JP2019109423A - 画像形成装置、収容容器の交換確認方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容容器の交換に伴う印刷ジョブの保留状態がユーザに及ぼす影響を低減する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、電源起動時に、トナー収容容器から取得した識別情報と、不揮発性メモリに保存する識別情報とが一致しない場合(S201:N)、トナー収容容器が電源オフ中に交換されたと判定する。画像形成装置は、交換されたトナー収容容器が交換条件を満たしておらず且つブラックトナーでなければ(S203:N、S204:N)、白黒印刷モードの実行を許可し、カラー印刷モードの実行を保留する(S207)。【選択図】図10
Description
本発明は、現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置に関し、特に現像剤を収容する収容容器が着脱可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像を現像器内の現像剤を用いて現像することで画像を形成する。現像器は、内部に蓄積できる現像剤の量に限度がある。そのために現像剤を収容した収容容器が用いられる。収容容器は、画像形成装置に着脱可能である。画像形成装置は、装着された収容容器から現像器に現像剤を適宜補給する。収容容器内に収容できる現像剤の量にも限度がある。収容容器内の現像剤がなくなると、収容容器から現像器への現像剤の補給ができなくなる。その場合、画像形成装置は、収容容器の交換をユーザに通知する。
収容容器内に現像剤が所定量以上あるにもかかわらず、ユーザが収容容器を交換することがある。このような場合、収容容器に現像剤が残っていることを警告する画面を表示し、元の収容容器が再度装着されるまで印刷ジョブを保留する画像形成装置が提案されている(特許文献1)。この画像形成装置は、収容容器が交換すべきタイミングではないことをユーザに通知する。そのために現像剤が残っている収容容器の交換を回避して、資源の浪費を抑制することができる。
従来の画像形成装置は、電源オフ中に収容容器が交換された場合、警告画面を次の起動時に表示する。起動時のユーザが電源オフ中に収容容器を交換したユーザとは異なる場合、起動時のユーザは、交換された収容容器を元の収容容器に戻すことが困難である。この場合、起動時のユーザは、印刷ジョブの保留状態を解除できず、印刷を行うことができない可能性がある。また、複数色の現像剤で画像形成を行う画像形成装置は、元に戻されない収容容器が一つでもあると、すべての印刷ジョブを保留する。そのために、例えば、交換された収容容器の現像剤が有彩色であった場合、収容容器を交換していないブラックの現像剤のみを使用する白黒印刷モードの印刷ジョブも保留状態になる。この場合、ユーザは不便さを感じることがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、収容容器の交換に伴う印刷ジョブの保留状態がユーザに及ぼす影響を低減する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、感光体及び現像剤により前記感光体に画像を形成する現像手段を有して、それぞれ異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段と、前記現像剤を、対応する色の前記現像手段に補給する複数の収容容器と、前記収容容器が着脱される装着部と、前記収容容器の交換条件が満たされているかを判定する第1の判定手段と、前記収容容器の交換を判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段により前記収容容器が交換されたと判定され、且つ前記第1の判定手段により交換された収容容器の交換条件が満たされていないと判定された場合、交換された収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を保留し、交換されていない収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を許可する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、交換されていない収容容器に収容された現像剤を用いた画像形成を行え、全ての画像形成ができなくなるという不都合が解消される。
以下、図面を参照して、実施の形態を詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は、画像形成装置200の構成図である。画像形成装置200は、各々異なる色成分のトナー像を形成する4つの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが、中間転写ベルト7の回転方向に並んで配置される。画像形成部Paは有彩色であるイエローのトナー像を形成する。画像形成部Pbは有彩色であるマゼンタのトナー像を形成する。画像形成部Pcは有彩色であるシアンのトナー像を形成する。画像形成部Pdはブラックのトナー像を形成する。画像形成装置200には、現像剤としてトナーを収容する収容容器であるトナー収容容器(トナーボトル)Ta、Tb、Tc、Tdが着脱自在に装着される。トナー収容容器Taはイエローのトナーを収容する。トナー収容容器Tbはマゼンタのトナーを収容する。トナー収容容器Tcはシアンのトナーを収容する。トナー収容容器Tdはブラックのトナーを収容する。トナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdは、対応する色のトナー像を形成する画像形成部の現像器に現像剤であるトナーを補給する。
図1は、画像形成装置200の構成図である。画像形成装置200は、各々異なる色成分のトナー像を形成する4つの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが、中間転写ベルト7の回転方向に並んで配置される。画像形成部Paは有彩色であるイエローのトナー像を形成する。画像形成部Pbは有彩色であるマゼンタのトナー像を形成する。画像形成部Pcは有彩色であるシアンのトナー像を形成する。画像形成部Pdはブラックのトナー像を形成する。画像形成装置200には、現像剤としてトナーを収容する収容容器であるトナー収容容器(トナーボトル)Ta、Tb、Tc、Tdが着脱自在に装着される。トナー収容容器Taはイエローのトナーを収容する。トナー収容容器Tbはマゼンタのトナーを収容する。トナー収容容器Tcはシアンのトナーを収容する。トナー収容容器Tdはブラックのトナーを収容する。トナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdは、対応する色のトナー像を形成する画像形成部の現像器に現像剤であるトナーを補給する。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは同様の構成である。以下では、イエローのトナー像を形成する画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdの構成に関する説明を省略する。
画像形成部Paは、感光ドラム1a、帯電器2a、レーザ露光器3a、及び現像器100aを有する。感光ドラム1aは、金属ローラの表面に感光層を備えた感光体である。感光ドラム1aは、矢印A方向に回転する。帯電器2aは、感光ドラム1aの感光層を帯電させる。レーザ露光器3aは、帯電器2aによって帯電された感光ドラム1aの感光層をイエローの色成分画像データに基づいて露光する。これにより感光ドラム1aの表面にイエローの色成分の静電潜像が形成される。現像器100aは、現像剤(トナー)を蓄積する。現像器100aは、感光ドラム1aの表面に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像する。これにより感光ドラム1aにトナー像が形成される。現像器100aは、現像器100a内の現像剤(トナー)の量を検知するトナー濃度センサ80aを備える。現像器100a内のトナー量が所定量よりも減少したことをトナー濃度センサ80aが検知すると、イエローのトナーを収容するトナー収容容器Taから現像器100aにイエローのトナーが補給される。
