JP2019112854A - ラッチ装置及びその把持部 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチ操作軸に把持部を固定するための止めねじを緩みにくく締め付けることができる構造を採用した上で、ラッチ操作軸の加工を不要とし、また止めねじを視覚に入りにくくすること。【解決手段】ラッチ操作軸34を嵌入孔105に嵌入させ、ねじ孔106にねじ込んだ止めねじ107を締め付けることによって把持部をラッチ操作軸34に固定する。止めねじ107は先端部にテーパー面110を備え、二つの中間部材109を介してラッチ操作軸34を押圧する。二つの中間部材109は、嵌入孔105とねじ孔106とにそれぞれ連絡する二つの収容空間111のそれぞれに遊びをもって収容され、止めねじ107が締め付けられると、テーパー面110とラッチ操作軸34と収容空間111の内壁111bとの三箇所に押圧力を作用させる。【選択図】図6

Description

本発明は、ドアに取り付けて使用するラッチ装置及びその把持部に関する。
ラッチ装置は、ドアの端面に出没自在に配置されるラッチボルトをドアの端面から突出する方向に付勢し、ドアをラッチする。そしてラッチ操作軸に取り付けた把持部を回転させてラッチボルトを後退させ、ドアのラッチを解除する。
把持部は、レバーハンドルやドアノブの形態のもので、室内側に配置される把持部は、ラッチ操作軸に着脱自在に取り付けられている。
把持部の取り付け構造として従来から普及しているものは、特許文献1にも開示されているように、把持部に設けた嵌入孔にラッチ操作軸を嵌入させ、把持部の外面に設けたねじ孔にねじ込んだ止めねじを締め付け、その先端部でラッチ操作軸を押圧して固定する、という構造である。
ラッチ操作軸は四角柱形状であるのが一般的であるため(特許文献1の第3頁第3欄第2行目〜3行目参照)、止めねじはラッチ操作軸の平坦面を押圧することになる。
特開平07−279497号公報 特許第5988096号公報
上記したような従来から普及している把持部の取り付け構造の問題点は、把持部を回転させてラッチ解除の操作をする際に捻りトルクが加わり、止めねじが緩みやすいということである。
そこで従来、プラス穴やマイナス穴ではなく、六角穴を持った止めねじを採用し、止めねじの締め付けトルクを増大させるようにしている。六角穴を持った止めねじは、プラス穴やマイナス穴のものと比較して、より大きな締め付けトルクで締め付け作業を行うことができるからである。
ところが六角穴の止めねじを操作するには、一般家庭ではあまり普及していない六角レンチが必要となるため、メンテナンス上不都合である。
そこでこの出願の出願人は、特許文献2に示されているように、ラッチ操作軸と止めねじの先端部との間に二本の棒状部材を介在させ、大きな締付トルクで締め付けることなく、止めねじを緩みにくく締め付けることができるラッチ装置のハンドル取り付け構造を案出し、特許も得ている。
この発明は、ラッチ操作軸の角部を45度に傾斜した平坦面となるように切り欠き(文献2の「係止面18c」参照)、この部分に二本の棒状部材を配置したもので、止めねじの先端部でラッチ操作軸を直接押圧するものと比較して、より小さな締付トルクで大きな押圧力を生じさせることが可能である。
ただしこの発明は、
(1)ラッチ操作軸の加工が必要となる
(2)止めねじが斜め上方を向き、視覚に入りやすい
という点を考慮し、改良の余地がある。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、ラッチ操作軸を固定するための止めねじを緩みにくく締め付けることができる構造を採用した上で、ラッチ操作軸の加工を不要とし、また止めねじを視覚に入りにくくすることを目的とする。
