JP2019110350A - 電界効果トランジスタおよび無線通信装置 - Google Patents

電界効果トランジスタおよび無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オフ容量の外部成分を低減することが可能な電界効果トランジスタおよびこれを備えた無線通信装置を提供する。【解決手段】ゲート電極と、ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を有する半導体層と、ソース領域の上に設けられた第1コンタクトプラグおよびドレイン領域の上に設けられた第2コンタクトプラグを含む複数のコンタクトプラグと、複数のコンタクトプラグの上にそれぞれ積層された複数の第1メタルと、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも第1メタルの下面よりも下方の領域に設けられた一層以上の絶縁膜と、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも複数の第1メタルの下面とゲート電極の上面との間に設けられた低誘電率領域とを備えた電界効果トランジスタ。【選択図】図7

Description

本開示は、高周波デバイスのスイッチ素子などに好適な電界効果トランジスタ(FET)およびこの電界効果トランジスタを備えた無線通信装置に関する。
携帯電話などの携帯通信端末のフロントエンドには、高周波(RF)をオン・オフする高周波スイッチ(RF−SW)が用いられている。このような高周波スイッチの重要な特性は、通過する高周波の低損失化である。そのためには、オン状態のFETの抵抗(オン抵抗)またはオフ状態のFETの容量(オフ容量)を下げる、すなわちオン抵抗とオフ容量との積(Ron*Coff)を小さくすることが重要となる。
オフ容量には、拡散層や基板などに生じる成分(内部(intrinsic )成分)と、ゲート電極、コンタクトプラグおよびその上の配線などに生じる成分(外部(extrinsic )成分)とがある。例えば微細MOSFETの分野では、ゲート電極の周りに空隙を作ることによりゲート電極とコンタクトプラグとの間の寄生容量を減らし、外部成分を低減することが提案されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2002−359369号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、ゲート電極とコンタクトプラグ上の配線との間の寄生容量、またはコンタクトプラグ上の配線どうしの間に生じる容量(配線間容量)などを十分に下げることが難しく、未だ改善の余地があった。
本開示の目的は、オフ容量の外部成分を低減することが可能な電界効果トランジスタおよびこの電界効果トランジスタを備えた無線通信装置を提供することにある。
本開示による第1の電界効果トランジスタは、以下の(A)〜(F)の構成要素を備えたものである。
(A)ゲート電極
(B)ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を有する半導体層
(C)ソース領域の上に設けられた第1コンタクトプラグおよびドレイン領域の上に設けられた第2コンタクトプラグを含み、第1導電性材料を含む複数のコンタクトプラグ
(D)複数のコンタクトプラグの上にそれぞれ積層され、第1導電性材料とは異なる第2導電性材料を含む複数の第1メタル
(E)半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも第1メタルの下面よりも下方の領域に設けられた一層以上の絶縁膜
(F)半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも複数の第1メタルの下面とゲート電極の上面との間に設けられた低誘電率領域
一層以上の絶縁膜は、第1部分と、第2部分とを含む。第1部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、第1コンタクトプラグおよび第2コンタクトプラグの側面とゲート電極の側面との間の領域を占める。第2部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向においてゲート電極の上面よりも上方に設けられている。低誘電率領域は、一層以上の絶縁膜の第2部分の内部に設けられている。
本開示の電界効果トランジスタでは、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に、積層方向において少なくとも複数の第1メタルの下面とゲート電極の上面との間に、低誘電率領域が設けられている。また、複数のコンタクトプラグは、第1導電性材料を含み、複数の第1メタルは、第1導電性材料とは異なる第2導電性材料を含む。一層以上の絶縁膜は、第1部分と、第2部分とを含む。第1部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、第1コンタクトプラグおよび第2コンタクトプラグの側面とゲート電極の側面との間の領域を占める。第2部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向においてゲート電極の上面よりも上方に設けられている。低誘電率領域は、一層以上の絶縁膜の第2部分の内部に設けられている。よって、ゲート電極とコンタクトプラグとの間の寄生容量、またはゲート電極と第1メタルとの間の寄生容量が小さくなり、オフ容量の外部成分が低減される。
本開示による無線通信装置は、電界効果トランジスタを有する高周波スイッチと、高周波スイッチに接続された高周波集積回路とを備え、電界効果トランジスタは、以下の(A)〜(F)の構成要素を有するものである。
(A)ゲート電極
(B)ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を有する半導体層
(C)ソース領域の上に設けられた第1コンタクトプラグおよびドレイン領域の上に設けられた第2コンタクトプラグを含み、第1導電性材料を含む複数のコンタクトプラグ
(D)複数のコンタクトプラグの上にそれぞれ積層され、第1導電性材料とは異なる第2導電性材料を含む複数の第1メタル
(E)半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも第1メタルの下面よりも下方の領域に設けられた一層以上の絶縁膜
(F)半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも複数の第1メタルの下面とゲート電極の上面との間に設けられた低誘電率領域
一層以上の絶縁膜は、第1部分と、第2部分とを含む。第1部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、第1コンタクトプラグおよび第2コンタクトプラグの側面とゲート電極の側面との間の領域を占める。第2部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向においてゲート電極の上面よりも上方に設けられている。低誘電率領域は、一層以上の絶縁膜の第2部分の内部に設けられている。
本開示の電界効果トランジスタ、または本開示の無線通信装置によれば、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に、積層方向において少なくとも複数の第1メタルの下面とゲート電極の上面との間に低誘電率領域を設けるようにした。また、複数のコンタクトプラグは、第1導電性材料を含み、複数の第1メタルは、第1導電性材料とは異なる第2導電性材料を含む。一層以上の絶縁膜は、第1部分と、第2部分とを含む。第1部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、第1コンタクトプラグおよび第2コンタクトプラグの側面とゲート電極の側面との間の領域を占める。第2部分は、半導体層の面内方向において複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向においてゲート電極の上面よりも上方に設けられている。低誘電率領域は、一層以上の絶縁膜の第2部分の内部に設けられている。よって、オフ容量の外部成分を低減することが可能となる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本開示の第1の実施の形態に係る電界効果トランジスタを有する高周波スイッチの一例を表す図である。 図1に示した高周波スイッチの基本構成であるSPSTスイッチを表す図である。 図2に示したSPSTスイッチの等価回路図である。 図3に示したSPSTスイッチのオン時の等価回路図である。 図3に示したSPSTスイッチのオフ時の等価回路図である。 本開示の第1の実施の形態に係る電界効果トランジスタの全体構成を表す平面図である。 