画像形成部Paは、感光ドラム1a、帯電器2a、レーザ露光器3a、及び現像器100aを有する。感光ドラム1aは、金属ローラの表面に感光層を備えた感光体である。感光ドラム1aは、矢印A方向に回転する。帯電器2aは、感光ドラム1aの感光層を帯電させる。レーザ露光器3aは、帯電器2aによって帯電された感光ドラム1aの感光層をイエローの色成分画像データに基づいて露光する。これにより感光ドラム1aの表面にイエローの色成分の静電潜像が形成される。現像器100aは、現像剤(トナー)を蓄積する。現像器100aは、感光ドラム1aの表面に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像する。これにより感光ドラム1aにトナー像が形成される。現像器100aは、現像器100a内の現像剤(トナー)の量を検知するトナー濃度センサ80aを備える。現像器100a内のトナー量が所定量よりも減少したことをトナー濃度センサ80aが検知すると、イエローのトナーを収容するトナー収容容器Taから現像器100aにイエローのトナーが補給される。
画像形成部Paは、一次転写ローラ4aを備える。一次転写ローラ4aは、感光ドラム1aに形成されたトナー像を中間転写ベルト7に転写する。一次転写ローラ4aは、転写時に感光ドラム1aと中間転写ベルト7とを接触させて一次転写ニップ部T1aを形成する。感光ドラム1aに形成されたトナー像が一次転写ニップ部T1aを通過する間、一次転写ローラ4aは一次転写電圧が印加される。これにより感光ドラム1aのトナー像が中間転写ベルト7に転写される。画像形成部Paは、ドラムクリーナ6aを有する。ドラムクリーナ6aは、感光ドラム1aに残留したトナーを除去する。
中間転写ベルト7は、二次転写対向ローラ8、従動ローラ17、第1テンションローラ18、及び第2テンションローラ19に掛け回されている。中間転写ベルト7は、二次転写対向ローラ8の回転駆動によって矢印B方向に回転する。画像形成部Paと同様にして画像形成部Pb〜Pcで形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト7の回転に応じて、順次、中間転写ベルト7に転写される。これにより中間転写ベルト7にはフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト7は、回転することで、転写されたトナー像を矢印B方向に搬送する。
中間転写ベルト7を挟んで二次転写対向ローラ8に対向する位置に二次転写ローラ9が配設される。二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ9とは、二次転写ニップ部T2を形成する。二次転写ニップ部T2には、中間転写ベルト7と記録材Sとが挟まれる。二次転写対向ローラ8に二次転写電圧が印加されることで、二次転写ニップ部T2において、中間転写ベルト7のトナー像が記録材へ転写される。ベルトクリーナ11は、中間転写ベルト7上に残留したトナーを除去する。
記録材Sはカセット部60に格納されている。記録材Sは、給紙ローラ(不図示)により、カセット部60から給紙される。給紙された記録材Sは搬送ローラ61へ搬送される。搬送ローラ61は、カセット部60から給紙された記録材Sをレジストレーションローラ62に向けて搬送する。レジストレーションローラ62は、記録材Sの斜行補正等を行う。レジストレーションローラ62は、中間転写ベルト7のトナー像が二次転写ニップ部T2に搬送されるタイミングに合わせて、記録材Sを二次転写ニップ部T2へ搬送する。
二次転写ニップ部T2でトナー像が転写された記録材Sは、定着器13へ搬送される。定着器13は、ヒータを有する定着ローラと加圧ローラとを備える。定着器13は、ヒータの熱と、定着ローラ及び加圧ローラの圧力と、によってトナー像を記録材Sに定着させる。トナー像が定着した記録材Sは、排紙ローラ64により画像形成装置200から排出される。以上のような画像形成動作により記録材Sに画像が形成された印刷物が生成される。
画像形成装置200は、不図示のパーソナルコンピュータやスキャナ等から取得する画像データに基づいて、以上のような画像形成動作を行う。画像形成動作について説明する。画像形成動作は、画像形成装置200に内蔵される制御部700により制御される。
画像形成動作を開始すると、感光ドラム1a、1b、1c、1dは矢印A方向へ回転を開始する。帯電器2a、2b、2c、2dは感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面を一様に帯電する。レーザ露光器3a、3b、3c、3dは画像データに基づいて感光ドラム1a、1b、1c、1dを露光する。これにより、感光ドラム1a、1b、1c、1dに画像データに応じた各色成分の静電潜像が形成される。
現像器100a、100b、100c、100dは、感光ドラム1a、1b、1c、1d上の静電潜像を現像することで、感光ドラム1a、1b、1c、1d上に各色成分のトナー像を形成する。感光ドラム1a、1b、1c、1d上のトナー像は、感光ドラム1a、1b、1c、1dの回転に伴い、一次転写ニップ部T1a、T1b、T1c、T1dへ搬送される。一次転写ニップ部T1a、T1b、T1c、T1dにおいて、感光ドラム1a、1b、1c、1d上の各色成分のトナー像は、一次転写ローラ4a、4b、4c、4dにより中間転写ベルト7上へ転写される。これにより中間転写ベルト7上にフルカラーのトナー像が形成される。感光ドラム1a、1b、1c、1dに残留したトナーは、ドラムクリーナ6a、6b、6c、6dによって除去される。
記録材Sは、感光ドラム1a、1b、1c、1dへのトナー像の形成開始に合わせたタイミングでカセット部60から給紙される。給紙された記録材Sは、搬送ローラ61によりレジストレーションローラ62に向けて搬送される。レジストレーションローラ62は、中間転写ベルト7上のトナー像が記録材S上の所定の位置に転写されるように、記録材Sを二次転写ニップ部T2に搬送するタイミングを調整する。二次転写ニップ部T2において、二次転写ローラ9は中間転写ベルト7上のトナー像を記録材Sに転写させる。二次転写ニップ部T2において記録材Sに転写されずに中間転写ベルト7に残留したトナーは、ベルトクリーナ11によって除去される。
トナー像を担持した記録材Sは定着器13に搬送される。定着器13は未定着のトナー像を記録材Sに溶融定着させる。定着器13を通過した記録材Sは、排紙ローラ64によって画像形成装置200から排出される。画像形成装置200は、このような画像形成動作により、記録材Sに、画像データに基づく画像を形成した印刷物を生成する。
画像形成装置200は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを使用したフルカラーの印刷物を生成するカラー印刷モードと、ブラックのトナーのみ使用したモノクロームの印刷物を生成する白黒印刷モードとで画像形成を行うことができる。ユーザは、いずれかのモードを選択して画像形成装置200に指示する。画像形成装置200は、ユーザからの指示に応じたモードで画像形成を行う。
(制御部)
図2は、制御部700の構成図である。以降の説明において、色を区別するための符号a、b、c、dは、色を区別して説明する必要がない場合に省略する。例えば、トナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdはトナー収容容器Tと記載される。
図2は、制御部700の構成図である。以降の説明において、色を区別するための符号a、b、c、dは、色を区別して説明する必要がない場合に省略する。例えば、トナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdはトナー収容容器Tと記載される。
制御部700は、上記の画像形成部P、定着器13、トナー濃度センサ80の他に、操作部706、駆動モータ604、回転検知センサ203、扉開閉スイッチ27、補給情報管理部224が接続される。