本発明は、ドアの端面に出没自在に配置されるラッチボルトを当該ドアの端面から突出する方向に付勢して前記ドアをラッチし、把持部を固定したラッチ操作軸の回転動作によって前記ラッチボルトを後退させて前記ドアのラッチを解除するラッチ装置であって、前記把持部に設けられ、前記ラッチ操作軸を嵌入させる嵌入孔と、前記把持部の外面から前記嵌入孔まで貫通するねじ孔と、先端外周部分にテーパー面を有し、前記ねじ孔にねじ込まれる止めねじと、前記ねじ孔の中心軸を挟んで対称となる二箇所の位置で前記嵌入孔と前記ねじ孔とにそれぞれ連絡する二つの収容空間と、遊びをもって前記収容空間にそれぞれ収容され、前記止めねじの締め付けによって前記テーパー面と前記ラッチ操作軸と前記収容空間の内壁との三箇所に押圧力を作用させる二つの中間部材と、を備えることによって上記課題を解決した。
本発明は、ドアの端面に出没自在に配置されるラッチボルトを当該ドアの端面から突出する方向に付勢して前記ドアをラッチし、把持部を固定したラッチ操作軸の回転動作によって前記ラッチボルトを後退させて前記ドアのラッチを解除するラッチ装置の前記把持部であって、前記ラッチ操作軸を嵌入させる嵌入孔と、前記把持部の外面から前記嵌入孔まで貫通するねじ孔と、先端外周部分にテーパー面を有し、前記ねじ孔にねじ込まれる止めねじと、前記ねじ孔の中心軸を挟んで対称となる二箇所の位置で前記嵌入孔と前記ねじ孔とにそれぞれ連絡する二つの収容空間と、遊びをもって前記収容空間にそれぞれ収容され、前記止めねじの締め付けによって前記テーパー面と前記ラッチ操作軸と前記収容空間の内壁との三箇所に押圧力を作用させる二つの中間部材と、を備えることによって上記課題を解決した。
本発明によれば、止めねじの先端部とラッチ操作軸との間に介在させる二つの中間部材を収容空間に遊びをもって収容するようにしたので、ラッチ操作軸を固定するための止めねじを緩みにくくすることができる上に、ラッチ操作軸の加工を不要とし、また止めねじを視覚に入りにくくすることができ、したがって汎用性が高く、美観にも優れたラッチ装置及びその把持部を得ることができる。
実施の一形態として、ラッチ装置のラッチ操作軸に対する把持部の取り付け構造を示す平面図。 ラッチ装置の把持部の背面図。 嵌入孔、ねじ孔、止めねじ、収容空間、中間部材及び脱落阻止部の構造を示すために、把持部の基部の先端部を二分割したカットモデルの斜視図。 ラッチ操作軸に対する把持部の取り付け構造を示すラッチ操作軸の先端部と把持部の基部との横断平面図。 図4のA−A断面図であり、(a)はラッチ操作軸が嵌入されていない状態、(b)はラッチ操作軸が嵌入されて止めねじで固定されている状態。 締着構造及び倍力機構を、止めねじの締め付けによって各部に作用する力と共に示す縦断正面図。 止めねじに発生する力を説明するための模式図。 止めねじに作用する力のつり合いを説明するための模式図。 中間部材に作用する力のつり合いを説明するための模式図。 収納空間の内壁の傾斜角度を説明するための模式図。 収納空間の内壁の傾斜角度を説明するための模式図。
実施の一形態を図面に基づいて説明する。
説明は、次の項目にしたがって行う。
1.概要
2.レバーハンドルとその取り付け構造
(1)レバーハンドルの基本形態
(2)連結構造
(3)締着構造
(4)倍力機構
(5)脱落阻止部
3.作用効果
(1)レバーハンドルの取り付け
(2)倍力機構
(3)ラッチ操作軸に対する加工
(4)止めねじの位置
(5)中間部材の形状
(6)中間部材の脱落防止
4.変形例
(1)把持部
(2)ラッチ操作軸と嵌入孔
(3)中間部材
(4)脱落阻止部
(5)収容空間の内壁の傾斜角度
(6)テーパー面
(7)その他
1.概要
本実施の形態は、把持部としてレバーハンドル101,201を用いたラッチ装置31への適用例である。
図1に示すように、ドア11にはラッチ装置31が取り付けられている。
ラッチ装置31は、ラッチボルト32を出没させるラッチ機構(図示せず)を内蔵する本体部33と、この本体部33の両側方から突出するラッチ操作軸34とを備えている。ラッチ装置31は、本体部33をドア11に埋め込んで固定し、この状態で、室内側の空間(以下、「室内空間IS」と呼ぶ)と室外側の空間(以下、「室外空間OS」と呼ぶ)とにラッチ操作軸34を延出させる。