図6のVII−VII線における断面図である。 一般的な電界効果トランジスタのオフ容量を構成要素ごとに分解して表す図である。 図7に示した低誘電率領域の変形例1を表す断面図である。 図7に示した低誘電率領域の変形例2を表す断面図である。 参照例1に係る電界効果トランジスタの構成を表す断面図である。 図7に示した本実施の形態と、図10に示した変形例2と、図11に示した参照例1とについて、低誘電率領域の幅と容量の外部成分との関係を調べたシミュレーション結果を表す図である。 図7に示した電界効果トランジスタおよび低誘電率領域と、多層配線部との位置関係を表す断面図である。 図7に示した電界効果トランジスタおよび低誘電率領域と、ゲートコンタクトとの位置関係を表す平面図である。 図14のXV−XV線における断面図である。 図14のXVIA−XVIB線における断面図である。 図14のXVIIB−XVIIC線における断面図である。 図14のXVIIIC−XVIIID線における断面図である。 図7に示した電界効果トランジスタの製造方法を工程順に表す断面図である。 図19に続く工程を表す断面図である。 図20に続く工程を表す断面図である。 図21に続く工程を表す断面図である。 図22に続く工程を表す断面図である。 図23に続く工程を表す断面図である。 図24に続く工程を表す断面図である。 図25に続く工程を表す断面図である。 図26に続く工程を表す断面図である。 図27に続く工程を表す断面図である。 図28に続く工程を表す断面図である。 図29に続く工程を表す断面図である。 図30に続く工程を表す断面図である。 本開示の第2の実施の形態に係る電界効果トランジスタの構成を表す断面図である。 本開示の第3の実施の形態に係る電界効果トランジスタの構成を表す断面図である。 本開示の第4の実施の形態に係る電界効果トランジスタの構成を表す断面図である。 本開示の第5の実施の形態に係る電界効果トランジスタの構成を表す平面図である。 図35のXXXVI−XXXVI線における断面図である。 図35のXXXVII−XXXVII線における断面図である。 図35に示した電界効果トランジスタの製造方法を工程順に表す平面図である。 図38のXXXIX−XXXIX線における断面図である。 図38に続く工程を表す平面図である。 図40のXXXXI−XXXXI線における断面図である。 図40のXXXXII−XXXXII線における断面図である。 本開示の第6の実施の形態に係る電界効果トランジスタの構成を表す平面図である。 無線通信装置の一例を表すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(高周波スイッチ、電界効果トランジスタ;積層方向において、第1メタルの下面よりも下方の第1領域と、第1メタルの下面と上面との間の第2領域と、第1メタルの上面よりも上方の第3領域とに低誘電率領域を設ける例)
2.第2の実施の形態(電界効果トランジスタ;第1メタルの上に第2メタルを積層し、低誘電率領域を第2メタルの間にも延長して設ける例)
3.第3の実施の形態(電界効果トランジスタ;低誘電率領域を、第1絶縁膜および第2絶縁膜のうちゲート電極の表面を覆う部分よりも大きい幅で設ける例)
4.第4の実施の形態(電界効果トランジスタ;低誘電率領域のうち第1領域および第2領域を第5絶縁膜により埋め込み、第3領域を空隙とする例)
5.第5の実施の形態(電界効果トランジスタ;低誘電率領域を、ゲート電極に対して交差する方向に設ける例)
6.第6の実施の形態(電界効果トランジスタ;低誘電率領域を、ゲート電極のフィンガー部と、連結部の少なくとも一部とに設ける例)
7.適用例(無線通信装置)
(第1の実施の形態)
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る電界効果トランジスタを有する高周波スイッチの構成を表したものである。この高周波スイッチ1は、携帯電話などの携帯情報端末のフロントエンドに用いられるものであり、入出力のポート数により、図2に示したSPST(Single Pole Single Throw;単極単投)、SPDT(Single Pole Double Throw)、SP3T・・・SPNT(Nは実数)といった様々な構成で使い分けられている。図1には、SP10Tスイッチの例を表している。SP10Tスイッチは、例えば、アンテナANTに接続された一つの極と、10個の接点とを有している。高周波スイッチ1は様々な構成をとりうるが、どの構成の高周波スイッチ1も、図2に示したSPSTスイッチの基本回路構成を組み合わせたものである。
図3は、図2に示したSPSTスイッチ1Aの等価回路を表したものである。SPSTスイッチ1Aは、例えば、アンテナANTに接続された第1ポートPort1と、第2ポートPort2と、第1スイッチング素子FET1と、第2スイッチング素子FET2とを有している。第1スイッチング素子FET1は、第1ポートPort1とグランドとの間に接続されている。第2スイッチング素子FET2は、第1ポートPort1と第2ポートPort2との間に接続されている。
このSPSTスイッチ1Aでは、第1スイッチング素子FET1および第2スイッチング素子FET2のゲートに抵抗を介してコントロール電圧Vc1,Vc2を印加することにより、オン・オフの制御が行われる。オン時には、図4に示したように、第2スイッチング素子FET2が導通状態となり、第1スイッチング素子FET1が非導通状態となり、る。オフ時には、図5に示したように、第1スイッチング素子FET1が導通状態となり、第2スイッチング素子FET2が非導通状態となる。
第1スイッチング素子FET1および第2スイッチング素子FET2のオン抵抗およびオフ容量は、単位長あたりのFETでの値Ron[Ωmm]、Coff[fF/mm]、ゲート幅Wg1,Wg2[mm]を用いて、それぞれRon/Wg1、Ron/Wg2、Coff*Wg1、Coff*Wg2と表される。オン抵抗はゲート幅Wg1,Wg2に反比例し、オフ容量はゲート幅Wg1,Wg2に比例する。
オン抵抗およびオフ容量のもう一つの特徴は、オン抵抗による損失は周波数に依存しないが、オフ容量損は周波数が高くなると増大することである。損失を下げるためにゲート幅Wgを大きくしようとすると入力容量による高周波損失を生じてしまう。そのため、できるだけ大きなゲート幅Wgを使って低損失化を行うためには、単位長あたりのRon、Coffを共に下げる、すなわちRon*Coff(積)を極力小さくすることが重要となる。
図6は、本開示の第1の実施の形態に係る電界効果トランジスタの全体構成を表す平面図である。この電界効果トランジスタ10は、図3に示したSPSTスイッチ1Aにおいて第1スイッチング素子FET1または第2スイッチング素子FET2を構成する高周波デバイス用電界効果トランジスタであり、ゲート電極20と、ソース電極30Sと、ドレイン電極30Dとを有している。
ゲート電極20は、同一方向(例えばY方向)に延長された複数のフィンガー部21と、複数のフィンガー部21を連結する連結部(ゲート引き回し配線)22とを有するマルチフィンガー構造を有している。なお、高周波スイッチ1に用いられる電界効果トランジスタ10のゲート幅Wgは、低損失化を図るためにロジックなどに使われる電界効果トランジスタに比してかなり大きく、数百umないし数mm単位である。フィンガー部21の長さ(フィンガー長)L21は、例えば数十umである。連結部22は、ゲートコンタクト(図6には図示せず、図14参照。)に接続されている。図6では、ゲート電極20に斜め線を付して表している。
なお、以下の説明および図面では、ゲート電極20のフィンガー部21の長手方向をY方向、連結部22の長手方向をX方向とし、その両方に直交する方向(積層方向)をZ方向とする。
ソース電極30Sは、ゲート電極20と同様に、同一方向(例えばY方向)に延長されたフィンガー部31Sと、複数のフィンガー部31Sを連結する連結部(ソース引き回し配線)32Sとを有する。連結部32Sは、ソースコンタクト(図示せず)に接続されている。
ドレイン電極30Dは、ゲート電極20と同様に、同一方向(例えばY方向)に延長されたフィンガー部31Dと、複数のフィンガー部31Dを連結する連結部(ドレイン引き回し配線)32Dとを有する。連結部32Dは、ドレインコンタクト(図示せず)に接続されている。
ソース電極30Sのフィンガー部31Sと、ドレイン電極30Dのフィンガー部31Dとは、ゲート電極20のフィンガー部21の隙間に交互に配置されている。ゲート電極20のフィンガー部21と、ソース電極30Sのフィンガー部31Sと、ドレイン電極30Dのフィンガー部31Dとは、アクティブ領域(活性領域)AAの内側に配置されている。ゲート電極20の連結部22と、ソース電極30Sの連結部32Sと、ドレイン電極30Dの連結部32Dとは、アクティブ領域AAの外側の素子分離領域AB(図6には図示せず、図14参照。)に配置されている。
