は、動翼10の翼部13の表面にガラス皮膜を形成した後、このガラス皮膜の表面を研磨するものである。ガラス皮膜の表面を研磨する研磨工具20は、回転可能なバフ21を有している。作業者は、翼部13のガラス皮膜の表面に研磨液をスプレーなどにより塗布した後、研磨工具20におけるバフ21を回転しながら、ガラス皮膜の表面に所定の圧力で押付け、矢印方向に沿って移動することで研磨を実施する。
研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射する工程は、ライト30を用いて行う。ライト30は、照射部31を有し、照射部31は、ガラス皮膜の表面に対して複数の光源としての発光ダイオード32から光を照射する。照射部31は、例えば、複数の発光ダイオード32が格子状に配置されて構成されている。なお、本実施形態では、光源として発光ダイオード32を用いたが、この構成に限定されるものではない。
ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程は、作業者が目視によりガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定する。この場合、事前に、または、作業開始時に、研磨後のガラス皮膜の表面粗度を計測装置(図示略)により計測し、ガラス皮膜の表面粗度を良判定される表面粗度まで研磨する。そして、この良判定されたガラス皮膜の表面に光を照射し、このときのガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度をカメラなどにより撮影して記憶し、この記憶した画像を判定基準画像とする。そして、作業者は、研磨後のガラス皮膜の表面に映る光の像と、この判定基準画像とを比較して表面粗度の良否を判定する。
図3は、皮膜の検査方法を説明するための概略図である。
研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射するとは、図3に示すように、翼部13におけるガラス皮膜の表面に発光ダイオード32から光41が映る。照射部31は、複数の発光ダイオード32が格子状に配置されていることから、翼部13におけるガラス皮膜の表面の所定の領域Aに複数の発光ダイオード32から光41が映る。作業者は、複数の光41の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定する。
具体的に説明すると、例えば、ガラス皮膜が形成されたときの表面粗度が0.7Raであるとき、研磨後の表面粗度が0.4Ra以下で良判定と規定する。即ち、判定基準画像の表面粗度が0.4Ra以下となっている。なお、この表面粗度(最大高さ粗さ)Raは、日本規格協会の「JIS B 0601:2013 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語、定義及び表面性状パラメータ」で定義される「最大高さ粗さ」として規定される。即ち、ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度を推定し、推定した表面粗度に基づいて良否を判定する。このとき、ガラス皮膜の表面粗度と膜厚は相関関係にある。ここでは、例えば、ガラス皮膜が形成されたときの表面粗度が0.7Raであるとき、膜厚が5〜7μmであり、研磨後の表面粗度が0.4Ra以下であるとき、膜厚が3〜5μmとなる。
ここで、本実施形態の皮膜の形成方法(皮膜の検査方法)について詳細に説明する。図1は、第1実施形態の皮膜の形成方法を表すフローチャートである。
図1に示すように、ステップS11にて、動翼10の翼部13の表面にガラス皮膜を形成するコーティング処理を実行する。具体的に、翼部13の表面に耐食性の金属めっきを施した後、金属めっきの表面にガラス皮膜を形成する。ステップS12にて、動翼10の翼部13の表面にガラス皮膜を形成した後、このガラス皮膜の表面を研磨工具20により研磨液を用いて研磨する。ステップS13にて、研磨した動翼10における翼部13のガラス皮膜を洗浄液(例えば、水など)で洗浄処理する。なお、洗浄後に、動翼10における翼部13の表面をエアブローなどにより乾燥させる。
ステップS14にて、ライト30を用いて動翼10における翼部13のガラス皮膜の表面に光を照射する。すると、翼部13におけるガラス皮膜の表面に複数の発光ダイオード32から光41が映る。ステップS15にて、作業者は、翼部13のガラス皮膜の表面に映った複数の光41に基づいて表面粗度の良否を判定する。この場合、作業者は、研磨した翼部13のガラス皮膜の表面に映った複数の光41と、事前に用意した判定基準画像とを比較して表面粗度の良否を判定する。
ステップS16にて、研磨した翼部13のガラス皮膜の表面に映った複数の光41の鮮明度(表面粗度)が判定基準画像の鮮明度(表面粗度)を満たしていないと判定(No)されると、ステップS12に戻り、動翼10における翼部13の表面のガラス皮膜を再度研磨する。そして、ステップS13〜S15の処理を繰り返し行う。一方、研磨した翼部13のガラス皮膜の表面に映った複数の光41の鮮明度(表面粗度)が判定基準画像の鮮明度(表面粗度)を満たしていると判定(Yes)されると、翼部13のガラス皮膜を良判定とし、ステップS17にて、完成検査を行って終了する。
このように第1実施形態の皮膜の検査方法にあっては、動翼10における翼部13に形成されたガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程とを有している。
従って、ガラス皮膜の表面に光を照射すると、ガラス皮膜の表面に光41の像が映り、このとき、光41の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する。そのため、ガラス皮膜の表面に測定子などを接触して表面粗度を計測せずに表面粗度の良否を判定することができ、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
第1実施形態の皮膜の検査方法では、ガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定する。従って、表面粗度の良否を高精度に判定することができる。
第1実施形態の皮膜の検査方法では、ガラス皮膜の表面に映る光41の像と予め設定された判定基準画像とを比較して表面粗度の良否を判定する。従って、表面粗度の良否を容易に判定することができる。