本体部33が内蔵する上記ラッチ機構は、ラッチボルト32を突出する方向に付勢し、ラッチ操作軸34の回転動作によってラッチボルト32を後退させる。そこでラッチ装置31は、付勢されて突出するラッチボルト32がドア11の端面12から突出し、ラッチ操作軸34の回転動作によって後退したラッチボルト32がドア11の端面12に没するようにドア11に取り付けられる。
したがってラッチボルト32が突出した状態でドア11はラッチされ、ラッチボルト32が後退した状態でドア11のラッチは解除される。
ラッチ操作軸34には、レバーハンドル101,201が取り付けられている。
一方のレバーハンドル101は、室内空間ISに延出するラッチ操作軸34に着脱自在に取り付けられ、固定されている。このレバーハンドル101が着脱自在であるのは、両方のレバーハンドル101,201がラッチ操作軸34に固定されていると、ドア11にラッチ装置31を取り付けることができなくなるからである。
もう一方のレバーハンドル201は、室外空間OSに延出するラッチ操作軸34に固定的に取り付けられている。このレバーハンドル201がラッチ操作軸34に固定されているのは、盗難防止のためである。
2.レバーハンドルとその取り付け構造
室内空間ISに配置されるレバーハンドル101とその取り付け構造とについて、以下詳しく説明する。
(1)レバーハンドルの基本形態
図1及び図2に示すように、レバーハンドル101は、基部102とハンドル部103とを有している。
基部102は、ラッチ操作軸34に連結する部分で、円柱形状に形成されている。ラッチ装置31の本体部33に対面する基部102の端面102aは平坦面となっているが、中央部分だけは突出し、ボス104となっている(図1、図3参照)。
ハンドル部103は、基部102から直交方向に屈曲した平べったい形状のもので、人の手に馴染むように、角が曲面状に丸められた形状をしている。
これらの基部102とハンドル部103とは、例えばアルミや鉄などの金属を材料として、一体に形成されている。
図1中、レバーハンドル101が取り付けられた状態でラッチ操作軸34が露出しているが、これは取り付け過程であり、実際にはラッチ操作軸34が露出しない位置までレバーハンドル101は押し込められる。この点についてはレバーハンドル201も同様である。
(2)連結構造
ラッチ装置31は、レバーハンドル101をラッチ操作軸34に連結するための連結構造Aを有している。
図1及び図5(b)に示すように、ラッチ操作軸34は、断面が正方形の角柱形状をしている。
そこで連結構造Aは、ラッチ操作軸34に連結すべきレバーハンドル101の基部102にも、ラッチ操作軸34を嵌入させる断面正方形の嵌入孔105を設けている。
したがってラッチ操作軸34を嵌入孔105に嵌入させることで、レバーハンドル101はラッチ操作軸34に回り止めされた状態で取り付けられる。
(3)締着構造
ラッチ操作軸34を嵌入孔105に嵌入させただけの状態では、レバーハンドル101はラッチ操作軸34から脱落してしまう。
そこでラッチ装置31は、ラッチ操作軸34からレバーハンドル101が脱落しないように、両者を締着する締着構造Bを設けている。
図面に示すように、締着構造Bは、レバーハンドル101の基部102の外面から嵌入孔105まで貫通させて設けたねじ孔106に止めねじ107をねじ込み、ねじ込んだ止めねじ107を締め付けることによってラッチ操作軸34に押圧力を作用させる構造となっている。
ねじ孔106は、ハンドル部103の延出方向と反対側であって、ハンドル部103を水平状態に維持した状態で水平となるように配置されている。これによってねじ孔106は、ラッチ操作軸34にレバーハンドル101が連結されたとき、基部102の上下方向中央位置に位置付けられ、止めねじ107の頭部108を垂直状態に位置付ける。
止めねじ107は、プラスドライバーが適合するプラス穴(図示せず)を頭部108に有しているプラス穴ねじである。
詳しく説明する。
図1に示すように、ラッチ装置31は、ラッチボルト32を突出させてドア11をラッチするとき、ラッチ操作軸34の相対向する二片を水平及び垂直の状態に維持する。