制御部700は、CPU(Central Processing Unit)701、ROM(Read Only Memory)702、及びRAM(Random Access Memory)703を備えるコンピュータシステムである。CPU701は、ROM702に格納される各種処理を制御するための制御プログラムを、RAM703を作業領域に用いて実行することで、画像形成装置200の各部の動作を制御する。制御部700は、モータ駆動部704、センサ出力検知部705、及び不揮発性メモリ708を備える。CPU701は、モータ駆動部704により駆動モータ604を制御する。CPU701は、センサ出力検知部705により回転検知センサ203の検知結果を取得する。不揮発性メモリ708は、後述のトナー収容容器Tに関する情報(補給情報)が記憶される。
制御部700は、CPU(Central Processing Unit)701、ROM(Read Only Memory)702、及びRAM(Random Access Memory)703を備えるコンピュータシステムである。CPU701は、ROM702に格納される各種処理を制御するための制御プログラムを、RAM703を作業領域に用いて実行することで、画像形成装置200の各部の動作を制御する。制御部700は、モータ駆動部704、センサ出力検知部705、及び不揮発性メモリ708を備える。CPU701は、モータ駆動部704により駆動モータ604を制御する。CPU701は、センサ出力検知部705により回転検知センサ203の検知結果を取得する。不揮発性メモリ708は、後述のトナー収容容器Tに関する情報(補給情報)が記憶される。
駆動モータ604は、トナー収容容器Tから現像器100にトナーを補給するために、トナー収容容器Tを回転させる駆動源である。モータ駆動部704は、駆動モータ604を制御する。そのためにモータ駆動部704は、駆動モータ604に供給する電流を制御する。駆動モータ604は、PWM(Pulse Width Modulation)制御される。CPU701は、時間当たりの電流の供給時間を示す制御値をPWM信号により設定する。CPU701は、PWM信号をモータ駆動部704に入力する。モータ駆動部704は、PWM信号に基づいて駆動モータ604に供給する電流量を制御する。本実施形態では、駆動モータ604としてDC(Direct Current)モータ(DCブラシモータ)を用いる。そのために駆動モータ604の回転速度及び回転駆動力は、駆動モータ604に供給される所定時間あたりの電流の時間割合に応じて決まる。
モータ駆動部704は、CPU701からENB信号(イネーブル信号)を取得する間、駆動モータ604に電流を供給することができる。つまりモータ駆動部704は、CPU701からENB信号を取得している間、駆動モータ604にPWM信号に応じた電流を供給して、駆動モータ604を駆動する。モータ駆動部704により駆動モータ604が駆動されることで、トナー収容容器Tが回転駆動される。モータ駆動部704は、CPU701がENB信号を停止することで、駆動モータ604への電流の供給を停止する。これにより駆動モータ604が停止し、トナー収容容器Tの回転が停止する。
回転検知センサ203は、発光部と受光部とを備えた光学センサである。回転検知センサ203は、受光部が発光部からの受光量に応じた信号を出力する。トナー収容容器Tの所定領域が回転検知センサ203の検知位置を通過している間、受光部の受光量は閾値未満に低下する。トナー収容容器Tの所定領域以外の領域が回転検知センサ203の検知位置を通過している間、受光部の受光量は閾値以上となる。このようにトナー収容容器Tの所定領域が回転検知センサ203の検知位置を通過することで、回転検知センサ203は、トナー収容容器Tの回転を検知する。回転検知センサ203の具体的な構成は、後述する。
センサ出力検知部705は、回転検知センサ203の出力信号を取得する。センサ出力検知部705は、回転検知センサ203から、受光量が閾値以上のときの出力信号を取得するとローレベルの信号を出力する。センサ出力検知部705は、回転検知センサ203から、受光量が閾値未満のときの出力信号を取得するとハイレベルの信号を出力する。即ち、センサ出力検知部705は、トナー収容容器Tの所定領域が回転検知センサ203の検知位置を通過している間にハイレベルの信号を出力し、トナー収容容器Tの所定領域以外の領域が該検知位置を通過している間にローレベルの信号を出力する。CPU701は、センサ出力検知部705から出力される信号により、トナー収容容器Tの回転を検知することができる。例えば、CPU701は、センサ出力検知部705から出力される信号がハイレベルからローレベルに変化し、その後ハイレベルに戻ることで、トナー収容容器Tの1回転を検知することができる。
トナー濃度センサ80は、例えば、現像器100内のトナー量に基づいて変化する透磁率に応じた信号を出力する。なお、トナー濃度センサ80は、現像器100内のトナー量を検知できるセンサであれば、どのような構成であってもよい。CPU701は、トナー濃度センサ80の出力信号を不図示の変換テーブルに基づいてトナー濃度に変換する。CPU701は、トナー濃度が目標濃度となるように、トナー収容容器Tから現像器100へのトナーの補給制御を行う。
操作部706は、ユーザインタフェースであり入力装置及び出力装置を備える。入力装置は、例えば各種キーボタン、タッチパネル等である。出力装置は、例えばタッチパネルのディスプレイ707である。操作部706は、キーボタンやタッチパネルを用いて入力されるユーザの指示をCPU701へ送信する。操作部706は、CPU701からの信号によってホーム画面、交換画面、警告画面、案内画面等の画面をディスプレイ707に表示する。操作部706は、CPU701からの信号によってユーザに画像形成装置200の状態を通知する。なお、出力装置は、例えば、ネットワークを介して画像形成装置200に通信可能に接続されたモニタであってもよい。
補給情報管理部224は、画像形成装置200に装着されたトナー収容容器Tの補給情報を管理する。詳細は後述するが、トナー収容容器Tは、補給情報を保存するメモリを備える。補給情報管理部224は、このメモリにアクセスして補給情報を読み取り、また、CPU701から取得する補給情報をメモリに書き込むリーダ/ライタである。補給情報は、例えばトナー収容容器Tに収容されるトナーの色、トナー収容容器Tの識別情報、トナー収容容器Tの製造番号、トナー収容容器Tの補給履歴を含む。トナー収容容器Tの補給履歴は、例えば、トナー収容容器Tの回転回数の情報を含む。CPU701は、センサ出力検知部705から出力される信号によりトナー収容容器Tの1回転を検知する度に、補給情報管理部224によってトナー収容容器Tの回転回数の情報を更新する。トナー収容容器Tは、累積された回転回数の情報を保存する。トナー収容容器Tは、1回転あたりの現像器100へのトナーの供給量が決まっている。そのためにトナー収容容器Tの回転回数は、トナー収容容器Tから現像器100へのトナーの補給回数に相当し、トナーの補給量を表す。
モータ駆動部704、センサ出力検知部705、回転検知センサ203、及び補給情報管理部224は色毎に設けられる。駆動モータ604は、色毎に設けられてもよいが、例えば複数のトナー収容容器Tを1つの駆動モータによって回転する構成でもよい。駆動モータ604からトナー収容容器Tへ駆動力を伝達可能な状態と、伝達不可能な状態とを制御するクラッチを用いることで、1つの駆動モータ604が複数のトナー収容容器Tを選択的に回転することができる。
扉開閉スイッチ27は、画像形成装置200に設けられる扉の開閉に応じて、開閉検知信号をCPU701へ送信する。開閉検知信号は、例えば、2値信号である。CPU701は、開閉検知信号に基づいて扉の開閉状態を検知する。例えば、開閉検知信号がローレベルであれば、CPU701は扉が閉状態であると判定する。開閉検知信号がハイレベルであれば、CPU701は扉が開状態であると判定する。図3により扉の開閉について説明する。
図3は、画像形成装置200の外観図である。図3では、画像形成装置200は、扉開閉スイッチ27により開閉が検知される扉26が開状態である。扉26が開状態であるときに、トナー収容容器Tが装着される装着部310が露出する。扉26は、トナー収容容器Tの着脱時にユーザにより開閉される。扉26は突起部26aを備える。扉26が閉じられた場合、突起部26aは扉開閉スイッチ27を押圧する。扉開閉スイッチ27は、扉26が閉じられて突起部26aによって押圧されると、ローレベルの開閉検知信号を出力する。扉開閉スイッチ27は、扉26が開けられて突起部26aによる押圧が解除されると、ハイレベルの開閉検知信号を出力する。なお、扉26は、装着部310のみを開閉する構成であってもよい。また、扉26は画像形成装置200の一側面の全体を開閉するように構成されてもよい。