図7は、図6のVII−VII線における断面構成を表したものであり、ゲート電極20の一つのフィンガー部21と、その両側に配置されたソース電極30Sの一つのフィンガー部31Sおよびドレイン電極30Dの一つのフィンガー部31Dとを表している。この電界効果トランジスタ10は、上述したゲート電極20と、半導体層50と、コンタクトプラグ60S,60Dと、第1メタルM1と、低誘電率領域70とを有している。
ゲート電極20は、半導体層50の上に、ゲート酸化膜23を間にして設けられている。ゲート電極20は、例えば、厚みが150nmないし200nmであり、ポリシリコンにより構成されている。ゲート酸化膜23は、例えば、厚みが5nmないし10nm程度であり、酸化シリコン(SiO2)により構成されている。
半導体層50は、例えばシリコン(Si)により構成されている。半導体層50は、ゲート電極20を間にして、n型(n+)シリコンよりなるソース領域50Sおよびドレイン領域50Dを有している。ソース領域50Sおよびドレイン領域50Dの表面には、コンタクトプラグ60S,60Dとの接続のため、高濃度n型(n++)シリコンまたはシリサイドよりなる低抵抗領域51S,51Dが設けられている。ソース領域50Sとゲート電極20との間、およびドレイン領域50Dとゲート電極20との間には、低濃度n型(n−)シリコンよりなるエクステンション領域52S,52Dが設けられている。
半導体層50は、例えば、支持基板53の上に埋込み酸化膜54を間にして設けられている。すなわち、支持基板53、埋込み酸化膜54および半導体層50は、SOI(Silicon on Insulator)基板55を構成している。支持基板53は、例えば高抵抗シリコン基板により構成されている。埋込み酸化膜54は、例えばSiO2により構成されている。
コンタクトプラグ60S,60Dは、ソース領域50Sの低抵抗領域51S,51Dに接続されている。コンタクトプラグ60S,60Dは、例えば、チタン(Ti)層、窒化チタン(TiN)層およびタングステン(W)層の積層構造(図示せず)を有している。チタン層は、コンタクトプラグ60S,60Dの下層との接触抵抗を低減する膜である。窒化チタン層は、その内側に設けられるタングステン層のシリコンへの拡散を抑えるバリアメタルである。
第1メタルM1は、例えば、コンタクトプラグ60Sの上に積層されたソース電極30Sと、コンタクトプラグ60Dの上に積層されたドレイン電極30Dとを含む。第1メタルM1は、例えば、厚みが500nmないし1000nmであり、アルミニウム(Al)により構成されている。
低誘電率領域70は、半導体層50のXY面内方向において第1メタルM1の間の領域、つまりソース電極30Sおよびドレイン電極30Dの間の領域(ゲート電極20のフィンガー部21の上方)に設けられている。また、低誘電率領域70は、積層方向Zにおいて少なくとも第1メタルM1の下面よりも下方の第1領域A1に設けられている。これにより、この電界効果トランジスタ10では、オフ容量の外部成分を低減することが可能となっている。
すなわち、オフ容量には、図8に示したように、拡散層や基板などに生じる成分(内部(intrinsic )成分)Cinと、ゲート電極20、コンタクトプラグ60S,60Dおよびその上の第1メタルM1などに生じる成分(外部(extrinsic )成分)Cexとがある。
内部成分Cinは、例えば、以下のものを含む。ソース領域50Sまたはドレイン領域50Dと支持基板53との間に生じる容量Cssub,Cdsub。ソース領域50Sまたはドレイン領域50Dとゲート電極20との間に生じる容量Csg,Cdg。ソース領域50Sとドレイン領域50Dとの間に生じる容量Cds。ソース領域50Sまたはドレイン領域50Dと半導体層50の下部(ボディ)との間に生じる容量Csb,Cdb。
外部成分Cexは、例えば、以下のものを含む。ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgM。第1メタルM1どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM1。
なお、図8は一般的な電界効果トランジスタにおいてオフ容量を構成要素ごとに分解して表したものである。図8において、図7に示した本実施の形態の電界効果トランジスタ10に対応する構成要素には同一の符号を付して表している。
オフ容量を下げるためには、特に外部成分Cexを下げることが有効である。本実施の形態は、低誘電率領域70をXY面内方向および積層方向Zにおいて上述した領域に設けることにより、外部成分Cexを低減するようにしたものである。これにより、オン抵抗とオフ容量との積(Ron*Coff)を低減し、高周波スイッチ1の低損失化を図ることが可能となる。
具体的には、低誘電率領域70は、図7に示したように、積層方向Zにおいて、上述した第1領域A1と、第1メタルM1の下面と上面との間の第2領域A2と、第1メタルM1の上面よりも上方の第3領域A3とに設けられていることが好ましい。これにより、ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgM、または、第1メタルM1どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM1などが抑えられ、オフ容量の外部成分Cexが低減される。
(変形例1)
あるいは、低誘電率領域70は、図9に示したように、積層方向Zにおいて、第1領域A1と、第2領域A2とに設けられていてもよい。このようにした場合にも、ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgM、または、第1メタルM1どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM1などが抑えられ、オフ容量の外部成分Cexが低減される。
(変形例2)
更に、低誘電率領域70は、図10に示したように、積層方向Zにおいて、第1領域A1に設けられていてもよい。この場合にも、ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgMなどが抑えられ、オフ容量の外部成分Cexが低減される。
(参照例1)
図11は、参照例1に係る電界効果トランジスタ10Rの断面構成を表したものである。参照例1は、低誘電率領域70が、積層方向Zにおいて第2領域A2に設けられていることを除いては、図7に示した本実施の形態の電界効果トランジスタ10と同じ構成を有している。
(シミュレーション結果)
図12は、図7に示した本実施の形態と、図9に示した変形例1と、図11に示した参照例1とについて、容量の外部成分Cexの、低誘電率領域70の幅W70に対する依存性を調べたシミュレーション結果を表したものである。
図12から分かるように、容量の外部成分Cexは低誘電率領域70の幅W70が増加すると共に減っていく傾向をもつ。また、低誘電率領域70を積層方向Zにおいて第1領域A1および第2領域A2に設ける変形例1では、低誘電率領域70を積層方向Zにおいて第2領域A2のみに設ける参照例1に比べて、容量の外部成分Cexが低減されている。更に、低誘電率領域70を積層方向Zにおいて第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3に設ける本実施の形態では、低誘電率領域70の積層方向Zの延伸長さにもよるが、変形例1と同等またはそれ以上の容量の外部成分Cex低減効果が得られることが分かる。
更に、図7に示した電界効果トランジスタ10は、半導体層50の上に、少なくとも一層の絶縁膜80と、この少なくとも一層の絶縁膜80の上面からゲート電極20の上面に向けて設けられた開口(凹部)Pとを有している。低誘電率領域70は、この開口P内に設けられていることが好ましい。これにより、開口Pの幅WPを広くとることが可能となる。従って、ゲート電極20の近傍にウェットエッチングにより空隙を設ける場合に狭い空隙にエッチング溶液が入りづらいという問題点が解消される。これにより、SOI基板55のウェハ面内におけるエッチング均一性、電界効果トランジスタ10の特性の均一性を向上させることが可能となる。開口Pの幅WPは、開口Pがソース電極30Sとドレイン電極30Dの間に設けられているので、例えば100nm〜1000nmであることが好ましい。
少なくとも一層の絶縁膜80は、エッチングレートの異なる複数の絶縁膜を含むことが好ましい。後述する製造工程において、複数の絶縁膜のエッチングレートの違いを利用して開口Pのエッチング停止位置を高精度に制御することが可能となる。よって、ゲート電極20の表面が削られたり、ゲート電極20の側面が削られエッチングがSi表面まで達した場合に起こるSi表面のドーズロスや、ゲート酸化膜23のサイドエッチングによるゲート長のばらつき、それに起因して引き起こされる閾値電圧のばらつきの増大を抑え、電界効果トランジスタ10を安定的に製造し、電界効果トランジスタ10の信頼性を向上させることが可能となる。