図2に示すように、レバーハンドル101は、ハンドル部103を水平状態にしたとき、嵌入孔105の相対向する二片を水平及び垂直の状態に維持する。
そこでラッチボルト32が突出しているときのラッチ操作軸34にレバーハンドル101を連結させると、ハンドル部103は水平又は垂直の姿勢をとることになる。本実施の形態では、ハンドル部103が水平となり、かつラッチボルト32と反対側にハンドル部103が延出するように、ラッチ操作軸34にレバーハンドル101を連結する。
するとこのとき、ねじ孔106は、ハンドル部103の延出方向と反対側であって、ハンドル部103を水平状態に維持した状態で水平となるように配置されているのであるから、図2に示すように、基部102の上下方向中央位置に位置付けられ、止めねじ107の頭部108を垂直状態に位置付けることになる。
(4)倍力機構
ラッチ装置31のレバーハンドル101は、倍力機構Cを内蔵している。
倍力機構Cは、止めねじ107の締め付けトルクを増大させてラッチ操作軸34の押圧力に変換するもので、止めねじ107の先端部とラッチ操作軸34との間に二つの中間部材109を介在させ、止めねじ107の先端部の押圧力を二箇所に分散させてラッチ操作軸34に伝達する。
中間部材109は、断面真円形状の棒状、つまり円柱形状をした部材であり、金属材料によって形成されている。
止めねじ107は、その先端外周部分にテーパー面110を有している。テーパー面110は、止めねじ107の軸に対して45度の角度で傾斜している。
レバーハンドル101の基部102には、遊びをもって二つの中間部材109をそれぞれ収容する二つの収容空間111が設けられている。これらの収容空間111はそれぞれ、基部102の端面102aに開口する入口111a(図3参照)を有し、ねじ孔106の中心軸を挟んで対象となる位置で、嵌入孔105に沿って平行に配列されている(図2、図3、図5(a)(b)、図6参照)。
図6に示すように、収容空間111は連絡隙間Gを介して嵌入孔105と連絡し、連絡孔Hを介してねじ孔106に連絡している。これらの連絡隙間G及び連絡孔Hは、中間部材109を収容空間111から外部に露出させるためのもので、中間部材109を脱落させない大きさ及び形状に形成されている。
二つの中間部材109のそれぞれは、入口111aから個々の収容空間111に挿入され、収容空間111に収容されて保持される。
中間部材109から押圧力を受けるラッチ操作軸34の押圧面34aと収容空間111の内壁111bとのなす角度は、45度となるように形成されている。テーパー面110は止めねじ107の軸に対して45度の角度で傾斜しており、止めねじ107の軸は押圧面34aに対して直角をなすため、収容空間111の内壁111bとテーパー面110との間のなす角度も直角となる。
(5)脱落阻止部
収容空間111に収容された中間部材109は、連絡隙間G及び連絡孔Hからの脱落は阻止されているが、嵌入孔105の入口部分に位置する収容空間111の入口111aから脱落してしまうおそれがある。
そこでラッチ装置31は、入口111aからの中間部材109の脱落を阻止する脱落阻止部112を設けている。
脱落阻止部112は、二つの収容空間111の入口111aに跨って配置される阻止部材113を主体とする。阻止部材113は丸棒状の部材であり、二つの収容空間111の入口111aに形成した収納溝114に収められ、収納溝114と嵌入孔105との間に生ずる薄肉部115でかしめることによって位置固定されている。収納溝114及び阻止部材113をかしめる薄肉部115は、阻止部材113を二つの収容空間111の入口111aに跨った位置に固定する固定部116を構成する。
3.作用効果
(1)レバーハンドルの取り付け
ラッチ操作軸34にレバーハンドル101を取り付けるには、嵌入孔105にラッチ操作軸34を嵌入させてレバーハンドル101をラッチ操作軸34に連結し、予めねじ孔106にねじ込んでいた止めねじ107を締め付ける。