(装着部)
図4は、装着部の構成の説明図である。図4(a)は装着部310をトナー収容容器Tの装着方向正面から見た部分正面図である。図4(b)は装着部310の内部を説明するための斜視図である。トナー収容容器Tは、図4(b)に示すように、装着部310に対して矢印M方向に挿入される。矢印M方向は、画像形成装置200の感光ドラム1a、1b、1c、1dの回転軸方向と同方向である。トナー収容容器Tは、装着部310から取り外す際に、矢印M方向の反対方向に引き抜かれる。
図4は、装着部の構成の説明図である。図4(a)は装着部310をトナー収容容器Tの装着方向正面から見た部分正面図である。図4(b)は装着部310の内部を説明するための斜視図である。トナー収容容器Tは、図4(b)に示すように、装着部310に対して矢印M方向に挿入される。矢印M方向は、画像形成装置200の感光ドラム1a、1b、1c、1dの回転軸方向と同方向である。トナー収容容器Tは、装着部310から取り外す際に、矢印M方向の反対方向に引き抜かれる。
装着部310は、駆動ギア300、回転規制部311、底部321、規制部312を備える。駆動ギア300は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tに対して駆動モータ604からの回転駆動力を伝達する。トナー収容容器Tは、回転することでトナーを排出する。回転規制部311は、トナー収容容器Tの回転に応じて後述のトナー収容容器Tのキャップ部が回転することを規制する。回転規制部311は、トナー収容容器Tのキャップ部を係止することでキャップ部の回転軸線方向への移動を規制する。
底部321は、装着されたトナー収容容器Tのトナーの排出口と連通しており、トナー収容容器Tから排出されたトナーを受け入れる受入口313が形成されている。トナー収容容器Tの排出口から排出されたトナーは、受入口313を通って現像器100へと供給される。本実施形態では、受入口313の直径がトナー収容容器Tの排出口の直径と同じであり、例えば、約2[mm]である。
底部321は、装着されたトナー収容容器Tのトナーの排出口と連通しており、トナー収容容器Tから排出されたトナーを受け入れる受入口313が形成されている。トナー収容容器Tの排出口から排出されたトナーは、受入口313を通って現像器100へと供給される。本実施形態では、受入口313の直径がトナー収容容器Tの排出口の直径と同じであり、例えば、約2[mm]である。
(トナー収容容器)
図5は、トナー収容容器Tの説明図である。図5(a)は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tの外観図である。図5(b)及び図5(c)は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tの内部構造の説明図である。トナー収容容器Tは、トナーを収容する収容部207、駆動モータ604から駆動ギア300を介して回転駆動力が伝達される駆動伝達部206、及びトナーを排出する構成を内包するキャップ部222を備える。キャップ部222は、内部に、トナーを排出する排出口211を有する排出部212、排出部212内のトナーを排出口211から排出するためのポンプ部210、及びポンプ部210を伸縮させる往復動部材213を備える。
図5は、トナー収容容器Tの説明図である。図5(a)は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tの外観図である。図5(b)及び図5(c)は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tの内部構造の説明図である。トナー収容容器Tは、トナーを収容する収容部207、駆動モータ604から駆動ギア300を介して回転駆動力が伝達される駆動伝達部206、及びトナーを排出する構成を内包するキャップ部222を備える。キャップ部222は、内部に、トナーを排出する排出口211を有する排出部212、排出部212内のトナーを排出口211から排出するためのポンプ部210、及びポンプ部210を伸縮させる往復動部材213を備える。
駆動伝達部206は、凸部220、被検知部221、及びカム溝214を有する。カム溝214は、駆動伝達部206の回転方向に、駆動伝達部206の一周に亘って形成されている。カム溝214、被検知部221、及び凸部220は一体に構成されており、駆動伝達部206として回転する。駆動モータ604から駆動ギア300を介してトナー収容容器Tの駆動伝達部206に伝達される回転駆動力により、駆動伝達部206及び駆動伝達部206に連結された収容部207が回転する。
収容部207は、内部に向かって凸部205が形成される。凸部205は、収容部207の外周を螺旋状に形成される。凸部205は、収容部207の回転に応じて収容部207内部のトナーを排出部212側へ搬送する。
収容部207は、内部に向かって凸部205が形成される。凸部205は、収容部207の外周を螺旋状に形成される。凸部205は、収容部207の回転に応じて収容部207内部のトナーを排出部212側へ搬送する。
キャップ部222は、上記の通り装着部310によって回転が規制されており、装着時に駆動伝達部206が回転しても回転しない。排出口211、ポンプ部210、往復動部材213も、キャップ部222と同様に、回転しないように規制されている。そのために駆動伝達部206が回転しても、排出口211、ポンプ部210、往復動部材213は回転しない。
キャップ部222の内側には、回転規制溝が形成されている。回転規制溝は、駆動伝達部206が回転する際に往復動部材213が回転することを規制する。そのために往復動部材213は回転規制溝に係合される。往復動部材213は、ポンプ部210に接続され、不図示の爪部が駆動伝達部206のカム溝214に係合する。駆動伝達部206が回転することで、往復動部材213は、回転することを規制された状態でカム溝214に沿って移動する。これにより往復動部材213は、矢印X方向(トナー収容容器Tの長手方向)に往復動する。
往復動部材213は、ポンプ部210に連結される。往復動部材213が往復動することで、ポンプ部210は伸長と圧縮とを繰り返す。すなわち、往復動部材213が矢印X方向に移動することで、ポンプ部210が伸長する。ポンプ部210が伸長することでトナー収容容器T内の内圧が低下し、排出口211から空気が吸い込まれて、排出部212内のトナーがほぐされる。往復動部材213が矢印X方向と逆方向に移動することで、ポンプ部210が圧縮する。ポンプ部210が圧縮することでトナー収容容器T内の内圧が上昇し、排出口211に堆積したトナーが排出口211から現像器100に供給される。つまり、駆動モータ604は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tを回転させることでポンプ部210を伸縮させる駆動源として機能する。
キャップ部222には、トナー収容容器Tに関する情報(補給情報)を保存した上記のメモリ223が貼り付けられる。CPU701は、補給情報管理部224によりメモリ223からトナー収容容器Tの補給情報を読み取る。補給情報はトナー収容容器Tの識別情報を含む。例えば、CPU701は、メモリ223に保存された識別情報に基づいてトナー収容容器Tの識別処理を行う。
CPU701は、メモリ223から取得したトナー収容容器Tの識別情報を、RAM703及び不揮発性メモリ708に記憶させる。そのためにCPU701は、最新の識別情報をRAM703及び不揮発性メモリ708により参照することができる。RAM703及び不揮発性メモリ708に記憶された識別情報は、後述するトナー収容容器の交換検知において、トナー収容容器Tが交換されたか否かの判断に用いられる。さらに、補給情報にはトナー収容容器Tの回転回数の値が含まれる。CPU701は、トナー収容容器Tが所定数回転、例えば1/2回転する度に、補給情報管理部224により、メモリ223に記憶されたトナー収容容器Tの回転回数の情報を更新する。