具体的には、少なくとも一層の絶縁膜80は、例えば、第1絶縁膜81と、第2絶縁膜82と、第3絶縁膜83とを含むことが好ましい。第1絶縁膜81は、ゲート電極20の表面(上面および側面)と、半導体層50の上面とを覆っている。第2絶縁膜82は、第1絶縁膜81の表面を覆っている。第3絶縁膜83は、第2絶縁膜82の表面と第1メタルM1の下面との間に設けられている。第2絶縁膜82は、第1絶縁膜81および第3絶縁膜83とはエッチングレートの異なる材料により構成されていることが好ましい。例えば、第1絶縁膜81および第3絶縁膜83は、酸化シリコン(SiO2)膜により構成され、第2絶縁膜82は窒化シリコン(SiN)膜により構成されていることが好ましい。これにより、第2絶縁膜82にエッチングストッパ層としての機能をもたせることが可能となる。開口Pは、少なくとも第3絶縁膜83を貫通して第2絶縁膜82の上面に達していることが好ましい。
また、少なくとも一層の絶縁膜80は、第4絶縁膜84を更に含むことが好ましい。第4絶縁膜84は、第3絶縁膜83の上面および第1メタルM1の表面(上面および側面)を覆っている。開口Pは、第4絶縁膜84の上面から、第4絶縁膜84および第3絶縁膜83を貫通して、第2絶縁膜82の上面に達していることが好ましい。第4絶縁膜84は、例えば、酸化シリコン(SiO2)膜により構成されていることが好ましい。
更に、少なくとも一層の絶縁膜80は、第4絶縁膜84の上に、第5絶縁膜85を更に含むことが好ましい。開口P内の少なくとも一部に、低誘電率領域70として、空隙AG(Air Gap)が設けられていることが好ましい。低誘電率領域70または空隙AGの構成は、第3絶縁膜83および第4絶縁膜84を構成する酸化シリコン(SiO2、誘電率3.9)膜よりも低い誘電率をもっていれば特に限定されず、例えば、空隙AG内に空気(誘電率1.0)が存在していてもよいし真空でもよい。空隙AGの上部は、第5絶縁膜85により閉塞されていることが好ましい。これにより、空隙AGが第5絶縁膜85により気密封止される。第5絶縁膜85は、開口Pの側面および底面を被覆していてもよい。第5絶縁膜85は、例えば酸化シリコン(SiO2)膜により構成されている。なお、第5絶縁膜85の上層には、必要に応じて、例えば酸化シリコン(SiO2)よりなる第6絶縁膜86が設けられていてもよい。
低誘電率領域70は、例えば、第1絶縁膜81および第2絶縁膜82のうちゲート電極20の表面を覆う部分の幅W82以下の幅W70で設けられていることが好ましい。
図13は、図7に示した電界効果トランジスタ10および低誘電率領域70と、多層配線部90との積層方向Zの位置関係を表したものである。電界効果トランジスタ10および低誘電率領域70は、アクティブ領域AAの素子領域AA1内に設けられている。多層配線部90は、アクティブ領域AA内において素子領域AA1の外側の配線領域AA2内に設けられている。素子領域AA1と配線領域AA2とは、STI(Shallow Trench Isolation)法による素子分離層100により分離されている。
多層配線部90は、例えば、第1配線層91と、第2配線層92とを有している。第1配線層91は、例えば、ソース電極30Sおよびドレイン電極30Dつまり第1メタルM1と同層である。第2配線層92は、例えば、第1メタルM1よりも上層の第2メタルM2である。第1配線層91と第2配線層92とは、例えばコンタクトプラグ93により接続されている。
低誘電率領域70は、多層配線部90の第1配線層91どうしの間、または第2配線層92どうしの間には設けられていない。すなわち、低誘電率領域70は、アクティブ領域AA内の素子領域AA1内の電界効果トランジスタ10内部に設けられている。
図14は、図7に示した電界効果トランジスタ10および低誘電率領域70と、ゲートコンタクトGCとのXY面内方向の位置関係を表したものである。電界効果トランジスタ10および低誘電率領域70は、アクティブ領域AA内に設けられている。ゲートコンタクトGCは、アクティブ領域AAの外側の素子分離領域ABに設けられている。素子分離領域ABには、半導体層50に代えて、全面にわたりSTI法による素子分離層100が設けられている。
アクティブ領域AAには、ゲート電極20のフィンガー部21と、ソース電極30Sのフィンガー部31Sと、ドレイン電極30Dのフィンガー部31Dとが設けられている。ゲート電極20のフィンガー部21は、一方向(例えばY方向)に延長されている。ソース電極30Sのフィンガー部31Sおよびドレイン電極30Dのフィンガー部31Dは、ゲート電極20のフィンガー部21の両側に、ゲート電極20のフィンガー部21に対して平行に延長されている。コンタクトプラグ60S,60Dは、ソース電極30Sのフィンガー部31Sおよびドレイン電極30Dのフィンガー部31Dの下に設けられ、ゲート電極20のフィンガー部21に対して平行に延長されている。低誘電率領域70は、ゲート電極20のフィンガー部21の上に設けられ、ゲート電極20のフィンガー部21に対して平行に延長されている。換言すれば、低誘電率領域70は、XY面内方向においてゲート電極20のフィンガー部21と重なり合う位置に設けられている。
素子分離領域ABには、ゲート電極20の連結部22と、ソース電極30Sの連結部32Sと、ドレイン電極30Dの連結部32Dとが設けられている。ゲート電極20の連結部22は、ゲートコンタクトGCに接続されている。ソース電極30Sの連結部32Sは、ソースコンタクト(図示せず)に接続されている。ドレイン電極30Dの連結部32Dは、ドレインコンタクト(図示せず)に接続されている。
図15は、図14に示したゲートコンタクトGCの断面構成を表したものである。ゲートコンタクトGCは、STI法による素子分離層100の上に、ゲート電極20の連結部22と、ゲートコンタクトプラグ24と、ゲートコンタクト層25とをこの順に有している。ゲートコンタクトプラグ24は、コンタクトプラグ60S,60Dと同層に設けられている。ゲートコンタクト層25は、ソース電極30Sおよびドレイン電極30Dすなわち第1メタルM1と同層に設けられている。
図16は、図14のXVIA−XVIB線における断面構成を表している。図17は、図14のXVIIB−XVIIC線における断面構成を表している。図18は、図14のXVIIIC−XVIIID線における断面構成を表している。
図14ないし図18に示したように、低誘電率領域70は、ゲートコンタクトGCを回避して設けられていることが好ましい。低誘電率領域70がゲートコンタクトGCの連結部22の上に設けられている場合には、連結部22の上にゲートコンタクトプラグ24を設けることが困難になるからである。
また、ゲートコンタクトGCは、電界効果トランジスタ10内のゲート電極20と同様に、少なくとも一層の絶縁膜80、すなわち第1絶縁膜81ないし第6絶縁膜86により覆われていることが好ましい。ゲートコンタクトGCが少なくとも一層の絶縁膜80に覆われていることによりゲートコンタクトGCの信頼性が保たれる。
この電界効果トランジスタ10は、例えば、次のようにして製造することができる。
図19ないし図31は、電界効果トランジスタ10の製造方法を工程順に表したものである。まず、図19に示したように、支持基板53の上に埋込み酸化膜54および半導体層50を有するSOI基板55を用意し、このSOI基板55の半導体層50に、例えばSTI法による素子分離層100を形成し、アクティブ領域AA内の素子領域AA1を区切る。
次いで、例えば熱酸化法によりインプラスルー膜(図示せず)として酸化シリコン膜を形成し、アクティブ領域AAにウェルインプランテーション、チャネルインプランテーションを施したのち、インプラスルー膜を除去する。続いて、図20に示したように、熱酸化法により、例えば酸化シリコンよりなるゲート酸化膜23を例えば5nmないし10nm程度の厚みで形成する。そののち、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition ;化学気相成長)法により、ポリシリコンよりなるゲート電極材料膜(図示せず)を例えば150nmないし200nmの厚みで形成する。このゲート電極材料膜を、例えばフォトリソグラフィおよびエッチングにより加工することにより、同じく図20に示したように、半導体層50の上面側に、ゲート酸化膜23を間にして、ゲート電極20を形成する。
ゲート電極20を形成したのち、図21に示したように、ゲート電極20およびオフセットスペーサ(図示せず)をマスクとして、ヒ素(As)またはリン(P)のインプランテーションIMPLにより、ゲート電極20の両側にエクステンション領域52S,52Dを形成する。更に、ゲート電極20の側面にサイドウォール(図示せず)を形成し、ヒ素(As)またはリン(P)のインプランテーションを行う。これにより、半導体層50に、ゲート電極20を間にしてソース領域50Sおよびドレイン領域50Dを形成する。そののち、サイドウォールを除去する。
ソース領域50Sおよびドレイン領域50Dを形成したのち、図22に示したように、ゲート電極20の表面および半導体層50の上面に、例えばCVD法により、例えば酸化シリコンよりなる第1絶縁膜81を、数十nm、例えば10nmないし30nmの厚みで形成する。