すると止めねじ107のテーパー面110が二つの中間部材109を押し、個々の中間部材109は互いに離れる方向に押されて収容空間111の内壁111bに押し付けられる。その結果、中間部材109には、テーパー面110に押されることによる反力(図6中の「T」)と内壁111bに押されることによる反力(図6中の「T」)とが作用し、ラッチ操作軸34の押圧面34aに押圧力(図6中の「f」)が作用する。
これによってラッチ操作軸34とレバーハンドル101とが固定される。
(2)倍力機構
倍力機構Cは、二つのうちの一つの中間部材109によって、ラッチ操作軸34の押圧面34aに押圧力fを作用させる。中間部材109は二つあるので、2fの押圧力を押圧面34aに作用させることになる。
このため止めねじ107の軸力を倍加して押圧面34aに伝達することになり、小さな締付力によって大きな押圧力でもってラッチ操作軸34を固定することが可能になる。
以下、図6〜図9を参照し、この事象を解析する。
ただし以下の説明では、ねじ孔106と止めねじ107との間に作用する摩擦力や、中間部材109と止めねじ107のテーパー面110、収容空間111の内壁111b及びラッチ操作軸34の押圧面34aとに作用する摩擦力は無視できるものとして説明する。
図7に示すように、止めねじ107を締め付けたとき、止めねじ107の軸力Fと、二つの中間部材109からそれぞれ受ける反力とがテーパー面110に作用する。
反力は未知の力であるから、Tであると仮定する。
ここで止めねじ107に作用する水平方向の力のつり合いを考えると、
Tcos45°=Tcos45°
となる(図8参照)。
また止めねじ107に作用する垂直方向の力のつり合いを考えると、
Tsin45°+Tsin45°=F
となるため(図8参照)、
T=(√2/2)・F ・・・・・・式1
が導かれる。
次に、二つの中間部材109にそれぞれ作用する力を考える。
二つの中間部材109はそれぞれ、止めねじ107のテーパー面110から反力T、収容空間111の内壁111bから反力T、そしてラッチ操作軸34の押圧面34aから反力fをそれぞれ受ける(図6参照)。
ここで中間部材109に作用する水平方向の力のつり合いを考えると、
Tcos45°=Tcos45°
となる(図9参照)。
また中間部材109に作用する垂直方向の力のつり合いを考えると、
Tsin45°+Tsin45°=f
となるため(図9参照)、
f=(2/√2)・T ・・・・・・式2
が導かれる。
とこで式2のf=(2/√2)・Tの力は、中間部材109にかかる力であるから、ラッチ操作軸34の押圧面34aには、図6中において点線で示す押圧力fが作用することになる。
したがって上記「式1」及び「式2」より、
f=(2/√2)×(√2/2)・F=F ・・・・・・式3
が導かれ、一方の中間部材109がラッチ操作軸34の押圧面34aから受ける反力fは、この中間部材109が押圧面34aを押圧する力Fであることがわかる。
もう一方の中間部材109も同様に、この中間部材109が押圧面34aを押圧する力Fとなるので、二つの中間部材109が押圧面34aを押圧する力の合計は、2Fであることが明らかになる。
つまり止めねじ107の軸力Fに対し、二つの中間部材109が合計2Fの力でラッチ操作軸34を押圧することになるわけである。
以上の解析結果より、本実施の形態によれば、止めねじ107の軸力が倍化されてラッチ操作軸34を押圧する力に変換されるので、止めねじ107の小さな締付力によって大きな押圧力をラッチ操作軸34に作用することができる。
したがって止めねじ107には、大きな締付トルクで締め付けることができる六角穴ねじを採用する必要がなく、一般的なプラスドライバーやマイナスドライバーで締め付け作業を行うことができるプラス穴ねじやマイナス穴ねじを採用することができる。
本実施の形態は、プラス穴ねじの止めねじ107を採用している。
このような止めねじ107を採用したとしても、倍力機構Cが止めねじ107の締め付けトルクを倍加してラッチ操作軸34に対する押圧力に変換するので、十分な押圧力をラッチ操作軸34に作用させることができ、レバーハンドル101の緩みやがたつきを確実に防止することができる。
(3)ラッチ操作軸に対する加工