キャップ部222は、排出口211を封止するシール部材222bを備える。シール部材222bにより排出口211が封止されることで、トナー収容容器T内のトナーが排出口211から漏れ出すことを防止できる。シール部材222bは、トナー収容容器Tが装着部310に装着される際に除去される。シール部材222bが除去されることで、トナー収容容器Tの排出口211が開放される。
図5(b)はトナー収容容器Tのポンプ部210が最大限伸長された状態を表す。図5(c)はトナー収容容器Tのポンプ部210が最大限圧縮された状態を表す。ポンプ部210は、伸縮動作に伴って容積が可変する樹脂製の蛇腹状のポンプである。即ち、ポンプ部210は、「山折り」部と「谷折り」部とがトナー収容容器Tの長手方向に沿って交互に繰り返し並んで構成される。
本実施形態では、トナー収容容器Tが1回転する間にトナーの補給動作が2回行われる。1回の補給動作は、ポンプ部210が、最大圧縮された状態から始まり、伸張、圧縮を行い再度最大圧縮された状態で終了する。そのためにカム溝214は、2つのピーク部と2つの谷領域とが、谷→ピーク→谷→ピークの順に形成されている。往復動部材213が係合するカム溝214の位置が谷からピークへ変化する間に、ポンプ部210が最大限伸長する。往復動部材213が係合するカム溝214の位置がピークから谷へ変化する間に、ポンプ部210が最大限圧縮する。往復動部材213が係合しているカム溝214の位置が谷である場合、ポンプ部210は最大限圧縮した状態を維持する。
(回転検知センサ)
図6は、回転検知センサ203の説明図である。上記の通り、回転検知センサ203は、発光部と、発光部から照射された光を受光する受光部と、を有する光学センサである。回転検知センサ203は、フラグ204により受光部の受光状態が変化することでトナー収容容器Tの回転を検知する。フラグ204は回転軸204aを中心に揺動する屈曲部材である。
図6は、回転検知センサ203の説明図である。上記の通り、回転検知センサ203は、発光部と、発光部から照射された光を受光する受光部と、を有する光学センサである。回転検知センサ203は、フラグ204により受光部の受光状態が変化することでトナー収容容器Tの回転を検知する。フラグ204は回転軸204aを中心に揺動する屈曲部材である。
フラグ204は、屈曲部分が自重によってトナー収容容器Tの被検知部221に接触する。フラグ204の屈曲部分が被検知部221に接触している状態では、フラグ204の先端部である自由端は回転検知センサ203に接触しない。この状態では、回転検知センサ203の発光部からの光が遮蔽されず受光部に受光される。フラグ204は、駆動伝達部206の凸部220に接触すると、押し上げられて自由端が回転検知センサ203に接触する。この状態では、回転検知センサ203の発光部からの光が遮蔽されて受光部に受光されない。
このように回転検知センサ203は、フラグ204が凸部220に接触しているか否かを検知することができる。回転検知センサ203は、フラグ204と凸部220との接触を検知することで、トナー収容容器Tの回転位置(回転角度)を検知することができる。つまり回転検知センサ203は、トナー収容容器Tの凸部220がフラグ204に接触する回転位置を検知することができる。
このように回転検知センサ203は、フラグ204が凸部220に接触しているか否かを検知することができる。回転検知センサ203は、フラグ204と凸部220との接触を検知することで、トナー収容容器Tの回転位置(回転角度)を検知することができる。つまり回転検知センサ203は、トナー収容容器Tの凸部220がフラグ204に接触する回転位置を検知することができる。
図6(a)は、フラグ204が被検知部221に当接している状態を表す。被検知部221は、駆動伝達部206の凸部220が形成された領域と重り、且つ駆動伝達部206の回転方向において凸部220とは異なる領域である。この場合、フラグ204が回転検知センサ203の発光部の光を遮蔽しない。そのために受光部は発光部から発せられた光を受光する。受光部の受光光量は閾値以上となる。センサ出力検知部705は、受光部の受光光量が閾値以上であるためにローレベルの信号を出力する。つまり、センサ出力検知部705は、フラグ204が被検知部221に接触している間、ローレベルの信号をCPU701に送信する。
図6(b)は、フラグ204が凸部220に当接している状態を表す。この場合、フラグ204が回転検知センサ203の発光部の光を遮蔽する。そのために受光部は発光部から発せられた光を受光しない。受光部の受光光量は閾値未満となる。センサ出力検知部705は、受光部の受光光量が閾値未満であるためにハイレベルの信号を出力する。つまり、センサ出力検知部705は、フラグ204が凸部220に接触している間、ハイレベルの信号をCPU701に送信する。
CPU701は、センサ出力検知部705から取得する信号のレベルにより、凸部220の位置を検知する。これによりCPU701は、トナー収容容器Tの回転位相を検知することができる。センサ出力検知部705から出力される信号がハイレベルからローレベルへ変化した後に、トナー収容容器Tのポンプ部210は伸長を開始する。センサ出力検知部705から出力される信号がローレベルを維持している間、ポンプ部210は最大限伸長された状態を経て圧縮し始める。センサ出力検知部705から出力される信号がローレベルからハイレベルへ変化する前に、ポンプ部210は最大限圧縮された状態へ移行する。つまり、フラグ204が被検知部221に当接している間にポンプ部210は圧縮してトナーを現像器100へ供給する。
(トナー収容容器の交換検知)
トナー収容容器Tが所定の回転角度で装着部310に装着されると、フラグ204が凸部220に押し上げられる状態となる。つまり、ユーザがトナー収容容器Tを所定の回転角度で装着部310に装着した場合、回転検知センサ203が出力する信号はローレベルからハイレベルへ変化する。そのため、CPU701は、回転検知センサ203の出力に基づいて、画像形成装置200の装着部310にトナー収容容器Tが所定の回転角度で装着されたか否かを判定することができる。
トナー収容容器Tが所定の回転角度で装着部310に装着されると、フラグ204が凸部220に押し上げられる状態となる。つまり、ユーザがトナー収容容器Tを所定の回転角度で装着部310に装着した場合、回転検知センサ203が出力する信号はローレベルからハイレベルへ変化する。そのため、CPU701は、回転検知センサ203の出力に基づいて、画像形成装置200の装着部310にトナー収容容器Tが所定の回転角度で装着されたか否かを判定することができる。
図7は、トナー収容容器Tを交換する際の扉開閉スイッチ27及び回転検知センサ203の各出力信号の出力タイミングの説明図である。図7(a)、7(b)において、トナー補給動作を実行していない場合、トナー収容容器Tはホームポジション(HP)で停止している。ホームポジションでは、フラグ204がトナー収容容器Tの凸部220によって押し上げられる。そのためにセンサ出力検知部705の出力信号はハイレベルとなる。扉26が開放されていなければ、扉開閉スイッチ27の出力信号である開閉検知信号はローレベルである。
トナー収容容器Tを交換する場合について、図7(a)により説明する。ユーザは扉26を開放する。扉26が開状態になることで、扉開閉スイッチ27の開閉検知信号がハイレベルになる。ユーザがトナー収容容器Tを装着部310から取り出すことで、センサ出力検知部705の出力信号はハイレベルからローレベルに変化する。これは、トナー収容容器Tが取り外されることで、フラグ204の自由端が自重によって発光部と受光部との間の位置から退避するためである。フラグ204の自由端が発光部と受光部との間の位置から退避することで、回転検知センサ203の発光部の光が遮られなくなり、センサ出力検知部705の出力信号がローレベルになる。
その後、ユーザが装着部310に新たなトナー収容容器Tを所定の回転角度で装着した場合、センサ出力検知部705の出力信号はハイレベルになる。ユーザが扉26を閉じることで、扉開閉スイッチ27の開閉検知信号はローレベルになる。
その後、ユーザが装着部310に新たなトナー収容容器Tを所定の回転角度で装着した場合、センサ出力検知部705の出力信号はハイレベルになる。ユーザが扉26を閉じることで、扉開閉スイッチ27の開閉検知信号はローレベルになる。