第1絶縁膜81を形成したのち、図23に示したように、第1絶縁膜81の表面に、例えばCVD法により、第1絶縁膜81とはエッチングレートが異なる材料、例えば窒化シリコンよりなる第2絶縁膜82を、数nmないし数十nm、例えば5nmないし30nmの厚みで形成する。
第2絶縁膜82を形成したのち、図24に示したように、第2絶縁膜82の上に、例えばCVDにより、酸化シリコンよりなる第3絶縁膜83を、例えば500nmないし1000nmの厚みで形成する。
第3絶縁膜83を形成したのち、図25に示したように、フォトリソグラフィおよびエッチングにより第3絶縁膜83,第2絶縁膜82および第1絶縁膜81の一部を除去し、ソース領域50Sおよびドレイン領域50DにコンタクトホールH1を形成する。コンタクトホールH1は、図14の平面図に示したように、ゲート電極20のフィンガー部21と平行に設けられる。
コンタクトホールH1を形成したのち、図26に示したように、高濃度のヒ素(As)またはリン(P)のインプランテーションIMPLにより、低抵抗領域51S,51Dを形成する。
低抵抗領域51S,51Dを形成したのち、図27に示したように、コンタクトホールH1内に、チタン層、窒化チタン層およびタングステン層の積層構造をもつコンタクトプラグ60S,60Dを形成する。コンタクトプラグ60S,60Dは、ソース領域50Sおよびドレイン領域50Dの上に設けられる。また、コンタクトプラグ60S,60Dは、図14の平面図に示したように、ゲート電極20のフィンガー部21と平行に設けられる。
コンタクトプラグ60S,60Dを形成したのち、図28に示したように、コンタクトプラグ60S,60Dの上に、第1メタルM1として、アルミニウム(Al)よりなるソース電極30Sおよびドレイン電極30Dを形成する。ソース電極30Sのフィンガー部31Sおよびドレイン電極30Dのフィンガー部31Dは、図14の平面図に示したように、ゲート電極20のフィンガー部21と平行に設けられる。
ソース電極30Sおよびドレイン電極30Dを形成したのち、図29に示したように、第3絶縁膜83の上面および第1メタルM1の表面に、例えばCVD法により、酸化シリコンよりなる第4絶縁膜84を形成する。
第4絶縁膜84を形成したのち、図30に示したように、フォトリソグラフィおよびドライエッチングにより、開口Pを形成する。開口Pは、半導体層50のXY面内方向において第1メタルM1の間の領域、具体的には、ソース電極30Sおよびドレイン電極30Dの間の領域(ゲート電極20のフィンガー部21の上方)に形成する。開口Pの幅WPは、例えば100nmないし1000nmとする。このとき、第2絶縁膜82がエッチングストッパーとして機能し、開口Pのエッチングは、酸化シリコンよりなる第4絶縁膜84および第3絶縁膜83を貫通して進み、第2絶縁膜82の上面で停止する。
開口Pを形成したのち、図31に示したように、第4絶縁膜84の上に、例えばCVD法により、酸化シリコンよりなる第5絶縁膜85を形成する。第5絶縁膜85は、開口Pの上部にオーバーハングしながら堆積する。よって、開口P内に第5絶縁膜85が埋まる前に、開口Pの上部が第5絶縁膜85で閉塞され、開口P内に気密封止された空隙AGが形成される。開口Pの側面および底面は、第5絶縁膜85で被覆されていてもよい。空隙AGは、第3絶縁膜83,第4絶縁膜84および第5絶縁膜85(酸化シリコン、誘電率3.9)よりも誘電率が低く、低誘電率領域70としての機能を有する。空隙AG内には、空気(誘電率1.0)が存在していてもよいし真空でもよく、特に限定されない。空隙AGすなわち低誘電率領域70は、第1メタルM1の下面よりも下方の第1領域A1と、第1メタルM1の下面と上面との間の第2領域A2と、第1メタルの上面よりも上方の第3領域A3とにわたって連続して一体に設けられる。
そののち、図7に示したように、第5絶縁膜85の上に、必要に応じて第6絶縁膜86を形成する。なお、図示しないが、第5絶縁膜85上に、第1メタルM1と同様に絶縁膜の形成および金属層の形成を順次行うことにより、第2メタルM2,第3メタルM3等を形成してもよい。以上により、図7に示した電界効果トランジスタ10が完成する。
この電界効果トランジスタ10では、半導体層50のXY面内方向において第1メタルM1の間の領域に、積層方向Zにおいて、第1メタルM1の下面よりも下方の第1領域A1と、第1メタルM1の下面と上面との間の第2領域A2と、第1メタルM1の上面よりも上方の第3領域A3とに、低誘電率領域70が設けられている。よって、ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgM、または、第1メタルM1どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM1などが小さくなり、オフ容量の外部成分Cexが低減される。
このように本実施の形態では、半導体層50のXY面内方向において第1メタルM1の間の領域に、積層方向Zにおいて少なくとも第1メタルM1の下面よりも下方の第1領域A1に低誘電率領域70を設けるようにしている。よって、オフ容量の外部成分Cexを低減することが可能となり、オン抵抗とオフ容量との積(RonCoff)を低減し、高周波スイッチ1の重要な特性である低損失化を促進することが可能となる。
また、低誘電率領域70を、積層方向Zにおいて、上述した第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3にわたって設けるようにしている。よって、ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgM、第1メタルM1どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM1などを抑え、オフ容量の外部成分Cexをより低減することが可能となる。
更に、半導体層50の上に、エッチングレートの異なる複数の絶縁膜を含む少なくとも一層の絶縁膜80を設けるようにしている。よって、複数の絶縁膜のエッチングレートの違いを利用して開口Pのエッチング停止位置を高精度に制御することが可能となる。よって、ゲート電極20の表面が削られたり、ゲート電極20の側面が削られエッチングがSi表面まで達した場合に起こるSi表面のドーズロスや、ゲート酸化膜23のサイドエッチングによるゲート長のばらつき、それに起因して引き起こされる閾値電圧のばらつきの増大を抑え、電界効果トランジスタ10を安定的に製造し、電界効果トランジスタ10の信頼性を向上させることが可能となる。
加えて、少なくとも一層の絶縁膜80の上面からゲート電極20の上面に向けて開口Pを設け、この開口P内に低誘電率領域70を設けるようにしている。よって、開口Pの幅WPを広くとることが可能となる。従って、ゲート電極20の近傍にウェットエッチングにより空隙を設ける場合に狭い空隙にエッチング溶液が入りづらいという問題点が解消される。これにより、SOI基板55のウェハ面内におけるエッチング均一性、電界効果トランジスタ10の特性の均一性を向上させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
なお、上記第1の実施の形態では、コンタクトプラグ60S,60Dの上に、第1メタルM1のみを積層した場合について説明した。しかしながら、本開示は、図32に示した電界効果トランジスタ10Aのように、第1メタルM1の上に第2メタルM2を積層した場合にも適用可能である。また、この場合には、低誘電率領域70を第2メタルM2の間にも延長して設けることにより、第2メタルM2どうしの間の容量(配線間容量)CMM2を低減し、オフ容量の外部成分Cexを更に抑えることが可能である。
第2メタルM2は、第4絶縁膜84と第5絶縁膜85との間に設けられている。第1メタルM1と第2メタルM2とはコンタクトプラグ94により接続されている。また、少なくとも一層の絶縁膜80は、第4絶縁膜84の上面および第2メタルM2の表面を覆う第7絶縁膜87を更に含んでいる。開口Pは、第7絶縁膜87の上面から、第7絶縁膜87、第4絶縁膜84および第3絶縁膜83を貫通し、第2絶縁膜82の上面に達している。開口P内には、低誘電率領域70として、第1の実施の形態と同様の空隙AGが設けられている。
空隙AGは、積層方向Zにおいて、第1メタルM1の下面よりも下方の第1領域A1と、第1メタルM1の下面と上面との間の第2領域A2と、第1メタルM1の上面よりも上方の第3領域A3とに設けられている。第3領域A3において、空隙AGは、第1メタルM1の間および第2メタルM2の間に設けられている。よって、本実施の形態では、上記第1の実施の形態と同様に、ゲート電極20とコンタクトプラグ60S,60Dとの間の容量あるいはゲート電極20と第1メタルM1との間の容量CgM、または、第1メタルM1どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM1が抑えられることに加えて、第2メタルM2どうしの間に生じる容量(配線間容量)CMM2も抑えられ、オフ容量の外部成分Cexが低減される。