本実施の形態によれば、中間部材109は収容空間111に遊びをもって配置される。このためラッチ操作軸34と嵌入孔105との間の嵌合位置に中間部材109の占有空間を用意する必要がなくなり、ラッチ操作軸34に対する加工を不要とすることができる。
したがって汎用性の高いラッチ装置31及びレバーハンドル101を得ることができる。
(4)止めねじの位置
本実施の形態によれば、角柱形状をしたラッチ操作軸34のいずれの面に対応させた位置にでもねじ孔106を配置することができる。
中間部材109が嵌入孔105及びねじ孔106から脱落することなく収容空間111に収容され、保持されているからである。
もっとも中間部材109が嵌入孔105及びねじ孔106から脱落することなく収容空間111に収容されていないとしても、例えばねじ孔106を真下となる位置に配置すれば、ラッチ操作軸34に連結したレバーハンドル101の固定作業が可能となる。
このように本実施の形態によれば、止めねじ107の頭部108を視覚に入りにくい真横又は真下に配置することができ、美観に優れたラッチ装置31及びレバーハンドル101を得ることができる。
(5)中間部材の形状
本実施の形態によれば、中間部材109として、断面真円形状の棒状のものを用いたので、止めねじ107の締め付けによって収容空間111の内部を円滑に移動させることができる。
またテーパー面110とラッチ操作軸34の押圧面34aと収容空間の内壁111bとの三箇所に均一に接触するため、止めねじ107の締着力を確実にラッチ操作軸34の押圧面34aに伝達することができる。
(6)中間部材の脱落防止
本実施の形態によれば、中間部材109は、嵌入孔105及びねじ孔106から脱落することなく収容空間111に収容され、しかも脱落阻止部112によって、収容空間111の入口111aからも脱落しないように工夫されている。
したがってラッチ操作軸34に対するレバーハンドル101の取り付け作業が容易になるばかりでなく、中間部材109の紛失防止も図られ、作業上及び管理上のストレスを大幅に軽減することができる。
また脱落阻止部112に関しては、二つの収容空間111の入口に跨って配置される阻止部材113を固定部116で位置固定するだけという簡易な構造であるため、構造の簡略化と部品コストの低減とを図ることもできる。
4.変形例
実施に際しては、各種の変形や変更が許容される。例えば次に示すような変形や変更が可能である。
(1)把持部
把持部として、本実施の形態では、レバーハンドル101,201を用いたが、実施に際しては、ドアノブを用いるようにしてもよい。人の手で把持することができ、ラッチ操作軸34に回転力を作用させることができるものであれば、その形態は問わない。
また本実施の形態では、基部102とハンドル部103とが一体に形成されたものを例示したが、これに限定されるわけではなく、別体となっている基部102とハンドル部103とを連結固定した形態としてもよい。
ハンドル部103については、その外表面の全部又は一部に、手に馴染みやすい材料、例えばゴムなどの樹脂や天然木などの自然素材を付加するようにしてもよい。
(2)ラッチ操作軸と嵌入孔
本実施の形態では、ラッチ操作軸34として断面が正方形の角柱形状の部材を例示したが、実施に際してはこのような形状に限らず、断面が正方形以外の多角形形状をした角柱形状の部材をラッチ操作軸34として用いてもよい。
また倍力機構Cを正しく機能させることができるのであれば、角柱形状の部材に限らず、丸柱形状など、各種の形状の部材を用いることが可能である。
嵌入孔105は、ラッチ操作軸34の断面形状に適合させた形状に形成される。
(3)中間部材
中間部材109は、必ずしも断面真円形状の円柱形状部材である必要はなく、例えば断面楕円形形状のものであっても、断面多角形形状のものであってもよい。
倍力機構Cを正しく機能させることができるのであれば、例えば球形状のものを中間部材109として用いることも可能である。
(4)脱落阻止部
本実施の形態では、阻止部材113を薄肉部115でかしめて固定したが、実施に際してはこれに限らず、例えば阻止部材113を接着によって固定するようにしてもよい。あるいは収納溝114に対して阻止部材113を圧入して固定することも可能である。