このようなトナー収容容器Tの交換処理により、扉開閉スイッチ27の開閉検知信号がハイレベルの間(扉26が開状態)、センサ出力検知部705の出力信号がハイレベルからローレベルに変化する。また、扉開閉スイッチ27の開閉検知信号がハイレベルの間(扉26が開状態)、センサ出力検知部705の出力信号がローレベルからハイレベルに変化する。扉開閉スイッチ27の開閉検知信号がハイレベルの間に、センサ出力検知部705の出力信号がハイレベル→ローレベル→ハイレベルに変化することで、CPU701は、トナー収容容器Tが一旦抜き取られた後に装着されたと判定することができる。
しかし、図7(b)に示すように、センサ出力検知部705の出力信号がローレベルの状態で扉26が閉じられる可能性がある。これは、例えばトナー収容容器Tが装着部310に装着されないまま扉26が閉じられた場合である。また、トナー収容容器Tが装着部310に正しく装着されていない(所定の回転角度で装着されない)場合も同様な出力信号となる。そのためにCPU701は、扉開閉スイッチ27及び回転検知センサ203の出力信号が図7(b)に示すような波形の場合、トナー収容容器Tが装着部310に装着されているか否かを判定できない。
本実施形態の画像形成装置200は、扉開閉スイッチ27及び回転検知センサ203が図7(b)に示すような出力信号を出力した場合、トナー収容容器Tの有無を検知するために、駆動モータ604によってトナー収容容器Tを回転させる。トナー収容容器Tが装着部310に装着されていれば、回転により、トナー収容容器Tの凸部220が回転検知センサ203で検知される。つまり、CPU701は駆動モータ604にトナー収容容器Tを回転させる。CPU701は、回転検知センサ203の出力信号がローレベルからハイレベルに変化した場合、トナー収容容器Tが装着部310に装着されていると判定することができる。
画像形成装置200の電源オフ中にユーザがトナー収容容器Tの交換を行う可能性がある。トナー収容容器Tの交換の判定は、画像形成装置200の電源がオンされた際に、トナー収容容器Tの識別情報と、不揮発性メモリ708に記憶されたトナー収容容器Tの識別情報とを照合することで行われる。即ち、画像形成装置200の電源がオンされた際に、CPU701は、補給情報管理部224によってメモリ223からトナー収容容器Tの補給情報を読み取ることで、該トナー収容容器Tの識別情報を取得する。また、CPU701は、電源オフ前の電源オン中に不揮発性メモリ708に記憶したトナー収容容器Tの識別情報を取得する。CPU0701は、これら2つの識別情報を照合し、両者が異なっている場合に、電源オフ中にトナー収容容器Tが交換されたと判定することができる。
(画面表示)
図8は、操作部706のディスプレイ707に表示される画面の例示図である。
図8(a)は、画像形成装置200の電源オン中にトナー収容容器Tにトナーが所定量以上残っている状態で、トナー収容容器Tが別のトナー収容容器T’に交換された際にディスプレイ707に表示される警告画面を例示する。トナー収容容器Tにトナーが所定量以上残っている状態で行われる交換を「途中交換」と称する。
図8は、操作部706のディスプレイ707に表示される画面の例示図である。
図8(a)は、画像形成装置200の電源オン中にトナー収容容器Tにトナーが所定量以上残っている状態で、トナー収容容器Tが別のトナー収容容器T’に交換された際にディスプレイ707に表示される警告画面を例示する。トナー収容容器Tにトナーが所定量以上残っている状態で行われる交換を「途中交換」と称する。
図8(a)の警告画面は、途中交換されたトナー収容容器Tの色に関する情報(ここではイエロー)を含む。また、この警告画面は、装着部310に装着された別のトナー収容容器T’を前回取り出したトナー収容容器Tに戻すようにユーザに促すためのメッセージを含む。画像形成装置200は、このような警告画面により、交換されたトナー収容容器Tにトナーが所定量以上残っていることをユーザに報知できる。また、この場合、CPU701は画像形成動作を保留する。「画像形成動作を保留する」とは、画像形成装置200が画像形成(印刷)を行わずに印刷ジョブを保存することを意味する。
CPU701は、電源オン中にトナー収容容器が装着部310に装着された際に、トナー収容容器Tのメモリ223から識別情報を取得し、この識別情報をRAM703に記憶させておく。CPU701は、電源オン中にトナー収容容器が交換されると、該トナー収容容器から新たに識別情報を取得する。CPU701は、新たに取得した識別情報と、RAM703に記憶した識別情報とを比較する。交換前のトナー収容容器にトナーが残っている場合、比較した識別情報が異なれば、CPU701はトナー収容容器が途中交換されたと判定する。比較した識別情報が同じであれば、CPU701は交換前のトナー収容容器が再度装着されたと判定する。
図8(b)は、画像形成装置200が電源オフ状態から電源オンした際に、以下の2つの条件がともに成立するときにディスプレイ707に表示される警告画面を例示する。
1)補給情報管理部224がメモリ223から取得した交換後のトナー収容容器T’の識別情報と、不揮発性メモリ708に記憶された交換前のトナー収容容器Tの識別情報とが異なる。
2)不揮発性メモリ708に記憶されている交換前のトナー収容容器Tのトナーが所定量以上残っている(途中交換である)。
図8(b)の警告画面は、装着部310に装着された別のトナー収容容器T’を、交換前のトナー収容容器Tに再度交換するようにユーザに促すためのメッセージを含む。この警告画面は、白黒印刷モードの実行が可能であることをユーザに報知するメッセージを含む。
1)補給情報管理部224がメモリ223から取得した交換後のトナー収容容器T’の識別情報と、不揮発性メモリ708に記憶された交換前のトナー収容容器Tの識別情報とが異なる。
2)不揮発性メモリ708に記憶されている交換前のトナー収容容器Tのトナーが所定量以上残っている(途中交換である)。
図8(b)の警告画面は、装着部310に装着された別のトナー収容容器T’を、交換前のトナー収容容器Tに再度交換するようにユーザに促すためのメッセージを含む。この警告画面は、白黒印刷モードの実行が可能であることをユーザに報知するメッセージを含む。
本実施形態では、イエローのトナーを収容するトナー収容容器が途中交換されて図8(b)の警告画面が表示されたものとして説明する。この場合、イエローのトナーを使用するカラー印刷モードの印刷ジョブの実行が保留される。ブラックのトナー収容容器Tdは途中交換されていないため、画像形成装置200は、白黒印刷モードの印刷ジョブを実行可能である。
図8(b)の警告画面でOKボタンが押下された場合、CPU701は、ディスプレイ707の表示を図8(c)の印刷ジョブの案内画面に変更する。図8(c)の案内画面は、白黒印刷モードの印刷ジョブが実行(白黒コピー)可能なこと、及びカラー印刷モードの印刷ジョブが実行できないことを示す。この案内画面は、白黒印刷モードの印刷設定を行うためのボタンが表示される。案内画面の下部には、トナーが所定量以上残っている交換前のイエローのトナー収容容器Taを再度装着することで、カラー印刷モードの印刷ジョブが実行ができる旨も表示される。
(トナー収容容器の交換確認処理)
図9は、電源オン中の画像形成装置200におけるトナー収容容器Tの交換確認処理を表すフローチャートである。CPU701は、画像形成装置200の電源がオンされた後、補給情報管理部224により、装着部310に装着されているトナー収容容器Tの補給情報を取得する。補給情報は、例えば、トナー収容容器Tに収容されたトナーの色、トナー収容容器Tの識別情報、トナー収容容器Tの補給履歴を含む。CPU701は補給情報をRAM703に記憶する。
図9は、電源オン中の画像形成装置200におけるトナー収容容器Tの交換確認処理を表すフローチャートである。CPU701は、画像形成装置200の電源がオンされた後、補給情報管理部224により、装着部310に装着されているトナー収容容器Tの補給情報を取得する。補給情報は、例えば、トナー収容容器Tに収容されたトナーの色、トナー収容容器Tの識別情報、トナー収容容器Tの補給履歴を含む。CPU701は補給情報をRAM703に記憶する。