(第3の実施の形態)
また、上記第1の実施の形態では、低誘電率領域70が、第1絶縁膜81および第2絶縁膜82のうちゲート電極20の表面を覆う部分の幅W82以下の幅W70で設けられている場合について説明した。しかしながら、ゲート電極20のフィンガー部21の幅を小さくした場合には、図33に示した電界効果トランジスタ10Bのように、低誘電率領域70は、第1絶縁膜81および第2絶縁膜82のうちゲート電極20の表面を覆う部分の幅W82よりも大きい幅W70で設けられていることも可能である。
(第4の実施の形態)
更に、上記第1の実施の形態では、低誘電率領域70として、開口P内に気密封止された空隙AGを設ける場合について説明した。しかしながら、低誘電率領域70は空隙AGに限られず、第3絶縁膜83および第4絶縁膜84(開口Pが貫通する絶縁膜)よりも低誘電率の材料により構成されていてもよい。具体的には、例えば第3絶縁膜83および第4絶縁膜84が酸化シリコン(SiO2、誘電率3.9)膜である場合には、第5絶縁膜85をSiOC(炭素が添加された酸化シリコン、誘電率2.9)により構成し、開口Pの少なくとも一部を第5絶縁膜85で埋め込むようにすることも可能である。例えば図34に示した電界効果トランジスタ10Cのように、低誘電率領域70のうち第1領域A1および第2領域A2は、第3絶縁膜83および第4絶縁膜84よりも低誘電率の第5絶縁膜85により埋め込まれていてもよい。また、低誘電率領域70のうち第3領域A3には空隙AGが設けられていてもよい。
(第5の実施の形態)
加えて、上記第1の実施の形態では、低誘電率領域70が、ゲート電極20のフィンガー部21と平行に延長されている場合について説明した。しかしながら、図35ないし図37に示した電界効果トランジスタ10Dのように、低誘電率領域70は、ゲート電極20のフィンガー部21に対して交差する方向、例えばゲート電極20のフィンガー部21に対して垂直な方向(X方向)に延長されていてもよい。これにより、ゲート電極20と開口Pおよび低誘電率領域70との合わせずれの影響を小さくすることが可能となる。また、この場合、低誘電率領域70は、ゲート電極20のフィンガー部21の延長方向(Y方向)に沿って複数並べて配置されていてもよい。
図38ないし図42は、本実施の形態に係る電界効果トランジスタ10Dの製造方法を工程順に表したものである。なお、第1の実施の形態と重複する工程については図19ないし図31を参照して説明する。
まず、図38および図39に示したように、第1の実施の形態と同様にして、図19ないし図29に示した工程により、半導体層50の上面側にゲート電極20を形成し、半導体層50にソース領域50Sおよびドレイン領域50Dを形成したのち、第1絶縁膜81ないし第3絶縁膜83、コンタクトプラグ60S,60D、第1メタルM1および第4絶縁膜84を形成する。
次いで、図40ないし図42に示したように、第4絶縁膜84の上にレジスト膜R1を形成し、このレジスト膜R1をマスクとしたドライエッチングにより開口Pを形成する。
続いて、レジスト膜R1を除去し、図35ないし図37に示したように、第4絶縁膜84の上に第5絶縁膜85を形成し、開口Pの上部を第5絶縁膜85で閉塞させ、開口P内に気密封止された空隙AGを形成する。以上により、図35ないし図37に示した電界効果トランジスタ10Dが完成する。
(第6の実施の形態)
更にまた、上記第1の実施の形態では、図14に示したように、低誘電率領域70(空隙AG等)が、アクティブ領域AA内のゲート電極20のフィンガー部21の上方に設けられている場合について説明した。しかしながら、図43に示した電界効果トランジスタ10Eのように、低誘電率領域70は、フィンガー部21の上方または、連結部22の少なくとも一部の上方に設けられていることも可能である。具体的には、低誘電率領域70は、連結部22のうち、ドレイン電極30Dのフィンガー部31Dおよび連結部32Dを回避した領域の上方に設けられていることが好ましい。なお、図43では、ゲート電極20のフィンガー部21の上方の低誘電率領域70は省略している。
(適用例)
図44は、無線通信装置の一例を表したものである。この無線通信装置3は、例えば、音声、データ通信、LAN接続など多機能を有する携帯電話システムである。無線通信装置3は、例えば、アンテナANTと、高周波スイッチ1と、高電力増幅器HPAと、高周波集積回路RFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)と、ベースバンド部BBと、音声出力部MICと、データ出力部DTと、インタフェース部I/F(例えば、無線LAN(W−LAN;Wireless Local Area Network )、Bluetooth (登録商標)、他)とを有している。高周波スイッチ1は、第1の実施の形態において図1ないし図5を参照して説明した高周波スイッチ1により構成されている。高周波集積回路RFICとベースバンド部BBとはインタフェース部I/Fにより接続されている。
この無線通信装置3では、送信時、すなわち、無線通信装置3の送信系から送信信号をアンテナANTへと出力する場合には、ベースバンド部BBから出力される送信信号は、高周波集積回路RFIC、高電力増幅器HPA、および高周波スイッチ1を介してアンテナANTへと出力される。
受信時、すなわち、アンテナANTで受信した信号を無線通信装置3の受信系へ入力させる場合には、受信信号は、高周波スイッチ1および高周波集積回路RFICを介してベースバンド部BBに入力される。ベースバンド部BBで処理された信号は、音声出力部MICと、データ出力部DTと、インタフェース部I/Fなどの出力部から出力される。
以上、実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
更に、例えば、上記実施の形態では、高周波スイッチ1、電界効果トランジスタ10、および無線通信措置3の構成を具体的に挙げて説明したが、これらは、図示した構成要素を全て備えるものに限定されるものではない。また、一部の構成要素を他の構成要素に置換することも可能である。
加えて、上記実施の形態では、電界効果トランジスタ10を無線通信装置3の高周波スイッチ1に適用した場合について説明したが、電界効果トランジスタ10は高周波スイッチ(RF−SW)のほか、PA(Power Amplifier )などの他の高周波デバイスにも適用可能である。
更にまた、上記実施の形態において説明した各層の形状、材料および厚み、または成膜方法等は限定されるものではなく、他の形状、材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法としてもよい。
更にまた、例えば、上記実施の形態では、SOI基板55の支持基板53が高抵抗シリコン基板である場合について説明した。しかしながら、SOI基板55は、サファイアよりなる支持基板53を有する、いわゆるSOS(Silicon on Sapphire )基板でもよい。サファイアよりなる支持基板53は絶縁性なので、SOS基板上に形成された電界効果トランジスタ10は、GaAsなどの化合物系FETにより近い特性を示す。なお、本開示は、SOI基板またはSOS基板に限られず、バルク基板に電界効果トランジスタ10を形成する場合にも適用可能である。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
ゲート電極と、
前記ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を有する半導体層と、
前記ソース領域および前記ドレイン領域の上に設けられたコンタクトプラグと、
前記コンタクトプラグの上に積層された第1メタルと、
前記半導体層の面内方向において前記第1メタルの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも前記第1メタルの下面よりも下方の第1領域に設けられた低誘電率領域と
を備えた電界効果トランジスタ。
(2)
前記低誘電率領域は、積層方向において、前記第1領域と、前記第1メタルの下面と前記第1メタルの上面との間の第2領域とに設けられている
前記(1)記載の電界効果トランジスタ。
(3)
前記低誘電率領域は、積層方向において、前記第1領域および前記第2領域と、前記第1メタルの上面よりも上方の第3領域とに設けられている
前記(2)記載の電界効果トランジスタ。
(4)
前記半導体層の上に設けられた少なくとも一層の絶縁膜と、
前記少なくとも一層の絶縁膜の上面から前記ゲート電極の上面に向けて設けられた開口と
を更に備え、
前記低誘電率領域は、前記開口内に設けられている
前記(3)記載の電界効果トランジスタ。
(5)
前記少なくとも一層の絶縁膜は、エッチングレートの異なる複数の絶縁膜を含む
前記(4)記載の電界効果トランジスタ。