第1実施形態の皮膜の検査方法では、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の状態に基づいて表面粗度を推定し、推定した表面粗度に基づいて良否を判定する。従って、所定の表面粗度が確保されるガラス皮膜を適切に良判定することができる。
第1実施形態の皮膜の検査方法では、ガラス皮膜の表面に対して複数の発光ダイオード32から光を照射する。従って、複数の発光ダイオード32からガラス皮膜の表面に対して光を照射することから、一度にガラス皮膜における所定の領域Aの良否判定を行うことができ、作業性を向上することができる。また、複数の発光ダイオード32を用いることで、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の鮮明度を効率良く判定することができる。
また、第1実施形態の皮膜の形成方法にあっては、動翼10における翼部13の表面にガラス皮膜を形成する工程と、ガラス皮膜の表面を研磨する工程と、研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程とを有している。
従って、動翼10における翼部13の表面にガラス皮膜を形成し、ガラス皮膜の表面を研磨し、研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射し、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定することから、ガラス皮膜の表面に測定子などを接触して表面粗度を計測せずに表面粗度の良否を判定することができ、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
第1実施形態の皮膜の形成方法では、ガラス皮膜の表面粗度の判定結果が否であるとき、再度ガラス皮膜の表面を研磨した後、ガラス皮膜の表面に映る光41の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する。従って、ガラス皮膜の表面粗度の判定結果が否であるとき、再度ガラス皮膜の表面を研磨してから表面粗度の良否を判定することから、ガラス皮膜の表面粗度を適切に所定の表面粗度以下に維持することができる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態の皮膜の形成装置を表す概略図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態では、本発明の皮膜の検査装置及び皮膜の形成方法を、ガスタービンを構成する圧縮機の動翼に適用して説明する。図4は、第2実施形態の皮膜の形成装置を表す概略図である。
図4に示すように、第2実施形態の皮膜の検査装置50は、研磨装置51と、照射装置52と、撮影装置53と、制御装置54とを備えている。また、第2実施形態の皮膜の形成方法は、動翼(部材)10の表面にガラス皮膜を形成する工程と、ガラス皮膜の表面を研磨する工程と、研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程とを有する。
研磨装置51は、ロボットアーム61の先端部に研磨工具62が装着されて構成されている。研磨工具62は、回転可能なバフを有し、ロボットアーム61は、研磨工具62におけるバフを回転しながら、研磨液が塗布された翼部13のガラス皮膜の表面に所定の圧力で押付けて移動することで研磨を実施する。
照射装置52は、ロボットアーム63の先端部にライト64が装着されて構成されている。ライト64は、照射部を有し、照射部は、ガラス皮膜の表面に対して複数の光源としての発光ダイオードから光を照射する。照射部は、例えば、複数の発光ダイオードが格子状に配置されて構成されている。
撮影装置53は、例えば、カメラ(例えば、CCDカメラ)65を備えて構成され、翼部13のガラス皮膜の表面に映る光の像を撮像する。制御装置54は、研磨装置51と照射装置52を作動制御することができると共に、撮影装置53が撮影した画像が入力される。制御装置54は、撮影装置53のカメラ65が撮像した画像に基づいて動翼10の翼部13の表面粗度の良否を判定する判定部66を有している。
即ち、判定部66は、翼部13におけるガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定する。制御装置54は、記憶部67が接続されており、記憶部67は、判定基準画像が記憶されている。この場合、事前に、または、作業開始時に、研磨後のガラス皮膜の表面粗度を計測装置(図示略)により計測し、ガラス皮膜の表面粗度を良判定される表面粗度まで研磨する。そして、この良判定されたガラス皮膜の表面に光を照射し、このときのガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度の画像を判定基準画像とする。判定部66は、翼部13におけるガラス皮膜の表面に映る発光ダイオードの光鮮明度と、記憶部67に記憶されている判定基準画像とを比較し、表面粗度の良否を判定する。
第2実施形態の皮膜の検査装置にあっては、動翼10におけるガラス皮膜の表面に光を照射する照射装置52と、動翼10におけるガラス皮膜の表面に映る光の像を撮像するカメラ65を有する撮影装置53と、撮影装置53が撮像した画像に基づいて表面粗度の良否を判定する判定部66を有する制御装置54とを備えている。
従って、照射装置52からガラス皮膜の表面に光を照射すると、ガラス皮膜の表面に光の像が映り、撮影装置53のカメラ65がガラス皮膜の表面に映る光の像を撮像し、制御装置54の判定部66が光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する。そのため、ガラス皮膜の表面に測定子などを接触して表面粗度を計測せずに表面粗度の良否を判定することができ、ガラス皮膜の表面を損傷させることなく表面粗度を検査することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法をガスタービンにおける圧縮機の動翼10に適用して説明したが、圧縮機の静翼やケーシングなどの部品に適用してもよい。また、ガスタービンに限らず、蒸気タービン、ターボチャージャー、ガスコンプレッサなどの軸流圧縮機の各種部品に適用してもよい。
10 動翼
13 翼部
20 研磨工具
21 バフ
30 ライト
31 照射部
32 発光ダイオード(光源)
41 光
50 皮膜の検査装置
51 研磨装置
52 照射装置
53 撮影装置
54 制御装置
62 研磨工具
64 ライト
65 カメラ
66 判定部
67 記憶部