トナー収容容器T内のトナー量が所定量以上で、且つ扉開閉スイッチ27の開閉検知信号がローレベル(扉閉状態)からハイレベル(扉開状態)に変化した場合に、CPU701はこの処理を開始する。CPU701は、例えば、トナー収容容器T内のトナー量が所定量以上であるか否かをトナー収容容器Tの回転回数に基づいて判定する。即ち、CPU701はトナー収容容器Tの回転回数が所定回数未満であれば、トナー収容容器T内のトナー量が所定量以上であると判定する。本実施形態のトナー収容容器Tは、1回の補給動作によりトナー収容容器Tから排出されるトナー量が一定である。そのためにCPU701は、トナー収容容器Tの回転回数に基づいてトナー収容容器T内のトナー残量を判定することができる。
CPU701は、装着部310に装着されたトナー収容容器Tが交換条件を満たしているか否かを判定する。例えば、CPU701は、トナー収容容器Tの回転回数が所定回数以上であれば、トナー収容容器Tのトナー量が所定量未満であり、交換条件が満たされていると判定する。CPU701は、トナー収容容器Tの回転回数が所定回数未満であれば、トナー収容容器Tのトナー量が所定量以上であり、交換条件が満たされていないと判定する。CPU701は、トナー収容容器Tが交換条件を満たしているか否かの判定結果をRAM703に記憶する。CPU701は、画像形成装置200が電源オフにされる際に、RAM703に記憶された情報を不揮発性メモリ708に保存する。
CPU701は、画像形成装置200の電源オン中に交換されたトナー収容容器T’のメモリ223から識別情報を取得する(S100)。CPU701は、交換されたトナー収容容器T’のメモリ223から取得した識別情報と、交換前のトナー収容容器Tの識別情報とが一致しているか否かを判定する(S101)。一致する場合(S101:Y)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可し、印刷ジョブの待機状態となって処理を終了する(S102)。これは、例えば一旦取り外されたトナー収容容器Tが再度装着された場合である。
一致しない場合(S101:N)、CPU701は、交換前のトナー収容容器Tが交換条件を満たしていたか否かを判定する(S103)。交換条件を満たしていた場合(S103:Y)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可し、印刷ジョブの待機状態となって処理を終了する(S102)。これは、例えば、トナー収容容器からトナーが無くなり、別のトナー収容容器への交換が正常に行われた場合である。
交換条件を満たしていない場合(S103:N)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を保留する(S104)。これは、例えばトナー収容容器が途中交換された場合である。CPU701は、ディスプレイ707に図8(a)に例示する警告画面を表示する(S105)。この警告画面は、ユーザが、途中交換されたトナー収容容器Tを再度装着するまで表示される。ユーザが警告画面に従って途中交換される前に装着されていたトナー収容容器を再度装着することで、印刷ジョブの実行の保留が解除される。
図10は、電源オフから電源オンになったときの画像形成装置200におけるトナー収容容器Tの交換確認処理を表すフローチャートである。
CPU701は、画像形成装置の電源がオンになったときに、各トナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdのメモリ223から識別情報を取得する(S200)。CPU701は、取得した各トナー収容容器の識別情報Ta、Tb、Tc、Tdと、不揮発性メモリ708に記憶されている各トナー収容容器の識別情報と、が一致しているか否かを判定する(S201)。不揮発性メモリ708に記憶されている各トナー収容容器の識別情報は、画像形成装置200の前回の電源オン中に保存された情報である。
CPU701は、画像形成装置の電源がオンになったときに、各トナー収容容器Ta、Tb、Tc、Tdのメモリ223から識別情報を取得する(S200)。CPU701は、取得した各トナー収容容器の識別情報Ta、Tb、Tc、Tdと、不揮発性メモリ708に記憶されている各トナー収容容器の識別情報と、が一致しているか否かを判定する(S201)。不揮発性メモリ708に記憶されている各トナー収容容器の識別情報は、画像形成装置200の前回の電源オン中に保存された情報である。
一致する場合(S201:Y)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可し、印刷ジョブの待機状態となって処理を終了する(S202)。これは、例えば画像形成装置200の電源オフ中にトナー収容容器が交換されていない場合である。
一致しない場合(S201:N)、CPU701は、交換前のトナー収容容器が交換条件を満たしていたか否かを判定する(S203)。これは、例えば識別情報の一致していないトナー収容容器が画像形成装置200の電源オフ中に交換された場合である。
交換条件を満たしていた場合(S203:Y)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可し、印刷ジョブの待機状態となって処理を終了する(S202)。これは、例えばトナー収容容器からトナーが無くなり、別のトナー収容容器への交換が正常に行われた場合である。
一致しない場合(S201:N)、CPU701は、交換前のトナー収容容器が交換条件を満たしていたか否かを判定する(S203)。これは、例えば識別情報の一致していないトナー収容容器が画像形成装置200の電源オフ中に交換された場合である。
交換条件を満たしていた場合(S203:Y)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可し、印刷ジョブの待機状態となって処理を終了する(S202)。これは、例えばトナー収容容器からトナーが無くなり、別のトナー収容容器への交換が正常に行われた場合である。
交換条件を満たしていないトナー収容容器がある場合(S203:N)、CPU701は、画像形成装置200の電源オフ中にトナー収容容器が途中交換されたと判断する。CPU701は、途中交換されたトナー収容容器の色にブラックが含まれるか否かを判定する(S204)。ブラックのトナー収容容器Tdが途中交換された場合(S204:Y)、CPU701は、白黒印刷モード及びカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を保留する(S205)。CPU701は、ディスプレイ707に図8(a)に例示する警告画面を表示する(S206)。この警告画面は、ユーザが、途中交換されたトナー収容容器が再度装着されるまで表示される。ユーザが警告画面に従って途中交換される前に装着されていたトナー収容容器を再度装着することで、印刷ジョブの実行の保留が解除される。
ブラックのトナー収容容器Tdが途中交換されていない場合(S204:N)、CPU701は、白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可し、ブラックトナーを使用しないカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を保留する(S207)。画像形成装置200の電源オフ中にトナー収容容器が途中交換された場合、途中交換したユーザが画像形成装置200から離れており、電源オンしたユーザが別ユーザである可能性がある。その場合、途中交換される前に装着されていたトナー収容容器をすぐに戻すことが困難である。そのためにCPU701は、実行可能な印刷モードである、白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可する。
CPU701は、ディスプレイ707に図8(b)の警告画面を表示する(S208)。この警告画面には、途中交換された有彩色のトナーを収容するトナー収容容器を再度装着するように促す表示、及び白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行が可能であることを報知する表示が含まれる。CPU701は警告画面のOKボタンが押下されたか否かを判定する(S209)。OKボタンが押下された場合(S209:Y)、CPU701は、ディスプレイ707に図8(c)の案内画面を表示して処理を終了する(S210)。