(6)
前記少なくとも一層の絶縁膜は、
前記ゲート電極の表面および前記半導体層の上面を覆う第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜の表面を覆う第2絶縁膜と、
前記第2絶縁膜の表面と前記第1メタルの下面との間に設けられた第3絶縁膜と、
を含み、
前記第2絶縁膜は、前記第1絶縁膜および前記第3絶縁膜とはエッチングレートの異なる材料により構成され、
前記開口は、少なくとも前記第3絶縁膜を貫通して前記第2絶縁膜の上面に達している
前記(4)または(5)記載の電界効果トランジスタ。
(7)
前記少なくとも一層の絶縁膜は、前記第3絶縁膜の上面および前記第1メタルの表面を覆う第4絶縁膜を更に含み、
前記開口は、前記第4絶縁膜の上面から前記第2絶縁膜の上面に達している
前記(6)記載の電界効果トランジスタ。
(8)
前記少なくとも一層の絶縁膜は、前記第4絶縁膜の上に、第5絶縁膜を更に含み、
前記開口内の少なくとも一部に、前記低誘電率領域として、空隙が設けられ、
前記空隙の上部は、前記第5絶縁膜により閉塞されている
前記(7)記載の電界効果トランジスタ。
(9)
前記第5絶縁膜は、前記開口の側面および底面を被覆している
前記(8)記載の電界効果トランジスタ。
(10)
前記低誘電率領域は、前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜のうち前記ゲート電極の表面を覆う部分の幅以下の幅で設けられている
前記(6)ないし(9)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(11)
前記ゲート電極は、一方向に延長されており、
前記コンタクトプラグ、前記第1メタルおよび前記低誘電率領域は、前記ゲート電極に対して平行に延長されている
前記(1)ないし(10)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(12)
前記半導体層に前記ソース領域および前記ドレイン領域が設けられた素子領域と、
多層配線部を有する配線領域と、
前記素子領域および前記配線領域を区画する素子分離層と
を更に備え、
前記低誘電率領域は、前記素子領域内に設けられている
前記(1)ないし(11)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(13)
前記素子領域および前記配線領域を含むアクティブ領域と、
前記アクティブ領域の外側に設けられ、前記素子分離層が設けられた素子分離領域と
を備え、
前記素子分離領域は、前記素子分離層上に、前記ゲート電極に接続されたゲートコンタクトを有し、
前記低誘電率領域は、前記ゲートコンタクトを回避して設けられている
前記(12)記載の電界効果トランジスタ。
(14)
前記第4絶縁膜と前記第5絶縁膜との間に、第2メタルを更に備え、
前記少なくとも一層の絶縁膜は、前記第4絶縁膜の上面および前記第2メタルの表面を覆う第7絶縁膜を更に含み、
前記開口は、前記第7絶縁膜の上面から前記第2絶縁膜の上面に達している
前記(8)記載の電界効果トランジスタ。
(15)
前記低誘電率領域は、前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜のうち前記ゲート電極の表面を覆う部分の幅よりも大きい幅で設けられている
前記(6)ないし(9)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(16)
前記開口の少なくとも一部に、前記低誘電率領域として、前記第3絶縁膜および前記第4絶縁膜よりも誘電率の低い材料よりなる第5絶縁膜が埋め込まれている
前記(7)記載の電界効果トランジスタ。
(17)
前記ゲート電極は、一方向に延長されており、
前記コンタクトプラグおよび前記第1メタルは、前記ゲート電極に対して平行に延長され、
前記低誘電率領域は、前記ゲート電極に対して交差する方向に延長されている
前記(1)ないし(16)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(18)
前記ゲート電極は、同一方向に延長された複数のフィンガー部と、前記複数のフィンガー部を連結する連結部とを有し、
前記低誘電率領域は、前記フィンガー部の上方または前記連結部の少なくとも一部の上方に設けられている
前記(1)ないし(17)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(19)
高周波デバイス用電界効果トランジスタである
前記(1)ないし(18)のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
(20)
半導体層の上面側にゲート電極を形成する工程と、
前記半導体層に、前記ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
前記ソース領域および前記ドレイン領域の上にコンタクトプラグを設ける工程と、
前記コンタクトプラグの上に第1メタルを積層する工程と、
前記半導体層の面内方向において前記第1メタルの間の領域に、積層方向において少なくとも前記第1メタルの下面よりも下方の第1領域に低誘電率領域を設ける工程と
を含む電界効果トランジスタの製造方法。
1…高周波スイッチ、3…無線通信装置、10,10A〜10E…電界効果トランジスタ、20…ゲート電極、21…フィンガー部、22…連結部、23…ゲート酸化膜、24…ゲートコンタクトプラグ、25…ゲートコンタクト層、30S…ソース電極、31S…フィンガー部、32S…連結部、30D…ドレイン電極、31D…フィンガー部、32D…連結部、50…半導体層、50S…ソース領域、50D…ドレイン領域、51S,51D…低抵抗領域、52S,52D…エクステンション領域、53…支持基板、54…埋込み酸化膜、55…SOI基板、60S,60D…コンタクトプラグ、70…低誘電率領域、80…少なくとも一層の絶縁膜、81…第1絶縁膜、82…第2絶縁膜、83…第3絶縁膜、84…第4絶縁膜、85…第5絶縁膜、86…第6絶縁膜、87…第7絶縁膜、90…多層配線部、91…第1配線層、92…第2配線層、93…コンタクトプラグ、100…素子分離層、A1…第1領域、A2…第2領域、A3…第3領域、AA…アクティブ領域、AA1…素子領域、AA2…配線領域、AB…素子分離領域、AG…空隙、M1…第1メタル、M2…第2メタル、P…開口。

Claims (31)

  1. ゲート電極と、
    前記ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を有する半導体層と、
    前記ソース領域の上に設けられた第1コンタクトプラグおよび前記ドレイン領域の上に設けられた第2コンタクトプラグを含み、第1導電性材料を含む複数のコンタクトプラグと、
    前記複数のコンタクトプラグの上にそれぞれ積層され、第1導電性材料とは異なる第2導電性材料を含む複数の第1メタルと、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも前記第1メタルの下面よりも下方の領域に設けられた一層以上の絶縁膜と、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において少なくとも前記複数の第1メタルの下面と前記ゲート電極の上面との間に設けられた低誘電率領域と
    を備え、
    前記一層以上の絶縁膜が、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において前記複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、前記第1コンタクトプラグおよび前記第2コンタクトプラグの側面と前記ゲート電極の側面との間の領域を占める第1部分と、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において前記ゲート電極の上面よりも上方に設けられた第2部分と
    を含み、
    前記低誘電率領域は、前記一層以上の絶縁膜の前記第2部分の内部に設けられている
    電界効果トランジスタ。
  2. 前記一層以上の絶縁膜の前記第1部分が、前記半導体層の面内方向において前記ゲート電極と前記複数のコンタクトプラグとの間の空間を埋めている
    請求項1記載の電界効果トランジスタ。
  3. 前記低誘電率領域は、空隙により構成されている
    請求項1または2記載の電界効果トランジスタ。
  4. 前記空隙の上端は、前記一層以上の絶縁膜の前記第2部分により形成されている
    請求項3記載の電界効果トランジスタ。
  5. 前記空隙の上端は、前記一層以上の絶縁膜の前記第2部分により形成されていると共に、前記積層方向において前記複数の第1メタルの下面以下の位置に設けられている
    請求項3記載の電界効果トランジスタ。