また阻止部材113は、二つの収容空間111の入口111aに跨って配置される大きさのものとしたが、二つの阻止部材113を設け、二つの収容空間111の入口111aにそれぞれ配置するようにしてもよい。
脱落阻止部112については、収容空間111の入口111aから中間部材109が脱落することを阻止し得る構造であれば、いかなる構造のものも採用可能である。例えば収容空間111の入口111aを塞ぐ栓体を脱落阻止部112として用いてもよい。
(5)収容空間の内壁の傾斜角度
本実施の形態では、中間部材109から押圧力を受ける収容空間111の内壁111bは、ラッチ操作軸34の押圧面34aに対して45度の角度をなしているが、実施に際してはこの角度に限定する必要はない。
押圧面34aと内壁111bとのなす角度θは、0度よりも大きく90度よりも小さく設定されていればよい。
以下、図10及び図11を参照しながらこの事象を解析する。
図10に示すように、止めねじ107を締め付けたとき、止めねじ107の軸力fがテーパー面110に作用する。この軸力fに基づいて、ラッチ操作軸34には押圧力Fが作用するわけであるが、中間部材109が二つ設けられていることから、押圧力Fは、
F=F+F ・・・・・・式4
となる。
ここではテーパー面110が止めねじ107の軸に対して45度傾斜している前提で、押圧面34aと内壁111bとのなす角度をθとして、押圧力Fを求める。
まず、
f =2×fcos45°
=2×f/√2
=√2f
=f/√2 ・・・・・・式5
が求められる。
中間部材109に加わる力の釣合いより、
垂直方向は、
=f/√2+Tcosθ ・・・・・・式6
水平方向は、
/√2=Tsinθ ・・・・・・式7
となる。
式7より、
T=f/√2・sinθ
式6へ代入してTを消すと、
=f/√2+f/(√2・tanθ)
=f/√2(1+1/tanθ)
式5を代入すると、
=(f/2)(1+1/tanθ)
式4より、
F=f(1+1/tanθ) ・・・・・・式8
となる。
そこで式8より、
θ=15°のとき、tan15°=0.268となり、F=4.73f
θ=30°のとき、tan30°=0.577となり、F=2.73f
θ=45°のとき、tan45°=1 となり、F=2.00f
θ=60°のとき、tan60°=1.73 となり、F=1.58f
θ=75°のとき、tan75°=3.73 となり、F=1.27f
θ=90°のとき、tan90°=0 となり、F=f
という結果が得られる。
したがって押圧面34aと内壁111bとのなす角度θが大きくなると、ラッチ操作軸34の押圧面34aに作用する押圧力Fは徐々に小さくなっていく。そして角度θが90度になると、押圧面34aに作用する押圧力Fは、止めねじ107を締め付けたときの軸力fと等しくなってしまい、倍力機構Cが機能しない状態となる。
その一方で、角度θが小さくなるにしたがい押圧面34aに作用する押圧力Fは大きくなっていく。しかしながら角度θが0度になった状態は、ラッチ操作軸34の押圧面34aと収容空間111の内壁111bとが平行になった状態である。このときには押圧面34a及び内壁111bのいずれにも中間部材109を押圧させ得なくなってしまうので、そもそも締着構造Bとして構成されなくなる。
以上の検証結果より、押圧面34aと内壁111bとのなす角度θは、0度よりも大きく90度よりも小さく設定されていればよいことがわかる。
(6)テーパー面
本実施の形態では、テーパー面110を止めねじ107の軸に対して45度の角度で傾斜するものと規定したが、実施に際してはこの角度に限定されるわけではない。
例えば45度の前後の角度でも、あるいは45度よりも遥かに大きかったり小さかったりする角度であってもよい。
(7)その他
その他、実施に際しては、あらゆる変形や変更が許容される。
11 ・・・ドア
31 ・・・ラッチ装置
32 ・・・ラッチボルト
34 ・・・ラッチ操作軸
101 ・・・レバーハンドル(把持部)