この時点で画像形成装置200は、白黒印刷モードによる印刷ジョブを待機する状態である。案内画面は、ユーザに対して、白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行が可能であり、カラー印刷モードによる印刷ジョブの実行ができないことを案内する。また案内画面は、途中交換されたトナー収容容器が再度装着されることでカラーコピーが許可されることを案内する。
この時点で画像形成装置200は、白黒印刷モードによる印刷ジョブを待機する状態である。案内画面は、ユーザに対して、白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行が可能であり、カラー印刷モードによる印刷ジョブの実行ができないことを案内する。また案内画面は、途中交換されたトナー収容容器が再度装着されることでカラーコピーが許可されることを案内する。
画像形成装置200は、ユーザが案内画面から白黒印刷モードの印刷ジョブの実行を指示すると、白黒印刷モードによる印刷動作を行った後に案内画面を再度表示する。ユーザが途中交換されたカラーボトルを再度装着することで、CPU701は、案内画面の表示を消去し、保留されていたカラー印刷モードによる印刷ジョブの実行を可能とする。
なお、画像形成装置200は、例えば、ディスプレイ707の代わりに、画像形成装置200に接続された外部装置のモニタに警告画面を表示してもよい。トナー収容容器の交換条件の判定は、トナー収容容器の回転回数に基づいて行われるが、これに限定されない。例えばCPU701は、トナー収容容器Tを回転させても現像器100内のトナー量が所定量以上とならない場合、トナー収容容器T内のトナー残量が所定量未満であると判断し、交換条件が満たされたと判定してもよい。トナー収容容器T内のトナー残量は、例えば、センサによりトナー収容容器内のトナー残量を検知する手法、トナー収容容器交換後に実行された印刷枚数からトナー残量を算出する手法などにより測定できる。
本実施形態では、画像形成装置200の電源オン中に有彩色のトナーを収容するトナー収容容器が途中交換されたことを検知した場合、全ての画像形成を保留する構成としている。また、画像形成装置200は、電源オフ中に交換されたトナー収容容器を電源がオンになると検知する。この場合、交換されたトナー収容容器が有彩色のトナーを収容するものであれば、画像形成装置200は、白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可する。なお画像形成装置200は、電源のオン、オフにかかわらず、有彩色のトナー収容容器が途中交換されたことを検知した場合、白黒印刷モードによる印刷ジョブの実行を許可してもよい。さらに、画像形成装置200は、途中交換されたトナー収容容器がある場合、白黒印刷モードに限らず、途中交換されていないトナー収容容器を用いた印刷の実行を許可する構成であってもよい。
以上のような本実施形態の画像形成装置200は、トナー収容容器が途中交換された場合であっても、交換されていないトナー収容容器のトナーを用いた画像形成を行うことができる。そのために、トナー収容容器の交換に伴う印刷ジョブの保留状態がユーザに及ぼす影響を低減することができる。
Claims (9)
- 感光体及び現像剤により前記感光体に画像を形成する現像手段を有して、それぞれ異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段と、
前記現像剤を、対応する色の前記現像手段に補給する複数の収容容器と、
前記収容容器が着脱される装着部と、
前記収容容器の交換条件が満たされているかを判定する第1の判定手段と、
前記収容容器の交換を判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段により前記収容容器が交換されたと判定され、且つ前記第1の判定手段により交換された収容容器の交換条件が満たされていないと判定された場合、交換された収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を保留し、交換されていない収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を許可する制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記第1の判定手段による判定結果を記憶する記憶手段をさらに備えており、
前記第2の判定手段は、前記収容容器が電源オフのときに交換された場合に、次に電源がオンになったときに前記収容容器の交換を判定し、
前記制御手段は、前記次に電源がオンになったときに前記第2の判定手段により前記収容容器が交換されたと判定され、且つ前記記憶手段に記憶される判定結果が交換された収容容器の交換条件が満たされていることを表す場合、交換された収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を保留し、交換されていない収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を許可することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、交換された収容容器が収容する現像剤が所定の色であればすべての色による画像形成動作の実行を保留し、交換された収容容器が収容する現像剤が所定の色でなければ該所定の色による画像形成動作の実行を許可することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、交換された収容容器が収容する現像剤がブラックであればすべての色による画像形成動作の実行を保留し、ブラックでなければブラックによる画像形成動作の実行を許可することを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、電源オン中に前記第2の判定手段が前記収容容器が交換されたと判定し、且つ前記第1の判定手段が交換された収容容器の交換条件が満たされていないと判定した場合、すべての色による画像形成動作の実行を保留することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。 - 前記装着部に装着された前記収容容器から該収容容器の識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した識別情報を保存する保存手段と、をさらに備えており、
前記第2の判定手段は、前記保存手段に保存した識別情報と新たに前記取得手段で取得した識別情報とを比較することで、前記収容容器の交換を判定することを特徴とする、
請求項1〜5のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記収容容器は、前記識別情報を記憶するメモリが貼り付けられることを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。 - 前記第1の判定手段は、前記収容容器が収容する前記現像剤の残量により前記交換条件が満たされているかを判定することを特徴とする、
請求項1〜7のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 感光体及び現像剤により前記感光体に画像を形成する現像手段を有して、それぞれ異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段と、
前記現像剤を、対応する色の前記現像手段に補給する複数の収容容器と、
前記収容容器が着脱される装着部と、を備える装置により実行される方法であって、
前記収容容器の交換条件が満たされているかを判定し、
前記収容容器の交換を判定し、
前記収容容器が交換され且つ交換された収容容器の交換条件が満たされていない場合に、交換された収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を保留し、交換されていない収容容器が収容する現像剤の色による画像形成動作の実行を許可することを特徴とする、
収容容器の交換確認方法。
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