Claims (9)

  1. ガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、
    前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程と、
    を有することを特徴とする皮膜の検査方法。
  2. 前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の鮮明度に基づいて表面粗度の良否を判定することを特徴とする請求項1に記載の皮膜の検査方法。
  3. 前記ガラス皮膜の表面に映る光の像と予め設定された判定基準とを比較して表面粗度の良否を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の皮膜の検査方法。
  4. 前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度を推定し、推定した表面粗度に基づいて良否を判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の皮膜の検査方法。
  5. 前記ガラス皮膜の表面に対して複数の光源から光を照射することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の皮膜の検査方法。
  6. 前記複数の光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項5に記載の皮膜の検査方法。
  7. ガラス皮膜の表面に光を照射する光源と、
    前記ガラス皮膜の表面に映る光の像を撮像するカメラと、
    前記カメラが撮像した画像に基づいて表面粗度の良否を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする皮膜の検査装置。
  8. 部材の表面にガラス皮膜を形成する工程と、
    前記ガラス皮膜の表面を研磨する工程と、
    研磨後のガラス皮膜の表面に光を照射する工程と、
    前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定する工程と、
    を有することを特徴とする皮膜の形成方法。
  9. 前記ガラス皮膜の表面粗度の判定結果が否であるとき、再度前記ガラス皮膜の表面を研磨した後、前記ガラス皮膜の表面に映る光の像の状態に基づいて表面粗度の良否を判定することを特徴とする請求項8に記載の皮膜の形成方法。
JP2017244360A 2017-12-20 2017-12-20 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法 Pending JP2019113312A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017244360A JP2019113312A (ja) 2017-12-20 2017-12-20 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法
PCT/JP2018/026917 WO2019123700A1 (ja) 2017-12-20 2018-07-18 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017244360A JP2019113312A (ja) 2017-12-20 2017-12-20 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019113312A true JP2019113312A (ja) 2019-07-11
JP2019113312A5 JP2019113312A5 (ja) 2019-09-05