105 ・・・嵌入孔
106 ・・・ねじ孔
107 ・・・止めねじ
109 ・・・中間部材
110 ・・・テーパー面
111 ・・・収容空間
111b・・・内壁
112 ・・・脱落阻止部
113 ・・・阻止部材
116 ・・・固定部

Claims (9)

  1. ドアの端面に出没自在に配置されるラッチボルトを当該ドアの端面から突出する方向に付勢して前記ドアをラッチし、把持部を固定したラッチ操作軸の回転動作によって前記ラッチボルトを後退させて前記ドアのラッチを解除するラッチ装置であって、
    前記把持部に設けられ、前記ラッチ操作軸を嵌入させる嵌入孔と、
    前記把持部の外面から前記嵌入孔まで貫通するねじ孔と、
    先端外周部分にテーパー面を有し、前記ねじ孔にねじ込まれる止めねじと、
    前記ねじ孔の中心軸を挟んで対称となる二箇所の位置で前記嵌入孔と前記ねじ孔とにそれぞれ連絡する二つの収容空間と、
    遊びをもって前記収容空間にそれぞれ収容され、前記止めねじの締め付けによって前記テーパー面と前記ラッチ操作軸と前記収容空間の内壁との三箇所に押圧力を作用させる二つの中間部材と、
    を備えることを特徴とするラッチ装置。
  2. 前記中間部材は、前記嵌入孔及び前記ねじ孔から脱落することなく前記収容空間に収容されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
  3. 前記中間部材は棒状であり、
    前記収容空間は、前記嵌入孔の開口部分に隣接する入口を有し、前記嵌入孔に沿って配列されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
  4. 前記中間部材は、断面真円形状である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のラッチ装置。
  5. 前記把持部は、前記収容空間の入口からの前記中間部材の脱落を阻止する脱落阻止部を有している、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のラッチ装置。
  6. 前記脱落阻止部は、
    二つの前記収容空間の入口に跨って配置される阻止部材と、
    前記阻止部材を前記二つの収容空間の入口に跨った位置に固定する固定部と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のラッチ装置。
  7. 前記テーバー面は、前記止めねじの軸に対して45度の角度で傾斜している、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一に記載のラッチ装置。
  8. 前記中間部材が押圧する前記ラッチ操作軸の面と前記収容空間の内壁とのなす角度は、0度よりも大きく90度よりも小さく設定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一に記載のラッチ装置。
  9. ドアの端面に出没自在に配置されるラッチボルトを当該ドアの端面から突出する方向に付勢して前記ドアをラッチし、把持部を固定したラッチ操作軸の回転動作によって前記ラッチボルトを後退させて前記ドアのラッチを解除するラッチ装置の前記把持部であって、
    前記ラッチ操作軸を嵌入させる嵌入孔と、
    前記把持部の外面から前記嵌入孔まで貫通するねじ孔と、
    先端外周部分にテーパー面を有し、前記ねじ孔にねじ込まれる止めねじと、
    前記ねじ孔の中心軸を挟んで対称となる二箇所の位置で前記嵌入孔と前記ねじ孔とにそれぞれ連絡する二つの収容空間と、
    遊びをもって前記収容空間にそれぞれ収容され、前記止めねじの締め付けによって前記テーパー面と前記ラッチ操作軸と前記収容空間の内壁との三箇所に押圧力を作用させる二つの中間部材と、
    を備えることを特徴とするラッチ装置の把持部。
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