  6. 前記一層以上の絶縁膜は、第1絶縁膜、第2絶縁膜、および第3絶縁膜を有し、
    前記第1絶縁膜は、少なくとも前記ゲート電極の側面に沿って延在し、
    前記第1絶縁膜の少なくとも一部は、前記第2絶縁膜と前記ゲート電極との間に設けられ、
    前記第3絶縁膜は、前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において前記複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、
    前記第3絶縁膜は、前記空隙の側部の外側に位置している
    請求項3ないし5のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  7. 前記一層以上の絶縁膜は、第4絶縁膜を更に有し、
    前記空隙の上端は、前記第4絶縁膜により形成されていると共に、前記積層方向において前記複数の第1メタルの下面以下の位置に設けられている
    請求項6記載の電界効果トランジスタ。
  8. 前記一層以上の絶縁膜は、第4絶縁膜を更に有し、
    前記第4絶縁膜は、少なくとも前記空隙の側部と前記第3絶縁膜との間に設けられている
    請求項6記載の電界効果トランジスタ。
  9. 前記一層以上の絶縁膜の前記第2部分が、少なくとも、前記第4絶縁膜のうち前記空隙の側部と前記第3絶縁膜との間に設けられた一部を含む
    請求項7または8記載の電界効果トランジスタ。
  10. 前記一層以上の絶縁膜の前記第2部分は、前記第4絶縁膜のうち前記空隙の側部と前記第3絶縁膜との間に設けられた一部と、前記第3絶縁膜のうち前記第4絶縁膜と前記第1コンタクトプラグおよび前記第2コンタクトプラグの側面との間に設けられた一部とを含む
    請求項9記載の電界効果トランジスタ。
  11. 前記第4絶縁膜の残部は、前記第3絶縁膜の上に、前記複数の第1メタルの表面を覆って設けられている
    請求項9または10記載の電界効果トランジスタ。
  12. 前記ゲート電極、前記半導体層、および前記複数のコンタクトプラグを含むアクティブ領域と、
    前記ゲート電極に接続されたゲートコンタクトを有し、前記アクティブ領域の外側に設けられた素子分離領域と
    を含む請求項7ないし11のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  13. 前記ゲート電極は、一方向に延長されており、
    前記複数のコンタクトプラグ、前記複数の第1メタルおよび前記低誘電率領域は、前記ゲート電極に対して平行に延長されている
    請求項7ないし12のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  14. 前記第3絶縁膜は、前記第3絶縁膜の上面から前記ゲート電極の上面に向かう凹部を有する
    請求項7ないし13のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  15. 前記空隙が少なくとも前記凹部内に設けられる
    請求項14記載の電界効果トランジスタ。
  16. 前記第4絶縁膜が前記凹部の側面と底面を覆う
    請求項14または15に記載の電界効果トランジスタ。
  17. 前記空隙の幅が前記凹部の上部における幅よりも小さい
    請求項14ないし16のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  18. 前記凹部の上部における幅が前記ゲート電極の上面の幅よりも小さい
    請求項14ないし17のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  19. 前記凹部の前記底面がケイ素(Si)と窒素(N)とで構成されている
    請求項16ないし18のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  20. 前記空隙と前記凹部の前記側面との間における前記第4絶縁膜の厚みは、前記空隙と前記凹部の前記底面との間における前記第4絶縁膜の厚みよりも小さい
    請求項16ないし19のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  21. 前記第1絶縁膜、前記第2絶縁膜、前記第3絶縁膜および前記第4絶縁膜のうち少なくとも一つが、前記空隙と前記ゲート電極との間に設けられている
    請求項7ないし20のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  22. 前記第2絶縁膜は、少なくとも前記ゲート電極の側面に沿って延在する
    請求項8ないし21のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  23. 前記低誘電率領域が、前記半導体層の面内方向において前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとの間に前記ゲート電極が位置する特定断面で、前記ゲート電極の上面の少なくとも一部の上方に一つのみ設けられる
    請求項1ないし22のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  24. 前記複数の第1メタルのそれぞれの上方に設けられた複数の第2メタルを更に備え、
    前記低誘電率領域は、前記積層方向において少なくとも前記複数の第2メタルの上面まで延在している
    請求項1ないし23のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  25. 前記ゲート電極は、同一方向に延長された複数のフィンガー部と、前記複数のフィンガー部を連結する連結部とを有し、
    前記低誘電率領域は、前記フィンガー部の上方または前記連結部の少なくとも一部の上方に設けられている
    請求項1ないし24のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  26. 高周波デバイス用電界効果トランジスタである
    請求項1ないし25のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  27. 前記第1導電性材料は、タングステンを含む
    請求項1ないし26のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  28. 前記第2導電性材料は、アルミニウムを含む
    請求項1ないし27のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  29. 電界効果トランジスタを有する高周波スイッチと、
    前記高周波スイッチに接続された高周波集積回路と
    を備え、
    前記電界効果トランジスタは、
    ゲート電極と、
    前記ゲート電極を間にしてソース領域およびドレイン領域を有する半導体層と、
    前記ソース領域の上に設けられた第1コンタクトプラグおよび前記ドレイン領域の上に設けられた第2コンタクトプラグを含み、第1導電性材料を含む複数のコンタクトプラグと、
    前記複数のコンタクトプラグの上にそれぞれ積層され、第1導電性材料とは異なる第2導電性材料を含む複数の第1メタルと、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、積層方向において少なくとも前記第1メタルの下面よりも下方の領域に設けられた一層以上の絶縁膜と、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において少なくとも前記複数の第1メタルの下面と前記ゲート電極の上面との間に設けられた低誘電率領域と
    を備え、
    前記一層以上の絶縁膜が、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において前記複数の第1メタルの下面よりも下方に設けられ、前記第1コンタクトプラグおよび前記第2コンタクトプラグの側面と前記ゲート電極の側面との間の領域を占める第1部分と、
    前記半導体層の面内方向において前記複数のコンタクトプラグの間の領域に設けられると共に、前記積層方向において前記ゲート電極の上面よりも上方に設けられた第2部分と
    を含み、
    前記低誘電率領域は、前記一層以上の絶縁膜の前記第2部分の内部に設けられている
    無線通信装置。
  30. 前記高周波集積回路に接続されたベースバンド部を更に備えた
    請求項29記載の無線通信装置。
  31. 前記高周波スイッチに接続されたアンテナを更に備えた
    請求項29記載の無線通信装置。
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