Family

ID=66993996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017244360A Pending JP2019113312A (ja) 2017-12-20 2017-12-20 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019113312A (ja)
WO (1) WO2019123700A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6491009A (en) * 1987-10-02 1989-04-10 Hitachi Ltd Apparatus for evaluating flatness of thin film
JPH07249599A (ja) * 1994-03-14 1995-09-26 Mitsubishi Materials Corp 張り合わせ用半導体ウェーハの研磨表面粗さの管理方法
JPH109836A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Asahi Glass Co Ltd 物体の表面性状、ガラスの表面の粗度およびガラス成形型の評価方法
JP2001099632A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Arc Harima Kk Ccdカメラによる正反射式表面性状測定方法及びその装置
US20130321805A1 (en) * 2010-07-09 2013-12-05 K-Space Associates, Inc. Real-time temperature, optical band gap, film thickness, and surface roughness measurement for thin films applied to transparent substrates

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2795013B2 (ja) * 1991-12-11 1998-09-10 日産自動車株式会社 塗装面評価装置
JP3346342B2 (ja) * 1999-06-09 2002-11-18 東陶機器株式会社 施釉製品表面の平滑性評価方法
JP2011117793A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Arc Harima Kk 表面性状測定方法および表面性状測定装置
JP2011241800A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Ihi Corp 高温耐食性コーティング

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6491009A (en) * 1987-10-02 1989-04-10 Hitachi Ltd Apparatus for evaluating flatness of thin film
JPH07249599A (ja) * 1994-03-14 1995-09-26 Mitsubishi Materials Corp 張り合わせ用半導体ウェーハの研磨表面粗さの管理方法
JPH109836A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Asahi Glass Co Ltd 物体の表面性状、ガラスの表面の粗度およびガラス成形型の評価方法
JP2001099632A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Arc Harima Kk Ccdカメラによる正反射式表面性状測定方法及びその装置
US20130321805A1 (en) * 2010-07-09 2013-12-05 K-Space Associates, Inc. Real-time temperature, optical band gap, film thickness, and surface roughness measurement for thin films applied to transparent substrates

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019123700A1 (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8818078B2 (en) Apparatus and method for optically measuring creep
US10035223B2 (en) Repair method for the additive repair of a component
US10685433B2 (en) Nondestructive coating imperfection detection system and method therefor
JP5563083B2 (ja) 自動修復方法およびシステム
US7574035B2 (en) System and method for inspection of hole location on turbine airfoils
US10101577B2 (en) System to prognose gas turbine remaining useful life
JP2022510538A (ja) 冷却孔の自動識別およびツールパスの生成
US10142565B2 (en) Flash thermography borescope
US9085010B2 (en) Coating for cooling air holes
US20160102554A1 (en) Inspection and qualification for remanufacturing of compressor wheels
US20120126141A1 (en) Surface coating for inspection
WO2019123700A1 (ja) 皮膜の検査方法及び装置並びに皮膜の形成方法
JP6101516B2 (ja) 施工対象物の孔位置取得方法、及びこれを用いた遮熱コーティング方法
US8536544B2 (en) Apparatus and a method of determining the presence of an alumina layer on a surface of a component
JP2004004088A (ja) 物体の表面形状を測定するための方法及び装置
JP4977435B2 (ja) マスク生成方法および装置
CN116735044A (zh) 一种叶栅叶顶全域稳态压力测量方法及装置
EP3837088B1 (en) Method of cleaning a component having a thermal barrier coating
CN109906363B (zh) 闪光热成像管道镜
CN111975229B (zh) 形成冷却孔的方法
US11105220B2 (en) Turbine element cleaning process
JP2012082455A (ja) 自動溶射装置及びその方法
FR3102080B1 (fr) Procédé de réparation d’une lèvre d’entrée d’air

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190724

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190724

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190724

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200407